2007年07月03日

The Sea and Cake『Oui』

一言、うぃ〜す!☆The Sea and Cake『Oui』
Oui
発表年:2000年
ez的ジャンル:シカゴ系ポスト・ロック
気分は... :うぃ〜す!

久々にシカゴ音響派の作品です。
ということでThe Sea and Cakeの5thアルバム『Oui』(2000年)をセレクト。

Sea and Cakeは、Sam PrekopJohn McentireArcher PrewittEric Claridgeというシカゴ音響派/ポスト・ロックの4つの才能が結集したグループ。その方面が好きな人にとってはスーパーグループといえるかもしれませんね。

今年4年ぶりの新作となる7thアルバム『Everybody』を発表したSea and Cakeですが、個人的にはこの5thアルバム『Oui』(2000年)が一番お気に入りデス。

なんかジメジメした日に本作を聴くと湿度が一気に低下して、とっても爽快な気分になるカンジですね。

振り返ると、約1年前に本作と同様のテイストを持つSam Prekopの1stソロ『Sam Prekop』(1999年)を紹介していまシタ。今の季節になると自然と身体がポスト・ロックを欲するのかもしれませんな。というよりもSam Prekopの鼻歌ボーカルを聴きたくなるのかも?

1年前のSam Prekopのエントリーを読んでみたら、サッカーのドイツW杯「日本対オーストラリア」の戦評が書いてありました。あれからもう1年経つんですね。

オシム・ジャパンになってから日本代表についてを書くこともなかったので、久々に書きますね。

僕の率直な感想は、オシム・ジャパンのメンバーって本当に日本サッカー界を代表する最強メンバーなのか?という気がしてならないなぁ。2010年の南アW杯を目指すのであれば3年後の最強メンバーという伸びしろを考慮する必要がありますが、それでも今のメンバーが2010年の最強メンバーというカンジはしませんねぇ。

ファンタジスタばかり結集しても勝てるチームにはならないという主張や、ボールも人も良く動くサッカーというコンセプトはとても理解できます。でも、それを実現できるのが今のメンバー???と思ってしまうのは僕だけでしょうか。

まぁ、もうすぐ始まるアジア杯でお手並み拝見といきましょうか。

その点、今日紹介するSea and Cakeはポスト・ロックのシカゴ代表といったカンジがしますよねぇ。シカゴ系ポスト・ロックの魅力を実にわかりやすく、かつスタイリッシュに聴かせてくれマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Afternoon Speaker」
ポスト・ロックらしい、肩の力が抜けたリラックス感と知的なムードが同居したナンバー。とても抜けのいいサウンドが印象的ですね。Sam Prekopの鼻歌ボーカルを聴くと、お味噌汁を飲んだときのような安堵感がありマス。

「All the Photos」
サウダージ感覚漂う哀愁ポップ。何気ないけど演奏/アレンジなどに隙のない実に完成度の高い1曲だと思いマス。

「You Beautiful Bastard」
まったりムードのインスト曲。のんびり昼寝でもしながら聴きたい1曲ですね。

「Leaf」
淡々としたムードながらも実に味わい深い1曲。John Mcentireのマリンバの音色が実に効果的ですね。

「Everyday」
この曲あたりはかなりジャズ寄りのアプローチってカンジですよね。ここではJohn Mcentireのvibeがいいカンジ。

「Two Dolphins」
癒しムードたっぷりの1曲。アロマのラベンダーのような鎮静効果があるように思えマス。

「Midtown」
アルバムで一番お気に入りの曲。軽やかだけど、どこか知的で、どこか寂しげで...といったサウンドが実にいいですね。とにかく自然体で等身大な音楽ってカンジがします。

「Seemingly」
メランコリック・ムードのナンバー。悲しげな歌詞を見ながら聴くと、ちょっとブルーな気分かも?

「Props Of Upper Class」
この曲が一番ポスト・ロックっぽくないかも?なんて聴いていると、途中からSam Prekopのボーカルをはじめ俄然ポスト・ロックっぽくなってきマス。

とにかく心が落ち着くアルバムです。
悩んだり、後悔したり、焦ったり、落ち込んでいたり...なんて時にいいかも?
posted by ez at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月02日

The Clash『Sandinista!』

彼らの音楽的な深化を確認できる意欲作☆The Clash『Sandinista!』
Sandinista!
発表年:1980年
ez的ジャンル:レベル・ロックの進化形
気分は... :超デカ盛り!

70年代のロンドンのパンク・ムーブメントを代表するグループであったClashの2回目の登場です。

前回は2ndアルバム『Give 'Em Enough Rope』(1978年)を紹介しましたが、今回は4thアルバム『Sandinista!』(1980年)です。

Rolling Stone誌で大絶賛された3rdアルバム『London Calling』(1979年)の次に発表されたこの4thアルバムは、2枚組だった『London Calling』の上を行く3枚組全36曲というかなりの超デカ盛りの大作です。

今日でこそClashの最高傑作なんて評価もある作品ですが、発表当時は賛否両論分かれ、しかも否定的な意見の方が多かったように思います。また、3枚組ということは価格もそれなりに上がるわけで、それがネックで手が出なかったという人も多かったのでは?

当時Jamファンだった僕などは全く作品を聴いていないにも関わらず、Clashは壁にぶち当たったなどと勝手に決め込んでいまシタ。

リアルタイムでは偏見のもとClashというグループときちんと向き合うことができなかったため、CD時代になってからようやく先入観なく彼らの音楽を聴けるようになった僕ですが、改めて思ったのはClashというグループは単なる勢いだけのパンク・バンドではなく、実に音楽的なグループであったということですね。

それを実感できるアルバムが本作『Sandinista!』だと思いマス。

前作『London Calling』からそれほどのインターバルを置かずに発表された本作には、レゲエ/ダブの影響がかなり顕著に見受けられます。それ以外にもテクノ、ディスコ、モータウン、カリプソ、ロカビリー、トラッドといった多彩の音楽を積極的に取り入れており、当時としてはかなりの実験作と言えたのではないかと思いマス。

ロックという狭い枠組みでしか洋楽を聴いていなかった当時の僕には、とてもこの音楽的な広がりは理解できなかったでしょうね。

逆に、レゲエやダンス・ミュージックが当たり前に聴かれている今日の状況の方が本作を受け入れやすいのかもしれませんよね。Massive Attack等のトリップ・ホップやPrimal Scream『Vanishing Point』(1997年)あたりも本作から少なからず影響を受けているのでは?その意味では、時代をかなり先取りしていたアルバムだと思います。

アルバムにはジャマイカのDJ/プロデューサーMikey Dread、Ian Duryのバックバンドとして有名なBlockheadsのメンバーなど多数のゲスト・ミュージシャンが参加していマス。こうしたメンバーが彼らの音楽的深化をサポートしているのも本作の特徴なのでは?

確かに曲によってバラつきがあり、とっ散らかった印象を受けるのも事実ですが、その未完成なカンジが逆にこのアルバムを魅力的なものにしている気もします。

ちなみにアルバム・タイトルの『Sandinista!』とは、当時アメリカが支援していた中米ニカラグアのサモサ政権を倒したニカラグア自由解放軍のことです。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Magnificent Seven」
オープニングはシングルカットもされたダンサブルなナンバー。クラブ系リスナーからもダンスクラシックとして支持が高いですね。

「Hitsville U.K.」
Ellen Foleyのボーカルをフィーチャーした1曲。モータウン調のR&Bな仕上がりっす。この曲もシングルカットされまシタ。

「Junco Partner」
古いニューオリンズR&Bのカヴァー。Clash結成以前からJoe Strummerのレパートリーだったみたいですね。 ここではダビーなレゲエ・チューンに仕上がっていマス。本曲の別バージョン「Version Pardner」も本作に収録されていマス。

「Ivan Meets G.I. Joe」
コンピュータ・ゲームの効果音なども取り入れたダンス・チューン。今聴くと、センス抜群のチープなサウンドがかなりグッドですね。ちなみに本曲ではTopper Headonがボーカルを務めていマス。

「Rebel Waltz」
トラッドでワルツでダビーでレゲエという本作らしい1曲。きっとリアルタイムで聴いていたら、こういった曲の良さは理解できなかっただろうなぁ。

「Somebody Got Murdered 」
「Up in Heaven (Not Only Here) 」
拳を突き上げたくなるストレートなロック・ナンバー2曲。やっぱりこういった曲を聴くと少しホッとしますね。

「Lightning Strikes (Not Once But Twice) 」
アルバムで一番お気に入りのクールなファンキー・グルーヴ。今日聴いてもかなりイケてる1曲だと思いますねぇ。でも、この曲の歌詞って9.11テロを経験した後に聴くと多少複雑な思いが交錯しますね。

「Let's Go Crazy」
この曲はなんとカリプソ調。陽気なトロピカル・サウンドに乗り、痛烈なメッセージが浴びせられるのがいいですなぁ。

「If Music Could Talk」
メランコリックなレゲエ・チューン。ジャジーなサックスの音色も印象的ですね。Mikey Dreadとの共作。

「The Sound of Sinners」
ロカビリー調のナンバー。エコーが効いている分、普通のロカビリーとは異なった印象を受けますな。

「Police on My Back」
Clashらしい疾走感溢れるカッチョ良いロックナンバー。1960年代に活動していたEqualsのカヴァー。

「Call Up」
シングルカットもされたナンバー。レベル・ロッカーとしてのClashらしい1曲。そうさ、召集に応じないのは君の自由さ!

「Lose This Skin」
ゲストのTymon Doggの作品。ボーカル、バイオリンもTymonが務め、まさにTymonの一人舞台の1曲。トラッドだけどアヴァンギャルドな不思議な作品デス。

「Charlie Don't Surf」
痛烈な反戦メッセージをキャッチーなメロディで聴かせてしまう。こういうのもClashらしいね。

「Version City」
見落としされがちだけど、案外Clashはファンキー・グルーヴもイケます!本曲がその好例なのでは?この路線がさらに強調される次作『Combat Rock』への布石となる曲では?

「Living in Fame」
Mikey Dreadのボーカルをフィーチャーしたダビーなレゲエ・チューン。前述のとおり、ダブからの影響が強い本作ですが、そんなダビーな雰囲気を象徴する1曲。彼がこのアルバム全体に与えた影響はかなり大きいですよね。

「Career Opportunities」
子供のボーカルが実にプリティなナンバー。ちなみに本曲をネットで検索すると、カヒミ・カリイもオススメの曲という紹介が多かったですね。

Clash脱退後にMick Jonesが結成したBig Audio Dynamite(B.A.D)の作品もぜひ紹介したいですね。Amazonでの扱いがあることを祈るばかりっす。
posted by ez at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月01日

『音楽の園』2007年4月-6月アクセス数Top10

恒例のアクセス数Top10です。今回は2007年4月1日から6月30日までのアクセス数が多かったCD10枚をご紹介します。

半数が新顔というTop10となりまシタ。

第1位:Earth,Wind & Fire『That's the Way of the World』(1975年)
That's the Way of the World

第2位:Black Eyed Peas『Elephunk』(2003年)
Elephunk

第3位:A Tribe Called Quest『Midnight Marauders』(1993年)
Midnight Marauders

第4位:DeBarge『Ultimate Collection』(1997年)
Ultimate Collection

第5位:Marvin Gaye『What's Going On』(1971年)
What's Going on

第6位:Betty Boo『Boomania』(1990年)
Boomania

第7位:Leroy Hutson『Hutson』(1975年)
Hutson

第8位:Yvette Michele『My Dream』(1997年)
My Dream

第9位:10cc『How Dare You!』(1976年)
How Dare You!

第10位:Bob James『Two』(1975年)
Two

最近のエントリーではないBlack Eyed PeasBetty Booが突如としてTop10入りするのが本ブログの面白いところでは?

最近のエントリーでも10ccBob JamesあたりのTop10入りは何となくわかる気がしますが、Yvette Micheleのアクセスが多かったというのは僕自身も少し意外な結果でした。

Top10入りまであと一歩だったのが、Nathan『Masterpiece』
Stevie Wonder『Talking Book』Linda Ronstadt『Simple Dreams』Johnny Bristol『Bristol's Creme』Guru『Jazzmatazz Vol II:The New Reality』といったところです。

昨日、知人の結婚式の二次会に参加しまシタ。
その中の余興の100円じゃんけんで何故か勝者となり、参加者全員が出した100円を一人占めに!
少しは運がめぐってきたか?
posted by ez at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする