2019年03月23日

Sharp『Sharp』

Calloway兄弟プロデュースのファンク/ソウル・グループ☆Sharp『Sharp』
sharp sharp.jpg
発表年:1989年
ez的ジャンル:80年代エレクトリック・ファンク
気分は... :平成元年のファンク!

今回は元Midnight StarのメンバーであったCalloway兄弟がプロデュースしたファンク/ソウル作品Sharp『Sharp』(1989年)です。

Sharpは、オハイオ州で結成されたファンク/ソウル・グループ、メンバーはAce Parker(g、b、key、ds、vo)、Al Gover(vo、as、key)、Eugene Gresham(key、tp、flh、back vo)、Ron Duskin(ss、fl、syn、key、vo)、Eric Watkins(key、tp、flh、tb、back vo)、Jonathan Jones (g、b、ds、back vo)という6名。

グループ唯一のアルバムとなる本作『Sharp』(1989年)は、Midnight StarのメンバーであったReggie CallowayVincent Calloway(Cino Calloway)Calloway兄弟がプロデュースしています。彼らはR&BユニットCallowayとしても知られていますね。

リアルタイムでは国内で殆ど話題にならない1枚でした。多分、僕はCalloway兄弟プロデュースという点に興味を持ち、購入した記憶があります。

しかし、某有名ディスク・ガイドに掲載されたことで、再評価が高まった1枚となりました。

シングル・カットささた「Playboy」をはじめ、「Can't Get Enough」「Can't Take My Eyes Off You」「Love or Money」といったキャッチーエレクトリック・ファンクが魅力のアルバムです。このあたりはMidnight Starの流れを汲むCalloway兄弟の手腕が発揮されています。

個人的には絶品スロウ「Tomorrow Each Day」も超おススメです。

Midnight StarCalloway好きの人はチェックしてみては?

全曲紹介しときやす。

「Playboy」
シングル・カットもされたエレクトリック・ファンク。良くも悪くも80年代後半のエレクトリック・サウンドですが、なかなかキャッチーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=tw7gbDwazbk

「Can't Get Enough」
個人的にはダンサブルなファンク・チューンであれば、コレが一番のお気に入り。妖しげな煌びやかさを放つエレクトリック・ファンクが80年代らしくて好きです!
https://www.youtube.com/watch?v=0WbZ60hOLqQ

「Second to None」
ハイ・トーン・ヴォーカルが映える素敵なラブ・バラード。ヴォーカル・グループとしての魅力も示してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JgXvDGH8DqY

「Can't Take My Eyes Off You」
Frankie ValliやBoys Town Gangでお馴染みの人気曲「君の瞳に恋してる」と同タイトルですが同名異曲です。コチラは甘く危険な香りのエレクトリック・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zeAJwfmWhWA

「Love or Money」
本曲らしいキャッチーなエレクトリック・ファンク。甘く危険な香りとメロディアスな側面を織り交ぜたキャッチーな仕上がりがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=aZvilZ7z1Aw

「Double Your Pleasure」
ロッキン・ギターなどでアクセントをつけていますが、「Can't Take My Eyes Off You」からの流れで少し一本調子に感じるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=QgGes4IfO6E

「Tomorrow Each Day」
アルバムで一番のお気に入り。リアルタイムで聴いていたときはダントツでコレばかりリピートで聴いていました。甘く切ないスロウを聴くと、甘酸っぱい青春の思い出が蘇ってきます。僕にとってはエヴァーグリーンな魅力を持つ名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=jNImkB9899A

「Available」
ラストも重量感のあるエレクトリック・ファンクで締め括ってくれます。ただし、エレクトリック・ファンクの負の部分が顕在化しており、少し残念です。
https://www.youtube.com/watch?v=ctSPQBj3j2E

ご興味がある方はCallowayの作品もチェックを!

Calloway『All The Way』(1989年)
All the Way

Calloway『Let's Get Smooth』(1992年)
Let's Get Smooth
posted by ez at 01:06| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月22日

Yesterdays New Quintet『Angles Without Edges』

Madlibによる架空ジャズ・ユニット第1弾☆Yesterdays New Quintet『Angles Without Edges』
Angles Without Edges by Yesterdays New Quintet (2001-05-03)
発表年:2001年
ez的ジャンル:Hip-Hop系ジャズ・プロジェクト
気分は... :イチローお疲れ様!

イチローの引退会見に見入ってしまい、ブログどころではなくなってしまいました。

日々の研鑽を怠らず、幾つもの困難を努力で乗り越えて高みを極めたイチローだからこその一言一言に胸を打たれました。

今回は人気Hip-HopアーティストMadlibのプロジェクトの1つYesterdays New Quintet名義の『Angles Without Edges』(2001年)です。

Madlib(本名:Otis Jackson Jr.)に関して、当ブログでは以下の7作品を紹介済みです。

 Madlib『Shades Of Blue』(2003年)
 Jaylib『Champion Sound』(2003年)
 Yesterdays New Quintet『Stevie』(2004年)
 Sound Directions『The Funky Side Of Life』(2005年)
 Talib Kweli & Madlib『Liberation』(2007年)
 Jackson Conti『Sunjinho』(2008年)
 Quasimoto『Yessir, Whatever』(2013年)

本作『Angles Without Edges』(2001年)は架空ジャズ・ユニットのサイド・プロジェクトYesterdays New Quintet(YNQ)の第1弾アルバムです。本作に続き、2004年に2ndアルバム『Stevie』をリリースしています。

プロデュースはMadlib本人。レコーディング・メンバーとして、Otis Jackson Jr.(ds)、Joe McDuphre(key)、Monk Hughes(b)、Malik Flavors(per)、Ahmad Miller(vibes)の名がクレジットされ、一応カルテット編成になっていますが、実体はMadlib一人ですべて演奏しています。

J Dilla以降のHip-Hop感覚とMadlibのジャズ愛が結びつき、独特の幽玄的ジャズ・グルーヴを生み出しています。

「Paladium」Weather Report)、「Thinking Of You」Jorge Dalto「I've Got You on My Mind」)、「Uno Esta」「Mestizo Eyes」Bobbi Humphrey)、「Daylight」Ramp)、「Sun Goddess」Ramsey Lewis)といった名曲をMadlibらしい解釈でカヴァーしているのが面白いですね。

きっと最初は困惑して聴くことになるかもしれませんが、聴き重ねるほど独特の幽玄的ジャズ・グルーヴにハマるはずです。

Madlibならではのジャズ・センスを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Prelude」
ヴァイヴの音色が心地好いメロウで穏やかなイントロ。
https://www.youtube.com/watch?v=cQoDpTHf3gc

「Julani」
50〜60年代のジャズ・フィーリングに満ちた演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=A7h8XQq7Xqc

「Papa」
Herb Geller「Sudden Senility」のドラム・ネタを用いたMadlibらしいセンスに溢れた1曲。クラヴィネットの音色も印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=n3b5JTPKvRU

「Keeper Of My Soul」
Walter Bishop, Jr.'s 4th Cycleによるブラック・ジャズをカヴァー。オリジナルは『Keeper Of My Soul』(1973年)に収録されています。さり気ないですが、Madlibのブラック・ジャズ愛を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=YUrOf_X5JKU

「The One Who Knows」
2000年以降のHip-Hopらしい乾いたビートと幽玄的ジャズ・サウンドによるYNQらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zXG6q0xKvTQ

「The Birth Of YNQ」
インタールード的な繋ぎの1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=-9sZueyJf24

「Paladium」
Weather Reportのカヴァー。オリジナルは『Heavy Weather』(1977年)に収録されています。ラテン/ブラジリアン・フレイヴァーを強調したYNQ流クロスオーヴァーを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=tXv6tAPvDRg

「Life's Angles」
疾走する格好良さでいえば、J.J. Johnson「Willie Chase」のリズム・ネタを使った本曲が一番かもしれません。個人的にも一番のお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=Zeza7m5GIHI

「Thinking Of You」
Jorge Dalto「I've Got You on My Mind」の上モノとBad Medicine「Trespasser」のドラム・ネタの組み合わせ。Jorge Daltoのメロウ名曲をモチーフにミステリアスな音世界を展開します。
https://www.youtube.com/watch?v=CahK_WaDGrw

「Uno Esta」
Bobbi Humphreyのカヴァー1曲目。オリジナルはMizell兄弟が手掛けた『Fancy Dancer』(1975年)に収録されています。本作らしい幽玄的ジャズ・グルーヴを楽しめる演奏です。へなへなしたアブストラクト・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=kIeniGfipwE

「Rugged Tranquility」
エクスペリメンタルなボッサ・ジャズといった雰囲気がYNQらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Vh_4m5T6J58

「Daylight」
Roy AyersがプロデュースしたRampのレア・グルーヴ人気曲をカヴァー。オリジナルは『Come Into Knowledge』(1977年)に収録されています。レア・グルーヴ人気曲を本作らしい幽玄グルーヴで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9JvLc-7Y6h0

「Hot Water」
今ジャズにも通じるJ Dilla以降のHip-Hop経由ジャズを感じることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=eiUlaceU_mk

「Mestizo Eyes」
Bobbi Humphreyのカヴァー2曲目。オリジナルは「Uno Esta」と同じく『Fancy Dancer』(1975年)に収録されています。このもっさりしたグルーヴは今でこそ違和感ありませんが、当時は困惑した人も多かったのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=iVyaSo9lSeI

「Sun Goddess」
Maurice WhiteをはじめとするEarth,Wind & Fire勢がバックアップしたRamsey Lewisの人気曲をカヴァー。オリジナルは『Sun Goddess』(1974年)に収録されています。お馴染みの人気曲をHip-Hop経由の次世代ジャズとして聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zQ4i0TcZB6o

「Kuhn's Theme」
タイトルにも反映されているようにSteve Kuhn「Ida Lupino」ネタ。ネタのセレクトも含めて、Madlibのジャズ愛に満ちた格好良いジャズ・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7do3yzh8SZY

「Little Girl (Dakota's Song)」
UKソウルの重鎮Omar「Little Boy」のカヴァー。オリジナルは『For Pleasure』(1994年)に収録されています。乾いたビートとメロウ・エレピによるもっさりグルーヴが本作らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=JNswYWnVB0g

「Broken Dreams」
ミステリアスなバラードですが、終盤はアフリカン・ビートで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zn6Bu5zbNy4

「Last Day」
アヴァンギャルドなアルバムのアウトロ。

ここまでがDisc1の本編全19曲です。

ボーナス・トラック扱いのDisc2には、「Elle's Theme」「ReRev」「Herbal Scent」「Sunrays」というEP「Elle's Theme」(2001年)からの4曲、「Funshine」「The Science」というEP「Uno Esta」(2001年)からの2曲の計6曲が収録されています。

特にBernard Purdie「Soul Bossa Nova」ネタのドラムが印象的な「Elle's Theme」Milt Jacksonのカヴァー「ReRev」McCoy Tyner「Beyond the Sun」ネタの「Sunrays」、Anthony King「Filigree Funk」ネタの 「Funshine」あたりがおススメです。
「ReRev」
 https://www.youtube.com/watch?v=6dRmPcdyVGE
「Sunrays」
 https://www.youtube.com/watch?v=vTxa0WaKc84
「Funshine」
 https://www.youtube.com/watch?v=wT-KueGKRfI

Madlib関連の過去記事もチェックを!

Madlib『Shades Of Blue』(2003年)
Shades of Blue

Jaylib『Champion Sound』(2003年)
Champion Sound

Yesterdays New Quintet『Stevie』(2004年)
Stevie: Instrumental Tribute to Stevie Wonder

Sound Directions『The Funky Side Of Life』(2005年)
Funky Side of Life

Talib Kweli & Madlib『Liberation』(2007年)
Liberation

Jackson Conti『Sunjinho』(2008年)
Sujinho

Quasimoto『Yessir, Whatever』(2013年)
Yessir Whatever
posted by ez at 02:04| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月21日

Leon Thomas『Blues And The Soulful Truth』

レア・グルーヴ方面で再評価の高い1枚☆Leon Thomas『Blues And The Soulful Truth』
ブルース・アンド・ザ・ソウルフル・トゥルース (日本初CD化、日本独自企画盤、歌詞、解説付き)
発表年:1969年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系黒人ジャズ・ヴォーカル
気分は... :芸術は爆発だ!

今回は独自のヨーデル調スキャットで知られる男性ジャズ・シンガーLeon Thomas『Blues And The Soulful Truth』(1972年)です。

イリノイ州イーストセントルイス出身の男性ジャズ・シンガーLeon Thomas(1937-1999年)の紹介は、1stソロ・アルバム『Spirits Known And Unknown』(1969年)に続き2回目となります。

本作『Blues And The Soulful Truth』(1972年)はレア・グルーヴ方面からも再評価の高い1枚です。Flying Dutchmanからのリリースです。

レコーディングにはLeon Thomas(vo、per)、Pee Wee Ellis(p、ts)、Donald Pate(b)、Gordon Edwards(b)、Stanley Clarke(b)、Bernard Purdie(ds)、Airto Moreira(ds)、Jesse Kilpatrick(ds)、Cornell Dupree(g)、Larry Coryell(g)、Neal Creque(p)、Baba Feme(per)、Gene Golden(congas)、John Eckert(tb)、Dick Griffin(tp)、Cecil Payne(bs)等のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはBob ThielePee Wee Ellisがアレンジを手掛けています。

スピリチュアル・ジャズのイメージがあるLeon Thomasですが、本作はジャズ・ファンク、ソウル、ブルースのエッセンスを取り入れたジャズ・アルバムらしからぬ1枚に仕上がっています。

Leon Thomas版「Tighten Up」なグルーヴィー・ソウル「Love Each Other」、JBライクにシャウトするジャズ・ファンク「Let's Go Down To Lucy's」、Stanley Clarkeのベースが牽引するGabor Szaboのカヴァー「Gypsy Queen」、アラビックな雰囲気が漂うミステリアス&サイケデリックな「Shape Your Mind To Die」、ゴスペル・ライクに高揚する「L-o-v-e」あたりがおススメです。

エキセントリックなジャケのインパクトも大!
独特のオーラを放つ1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Let's Go Down To Lucy's」
Alfred Ellis/Leon Thomas作。LeonがJBライクに熱くシャウトするジャズ・ファンクがオープニング。Bernard Purdie、Gordon Edwards、Cornell Dupreeらのバッキングによるファンク・グルーヴもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1BnHNeUauww

「L-o-v-e」
Leon Thomas作。女性コーラス隊も加わり、ファンキーに躍動するソウル・チューン。ゴスペル・ライクな高揚感もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ziX3g-I7qPM

「Gypsy Queen」
George David Weiss/Gabor Szabo作。Santanaヴァージョンでも知られるGabor Szabo作品をカヴァー。Gabor Szaboのオリジナルは、当ブログでも紹介した『Spellbinder』(1966年)に収録されています。10分超の大作ですが、格好良すぎるStanley Clarkeのベース、Airto Moreiraのドラムが牽引するミステリアス&エキサイティングな演奏をバックに、Leonらしいヨーデル調スキャットを披露してくれるクロスオーヴァー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=PYjURwrMkbE

House of Pain「All My Love」のサンプリング・ソースとなっています。
House of Pain「All My Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=uK15faVp8EY

「Love Each Other」
Leon Thomas作。レア・グルーヴ的には本作のハイライト。思わずArchie Bell & The Drells「Tighten Up」をイメージしてしまうグルーヴィーなソウル・ダンサー。正にLeon Thomas版「Tighten Up」といった感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CT-jsTQL8n0

「Shape Your Mind To Die」
Leon Thomas/Neal Creque作。中東のアラビックな雰囲気が漂うミステリアス&サイケデリックなジャズ・グルーヴ。不敵なLeonのヴォーカルも含めて独特の雰囲気を醸し出します。終盤のヴィター(ヴァイオリンとギターを合わせた電子楽器)の音色も印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ib4QhAfhOFo

Brand Nubian「The Travel Jam」、Melanin 9「The Generation Gap」等のサンプリング・ソースとなっています。
Melanin 9「The Generation Gap」
 https://www.youtube.com/watch?v=b7Tt57hyQEw

「Boom-Boom-Boom」
偉大なブルース・マンJohn Lee Hooker、1962年のR&Bヒットをカヴァー。ジャズ・アルバムであることを忘れてしまいそうなブルージーな演奏&ヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=i0z1KaYlnZU

「China Doll」
Alfred Ellis/Jesse Kilpatrick/Leon Thomas作。タイトルから想像できるように、オリエンタル・ムードのピアノが印象的なスピリチュアル・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=DON5WvSVYSc

Lootpack「Wanna Test」のサンプリング・ソースとなっています。
Lootpack「Wanna Test」
 https://www.youtube.com/watch?v=lYjPXX6KYb0

「C.C. Rider」
ブルース・クラシックのカヴァー。ラストは「Boom-Boom-Boom」同様にブルージーに締め括ってくれます。ここでもヴィターの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=HkJZuKSyn7M

Leon Thomasの他作品もチェックを!

『Spirits Known And Unknown』(1969年)
スピリッツ・ノウン&アンノウン +3  (日本独自企画盤、解説、歌詞付き)

『The Leon Thomas Album』(1970年)
レオン・トーマス・アルバム  (日本初CD化、日本独自企画盤、解説、歌詞付き)

Leon Thomas With Oliver Nelson『In Berlinb』(1971年)
In Berlin

『Full Circle』(1973年)
フル・サークル (日本初CD化、日本独自企画盤、歌詞、解説付き)
posted by ez at 01:45| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月20日

The Alan Copeland Conspiracy『A Bubble Called You』

キラー・チューン「Frenesi」収録☆The Alan Copeland Conspiracy『A Bubble Called You』
ア・バブル・コールド・ユー
発表年:1969年
ez的ジャンル:名アレンジャー系ソフト・ロック
気分は... :ポップな気分で!

今回は人気ソフト・ロック作品からThe Alan Copeland Conspiracy『A Bubble Called You』(1967年)です。

名アレンジャーAlan Copelandの紹介は、The Alan Copeland Singers名義の『If Love Comes With It』(1969年)に続き2回目となります。

『If Love Comes With It』(1969年)と並び再評価の高いソフト・ロック人気作ですね。1回聴けば、ソフト・ロック名盤であることが即時にわかる素晴らしい1枚です。

プロデュースはBob Thiele

まずは本作の再評価を高めたキラー・チューン「Frenesi」ですね。究極のソフト・ロック!と呼びたくなるこの1曲だけでも本作を購入する価値があると思います。

ただし、「Frenesi」のみではないのが本作が名盤たる所以。グルーヴィーな「At My Front Door」、Associationの名曲カヴァー「Windy」The Beach Boysライクな「Don't Sleep In The Subway」、ドリーミーな「A Bubble Called You」、エヴァーグリーンな魅力がある「Bowling Green」Roger Nichols & The Small Circle Of Friends好きも気に入るであろう「Only In The Movies」、ソフト・ロックらしい魅力に溢れた「Don't You Care」など魅惑のソフト・ロックがズラリと並びます。

ソフト・ロック好きには間違いのない1枚です。

全曲紹介しときやす。

「At My Front Door」
The El Dorados、1955年のヒット曲をカヴァー。グルーヴィー・ロック×ソフト・ロックなオープニング。スウィン・ロンドンがお好きな人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=2JTDNrYp7wY

「Ode To Billie Joe」
女性カントリー・シンガーBobbie Gentry、1967年の大ヒット曲をカヴァー。少しミステリアスでオトナなコーラス・アレンジがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=XkpcHu4Dt-s

当ブログでは本曲に関して、Lou DonaldsonNicola ConteEllen McIlwaineThe Buddy Rich Big Bandのカヴァーも紹介済みです。

「Windy」
Association、1967年の全米No.1ヒットをカヴァー。オリジナルのグッド・ヴァイヴを受け継ぎつつ、男女コーラスならではのエレガントな魅力を加味しています。
https://www.youtube.com/watch?v=r-7TKXStwZc

当ブログではWes MontgomeryAstrud Gilbertoのカヴァーも紹介済みです。

「Don't Sleep In The Subway」
Petula Clark、1967年のヒット曲をカヴァー(Jackie Trent/Tony Hatch作)。The Beach Boysライクなコーラスワークで楽しませてくれるソフト・ロックらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=afEtXvT_OEM

「The Warmth Of The Sun」
The Beach Boysの名バラードをカヴァー。オリジナルは『Shut Down Volume 2』(1964年)に収録されています。美しくも切ないムードがたまらない1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=NW8DZRRSk2w

「Can't Take My Eyes Off You」
Boys Town Gangのお馴染みの人気曲「君の瞳に恋してる」をカヴァー。オリジナルはFrankie Valli、1967年の大ヒット・シングル。Boys Town Gangヴァージョンがお好きな人ならば本ヴァージョンも気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=R7ymtTmNH_8

「A Bubble Called You」
タイトル曲はCopelandとThe Love GenerationのTom Bahlerによるオリジナル。ソフト・ロックらしい魅力に溢れたドリーミー・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=irwoTJoey6w

「Frenesi」
Artie Shaw & His Orchestra、1940年の世界的ヒットで知られるラテン・スタンダードをカヴァー(Alberto Dominguez作)。前述のように本作のキラー・チューン。爽快コーラスでキュートに疾走します。聴いているだけでハッピーになる究極のソフト・ロック!
https://www.youtube.com/watch?v=dCwrvxulx1A

「Bowling Green」
The Everly Brothers、1967年のヒット曲をカヴァー。エヴァーグリーンな魅力がある爽快ソフト・ロック。爽やかなドリーミー感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=CWhV8HlGSu0

「Only In The Movies」
Alan & Marilyn Bergman/Larry Marks作。オルガンの効いたシャッフル・グルーヴ。Roger Nichols & The Small Circle Of Friends好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=H_pkD-VKwXw

「Here, There And Everywhere」
Beatlesの名曲カヴァー(John Lennon/Paul McCartney作)。この名曲を素敵なコーラス・ワークのソフト・ロックへ変貌させる手腕はさすがです。
https://www.youtube.com/watch?v=CBWHl5s3qlI

「Don't You Care」
The Buckinghams 、1967年のヒット曲をカヴァー。個人的には「Frenesi」に次ぐお気に入り。ポップに弾けるドリーミーな躍動感がサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=NW8DZRRSk2w

未聴の方はThe Alan Copeland Singers『If Love Comes With It』(1969年)もチェックを!

The Alan Copeland Singers『If Love Comes With It』(1969年)
イフ・ラヴ・カムズ・ウィズ・イット
posted by ez at 00:59| Comment(2) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月19日

H-Town『Fever For Da Flavor』

US R&BチャートNo,1「Knockin' da Boots」収録☆H-Town『Fever For Da Flavor』
Fever for Da Flavor
発表年:1993年
ez的ジャンル:90年代男性R&Bグループ
気分は... :ようやく一服!

90年代男性R&BグループからH-Town『Fever For Da Flavor』(1993年)です。

H-Townは1990年テキサス州ヒューストンで結成された男性R&Bグループ。

メンバーはSolomon "Shazam" ConnerKeven "Dino" ConnerというConner兄弟と2人の友人であったDarryl "G.I." Jackson,の3名。

グループは2 Live CrewLuther "Luke" CampbellLuke Skyywalker)の主宰レーベルであるLuke Recordsとの契約に成功し、1993年にデビュー・アルバムとなる本作『Fever For Da Flavor』(1993年)をリリースします。

1stシングルとなった「Knockin' da Boots」がUSチャート第3位、US R&Bチャート第1位の大ヒットとなり、華々しいデビューを飾ります。

その後、2ndアルバム『Beggin' After Dark』(1994年)を最後にLuke Recordsを離れ、1997年に3rdアルバム『Ladies' Edition』をリリースしています。

2003年にグループに悲劇が起きます。メンバーのKeven "Dino" Connerが交通事故で逝去してしまったのです。失意の中、既にレコーディングしていた4thアルバム『Imitations of Life』を2004年にリリースしました。

さて、デビュー・アルバムとなる本作『Fever For Da Flavor』(1993年)ですが、Luke Recordsが送り出す新人グループらしく、セクシー・モード(というよりエロ・モード)を程良く打ち出したR&Bアルバムに仕上がっています。

メイン・プロデュースはBishop "Stick" Burrell, Sr.。1曲のみJon "J. Swift" Catalonがプロデュース。Luther "Luke" Campbellがエグゼクティブ・プロデューサーとして名を連ねます。

Conner兄弟とBishop Burrell, Sr.の共作による「Interlude」以外はSolomon "Shazam" Connerがソングライティングを一手に手掛けています。

前述の大ヒット・シングル「Knockin' da Boots」をはじめ、「Lick U Up」「Keepin' My Composure」というシングル曲はすべてスロウ。それ以外にも「Won't U Come Back」といった極上スロウが並びます。

アップであれば、「Can't Fade da H」「Treat U Right」あたりがおススメです。

90年代男性R&Bグループ好きであれば、押さえておきたい1枚ですね。

全曲紹介しときやす。

「Introduction」
Led Zeppelin「When The Levee Breaks」をサンプリングしたイントロ。

「Can't Fade da H」
Kool & The Gang「Funky Stuff」をサンプリングした軽快なダンサブル・チューン。なかなかキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=UjWG3jfIUhU

「Treat U Right」
シングル向きのキャッチーなダンサブル・チューン。爽快コーラスワークも披露してくれます。90年代男性R&Bグループ好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=zqG215W_joI

「Fever for da Flavor」
タイトル曲はヘヴィ・ビートのHip-Hop調ミディアム・グルーヴ。ヘヴィ・ビートと爽快コーラスのコントラストが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=9nXdLjPupZE

「Sex Me」
セクシーに疾走するダンサブル・チューン。セクシーなのに爽やかなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=vr3xabxqoqk

「H-Town Bounce」
Zapp「More Bounce To The Ounce」、Kool & The Gang「Funky Stuff」をサンプリングしたファンクネス・トラックが印象的な1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Att7HWX3WOg

「Keepin' My Composure」
アルバムからの3rdシングル。Barry White「Playing Your Game, Baby」、The D.O.C.「It's Funky Enough」をサンプリングしたミディアム・バラード。甘く危険な香りがいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=vIYnKgVCBl8

「Interlude」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=TRgTT0C6jPU

「Lick U Up」
「Knockin' da Boots」に続く2ndシングル。US R&Bチャート第21位となっています。Luke Recordsらしいセクシー・モードのスロウ・チューン。Keith Sweat「How Deep Is Your Love」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=2VWhD0efmLE

「Knockin' da Boots」
前述のように、USチャート第3位、US R&Bチャート第1位となった大ヒット・シングル。Zapp「Be Alright」をサンプリングしています。セクシー&メロウな至極のスロウ。グループの魅力が凝縮された代表曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=HrBnEaQd4ZY

The Notorious B.I.G.「One More Chance」、Kurious feat. Kadi「Uptown Shit」、Sunz of Man「No Love Without Hate」、Sa-Deuce feat. H-Town「Body Knockin' (H-Town Remix)」、Jill Scott feat. Mos Def「Love Rain (Head Nod Remix)」等で本曲の歌詞が引用されています。

また、Ace Hood「Rosa Acosta Outro」、Slim Guerilla「Knockin Boots (Interlude)」等のサンプリング・ソースとなっています。
Ace Hood「Rosa Acosta Outro」
 https://www.youtube.com/watch?v=TZgPslqZwUY
Slim Guerilla「Knockin Boots (Interlude)」
 https://www.youtube.com/watch?v=FHWAoXjygWw

「Won't U Come Back」
素敵な美メロ・スロウ。曲単位の良さでいえば、コレが一番かも?曲良し、歌良し、サウンド良し三拍子揃っています。
https://www.youtube.com/watch?v=WKEJzpBMo8k


ラストはエロエロ・モードのセクシー・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=t-_HGMUsX9M

H-Townの他作品もチェックを!

『Beggin' After Dark』(1994年)
Beggin' After Dark

『Ladies' Edition』(1997年)
Ladies Edition

『Imitations of Life』(2004年)
Imitations of Life
posted by ez at 03:50| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする