2016年09月26日

Don-E『Natural』

D'Angeloもゲスト参加。UKネオソウル・シンガーの代表作☆Don-E『Natural』
Natural
発表年:2008年
ez的ジャンル:UKネオソウル
気分は... :自然体・・・

今回はUKネオソウル作品Don-E『Natural』(2008年)です。

Don-E(本名:Donald McLean)はUK南ロンドン、ブリクストン出身のR&Bシンガー/プロデューサー。

1992年にUKチャート第18位となったシングル「Love Makes The World Go Round」でデビュー。

今日まで『Unbreakable』(1992年)、『Changing Seasons』(1995年)、『Try This』(2005年)、Suv + Don-E『Rhythm 'N' Bass』(2007年)、『Natural』(2008年)、『Little Star』(2013年)、『Future Rare Grooves』(2014年)、『Future Rares 2!』(2015年)といったアルバムをリリースしています。

UKネオソウル・シンガーとしてキャリアを積み上げてきたDon-Eですが、意外に日本ではスルーされているR&Bアーティストかもしれませんね。

そんなDon-Eを代表する1枚が、UKの良質レーベルDomeからリリースされた本作『Natural』(2008年)です。

アルバムにはD'AngeloStuart Zender(元Jamiroquai)、元SugababesKeisha BuchananMutya BuenaKele Le RocBig DK2 Family等のミュージシャンが参加しています。

D'Angeloとの共演曲「So Cold」、各種コンピにも収録された「Stay Awhile」「Drive」、Don-Eのセクシーな魅力を堪能できる「Addictive Luv」「Love Shine In」、ヴォコーダー使いが心憎い「Kool」「Like I Like It」、R&Bに止まらない「Holla At Me!」「Natural」、オトナのR&B「The Time Is Now」など充実の構成です。

1曲を除きDon-E自身がプロデュース&アレンジを手掛けています。シンガーのみならず、プロデューサー/ソングライターとしての才能にも注目です。

コレをスルーするのは勿体ない!

全曲紹介しときやす。

「Addictive Luv」
甘く危険な香りの漂うセクシーなダンサブル・チューンでアルバムは幕を開けます。ヴォーカルはDon-EとNoreen Stewart。
https://www.youtube.com/watch?v=HevRVOeO8iY

「Love Shine In」
色気のあるDon-Eのヴォーカルが栄えるR&Bグルーヴ。Noreen Stewartのヴォーカル・ワークが気が利いています。
https://www.youtube.com/watch?v=nA9GnVK2UUc

「Kool」
Big DとK2 Familyのラップをフィーチャー。ヴォコーダーを交えた80年代の雰囲気を2008年のサウンドにさりげなく取り入れているのがいいですね。

「Stay Awhile」
各種コンピにも収録されている密かな人気曲。メロディアス&ダンサブル&セクシーというDon-Eの魅力が凝縮された1曲に仕上がっています。

「Writing's On The Wall」
元SugababesのKeisha Buchananをフィーチャー。華のあるミディアム・グルーヴに仕上がっています。

「Waiting In Vain」
Bob Marley & The Wailersのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Exodus』(1977年)に収録されています。大好きな曲なので嬉しいカヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=NajnNLtU-6o

同じDomeから男性R&B作品Donald McCollum『U Don't Want My Love』(2005年)でも本曲をカヴァーしていました。名前も似ているし、少しややこしいかも?(コチラのDonaldはUSシカゴ出身ですが)

「You And I」
しっとりと聴かせるセクシーなスロウ・チューン。さり気ないけど雰囲気はいい感じです。

「Get Off」
生音感のあるグルーヴが心地好い1曲。

「E-Scape (Interlude)」
インタールード。

「Drive」
Don-Eのファルセット・ヴォーカルが栄えるメロウ・ミディアム。Domeのコンピにも収録された曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=MIa1WZ2HOYA

「Like I Like It」
Kele Le Rocをフィーチャー。キュートなKele Le Rocの魅力を引き出したネオソウル・チューンに仕上がっています。ヴォコーダーによるアクセントも僕好みです。

「So Cold」
Stuart Zenderがプロデュースし、D'Angeloがフェンダー・ローズで参加した話題曲。初期D'Angeloがお好きな人であればグッとくるであろう、スモーキー&セクシーなネオソウルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=38DFsxRNX_o

「Holla At Me!」
開放的なレゲエ・チューン。UKラヴァーズ好きの人であれば気に入るはず!このあたりはUKらしいですね。

「Natural」
タイトル曲はバカンス・モードのダンサブル感が心地好いメロウ・グルーヴ。UKネオソウルというイメージとは大きくかけ離れた曲ですが、こういうのも好きです。

「The Time Is Now」
ラストは元SugababesのMutya Buenaをフィーチャー。各種鍵盤の織り成すオトナのサウンドにグッとくるミディアム・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=_lInTdDn1bU

Don-Eの他作品もチェックを!

『Unbreakable』(1992年)
Unbreakable

『Changing Seasons』(1995年)
Changing Seasons

Suv + Don-E『Rhythm 'N' Bass』(2007年)
Rhythm & Bass

『Try This』(2005年)
Try This

『Little Star』(2013年)
Little Star by Don-E (2013-05-03)

『Future Rare Grooves』(2014年)
Future Rare Grooves By Don-e (2014-09-01)

『Future Rares 2!』(2015年)
Martian Arts [12 inch Analog]
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2016年09月25日

Robert Glasper Experiment『ArtScience』

『Black Radio』の衝撃から4年・・・真価が問われる最新作☆Robert Glasper Experiment『ArtScience』
アートサイエンス
発表年:2016年
ez的ジャンル:先鋭ジャズ・ユニット系R&B/Hip-Hop
気分は... :豪華ゲストは無用!

今回はRobert Glasper Experiment、待望の新作『ArtScience』です。

"今ジャズ"をリードするピアニストRobert Glasper率いる先鋭ジャズ・ユニットRobert Glasper Experiment(RGE)に関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の4枚。

 『Double Booked』(2009年)
 『Black Radio』(2012年)
 『Black Radio Recovered: The Remix EP』(2012年) ※リミックスEP
 『Black Radio 2』(2013年)

さらに、Robert GlasperDerrick Hodgeの以下の3枚のアルバムも紹介済みです。

 Derrick Hodge『Live Today』(2013年)
 Robert Glasper『Covered』(2015年)
 Miles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』(2016年)

今年に入り、Miles Davisとの共同名義によるMiles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』、本作と同時期にRobert Glasperが音楽を手掛けたDon Cheadle監督・主演のMiles Davisの伝記映画『Miles Ahead 』のサントラ、そして本作とほぼ同時期にリリースされたDerrick Hodgeの2ndソロ
『The Second』と各メンバーの活動が活発化していたRGE

Original Soundtrack『Miles Ahead 』(2016年)
「マイルス・アヘッド」オリジナル・サウンドトラック

『The Second』(2016年)
ザ・セカンド

そんな中で、いよいよ本隊RGEの最新アルバムが届けられました。本作のメンバーは前作『Black Radio 2』と同じくRobert Glasper(p、key、vo)、Derrick Hodge(b、vo)、Casey Benjamin(vocoder、key、vo、sax)、Mark Colenburg(ds、vo)という4名。

メンバー以外の参加はジャズ・サックス奏者Oliver Lakeの息子でRGE作品の常連Jahi Sundance(turntables)、Mike Severson(g)のみです。

豪華ゲスト陣が話題となった『Black Radio』『Black Radio 2』とは対照的です。

『Black Radio』シリーズでジャズ界のトップ・ランナーに躍り出た先鋭的ジャズ・ユニットRGEですが、ゲストに頼らない本作こそRGEの真価が問われる1枚かもしれませんね。

内容自体は『Black Radio』シリーズと同じく、ジャズ・リスナーではなく、R&B/Hip-Hopリスナー向けの1枚だと思います。

僕の場合、豪華ゲストなしでも十分楽しめました。Mark ColenburgのドラミングでRGEらしさ、今ジャズらしさを実感しています。あとはCasey Benjaminのヴォコーダーにもホッとします。

『ArtScience』Album Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=Ju8tswtmTvg

『Black Radio』ほどのインパクトはありませんが、Robert Glasper Experimentの本質に迫ることができる1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「This Is Not Fear」
Casey Benjamin/Mark Colenburg/Robert Glasper/Derrick Hodge作。王道ジャズ・ユニットのようなスリリングな演奏で始まりますが、途中からJahi Sundanceのターンテーブルも交えたHip-Hop経由ジャズ・ユニットらしいサウンドに様変わりします。タイトルには全米各地で頻発している人種問題への問題提起が込められている模様です。

「Thinkin Bout You」
Robert Glasper/Derrick Hodge/M.Ayers作。ここではGlasper自らがヴォーカルをとる家族愛を歌ったラブ・ソング。ColenburgのドラミングがRGEらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=uUf28dg1yNQ

「Day To Day」
Casey Benjamin作。Casey Benjaminがヴォーカルをとる『Black Radio』路線のディスコ・ファンク。キャッチーさでいえば、アルバムで一番かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=YjQxpPkeQRI

「No One Like You」
Casey Benjamin/Robert Glasper作。Caseyのヴォコーダー・ヴォーカルが栄えるRGEならではのアーバンなR&Bに仕上がっています。Caseyはヴォーカルのみならずサックスでも盛り上げてくれます。こういう演奏でも僕の耳はまずColenburgのドラミングを追ってしまうのですが(笑)

「You And Me」
Casey Benjamin/Mark Colenburg/Robert Glasper/Derrick Hodge作。Caseyのヴォコーダー・ヴォーカルがリードするメロウ・バラード。

「Tell Me A Bedtime Story」
Herbie Hancock作。オリジナルは当ブログでも紹介した『Fat Albert Rotunda』>(1969年)に収録されています。やはりGlasperはHerbie Hancockからの影響が大きいのでしょうね。本作を聴いた後にHancockの『Sunlight』(1978年)あたりを聴きたくなります。

「Find You」
Casey Benjamin/Mark Colenburg/Robert Glasper/Derrick Hodge作。この曲ではDerrick Hodgeがヴォーカルを務めます。デジタル・ワールドのジャズ・サウンドって雰囲気です。Mike Seversonのギターも炸裂します。ラストはGlasperの愛息Rilley君のおしゃべりで締め括ってくれます。

「In My Mind」
Mark Colenburg/Robert Glasper作。先鋭ジャズ・ユニットらしいセッションを楽しめます。ある意味、こういうのが一番RGEらしいのでは?

「Hurry Slowly」
Casey Benjamin作。Benjaminのヴォーカル&サックスが主役です。『Black Radio 2』収録の「Lovely Day」(Bill Withersの名曲カヴァー)あたりと一緒に聴きたくなりますね。

「Written In Stone」
Casey Benjamin/Robert Glasper/Jahi Sundance/R.Coleman作。『Black Radio』からの進化を感じるファンク・ロック調の骨太な仕上がり。Mike Seversonのギターが効いています。

「Let's Fall In Love」
Derrick Hodge/Matt Vorzimer/Aaliyah Niambi作。Glasperがエフェクト・ヴォーカルが深遠なエレクトリック・ソウルへ誘ってくれます。

「Human」
Jimmy Jam/Terry Lewis作。The Human League、Jam & Lewisプロデュースによる1986年の大ヒット曲をカヴァー。オリジナルはアルバム『Crash』(1986年)に収録されています。てっきり僕は当ブログで『Crash』を紹介済みだと思っていたのですが勘違いでした。この曲自体がRGE向きですよね。選曲の妙だと思います。Benjaminのヴォコーダー・ヴォーカルが栄えます。

「Summer Breeze」
国内盤ボーナス・トラックとして、Seals & Croftsのヒット曲(James Seals/Dash Crofts作)のカヴァーが追加収録されています。RGEは当ブログでも紹介したIsley Brothersヴァージョン(アルバム『3+3』収録)を意識しているのでは?

Robert Glasper Experimentやメンバーの過去記事もご参照ください。

Robert Glasper『Double Booked』(2009年)
Double Booked

Robert Glasper Experiment『Black Radio』(2012年)
ブラック・レディオ

Robert Glasper Experiment『Black Radio Recovered: The Remix EP』(2012年)
Black Radio Recovered: the Remix Ep

Derrick Hodge『Live Today』(2013年)
Live Today

Robert Glasper Experiment『Black Radio 2』(2013年)
ブラック・レディオ2

Robert Glasper『Covered』(2015年)
カヴァード

Miles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』(2016年)
エヴリシングス・ビューティフル
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2016年09月24日

Toquinho & Vinicius『Sao Demais Os Perigos Desta Vida... 』

師弟デュオを代表する1枚。意外に軽快です☆Toquinho & Vinicius『Sao Demais Os Perigos Desta Vida... 』
サン・ジマイス・オス・ペリーゴス・デスタ・ヴィーダ BOM1126
発表年:1972年
ez的ジャンル:師弟コンビ系ボッサ
気分は... :人生は多難なり?

ボサノヴァのパイオニアの一人であるVinicius De Moraesと名ギタリストToquinhoのコンビToquinho & Viniciusによる名盤『Sao Demais Os Perigos Desta Vida... 』(1972年)です。

Toquinho & Viniciusの紹介は、Marilia Medalhaを加えたスペシャル・ユニットVinicius/Marila Medalha/Toquinho『Como Dizia O Poeta...』(1971年)に続き2回目となります。

1913年生まれのVinicius De Moraesと1946年生まれのToquinho。親子のような年の差ユニットですが、Toquinhoにとっての青春時代のアイドルViniciusとの共演は、師弟のような絆を感じます。

そんな師弟のようなユニットを代表する1枚が『Sao Demais Os Perigos Desta Vida... 』(1972年)です。僕が本作を購入したのは約20年前でしたが、CDショップでエロ・モードのジャケを手にするのが少し気恥ずかったように記憶しています(笑)

イメージとして、Toquinhoのギター伴奏のみのシンプルな"静"のボサノヴァ・アルバムのような印象を受けるかもしれませんが、パーカッシヴなサンバ調の曲や凝ったアレンジの曲も多く、軽快な演奏が魅力のアルバムに仕上がっています。

僕好みの軽快な演奏の「Para Viver Um Grande Amor」「Tatamiro」、ビューティフルな「Menina Das Duas Trancas」、名曲の誉れ戦い「Regra Tres」、メリハリのあるアレンジが素晴らしい「No Colo Da Serra」あたりがオススメです。

楽曲はすべて作詞Vinicius De Moraes、作曲Toquinhoによるオリジナルです。

初心者も聴きやすく、中級以上の人も飽きさせない間口の広い名作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Cotidiano No 2」
邦題「日常No.2」。さり気ない日常の中に、Viniciusの人生観が刻まれたオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=uc67KkNF_7M

「Tatamiro」
オススメその1。アフロ・サンバ的なエッセンスも取り入れた開放的な仕上がり。この開放的なパーカッシヴ感はモロに僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=Le72YB7h5LQ

「Sao Demais Os Perigos Desta Vida...」
邦題「人生は多難なり」。Viniciusだからのこその説得力がある哀愁ボッサ。女性を愛して止まないViniciusの生き様が表れています。
https://www.youtube.com/watch?v=PWo5Krl29r8

「Chorando Pra Pixinguinha」
邦題「ピシンギーニャに捧げるショーロ」。ブラジル音楽の父とも称される、ショーロの名コンポーザーPixinguinha(1897-1973年)に捧げられたショーロ。Toquinhoが奏でる美しい音色を堪能しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=4WaubbEUm2U

「Valsa Para Uma Menininha」
邦題「少女のワルツ」。Toquinhoの美しいギターにストリングスが絡む、美しくも切ない1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=5f-T3oUtSHI

「Para Viver Um Grande Amor」
オススメその2。邦題「大恋愛を生きるために」。僕の一番のお気に入り。Toquinhoの軽快なギターとパーカッシヴなリズムが実に心地好いですね。Vinicius先生の恋愛教室といったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=JPodulXLWJs

「Menina Das Duas Trancas」
オススメその3。邦題「お下げ髪の少女」。Toquinhoのギターが美しいメロディを奏でるビューティフル・ソング。フルート&ストリングスによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Iy6fKfNOCPg

「Regra Tres」
オススメその4。邦題「三角定規」。タイトルが示唆するように不倫関係を歌った哀愁サンバ調の仕上がり。恋に破れた哀愁モードの疾走感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=gUsgVqu8XfQ

「No Colo Da Serra」
オススメその5。邦題「山々に抱かれて」。パーカッシヴなスピード感にメリハリをつけた、美しくもスリリングな演奏が魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=1T3gXSQoqJs

「Canto De Oxalufa」
Toquinhoのギターに呪術的なパーカッションが絡むミステリアスな演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=CF0b3haH7Wc

Toquinho & Viniciusの他作品もチェックを!

Vinicius/Marila Medalha/Toquinho『Como Dizia O Poeta...』(1971年)
コモ・ディジア・オ・ポエタ・・・

Toquinho & Vinicius『Toquinho E Vinicius』(1971年)
トッキーニョ&ヴィニシウス BOM1125

Vinicius De Moraes Avec Maria Creuza Et Toquinho『La Fusa』(1971年)
La Fusa con Maria Creuza y Toquinho(紙ジャケット仕様)

Vinicius + Maria Bethania + Toquinho『En La Fusa (Mar Del Plata)』(1971年)
Vinicius Bethania & Toquinho Em Buenos

Toquinho & Vinicius『Per Vivere Un Gran』(1974年)
Per Vivere Un Gran

Toquinho & Vinicius『Toquinho, Vinicius & Amigos』(1974年)
Toquinho, Vinicius & Amigos

Toquinho & Vinicius『Vinicius & Toquinho』(1974年)
Vinicius & Toquinho

Toquinho & Vinicius『O Poeta E O Violao』(1975年)
O Poeta E O Violao

Ornella Vanon - Vinicius De Moraes - Toquinho『La Voglia La Pazzia L'Incoscienza L'Allegria』(1976年)
La Voglia La Pazzia

Tom & Vinicius & Toquinho & Miucha『Ao Vivo No Canecao』(1977年)
With Vinicius Toquinho & Miucha

Maria Creuza/Vinicius De Moraes/Toquinho『O Grande Encontro De』(1979年)
O Grande Encontro De

Toquinho & Vinicius『10 Anos de Toquinho e Vinicius』(1979年)
10 Anos W/Toquinho
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2016年09月23日

Cameo『Knights Of The Sound Table』

大所帯体制のラスト作。「The Sound Table」等収録☆Cameo『Knights Of The Sound Table』
魔法の騎士
発表年:1981年
ez的ジャンル:N.Y.ファンク
気分は... :リストラ前夜・・・

今回はLarry Blackmon率いるファンク・グループCameoの7thアルバム『Knights Of The Sound Table』(1981年)です。

これまで当ブログで紹介したCameo作品は以下の6枚。

 『Cardiac Arrest』(1977年)
 『Cameosis』(1980年)
 『She's Strange』(1984年)
 『Word Up!』(1986年)
 『Machismo』(1988年)
 『Real Men ... Wear Black』(1990年)

本作『Knights Of The Sound Table』は大所帯ファンク・グループとしてのCameoの最終作。本作を最後にリーダーLarry Blackmonはリストラを断行し、、次作『Alligator Woman』(1982年)から少数体制のユニットへと移行していきます。

本作におけるメンバーとしてクレジットされているのは、Larry Blackmon(vo、ds、per)以下、Anthony Lockett(g、vo)、Gregory Johnson(syn、el-p、vo)、Nathan Leftenant(tp、vo)、Arnett Leftenant(sax、vo)、Tomi Jenkins(vo)、Aaron Mills(b、vo)、Thomas 'T.C.' Campbell(key)、Jeryl Bright(tb、vo)、Stephen Moore(vo)、Charlie Singleton(vo)という11名。

さらにDavid Weber(tp)、Clifford Adams(tb)、Jose Rossy(per)、Nona Hendryx(back vo)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースはLarry Blackmon

シングルになった「Freaky Dancin'」「I Like It」、今日人気の高い「The Sound Table」をはじめとする快調なディスコ・ファンクが魅力のアルバムです。また、「I Never Knew」「I'll Always Stay」といったメロウ・バラードもアルバムのいいアクセントとなっています。

大所帯体制のCameoがお好きな方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Knights by Nights」
オープニングを飾るアッパーなディスコ・ファンク。鮮やかなホーン・アンサンブルとCameoらしいワォなヴォーカル・ワークを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=usQriguHn-o

「Freaky Dancin'」
1stシングルとして全米R&Bチャート第3位となったファンク・グルーヴ。Cameoらしいノリが伝わってくるキャッチーな1曲。Fabe「Classique」のサンプリング・ソースにもなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=UnIuldTX19M

「I Never Knew」
Cameoのもう1つの魅力であるメロウ・バラード。素敵なヴォーカル・ワークで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vkGj0mmRr4s

「Use It or Lose It」
ジェントル&メロウなミディアム・グルーヴ。何処となくほのぼのした感じが好き!密かにお気に入りの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=AgNQRVaaEo0

「The Sound Table」
本作のハイライトにコレを推す人も多いのでは?パーカッシヴなリズム、スキャット・ヴォーカル、トランペット、トロンボーンが織り成すブギー・ディスコです。
https://www.youtube.com/watch?v=qkDmZCsX2v4

当ブログで紹介したrestless soul Fun Band「It's Hard」は本曲のイントロを加工し、ループさせたものです。
restless soul Fun Band「It's Hard」
 https://www.youtube.com/watch?v=cYg0TCAFJf4

「Don't Be So Cool」
派手さはありませんが、なぜか惹き付けられるファンク・チューン。グルーヴ感とヴォーカル・ワークが好きなのかなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=SDfbskn52U8

「I'll Always Stay」
メロウ・バラード。ファンク作品に1〜2曲入っているスロウって何でこんなに良く聴こえるですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=Uc3u_bsmhKg

Median「Rize」のサンプリング・ソースとなっています。
Median「Rize」
 https://www.youtube.com/watch?v=mezV-x8eDkM

「I Like It」
ラストは2ndシングルにもなった疾走感が格好良いファンク・グルーヴ。ノリの良さがいいですな。
https://www.youtube.com/watch?v=iVj15I8jL9E

Cameoの過去記事もご参照下さい。

『Cardiac Arrest』(1977年)
カーディアック・アレスト

『Cameosis』(1980年)
Cameosis

『She's Strange』(1984年)
She's Strange

『Word Up!』(1986年)
Word Up!

『Machismo』(1988年)
cameo machismo.jpg

『Real Men ... Wear Black』(1990年)
Real Men Wear Black
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2016年09月22日

Mndsgn『Body Wash』

Stones Throw期待のHip-Hopアーティストによるブギー/ファンク作品☆Mndsgn『Body Wash』
Body Wash
発表年:2016年
ez的ジャンル:Stones Throw系ブギー/ファンク
気分は... :煌びやかで儚いスロウ・ファンク・・・

新作アルバムが溜まってきたので、定番の週末のみならず、しばらく週中にも紹介していきたいと思います。

ということで、新作アルバムからL.A.を代表するインディHip-HopレーベルStones Throwが送り出す、期待のプロデューサー/ビートメイカーMndsgn『Body Wash』です。

Mndsgnの本名はRinggo Ancheta。1988年サンディエゴ生まれ、その後ニュージャージーに移り住み、10台前半からビート制作を開始します。

その後、今日同じStones Throw期待のHip-Hopアーティストとして売り出し中のKnxwledgeとネット上で知り合い、彼ら2名を含む4名でKlipmodeというHip-Hopクルーを結成します。

2009年には各メンバーがそれぞれ『3P』というタイトルでEPをリリースしています。さらに同年、Mndsgnは1stアルバム『Funraiser Vol. 2: Skrayons』をデジタル・リリースします。

2011年には拠点をニュージャージーからL.A.に移し、『Nomaps』(2011年)、『Breatharian』(2013年)、Ahwleeとの共作『A Rap Vacation X-Mas W』(2013年)といったアルバムをリリースします。

こうしたMndsgnの活動を見過ごさなかったのがStones Throw。そして、2014年にStones Throw第1弾アルバムを『Yawn Zen』リリースします。また、ソロ活動以外に2015年にはKoreatown OddityとのユニットViviansとしてもアルバムをリリースしています。

Stones Throw第2弾アルバムとなる本作『Body Wash』はブギー/ファンク路線を強めたアルバムに仕上がっています。このあたりは同じStones ThrowのTuxedoDam-Funkの流れを汲むものです。

キャッチーなブギー/ファンク「Cosmic Perspective」が出色ですが、それ以外に「Ya Own Way」「Use Ya Mnd (Twentyfourseven)」「Transmission」「Lather」あたりのミディアム〜スロウ系もオススメです。

同じようなテンポの曲が多い点と、尺が少し短い点が少し残念ですが、それでも聴かせてしまうセンスの良さがあるアルバムです。

まずは「Cosmic Perspective」を聴いてみてください!ハマる人も多いはず!

全曲紹介しときやす。

「Overture」
アルバムのイントロ。ブギー/ファンク・ショーの幕開けです。

「Cosmic Perspective」
オススメその1。アルバムを象徴するブギー/ファンク・チューン。このPVを観て本作の購入を決めました。このキャッチーさはTuxedoDam-Funk級ですね。80年代エレクトリック・ファンク好きの人も気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=BGgaZ66-hPA

「Tha Origin Interlude」
エレクトリックなインタールード。

「Alluptoyou」
Mndsgnのエフェクト・ヴォーカルで切なく響く、メロウ・ミディアム。女性コーラスも加わり、いい感じです。

「Ya Own Way」
オススメその2。ギター&シンセのエレクトリック感が気持ちいいメロウ・ミディアム。メロウな中にも儚さが漂うのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SGkcCRxO-u8

「Use Ya Mnd (Twentyfourseven)」
オススメその3。80年代エレクトリック・ファンク作品のスロウ・チューンといった雰囲気の1曲。Mndsgnのエフェクト哀愁ヴォーカルが切なく響きます。生ピアノの音色がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KBhWluUUHA0

「Enter Her Abode Interlude」
女性コーラスは妖しくさまようインタールード。

「Vague// Recalibrate」
甘く妖しい音色が織り成すスロウ・チューン。

「Transmission」
オススメその4。Mndsgnのエフェクト・ヴォーカルの哀愁メロウ・サウンドのバランスが絶妙なスロウ・ファンク。彼のセンスの良さが反映されや1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=YfCDPJOr0GY

「Prelude 2 Purification」
パーカッションの効いたフュージョン風味の小曲。

「Lather」
オススメその5。妖しげなキラキラ感がミディアム・スロウ。退廃的なメロウ・ワールドって雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZVACxUZAR-k

「Where Ever U R」
小曲ながらも心地よいメロウ・ファンク。
https://www.youtube.com/watch?v=0kp-yEiQvSg

「Searchin I (4 That Familiar Feelin)」
ここからSearchin3部作。パート1は儚い煌びやかさが印象的な哀愁メロウ・ブギー。
https://www.youtube.com/watch?v=q-gmyS2BHfI

「Searchin II (4 Sumthin New)」
パート2は80年代モード全開のブギー・ファンク。思わずハンド・クラッピングしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=siFCB1yPHIM

「Searchin III (4 Nothin Else)」
パート3はメリハリのつけかたが絶妙なメロウ・ブギー。

「Guess It's All Over」
ラストは本作らしい哀愁モードのスロウ・ファンクで締め括ってくれます。

Stones Throw第1弾となる『Yawn Zen』(2014年)もチェックを!

『Yawn Zen』(2014年)
Yawn Zen
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