2008年07月26日

Susan Cadogan『Soulful Reggae』

Mad ProfessorによるAriwaラヴァーズを代表する1枚☆Susan Cadogan『Soulful Reggae』
ソウルフル・レゲエ(紙ジャケット仕様)
発表年:1992年
ez的ジャンル:Ariwa系ラヴァーズ
気分は... :すっきりした甘さ!

う〜ん、昨晩は少々飲みすぎて体が悲鳴を上げておりやす。
自業自得ですな...

ということで、今日は体に優しいレゲエのラヴァーズものが聴きたい気分!
そこで1992年にリリースされたラヴァーズ作品Susan Cadogan『Soulful Reggae』をセレクト。

Susan Cadogan(本名:Alison Anne Cadogan)は1951年ジャマイカ・キングストン生まれ。1976年にLee "Scratch" Perryプロデュースによるシングル「Hurt So Good」がUKシングル・チャートTop5に入るヒットとなりました。ちなみに"Susan"という名はLee "Scratch" Perryの思いつきで付けられたものらしいですね。その後、1982年にはSmokey Robinson & The Miracles のカヴァー「Tracks of My Tears」をジャマイカでヒットさせています。

そんなSusan CadoganがUKレゲエ/ダブ・シーンの第一人者Mad ProfessorAriwaレーベルからリリースしたアルバムが『Soulful Reggae』です。

Ariwaのラヴァーズ作品を紹介するのはKofi『Black...with Sugar』(1989年)に続き2回目になります。

やはり僕にとってラヴァーズと言えば、90年代前半に聴いたAriwaの歌姫たちの印象が強いですね。Kofi『Black...with Sugar』Susan Cadogan『Soulful Reggae』以外にSandra Cross『Foundation Of Love』(1992年)、Carroll Thompson『The Other Side Of Love』(1992年)あたりも当時の僕の愛聴盤でした。

この頃のAriwaラヴァーズは、どの作品もすっきりした甘さのメロウ&スウィートって感じが好きですね。Mad教授の手腕に脱帽です。

ポピュラー・ヒットやR&Bヒットのカヴァーが中心ですが、オリジナルをご存知の方はラヴァーズへの変容ぶりを楽しむのもいいですよ。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Lovers and Strangers」
Carroll Thompson『The Other Side Of Love』にも収録されていた曲。これぞAriwaラヴァーズって感じですね。

「Emotions」
僕の一番のお気に入り曲。Samantha SangがBee GeesのGibb兄弟と共演した1978年のヒット曲カヴァー(Robin Gibb/Barry Gibb作品)。胸キュンのロマンティック・ラヴァーズに仕上がっています。

「La La at the End」
「Emotions」と並ぶお気に入り曲。Little Anthony & The Imperialsのカヴァーです。オリジナル・タイトルは「La La at the End」ですが、コチラは"La"が1つ少ないようですね。メロウで爽快なラヴァーズに仕上がっています。Sandra Cross「Foundation Of Love」あたりと一緒に聴きたくなりますね。

「Always」
この曲もかなり好き。Elaine McKenzieによる1983年作品のカヴァー。Ariwaラヴァースならではのプリティなサウンドがたまりません。

「Say a Little Prayer」
Dionne WarwickAretha Franklinでお馴染みのBurt Bacharachによる名曲カヴァー。お馴染みの名曲ですがラヴァーズで聴くと、一味違った魅力に出会うことができるかもしれません。

「That Particular Something」
バック・コーラスでも参加しているMaureen Mullings作品。Susan Cadoganのライト・ヴォイスにマッチした爽快なメロウ・チューン。

「Together We Are Beautiful」
Fern Kinneyによる1979のヒット曲カヴァー。いかにもレゲエ・カヴァーって感じが逆に魅力なのでは?

「Let's Stay Together」
説明不要のAl Greenの名曲カヴァー。このカヴァーを聴いていると、この曲ってレゲエ・カヴァーが実にハマる楽曲だと実感できると思いマス。

「Band of Gold」
Freda Payneのヒット曲カヴァー。甘さ控えめのシブい仕上がり。

本作も含めて、前述のKofi『Black...with Sugar』Carroll Thompson『The Other Side Of Love』は、今年再発されているのでゲットするならば今のうちかも?
posted by ez at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

Amy Holland『On Your Every Word』

後のMichael McDonald夫人によるAORアルバム☆Amy Holland『On Your Every Word』
On Your Every Word
発表年:1983年
ez的ジャンル:Michael McDonald系AOR
気分は... :鰻でスタミナつけましょ!

今日は土用の丑ですな。
今晩は某所で肝焼きで一杯やった後、鰻重を食する予定です。
みなさん鰻を食べて、スタミナつけましょ。

今日は昔懐かしいAORサウンドが聴きたい気分!
ということでAmy Holland『On Your Every Word』(1983年)です。

Amy HollandはN.Y.生まれのシンガー。母親はカントリー・シンガーEsmereldy、父親はオペラ歌手Harry Boersma。そして、彼女の夫は後期Doobie BrothersのリーダーMichael McDonaldです。

そのMichael McDonaldプロデュースで『Amy Holland』(1980年)、『On Your Every Word』(1983年)という2枚のアルバムをリリースしています。

また、『Scarface』(1983年)、『St. Elmo's Fire』(1985年)、『Teen Wolf』(1985年)といったサントラで彼女の歌を聴くことができます。

今回はその2枚のアルバムの中から2ndとなる『On Your Every Word』(1983年)をセレクト。清楚な感じの1st『Amy Holland』と比較すると、大阪のオバちゃん風の垢抜けないジャケが残念ですが、サウンドは80年代AORサウンドらしい仕上がりです。

バック陣にも豪華なメンバーが勢揃いです。Michael McDonald以下Patrick Simmons、John McFee、Chet McCracken といったDoobies勢、Jeff Porcaro、Steve LukatherといったToto勢、Richard Page、Steve GeorgeのPages勢をはじめ、その他Robben Ford(g)、James Newton Howard(key)、Louis Johnson(Brothers Johnson)(b)、Willie Weeks(b)、Larry Williams, Chuck Findley、Tom Scott、Jerry Hey、Ernie Wattsといったホーン勢が参加しています。

Michael McDonald好きの方はぜひお試しあれ!

全曲紹介しときやす。

「Anytime You Want Me」
オープニングは80年代らしいポップ・ロック・チューン。作者はThe Bliss BandのPaul Bliss。1stに収録され、シングルとして全米ポップ・チャート第22位となった「How Do I Survive」もPaul Bliss作品でした。

「I Hang on Your Every Word」
僕が本アルバムを紹介するのも、この曲が聴きたいからと言っても過言ではありません。Amy Holland/Michael McDonald作品。Doobieファンが歓喜する200%Michael McDonald印の仕上がりです。思わずDoobies「What A Fool Believes」を一緒に聴きたくなりますね。

『No Lookin' Back』(1985年)収録のMichael自身のヴァージョンをお聴きの方も多いと思うので聴き比べてみるのも楽しいのでは?

「I'll Never Give Up」
Amy Holland/Jeff Day作品。憂いのあるAmyのヴォーカルとその雰囲気を盛り上げるバック陣の好サポートも光ります。

「Shake Me, Wake Me (When It's Over)」
Four Topsの1966年のヒット曲カヴァー(Holland-Dozier-Holland作品)。Doobies調の小気味良いウエスト・コースト・ロックに仕上がっています。

「Hurts a Little Bit」
Lauren Wood/Melissa Lundgren作品。哀愁メロウな味わいのミッド・グルーヴです。地味ながらなかなかの仕上がりだと思います。

「You & I」
「I Hang on Your Every Word」と並ぶ本作のハイライト曲はRichard Page/Steve GeorgeのPagesコンビ作品。Richard Page/Steve Georgeの2人はバック・コーラスでも参加しています。Pagesファン納得の素晴らしい楽曲です。

「So Sentimental」
クロスオーヴァー風のスタイリッシュな演奏がグッドですね。Amyのキュートなヴォーカルとも実にマッチしています。Tom Scottによるホーン・アレンジが光りますな。

「I Still Run to You」
AORファンには嬉しいDavid Packとのデュエット。楽曲もDavid Pack/Michael McDonaldの共作です。ロマンティックな胸キュン・スロウに仕上がっています。

「Rollin' By」
Michael McDonald/Ed Sanford作品。Ed SanfordはMichael McDonaldの代表曲「I Keep Forgettin' (Every Time You're ear) 」の共作者としてご存知の方も多いのでは?Doobies「Minute by Minute」がお好きな人ならば気に入るであろう仕上がり。Jeff Porcaro(ds)、Steve Lukather(g)というToto勢の好演奏が楽曲の魅力をさらに高めてくれます。

ご興味のある方は『Amy Holland』(1980年)もセットでどうぞ!
posted by ez at 00:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

2000Black『A Next Set A Rockers』

この夏イチオシのブロークン・ビーツ系Nu Soul☆2000Black『A Next Set A Rockers』
ア・ネクスト・セット・ア・ロッカーズ
発表年:2008年
ez的ジャンル:ブロークン・ビーツ系Nu Soul
気分は... :時代は変わる...

かつてBob Dylanは歌った、"時代は変わる"と...

2008年の現在、時代の流れに最も敏感な若者が聴く音楽の1つとして西ロンドンで盛り上がるブロークン・ビーツがあります。今日はこの夏イチオシのブロークン・ビーツ系の新譜2000Black『A Next Set A Rockers』です。

ブロークン・ビーツ系のアルバムを紹介するのは、Mark De Clive-Lowe『Journey 2 The Light』以来になります。

2000Blackは、4HeroDegoとマルチ・キーボード奏者Kaidi Tathamの2人が組んだユニット。Kaidi TathamはAgent K名義でも活動しています。

Degoはドラムンベースの雄4Heroでの活躍が有名ですね。
Goldie『Timeless』の記事でも書きましたが、Goldie『Timeless』と4 Hero『Parallel Universe』の2枚は、ドラムンベースの道標的アルバムだったと思います。

そんな4Heroでの活動と並行して、Degoは1998年に自己のレーベル2000Blackを立ち上げ、更なるフューチャー・サウンドを追い求めます。僕も良く知りませんが、このレーベル名って、昨日紹介したRoy Ayersの楽曲「2000Black」に由来しているんですかね?

2004年にはブロークン・ビーツ・クルーBugz In The AtticのメンバーであるKaidi TathamDaz-I-KueとのユニットDKD名義でアルバム『Future Rage』をリリースしています。さらにDegoとKaidi Tathamは女性ヴォーカリストDeborah JordanをフィーチャーしたプロジェクトSilhouette Brownのアルバム『Deborah Jordan』をリリースしています。

こうしてコラボを進めてきたのDego & Kaidi Tathamがレーベル名と同じ"2000Black"というユニット名でリリースした新作アルバムが『A Next Set A Rockers』です。

ブロークン・ビーツ系のアルバムですが、かなりメロウ&スウィートなライト・グルーヴが数多く収録されています。あまりブロークン・ビーツを聴かない人もスンナリ聴ける夏向けの仕上がりです。

Vanessa Freeman、Face、Lady Almaといった4Hero作品でお馴染みのヴォーカリストをはじめ、Nadine Charles、Ferraz、Rasiyah、Babyといった多彩な女性ヴォーカリストがフィーチャーされているのも楽しいですね。

"極上の21stセンチュリー・ソウル"というキャッチーがCDの帯にありますが、確かにNu JazzならぬNu Soulといった雰囲気があるアルバムですね。

スタイリッシュ&メロウ&グルーヴィー&サマー・モードの新譜アルバムをお探しの方は、ぜひ一聴してみて下さい!

僕の周辺のオシャレ一派には評判の良い1枚です。

全曲紹介しときヤス。

「Simple Sacrifice」
Nadine Charlesのヴォーカルをフィーチャー。バカンス・モードのメロウ・チューン。僕が今一番欲している音ってこんな感じなんですよね。

「So Right」
Ferrazのヴォーカルをフィーチャー。この曲もメロウ&スウィートなライト・グルーヴです。Ferrazの僕の場合、「Simple Sacrifice」、「So Right」の2曲を聴いて本作の購入を決めました。

「Febulous」
かのGilles Petersonもへヴィ・プレイする曲らしいです。バカンス系ブロークン・ビーツといったノリですね。

「Don't Make Me Hurt You」
「Lost It」
4Heroの楽曲でもお馴染みのヴォーカリストFaceをフィーチャーした2曲。「Don't Make Me Hurt You」はKyoto Jazz Massive沖野好洋氏がコンパイルしたアルバム『FUTURISTIC SOUL』にも収録されていた曲です。クールな仕上がりがいいですね。「Lost It」もブロークン・ソウルな仕上がりです。

「If You Got 3 Wishes」
僕の一番のお気に入り曲。軽快なグルーヴ感がクセになる1曲。イントロのキーボードのフレーズを聴いた瞬間に"コレ好き!"って思いましたね。この夏の僕のiPodヘビロテ曲の1つです。

「Move Over」
4Hero作品等でヴォーカルをとったLady Almaをフィーチャー。アッパーながらも夏向けのメロウ・チューンです。そう言えば、Lady AlmaはMark de Clive-Loweがプロデュースしたシングルもリリースしていますね。

「Take It Back」
Rasiyahのヴォーカルをフィーチャー。軽くトライバルな仕上がりです。

「Whats It To Be」
Ferrazのヴォーカルをフィーチャー。パーカッシヴな感じが僕好みのクールなサマー・グルーヴ。

「A Little More」
Babyのヴォーカルをフィーチャー。クール&メロウな感じいいですね。

「Got Me Puzzled」
Faceをフィーチャーしたアッパー・チューン。アッパーものではコレが一番好きですね。ライナーノーツにライブ定番曲と書いてありましたが納得の出来栄え。徐々に高揚してくる感じがグッド!

「Dealt A Bad Hand」
4Hero作品のディーバの1人Vanessa Freemanをフィーチャー。ブロークン・ビーツらしい魅力が伝わってくる仕上がりです。

「Hey There」
Tyのラップをフィーチャー。ブロークン・ビーツとしてはこの手のタイプをもっと混ぜても面白かったような気もします。なお、本曲「Hey There」の後にシークレット・トラック「Ain't Nothing You Can Feel」が収録されています。

様々な音楽のエッセンスを21世紀のスタイルで吸収するブロークン・ビーツは、今の時代において最もエッジに立つ音楽の1つであると思いマス。

順序が逆ですが、ドラムンベースの雄4Heroのアルバムも近々紹介しますね!
posted by ez at 00:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

Roy Ayers Ubiquity『Vibrations』

メロウ・クラシック「Searching」収録☆Roy Ayers Ubiquity『Vibrations』
Ubiquity Vibrationsr
発表年:1976年
ez的ジャンル:メロウ・ヴァイヴ&ディスコ・ファンク
気分は... :ベスト盤ではなくオリジナルで...

今日はみんな大好きなヴァイヴ奏者Roy Ayersの紹介です。
今回は1976年のアルバム『Vibrations』をセレクト。

Roy Ayersは1940年L.A.生まれ。70年代に自己のグループUbiquityを率いて、ジャズ、ソウル、ファンクを融合した作品を数多くリリース。それらの作品が90年代以降Hip-Hop、レア・グルーヴ、アシッド・ジャズの盛り上がりと共に再評価されました。

「Everybody Love the Sunshine」「Searching」、「Running Away」等々のクラシック・チューンで若い音楽ファンからも絶大な人気を誇るRoy Ayers。

僕の場合、Hip-Hopアーティストによるサンプリング、GuruのプロジェクトJazzmatazzNuyorican Soulへの参加を通じて、Roy Ayersに興味を持つようになりました。

ただし、1993年に出た『Shining Symbol:The Ultimate Collection』『Get on Up, Get on Down:The Best of Ray Ayers』という2枚のベスト盤CDを購入してしまったため、なかなかオリジナル盤に手が伸びなくなってしまいました。この人のようにオリジナル作品数が多く、入手困難な作品も多いアーティストの場合、どうしてもベスト盤を購入してしまうんですよね。

でも、ポツポツとオリジナルの再発が進んでくると、70年代全盛期の作品はオリジナルで欲しいですよね。

Roy Ayersのオリジナル・アルバムの場合、『Everybody Loves the Sunshine』(1976年)あたりが紹介されることが多いので、あえてそれは外し、『Vibrations』をセレクトしました。

この時期のアルバムは、かなりファンク/ディスコ色の強い作品になっていますね。Roy Ayers自身もヴァイヴ奏者というよりも、Ubiquityのリーダー、プロデューサーの比重が高い感じです。

本作におけるメンバーはRoy Ayers(vib、vo、key、per)、Chano O'Ferral(per)、Chicas(vo)、William Allen(b)、Steve Cobb(ds)、Philip Woo(key)、Calvin Banks(g)、Justo Almario(ts)、John Mosley(tp)といった布陣。

それ以外にEdwin Birdsong(strings、vo)、Greg Phillnganes(key)、Chuck Anthony(g)、Ronald Drayton(g)、Byron Miller(b)、Bernard Purdie(ds)、Dennis Davis(ds)、Marvin Sparks(ds)、Ricky Lawson(ds)、Lou Soloff(tp)、Janice Fletcher(vo)といったゲスト陣が参加しています。

なんと言ってもメロウ・クラシック「Searching」が目玉ですが、それ以外の楽曲もなかなか充実しています。

全曲紹介しときヤス。

「Domelo (Give It to Me)」
オープニングはキャッチーなディスコ・ファンク。全体的にはEarth,Wind & Fireっぽいですね。

「Baby I Need Your Love」
アーバン・ナイトな大人のメロウ・チューン。アダルト・ムード満点のRoy AyersとChicasのヴォーカルの絡みは色気がありますな。かなりフェロモン出まくりの仕上がりです。かなり僕好みの仕上がりです。

「Higher」
♪ハイヤ〜♪ハイヤ〜♪ハイヤ〜♪こういうタイトル連呼の勢いで聴かせる曲に惹かれてしまう僕です(笑)Bernard Purdieのドラムがいいですね。

「The Memory」
ソウルフルなミディアム・スロウ。シブい感じですがなかなか好きです。Edwin Birdsongがストリングス&ヴォーカルで大活躍です。

Down South「Southern Comfort」等のサンプリング・ネタにもなっていますね。脱線しますが、Down South「Southern Comfort」は当時かなり好きなHip-Hopチューンでした。そのうち紹介したいと思いマス。

「Come out and Play」
妖しげなEarth,Wind & Fireといった感じのディスコ・ファンク。このディスコ路線は賛否あるかもしれませんが、僕は結構好きです。

「Better Days」
感動的な仕上がり。でも僕には少し退屈かも?

「Searching」
本アルバムのハイライト。皆さんご存知のメロウ・チューン。「Everybody Love the Sunshine」、「Running Away」等と並ぶRoy Ayersの代表曲ですね。サビの♪サ〜チン♪サ〜チン♪のフレーズを聴いただけで嬉しくなってしまいます。

Pete Rock & C.L. Smooth「Searching」、Ed O.G & Da Bulldogs「Be A Father To Your Child」、Mary J. Blige「Searching」等のサンプリング・ネタとしてもお馴染みですね。Erykah Buduによるカヴァーもありますね。Erykah Buduに関しては、Roy Ayers自身が彼女を迎えてリメイクもしていましたね。

「One Sweet Love to Remember」
カッチョ良いファンク・チューン。今聴いても全然古さを感じさせない疾走感溢れるグルーヴがたまりません。

「Vibrations」
まさにグッド・ヴァイヴなタイトル曲。メロウネスたっぷりのヴァイヴの響きがサイコーです。

「Moving Grooving」
アルバム中一番アッパーなディスコ・ファンク。ガラージ系の音が好きな人は気に入ると思いマス。突っ走るリズム隊、盛り上がるホーン隊、Chicasのエキサイティングなヴォーカル...かなりテンション高くなる1曲。

「Baby You Gave Me a Feeling」
少し妖しげで、少しエロい感じがRoy Ayersらしいミッド・グルーヴ。

3連休はマッタリ過ごしすぎてしまった...
posted by ez at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

Walter Wanderley『Batucada』

唯一無二のオルガン・ボッサ!モッド・ジャズ好き、ラウンジ好きの方にもオススメ☆Walter Wanderley『Batucada』
バトゥカーダ
発表年:1967年
ez的ジャンル:唯一無二オルガン・ボッサ
気分は... :一度聴いたらハマります!

今日はボサノヴァの中でもユニークなオルガン・ボッサを展開したWalter Wanderleyの紹介です。

Walter Wanderley(1932-1986年)はブラジルのオルガン奏者。ボサノヴァにおける唯一無二のオルガン奏者でした。ブラジル国内では1950年代から活躍していたようですが、1966年にMarcos Valleの名曲「Samba do Verao(邦題:サマー・サンバ)」をカヴァーしたことが彼に更なる成功をもたらします。

同曲は全米ポップ・チャート第26位のヒットとなり、同曲を収録したアルバム『Rain Forest』も全米アルバム・チャート第22位にランクインしました。こうしてWalter Wanderleyの名はブラジル国内に止まらず、世界中のポピュラー音楽ファンに知られるようになります。

そんな全盛期のWalter Wanderleyの作品が、ジャズの名門レーベルVerveに残した『Rain Forest』(1966年)、Astrud Gilbertoと共演した『A Certain Smile A Certain Sadness』(1966年)、『Cheganca』(1966年)、『Batucada』(1967年)の4枚です。

これらのうち、今日『Batucada』(1967年)をセレクト。
ブラジル音楽ファンのみならず、モッド・ジャズ好き、ラウンジ好きといった若い音楽ファンの方をも魅了する1枚だと思います。

前述のVerveに残した4作品のうち、本作以外の3作品はWalter Wanderley、Jose Marino(b)、Claudio Slon(ds)というWalter Wanderley Trioによる録音でしたが、本作『Batucada』にはClaudio Slonは参加していないようです。
(国内盤ライナーノーツにはClaudio Slonの名がありますが、クレジットやClaudio Slonのオフィシャル・サイトで調べた限り、『Batucada』には不参加のようです。僕の誤認であればゴメンなさい。)

本作におけるメンバーは、Walter Wanderley(org、p)、Jose Marino(b)、Sebastian Netto(b)、Dom Um Romao(ds)、Marcos Valle(g)、Lu Lu Ferreira(per)、Claudio Miranda(vo)、Talya Ferro(vo)という布陣です。

プロデュースはCreed Taylor。彼の貢献も大きいのでしょうね。

オルガン・ボッサ自体がユニークなので、その独特のサウンドやグルーヴに魅了されると思います。さらにモッド・ジャズやラウンジ好きの方がグッとするカッチョ良さ、スタイリッシュさがあるように思います。

全曲紹介しときやす。

「On the south side of Chicago」
Vic Damoneの歌でも知られるPhil Zeller作品。初めて聴く方は、オルガン・ボッサの独特のムードに魅了されることでしょう!

「O Barquinho (Little Boat)」
「小舟」という邦題でもお馴染みのRoberto Menescalによるボッサ・スタンダード。本ブログではElis Reginaのヴァージョンを紹介しました。本カヴァーではオルガン・ボッサらしい軽快さが印象的です。

「Batucada (The beat)」
本アルバムのハイライトであるタイトル曲。Paulo Sergio Valle/Marcos Valleによる名曲です。日本人にはオダギリジョーが出演していたKIRINキリン・ザ・ゴールドのCMで使われたbirdのカヴァーでお馴染みですね。

BATUCADA-バトゥカーダー
BATUCADA-バトゥカーダー

Walter Wanderleyのヴァージョンは、ロンドン・クラブ・シーンでもリヴァイバル・ヒットしたクールなボッサ・グルーヴに仕上がっています。スウィンギン・ロンドン+ボッサといった趣きのモッドな雰囲気がサイコーですね。
http://www.youtube.com/watch?v=FGDocC6hVeg

Marcos Valle自身のヴァージョンはアルバム『Samba '68』(1968年)に収録されています。また、本ブログでは以前にSergio Mendes & Brasil'66『Look Around』(1968年)収録のヴァージョンを紹介済みです。また、クラブ・ミュージック好きの方はTowa Tei『Future Listening!』(1994年)収録のカヴァーも見逃せませんね。

僕はたまたまこれらの作品を全て持っていますが、まとめて聴き比べしたことがありません。今度、iPodで試してみようっと!

「It Hurts to Say Goodbye」
Francoise Hardyの歌でお馴染みのSerge Gainsbourgの名曲(原題「Comment Te Dire Adieu」)。そんなフレンチ・ポップスの名曲を淡々としたオルガン・ボッサでサラッとカヴァーしています。

「Os Grilos (The Crickets Sing For Anamaria)」
Paulo Sergio Valle/Marcos Valle作品。個人的には「Batucada」に負けず劣らずカッチョ良いボッサ・グルーヴだと思いマス。
http://www.youtube.com/watch?v=vK2gwtKNQZo

「Minha Saudade」
Joao Donato/Joao Gilberto作品。ヴォーカル入りの親しみやすいキャッチーな仕上がりです。

「E Preciso Cantar (It's Time to Sing)」
Paulo Sergio Valle/Marcos Valle作品。ここではオルガンのみならずWanderleyのピアノも聴くことができます。

「So, What's New?」
Peggy Leeの代表曲ですね(Peggy Lee/John Pisano作品)。ラウンジ・ミュージック好きの方が喜ぶ仕上がりですね。

「Wave」
Antonio Carlos Jobimの名曲カヴァー。ヴォーカルはTalya Ferro。「Wave」と言えば、Jobim自身の『Wave』(1967年)収録ヴァージョンを思い浮かべる方が多いですが、個人的にはヴォーカル入りのヴァージョンが好きですね。本ヴァージョンもロマンティック・ムードたっぷりで大好き!

「Ainda Mais Lindo」
Paulo Sergio Valle/Marcos Valle作品。この曲もオシャレですね。ラウンジ系ボッサとでも呼びたくなる仕上がりです。

「Ela E Carioca (She's a Carioca)」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Moraesによるボッサ・スタンダード。邦題「彼女はカリオカ」の方がピンと来るかもしれませんね。サウダージ指数高めの仕上がりです。

「Jequibau (Pretty butterfly)」
Cyro Pereira/Mario Albanese作品。まさに可愛い蝶のように軽やかなWanderleyのオルガン・プレイを堪能できます。

本作を気に入った方は、『Rain Forest』(1966年)、Astrud Gilbertoと共演した『A Certain Smile A Certain Sadness』(1966年)あたりもどうぞ!
posted by ez at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする