2010年11月11日

Carl Thomas『Let's Talk About It』

"グッド・ミュージック"なR&B/ソウル作品☆Carl Thomas『Let's Talk About It』
Let's Talk About It (Mcup)
発表年:2004年
ez的ジャンル:"グッド・ミュージック"系男性R&B/ソウル
気分は... :Bad Boy作品と敬遠しないで下さいね!

今回はCarl Thomasの2ndアルバム『Let's Talk About It』(2004年)です。

Carl Thomasは1972年イリノイ州オーロラ生まれの男性R&Bシンガー。

1996年にSean "Puffy" Combs(現Diddy)のBad Boy Entertainment(現Bad Boy Records)との契約に成功します。

The Notorious B.I.G.の遺作『Life After Death』(1997年)に収録された「The World Is Filled...」にフィーチャーされたのが初レコーディングとなりました。さらにはPuff Daddy & The Familyのアルバム『No Way Out』で「If I Should Die Tonight (Interlude) 」、「Is This The End?」、「Pain」の3曲に参加し、その名が知られるようになります。

さらにはNoreaga「I Love My Life」、The Lox「Let's Start Rap Over」、Total「Press Rewind」、The Beatnuts「Buddah In The Air」、Puff Daddy & The Family「Puff Daddy's Been Around The World (Remix)」、Puff Daddy「Hear Voices」、Mase「Same Niggas」、Angie Stone「U Had A Lady」など短期間に数多くの楽曲に参加し、Bad Boy期待の男性R&Bシンガーとして、どんどん注目を高めていきます。

満を持してリリースされたデビュー・シングル「I Wish」は全米R&Bシングル・チャート第1位に輝き、同曲を含むデビュー・アルバム『Emotional』(2000年)も全米アルバム・チャート第9位、全米R&Bアルバム・チャート第2位という成功を収めました。

「I Wish」
http://www.youtube.com/watch?v=T3lZKkVOdB0

その後リリースされた『Let's Talk About It』(2004年)、『So Much Better』(2007年)という2枚のアルバムも共に全米アルバム・チャートのトップ5に入っており、人気男性R&Bシンガーの地位を確立しています。

最大のヒット・シングル「I Wish」が収録されている『Emotional』(2000年)にしようとも思いましたが、個人的には『Let's Talk About It』(2004年)の方が好きなのでコチラにしました。

Bad Boy作品と聞いて敬遠される方もいるかもしれませんが、実にコンテンポラリー感の高いR&B/ソウル作品に仕上がっています。R&Bな楽曲とソウルな楽曲がバランス良く配されているのがいいですね。

総帥Sean "P. Diddy" Combsをはじめ、多彩なプロデューサー陣によるプロダクションと素晴らしいCarlのヴォーカルが見事に噛み合った充実作だと思います。今振り返っても、アルバム全体を通してかなり高い完成度という気がします。

とにかく楽曲が粒揃いですよ!

Carl Thomasを見るたびに、水泳の北島康介選手を思い浮かべてしまうのは僕だけでしょうか?

全曲紹介しときやす。

「Let's Talk About It (Interlude) 」
タイトル曲はMelba Moore「Standing Right Here」ネタのグルーヴィーなトラックが心地好いMarvin Gaye風の仕上がりです。Deric "D-Dot" Angelettieプロデュース。

「Anything」
キャッチーなR&Bチューン。メロウなコンテンポラリー感とBad Boyのテイストが上手く融合していますね。Carl Thomas/Vatoプロデュース。

「My First Love」
アルバムの中でも人気の高い1曲なのでは?Just Blazeプロデュースによるメロウ&セクシーR&Bは絶品です。Jimmy Spicer「Money (Dollar Bill Ya'll) 」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=zKjR1mLqnVg

「She Is」
LL Cool Jをフィーチャーしたシングル曲。Sean "P. Diddy" Combs/Mario Winansプロデュース。Surface「Happy」をサンプリングしたBad Boyらしいキャッチーなアップに仕上がっています。

「Know It's Alright (Interlude)」
Malik Yusefをフィーチャー。Carl Thomas/Vatoプロデュース。さり気ないラテン・フレイヴァーの小曲ですがグッド!

「Make It Alright」
アルバムからの2ndシングル。 名曲「I Wish」を手掛けたMike Cityプロデュース曲。コンテンポラリーなグッドR&Bに仕上がっています。

「The Baby Maker」
歌詞にもMarvin Gayeの名が登場しますが、Marvinの流れを汲むセクシーなソウル・チューンです。Carl Thomas/Damien Desandiesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=EECS74LVVsA

「Dreamer」
個人的には一番のお気に入り曲です。胸キュン・モードの美メロR&Bは至極のグッド・ミュージック!Carl Thomas/Milton Thorntonプロデュース。

「A Promise」
Stevie Jプロデュース。60〜70年代ソウルへの愛情が感じられるソウル・チューン。Carl Thomasのシンガーとしての実力を堪能できます。レトロ・テイストにし過ぎないところがミソ!

「But Me」
Sean "P. Diddy" Combs/Mario Winansプロデュース。 Bob James「Over And Over Again」をサンプリングした哀愁モードのR&Bチューン。

「All You've Given」
Dre & Vidal(Andre Harris & Vidal Davis)プロデュース。Dre & Vidalらしいジャジー&メロウなネオ・ソウルに仕上がっています。Dre & Vidal大好きの僕には嬉しい1曲。

「All My Love (Interlude)」
Mike Cityプロデュース。短いながらもロマンティックな仕上がりにウットリです。さすがはMike City!

「Let Me Know」
U2の名曲「Love Is Blindness」がベースとなっている哀愁モードの仕上がり。

「Rebound」
Eric Roberson/Paris Bowens/Thaddaeus Tribette/Tye Tribetteプロデュース。美しいアコースティック・ソウル。作者のEric Robersonも自身のアルバム『The Vault, Vol.1』の中で歌っています。

「That's What You Are (Interlude) 」
David Liang/Ryan Leslieプロデュース。当ブログでも紹介した『Transition』で昨年注目されたRyan Leslieですが、こんな所でいい仕事をしていました。哀愁モードの美しいミディアム・スロウに仕上がっています。

「Work It Out」
ラストはStevie Jプロデュースの哀愁バラードでアルバムは幕を閉じます。

国内盤にはボーナス・トラック「Crazy」が収録されています。

『Let's Talk About It』(2004年)
Emotional

『So Much Better』(2007年)
So Much Better
posted by ez at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする