2008年07月23日

2000Black『A Next Set A Rockers』

この夏イチオシのブロークン・ビーツ系Nu Soul☆2000Black『A Next Set A Rockers』
ア・ネクスト・セット・ア・ロッカーズ
発表年:2008年
ez的ジャンル:ブロークン・ビーツ系Nu Soul
気分は... :時代は変わる...

かつてBob Dylanは歌った、"時代は変わる"と...

2008年の現在、時代の流れに最も敏感な若者が聴く音楽の1つとして西ロンドンで盛り上がるブロークン・ビーツがあります。今日はこの夏イチオシのブロークン・ビーツ系の新譜2000Black『A Next Set A Rockers』です。

ブロークン・ビーツ系のアルバムを紹介するのは、Mark De Clive-Lowe『Journey 2 The Light』以来になります。

2000Blackは、4HeroDegoとマルチ・キーボード奏者Kaidi Tathamの2人が組んだユニット。Kaidi TathamはAgent K名義でも活動しています。

Degoはドラムンベースの雄4Heroでの活躍が有名ですね。
Goldie『Timeless』の記事でも書きましたが、Goldie『Timeless』と4 Hero『Parallel Universe』の2枚は、ドラムンベースの道標的アルバムだったと思います。

そんな4Heroでの活動と並行して、Degoは1998年に自己のレーベル2000Blackを立ち上げ、更なるフューチャー・サウンドを追い求めます。僕も良く知りませんが、このレーベル名って、昨日紹介したRoy Ayersの楽曲「2000Black」に由来しているんですかね?

2004年にはブロークン・ビーツ・クルーBugz In The AtticのメンバーであるKaidi TathamDaz-I-KueとのユニットDKD名義でアルバム『Future Rage』をリリースしています。さらにDegoとKaidi Tathamは女性ヴォーカリストDeborah JordanをフィーチャーしたプロジェクトSilhouette Brownのアルバム『Deborah Jordan』をリリースしています。

こうしてコラボを進めてきたのDego & Kaidi Tathamがレーベル名と同じ"2000Black"というユニット名でリリースした新作アルバムが『A Next Set A Rockers』です。

ブロークン・ビーツ系のアルバムですが、かなりメロウ&スウィートなライト・グルーヴが数多く収録されています。あまりブロークン・ビーツを聴かない人もスンナリ聴ける夏向けの仕上がりです。

Vanessa Freeman、Face、Lady Almaといった4Hero作品でお馴染みのヴォーカリストをはじめ、Nadine Charles、Ferraz、Rasiyah、Babyといった多彩な女性ヴォーカリストがフィーチャーされているのも楽しいですね。

"極上の21stセンチュリー・ソウル"というキャッチーがCDの帯にありますが、確かにNu JazzならぬNu Soulといった雰囲気があるアルバムですね。

スタイリッシュ&メロウ&グルーヴィー&サマー・モードの新譜アルバムをお探しの方は、ぜひ一聴してみて下さい!

僕の周辺のオシャレ一派には評判の良い1枚です。

全曲紹介しときヤス。

「Simple Sacrifice」
Nadine Charlesのヴォーカルをフィーチャー。バカンス・モードのメロウ・チューン。僕が今一番欲している音ってこんな感じなんですよね。

「So Right」
Ferrazのヴォーカルをフィーチャー。この曲もメロウ&スウィートなライト・グルーヴです。Ferrazの僕の場合、「Simple Sacrifice」、「So Right」の2曲を聴いて本作の購入を決めました。

「Febulous」
かのGilles Petersonもへヴィ・プレイする曲らしいです。バカンス系ブロークン・ビーツといったノリですね。

「Don't Make Me Hurt You」
「Lost It」
4Heroの楽曲でもお馴染みのヴォーカリストFaceをフィーチャーした2曲。「Don't Make Me Hurt You」はKyoto Jazz Massive沖野好洋氏がコンパイルしたアルバム『FUTURISTIC SOUL』にも収録されていた曲です。クールな仕上がりがいいですね。「Lost It」もブロークン・ソウルな仕上がりです。

「If You Got 3 Wishes」
僕の一番のお気に入り曲。軽快なグルーヴ感がクセになる1曲。イントロのキーボードのフレーズを聴いた瞬間に"コレ好き!"って思いましたね。この夏の僕のiPodヘビロテ曲の1つです。

「Move Over」
4Hero作品等でヴォーカルをとったLady Almaをフィーチャー。アッパーながらも夏向けのメロウ・チューンです。そう言えば、Lady AlmaはMark de Clive-Loweがプロデュースしたシングルもリリースしていますね。

「Take It Back」
Rasiyahのヴォーカルをフィーチャー。軽くトライバルな仕上がりです。

「Whats It To Be」
Ferrazのヴォーカルをフィーチャー。パーカッシヴな感じが僕好みのクールなサマー・グルーヴ。

「A Little More」
Babyのヴォーカルをフィーチャー。クール&メロウな感じいいですね。

「Got Me Puzzled」
Faceをフィーチャーしたアッパー・チューン。アッパーものではコレが一番好きですね。ライナーノーツにライブ定番曲と書いてありましたが納得の出来栄え。徐々に高揚してくる感じがグッド!

「Dealt A Bad Hand」
4Hero作品のディーバの1人Vanessa Freemanをフィーチャー。ブロークン・ビーツらしい魅力が伝わってくる仕上がりです。

「Hey There」
Tyのラップをフィーチャー。ブロークン・ビーツとしてはこの手のタイプをもっと混ぜても面白かったような気もします。なお、本曲「Hey There」の後にシークレット・トラック「Ain't Nothing You Can Feel」が収録されています。

様々な音楽のエッセンスを21世紀のスタイルで吸収するブロークン・ビーツは、今の時代において最もエッジに立つ音楽の1つであると思いマス。

順序が逆ですが、ドラムンベースの雄4Heroのアルバムも近々紹介しますね!
posted by ez at 00:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする