2005年10月06日

Roberta Flack『I'm The One』

僕の理想のバックミュージシャン勢揃いの至極の1枚☆Roberta Flack『I'm The One』
I'm the One
発表年:1982年
ez的ジャンル:クロスオーバー系R&B/AOR
気分は... :やっぱりバルサのサッカーが一番楽しいでしょε=ε=┏( ・_・)┛

僕は音楽と同じくらい、海外サッカー好きである。一般的に最も有名な海外サッカーチームは、ベッカム、ロナウド、ジダンといったスーパースターが勢揃いする“銀河系軍団”レアル・マドリー(スペイン)だと思う。しかし、僕にとっての現在のドリームチームは、レアル・マドリーの宿敵バルセロナ(スペイン)だ。ロナウジーニョを中心に、エトー、ジュリ、デコ、メッシらが絡む攻撃的サッカーは、観ていて楽しいし、ほれぼれするね。マドリーに比べると小粒かもしれないが、適材適所の組み合わせの妙がバルサにはある

Roberta Flack『I'm The One』は、当時僕がバックミュージシャンのドリームチームと思っていたメンツが勢揃いしたアルバムである。そのメンツは、Eric Gale(g)、Richard Tee(key)、Marcus Miller(b)、Steve Gadd(ds)、Ralph MacDonald(per)の5名であり、さらに大ヒット曲「Just the Two of Us」で有名なGrover Washington Jr.(sax)も参加している。特に、Ralph MacDonaldはプロデュースも手掛けている。

このメンツは「Just the Two of Us」を含むGrover Washington Jr.の大ヒットアルバム『Winelight』(1980年)と同じである。『Winelight』はサウンド的にはメロウ大好きの僕にとっては文句なしだったけど、如何せんボーカル曲が「Just the Two of Us」(ボーカルはBill Withers)1曲のみでは...このメンツで全曲ボーカル入りのアルバム出ないかなぁとの願望が起こった。

そんな僕の願望を叶えてくれたのがRoberta Flack『I'm The One』であった。彼女については、「Killing Me Softly」、「The First Time Ever I Saw Your Face」、「Where Is The Love」(Donny Hathawayとのデュエット曲)、「Feel Like Makin' Love」等のヒット曲は知っていたが、当時それほど熱心なファンというわけではなかった。

肝心の中身はというと、ステ曲なし期待以上の出来であり、20年以上経った今でもメロメロにしてくれる。ジャンル的にはR&Bのアルバムなんだろうけど、今でもクロスオーバー/AORという感覚で聴いてマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「In The Name Of Love」
前述の『Winelight』にも収録されており、曲自体は知っていたので、ボーカル入りでこのメロウ&ジャジーなナンバーを聴けた感動は大きかったなぁ。ちなみに、Ralph MacDonaldの1984年のアルバム『Universal Rhythm』(未CD化)にBill Withersのボーカル・バージョンが収録されてマス。

「Til The Morning Comes」
アルバム中一番お気に入りの曲。まさにAOR系メロウ&スムーズ好きにはど真ん中ってカンジです。Robertaのボーカルとバックの洗練された音が見事にマッチしている。特にフェンダーローズに弱い僕は、Richard Teeのささやくようなフェンダーの音色で秒殺されてしまいました。ホント名曲だと思いマス。

「Making Love」
アルバムからのシングルカット曲であり、同名の映画の主題歌にもなった。この曲だけヒットメイカー夫婦(当時)Burt Bacharach & Carole Bayer Sagerが手掛けた作品。他の曲とはとは多少雰囲気が違うかも?でも、じっくり聴かせる感動のナンバーです。

「My Love For You」
Ralph MacDonaldのパーカッションが心地良い曲。Grover Washington Jr.の控え目なサックスソロもイイカンジです。あっさりしてるけど、不思議ともう1回聴きたくなる♪

残念ながら、このドリームチームによるメロウ&スムーズを堪能できる彼女のアルバムはこの1枚のみ。でも、他のアルバムもいろんなテイストがあって結構楽しめマス。
それにしても、Ralph MacDonald『Universal Rhythm』をCD化してくれないかなぁ?
posted by ez at 02:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

Todd Rundgren『Something/Anything』

今でも多くのカルト的ファンを持つミュージシャンTodd Rundgrenによるポップで、キッチュで、ちょっとアバンギャルドなアルバム『Something/Anything』
ハロー・イッツ・ミー(サムシング/エニシング?)
発表年:1972年
ez的ジャンル:宅録系ひねくれポップ
気分は... :オレを泣かしたアンタは凄い\(#><)/

“なんで売れないの?でも売れたらイヤだーっ!”っていうお気に入りミュージシャンは誰にでもいるでしょ?僕にとってはTodd Rundgren、Al Kooper、Van Morrisonがそのトップ3だったなぁ。

とりわけTodd Rundgrenは、高校時代から今までずっと変わりなく僕を胸キュンにさせてくれる。一方で、その素敵なメロディーをなんとなくダサく聞かせるのがイイ! 新橋あたりの小汚いけどうまくて安い焼鳥屋で飲んでいるときの幸福感に近いものを感じるね。自身の作品は全然ヒットしないけど、プロデューサーとしては多くの話題作を世に送り出すあたりもToddらしくてイイよねっ。

1988年の来日コンサート(Midiを駆使したワンマン公演)に行ったが、あの時の感動は今でも忘れない。恥ずかしながら、僕がコンサートで感動のあまり涙したのはJackson BrowneとToddの二人なのだ(;−;)

そんなToddの最高傑作との呼び声が高いのが『Something/Anything』デス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「I Saw The Light」
シングルヒットしたポップ・チューン。
この曲をToddのフェイバリットに挙げる人も多いのでは?
30年以上経った今でも鮮度が維持されているミラクルな曲。

「It Wouldn't Have Made Any Difference」
個人的にはToddの全作品中一番スキな曲。ただただ美しく悲しいスロー・ナンバー。
この曲を聴いていると、いろんな思い出が走馬灯のように浮かび、自然と涙目になってウルウルしてくる。

「Cold Morning Light」
ポップ職人Toddの本領発揮のナンバー。万華鏡のようなさまざまな表情を見せると同時に、包み込むような優しさを持つ曲デス。完成度で言えばアルバム中一番高いと思うな。

「Wolfman Jack」
アルバム中一番盛り上がるゴキゲンな曲。高校時に聴いていた頃はRockの曲ってイメージがあったけど、今聴くとホーンセクションやコーラスなんかも含めてFunkというかモロにSly & The Family Stoneだね。

「Hello It's Me」
彼が60年代後半に率いていたグループNazzの代表曲の再演であり、「I Saw The Light」と並びヒットした。デモテープみないな出だしがToddらしい。聴き込むほどに味わい深くなる曲だと思いマス。

本作以外では『Runt: The Ballad of Todd Rundgren』(1971年)、『Hermit Of Mink Hollow』(1977年)あたりが個人的なオススメです。プロデュース作品の中ではXTC『Skylarking』(1986年)、Cheap Trick『Next Position Please』(1983年)なんかが僕の愛聴盤デス。
posted by ez at 01:01| Comment(6) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

Koffee Brown『Mars/Venus』

最近では案外少ない男女デュオR&Bの傑作Koffee Brown『Mars/Venus』
Mars/Venus
発表年:2001年
ez的ジャンル:エレガント系男女デュオR&B
気分は... :男と女ってややこしい?

ここ数年印象に残る男女デュオR&Bのアルバムと言えば、夫婦デュオKenny Lattimore & Chante Moore『Things That Lovers Do』が思い浮かぶ。裏ジャケの“これを聴くと妊娠するかも?”という注意書きで話題になったように、二人だけのラブラブな世界のアルバムだ。あまりのアツアツぶりに少々妬けてくるかも?

その点、2001年に出たFonzとVeeのデュオKoffee Brown『Mars/Venus』は、もっと純粋に男女ボーカルの絡みを楽しめる。ちなみにプロデューサーは元Naughty By NatureのKay Geeデス。Kenny Lattimore & Chante Mooreのラブラブぶりと比較すると、酸いも甘いも知っている大人の男女の会話のようなアルバムってカンジ。

♂♀をコーヒー豆でかたどったジャケットも印象的だよね。
関係ないけど、松本明子のデビューシングルは「♂・♀・Kiss(オス・メス・キス)」デス(¬¬)

オススメ曲を紹介しときやす。

「After Party」
デビューシングルとなったスムーズなダンスチューン。この落ち着いた雰囲気が何ともエレガンス☆以前に紹介したDe La Soul「Say No Go」と同じくDaryl Hall & John Oates「I Can't Go For That」をサンプリングしてます♪

「Didn't Mean To Turn You On」
個人的にはイチオシのミディアム・ナンバーです。AOR大好きな僕がハマるパターンの気持ちのイイ曲です。Du-Ganzというラッパーをフューチャーしてます。

「Weekend Thing」
「Didn't Mean To Turn You On」と並んでお気に入りのグルーヴィーなナンバー。この曲を聴いていると、続けてAlexander O'NealとCherrelleの名曲「Saturday Love」(1985年)を聴きたくなる。

「I Got Love (Scars)」
しっとりとした大人のバラード。アーバンな雰囲気たっぷりデス。

「Blackout」
Lady Luckという女性ラッパーをフィーチャーした、とってもキャッチーなナンバーです。アルバムの中でいいアクセントになっている曲だと思いマス。

残念なことに彼らはその後別れてしまったため、このアルバムがKoffee Brown唯一のアルバムだ。男と女ってややこしいよね!
posted by ez at 01:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月03日

Curtis Mayfield『Curtis/Live!』

究極のライブアルバムCurtis Mayfield『Curtis/Live!』
Curtis/Live!
発表年:1971年
ez的ジャンル:ビター&スウィート系ニューソウル
気分は... :ライブってこの臨場感がイイんだよねっ♪

ライブアルバムって、目を閉じるとリスナーがライブ会場にいるような錯覚に陥る臨場感が命だと思う。そんなライブアルバムの魅力を余すことなく伝えてくれる、僕にとっての究極・最強のライブアルバムが『Curtis/Live!』である。

小さなライブハウス(NYのBitter End)での収録であるため、バンドの生々しくて迫力ある演奏や、バンドと観客の距離感などさまざまな臨場感が伝わってくる。リラックス・ムードながらも、ソリッド&スリリング&グルーヴィーな演奏を余裕でプレイするあたりが何とも心憎い( ^∇^)σさらに、曲間のMCや演奏中のコール&レスポンスも含めてライブの高揚感をデリバーしてくれるカンジが最高にイカしているねd=(^o^)

Impressions時代(彼は1950年代後半から1960年代にかけてImpressionsで活躍していた)のヒットナンバーも多く、Marvin Gaye 、Stevie Wonder 、Donny Hathawayと並びニューソウル四天王として以後のミュージック・シーンに絶大なる影響を与えたCurtisの魅力を存分に楽しめマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Mighty Mighty (Spade and Whitey)」
いきなりカッチョ良く決めてくれるオープニング曲。
このリズムパターンを聴いているだけでゾクゾクするね。ギター、ベース、ドラム、パーカッションというシンプルなバンド編成だからこそ、僕が大好きなワウワウギターとパーカッションのパカポコ感を一層引き立てる。ウ〜ンたまりませんな!

「We're a Winner」
心地良いグルーヴが気持ちイイ曲。途中の観客の手拍子や歓声も会場全体でグルーヴ感を醸し出しているようでとってもグッド。

「We've Only Just Begun」
Roger Nichols/Paul Williamsの作品であり、Carpentersによるヒットでお馴染みのナンバー。Carpentersのバージョンは、甘酸っぱい青春ポップスってカンジだったけど、Curtisはしみじみと大人のソウルに仕上げている。

「People Get Ready」
Impressions時代の名曲だけど、Rod Stewartのカバーで知っている人も多いのでは?「We've Only Just Begun」からこの曲へ続く流れがイイカンジです。この曲自体メッセージも含めて、とっても大きなスケール感を持っているんだけど、特にこのライブバージョンはCurtisのボーカルとバンドの演奏がやさしく包み込んでくれる気がしてサイコーっす。

「Check Out Your Mind」
タイトでスリリングなナンバー。この緊張感は名盤『Superfly』の雰囲気に近いかも?

「Gypsy Woman」
Impressions時代のヒット曲だけど、僕がこの曲を最初に聴いたのはRy Cooderのカバーだった(シブすぎ〜)。その印象が強かったので、この曲がこんなにグルーヴィーなナンバーであることに正直驚いた記憶がある。

このアルバムに限らずCurtisの全作品が必聴だと思うけど、Paul Wellerが愛して止まない名曲「Move On Up」収録の『Curtis』(1970年)、ブラック・ムービー系サントラの最高峰『Superfly』(1972年)あたりが個人的にはオススメです。
posted by ez at 01:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月02日

Mica Paris『Contribution』

僕の密かな楽しみ?UKソウル歌姫Mica Parisの隠れた名盤『Contribution』をこっそり教えちゃいます。
Contribution
発表年:1990年
ez的ジャンル:ファッション・ブランド系UKソウル
気分は... :たまには銀座でメシでもどうよ?

80年代後半から90年代前半にかけて、僕のウォークマン占有率が最も高かったのAcid Jazz、グラウンド・ビートなんかに代表されるオシャレなUKクラブ・ミュージックだったかもしれない。UKソウルも純粋なR&B/SoulというよりもUKクラブ・ミュージックという感覚で聴いていた。

ちなみにAcid Jazzとは、Londonのクラブを中心とした踊るためのJazzのムーブメントであり、The Brand New Heavies、Ronny Jordan、US3あたりが有名かな?グラウンド・ビート(Ground Beat)とは、90年代初頭に流行った、ゆったり&ズシリと重い打ち込みビートが特徴のクラブ・ミュージックのことで、Soul II Soulの大ヒット「Keep On Movin'」がその典型デス。

そんなUKソウルのなかで、僕の最もお気に入りアルバムがMica Paris『Contribution』デス。まずジャケがオシャレでしょ。どこかのファッション・ブランドのイメージポスターみたいだもんね。なんたって名前がParisだしね(彼女の本名はMichelle Wallenなんだけど)。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Contribution」
Eric B & RakimのRakimのラップをフィーチャーしたタイトル曲。
でも、サウンドはグラウンド・ビートです。とってもクールなんだけどメロウなカンジがイイっす。今思うと、グラウンド・ビートでラップするRakimって何か不思議!

「If I Love U 2 Nite」
あのPrince殿下が書き下ろし、きっとこの曲で悩殺される人も多いのではと思う名曲デス。さすが殿下!とてもスウィートかつ少しけだるいセクシーなカンジがたまりません。

「Just to Be With You」
当時の売れっ子のサウンド・クリエイターMantronikプロデュースの典型的なUKクラブ・ミュージック。

「I've Been Watching You」
Micaの伸びやかなボーカルを楽しめるポップでとってもキャッチーな曲デス。

「More Love」
一般的には、「Contribution」、「If I Love U 2 Nite」、「Just to Be With You」の3曲がこのアルバムとハイライトと言われると思うけど、僕はこの曲がダントツでお気に入り。結構、無理やり他人に聴かせる曲の1つデス。パーカッシヴかつクールな打ち込みサウンドとエモーショナルなボーカルのバランスが絶妙デス。

こんな名盤なのにヒットしたのはUKのみで、アメリカでは全く見向きもされなかったのは残念な限りo(><)oだからこそ、隠れた名盤として愛着があるんだけどねっ。
posted by ez at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする