2010年08月10日

Airto Moreira『I'm Fine, How Are You?』

人気曲「Celebration Suite」収録☆Airto Moreira『I'm Fine, How Are You?』
アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?(紙ジャケット仕様)
発表年:1977年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フュージョン
気分は... :マインド・リセット!

今日は自分のマインドをリセットしたい気分・・・
こんな時はブラジルものを聴くに限ります。
特に鼓動のあるリズムが聴きたいですね!

そんな流れでブラジル人ドラマー/パーカッション奏者Airto Moreiraの3回目の登場です。

『Samba de Flora』(1988年)、『Identity』(1975年)に続き紹介するのは、1977年の作品『I'm Fine, How Are You?』です。

クラブDJに大人気の名曲「Tombo In 7/4」収録の『Fingers』(1973年)と本作のどちらにするか迷ったのですが、夏らしいジャケの本作をセレクトしました。

本作『I'm Fine, How Are You?(邦題:ブラジルからの挨拶状)』はL.A.でレコーディングされました。

プロデュースはAirtoと奥方Flora Purim。さらに共同プロデューサーとしてKerry McNabbもクレジットされています。

レコーディングにはAirto Moreira(per、ds、vo)以下、Flora Purim(vo)、Ruben Rada(vo)、Hugo Fattoruso(key)、Charles "Icarus" Johnson(g)、Oscar Castro-Neves(g)、Jaco Pastorius(b)、Abraham Laboriel(b)、Byron Miller(b)、Manolo Badrena(per)、Laudir De Oliveira(per)、Tom Scott(sax、fl)、Raul De Souza(tb)等のメンバーが参加しています。全体としては楽曲提供やアレンジも手掛けたHugo Fattorusoの活躍が目立ちますね。

フュージョン好きにとっては天才ベーシストJaco Pastoriusの参加が気になりますよね。本作と同時期に制作していた奥方Flora Purimのアルバム『Every Day, Every Night』(1978年)のレコーディングにJacoが参加したことがきっかけだったようです。

一方、クラブ系リスナーにとっては「Tombo In 7/4」「Samba de Flora」等と並ぶ人気曲「Celebration Suite」がお目当てのアルバムですね。

晴れモードのサンバ・フュージョンを聴くと、心も晴れ晴れしてきます!

全曲紹介しときやす。

「I'm Fine, How Are You?」
Airto Moreira作。少しコミカルな雰囲気でスタートするサンバ・チューン。Airtoのスキャットも何か変テコ(笑)。そんなムードの中でTom Scottのサックス・ソロがやけに格好良く聴こえます。
http://www.youtube.com/watch?v=WxNrFNHmdUc

「Meni Devol」
Ruben Rada/Hugo Fattoruso作。作者Ruben Radaのヴォーカルをフィーチャーしたジャズ・ロック調の1曲。ビリンバウの音色を効果的に使っているのが印象的です。ヒートアップする終盤はRuben Radaのヴォーカルが叫びまくります。
http://www.youtube.com/watch?v=LuWMzBs5oZE

「La Tumbadora」
オススメその1。Ruben Rada/Hugo Fattoruso作。前曲に続きRuben Radaのヴォーカルをフィーチャーしたサンバ・フュージョン。パーカッシヴ・サウンド大好きな僕好みのリズムシャワーな仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=9SH-bI-T2zg

「The Happy People」
オススメその2。Airto Moreira作。個人的にはアルバムで一番のお気に入りのファンキーなサニーサイド・サンバ。マインド・リセットしたい僕が今一番聴きたいのはこんな音ですね!Oscar Castro-NevesのギターとRaul De Souzaのトロンボーンがハッピー・モードを盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=7zcJlUMEysI

「The Road Is Hard (But Were Going To Make It) 」
オススメその3。邦題「苦難を乗り越えて」。Flora Purim作。AirtoとFloraの夫婦スクアットにグッとくるブラジリアン・フュージョン。Tom Scottのソプラノ・サックス・ソロもサイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=bjNWBnUklQM

「La Cumbia De Anders」
Ruben Rada/Hugo Fattoruso作。アンデス地方のインディオの楽器バンパイプも取り入れた牧歌的かつ民族色の強いインスト・チューン。

「Celebration Suite」
オススメその4。邦題「ブラジルの祝賀祭」。Airto Moreira作。今日的に本作のハイライトは本曲ですね。Gilles Peterson編集のコンピ『Jazz Juice』にも収録されていたバトゥカーダ・チューンです。サッカー・ファンにもお馴染みの曲ですね。前述のようにクラブDJに大人気の名曲「Tombo In 7/4」のメロディも登場するところでクライマックスを迎えます!人気ブラジリアン・ハウス、Bellini「Samba de Janeiro」、The Heartists「Belo Horizonti」の元ネタです。
http://www.youtube.com/watch?v=hv9_bYIcTfM

The Heartists「Belo Horizonti」
 http://www.youtube.com/watch?v=RYWQYxAEK-s
Bellini「Samba de Janeiro」
 http://www.youtube.com/watch?v=Bx1iclqbNyM

「Nativity」
オススメその5。邦題「誕生」。Kerry McNabb/Airto Moreira/Jaco Pastorius作。ジャズ/フュージョン・ファンにとっては天才Jaco参加の本曲がハイライトかもしれませんね。Jacoの驚異のベース・プレイを存分に堪能できるJacoファン必聴の名演です。

次のAirto作品は『Fingers』(1973年)ですかね。

『Fingers』(1973年)
フィンガーズ

『Identity』(1975年)
アイデンティティー

『Samba de Flora』(1988年)
Samba de Flora
posted by ez at 01:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

Rainbow Brown『Rainbow Brown』

Patrick Adamsが送り出したディスコ・プロジェクト!☆Rainbow Brown『Rainbow Brown』
レインボウ・ブラウン+2(紙ジャケット仕様)
発表年:1981年
ez的ジャンル:Patrick Adams系N.Y.ディスコ
気分は... :ハイテンション・モードで!

今日はハイテンションなディスコ/ダンス・サウンドを聴きたい気分です。

そこでセレクトしたのは、Patrick Adamsによるスタジオ・プロジェクトRainbow Brown唯一のアルバム『Rainbow Brown』(1981年)です。

本作の主役Patrick Adamsは1950年N.Y.ハーレム生まれ。
1970年代からN.Y.を拠点に活躍するプロデューサーであり、特に70年代後半から80年代初めにかけてはInner Life、Phreek、Cloud One等の匿名的なスタジオ・プロジェクトを手掛け、数多くのディスコ・ヒットを送り出していました。

今回紹介するRainbow BrownもPatrick Adams<が手掛けた匿名的なスタジオ・プロジェクトの1つです。Inner LifeではJocelyn Brown、PhreekではLeroy BurgessといったヴォーカリストをフィーチャーしていたPatrickですが、Rainbow Brownでは女性ヴォーカリストFonda Raeを大きくフィーチャーしています。

それ以外にもChristine Wiltshire、Lucy Martin、Ullande McCullough、Yvonne Lewisといった女性バック・ヴォーカル陣やStan Lucas(g)、Norbert Sloley(b)、John Cooksey(ds)等といったPatrick Adams関連作品でお馴染みのスタジオ・ミュージシャンがバックを務めています。

全6曲と収録曲は少ないですが、「Till You Surrender」「I'm The One」「Let's Go Another Round」「It Ain't No Big Thing」といったN.Y.ダンス・クラシックをはじめ充実の内容であり、N.Y.ディスコ好きの方は間違いなく楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Till You Surrender」
ダンス・クラシックその1。エレガントでゴージャズなアレンジとFonda Raeのキュートなリード・ヴォーカルによる摩天楼ディスコ・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=BSS9qD8ChX0

「I'm The One」
ダンス・クラシックその2。ディスコ・ブギーな仕上がりが印象的です。時代が一回りしてブギーなダンス・サウンドにグッとくる若いリスナーの方も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=TUbTeu9ZXp8

「Come Let Me Show You The Way」
60年代モータウン風の仕上がり。他の楽曲と多少雰囲気が異なりますが、これはこれで楽しめます。

「Let's Go Another Round」
ダンス・クラシックその3。Inner Lifeのヴァージョンでもお馴染みのダンス・クラシック。Jocelyn BrownをフィーチャーしたInner Lifeヴァージョンも捨て難いですが、個人的には臨場感のあるバックのRainbow Brownヴァージョンの方が好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=1SQU-letZ-I

Inner Life「(Knock Out) Let's Go Another Round」
 http://www.youtube.com/watch?v=tqQhHjiM8-U

「It Ain't No Big Thing」
ダンス・クラシックその4。当ブログでも紹介したDonna McGheeのヴァージョンでお馴染みのダンス・クラシック。個人的にDonna McGheeヴァージョンが大好きなので、その雰囲気を受け継ぎつつFonda Raeのキュート・ヴォーカルを堪能できる本ヴァージョンも楽しめました。

Donna McGhee「It Ain't No Big Thing」
 http://www.youtube.com/watch?v=1msPNG9HWpg

「Happy Music」
実はアルバムで一番でお気に入りの曲。トライバルなビートとキュートなヴォーカルにグッときます。まさにハッピー・ミュージック!Cloud Oneも取り上げていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=Dd_PokcsVIA

僕の保有する国内盤CDにはボーナス・トラックとして「Till You Surrender」 のリミックス2曲が収録されています。特にRay "Pinky" Velazquezのリミックスはなかなかの出来栄えです。

本作で大きくフィーチャーされたFonda Raeは、その後本作同じVanguardからソロ作をリリースし、「Over Like A Fat Rat」等のクラブ・ヒットを放っています。

Fonda Rae「Over Like A Fat Rat」
 http://www.youtube.com/watch?v=2tb8OiPPkOg
posted by ez at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月08日

Mariana Melero『Beira Mar』

オーガニックな魅力に溢れたアルゼンチン産ボサノヴァ☆Mariana Melero『Beira Mar』
mariana melero beira mar.jpg
発表年:2010年
ez的ジャンル:アルゼンチン産ボサノヴァ
気分は... :快適に過ごすためには・・・

今回はアルゼンチン産ボサノヴァの新作『Beira Mar』です。
数ヶ月前に購入していていましたが、この時期まで紹介するのを待っていた1枚です。
どうやら国内盤は未発売のようですね。

Mariana Meleroはアルゼンチン出身のシンガー/ギタリスト。

彼女の詳しいプロフィールはわかりませんが、アルゼンチン人ながらもブラジル音楽に大きく影響を受けた名ギタリストAgustin Pereyra Lucenaの弟子筋にあたる人のようですね。

これまでソロ作として『Ambar』(2000年)、Hernan Miguez、Norma IovinoとのトリオTrio Melero Miguez Iovino名義で『Beleza Pura』(2003年)、さらにHernan MiguezとRodrigo Aberasteguiがメンバー交代したTrio Melero Aberastegui Iovino名義で『Agua Doce』(2006年)といったアルバムをリリースしています。

2ndソロとなる本作『Beira Mar』も完成度の高いアルゼンチン・ボッサ作品に仕上がっています。

Caetano Veloso、Dorival Caymmi、Dori Caymmi、Chico Buarque、Luis BonfaAntonio Carlos Jobimといった名コンポーザーの作品を中心に、シンプルながらも素晴らしいアンサンブルとピュア・ナチュラルなヴォーカルを楽しめます。

バックにはRodrigo AberasteguiNorma IovinoHernan Miguezという新旧トリオのメンバー等が参加しています。特にRodrigo Aberasteguiの好サポートぶりが目立ちます。

オーガニックなブラジル音楽/ボサノヴァを求めている人にはピッタリの1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Marambaia」
Henricao/Rubens Campos作。Elis Reginaも歌っていた曲ですね。美しいショーロ・タッチのギターとピュアなヴォーカルに心が洗われます。

「Menino Do Rio」
Caetano Veloso作品のカヴァー。オリジナルは『Cinema Transcendental』(1979年)に収録されています。本カヴァーは爽快かつロマンティックなボッサ・チューンに仕上がっているアルバムで一番のお気に入り曲。

「Rainha Do Mar」
Dorival Caymmi作の名曲をカヴァー。Rodrigo Aberasteguiのギターを中心に素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれます。

「En La Orilla De Este Rio」
Fernando Pessoa/Dori Caymmi作。Dorival Caymmi作品の次に息子Dori Caymmiの作品を持ってくるのが心憎いですね。Rodrigo AberasteguiのギターとエレガントなオーケストレーションをバックにMarianaのオーガニックなヴォーカルを堪能できます。

「Futuros Amantes」
Chico Buarque作の名曲をカヴァー。ここでは軽快なタッチながらも品のあるメロウ・チューンに仕上がっています。

「Hold Me Tight」
『With The Beatles』収録のBeatlesの名曲をカヴァー(Lennon/McCartney作)。エレピ、ギター、アコーディオンのみのバックでロマンティックに聴かせてくれます。Hernan Miguezのアコーディオンがいい味出しています。

「Noites Cariocas」
Jacob De Bandolim/H. B. De Carvalho作。Rodrigo Aberasteguiの素晴らしいギターにグッとくる1曲です。

「Orassamba」
Guinga/Aldir Blanc作。ブラジルとアルゼンチンの味わいが見事に融合したビターな仕上がりにグッときます。バックの楽器は全てRodrigo Aberasteguiが演奏しています。

「Correnteza」
Luis Bonfa/Antonio Carlos Jobim作。エレガントなアレンジで実に完成度の高い1曲に仕上がっています。

「Tiempo」
本作唯一のMariana Meleroのオリジナル。ピュア・ナチュラルな雰囲気がサイコーです。

「Sou Baiano Tambem」
Ze Miguel Wisnik作。「Menino Do Rio」と並ぶ僕のお気に入り曲。スタイリッシュなボッサ・チューンを求めている方は一番グッとくる1曲だと思います。

「Carinhoso」
Pixinguinha/Joao De Barro作。ギターとエレピのみのシンプルなアレンジで、しっとりとMarianaのヴォーカルを堪能できます。

「Alguien Cantando」
Caetano Veloso作。ラストはア・カペラで締め括ってくれます。

こういう素晴らしい作品はぜひ国内盤を発売して欲しいですね。

Trio Melero Miguez Iovino『Beleza Pura』(2003年)
ベレーザ・プーラ
posted by ez at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月07日

Billy Kaui『Billy Kaui』

元Country Comfortの中心人物、唯一のソロ・アルバム☆Billy Kaui『Billy Kaui』
ビリー・カウイ
発表年:1977年
ez的ジャンル:ハワイアンAOR
気分は... :開放的に!

今日は元Country Comfortの中心人物Billy Kauiの唯一のソロ・アルバム『Billy Kaui』(1977年)です。

Billy Kauiは1949年or50年ハワイ、ホノルル生まれ。

Jimmy Freudenberg、Chuck Lee、Randy Lorenzo、Eugene Masumuraと5人で伝説のグループCountry Comfortを結成。ワイマナロのショッピング・センターで演奏するようになります。Modern Folk Quartetでも活躍したCyrus Faryarが彼らに注目し、彼のプロデュースによりデビュー・アルバム『We Are The Children』(1975年)をリリース、一躍注目の存在となります。

その後、Country Comfortはメンバー・チェンジを経て2ndアルバム『Country Comfort II』(1976年)を発表しますが、間もなくグループを解散してしまいます。

Country Comfortのシンガー&ソングライターとして活躍していたBilly Kauiはソロ活動を開始し、1977年に今日紹介するソロ・アルバム『Billy Kaui』をリリースします。しかし、1978年3月30日に突然彼は亡くなってしまいます。公にはされていませんが、死因にはドラッグが関係していたようです。

さて、今日紹介するBilly Kaui唯一のソロ・アルバム『Billy Kaui』ですが、Macky FearyあたりのハワイアンAOR好きの人であれば十分楽しめる1枚だと思います。

個人的にはいくつかピンと来ない楽曲もありますが、その代わり「Close to You」「Asking for a Night」「Words to a Song」というミラクルな3曲が収録されているので帳消しといったところでしょうか。

ハワイアンAORを聴きながらのんびり夏を過ごせたらサイコーですね!

全曲紹介しときやす。

「Mr. Reggae」
オープニングはタイトル通りのレゲエ・チューン。ホーン・セクションも入りソウルフルな味わいもあります。Billy Kaui作。

「Close to You」
オススメその1。ハワイアンAORらしいメロウ・チューン。Macky Feary好きの人は間違いなく気に入るであろう1曲。Victoria Stringer/Billy Kaui作。
http://www.youtube.com/watch?v=6-WKadIwdBo

「Asking for a Night」
オススメその2。ラテン・フレイヴァーの軽快な仕上がり。晴れた日に聴くと気分爽快です!Billy Kaui作。
http://www.youtube.com/watch?v=mLQuDLUW6zo ※音質悪いです。

「Working on the Railroad」
ロック調のミッド・チューン。正直、僕にはピンと来ない1曲でした。Joel Schlofsky作。

「Sunny」
ジャジー・アレンジの小粋な1曲。悪くはないけど、Billy Kauiのキャラに合っていない気もします。Billy Kaui作。

「Words to a Song」
オススメその3。以前に紹介したBabaduもカヴァーした名曲。これぞハワイアンAOR!といった雰囲気の自由で開放的なメロウネスがたまりません。忙しない日常を忘れてリラックスしたい時に聴きたい1曲です。John Lee/Billy Kaui作。
http://www.youtube.com/watch?v=aPmVuco1y-A

「It Doesn't Matter Anyhow」
オススメその4。Jose Felicianoのカヴァー。Boz Scaggs的なAORバラードがお好きな方は気に入ると思います。

「Empty」
オススメその5。ハワイらしい雰囲気の漂うライト・グルーヴ。ファンキーなホーン隊も盛り上げてくれます。Carl Trinkwon作。

「Marie」
Randy Newmanのカヴァー。ピアノのみのバックでしっとりと聴かせてくれます。

「Up & At It Again」
ラストはBoz Scaggsっぽいロック・チューン。正直、僕はこういう曲は好みではありませんが(笑)。Brian Robertshaw/Coleman作。

興味のある方はCountry Comfortの作品もどうぞ!

『We Are The Children』(1975年)
ウィー・アー・ザ・チルドレン
posted by ez at 12:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月06日

Angie Stone『Black Diamond』

まさに歌うBlack Diamond!貫禄のソロ・デビュー作☆Angie Stone『Black Diamond』
Black Diamond
発表年:1999年
ez的ジャンル:姉御系ダイアモンド・ソウル
気分は... :No More Rain...

大好きなAngie Stoneのソロ・デビュー作『Black Diamond』(1999年)です。

当ブログでこれまで紹介したAngie Stone作品は以下の4枚(発売順)。

 『Mahogany Soul』(2001年)
 『Stone Love』(2004年)
 『The Art Of Love & War』(2007年)
 『Unexpected』(2009年)

昨年末にリリースされた最新作『Unexpected』『ezが選ぶ2009年の10枚』に選ぶほどのお気に入り作でしたが、商業的にはズッコケてしまいました。まぁ、チャート・アクションが低調だったくらいで僕のお気に入り度が揺らぐことはありませんが・・・

さて、Angie姐さんの作品で唯一紹介し忘れていたのがソロ・デビュー作『Black Diamond』(1999年)です。

ソロ・デビュー作と言っても70年代後半から80年代前半は女性3人組Hip-HopグループThe Sequence、80年代後半から90年代半ばにかけては男女3人組R&BグループVertical Hold、90年代半ばには男女3人組R&BグループDevoxのメンバーとして作品をリリースしてきたベテラン・シンガーなので、かなり貫禄のデビュー・アルバムといった印象ですよね。

アルバムには、公私のパートナー"天才"D'AngeloLenny Kravitz、Gerry DeVeaux、Juliet Roberts等も参加しています。

1961年生まれの姐さんは本作の時点で37歳だったのですが、ベテランらしい貫禄とベテランらしからぬセンス

ジャケのように眩しく輝くBlack Diamondのダイアモンド・ソウルを堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Freedom (Intro)」
ソロ・アーティストAngie Stoneの幕開けを告げるイントロ。

「No More Rain (In This Cloud) 」
アルバムからシングル・カットされ、全米R&Bチャート第9位のヒットとなりました。Gladys Knight & the Pips「Neither One of Us (Wants to Be the First to Say Goodbye)」をサンプリングした味わい深いソウル・チューンに仕上がっています。Angie姐さんの魅力が凝縮された本作のハイライト。ソングライターの一人に僕の好きなGordon Chambersの名もクレジットされています。
http://www.youtube.com/watch?v=GtIdcHp7_SI

Gladys Knight & the Pips「Neither One of Us (Wants to Be the First to Say Goodbye)」
 http://www.youtube.com/watch?v=eJmplWfWAPU

「Green Grass Vapors」
N.Y.出身のHip-HopクルーDa Beatminerzの元メンバーAaron "Freedom" LylesとAngieの共同プロデュース。哀愁モードのソウル・チューンです。

「Everyday」
Angie姐さんと当時の公私にわたるパートナー"天才"D'Angeloの共作。本作に先駆けて1996年にシングル・リリースしています。いかにもD'Angeloな浮遊感の漂うネオ・ソウル・チューンに仕上がっています。D'Angelo好きの人は間違いなく気に入る1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=76QxE7dumu0

Sade「Sweetest Taboo」をサンプリングしたMike City RemixやNeptunesによるNeptunes Remixも要チェックです。
「Everyday(Mike City Remix)」
 http://www.youtube.com/watch?v=_WjLuvMtDiM
「Everyday (Neptunes Remix) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=0deaN49oqO0

「Coulda Been You」
さり気ない中にもしっとりと聴かせるソウル・バラード。姐さんの風格を感じる仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=6oVSY3SGhiA

「Visions」
Earth,Wind & Fire「Sun Goddess」をサンプリングした爽快グルーヴ。超有名ネタ曲ですが、それに負けずAngie姐さんらしいヴォーカルで存在感を示してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=g6WGeDdF71Y

「Life Story」
Gerry DeVeaux とCutfather & Joeの共同プロデュース。人生の酸いも甘いも知り尽くした姐さんらしい1曲。人生いろいろありますわな。
http://www.youtube.com/watch?v=WQQZvOJ0crk

「Just A Pimp」
Aaron "Freedom" Lyles/Angie Stoneプロデュース。アルバムの中では地味な存在ですが、ジワジワと迫ってきます。

「Trouble Man」
Marvin Gayeの名曲カヴァー。Angie姐さんらしい味付けで名曲を聴かせてくれます。Aaron "Freedom" Lyles/Angie Stoneプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=BhTf2EDNCr4

「Bone 2 Pic (Wit U) 」
「No More Rain (In This Cloud) 」と並ぶ僕のお気に入り。ATCQのAli Shaheed Muhammad プロデュース。軽やかなの中に漂うソウルフルな味わいにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=TeiVgyGjxQU

個人的には当ブログでも紹介したJay Dee(J Dilla)プロデュースのHip-HopクラシックThe Pharcyde「Runnin'」あたりと一緒に聴きたいですね。
The Pharcyde「Runnin'」
 http://www.youtube.com/watch?v=1hZKN4AZ63g

「Man Loves His Money」
ネオ・ソウルらしいファンキー・チューン。危ない世界へ手招きする姐さんのヴォーカルにグッときます。Aaron "Freedom" Lyles/Angie Stoneプロデュース。

「Love Junkie」
いかにも"Love Junkie"なファンキー・ソウル。姐さんが歌うと一層ムード出ます。Aaron "Freedom" Lyles/Angie Stoneプロデュース。

「Black Diamonds & Blue Pearls (Interlude) 」
ラストはアルバムの余韻を楽しみインタールードでアルバムは幕を閉じます。

さらにアルバム(US盤)にはボーナス・トラック「Heaven Help」と隠しトラック「Don't Wanna Ride Without You」の2曲が収録されています。

これで現時点までのAngie Stoneのオリジナル・アルバムは全てエントリーしました。
やはり僕にとってAngie姐さんは現役女性R&Bシンガーの中では一番の存在ですね。
これからも素晴らしい作品を期待したいと思います。

『Mahogany Soul』(2001年)
Mahogany Soul

『Stone Love』(2004年)
ストーン・ラヴ

『The Art Of Love & War』(2007年)
The Art of Love and War

『Unexpected』(2009年)
Unexpected
posted by ez at 01:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする