2010年08月15日

Gerardo Frisina『Join The Dance』

Schemaの看板アーティスト、待望の新作☆Gerardo Frisina『Join The Dance』
Join the Dance [Import CD from Italy]
発表年:2010年
ez的ジャンル:Schema系クラブジャズ
気分は... :プレミア開幕!

いよいよサッカーのイングランド・プレミアリーグが開幕しました。

開幕戦の「トットナム対マンチェスターC」を観ましたが、なかなか楽しめました。
オフシーズンに最も積極的に補強を行ったマンチェスターCは今シーズン最も注目のチームかもしれませんね。

ちょうど今「チェルシー対ウェスト・ブロムウィッチ」の試合を観戦中ですが、W杯を負傷で欠場したチェルシーのエッシェンやミケルが元気にプレーしている姿があって嬉しいですね。

明日はいきなり「リヴァプール対アーセナル」のビッグマッチです。
ガナーズ・ファンの僕としてはアーセナルに幸先の良いスタートをきって欲しいですね。

今日はクラブジャズ好きには人気のアーティストGerardo Frisinaの新作『Join The Dance』です。

Gerardo Frisinaはイタリア、ミラノ出身。Nicola Conteと並ぶイタリアの人気レーベルSchemaの看板アーティストであり、プロデューサー/DJとしても活躍しています。

自身の名義では『Ad Lib』(2001年)、『Hi Note』(2004年)、『The Latin Kick』(2005年)といったアルバムをリリースしています。また、自身が手掛けたリミックス集『Note Book: A Journey In Sound The Remix』(2007年)もリリースしています。

本作『Join The Dance』は、『The Latin Kick』以来約5年ぶりの4thアルバムとなります。意外とインターバルがあったんですね。

全体としては従来以上に生音を重視した仕上がりです。ラテン系ビートを強調したパーカッシヴなサウンドの印象が強い人ですが、今回は何がなんでも踊らせるといった感じではなく、その分エレガントな味わいが加わっている気がします。家でも心地好く聴けるのではないかと思います。

レコーディングにはNorma WinstoneFrancesca Sortinoという二人のゲスト・ヴォーカリストや、Enzo Lo GrecoGianni Lo GrecoというSoulstanceの二人やPaolo FedreghiniといったSchema好きにはお馴染みのメンバーも参加しています。

また、High FiveのピアニストLuca Mannutzaがアレンジで参加しています。

伊達男の小粋なジャズは暑気払いにも最適です!

全曲紹介しときやす。

「Tata Somba」
オープニングはエレガントなジャズ・ダンス・チューン。ミラノの伊達男らしい小粋なセンスが光ります。

「Will You Walk A Little Faster?」
シングルにもなった本作のハイライト。UKのジャズ・アーティストNeil Ardley作品のカヴァー。オリジナルはNeil Ardley『Symphony of Amaranth』(1972年)に収録されています。そのオリジナルでもヴォーカルを務めていた女性ヴォーカリストNorma Winstoneがフィーチャーされています。Gerardoのセンスの素晴らしさ堪能できる仕上がりです。エレガントな高揚感がサイコーですね。衰えを感じさせないNorma Winstoneにも引き込まれます。
http://www.youtube.com/watch?v=0hFLYpuL2z0

「Joy Shout」
Gerardoファンお待たせのラテン・アレンジ全開の仕上がりです。Pasquale Bardaroの小粋なヴァイヴにグッときます。

「Waltz for Emily」
洗練された哀愁モードに魅了されるワルツ・チューン。Pasquale BardaroのヴァイヴとAlfonso Deiddaのフルートが実にいいですね。

「One More Swing」
ホーン・アンサンブルにグッとくるモーダルな仕上がり。聴いていてスカッとする小気味良さが魅力です。
http://www.youtube.com/watch?v=beDz7pA4onU

「Mille E Una Notte」
インド・テイストの仕上がり。Paolo Fedreghiniが参加しており、彼の貢献が大きい1曲だと思います。妖しくミステリアスな香りが漂います。

「Titoro」
ジャズ・ピアニストBilly Taylorのカヴァー。Gerardoらしいスリリングなアフロ・キューバン・チューンに仕上がっています。

「High Hat」
Gerardoらしいパーカッシヴなリズムを堪能できます。高速リズムながらもエレガントな雰囲気があるのがいいですね!

「I'm Gonna Go Fishin'」
Peggy Lee/Duke Ellington作品のカヴァー。オリジナルはEllingtonが作曲した映画『Anatomy of Murder』(1959年)のテーマにPeggy Leeが歌詞をつけたものです。ここではイタリアの歌姫Francesca Sortinoのヴォーカルをフィーチャーしています。クールでFrancescaのヴォーカルがいいですね。

「Another Waltz」
この曲に関しては、クラブジャズ好きよりもジャズ・ファンが聴くと、思わずニヤリとしそうな仕上がりです。

「Bubbly」
本作らしいエレガントなジャズ・ダンス・チューンに仕上がっています。センス抜群の1曲!

「For My Mother」
この曲のみレコーディング・メンバーが異なるようです。小粋な演奏の中にも母への愛情が感じられます。イタリアの伊達男も母には弱いのか(笑)。

他のGerardo Frisina作品もチェックしてみて下さい。

『Ad Lib』(2001年)
Ad Lib

『Hi Note』(2004年)
Hi Note

『The Latin Kick』(2005年)
The Latin Kick

『Note Book: A Journey In Sound The Remix』(2007年)
Note Book
posted by ez at 02:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月14日

Prefab Sprout『Andromeda Heights』

Wendyの素晴らしい歌声を聴くことができる最後のアルバム☆Prefab Sprout『Andromeda Heights』
Andromeda Heights
発表年:1997年
ez的ジャンル:エヴァーグリーン・ポップ
気分は... :プラネタリウムへ行きたくなる・・・

今回はPrefab Sproutが1997年にリリースした『Andromeda Heights』です。

これまで当ブログで紹介してきたPrefab Sprout作品は以下の4枚(発売順)。

 『Steve McQueen』(1985年)
 『From Langley Park to Memphis』(1988年)
 『Jordan:The Comeback』(1990年)
 『Let's Change the World with Music』(2009年)

僕の中でPrefab Sproutは"冬"のイメージが強いのですが、本作は"夏"に聴きたい1枚ですね。

Prefab Sproutと言えば、昨年リリースされた8年ぶりの新作『Let's Change the World with Music』をリリースし、ファンを歓喜させてくれましたね。

個人的には大満足の『Let's Change the World with Music』でしたが、唯一残念だったのはWendy Smithの魅惑のコーラスを聴けなかったことです。その意味ではWendyの存在感の大きさを再認識した次第です。

その意味では、Wendyの素晴らしい歌声を聴くことができる最後のアルバムである本作『Andromeda Heights』こそがPrefab Sproutが最もPrefab Sproutらしかった最後の作品かもしれませんね。

本来は、『Jordan:The Comeback』と本作の間にThomas Dolbyプロデュースによるアルバム(『Let's Change the World with Music』の原型)がリリースされる予定でしたが、作業が中断してしまい見送られてしまいました。結果として、前作から7年という長いインターバルを経て本作『Andromeda Heights』はりリースされました。

そんな流れでプロデュースもThomas Dolbyではなく、セルフ・プロデュースとなっています。

本作時点でのグループのメンバーは、ドラムのNeil Contiが脱退して、Paddy McAloonMartin McAloonWendy Smithの3名です。

基本的には打ち込みサウンドが中心ですが、そのマイナスな要素よりもプラスの要素を上手く生かしたファンタスティックな音空間を創り出すことに成功しています。

思わず星に願いを託したくなるPaddyのミラクルなメロディ&ヴォーカルを堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Electric Guitars」
シングル・カットもされたエヴァーグリーンなポップ・チューン。Paddyらしいメロディ&ヴォーカルを堪能できるファンタスティックな1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=OaoTdEZ2_DE

「A Prisoner Of The Past」
この曲もシングル曲。Prefab Sprout版ウォール・オブ・サウンドと思わせるような仕上がりです。Paddyならではのドリーム・ワールドへ誘ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=QpVMFD9Pygc

「The Mystery Of Love」
ロマンティックなラブソング。いつもながらWendyが素敵なコーラスを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ngmeAYudXyw

「Life's A Miracle」
エヴァーグリーンなポップ・センスとエレガントなアレンジが結びついたミラクルな仕上がり!
http://www.youtube.com/watch?v=3Z_UGBUTUNU

「Anne Marie」
Anne Marie〜♪連呼の曲です(笑)。でもこの連呼の響きが何かいいんですよね。ドリーミーな仕上がりもグッド!

「Whoever You Are」
Paddyお得意のファンタジー・テイストの1曲。良質のファンタジー・アニメでも観ている気分になりますね。
http://www.youtube.com/watch?v=uwZEYcKZUWw

「Steal Your Thunder」
僕の密かなお気に入り曲。打ち込み中心のサウンド・プロダクションのプラス面が出ている仕上がりだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=UeJTu-2VO64

「Avenue Of Stars」
スケール感の大きなファンタジー・バラード。多少仰々しい気もしますが、Prefab Sproutの場合はそれほどクドく感じないのが不思議です。
http://www.youtube.com/watch?v=SYZgwHL2XxA

「Swans」
タイトルからしてPaddyらしいですよね。童心に戻れそうなピュアな音空間に時を忘れてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=3V3I2EPgPrY

「The Fifth Horseman」
アルバムの雰囲気にはマッチしていませんが、シングル向きのキャッチーな仕上がり。Paddyらしいセンスに溢れた1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=hY3vDjLftWU

「Weightless」
まさに音の無重力状態!音空間に浮遊しているような仕上がりです。

「Andromeda Heights」
ラストはタイトル曲。まさにアンドロメダのような雄大なロマンに溢れた仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=thohUT2WwG0

Prefab Sproutの過去記事もご参照下さい。

『Steve McQueen』(1985年)
スティーヴ・マックイーン

『From Langley Park to Memphis』(1988年)
From Langley Park to Memphis

『Jordan:The Comeback』(1990年)
Jordan: The Comeback

『Let's Change the World with Music』(2009年)
レッツ・チェンジ・ザ・ワールド・ウィズ・ミュージック
posted by ez at 00:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月13日

Betty Wright『I Love The Way You Love』

名曲「Clean Up Woman」収録!マイアミ・ソウルの女王の代表作☆Betty Wright『I Love The Way You Love』
I LOVE THE WAY YOU LOVE
発表年:1972年
ez的ジャンル:マイアミ・ソウルの女王
気分は... :今年のドルフィンズは???

NFL開幕まであと約1ヶ月です。
マイアミ・ドルフィンズの大ファンの僕ですが、日本ではドルフィンズに関する情報が殆ど入ってこないので、今シーズンの戦力がどの程度なのか全く見当がつきません。

しかもマイアミのプロ・スポーツはNFLよりもNBAで盛り上がっていますからね。
ご存知の方も多いと思いますが、NBA最大のスーパースターであるレブロン・ジェームスが今オフにマイアミ・ヒートへ移籍し、一気にNBA王者への期待が高まっています。

さて、今日の気分はマイアミなので、"マイアミ・ソウルの女王"Betty Wrightの代表作である2nd『I Love The Way You Love』(1972年)を紹介したいと思います。

Betty Wrightは1953年はマイアミ生まれ。
以前に当ブログで紹介したMilton WrightはBettyのお兄さんです。

11歳の時に本作のプロデュースも務めるマイアミ・ソウルの立役者Clarence ReidとWillie Clarkeの目に留まり、1966年にはシングル・デビュー、1968年に1stアルバム『My First Time Around』をリリースしています。

そして、マイアミを代表するレーベルT.K. Productions傘下のAlston Recordsからリリースしたシングル「Clean Up Woman」が全米シングル・チャート第6位、同R&Bチャート第2位の大ヒットとなり、一躍注目を集めるようになります。

その後は"マイアミ・ソウルの女王"として着実に大人のシンガーとして成長していきます。さらにプロデューサーとしての手腕も発揮するようになりました。80年代に入ってからは自身のレーベルMs.B Recordsを設立し、コンスタントに作品をリリースしています。

21世紀に入ってからもJoss Stone『The Soul Sessions』のプロデュースを手掛けたり、Erykah BaduAngie Stoneの作品でフィーチャーされるなど、"マイアミ・ソウルの女王"はその存在感を示しています。

Betty Wrightの名前を知ったのは、やはり「Clean Up Woman」でした。

さらに前述のように、Joss StoneErykah BaduAngie Stoneという僕が大好きな女性R&Bシンガー3人がBettyと接点を持っており、ますますマイアミ・ソウルの女王への興味が高まっていきました。しかしながら、最初にCDでベスト盤を購入してしまっていたため、オリジナル・アルバムの購入が後回しになっていました(泣)

今日紹介する『I Love The Way You Love』(1972年)は、前述のようにT.K.傘下Alstonへの移籍第一弾アルバムであり、代表曲「Clean Up Woman」を収録した作品です。

Clarence Reid/Willie Clarkeがプロデュースが務め、Little Beaver(Willie Hale)がソングライティング、アレンジ、ギターで大活躍しています。Latimoreもピアノ、オルガンで参加しています。

フリーソウル・クラシックとしても人気が高く、「Tonight is the Night」と並ぶサンプリング定番ネタでもある大ヒット・シングル「Clean Up Woman」の存在がかなり際立っていますが、それ以外の楽曲でもマイアミ・レディ・ソウルの魅力を堪能できます。

本作リリース時点でのBettyはまだ10代!
10代らしいキュートな魅力と10代とは思えない早熟ぶりが交錯するマイアミ・レディ・ソウルを堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「I Love the Way You Love」
Willie Clarke/Willie Hale(Little Beaver)作。タイトル曲は乾いたアーシー・サウンドとディープな中にも若々しさを感じるBettyのヴォーカルが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=gkYsUnj_ahE

作者の一人Little Beaverのヴァージョンもセットでチェックしてみて下さい。
Little Beaver「I Love the Way You Love」
 http://www.youtube.com/watch?v=1BfEWcbbD4o

「I'll Love You Forever Heart and Soul」
オススメその1。Willie Clarke/Betty Wright/Willie Hale(Little Beaver)作。"マイアミ・ソウルの女王"への成長を予感させるソウルフルでパンチのある仕上がり。マイアミらしい朗らかな雰囲気もグッド!

「I Found That Guy」
Berry Gordy Jr./Freddie Perren/Deke Richards/Mizzell Alphonso作。ポップでチャーミングな雰囲気が漂うバラード。

「All Your Kissin' Sho' Don't Make True Lovin'」
オススメその2。Willie Clarke/Willie Hale(Little Beaver)作。ファンキーなバックの演奏が最高に格好良いグルーヴィー・チューン。誘惑と危険な香りが漂うマイアミの夜に似合う1曲。

「If You Love Me Like You Say You Love Me」
Willie Clarke/Clarence Reid作。少しイナたいモータウンといった雰囲気ですね。Bettyのキュートな魅力を堪能できる1曲。

「Clean Up Woman」
オススメその3。Willie Clarke/Clarence Reid作。説明不要の名曲。全米シングル・チャート第6位、同R&Bチャート第2位の大ヒットとなりました。Little Beaverによるイントロのギター・カッティングを聴いただけでテンション上がります!
http://www.youtube.com/watch?v=60ogwD_2AOA

サンプリング・ネタやカヴァー曲やとしても定番ですね。
当ブログで紹介しただけでもLeela James「Clean Up Woman」Mary J. Blige「Real Love(Remix)」SWV「I'm So into You」Sounds Of Blackness「Hold On (Change Is Comin') 」の4曲があります。特にLeela Jamesのカヴァーはオリジナルに劣らないパンチが効いています!

Leela James「Clean Up Woman」(アルバム『Let's Do It Again』収録)
 http://www.youtube.com/watch?v=5BscUvhIrnY

それ以外にもSweet Tee「It's Like That Y'all」、Afrika Bambaataa Presents Time Zone「Zulu War Chant」、Doctor Ice「Word Up Doc!」、Willie D「Clean Up Man」、Sublime「Get Out」、Montell Jordan「This is How We Do it (Puff Daddy Remix) 」等でサンプリングされています。J-POPでも小沢健二「ラブリー」やDragon Ash「I Love Hip Hop」で使われていますね。

Sweet Tee「It's Like That Y'all」
 http://www.youtube.com/watch?v=Jau-DPP_WMY
Afrika Bambaataa Presents Time Zone「Zulu War Chant」
 http://www.youtube.com/watch?v=wbs2Qhr995Q
Doctor Ice「Word Up Doc!」
 http://www.youtube.com/watch?v=Q3HOvShuy3Q
Willie D「Clean Up Man」
 http://www.youtube.com/watch?v=81NFNFWyX2g
Sublime「Get Out」
 http://www.youtube.com/watch?v=fOd6QYe4SfE
Montell Jordan「This is How We Do it (Puff Daddy Remix) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=yf_rVOVoQPg
小沢健二「ラブリー」
 http://www.youtube.com/watch?v=qKN2WRzTKa4

カヴァーではClarence Reid(Blowfly名義)の替え歌ヴァージョン「Scorpio」、Cynthia Richardsによるファンキー・レゲエ・カヴァー、Steve Cropperが変名で結成したグループWashragのインスト・カヴァー等があります。

「I'm Gettin' Tired Baby」
オススメその4。Willie Clarke/Clarence Reid作。灼熱のマイアミのディープ・ソウルといった雰囲気がたまりません。The Reid Singersによるソウルフルなバック・コーラスもグッド!

「Pure Love」
オススメその5。Willie Clarke/Clarence Reid作。早くも"マイアミ・ソウルの女王"の貫禄が漂うディープなバラード。
http://www.youtube.com/watch?v=f8X78lZuHro

「Ain't No Sunshine」
オススメその6。Bill Withersの名曲カヴァー。オリジナルは『Just As I Am』に収録されています。Michael Jacksonのカヴァーでもお馴染みですね。オリジナルやMJヴァージョンと比較すると、よりソウルフルな味わいで名曲を堪能できます。

「Don't Let It End This Way」
Willie Clarke/Willie Hale(Little Beaver)作。ストリングスをバックにBettyが表現力豊かなヴォーカルを聴かせてくれます。

「Let's Not Rush Down the Road of Love」
Willie Clarke/Clarence Reid作。ディープ&ソウルフルなBettyのヴォーカルの魅力を堪能できるバラードでアルバムは幕を閉じます。

『My First Time Around』(1968年)
My First Time Around

『Hard To Stop』(1973年)
Hard to Stop

『Live』(1978年)
Live
posted by ez at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

Blue Six『Beautiful Tomorrow』

熱帯夜のクールダウンに最適なディープ・ハウス☆Blue Six『Beautiful Tomorrow』
Beautiful Tomorrow
発表年:2002年
ez的ジャンル:クールダウン系ディープ・ハウス
気分は... :Ayaサイコー!

今日は熱帯夜の暑苦しさをクールダウンできるハウスでも聴きたい気分・・・
そこでセレクトしたのがBlue Six『Beautiful Tomorrow』(2002年)です。

Blue Sixは、サンフランシスコの人気ハウスレーベルNaked Musicの共同創始者であり、N.Y.を拠点に活躍するDJ/プロデューサーJay Denesによるソロ・プロジェクトです。

これまで『Beautiful Tomorrow』(2002年)、『Aquarian Angel』(2007年)、『Noesis』(2010年)という3枚のアルバムをリリースしています。

今年最新作『Noesis』をリリースしたBlue Sixですが、やはり代表作といえば1st『Beautiful Tomorrow』になりますよね!

観ているだけでクールダウンできるジャケからして秀逸ですよね。

レコーディングにはJay Denesの盟友Dave Boonshoft、Mark Anthony Jones、Dave Warrin等が参加し、さらにLisa Shaw、Monique Bingham、Lysa、Diva Blue、Catherine Russell、Eve Robinsonという6人の女性ヴォーカリストがフィーチャーされています。

このうち、Lysaは当ブログでもソロ・アルバム『Strange Flower』(2004年)を紹介したAya(本名:Lysa Aya Trenier)のことです。ちなみに『Strange Flower』もNaked Musicからのリリースであり、Jay Denesがプロデュースしています。

アルバム全体としてはクールなディープ・ハウスといった印象です。
ディープと言っても、アーバンでスタイリッシュな仕上がりなのでハウス好き以外の方も十分に楽しめます。語弊があるかもしれませんが、Sadeのハウス版といった雰囲気があります。

「Sweeter Love」「Music And Wine」「Pure」「Let's Do It Together」といった人気シングルを中心に、クールダウンに最適なハウス・チューンが揃っています。

Aya大好きな僕としては『Strange Flower』とセットで聴きたいですね。

全曲紹介しときやす。

「Let's Do It Together」
オススメその1。Lisa Shawのヴォーカルをフィーチャー。彼女はNaked MusicからJay Denesプロデュースでソロ作『Cherry』(2005年)をリリースしています。クールかつ洗練されたサウンドとソウルフルでありながら熱唱しすぎないLisaのヴォーカルが実にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=SibHmkr-UZ4

Lisa Shawは昨年Miguel MigsのレーベルSalted Musicから2ndソロ『Free』をリリースしています。Miguel Migsと共に本曲でクラビをプレイしているDave Warrinがプロデューサーとして大きく関与しています。

「Close To Home」
オススメその2。Monique Binghamのヴォーカルをフィーチャー。クール&レイジーな雰囲気がいいですね。Mark Anthony JonesのギターやFabio Morgeraのミュート・トランペットもいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=aZzAPu_tMrE

「Music And Wine (Teksoul Dub) 」
後述する「Music And Wine」のダブ・ヴァージョン。オリジナルを聴いた後に聴き比べると楽しいと思います。

「Sweeter Love」
オススメその3。Lysa(Aya)のヴォーカルをフィーチャー。Aya大好き!の僕としては一番のお気に入り曲です。アーバンなディープ・ハウス・サウンドとAyaのキュートなセクシー・ヴォーカルはサイコーです!
http://www.youtube.com/watch?v=m3wp3rGITOQ

「Pure (Jay's Nitelife Dub) 」
後述する「Pure」のダブ・ヴァージョン。これもオリジナルを聴いた後に聴き比べしてみましょう。

「All I Need」
オススメその4。Diva Blueのヴォーカルをフィーチャー。バカンス・モードのハウス・チューンといった感じですね。パーカッシヴな仕上がりが僕好みです。
http://www.youtube.com/watch?v=EjqCK78pOX8

「Very Good Friends」
Catherine Russellのヴォーカルをフィーチャー。ソウルフルかつチルアウトな仕上がりです。マッタリした雰囲気がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=y6JRPCQKhoM

「Yeah」
Mark Anthony Jonesがソングライティング&ギター&ヴォーカルと大活躍の1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=VgU7N7JbrJc

「Grace (Freedom Dub) 」
Eve Robinsonのヴォーカルをフィーチャー。Carlos Gomezのコンガが効いたトライバル・テイストの仕上がりが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=yT1Kz0xHwGE

「Love Yourself」
オススメその5。「Sweeter Love」に続きLysa(Aya)のヴォーカルをフィーチャー。もちろん大のお気に入り曲です。『Strange Flower』が好きな方は絶対気に入るクール・メロウ・チューン。Ayaらしいウィスパー・ヴォーカルの魅力が全開です。
http://www.youtube.com/watch?v=JKTpZoDITSY

「Come Inside」
Eve Robinsonのヴォーカルをフィーチャー。箸休めの1曲といった感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=gqNfrnSAiNY

「Music And Wine」
オススメその6。Catherine Russellのヴォーカルをフィーチャーした人気の高い1曲ですね。まさにワイン片手に聴きたいソウルフルかつスタイリッシュなディープ・ハウスに仕上がっています。Richard Worthのフルートが涼しげに響いてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=B9N_Y1ZhWbs

「Pure」
オススメその7。Monique Binghamのヴォーカルをフィーチャー。この曲も人気が高いのでは?ハウス・ファン以外でも親しみやすいアコースティックな味わいが印象的です。YouTubeにオリジナル・ヴァージョンの音源が無いのが残念ですが・・・

「Beautiful Tomorrow」
ラストのタイトル曲はCatherine Russellのヴォーカルをフィーチャー。クール&ミステリアスな雰囲気にグッとくる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=VKvQqEEHNIk

気になる方は2nd『Aquarian Angel』(2007年)、3rd『Noesis』(2010年)もチェックしてみては?

『Aquarian Angel』(2007年)
Aquarian Angel

『Noesis』(2010年)
Noesis

未聴の方は、これを機会にAya『Strange Flower』(2004年)も聴いてみて下さい。

Aya『Strange Flower』(2004年)
Strange Flower
Aya「Looking for the Sun」
http://www.youtube.com/watch?v=TZjUzaY7xwE
Aya「Nobody Knows Me」
http://www.youtube.com/watch?v=gmZ-ZY9gNgg
Aya「You're Not the Only One」
http://www.youtube.com/watch?v=tzRUF3cgHDw
Aya「Put Your Faith in Us」
http://www.youtube.com/watch?v=1-AHmQkheFA
Aya「Curtain Call」
http://www.youtube.com/watch?v=DeGSpcEAbQU
posted by ez at 01:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

Gerry Mulligan『Night Lights』

夏の夜にジェントル・ジャズはいかが!☆Gerry Mulligan『Night Lights』
ナイト・ライツ(紙ジャケット仕様)
録音年:1963年
ez的ジャンル:都会の夜系ジェントル・ジャズ
気分は... :深夜に自分の世界に浸りながら...

バリトン・サックス奏者の代表格Gerry Mulligan(1927-1996年)の2回目の登場です。

Thelonious Monk との共演作『Mulligan Meets Monk』に続いて紹介するのは、1963年録音の『Night Lights』です。

最初、女性ジャズ・シンガーAnnie Rossとの共演盤『Annie Ross Sings A Song With Mulligan』(1957年)しようとも思ったのですが、今日は男のダンディズムに溢れた作品を聴きたい気分だったので『Night Lights』をセレクトしました。

レコーディング・メンバーはGerry Mulligan(bs、p)、Art Farmer(tp、flh)、Bob Brookmeyer(tb)、Jim Hall(g)、Bill Crow(b)、Dave Baily(ds)という布陣です。

タイトル、ジャケのイメージそのままの演奏を堪能できる都会の夏の夜にピッタリなアルバムです。

激シブのボサノヴァ、ビターなバラードに心癒されます。
Mulligan以下、メンバー全員の抑えた演奏に男の美学を感じますな。
深夜に一人酒を飲み、自分の世界に浸りながら聴きたいアルバムですね。

アルバム全体を貫くジェントルな雰囲気は、普段ジャズを聴かない方にもグッとくる1枚だと思います。

全6曲の全てが名演だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Night Lights (1963 Version) 」
Gerry Mulligan作のタイトル曲を美しいバラード。ここでのMulliganはピアノをプレイしています。Mulliganのピアノ、Jim Hallのギター、Dave Bailyのハイアットが優しい夜へと誘ってくれます。Mulliganの美しいピアノに癒されます。Art Farmerのトランペット・ソロ、Bob Brookmeyerのトロンボーン・ソロも実に渋くてグッときますね。
http://www.youtube.com/watch?v=0cK_AIpmejs

「Morning Of The Carnival From "Black Orpheus"(Manha De Carnaval)」
フランス映画『Orfeu Negro(黒いオルフェ)』の主題歌「Manha de Carnaval(邦題:カーニバルの朝)」のカヴァー。Luiz Bonfa作の名曲です。当ブログでは最近エントリーしたばかりのBalancoDexter Gordonのカヴァーを紹介済みです。Mulliganヴァージョンは淡いムードに包まれたボッサ・チューンに仕上がっています。渋いソロが続く中で美しい響きのJim Hallのギターが印象的ですね。終盤のアンサンブルにもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=27b8wAp8nMg

「In The Wee Small Hours Of The Morning」
Frank Sinatraでお馴染みの楽曲のカヴァー(David Mann/Bob Hilliard)。傷ついた心を優しく包んでくれるようなバラード。静寂の音空間が素晴らしいですね。思わず涙腺が緩くなりそうです・・・

「Prelude In E Minor」
Frederic Chopinの前奏曲作品28第4番ホ短調にMulliganがボサノヴァ・アレンジを施したものです。男の哀愁が漂うボッサ・チューンといった感じですね。オールド・ジャズ・ファンの中には本曲に愛着を感じている方もいるのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=s4JLMBOgegM

「Festival Minor」
Gerry Mulliganのオリジナル。個人的にはアルバムで一番好きかもしれません。これぞ大人のためのジャズ!雰囲気が漂ってくる小粋な演奏です。Jim Hallのギター目当ての方はかなりグッとくると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=LTOZMdM6nbU

「Tell Me When」
ラストもGerry Mulliganのオリジナル。優しいムードに満ちたバラードです。Bob Brookmeyerのトロンボーンがいい味出しています。都会の夜が白々と明けてくる雰囲気にピッタリですね。
http://www.youtube.com/watch?v=pftBMhyEKzg

CDにはボーナス・トラックとして「Night Lights (1965 Version) 」 が収録されています。メンバーはGerry Mulligan(cla)、Pete Jolly(p)、Johnny Gray(g)、Jimmy Bond(b)、Hal Blaine(ds)という布陣です。

『Annie Ross Sings A Song With Mulligan』(1957年)も近々紹介したいと思います。

『Annie Ross Sings A Song With Mulligan』(1957年)
Sings a Song With Mulligan
posted by ez at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする