2017年06月27日

Paul Davis『Cool Night』

ヒット曲「Cool Night」、「'65 Love Affair」収録☆Paul Davis『Cool Night』
クール・ナイト(期間生産限定盤)
発表年:1981年
ez的ジャンル:クリスタル系AOR
気分は... :ムーンライト…

今回は80年代AOR作品からPaul Davis『Cool Night』(1981年)です。

ミシシッピ州出身の男性シンガー・ソングライターPaul Davis(1948-2008年)の紹介は、『Paul Davis』(1980年)に続き2回目となります。

1977年のシングル・ヒット「I Go Crazy」(全米チャート第7位)が映画『なんとなく、クリスタル』(1981年)の主題歌となり、日本でリバイバル・ヒットし、一躍AOR系注目アーティストとなったPaul Davis。

そんな時期にタイミング良くリリースされたアルバムが本作『Cool Night』(1981年)です。長年在籍してきたBang Recordsを離れ、Aristaからリリースされた作品ですが、本作からは「Cool Night」(全米チャート第11位)、「'65 Love Affair」(全米チャート第6位)という2曲のヒットが生まれています。

当時、高校生で全米Top40を中心に洋楽を聴いていた僕がリアルタイムで聴いたPaul Davisが「Cool Night」「'65 Love Affair」といったヒット曲でした。

リアルタイムで聴いた人にとっては、上記のオリジナル・ジャケよりも国内盤ジャケのムーンライトなイメージが強いですよね。

『Cool Night』 ※国内盤ジャケ
クール・ナイト(紙ジャケット仕様)

プロデュースはPaul DavisEd Seay

レコーディングにはPaul Davis(vo、key)、Ed Seay(b、key、back vo)以下、Gene Chrisman(ds)、Benny Rappa(ds、back vo)、Jean T.MacHine(ds)、Barry Dunaway(b)、Steve Tischer(b)、Tommy Cooper (key)、Vance Taylor(key)、Doug Bare(key)、Steve Hardwick(g)、Rick Hinkle(g)、Carol Veto(back vo)といったミュージシャンが参加しています。アトランタでのレコーディングです。

従来のアルバム以上に、ポップ・ロック調のエッセンスが強調されているアルバムです。時代の流れですが、シンセ・サウンドも目立ちます。

やはり、「Cool Night」「'65 Love Affair」というヒットした2曲が目立ちますが、爽快メロウ・ミディアム「You Came To Me」、素敵なメロウ・ポップ「Somebody's Gettin' To You」、オリエンタル・メロウ「Oriental Eyes」The Supremesのカヴァー「Nathan Jones」あたりもオススメです。

ヒット・シングルを生んだアルバムにも関わらず、本作を最後にPaul Davisは第一線から消えてしまいました。もしかしたら、チャート・アクションを意識したポップ路線は必ずしも本人が望んだ方向性ではなかったのかもしれませんね。

聴いていると青春時代を思い出す1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Cool Night」
Paul Davis作。タイトル曲はアルバムのリード・シングルとして、前述のように全米チャート第11位のヒットとなりました。国内盤ジャケのムーンライトなイメージがそのまま音になったようなセンチメンタルAORに仕上がっています。やはり、この曲が一番好きですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HgZvzlW2C8s

「You Came To Me」
Paul Davis/Mike Hughes/Joe Wilson作。Paulのジェントル・ヴォーカルが栄えるAORファンは満足するであろうメロウ・ミディアム。爽快ヴォーカル・ワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_FvxBWgVPRA

「One More Time For The Lonely」
Paul Davis作。シンセ・サウンドが印象的なミディアム。個人的にはサウンドとPaulのジェントル・ヴォーカルが少し喧嘩している印象が・・・
https://www.youtube.com/watch?v=-iMqIMzFIpE

「Nathan Jones」
Diana Ross脱退後のThe Supremes、1971年のヒット曲をカヴァー(Kathy Wakefield/Leonard Caston作)。オリジナルの軽快なポップ・ソウル感を生かしたブルー・アイド・ソウル的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=P7PFYrVUP5Y

「Oriental Eyes」
Paul Davis作。Paulのジェントルな魅力が伝わってくるオリエンタル・テイストのメロウ・ミディアム。この曲にもムーンライト感がありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=ViFsV-LoCqo

「'65 Love Affair」
Paul Davis作。前述のように全米チャート第6位となった「I Go Crazy」と並ぶヒット曲。従来のPaul Davisのイメージを打ち破るポップ・ロックな曲調です。ドゥワップ調コーラスも交えて60年代オールディーズのエッセンスを80年代サウンドで表現しているのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=l_h2xZ0Kzwc

「Somebody's Gettin' To You」
Paul Davis作。Paul Davisらしいメロディを満喫できる素敵なメロウ・ポップ。甘く温かみのあるPaulのヴォーカルにピッタリな1曲ですね。大好き!
https://www.youtube.com/watch?v=O14hPvEU13k

「Love Or Let Me Be Lonely」
The Friends of Distinction、1970年のヒット曲をカヴァー(Jerry Peters/Anita Poree/Skip Scarborough作)。アルバムから3rdシングルにもなりました。甘酸っぱいテイストの哀愁メロウです。
https://www.youtube.com/watch?v=-iMqIMzFIpE

「What You Got To Say About Love」
Paul Davis/Doug Bare/Benny Rappa作。良くも悪くも80年代らしいポップ・ロック。僕の期待するPaul Davisはコレではないのですが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=N9S8IxW3JyE

「We're Still Together」
Paul Davis作。ラストは派手さはありませんが、ジェントルな魅力のあるメロウ・ミディアムで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zeQAoXlkeic

Paul Davisの他作品もチェックを!

『Singer of Songs-Teller of Tales』(1977年)
アイ・ゴー・クレイジー(期間生産限定盤)

『Paul Davis』(1980年)
Paul Davis
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2017年06月26日

『今の気分は...2017年6月26日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は60年代カテゴリーからジャズを10曲セレクトしました。
全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Shirley Scott With The Latin Soul Quintet「I Get A Kick Out Of You」
https://www.youtube.com/watch?v=16kXyPJhDjI
From 『Mucho Mucho』(1960年)
ムーチョ・ムーチョ

Duke Pearson「Jeannine」
https://www.youtube.com/watch?v=Bm1NxfevGro
From 『Angel Eyes』(1961,62年)
エンジェル・アイズ

Sestetto Basso-Valdambrini「Monotonia」
https://www.youtube.com/watch?v=dcC97_DXrtg
From 『The Best Modern Jazz in Italy 1962』(1962年)
バッソヴァルダンブリーニセクステット

Gerry Mulligan「Festival Minor」
https://www.youtube.com/watch?v=9_NdlhpcxaA
From 『Night Lights』(1963年)
ナイト・ライツ(紙ジャケット仕様)

Jack Marshall & Shelly Manne「Am I Blue?」
https://www.youtube.com/watch?v=tbWWf-N5HLc
From 『Sounds!』(1965年)
サウンズ!

Elsie Bianchi Trio「Little Bird」
https://www.youtube.com/watch?v=z6pqg28r6Jc
From 『The Sweetest Sound』(1965年)
ザ・スウィーテスト・サウンド (紙ジャケット仕様)

Dusko Goykovich「Macedonian Fertility Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=wSj6s-b-3BU
From 『Swinging Macedonia』(1966年)
スインギン・マケドニア

Gabor Szabo「Mizrab」
https://www.youtube.com/watch?v=GCaZH0oyPN4
From 『Jazz Raga』(1966年)
JAZZ RAGA

The Kenny Clarke-Francy Boland Big Band「Let's Face the Music and Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=fCaZOo8XBXQ
From 『All Smiles』(1968年)
All Smiles

Freddie Hubbard「The Black Angel」
https://www.youtube.com/watch?v=DMVijrWp9AM
From 『The Black Angel』(1969年)
ブラック・エンジェル
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2017年06月25日

Moonchild『Voyager』

L.A.ネオソウル・ユニット、Tru Thoughtsからの第2弾☆Moonchild『Voyager』
Voyager [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC549)
発表年:2017年
ez的ジャンル:L.A.新世代ネオソウル・ユニット
気分は... :陽だまりのネオソウルPart2

新作アルバムからL.A.を拠点に活動する新世代ネオソウル・ユニットMoonChildの最新作『Voyager』です。

紅一点のAmber Navran(vo、ts、whistling etc)、Andris Mattson(tp、flh、key、productions etc)、Max Bryk(as、fl、clarinet、key、productions etc)という男性メンバー2名から成るMoonChildの紹介は、2ndアルバム『Please Rewind』(2014年)に続き2回目となります。

2014年に発表した2ndアルバム『Please Rewind』が、人気レーベルTru Thoughtsとの契約で2015年に正規CD化され、一気に注目のネオソウル・ユニットとなったMoonChild

その証として、2015年から2016年にかけては、KINGThe InternetKamasi Washingtonといった注目アーティストのオープニング・アクトを務めたそうです。

最新作『Voyager』は、Tru Thoughtsからの第2弾作品であると同時に、国内デビュー盤となります。

前作で彼らのことを"陽だまりのネオソウル"と称しましたが、本作もそんな言葉がフィットする1枚に仕上がっています。前作以上にAmberのヴォーカルワークのドリーミー&チルな魅力が増しており、その意味ではKINGあたりが好きな人にもフィットするかもしれません。

とりあえずアルバムからの先行シングル「Cure」をはじめ、「Hideaway」「The List」「Think Back」「Change Your Mind」「Show The Way」あたりが僕のオススメです。

新世代ネオソウルのドリーミー&チルな音世界を満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Voyager (Intro)」
アルバムのイントロ。朝の目覚めといった雰囲気です。

「Cure」
アルバムからの先行シングル。正に"陽だまりのネオソウル"という形容が相応しい柔らかなメロウネスに魅了されるネオソウルに仕上がっています。Amberのヴォーカルには、この曲調、サウンドがフィットしますね。
https://www.youtube.com/watch?v=Ic1rvQ44gFc

「6AM」
Amberの少しコケティッシュなヴォーカルが栄える幻想的なミディアム。終盤のAmberのフルートもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=_ZtSNWemuUE

「Every Part (For Linda)」
メロウな鍵盤とプログラミングによるトラック作りの巧さに魅了されるジャジー・メロウ。ポケット・ピアノによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=S9ffpcYydt4

「Hideaway」
彼らの本領発揮のネオソウル・チューン。ここでも陽だまり感を存分に楽しめます。Amberのヴォーカルに癒されますね。
https://www.youtube.com/watch?v=uBfyLOmRePk

「The List」
初期Erykah Baduが聴きたくなるネオソウルらしいジャジー・メロウ。まったりしながら聴きたくなる音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UEDw7J1jSjU

「Doors Closing」
小曲ですが、Andris Mattsonのサウンド・センスを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=peDVkfaqhv0

「Run Away」
ネオソウル好きの人は安心して聴ける1曲。浮遊する音空間をAmberのコケティッシュなヴォーカルが舞います。
https://www.youtube.com/watch?v=321wvG_sgnI

「Think Back」
Amberのヴォーカリストとしての魅力を実感できるドリーミーな仕上がり。メロウ鍵盤が彼女のコケティッシュな魅力を最大限引き出します。
https://www.youtube.com/watch?v=yjGLzQIr72s

「Now And Then」
ドリーミーな中に疾走するシンコペイト・リズムでアクセントをつけています。Amberのヴォーカルの美しくも少し儚い感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4KphIx1WAg

「Change Your Mind」
この曲も陽だまり感たっぷりのメロウ&ドリーミーな仕上がり。引き算の魅力があるネオソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=4YnjuZx0sEw

「Show The Way」
軽くファンクネスを効かせたメロウ・グルーヴ。Amberの多重ヴォーカルが美しい音世界を創り上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=zNNgMzMgPdg

「Let You Go」
本編ラストは川のせせらぎと共に始まるジャジー・メロウで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=413vO2W3L9k

国内盤ボーナス・トラックとして、「Cure (Instrumental)」「The Lis (Instrumental)」の2曲が追加収録されています。

『Be Free』(2012年)
Be Free

『Please Rewind』(2014年)
Please Rewind
posted by ez at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月24日

War『Galaxy』

スペイシー・ディスコなタイトル曲が印象的です!☆War『Galaxy』
Galaxy
発表年:1977年
ez的ジャンル:元祖フュージョン系ファンク
気分は... :ヘイ・セニョリータ!

今回は元祖フュージョン・ファンク・バンドWarが1977年にリリースした『Galaxy』です。

ストレートなメッセージ性と、ラテン、ロック、ジャズ、ブルースなどを取り入れた独自のファンク・サウンドで70年代に人気を博したWarに関して、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『All Day Music』(1971年)
 『Deliver The Word』(1973年)
 『Why Can't We Be Friends?』(1975年)

『The World Is a Ghetto』(1972年)、『Deliver The Word』(1973年)、『Why Can't We Be Friends?』(1975年)とUnited Artists Recordsからリリースしたスタジオ作を3枚連続で全米R&Bアルバム・チャート第1位に送り込み、キャリアのピークを迎えたWar

その後、Eric Burdonが在籍していた初期のアウトテイク集『Love Is All Around』(1976年)、既発曲、未発表曲、サントラ曲、新曲からなるBlue Noteからリリースされた変則2枚組『Platinum Jazz』(1977年)といったアルバムを挟んでリリースされたのが本作『Galaxy』(1977年)です。MCAへの移籍第一弾アルバムとなります。

本作のメンバーはHoward Scott(g、per、vo)、B.B. Dickerson(b、per、vo)、Lonnie Jordan(org、p、syn、per、vo)、Harold Brown(ds、per、vo)、Papa Dee Allen(congas、bongos、per、vo)、Charles Miller(cla、as、ts、bs、per、vo)、Lee Oskar(hca、per)というお馴染みの7名。プロデューサーはJerry Goldsteinです。

アルバム全5曲という構成がWarらしいですね。特にタイトルからもイメージできるスペイシーなディスコ・サウンドのアルバム・タイトル曲が印象的です。このあたりは映画『スター・ウォーズ』の大ヒットやディスコ全盛期という時代の流れを反映したものですね。

United Artists Records時代ほどのチャート・アクション(最高全米R&Bアルバム・チャート第6位)はありませんでしたが、それでもWarらしいラテン/チカーノなフュージョン・サウンドを随所で楽しめます。

楽曲はすべてグループのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Galaxy」
全米R&Bチャート第5位のヒットとなったタイトル曲。スペイシーなディスコ・サウンドですが、ラテン・フレイヴァーもしっかり感じられるのがWarらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=zLydq310_C4

Boogie Down Productions「Nervous」、Mellow Man Ace「Rhyme Fighter」、Benny B feat. DJ Daddy K「Vous Etes Fous」、De La Soul feat. Busta Rhymes「I.C. Ya'll」、Kelly Price「And You Don't Stop」等のサンプリング・ソースとなっています。
Boogie Down Productions「Nervous」
 https://www.youtube.com/watch?v=h828Pqiw_7U
Mellow Man Ace「Rhyme Fighter」
 https://www.youtube.com/watch?v=q6s-10WubF0
Benny B feat. DJ Daddy K「Vous Etes Fous」
 https://www.youtube.com/watch?v=BQbn6Oh0w1c
De La Soul feat. Busta Rhymes「I.C. Ya'll」
 https://www.youtube.com/watch?v=__r_YLFSL4w
Kelly Price「And You Don't Stop」
 https://www.youtube.com/watch?v=_2OKaV-WjiQ

「Baby Face (She Said Do Do Do Do)」
ユルユルな感じがグッドなレゲエ調の仕上がり。ジャズ・フィーリングのクラリネットの音色もいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ffrAFanzHgI

Johnny Guitar Watsonがカヴァーしています。また、McGruff「Many Know」のサンプリング・ソースとなっています。
Johnny Guitar Watson「Baby Face (She Said Do Do Do Do)」
 https://www.youtube.com/watch?v=6fGQmD5b-QQ
McGruff「Many Know」
 https://www.youtube.com/watch?v=7WBlxeYF11s

「Sweet Fighting Lady」
Lee Oskarのハーモニカが栄えるラテン・フィーリングのメロウ・チューン。サンセット・モードがフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=j4uSgmZf7rw

「Hey Senorita」
Warらしいチカーノ・フィーリングのラテン・グルーヴ。セクシーな女性ヴォイスに応えるラテン・サウンドがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=B_Azni5uaJ0

「The Seven Tin Soldiers」
14分を超える長尺インスト。穏やかな前半から、華やいだメロウ・フィーリングの中盤を経て、次第にラテン・リズムが強調されながら後半へなだれ込み、ラストはLee Oskarの素敵なハーモニカで締め括ってくれます。Warならではのフュージョン・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=0PWMZfIIqn8

Warの他作品もチェックを!

『Eric Burdon Delcares War』(1970年)
Eric Burdon Delcares War

『The Black-Man's Burdon』(1970年)
Black

『War』(1971年)
War

『All Day Music』(1971年)
All Day Music

『The World Is a Ghetto』(1972年)
World Is a Ghetto [40th Anniversary)

『Deliver The Word』(1973年)
Deliver the Word

『Live』(1974年)
Live

『Why Can't We Be Friends?』(1975年)
Why Can't We Be Friends

『The Music Band/The Music Band 2』(1979年) ※2in1CD
Music Band 1 & 2

『Outlaw』(1982年)
Outlaw
posted by ez at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

Joyce『Gafieira Moderna』

Far Out第二弾も絶好調!☆Joyce『Gafieira Moderna』
Gafieira Moderna
発表年:2001年
ez的ジャンル:ブラジル人女性SSW
気分は... :今さらながら・・・

人気ブラジル人女性シンガー・ソングライターJoyce(Joyce Moreno)が2001年にリリースした『Gafieira Moderna』です。

これまで当ブログで紹介したJoyce作品は以下の8枚。

 『Feminina』(1980年)
 『Agua e Luz』(1981年)
 『Tardes Cariocas』(1983年)
 『Music Inside』(1990年)
 『Hard Bossa』(1999年)
 Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
 『Bossa Duets』(2003年)
 『Tudo』(2012年)

本作『Gafieira Moderna』『Hard Bossa』(1999年)に続く、UKの人気レーベルFar Out Recordingsからの第二弾アルバムとなります。

Far Outの総帥Joe Davisがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ね、Joyce本人がプロデュースしています。

レコーディングにはJoyce(vo、g)、旦那様のTutty Moreno(ds)、娘のAna Martins(back vo)をはじめ、Jorge Helder(b)、Lula Galvao(g、cavaquinho)、Marcos Suzano(per)、Teco Cardoso(bs、fl)、Nailor Proveta(as、clarinet)、Vittor Santos(tb)、Eduardo Neves(ts、fl)、Nilton Rodrigues(tp、flh)が参加しています。さらにゲストとしてElza Soaresの名がクレジットされています。

話が脱線しますが、Joyceの娘であるAna Martinsと、ハウス界のレジェンドLouie Vegaの奥方Anane Vegaが同一人物であることを、恥ずかしながら最近知りました。

Ana MartinsがJoyceの娘でClara Morenoの妹であることも知っていたし、Anane Vegaについても初ソロ『Selections』(2006年)を当ブログで紹介するなど気になる女性ヴォーカリストでした。実際、それぞれの名は当ブログでも何度も登場していましたが、別ジャンルだったので全然結びついていませんでした。

話を本作『Gafieira Moderna』に戻すと、アルバム・タイトルにはクラブミュージックとブラジルの伝統的なダンスホール"ガフィエイラ"の橋渡し的な意味が込められているようです。

アルバムの内容もそうしたコンセプトを反映した内容に仕上がっています。ブラジル音楽ファンもクラブ世代の人も魅了するJoyceらしい音世界を楽しめます。

サンバ/アフロ・サンバの先人達も捧げられた「Forcas D'Alma」、アルバム・コンセプトを象徴する「Pega Leve」、Elza Soaresがゲスト参加した「Samba Da Silvia」、グルーヴィーな「Bota De Sete Leguas」、爽快グルーヴ「Diz Que Eu Tambem Fui Por Ai」、スキャットが栄える「Azul Bahia」あたりがオススメです。

楽曲はすべてJoyceのオリジナルです(共作含む)。

全曲紹介しときやす。

「Forcas D'Alma」
Clementina De Jesus、Moacir SantosBaden Powellというサンバ/アフロ・サンバの先人達も捧げられたオープニング。JoyceとLula Galvaoが奏でる美しくもミステリアスな弦の響きに魅了されます。このオープニングを聴けば、本作の充実ぶりが一発で分かります。
https://www.youtube.com/watch?v=0PG_OKKKXZM

「Na Casa Do Villa」
♪心の中の耳が大事♪というミュージシャンとしての基本スタンスをJoyce節で歌い上げます。

「Pega Leve」
「DJ」「サンプリング」「ドラムンベース」なんて言葉も飛び出す、Far Out作品らしい1曲。クラブミュージックと"ガフィエイラ"の橋渡しするアルバム・コンセプトを反映した1曲に仕上がっています。気の利いたホーン・アンサンブルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=4AuT8Q-5c5w

「The Band on the Wall」
英語で歌われるボッサ・グルーヴ。瑞々しい魅力があります。涼しげなフルートの音色がグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=U_myL_9KJ0c

「Samba Da Silvia」
Joyce/Silvia Sangirardi作。Elza Soaresがゲスト参加したサンバ。圧倒的な存在感のあるElza Soaresの歌声による下町サンバ感がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=WciX5bMpB-o

「Bota De Sete Leguas」
Joyceがクラブ世代からも支持が高いのが頷けるグルーヴィーな仕上がり。Lula Galvaoのギター、Teco Cardosoのバリトン・サックスが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vBClS4kwKz4

「Risco」
Lea Freire/Joyce作。50代になっても透明感を失わないJoyceの歌声の魅力を実感できる1曲。神秘的な美しさに包まれた仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=UQ-5s6zLRE8

「Diz Que Eu Tambem Fui Por Ai」
『Feminina』がお好きな人であれば気に入るであろうスキャット入りの爽快グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=Rsx0hFxu-4I

「Azul Bahia」
スキャットのみのインスト曲ですが、Far Out作品らしい雰囲気の漂うグルーヴィーな仕上がりです。スキャットに寄り添うクラリネットの音色がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=cgZ_K67UydE

「Quatro Elementos」
Joyce/Paulo Cesar Pinheiro作。Paulo Cesar Pinheiroによるミステリアスな詩を、ベテランならではの語り口で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=uHTnz7vDVAY

Joyceの過去記事もご参照下さい。

『Feminina』(1980年)
フェミニーナ、そして水と光

『Agua e Luz』(1981年)
水と光

『Tardes Cariocas』(1983年)
Tardes Cariocas

『Music Inside』(1990年)
ミュージック・インサイド

『Hard Bossa』(1999年)
Hard Bossa

Joyce & Banda Maluca『Just A Little Bit Crazy』(2003年)
ジャスト・ア・リトル・ビット・クレイジー(2003年作)

『Bossa Duets』(2003年)
ボッサ・デュエッツ

『Tudo』(2012年)
トゥード
posted by ez at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする