2019年09月23日

Pete & Sheila Escovedo『Solo Two/Happy Together』

ラテン・パーカッショニスト父娘の共演作2in1CD☆Pete & Sheila Escovedo『Solo Two/Happy Together』
Solo Two/Happy Together
発表年:1977/1978年
ez的ジャンル:親子ラテン・フュージョン
気分は... :エディトリアルな自由!

チカーノ系パーカッション奏者の大御所Pete Escovedoと娘Sheila Escovedo(Sheila E.)の父娘共演アルバム『Solo Two』(1977年)、『Happy Together』(1978年)の2in1CDです。

Pete Escovedoについては、当ブログでは『Mister E』(1988年)を紹介済みです。

Sheila Escovedoについては、どうしてもPrinceファミリーのセクシーなSheila E.のイメージが強いですが、父にPete Escovedo、叔父にCoke Escovedoをもつ偉大なラテン・パーカッショニスト一家の正当な後継者という点を忘れてはいけませんね。

その意味で、Princeファミリー加入前に、父Pete Escovedoと共演した2枚のアルバムを聴けば、彼女の原点がよく分かると思います。

『Solo Two』(1977年)は、ラテン・パーカッションの父娘らしいインスト中心のラテン・フュージョン作品に仕上がっています。

プロデュースはBilly Cobham

レコーディング・メンバーはPete Escovedo(congas、timbales、vo)、Sheila Escovedo(congas、timbales、vo)、Bill Summers(per、congas、bongos)、Mark Soskin(el-p、p、syn、key)、Ray Obiedo(g)、Abraham Laboriel(b)、Abraham Laboriel(b)、Willie Colon(back vo、bongos)、Al Bent(tb)、Julian Priester(tb)、Tom Harrell(tp)、Roger Glenn(vibe、fl、back vo)、Alvin Batiste(clarinet)等

一方、『Happy Together』(1978年)は、ヴォーカル曲が多く、メロウなラテン・フィーリングを楽しめます。

プロデュースは『Solo Two』と同じくBilly Cobham

レコーディング・メンバーはPete Escovedo(congas、timbales、vo)、Sheila E.(congas、ds、vo)、Billy Cobham(ds)、Mark Soskin(key)、Tom Coster(syn)、Ray Obiedo(g)、Randy Jackson(b)、Eddie Henderson(flh)、Mel Martin(woodwind)等

『Solo Two』であれば、Milton Nascimento作品のカヴァー「Vera Cruz」、テンションの高い「Azteca Mozambique」、哀愁メロウな「Linda Chicana」がおススメです。

『Happy Together』であれば、「Bolinas」「Bridges (Travessia)」Milton Nascimento作品のカヴァー)、「Hello Like Before」Bill Withersのカヴァー)、「Happy Together」といったメロウ・チューンやディスコ調の「Ain't That The Truth」がおススメです。

2枚セットになるとバランスの良い、お得な2in1だと思います。

全曲紹介しときやす。

『Solo Two』(1977年)

「Bittersweet」
Mark Soskin作。ジャズ・ファンク×ラテン・フュージョンなオープニング。次第にテンション上がっていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=E58XyJSDueg

「Vera Cruz」
Milton Nascimento作品のカヴァー。オリジナルは『Courage』(1969年)に収録されています。当ブログではFlora Purimのカヴァーも紹介済みです。ここではラテン/ブラジリアン・フレイヴァーのメロウ・ダンサーで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zffpvwnweDc

「Solo Tu」
Al Bent作。ラテン・パーカッション奏者の父娘らしいパーカッシヴな演奏を楽しめるラテン・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=MrT5Z-n9WoY

「Azteca Mozambique」
Al Bent/Mark Soskin/Pete Escovedo作。トライバルなラテン・パーカッションが炸裂する序盤から、中盤以降はラテン・フュージョンなエッセンスも加わり、テンションの高い演奏が繰り広げられます。
https://www.youtube.com/watch?v=VC5DY19rZ6s

「Fantasy Junction」
Billy Cobham作。突き抜けた感じが心地好い、軽快なラテン・フュージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=_hZ6Yc-PjnU

「Linda Chicana」
Mark Levine作。哀愁メロウなラテン・ジャズ。僕好みの演奏です。Roger Glennのヴァイヴがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=4sS-jDgCQLc

ここまでが『Solo Two』の6曲。

『Happy Together』(1978年)

「Ain't That The Truth」
Mark Soskin作。ラテン・ディスコ・ファンクといった趣のオープニング。ディスコへのアプローチが嫌味っぽくないのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yaB8nY0UFVs

「Harockamole」
Billy Cobham作。西海岸らしい雰囲気のラテン・フュージョン。父娘ラテン・パーカッションを存分に楽しめます。

「Bolinas」
Billy Cobham/Mark Soskin作。コレを本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?口笛とカウベルに先導され、スウィートなヴォーカルも聴けるピースフル・メロウ・グルーヴ。僕も一番のお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=VsxCq4GplTU

「Bridges (Travessia)」
Milton Nascimentoの名曲カヴァー(Milton Nascimento/Fernando Brant/Gene Lees作)。Peteが素敵なヴォーカルを聴かせてくれる感動メロウ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=3TkgNF8UADQ

本曲に関して、当ブログではElis ReginaFlora PurimChristiane LegrandAstrud GilbertoFred Johnsonのカヴァーを紹介済みです

「Burrito Bandito」
Billy Cobham作。パーカッション・ブレイクもキマっているラテン・ジャズ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=9XIH7TMuoME

「Hello Like Before」
Bill Withersのカヴァー(Bill Withers/John Collins作)。オリジナルは『Making Music』(1975年)に収録されています。当ブログではJose Jamesのカヴァーも紹介済みです。ここでもPeteがスウィートなヴォーカルを披露してくれます。オトナのメロウ・バラードは悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=lYxBtYhDdTw

「Happy Together」
Bill Courtial/Errol Knowles作。Courtial With Errol Knowlesでお馴染みのコンビによるソングライティングです。ヴォーカル入りのアーバン・メロウに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=HaJ3J0t7V4U

「Cueros」
Pete Escovedo/Sheila Escovedo作。ライヴ仕立てのラテン・ジャズなインストで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Gut_Th4IHYE

Pete Escovedoの他作品もチェックを!

『Yesterday's Memories: Tomorrow's Dreams』(1985年)
Yesterday's Memories - Tomorrow's Dreams

『Mister E』(1988年)
Mister E

『Flying South』(1995年)
Flying South

『E Street』(1997年)
E Street

『E Musica』(2000年)
E Music

The E Family『 Now & Forever』(2011年)
Now & Forever
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2019年09月22日

Dego『Too Much』

円熟味を増したDegoワールド☆Dego『Too Much』
トゥー・マッチ
発表年:2019年
ez的ジャンル:ロンドン最新ブラック・ミュージック
気分は... :却来の名人芸!

新作アルバムから長年ロンドンのクラブ・ミュージック/ブラック・ミュージックを牽引するDegoの最新作『Too Much』です。

4Heroでの活動を皮切りに、ロンドンの音楽シーンにインパクトを与えてきたDego(本名:Dennis McFarlane)に関して、当ブログで紹介したDego名義作品は以下の3枚。

 『A Wha' Him Deh Pon?』(2011年)
 『The More Things Stay The Same』(2015年)
 Dego & Kaidi『A So We Gwarn』(2017年)

また、4Heroや関連プロジェクト/ユニットの以下の作品も紹介済みです。

 4Hero『Parallel Universe』(1994年)
 Tek 9『Simply』(1999年)
 4Hero『Creating Patterns』(2001年)
 Silhouette Brown『Silhouette Brown』(2004年)
 4Hero『Play with the Changes』(2007年)
 2000Black『A Next Set A Rockers』(2008年)

ソロ・アルバムとしては、『The More Things Stay The Same』(2015年)以来4年ぶりとなります。

自身が主宰する2000Blackからのリリースです。

プロデュースはDego自身。

アルバムにはSharlene HectorNadine CharlesSarina LeahLady AlmaといったDego作品でお馴染みの女性シンガーをはじめ、SamiiIvana SantilliObenewa Aboahといったシンガーがフィーチャリングされています。

また、Kaidi TathamMatt LordMr. Mensah(Akwasi Mensah)といったDegoの盟友たちがレコーディングに参加しています。

これまでのDego作品の延長線上にあるアルバムであり、Degoファンならば楽しめる1枚です。

新たな刺激は少ないかもしれませんが、Degoならではのクロスオーヴァー・サウンドに磨きがかかっています。あえて尖らせずにマイルドに聴きやすくしている点に円熟を感じます。

数か月前に能の大成者、世阿弥が用いた「却来(きゃくらい)」という言葉を紹介しましたが、本作は「却来」的アプローチでDegoやウエスト・ロンドン初心者でも楽しめることを心掛けているように感じます。

「却来(きゃくらい)」
元々は禅語の「却来(きゃらい)」。「高い段階に一度到達した後に、あえて低い位に立ち戻る」という意味であり、芸を究めた者が目利きの観客(上級者)しかわからない高位の芸ではなく、あえて目利かずの観客(初心者)でも理解しやすい低位の芸を披露するといったもの。

名人芸に達しつつあるDegoワールドを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「A Strong Move For Truth」
Nadine Charlesをフィーチャー。メロディアスでソフトリーなメロウ・ソウルがオープニング。穏やかな中にもDegoらしい感性が光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=jt-8ar2coK8

「Good Morning」
新進シンガーSamiiをフィーチャー。爽快に疾走するダンサブル・チューン。クールな爽快感が魅力です。

「Remini Dream」
カナダ人白人女性R&BシンガーIvana Santilliをフィーチャー。Degoらしいビートを楽しめるクールなダンサブル・チューン。秋の夜長の儚い夢といった感じでしょうか・・・

「I Don't Wanna Know」
Obenewa Aboahをフィーチャー。Degoならではのジャジー&メロウ。穏やかな中にもDegoらしいスパイスを効かせているのがいいですね。

「Unknown Faults」
Degoらしいビート&シンセをコンパクトに楽しめるインスト。これぞウエスト・ロンドン。

「Life Can Be Unreal」
Sarina Leahをフィーチャー。キャッチーかつ穏やかなフューチャー・ソウル。円熟味を増したDegoワールドを満喫できます。

「Too Much」
タイトル曲はSharlene Hectorをフィーチャー。2分にも満たない曲ですが、淡々とした中にもメロウ&ドリーミーな雰囲気が醸し出されます。

「You Are Virgo」
「Come Of Age」
Dego、Mr. Mensah、Matt Lordが織り成すクールなインストが2曲続きます。さり気なく奥深いDegoワールドを楽しみましょう。

「Just Leave It」
お馴染みのUS女性シンガーLady Almaをフィーチャー。やはり彼女のソウルフル・ヴォーカルにはウエスト・ロンドン・サウンドが似合いますね。華のあるフューチャー・ソウルです。

「Numero 15」
浮遊するシンセ・サウンドとトライバル感のあるビートの組み合わせがグッドなインスト。

「Ogawa Okasan Said Just Play」
日本人には気になるタイトルのインスト。サウンド面でも琴の音色で日本を意識しています。

「A Where Pringle Deh?」
穏やかなドリーミー・サウンドが印象的なインスト。

「My Standards Are (Not) Too High」
本編ラストは約8分半の長尺インスト。カラフルなシンセが織り成すDego流ソウル・グルーヴ

「Forward Walk」
CDボーナス・トラック。すべての演奏をDego一人でこなしている軽やかなインスト。

Dego関連の過去記事もご参照ください。

『A Wha' Him Deh Pon?』(2011年)
A Wha Him Deh Pon ?

『The More Things Stay The Same』(2015年)
The More Things Stay The Same (ザ・モア・シングズ・ステイ・ザ・セイム)

Dego & Kaidi『A So We Gwarn』(2017年)
ソー・ウィー・グワン (SO WE GWARN)

4Hero『Parallel Universe』(1994年)
Parallel Universe

Tek 9『Simply』(1999年)
Simply (+ Bonus Tracks)

4Hero『Creating Patterns』(2001年)
Creating Patterns

Silhouette Brown『Silhouette Brown』(2004年)
シルエット・ブラウン

4Hero『Play with the Changes』(2007年)
Play With the Changes (Dig)

2000Black『A Next Set A Rockers』(2008年)
ア・ネクスト・セット・ア・ロッカーズ
posted by ez at 00:58| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月20日

Lou Donaldson『Lush Life』

ロマンチックなスタンダード集☆Lou Donaldson『Lush Life』
Lush Life
録音年:1967年
ez的ジャンル:ロマンチック・スタンダード・ジャズ
気分は... :ムーディーに・・・

夜中に仕事をしながら、映画『チワワちゃん』を鑑賞中。

岡崎京子さん原作の映画は『ヘルタースケルター』、『リバーズ・エッジ』も際どくエロい面白さがあったけど、コレにもそういう魅力があります。幸せ/不幸の表裏一体、人生の刹那的儚さ・・・好きだなぁ、この路線☆

でも、人生は儚くとも今週はロマンティックな気分で過ごしたい!
火曜からロマンティック・モードが持続しているので今週はこの路線で・・・

ソウル・ジャズ好きから高い支持を得ているジャズ・アルトサックス奏者Lou DonaldsonBlue Noteでレコーディングした『Lush Life』(1967年)です。

これまで当ブログで紹介したLou Donaldson作品は以下の6枚。

 『Alligator Bogaloo』(1967年)
 『Mr. Shing-A-Ling』(1967年)
 『Midnight Creeper』(1968年)
 『Hot Dog』(1969年)
 『Everything I Play Is Funky』(1970年)
 『Pretty Things』(1970年)

本作(1967年)は、ヒット・アルバム『Alligator Bogaloo』の1つ前にレコーディングされた作品ですが、『Alligator Bogaloo』以降のソウル・ジャズ路線とは大きく異なるロマンチックなスタンダード集です。

1967年にレコーディングされ、ジャケやレコード番号も決定していたにも関わらず、長らくお蔵入りになっていた作品ですが、参加メンバーの充実ぶりも手伝い評価の高い1枚です。まぁ、ソウル・ジャズなLou Donaldson期待すると拍子抜けするでしょうが・・・

レコーディング・メンバーはLou Donaldson(as)、Freddie Hubbard(tp)、Garnett Brown(tb)、Jerry Dodgion(as、fl)、Wayne Shorter(ts)、Pepper Adams(bs)、McCoy Tyner(p)、Ron Carter(b)、Al Harewood(ds)。

Duke Pearsonがアレンジを手掛けています。

オーセンティックでムーディーなスタンダード・バラード集です。
立役者は主役Donaldson以上にPearsonかもしれませんが・・・

スタンダード・ジャズを聴きながら、
映画『チワワちゃん』を鑑賞!
今週の僕はこんなモード♪

全曲紹介しときやす。

「Sweet Slumber」
Lucky Millinder/Al J. Neiburg/Henri Woode作。1943年Lucky Millinder & His Orchestraが初レコーディングしたスタンダード。いきなり皆がイメージするDonaldsonとはかけ離れたどムーディーなバラードが演奏されます。Hubbardも、Shorterも、Tynerもひたすらムーディーにプレイします。
https://www.youtube.com/watch?v=SLi7nALkup8

「You've Changed」
Bill Carey/Carl Fischer作。僕の一番のお気に入り。実に雰囲気のあるバラード。主役Donaldsonもいいですが、ここではTynerのリリカルなピアノが聴きどころです。
https://www.youtube.com/watch?v=ydQqYgII5uQ

「The Good Life」
Sacha Distel/Jack Reardon作。有名なポピュラー・ソングのカヴァー(フランス語原題「La Belle Vie」)。当ブログではGary McFarlandAnn Burtonのカヴァーを紹介済みです。お馴染みの名曲をスタンダード然としたエレガントなアレンジで聴かせてくれます。このあたりはDuke Pearsonの手腕が光ります。
https://www.youtube.com/watch?v=6rlqMPlRpjI

「Stardust」
Hoagy Carmichael作の有名スタンダードをカヴァー。当ブログではClifford BrownThe Louis Hayes Groupのカヴァーを紹介済みです。定番スタンダードをエレガントな雰囲気で聴かせてくれます。色気のあるDonaldsonのプレイを堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=9eVRAIIy_yM

「What Will I Tell My Heart」
Irving Gordon/Jack Lawrence/Peter Tinturin作。少し気取った雰囲気のDonaldsonのブロウがいい感じです。「You've Changed」に次ぐ僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=u2jpc7-HLxs

「It Might as Well Be Spring」
Oscar Hammerstein II/Richard Rodgers作。映画『State Fair』のために1945年に書かれ、アカデミー賞のBest Original Songを受賞した名曲をカヴァー。当ブログではStacey Kentのカヴァーを紹介済みです。これでもかという位ムーディーな演奏を聴かせてくれます。ここでもTynerのリリカルなピアノが冴え渡ります。
https://www.youtube.com/watch?v=V5TT6GihafQ

「Sweet and Lovely」
CDボーナス・トラック。Gus Arnheim/Jules LeMare/Harry Tobias作のスタンダード。当ブログではBill EvansThelonious Monk & Gerry MulliganThe Kenny Clarke-Francy Boland Big Bandのカヴァーを紹介済みです。ムーディーな中にもブルージーな味わいが漂うのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=XSfRu0m676k

Lou Donaldsonの過去記事もご参照下さい。

『Alligator Bogaloo』(1967年)
Alligator Bogaloo

『Mr. Shing-A-Ling』(1967年)
Mr Shing-A-Ling

『Midnight Creeper』(1968年)
The Midnight Creeper

『Hot Dog』(1969年)
ホット・ドッグ

『Everything I Play Is Funky』(1970年)
Everything I Play Is Funky

『Pretty Things』(1970年)
Pretty Things
posted by ez at 02:51| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月19日

Domu『Discotech』

ハウス/ディスコにアプローチした1枚☆Domu『Discotech』
domu discotech.jpg
発表年:2004年
ez的ジャンル:ウエスト・ロンドン系ハウス/ディスコ
気分は... :何も考えず、音に!

ウエスト・ロンドンを代表する人気DJ/プロデューサーDomu(Dominic Stanton)『Discotech』(2004年)です。

Domu(Dominic Stanton)はUKベッドフォード出身のDJ/プロデューサー。

4HeroDegoに見出され、DomuUmodUmod等のソロ名義作品や、BakuraRimaSonar CircleYotoko等のユニット名義の作品も多数リリースしています。

しかしながら、2009年11月13日付で全音楽活動を停止してしまいました。

Domu名義では『Up & Down』(2001年)、『Return of the Rogue』(2005年)といったアルバムをリリースしていますが、本作『Discotech』(2004年)は元々4曲入りEPですが、CDでは8曲入りのミニ・アルバム的な構成となっています。

ブロークン・ビーツをはじめ、テクノ、ハウス、ヒップホップ、ブラジリアン、ソウル等幅広い音楽性を持っていた人ですが、本作本作『Discotech』は、ハウス/ディスコ寄りのアプローチが目立つ1枚に仕上がっています。

特に80年代後半〜90年代初めのN.Y.アンダーグラウンド・ハウス的な雰囲気のトラックが多いのがいいですね。

熱心なDomuリスナーの方からすると、本作よりも他に聴くべき作品があるのかもしれませんが、8曲構成というコンパクトさも含めて手軽に楽しめる感じが好きです。

余計なことを考えず、音に浸っていたい気分にフィットする1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Point Of Entry」
エレクトリックな音像がゆっくりと流れていくオープニング。

「The Boss」
70年代ファンク/クロスオーヴァー的なホーン&シンセのエッセンスを取り入れた低速ハウス。

「Ain't No Girl」
80年代後半〜90年代初めのN.Y.アンダーグラウンド・ハウスのような刹那的な感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tYGUFbazX4E

「Red Sky」
アンダーグラウンドらしい妖しげな空気感がたまらないディスコ・ハウス。気づけば倒錯の世界へ・・・

「Not In Common」
"普通じゃない"アッパー・チューン。アンダーグラウンドなブギー感覚がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=gzsdvUsaH80

「The Long Way Up」
ドリーミーな疾走感が心地好い1曲。目を閉じて聴いていると万華鏡を覗いているような気分に・・・
https://www.youtube.com/watch?v=MRiEQCd2TtM

「Howexchange」
ビートミュージック的な感覚で聴くと楽しめる1曲。無機質なのに爽快なのがいいですね。

「The Long Way Up (Nu Era Remix)」
「The Long Way Up」のリミックス。クラブミュージックとして聴くのならば、
https://www.youtube.com/watch?v=P6epbs16zXg

Domu名義の他作品や他のソロ名義、ユニット名義の作品もチェックを!

『Up & Down』(2001年)
Up & Down

『Return of the Rogue』(2005年)
Return of the Rogue

Umod『Enter the Umod』(2004年)
Enter the Umod

Sonar Circle『Radius』(1999年)
Radius

Rima『This World』(2003年)
This World

Yotoko『Wet Ink』(2003年)
Wet Ink

Bakura『Reach the Sky』(2005年)
リーチ・ザ・スカイ

『Legends Of The Underground: Original Soundtrack』(2005年)
レジェンズ・オブ・ジ・アンダーグラウンド
posted by ez at 01:02| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月17日

The McCrarys『On the Other Side』

爽快コーラスによるL.A.アーバン・ソウル☆The McCrarys『On the Other Side』
オン・ジ・アザー・サイド(期間生産限定盤)
発表年:1979年
ez的ジャンル:L.A.アーバン・ソウル/ブラコン
気分は... :今宵は朗らかに!

今回は兄弟ソウル・グループThe McCrarys『On the Other Side』(1979年)です。

オハイオ出身のSamAlfredCharityLindaというMcCrarys兄弟によるソウル・グループThe McCrarysの紹介は、『All Night Music』(1982年)、『Loving Is Living』(1978年)に続き3回目となります。

本作『On the Other Side』(1979年)は、『Loving Is Living』(1978年)に続くPortraitからのメジャー第2弾アルバムとなります。

プロデュースは前作『Loving Is Living』と同じくTrevor Lawrence

レコーディングにはPaul Johnson Jr.(g)、Robelt White(g)、Marlo Henderson(g)、Buzzy Feiten(g)、Nathan Watts(b)、James Jamerson(b)、Kenneth Rice(ds)、Reginald Burke(key)、Donald Freeman(key、el-p)、Haward McCrary(p)、Earl Van Dyke(p)、Gregory Phillinganes(clavinet)、Michael Boddicker(syn)、Lance Ong(syn)、Bobbye Hall(per)、Steve Madaio(tp)、Oscar Brashear(tp)等の実力派セッション・ミュージシャン達が参加しています。

前作『Loving Is Living』の路線を受け継ぎ、ゴスペル仕込みの本格派ヴォーカルと実力派ミュージシャンによる都会的サウンドが織り成すL.A.らしいアーバン・ソウル/ブラコン作品に仕上がっています。

楽曲はすべてメンバーやTrevor Lawrence等によるオリジナルです。

クラブ方面で再評価が高まったメロウ・ダンサー「(Baby) I'm For Real」、ポップなメロウ・ミディアム「Isn't It Deep?」、ソフトリーなアーバン・メロウ「Your Smiling Face」、シングル曲にもなった哀愁メロウ・バラード「Lost In Loving You」、AORなタイトル曲「On The Other Side」あたりが僕のおススメです。

爽快コーラスによるL.A.アーバン・ソウルをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「(Do You Wanna) Dance With Me?」
コーラスワークを活かしたダンス・チューンがオープニング。オーケストレーションのようなシンセ・サウンドが印象的です。

「(Baby) I'm For Real」
クラブ方面で再評価が高まったメロウ・ダンサー。ゴスペル仕込みの素敵なコーラス・ワークと都会的サウンドが見事に調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=SFWCzgubyrs

「Isn't It Deep?」
Lindaの艶やかなリード・ヴォーカルが映えるポップなメロウ・ミディアム。このユニットらしい爽快さを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=4FtKc0QvfTY

「Lost In Loving You」
シングル曲にもなった哀愁メロウ・バラード。AOR好きの人にはフィットするのでは?エレピによるイントロが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=yPjOuViRm2Y

印象的なイントロはVakill「Worst Fears Confirmed」、Grim Team feat. Infamous Mobb「Get That Paper」のサンプリング・ソースとなっています。
Vakill「Worst Fears Confirmed」
 Vakill「Worst Fears Confirmed
Grim Team feat. Infamous Mobb「Get That Paper」
 https://www.youtube.com/watch?v=WPRkg0Z2ctE

「On The Other Side」
タイトル曲は甘く危険な香りの漂うアーバン・メロウ。名うてのミュージシャンたちによる好バッキングが光るAORな1曲に仕上がっています。。
https://www.youtube.com/watch?v=9LtSi-5dTQE

「Put On Your Dancing Shoes」
ゴスペル×ディスコという本作らしいダンス・チューン。健全にダンシングって感じがこのグループらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=fl3L5TNZdoQ

「Starbright」
オーセンティックなバラードをLindaがしっとりと歌い上げます。

「Your Smiling Face」
僕好みの魅惑の1曲。ソフトリーながらもコクのあるアーバン・メロウ・グルーヴ。AOR好きの人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=CIxipm_vnCE

「Sunshine」
オトナな雰囲気のアーバン・ダンサー。サンシャインというよりアーバン・ナイト気分かも?
https://www.youtube.com/watch?v=0DUlw5C6zKA

「Makin' Music」
ラストはアーバンなファンキー・グルーヴで締め括ってくれます。Buzzy Feitenがギター・ソロでキメてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sMMJlmwjpFc

The McCrarysの他作品もチェックを!

『Loving Is Living』(1978年)
ラヴィング・イズ・リヴィング(期間生産限定盤)

『All Night Music』(1982年)
オール・ナイト・ミュージック

『Just For You/All Night Music』(1981/1982年)
JUST FOR YOU / ALL NIGHT MUSIC
posted by ez at 00:04| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする