2006年02月08日

The Chemical Brothers『Dig Your Own Hole』

Techno、Hip-Hop、Rockの化学反応☆The Chemical Brothers『Dig Your Own Hole』♪
ディグ・ユア・オウン・ホール
発表年:1997年
ez的ジャンル:ダスト系ブレイク・ビーツ
気分は... :この疾走感は『24』にピッタリ!

最近、ある人のオススメで遅まきながら『24』のSeason Iを観た。噂には聞いていたけど、確かにハマるのがよくわかるね!1日24時間の出来事を24回で観せるというアイデアも面白いけど、それを飽きさせずに観せるストーリーもなかなかよく考えられているね!でも、フツー1日にあんなに多くの出来事は起きないでしょ!と突っ込みたくはなるけどねぇ!

『24』のようなノンストップの緊張感が漂うドラマを観てたら、久々にChemical Brothersが聴きたくなりまシタ。

ご存知の通りThe Chemical Brothersは、マンチェスター大学出身のTom RowlandsとEd Simmonsによるブレイク・ビーツの最高峰ユニットです。彼らのブレイクをきっかけに“デジタル・ロック”なんて呼び方も生まれましたよね!

今回愛聴していた1st『Exit Planet Dust』(1995年)、2nd『Dig Your Own Hole』(1997年)、3rd『Surrender』(1999年)の3枚を久々に聴いたけど、2nd『Dig Your Own Hole』がダントツにカッチョ良かった!

全曲紹介しときやす。

「Block Rockin' Beats」
アルバムの先行シングルにもなった人気曲。これぞChemicalってカンジの曲だよね!この1曲のみでアドレナリンが出まくり間違いナシ。この曲を聴くと、デジタル・ロックと呼びたくなるのも少しはわかる気がしマス。23 Skidoo「Coup」ネタ。

「Dig Your Own Hole」
「Block Rockin' Beats」の興奮が冷め止まぬうちに、この太いベースラインが脳天を直撃するタイトル曲に突入。大抵の人は、この段階で脳ミソが溶けまくっているのでは?アルバムで1、2位を争うカッチョ良い曲だと思いマス。

「Elektrobank」
大音量で聴きたいとってもRockな曲。

「Piku」
直球勝負のハードなオープニング3曲の次は、少し変化球のHip-hopテイスト・ナンバー。

「Setting Sun」
このアルバムのハイライトの1曲。マンチェスターの同郷OasisのNoel Gallagherのボーカルをフィーチャーしたシングル曲。僕はOasisにはあまり興味が無い(Blurは好きだったけど)人なんだけど、話題性に負けてシングルまで購入してしまいまシタ僕が大好きなサイケな仕上がりデス。。Beatles「Tomorrow Never Knows」ネタ。

「It Doesn't Matter」
「Don't Stop The Rock」
「Get Up On It Like this」
ディスコチックな3曲。敢えてチープに仕上げたあたりがニクイねぇ。John Schroeder「Money Runner」ネタの「Get Up On It Like this」が短い曲だけどかなりファンキーでスキっす。

「Lost In The K-Hole」
ベースラインが印象的なポップ・ナンバー。アルバムで唯一ソフトなカンジっす。Sound Experience「Devil With The Bust」ネタ。

「Where Do I Begin」
女性ボーカルをフューチャーした美しくも、儚いカンジの乾いたナンバー。トム・クルーズ主演の映画『ヴァニラ・スカイ』にも使われていましたよね。

「The Private Psychedelic Reel」
アルバムのラストを飾るデジタル・ラーガ・ロックとも呼ぶたく曲。シタール大好きな僕のハートを鷲づかみにする最もお気に入りの曲デス。Mercury RevのJonathan Donahueが参加していマス。

当時、この曲と同じくシタール大活躍のIndian Vibes「Mathar」(1997年)も大好きだったなぁ。この2曲に「Mathar」のオリジナルであるThe Dave Pike Set「Mathar」(1969年)、Dave Pike SetのメンバーVolker Kriegelのソロ作「Zoom」(1971年)を加えた4曲セットが僕のシタール満喫パターンっす。

『24』を観終わって1つ気付いたことがある。最近、篠原涼子が好きで1月から彼女が主演のドラマ『アンフェア』を観ているんだけど、コレって明らかに『24』のパクリだよね!何かガッカリ...┏(-_-;)┓
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2006年02月07日

Police『Synchronicity』

80年代最強のロック・トライアングル☆Police『Synchronicity』
Synchronicity
発表年:1983年
ez的ジャンル:空間系哲学ロック・アフリカ風味
気分は... :ベティスおめでとう!

いや〜昨日はNFLスーパーボウルで大興奮な1日でシタ。
試合内容には物足りなさもあったけど、応援していたピッツバーグ・スティーラーズが王座となって一安心っす。

昨日も書いたAretha Franklinの国歌斉唱やRolling Stonesのハーフタイムも楽しめましたね〜!すっかり“横綱級”の貫禄がついたArethaと、激スリムで逆に妙なMick Jaggerが対照的で面白かったっす。

さて、今日は80年代最強のロック・トライアングルPoliceの大ヒット&ラスト・アルバム『Synchronicity』(1983年)っす。

80年代前半に最も成功したUKのロックバンドがPoliceじゃないかな。70年代後半にデビューした頃は、ホワイト・レゲエ+パンク/ニューウェイヴを特徴としたバンドだったと思いマス。

今思うと、リアルタイムで聴いた最初のレゲエ・サウンドってPoliceだったのかも?当時中学生だった僕はレゲエなんてジャンルを理解していなかったので、ニューウェイヴのバンドと認識していたけど。その後、80年代に入るとUKのみならずアメリカでもブレイクし、そのピークかつ最後を飾ったアルバムが『Synchronicity』っす。

全米、全英共に1位になり、特に全米では17週連続1位というモンスターヒットだったよね。この年のアルバム・チャートって、『Synchronicity』とMichael Jackson『Thriller』で1位を独占状態だった記憶がありマス。

また、こんなに売れたにも関わらず、それほど売れ筋商業路線一筋アルバムではなかったのがスゴイと思ったねぇ。哲学的かつ実験的な感覚とポップ感覚が絶妙にバランスしていた点が、このアルバムを単なる大ヒット・アルバムという形容詞で終わらない、80年代を代表するアルバムにしているのだと思いマス。

どうしてもフロントマンStingばかりが注目されるけど、Sting、Andy Summers、Stewart Copelandの3人が揃ってこそ、あの独特の音空間をクリエイトできるんだよね。シンプルだけに腕が試される塩ラーメンみたいなバンドがPoliceだったんじゃないかなぁ。その後のStingのソロ作も悪いとは思わないけど、何かが足りない気がするんだよね。

そんな3人による深みとキレのある音空間を楽しめるアルバムが『Synchronicity』です。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Synchronicity I」
ユングの心理学用語を用いたタイトル曲。そんなStingの(いい意味での)気難しい一面を窺えマス。サウンドは前作『Ghost in the Machine』(1981年)からの大ヒット「Every Little Thing She Does Is Magic」の路線が好きな人は大満足なナンバーっす。

「Walking in Your Footsteps」
アフリカン・テイストの曲。ちょうどこの年はアフリカン・ミュージックがブレイクするきっかけとなったKing Sunny Ade『Synchro System』が発表された。アルバム・タイトル的にも両者を結び付けて考えてしまうのは深読みしすぎかな?

「O My God」
アルバムで一番スキな曲っす。先に述べたPolice独特のスカスカの音空間を堪能できる曲っす。僕的には、King Crimson『Discipline』Talking Heads『Remain in Light』あたりと同じ肌触りを感じるナンバー。

「Miss Gradenko」
Stewart Copelandによるアフリカンなナンバー。Stewartがこういった方向に向かうのは何となくわかるよね。

「Synchronicity II」
シングルカットもされたタイトル曲のパートII。でもパートIとは全然違う曲デス。僕はパートIの方がスキだけどね。

「Every Breath You Take」
誰もが知っている彼らの最大のヒット曲となったナンバー。勿論全米、全英共に1位、グラミーのソング・オブ・ザ・イヤー受賞。Godley & CremeによるPVも秀逸でしたよね!後にPuff Daddyyが「I'll Be Missing You」でモロ使いしたのは正直呆れたけどねぇ。

「King of Pain」
「Every Breath You Take」の陰で地味だけど、Policeにしか生み出せないポップさに溢れたこれもシングルヒット。

「Wrapped Around Your Finger」
70年代Policeと80年代Policeが絶妙にブレンドしたシングル曲。これもPVが印象的だったよね。

「Tea in the Sahara」
その後のStingのソロ作を予感させるナンバー。サッカー好きの僕としては、こんなタイトルを聞くと、現在エジプトで開催中のサッカーのアフリカネーションズカップ2006を連想せずにはいられません。今晩(7日)が準決勝、10日が決勝っす!スーパーボウルの次はコレっす!

日本のPoliceファンが見逃せないのが、3rdアルバム『Zenyatta Mondatta』(1980年)からのシングル「De Do Do Do, De Da Da Da」の日本語バージョンだよね!Stingが♪ドゥドゥドゥ〜♪ドゥデダ〜ダ〜ダ〜♪オ・レ・ノ・コ・ト・バ〜♪って湯川れい子さん訳詩の日本語で歌っているのはかなり笑えました。Policeファンでもさすがに“コレはあり得ねぇ〜”と思いまシタ(;¬_¬)
posted by ez at 02:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

Donald Byrd『Places and Spaces』

クラブ系リスナーから大人気のファンキー・ジャズ・オヤジ☆Donald Byrd『Places and Spaces』
Places and Spaces
発表年:1975年
ez的ジャンル:スカイ・ハイ系レアグルーヴ
気分は... :スーパーボウルが楽しみっす!

いよいよ今日はスーパーボウル(アメフトのプロリーグNFLのチャンピオン決定戦)の日っす。なんか興奮気味で寝れません。

音楽好きには、オープニングやハーフタイムにAretha FranklinRolling Stonesらが登場するのも楽しみっす。

にも関わらず、今回はスーパーボウルと全然関係なくDonald Byrd『Places and Spaces』デス。

ジャズ・ファンにとって、Donald Byrdは1950年代から活躍するファンキー・ジャズを代表するトランペッターという存在。一方、Hip-Hop/レア・グルーヴ/フリー・ソウル・ファンは、サンプリング・ネタや人気クラブ・チューンで数多く彼の名前を聞いているのではと思いマス。例えば、Guru『Jazzmatazz』のByrdなんて激シブでカッチョ良かったよね!

僕が最初に購入したDonald Byrdのアルバムは、ジャズを超えてブラック・ミュージックを意識した意欲作『A New Perspective』(1963年)だ。購入したきっかけは、、単に当時流行っていたHip-HopアルバムTone-Loc『Loc-ed After Dark』のジャケットのモチーフが『A New Perspective』だったというだけなんだけどね。

今回紹介する『Places and Spaces』は、クラブ系リスナーに大人気のSky High Productionにより制作されたアルバムです。Donald Byrdは、Sky High ProductionからLarry Mizellプロデュースで、『Black Byrd』(1972年)、『Street Lady』(1973年)、『Stepping Into Tomorrow』(1974年)、『Places and Spaces』(1975年)といった作品を残していマス。

『Places and Spaces』を含むSky Highでの諸作は、きっと1950年代、60年代のByrdを聴いてきたコアなジャズ・ファンからは、あまり評価されないものであろうと思いマス。その気持ちは何となくわかる気もするんだよね。個人的には、これらSky High作品はメチャ大好きですが、あまりジャズ・トランペッターDonald Byrdの作品とは思わず、プロデューサーLarry Mizellの作品だと思ってマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Change (Makes You Wanna Hustle)」
Larry Mizellプロデュースらしい分厚いストリングスが印象的なレア・グルーヴ。多くの人が言うように、Earth,Wind & Fire好きの人にはピッタリのナンバー。DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince「A Touch Of Jazz」の元ネタ。

「Wind Parade」
女性コーラスがまさに風のパレードのような心地良いグルーヴ。Black Moon「Buck Em Down (Da Beatminerz Mix)」、2pac「Definition Of A Thug Nigga」 、Ludacris「Splash Waterfalls」等サンプリングネタとして有名な曲ですよね。

「(Fallin' Like) Dominoes」
説明不要のハイライト曲。この曲を聴けば、本アルバムが再評価されるのが即納得できるよね。Chuck RainyとHarvey Masonが生み出すグルーヴに絡むDonald Byrdのクールなトランペットと下手くそボーカルがイイ感じで、カッチョイイっす。

Ice Cube「I Wanna Kill Sam」、A.L.T.「Deez Nutz」等のサンプリングネタとしても有名ですよね。個人的は、大好きなStetsasonic「Talkin' All That Jazz」のDominoes Vocal Mixでのネタづかいがイイっす。また、Paul Wellerファンの方は『Live Wood』の「Remember How We Started」を聴きながらニヤッとしてしまいますよね。

「Places and Spaces」
モロにLarry Mizellなタイトル曲っす。Hip-Hop好きの方は、Pete Rock & C.L. Smoothの大人気チューン「All The Places」の元ネタと説明した方が手っ取り早いですよね。Smooth「Love Groove (Groove with You) 」もグッド!

「You and the Music」
Free Soulのコンピアルバムにも入っていた、少しMarvin Gayeな雰囲気の曲ですよね。

「Just My Imagination (Running Away With Me)」
The Temptationsの1971年の大ヒットのカヴァー。Rolling Stonesのカヴァーと共に大好きっす。

Sky High作品以外のアルバムでは、『Fuego』(1959年)、『A New Perspective』(1963年)、『Mustang』(1966年)、『Electric Byrd』(1970年)あたりが僕の愛聴盤デス。
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2006年02月05日

Steve Winwood『About Time』

最高のホワイト・ブルース・シンガーWinwood完全復活☆Steve Winwood『About Time』
About Time
発表年:2003年
ez的ジャンル:ラテン系ハモンドオルガン・ロック
気分は... :こんなWinwoodを待っていた!

天才シンガーSteve Winwoodは以前にThe Spencer Davis Group 『The Best of Spencer Davis Group』で紹介しましたよね。

今回はそんなWinwoodが今でも健在であることを示してくれた2003年の会心作『About Time』を紹介しマス。

僕がリアルタイムでWinwoodを聴いたのは、ヒット曲「While You See A Chance」を含むソロ2作目『Arc Of A Diver』(1980年)だった。『Arc Of A Diver』と続くソロ3作目『Talking Back To The Night』(1982年)の2枚は今でも聴く愛聴盤だ。当時はこのシンセ・サウンドがとっても新鮮に感じたなぁ。

逆にWinwoodがソロとしてブレイクした『Back In The High Life』(1986年)や『Roll With It』(1988年)は、当時は聴いたけど今ではあまり聴くこともなく、CD棚の奥の方でホコリをかぶっていると思いマス。あまりに作り込まれたサウンドで、別にWinwoodのアルバムじゃなくてもいいんじゃない?って気がするんだよね。

結局僕が今でも最も頻繁に聴くWinwood作品は、前述の『The Best of Spencer Davis Group』に収録された「I'm a Man」、「Gimme Some Lovin'」と、後期Trafficの地味な1枚『Shoot Out At The Fantasy Factory』(1974年)のタイトル曲「Shoot Out At The Fantasy Factory」の3曲デス。

この3曲に共通するには、RockとR&Bがスムーズに融合したパーカッシヴかつ黒いナンバーであるという点だ。また、「I'm a Man」、「Gimme Some Lovin'」はハモンド・オルガンの音色がカッチョ良い。つまり、“Winwoodのソウルフルなボーカルには、オルガン&パーカッションがよく似合う”というのが僕の結論っす。

そんなWinwood作品には、もうお目にかかれないだろうと思っていたら、お目にかかれてしまったのが『About Time』(2003年)だ。このアルバムは、Winwoodが原点回帰し、ハモンド・オルガンでベースレスなサウンドを展開してくれている。Winwoodとキューバ出身のWalfredo Reyes Jr.(ds,per)、ブラジル出身のJose Piresde Almeida Neto(g)という3人によるスタジオ・ライブ形式でのレコーディングが中心デス。

サウンド的には、Winwoodのソウルフルな持ち味と、南米系ミュージシャンのラテン・フレイヴァーが違和感なく融合し、見事にグルーヴィなアフロ・ラテン音楽となって結実している。ラテン大好きの僕にはウレシイ限りっす。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Different Light」
シングルカットもされたオープニング・ナンバー。まさにハモンド・オルガンとアフロ・ラテンがハッピーに融合しているナンバー。この1曲だけで僕は大満足っす。Winwoodのソウルフルなボーカルもリラックスしたカンジで絶好調デス。

「Cigano (For The Gypsies)」
Netoが自身のソロアルバムで発表済みのインストナンバーに歌詞を加えたもの。全体としてはチカーノ・テイストに仕上がっていマス。Netoのタイトルのようなジプシー風のギターもカッチョ良いっす。

「Take It To The Final Hour」
一瞬、Bob Marley & The Wailers「I Shot The Sheriff」と思わせるレゲエ調ナンバー。

「Why Can’t We Live Together?」
本アルバムのハイライトの1つとも言えるマイアミ・ソウルの重鎮Timmy Thomasの1972年の大ヒット曲のカヴァー。本ブログでTimmy Thomasが登場するのは、Joss Stone『The Soul Sessions』以来ですな。今回のメンバーとこの曲はまさに相性バッチシってカンジです。

「Domingo Morning」
密かにアルバムで一番カッチョ良いと思う曲。Doobie Brothersの名曲「Long Train Runnin'」をラテン・フレイヴァーにしたカンジっす。というか「Long Train Runnin'」は、The Spencer Davis Group「I'm a Man」の影響をモロに受けているし、輪廻というやつですか?

「Horizon」
哀愁のバラード。Netoのメランコリックなギターが印象的デス。

「Walking On」
「Different Light」同様に、アフロ・ラテンなグルーヴ・ナンバー。ギターがとってもアフロっす。

「Silvia (Who Is She?) 」
10分を超える大作。アルバム中一番ロックなナンバー。Trafficファンにはウレシイ曲なのでは?

このアルバムは商業的には大して成功しなかった。でも、ヒットよりも自分のやりたい音楽を選択したWinwoodを大いに支持したいと思いマス。
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2006年02月04日

Slick Rick『Great Adventures of Slick Rick』

定番クラシック満載のHip-Hopの金字塔☆Slick Rick『Great Adventures of Slick Rick』
Great Adventures of Slick Rick
発表年:1988年
ez的ジャンル:元祖ストーリーテーラー系Hip-Hop
気分は... :二日酔いで頭痛が...

Slick Rick『Great Adventures of Slick Rick』は、僕がHip-Hopのアルバムを購入するようになってから、De La Soul『3 Feet High And Rising』Stetsasonic『In Full Gear』あたりと並んで、かなり早い段階でコレクションに加えた記憶がある。

『Great Adventures of Slick Rick』は、ストーリーテリングの草分け的アルバムとして、Snoop DoggやEminem等にも影響を与えたと同時に、数々の定番クラシックが収録されるHip-Hopの名盤中の名盤☆

そんな名盤なのに、購入した当初は「Teenage love」以外は熱心に聴いた記憶があまりない。De La SoulやStetsasonicはウォークマンで聴きまくってたんだけどねぇ...多分、De La SoulやStetsasonicあたりと比較すると、Slick Rickって重い印象があったのかもね?

唯一聴いていたメロウ・チューン「Teenage love」は、Stetsasonicの同じくメロウ・チューン「Float On」あたりと一緒に聴いていまシタ。

僕がこのアルバムにハマったのは、購入してからかなり年数の経った90年代後半くらいかな。Hip-Hopが少し停滞気味だった90年代後半は、昔購入したアルバムを聴き直す機会が多くなり、そんな中でやっとこのアルバムの凄さを認識しやシタ。もっと早く気付くべきだったと反省してマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Children's story」
シングルカットされたSlick Rickを代表する説明不要のクラシック。少年が犯罪を重ねた挙句に、警官に撃たれて死ぬという悲劇を巧みなフロウで聞かせます。Bob James「Nautilus」、Lyn Collins「Think (About It)」ネタを使ったトラックもカッチョ良いの一言に尽きマス。全米No1となったMontell Jordan「This Is How We Do It」を始めとして、ネタとしても大活躍の1曲ですね。

「Mona Lisa」
これも超定番クラシック。Eastside Connection「Frisco Disco」使いのトラックはメチャカッチョイイっす。Dionne Warwick「Walk on By」のサビ部分が途中で挿入されるのもウレシイですね。この曲のリズムも定番ビートとして、Beatnutsをはじめサンプリング・ネタとして有名ですよね。昨年State Propertyがカヴァーしてましたね。

「Hey young world」
「Children's story」、「Mona Lisa」並ぶクラシック。Macy GrayがSlick Rick本人を迎えて、子供の声がカワイイ「Hey Young World Part 2」を発表していましたよね。TLC「Creep」、Lloyd「Hey Young Girl」の元ネタ。

「Teenage love」
前述のようにアルバムで一番お気に入りのメロウ・ナンバー。アルバムを購入したばかりの頃、この曲だけは何度も聴いたなぁ。何とも切ない愛といったカンジがたまりません!特に、途中で大好きなDiana RossのNo1ヒット「Do You Know Where You're Going To」(1975年)の一節をさりげなく口ずさんでいる点がスキっす!

「Lick the balls」
隠れクラシックとも言われている曲。とっても80年代なカンジがイイっすね。Mad Skillzによるモロ使い「Lick the balls」、昨年出たMissy Elliott『The Cookbook』の中でSlick Rick本人をフューチャーした「Irresistible Delicious」の元ネタとして、聴いたことがある人もいるのでは?

「The Ruler's back」
ピアノとホーンのループが印象的な曲。最近の曲で言えばBlack Eyed Peasの「Don't Lie」、「Shake Your Monkey」でサンプリングされてますよね!

「Moment I feared」
Bob James「Take Me to the Mardi Gras」、James Brown「Funky Drummer」ネタのシリアスな緊張感が漂う曲。

「Teacher,teacher」
「Teenage love」と並んでお気に入りの1曲。Funkadelic「You'll Like it Too」ネタのトラックが絶品デス。

Slick Rickは、この1stアルバム発表から約2年後に逮捕されて長い間投獄されていた。Def Jamは保釈金を払い、保釈期間中にレコーディングを敢行♪それを基に2ndアルバム、3rdアルバムをリリースした...商魂たくましいアメリカらしい話ですな。
posted by ez at 02:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする