2008年06月11日

Jefferson Airplane『Surrealistic Pillow』

シングル「Somebody to Love」、「White Rabbit」を含む代表作☆Jefferson Airplane『Surrealistic Pillow』
Surrealistic Pillow
発表年:1967年
ez的ジャンル:サイケデリック・ロック
気分は... :このレトロ感覚が新鮮かも?

シスコ・ロックを代表するグループJefferson Airplaneの2回目の登場です。

前回はライブアルバム『Bless It's Pointed Little Head』(1969年)でしたが、今回はグループ最大のヒット・アルバム『Surrealistic Pillow』(1967年)です。

デビュー・アルバム『Takes Off』(1966年)でスタートした彼らでしたが、離陸直後にSkip Spence(ds)、Signe Anderson(vo)が相次いでグループを離脱してしまい、不安定な飛行状態になってしまいます。そこで新たにグループに加入したのが、Spencer Dryden、Grace Slickの2人です。

こうしてMarty Balin(vo、g)、Grace Slick(vo、p、recorder)、Paul Kantner(vo、g) 、Jorma Kaukonen(g)、Jack Casady(b)、Spencer Dryden(ds)というグループ最強の布陣が揃い、レコーディングされたアルバムが『Surrealistic Pillow』です。

グループを代表するアルバムであると同時に、サイケデリック・ロック代表するアルバムですね。「Somebody to Love」「White Rabbit」のシングル・ヒットと共にアルバムも全米アルバム・チャート第3位の大ヒットを記録しました。

僕の場合、Jefferson Airplaneは好き/嫌いというより、ロック史のお勉強の"必須科目"として聴いていました。特に本作『Surrealistic Pillow』はそうですね。

熱心なファンの方には怒られそうですが、ここ10年間は年1回ペースでしか聴いておらず、聴くたびに"レトロだなぁ"という感想を持っていましたね。

でもここ数年、このレトロ感覚が逆に新鮮に聴こえるようになってきました。ロックの比重が著しく低下している僕の音楽ライフの中で、たまに聴くこの60年代サイケ・サウンドがいいアクセントになっているのかもしれません。

サイケ・ロックの名盤との印象が強い作品ですが、意外とフォーキーな味わいも楽しむことができます。また、Marty BalinGrace Slickという存在感のあるヴォーカリストが男女でいるのもいいですね。アルバム1枚を通して、これらのバラエティ感があるのも本作の魅力かもしれません。

サイケ・ロックの入門盤としてかなりベタな1枚ですが、だからこそちゃんと聴くべき1枚かもしれません。

全曲紹介しときヤス。

「She Has Funny Cars」
僕のイメージするJefferson Airplaneとは全く異なる印象を受けるオープニング。MartyとGraceのヴォーカルの掛け合いだけはJAらしいという気がします。

「Somebody to Love」
お馴染みのグループ最大のヒット・シングル(全米ポップ・チャート第5位)。オリジナルはGrace SlickがJefferson Airplaneに入る前に在籍していたグループ Great Societyであり、同グループのメンバーDarby Slick(Graceの義兄弟)の作品です。

Jefferson Airplaneと言えばこの曲のイメージが強いですし、サイケデリック・ロックと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、この曲かもしれません。Graceの圧倒的な存在感のあるヴォーカル、サイケ・ムードたっぷりのJormaのギターが印象的ですね。

「My Best Friend」
前メンバーSkip Spenceの作品。ヒットしませんでしたが、この曲もシングルになっています。個人的にはかなり好きな1曲。カントリー/フォーキーな仕上がりでサイケな雰囲気はありませんが、ラブ&ピースな雰囲気に充ちているカンジが好きです。

「Today」
Marty Balin/Paul Kantner作品。ファンの方には人気の曲のようですね。しみじみと歌うMarty Balinの哀愁ヴォーカルが印象的です。バックのサウンドもミステリアスな雰囲気があっていいですね。Black Sheep「Similak Child」でサンプリングされています。

「Comin' Back to Me」
Marty Balin作品。淡々とMarty Balinが歌うアコースティック・チューン。Graceのリコーダーも印象的ですね。Richie Havens、Rickie Lee Jones等がカヴァーしています。

「3/5 of a Mile in 10 Seconds」
今聴くと、ハード&サイケなこの曲がロック・チューンとして一番カッチョ良いですね。『Bless It's Pointed Little Head』収録のライブ・ヴァージョンも含めて好きです。

「D.C.B.A. -25」
Paul Kantner作品。幻想的なフォーク・ロックといった仕上がりは、60年代後半のムードに溢れてがいいですね。

「How Do You Feel」
コーラスが美しいフォーキー・チューン。この曲もかなり好き。どうしてもサイケなイメージが強い彼らですが、こうしたフォーキーな魅力も見逃せませんね。

「Embryonic Journey」
Jorma Kaukonen作品。悪くないアコースティック・ギターによるインスト曲ですが、アルバム全体の中で異質な印象を受けますね。

「White Rabbit」
「Somebody To Love」と並ぶグループの代表曲。全米ポップ・チャートの第8位になりました。Grace Slickが「不思議の国のアリス」をモチーフにして書いた曲として有名ですね。この曲もロックのお勉強の一貫として聴きましたが、正直どこが良い曲なのか今もわかりません(笑)

「Plastic Fantastic Lover」
Marty Balin作品。サイケ・ムードを一番満喫できる曲です。ライブ・レパートリーとしてもお馴染みの曲ですね。『Bless It's Pointed Little Head』収録のライブ・ヴァージョンとセットでどうぞ!

サッカーEuro2008は出場16ヵ国が各1試合を終えました。

"死のCグループ"以外は順当な結果でしたね。そんな中、Cグループでの世界王者イタリアの完敗は衝撃的でしたね。オランダはバベルが代表落ち、ロッペンが負傷と"攻撃陣がどうかなぁ?"と思っていましたが、そんな心配は無用でしたな。

今夜は「ポルトガル対チェコ」があります。
これもかなりの好カードですね。僕のイチオシ、ポルトガルの真価が問われる試合となりそうです。
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2008年06月10日

Brandy『Never Say Never』

大人のR&Bシンガーへ成長した大ヒット2nd☆Brandy『Never Say Never』
Never Say Never
発表年:1998年
ez的ジャンル:脱アイドル宣言女性R&B
気分は... :上機嫌なのです!!!

昨晩はハッピー&エンジョイで只今上機嫌で〜す☆

たまたまRay Jの今年のヒット・シングル「Sexy Can I」のPVを観ていたら、Brandyが聴きたくなりました(Ray JはBrandyの弟)。

ということでBrandyの2回目の登場です。

前回は4thアルバム『Afrodisiac』(2004年)でしたが、今回は2ndアルバム『Never Say Never』(1998年)です。

以前にも書きましたが、僕の中でのBrandyAaliyahMonicaと並ぶ天才少女のイメージが今でも強いですね。

でも、当時僕の興味の対象はAaliyahMonicaだったので、Brandyはヒットしたシングル曲以外素通り状態でした。

2000年代に入り、BrandyをフューチャーしたTimbaland & Magoo「N 2 Da Music」あたりで、やっとBrandyに興味を持つようになり、遅まきながら過去作品も聴き直しました。

商業的には失敗に終わったものの、『Afrodisiac』が一番のお気に入りなのですが、それ以外であれば今日紹介する『Never Say Never』が一番好きですね。

『Never Say Never』は、「The Boy Is Mine」「Have You Ever」という2曲の全米No.1ヒット・シングルを含む、キャリア最大のヒット・アルバムです。特に、不仲が伝えられていたMonicaとの共演シングル「The Boy Is Mine」は話題になりましたね。

デビュー・アルバム『Brandy』(1994年)の頃のあどけないイメージから一変し、大人のR&Bシンガーへの成長を狙った内容になっています。Brandy流の脱アイドル宣言といった趣です。

そんなBrandyの変身に一役かったのが、プロデューサーのRodney Jerkinsです。アルバム全体の約2/3の楽曲をプロデュースし、そのクール&ダークなサウンドで、少女から大人へ成長しているBrandyを印象づけました。

Rodney Jerkins以外には、Fred Jerkins III、David Foster、Marc Nelson、Dallas Austin等がプロデューサーとして名を連ねています。僕的にはDavid Fosterはビミョーな人選ですが(笑)

BrandyがR&Bシンガーとして目覚めたアルバムだと思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Angel in Disguise」
アルバム全体のクールな印象を予告するかのような曲。風雲急を告げるといった雰囲気があります。シングルにもなり、全米R&Bチャート第17位を記録しています。

「The Boy Is Mine」
話題となったMonicaとの共演シングル。全米ポップ・チャート、同R&Bチャート共に第1位となりました。Monicaのアルバム『The Boy Is Mine』(1998年)にも収録されています。不仲を噂された2人のビミョーな関係を巧み用いた曲です。プロデュースはRodney Jerkins/Brandy/Dallas Austinの3人。

当時の僕はMonica中心に聴いていましたが、この曲を仕掛けたのはBrandyサイドですからね。この手の大物コラボって、もっと明るくハッピーな曲に仕上げるものですが、クールでビミョーな感じが何とも興味深いです。

「Learn the Hard Way」
Rodney Jerkinsらしい"ダークチャイルド"な1曲(意味不明ですね)。ダークなグルーヴと抑え気味のBrandyのヴォーカルがマッチしています。

「Almost Doesn't Count」
アコギの音色が印象的なミッド・チューン。サラッとした仕上がりが好きです。Fred Jerkins III/Guy Rocheプロデュース。

「Top of the World」
MaseのラップをフィーチャーしたHip-Hopトラックをベースにしたミッド・チューン。クールな仕上がりが僕好みです。Rodney Jerkinsプロデュース。

「U Don't Know Me (Like U Used To) 」
この曲もシングルになりました。Rodney Jerkinsプロデュースによる淡々としたグルーヴ感が印象に残ります。。

「Never Say Never」
タイトル曲は哀愁モードのミディアム・スロウ。アイドルから大人のR&Bシンガーへと成長していくBrandyを実感できる1曲です。Rodney Jerkinsプロデュース。

「Truthfully」
Marc Nelsonプロデュースのスロウ。Rodney Jerkinsプロデュース曲とは異なるテイストで、アルバムの中でいいアクセントになっています。

「Have You Ever」
David Fosterプロデュースの切ないスロウ・チューン。シングルとあいて全米ポップ・チャート第1位、同R&Bチャート共に第2位の大ヒットとなりました。僕の一番のお気に入り曲です。David Fosterとの相性が悪い僕にとって、Fosterプロデュース作がお気に入りというのは意外な気がします。素晴らしい楽曲を提供したDiane Warrenのソングライティング能力の貢献が大きいと思いマス。

「Happy」
Run-DMC「It's Like That」ネタのトラックがいい感じのミッド・チューン。Rodney Jerkins/Brandyプロデュース。

「One Voice」
大好きなGordon Chambersがソングライティングを手掛けているので興味がある曲。ただし、David Fosterプロデュースによる全体の仕上がりはイマイチ。ゴスペル調なのですが、クドすぎます。僕の嫌いなDavid Fosterがモロに出た感じですな。楽曲は悪くないので、別のアレンジで聴いてみたいです。

「(Everything I Do) I Do It for You」
David FosterプロデュースによるBryan Adamsのカヴァー。悪くはありませんが、BrandyがBryan Adamsをカヴァーしなくても良いのでは?という気がします。

今日のEuro2008は注目の"死のCグループ"、「ルーマニア対フランス」、「オランダ対イタリア」の2試合です。特に「オランダ対イタリア」は決勝でもおかしくない好カードだけに楽しみですね。
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2008年06月09日

Ronnie Lane & Slim Chance『Anymore For Anymore』

アーシーなのに洗練されている...枯れ具合が小粋な1枚☆Ronnie Lane & Slim Chance『Anymore For Anymore』
Anymore for Anymore
発表年:1974年
ez的ジャンル:UK的アメリカン・ルーツ・ミュージック
気分は... :よく闘った(‐‐)†

たった今、テニスの全仏オープン決勝「ナダル対フェデラー」が終了。
ナダルが世界王者フェデラーに完勝し、4連覇を成し遂げました。

王者フェデラーがこんな敗れ方をするなんて初めて見ましたし、思わず同情してしまいましたね。改めて、クレーコートにおけるナダルの強さを思い知りました。

ナダルがテニス界の伝説となった試合だったのでは?

さて、今日は"多発性脳脊髄硬化症"と闘ったミュージシャンRonnie Laneが1974年にリリースしたアルバム『Anymore For Anymore』です。

Ronnie Laneは1946年ロンドン生まれ。Small FacesFacesのべーシストとして、60年代〜70年代前半のUKロック・シーンを駆け抜けました。1973年にFacesを脱退した後は、自身のグループSlim Chanceを率いて『Anymore For Anymore』(1974年)、『Ronnie Lane's Slim Chance』(1975年)、『One for the Road』(1976年)という3枚のアルバムをリリース。

また、Facesでの盟友Ron Woodとのコラボ『Mahoney's Last Stand』(1976年)、Pete Townshendとのコラボ『Rough Mix』(1977年)といった作品もリリースしています。

しかし、『Rough Mix』のレコーディング後に"多発性脳脊髄硬化症"であることが判明し、ここから闘病生活が始まります。その間も渾身のソロ・アルバム『See Me』(1979年)をリリースし、1983年にはRonniの呼びかけでARMS(Action for Research into Multiple Sclerosis: 多発性脳脊髄硬化症研究機関)基金のためのチャリティ・コンサートを開催しました。長い闘いの末、1997年6月に死去(享年51歳)。

Ronnie Laneの名前は、Small FacesFacesのメンバーとして馴染みがありましたが、脇役というイメージでしたね。そんな僕がRonnie Laneの存在感を認識したのは、皮肉にもARMSコンサートでした。

Eric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Pageという元Yardbirdsの三大ギタリスト、Steve WinwoodBill WymanCharlie Watts等の豪華メンツがRonnieを慕って集ったことに感動したのと同時に、Ronnieが難病と闘っていることをこの時初めて知りました。

今日紹介する『Anymore For Anymore』は、RonnieがFaces脱退後の第1弾アルバムです。

Ronnie(vo、g、b)以外のメンバーは、Graham Lyle(g、banjo、ml) 、Benny Gallagher(b、g、acc)、Kevin Westlake(g)、Bill Livsey(key)、Steve Bingham(b)、Chris Stewart(b)、Biddy Wright(b)、Bruce Rowland(ds)、Jimmy Jewell(sax)、Ken Slaven(fiddle)、Tanners(vo)といった布陣です。Benny GallagherとGraham LyleはGallagher & Lyleの2人です。

基本的には"イギリス出身ミュージシャンによるアメリカン・ルーツ・ミュージックへのアプローチ"なのですが、絶妙のサジ加減の仕上がりが魅力です。アーシーな枯れ具合がサイコーで、英国トラッドのスパイスも加えつつ、決してイモ臭くならず適度に洗練されている...といったカンジでしょうか。

僕の場合、ルーツ・ミュージックは決して嫌いではありませんが、イモ臭い野暮ったさが出てくるとダメなんですよね。その点、本作はいい枯れ具合の実に小粋な仕上がりになっています。

本作リリース後、Ronnieはサーカス団仕立てのツアーPassing Showを敢行します。経済的には大赤字だったらしいですが、音楽面、精神面では最も充実していた時期だったのでは?

ウイスキーが良く似合う小粋なルーツ・ミュージックを堪能あれ!

オススメ曲を紹介しときやす。
(本アルバムには収録曲が異なるいくつかのヴァージョンがありますが、ここではUKヴァージョンをベースにしました。)

「Careless Love」
トラッド・ナンバーを少しロック的な味付けでアレンジしたホンキートンクな1曲。のんびりムードたっぷりですが、決してイモ臭くなっていないのがミソ。

「Don't You Cry for Me」
僕の一番のお気に入り曲。味わい深く、ロマンティックなラブソング。アーシーなのにとても洗練された仕上がりです。Ronnieの線の細いヴォーカルとボトル・ネック・ギターの絡みグッド!オシャレなサックスで全体がグッと引き締まっていマス。

「The Poacher」
アルバムからのシングル曲。Ronnie自身が最高傑作に挙げた自信作。クラシックとカントリーが融合した名曲ですね。穏やかながらも、何かパワーを感じます。

「Roll on Babe」
フォークシンガーDerrol Adamsのカヴァー。マンドリンが鳴り響く、ノスタルジック・ムードたっぷりの"古き良きアメリカ"の世界なのですが、ロマンティックな味付けがなされたアレンジのセンスが抜群です。

「Tell Everyone」
Faces時代の楽曲のリメイク。オリジナルはFacesの2ndアルバム『Long Player』(1971年)に収録されています。ここでは当然ながら、カントリー/フォーク風の仕上がりです。『Long Player』収録ヴァージョンと比較すると、何故RonnieがFacesを脱退したのか見えてくるのでは?

「Amelia Earhart's Last Flight」
1937年に消息を絶った女性飛行士Amelia Earhartについて歌ったもの(Dave McEnery作品)。元Fairport Convention のIan MatthewsのグループPlainsongのヴァージョンの方が有名かもしれません(アルバム『In Search Of Amelia Earhart』収録)。僕が苦手なタイプの曲ですが、アレンジのセンスの良さでそれほど苦手意識を感じません。

「Anymore for Anymore」
タイトル曲はRonnieのオリジナル。涼しげなフォーク・チューン。Ronnieの頼りないヴォーカルとトラッド・サウンドが良くマッチしています。

「Only a Bird in a Gilded Cage」
アメリカのポピュラー作曲家Harry Von Tilzerが1900年に書いた小品。スタンダード・テイストたっぷりです。

「Chicken Wired」
「Only a Bird in a Gilded Cage」からシームレスに続く、ご機嫌なカントリー・チューン。アルバムの中でも最もテンション高い1曲です。実に楽しげな雰囲気がサイコーですね!

僕が持っている盤は『Anymore For Anymore...Plus』というヤツで、シングル「How Come」とそのB面「Done This One Before」の2曲がボーナス・トラックとして追加されています。特にソロ1stシングルになった「How Come」はサイコーですね。個人的にはRod Stewartが歌うとピッタリな気がするのですが...なんて書くとRonnieファンの方に怒られますね(笑)

本作については、ボーナス・トラックに未発表曲集『Tin & Tambourine』も加えた2枚組のデラックス・エディションが4、5年前にリリースされています。

Ronnie渾身のソロ・アルバム『See Me』(1979年)もぜひコレクションに加えたいですね。

さぁ、これからEuro2008年の2日目は「オーストリア対クロアチア」、「ドイツ対ポーランド」の2試合。ダークホースとなりそうなクロアチアと優勝候補の呼び声が高いドイツの仕上がり具合に注目です。
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2008年06月08日

Carl Carlton『Carl Carlton』

ダンスマンでもお馴染みダンス・クラシック「バッドママジャマ」収録☆Carl Carlton『Carl Carlton』♪
カール・カールトン
発表年:1981年
ez的ジャンル:ディスコ系男性R&B
気分は... :背の高いヤツはジャマ?

サッカー日本代表はもたついていますな...

今回はCarl Carltonの1981年作品『Carl Carlton』です。

Carl Carltonは1953年デトロイト生まれの男性R&Bシンガー。十代前半から"Little"Carl Carltonとして注目されていたようです。

4thアルバムとなる本作『Carl Carlton』以前に、『Can't Stop A Man In Love』(1973年)、『Everlasting Love』(1974年)、『I Wanna Be With You』(1975年)という3枚のアルバムを発表しています。このうち、『Everlasting Love』からはタイトル曲(Robert Knightのカヴァー)が全米ポップ・チャート第6位、R&Bチャート第11位のヒットとなりました。

そんなCarl Carltonのキャリアを代表する楽曲が「She's A Bad Mama Jama(She's Built,She's Stacked)」であり、それを含むアルバムが本作『Carl Carlton』(1981年)です。

本作を語るうえで欠かせないのが本作のプロデューサーLeon Haywoodの存在です。Leon Haywoodは、70年代〜80年代初めに西海岸で活躍したR&Bシンガー/ソングライターです。ソウル・ファンの方にはお馴染みの人ですね。若いリスナーの方には、Dr. Dre「Nuthin' But A G Thang」の元ネタである「I Want'a Do Something Freaky To You」でご存知なのでは?

そのLeon HaywoodがCarl Carltonのために書いたダンス・クラシックが「She's A Bad Mama Jama(She's Built,She's Stacked)」です。この全米R&Bチャート第2位に8週間君臨したダンス・クラシックのおかげで、Carl Carltonの名が多くの音楽ファンに知られるようになりました。

僕の場合、リアルタイムでも聴けることができたはずですが、当時はポップ・チャート中心の音楽ライフだったので殆ど印象はありません。なので、完全に後追いで聴きました。

どうしても「She's A Bad Mama Jama(She's Built,She's Stacked)」が注目されがちですが、他の曲もなかなか充実しています。どっかで聴いたことがあるような曲が多く、それが気にならなければ、ご機嫌なダンス・チューン満載の楽しめるアルバムです。逆に●●似の楽曲を楽しむと魅力が倍増すると思いマス。

Leon Haywood以外にもJames Ingram(back vo)、George Duke(key)、James Gadson(ds)、Tom Tom 84(horn arr)等のメンバーがCarlをサポートしています。

唯一の欠点は、意味もなく自慢の肉体を見せる、ドン引きジャケですかね(笑)

全曲紹介しときヤス。

「Sexy Lady」
ライナーノーツに"McFadden & Whitehead「Ain't No Stopping Us Now」とThe Whispers「The beat goes on」を足して2で割ったよう"と書いてありますが、ホントそんな感じです(笑)そんな事関係なく、この手のディスコ・チューンがお好きな方は間違いなく楽しめると思いマス。シングルにもなりました。

「Let Me Love You 'Til The Morning Comes」
どうしてもダンス系の楽曲が目立つアルバムですが、スロウ系もメロウネス十分でなかなかいけます。本曲もサビの♪ラブ・ユー♪ラブ・ユー〜♪の部分はグッときます。

「Don't You Wanna Make Love」
僕の一番のお気に入り曲。Cheryl Lynn「Got To Be Real」Alton Mcclain & Destiny「It Must Be Love」Rick James「You and I」がお好きな方は絶対に気に入るであろうダンス・チューンです。

「This Feeling's Rated X-Tra」
前述のようにLeon Haywoodと組んで最初に制作した曲です。と言っても、まんまTyrone Davis「In the Mood」ですよねコレ。しかもアレンジも「In the Mood」と同じTom Tom 84...これでLeon Haywood作品って言っていいのかな?

「She's A Bad Mama Jama(She's Built,She's Stacked)」
前述のダンス・クラシック(邦題「バッドママジャマ」)。ダンスマン「背の高いヤツはジャマ」として聴いている方も多いのでは(笑)プロデューサーLeon Haywoodの自身のヒット曲「Don't Push It Don't Force It」がベースになっています。お好きな方は2曲セットで聴くといいでしょう。個人的にはJunior「Mama Used To Say」あたりと一緒に聴くのも好きです。

ダンスマン・ネタになっている点からも、この曲がディスコ・クラシックであることがおわかりいただけると思います。♪背の高いヤツはジャマ〜♪前の前のヤツがジャマ〜♪ピタッとハマっています(笑)

Foxy BrownがDru Hillをフィーチャーした本曲のHip-Hopリメイク「Big Bad Mama」をリリースしていましたね。

「I've Got That Boogie Fever」
ご機嫌なダンス・チューン。Earth,Wind & Fire「Getaway」風のホーン・セクションが印象的ですね。

「I Think It's Gonna Be Alright」
「Fighting In Name Of Love」
ライト&メロウ好きの方向けの2曲。「I Think It's Gonna Be Alright」はコーラスの絡みもグッドなスロウ。「Fighting In Name Of Love」はAOR系の涼しげなライト・グルーヴ。Leon HaywoodとJames Ingramの共作です。

この後、Narada Michael Waldenプロデュースの『The Bad C.C.』(1982年)、Allen Jones(Bar-Kays作品でお馴染み)プロデュースの『Private Property』(1986年)と2枚のアルバムをリリースしています。また、1994年には再びLeon Haywoodと組んでシングルをリリースしますが、いずれも大きな成功を収めることはありませんでした。
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2008年06月07日

Lil Mama『VYP: Voice of the Young People』

ダンスもラップもサイコー!それ以上にキャラ立ちする期待の次世代フィメール・ラッパー☆Lil Mama『VYP: Voice of the Young People』
VYP: Voice of the Young People
発表年:2008年
ez的ジャンル:キュート系次世代フィメール・ラッパー
気分は... :すごい存在感!

昨日何気なくNBAファイナル「セルティックス対レイカーズ」第1戦をTVで観ていたら、オープニングに地元ボストン出身のJames Taylorが登場!すっかりハゲ頭のオッサンになっていましたが、ギター片手にフォーキーな国歌斉唱を披露していました。

でもNBAファイナルにはフォークよりもHip-Hopがよく似合う!

ということで今日は期待の女性ラッパーLil Mamaの紹介です。

Lil Mama(本名Niatia Jessica Kirkland)は1989年N.Y.ブルックリン生まれの18歳。幼少時代からラップ、ダンスによる自己表現に励み、自らラジオ局のDJに曲を売り込むという、キュートな容姿に似合わない面の厚さは、さすが"Lil Mama"の名に恥じない大物ぶりです。

2007年に前述のDJに売り込んだ「Lip Gloss」がラジオ・ヒットし、その後Jiveとの契約に成功。そして、今回紹介するデビュー・アルバム『VYP: Voice of the Young People』のリリースまで1年以上の時間を要しますが、その間に数多くのアーティストにフックアップされ、注目の存在となっていきます。

 Jay-Z「Show Me What You Got(Remix)」(2006年)
 Rihanna「Umbrella (Remix)」(2007年)
 Sean Kingston「Beautiful Girls (Remix)」(2007年)
 Avril Lavigne「Girlfriend (Dr. Luke Remix)」(2007年)
 Mary J. Blige「Just Fine(Remix)」(2007年)

これらお馴染みのヒット曲のリミックスで、Lil Mamaがフックアップされています。

特に、Sean Kingston「Beautiful Girls」はリミックスのみならず、多くの人がご覧になったであろうオリジナルのPVにも出演しています。PV全般を通じてSeanのすぐ脇でダンスしているのが彼女です。
http://jp.youtube.com/watch?v=-L4HFlLPWfk&feature

MJB「Just Fine(Remix)」はPVでも大きくフィーチャーされていましたね。
http://jp.youtube.com/watch?v=5k1u71Shs7M

こうした扱いからも、いかにトップ・アーティスト達が彼女に期待しているかわかります。

そんな期待の新星のために集まったプロデューサー陣は、James Chambers、T-Pain、Cool & Dre、Dr.Luke、Danja、Scott Storch、The Runners等。

とにかく18歳とは思えない圧倒的な存在感がありますね。

ラップだけではなくダンスの腕前も相当なものなので、「Lip Gloss」「G-Slide (Tour Bus) 」「Shawty Get Loose」シングル曲はPVを観るのも楽しいと思いマス。特に「Shawty Get Loose」におけるChris Brownとのダンス共演はサイコーです。

このジャケの表情を見ただけで、大物ぶりがわかりますよね!
キャラ立ちする個性があるし、曲によって様々なスタイルを使い分ける柔軟性もありますが、イメージしやすいように敢えてタイプ分けすると、キュートなMissy Elliott登場!というのが僕の印象です。

既にミーハー的ファンになってしまいました!
このキュートなキャラがたまりません。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Lip Gloss」
前述のデビュー・シングル。この1曲のみで彼女が才能豊かなラッパー&ダンサーであることがわかります。僕がLil MamaにMissy Elliottをダブらせたのも、シンプルなビートのみのトラックをバックにパンチのあるフロウをぶちかます、この曲を聴いたからです。ダンスがカッチョ良いPV観て余計にそう思ってしまいまシタ。James Chambersプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=BCvXzjGRnKc&feature

「One Hit Wonder」
The Runnersプロデュース。僕が苦手なバウンス系ですが、達者なフロウでグイグイ引っ張るキュートなLil Mamaチャンならば全然OKです(笑)

「Shawty Get Loose」
アルバムのハイライト曲であろうヒットした3rdシングル。Chris Brown & T-Painという最強の客演メンバーを迎えた気合いの1曲です。客演大王T-Painがプロデュースも務めた、近未来テイストのキャッチーなダンス・チューンです。

Michael Jackson & Janet Jackson「Scream」を模したPVも見逃せません。Lil MamaとChris Brownという次世代を担う二人の共演というだけでワクワクします。
http://jp.youtube.com/watch?v=-hXKRilPNpc

なお、PVの最後に出てくるTara KirklandとはLil Mamaのお母さんです。4年間のガンとの闘いの末、昨年12月に亡くなりました。そうした悲しみを乗り越えて、頑張るLil Mamaチャン。益々応援したくなりマス!

「What It Is (Strike A Pose)」
この曲もT-Painがフィーチャーされています。Danjaプロデュース。T-Painが客演大王の名に恥じない盛り上げを見せてくれます。

「G-Slide (Tour Bus) 」
Dr.Lukeプロデュース2ndシングル。Lil Mamaのキュートな魅力全開の1曲ですね。フックの部分が子供のコーラスも入り、"Lil Mama版みんなのうた"といったカンジでいいですね。PVも大好き!
http://jp.youtube.com/watch?v=Bw3UwA9Ll3E&feature

「L.I.F.E.」
Tuneheadzプロデュースの4thシングル。音だけ聴くとなかなか感動的な仕上がりですが、リリックの中身はかなりシリアスです。Lil Mamaが単なるカワイイ子ちゃんラッパーではないことがわかります。

「College」
男性シンガーYirayahをフィーチャーしたこの曲もシリアス。「L.I.F.E.」や本曲のような曲をどうしても入れたかったのでしょうね。

「Broken Pieces」
Dr.Lukeプロデュース。哀愁ギターがいいカンジのミッド・グルーヴ。ナイト・モードで聴くと結構雰囲気がある1曲です。

「Swim」
Cool & Dreプロデュース曲。個人的にはかなり好きですね。シングル向きの浮遊感のあるトラックがグッドなミッド・グルーヴ。

「Truly In Love」
Peter Tohプロデュース&客演。親しみやすい歌モノに仕上がっています。シンプルなトラックがいいですね。

「Make It Hot」
「Lip Gloss」タイプの仕上がり。Missy Elliottが好きな人は気に入ると思いマス。James Chambersプロデュース。

「Pick It Up」
Scott Storchプロデュース。少し薄味ですが妖しげな雰囲気が好きです。

デラックス・エディション盤にはAvril Lavigne「Girlfriend (Dr. Luke Remix)」等がボーナス・トラックで収録されています。

さぁ、今日(日本時間で明日)からEuro2008が開幕ですね。
開幕日は「スイス対チェコ」、「ポルトガル対トルコ」の2試合。

共同開催国スイスが地元の利を生かせるか!
チェコはロシツキー不在の穴を埋めることができるかに注目!
僕のイチオシ優勝候補、ポルトガルの仕上がり具合いは?
トルコは最近の状況良く知りませんが、ニハトとの復帰は好材料か!

順当に行けば、チェコ、ポルトガルが優位でしょう。でもそうは簡単にいかないところがEuroですよね。

寝られない1ヶ月となりそうです!
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