2011年08月31日

Dr. Buzzard's Original Savannah Band『Meets King Penett』

"確信犯的"ノスタルジック・トロピカル・ポップ!☆Dr. Buzzard's Original Savannah Band『Meets King Penett』
ミーツ・キング・ペネット(紙ジャケット仕様)
発表年:1978年
ez的ジャンル:ノスタルジック系スウィンギー・トロピカル・ポップ
気分は... :リーガ開幕!

サッカーはスペインのリーガ・エスパニョーラが開幕しました。
レアル・マドリー、バルセロナの2強はいずれも大勝でスタートしましたね。

両チーム共、先日のスーペル・コパでの出場停止選手などベストメンバーが揃わなかったことが、結果的にいろいろな選手を起用できることとなり幸いしましたね。やはり、バルサはベスト・メンバーが揃った時のセスク起用法に注目です。

あとは大型補強のマラガに注目していましたが、まだまだチームになっていない印象でしたね。

Dr. Buzzard's Original Savannah Bandの2nd『Meets King Penett』(1978年)です。

トロピカル・テイストのディスコ・バンドKid Creole & The CoconutsのリーダーであったAugust DarnellがThe Coconuts以前に率いていたニューヨークのグループDr. Buzzard's Original Savannah Bandの紹介は、1st『Dr. Buzzard's Original Savannah Band』(1976年)に続き2回目となります。

メンバーは前作と同じく、Stony Browder Jr.(g、p)、August Darnell(b、vo)、"Sugar Coated" Andy Hernandez(vib、marimba、accordion)、Mickey Sevilla(ds)、Cory Daye(vo)というメンバーです。

どうしても『Dr. Buzzard's Original Savannah Band』(1976年)が有名な彼らですが、1stのフリーソウル・クラシック「Sunshower」にハマった人であれば、その路線を推し進めた本作『Meets King Penett』もかなりグッとくるはずだと思います。

僕などはそのパターンの典型であり、ロマンティックなのにどこか切ない"確信犯的"ノスタルジック・トロピカル・ポップの虜です。

夏の終わりに聴く、「The Gigolo And I」「Transistor Madness/Future D.J.」はかなりいいですよ!

全曲紹介しときやす。

「Mister Love」
オススメその1。Dr. Buzzard's Original Savannah Bandらしいノスタルジック・トロピカル・ディスコ。スウィンギー・ホーンとCory Dayeのキュートなヴォーカルがグッド!

「Nocturnal Interludes」
波止場の懐かしいダンスホール・ポップ(?)といった雰囲気でしょうか・・・・
http://www.youtube.com/watch?v=rJcD8RBO2lE

「The Gigolo And I」
オススメその2。1stのフリーソウル・クラシック「Sunshower」に通じる魅力をもった南国ポップ。Cory Dayeのキュートなヴォーカルに秒殺されてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=Yhlu9aziXDY

「I'll Always Have A Smile For You」
スウィンギーな雰囲気で迫るポップ・チューン。開放的なノスタルジック・ムードがいいですね。

「Transistor Madness/Future D.J.」
オススメその3。「The Gigolo And I」同様、「Sunshower」好きにはたまらないキュートな南国ポップ。僕の一番のお気に入り。
http://www.youtube.com/watch?v=So-8HwTxR7k

「An Organ Grinder's Tale」
ワルツ調のノスタルジック・チューン。スウィートなのに何処か切ないのがDr. Buzzard's Original Savannah Bandらしいかも?

「Soraya/March Of The Nignies」
エキゾチックな香りが漂うノスタルジック・ダンス・チューン。

「Auf Wiedersehen, Darrio」
オススメその4。ラストは軽快なトロピカル・ポップ・ディスコ。単に古めかしいだけでは終わらない、確信犯的な彼らのセンスに脱帽です!

『Dr. Buzzard's Original Savannah Band』(1976年)
オリジナル・サヴァンナ・バンド(紙ジャケット仕様)

Elbow Bones & The Racketeers『New York At Dawn』(1984年)
ナイト・イン・ニューヨーク
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2011年08月30日

Gal Costa『Minha Voz』

Galの歌心を満喫できる1枚☆Gal Costa『Minha Voz』
Minha Voz
発表年:1982年
ez的ジャンル:歌姫系MPB
気分は... :私の声、私の人生・・・

昨日のサッカー、イングランド・プレミアリーグ「マンチェスターU対アーセナル」は、アーセナルが歴史的大敗を喫しました。

ガナーズ・ファンとして大ショックでしたが、アーセナルは現状はこうなのかもしれません。これが宮市のプレミア・デビューにどう影響するのか・・・そちらが気になります。彼がアーセナルの救世主になることを願うばかりです。

今回はMPBの歌姫Gal Costaが1982年にリリースした『Minha Voz』です。

Gal Costaの紹介は『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)、『Cantar』(1974年)に続き3回目となります。

ここ数日Galを取り上げたいと思い、過激なセクシー・ジャケの『India』(1973年)と大人のセクシー・ジャケ『Minha Voz』(1982年)のどちらにするか迷いましたが、今の気分が欲している『Minha Voz』をセレクトしました。

60〜70年代の作品を取り上げられることが多いGal Costaですが、円熟味を増したGalのヴォーカルを聴くことができる本作『Minha Voz』も絶品です。

Caetano Veloso、Djavan、Gilberto GilMilton NascimentoAntonio Carlos JobimJoao Donatoらの作品を、豊かな表現力で聴かせてくれます。プロデュースはMariozinho Rocha。

全体的にゆったり、じっくり、しっとりとしたGalのヴォーカルを満喫できるのがいいですね。

Galのヴォーカルに優しく包まれたい・・・

全曲紹介しときやす。

「Minha Voz, Minha Vida」
オススメその1。タイトル曲はCaetano Veloso作品。Caetano本人のヴァージョンはアルバム『Livro』(1998年)に収録されています。Caetanoが作り出した美しいメロディにのり、Galが円熟味をました素晴らしいヴォーカルを披露してくれます。心の中の迷いが晴れるような気分になる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=FjESRvuxOIM

「Azul」
オススメその2。Djavan作。エレガントなストリングスと80年代らしいサウンドをバックにGalが貫禄のヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=pC0SJd8D4oQ

「Musa Cabocla」
オススメその3。Waly Salomao/Gilberto Gil作。歌姫Galに相応しい華やかさを持った仕上がりがいいですね。

「Dom de Iludir」
オススメその4。Caetano Veloso作。Galの思わせぶりなヴォーカルに男性ファンは惑われること間違いなし?
http://www.youtube.com/watch?v=BpkvWCJtOG4

「Solar」
オススメその5。Milton Nascimento/Fernando Brant作。80年代から90年代にかけて活躍したブラジルのバンドRoupa Novaとの共演です。親しみやすく感動的なポップ・バラードに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=uE528yAro9I

「Borzeguim」
オススメその6。Antonio Carlos Jobim作品のカヴァー。美しくミステリアスな音世界に魅了される完成度の高い1曲。

「Bloco do Prazer」
Moraes Moreira/Fausto Nilo作。軽快な中にも哀愁を感じるサンバ・チューン。

「Verbos do Amor」
オススメその7。Joao Donato/Abel Silva作。Galのしっとりとしたヴォーカルが優しく包み込んでくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=trKv_hHiTLE

「Luz do Sol」
オススメその8。Caetano Veloso作。Caetano本人のヴァージョンはアルバム『Caetano Veloso』(1986年)に収録されています。素朴なCaetanoヴァージョンも好きですが、エレピが音色がメロウに響くGalヴァージョンの方が曲タイトル(太陽の光)にマッチしている気がします。
http://www.youtube.com/watch?v=rhf1ZH16yNQ

「Pegando Fogo」
Jose Maria de Abreu/Francisco Mattoso作。明るく開放的なサンバ・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=WkfMp7fAGKE

「Groupie」
Beti Niemeyer作。ラストはCaetano VelosoGilberto GilRita LeeChico Buarqueといった仲間も参加した楽しげな1曲。そうした仲間たちの名曲が随所に聴こえてくるのもお楽しみ。
http://www.youtube.com/watch?v=Q-B8cUdm97w

Gal Costaの過去記事もご参照下さい。

『Cantar』(1974年)
カンタール

『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
Lua De Mel Como O Diabo Gosta

他の80年代Gal Costa作品もチェックを!

『Aquarela do Brasil』(1980年)
Aquarela Do Brasil

『Fantasia』(1981年)
Fantasia

『Baby Gal』(1983年)
Baby-Gal
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2011年08月28日

Dawkins & Dawkins『From Now On』

13年ぶりの新作は90年代R&Bテイストを今風に聴かせてくれマス!☆Dawkins & Dawkins『From Now On』
From Now on
発表年:2011年
ez的ジャンル:兄弟系ゴスペル/R&B
気分は... :メロディを忘れずに!

今夏、いくつか期待していた新作R&Bアルバムがあったのですが、正直期待外れ続きで落胆していました。そうした作品をブログで紹介するつもりはありませんが・・・

そんな中で僕を歓喜させてくれた数少ないR&B新作が、今日紹介するDawkins & Dawkins『From Now On』です。

Dawkins & Dawkinsは、Eric DawkinsAnson Dawkinsのゴスペル兄弟デュオ。

90年代に『Dawkins & Dawkins』(1993年)、『Necessary Measures』(1994年)、『Focus』(1998年)という3枚のアルバムをリリースし、「Everybody Needs Somebody」「Need To Know」「Wrapped Up」等の曲が人気となりました。

また、Eric DawkinsはThe Underdogs絡みでプロデュース業もこなし、現在はThe Pentagonの一員として活躍しています。当ブログで紹介した作品で言えば、Omarion『21』(2006年)、Avant『Avant』(2008年)、Avant『The Letter』(2010年)にEric Dawkinsがプロデューサーとして参加しています。

今日紹介する『From Now On』は、『Focus』以来13年ぶりの新作です。

一応、ゴスペル・デュオですが、R&Bノリで聴いてもらって問題ありません。今風R&Bですが、90年代R&Bテイストと上手く融合させています。
何より僕が気に入ったのは、リズミックな曲でもしっかりメロディが聴こえてくるところですね。そのあたりが90年代R&Bテイストとリンクしてくるのかもしれません!

まずはリード・シングル「Get Down」を聴いてみて下さい。
本作に対する興味が湧いてくるはずですよ!

全曲紹介しときやす。

「Fill Me Interlude 1」
美しいインタールードでアルバムは幕を開けます。

「Get Down」
オススメその1。前述のアルバムからのリード・シングル。シングル向きのキャッチーな仕上がり。今風R&Bながらもメロディを大切にしているのがいいですね!Ericと共にプロデューサー・ユニットThe Pentagonのメンバーとして活躍するAntonio Dixonもプロデューサーに名を連ねます。
http://www.youtube.com/watch?v=PToR4Umwn6Y

「I'm Just Sayin」
オススメその2。歯切れの良い軽快アップ・チューン。ノリの良さと歌心が上手くバランスしているのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=9zMfn2rIAfw

「He Said」
哀愁モードの今風R&Bチューン。ヴォーカル・パートの作り方が上手いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=np4sqOA_zdg

「Fill Me Interlude 2」
美しいインタールードのPart 2。

「From Now On」
オススメその3。タイトル曲は今風R&Bと90年代R&Bのエッセンスが絶妙に調和しているいます。EW&F「Love Music」ネタ。僕が今聴きたい男性R&Bってまさにこんな感じ!
http://www.youtube.com/watch?v=bOQDONOW-Tw

「Ordinary」
オススメその4。アルバムでも屈指の美メロ・チューン。僕の一番のお気に入り曲であり、最近のiPodのヘビ・ロテになっている1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=kzfvZhSBfb0

「Like Him」
オススメその5。アコースティック・サウンドと哀愁ヴォーカルがマッチした絶品込み上げバラード。
http://www.youtube.com/watch?v=A7zk8LvYNUU

「Fill Me Interlude 3」
美しいインタールードのPart 3。

「Best Man」
アルバム全体の流れの中で、ダークなアクセントをつけた1曲。単独で聴くとピンときませんが、流れで聴くと結構効いています。
http://www.youtube.com/watch?v=dDVN0R-uFCk

「Pray For Me」
オススメその6。本来のゴスペル・デュオらしい1曲。彼らの歌心が胸の奥まで伝わってきます。素晴らしい!
http://www.youtube.com/watch?v=UVSKnXvRAUM

「Love Him」
オススメその7。今風R&Bテイストを取り入れつつ、彼ららしいメロディアスなヴォーカルで魅了してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=L1pzsiQ75DE

「Fill Me Interlude 4」
美しいインタールードのPart 4。

「This Praise is For You」
R&B好きの神様が降臨してきたかのようなモダンなゴスペル曲。
http://www.youtube.com/watch?v=YvjUvh90K8g

「Back」
オススメその8。ジワジワと込み上げてくる絶品ミディアム・スロウ。素晴らしい彼らのヴォーカルを堪能しましょう。

「Can You Hear Me」
ラストは神の啓示が聴こえてきそうな感動的な仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=BxDM0KOikj4

『Dawkins & Dawkins』(1993年)
Dawkins & Dawkins

『Necessary Measures』(1994年)
Necessary Measures

『Focus』(1998年)
Focus
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2011年08月27日

Mackey Feary Band『From The Heart』

ハワイアンAORの最高峰!遂に単独CD化が実現!☆Mackey Feary Band『From The Heart』
フロム・ザ・ハート
発表年:1979年
ez的ジャンル:ハワイアンAOR
気分は... :哀愁メロウがたまりません!

今回は遂に単独CD化が実現したハワイアンAORのの最高峰!Macky Feary Bandの2ndアルバム『From The Heart』(1979年)です。

元祖サーフロック・グループKalapanaの中心メンバーでもあったMacky Feary(1955-1999年)について、当ブログでは以下の3枚のアルバムを紹介済みです。

 Kalapana『Kalapana』(1975年)
 Macky Feary Band『Macky Feary Band』(1978年)
 Mackey Feary & Nite Life『Mackey Feary & Nite Life』(1983年)

Kalapana脱退後に結成したMacky Feary Bandについては、どうしても「A Million Stars」「You're Young」というフリーソウル・クラシック2曲を収録した1st『Macky Feary Band』(1978年)の印象が強いですが、今回は初の単独CD化が実現した2nd『From The Heart』(1979年)もMacky Fearyらしいメロウな魅力を満喫できる1枚です。

本作におけるメンバーはMacky Feary(vo、g)、Beau Evans(g)、Gaylord Holomalia(key)、Kevin Daley(ds)の4名。前作『Macky Feary Band』からDavid Yoshiteruが抜け、Beau Evansが新たにバンドへ加入しています。

僕の場合、1st『Macky Feary Band』、2nd『From The Heart』からセレクトしたベスト盤『Black & Whaite』を所有しており、『From The Heart』も半分の音源はありましたが、やはりオリジナル・アルバムのジャケが手元にあると嬉しいですね。

1st『Macky Feary Band』と比較すると、少し落ち着いた印象のアルバムかもしれません。フリーソウルというよりは哀愁メロウなAORといった雰囲気ですね。

楽曲は全てMacky Fearyのオリジナルです(メンバーとの共作含む)。

Macky Fearyらしい甘く切ないヴォーカルを満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「It's Okay」
アルバムで一番のお気に入り。サマー・ブリースな軽快メロウ・グルーヴを満喫できます。つかみはOK!といったところでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=C5hJl_E-5A8

「I'm Calling You」
Macky Fearyの甘く切ないヴォーカルに魅了されるバラード。過ぎ去った夏の思い出を懐かしむかのような雰囲気にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=YhXJ9EBzY00

「Sunday Evenings」
サンセット・モードのアコースティック・バラード。ハワイアンAORらしいメロウネスがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=c4IzWbA7UZ0

「Island Smile」
アイランド・フュージョンといった雰囲気のインスト。
http://www.youtube.com/watch?v=Y6mO06e-6Sw

「Still There With You」
しっとりとしたアコースティック・バラード。ストリングスも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=HaCEiUP-x-g

「Play The Game」
この曲も大好き!ハワイというよりLAウエストコースト・ロックといった雰囲気の曲ですがいい感じです。

「Summers End」
大人の哀愁メロウといった雰囲気のAORチューン。Macky Fearyらしい甘く切ないヴォーカルを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=0ImR9QpEiUg

「I Don't Believe」
1stの人気曲「You're Young」の別ヴァージョンといった雰囲気の美しいバラード。素敵なサックスも盛り上げてくれます。

「You Just Won't Write」
ドラマティックなバラード。Mackyが哀愁を帯びたヴォーカルで歌い上げます。

「Goodbye Friends」
哀愁のメロディにグッとくるアコースティック・バラード。シンセでアクセントをつけています。

「Jello」
ラストはロッキン&フュージョンなインスト・チューン。

Macky Feary関連の過去記事もご参照下さい。

Kalapana『Kalapana』(1975年)
カラパナI(K2HD/紙ジャケット仕様)

Macky Feary Band『Macky Feary Band』(1978年)
マッキー・フェアリー・バンド

Mackey Feary & Nite Life『Mackey Feary & Nite Life』(1983年)
Mackey Feary & Nite Life
posted by ez at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月26日

Stanley Turrentine with The Three Sounds『Blue Hour』

ソウルフル&ブルージーな真夜中のジャズ!☆Stanley Turrentine with The Three Sounds『Blue Hour』
ブルー・アワー
録音年:1960年
ez的ジャンル:ソウルフル&ブルージー・ジャズ
気分は... :真夜中に一人ジャズを聴きながら・・・

今回はソウルフル&ブルージーなジャズ・サックス奏者Stanley TurrentineがGene Harris率いるピアノ・トリオThe Three Soundsと共演した人気作『Blue Hour』(1960年)です。

当ブログでは、Stanley Turrentineについては『Easy Walker』(1966年)、Gene Harrisについては『In A Special Way』(1976年)を紹介済みです。

Stanley Turrentineについては他にも作品を持っていますが、Gene Harris(p)、Andrew Simpkins(b)、Bill Dowdy(ds)による人気トリオThe Three Soundsについて持っているのは本作『Blue Hour』のみです。

当ブログで最近取り上げる60年代ジャズと言えば、90年代以降再評価の高まったグルーヴィーなソウル・ジャズやブラジル/ラテン・テイストのジャズ作品が続いていました。まぁ、レア・グルーヴ、クラブジャズ、ブラジル音楽を聴く頻度が高い、最近の僕の嗜好を考えれば当然の流れですが・・・

本作のようなオーソドックスなジャズ作品を取り上げるのは久々かもしれません。

ジャケを観ただけで名盤と思わせてくれるジャズ・アルバムですね。
また、ジャケの雰囲気そのままのソウルフル&ブルージーな演奏にも惹かれる作品です。

昔ながらのジャズ作品については、"永遠のジャズ初心者"というスタンスで小難しい理屈に惑わされずに聴くのが僕の流儀です。その意味で本作のわかりやすいソウルフル&ブルージーな演奏は"永遠のジャズ初心者"を大いに満足させてくれます。

まさに真夜中の"ブルー・アワー"に聴くのが似合うアルバムです。

全曲紹介しときやす。

「I Want A Little Girl」
Murray Mencher/Billy Moll作のスタンダード。当ブログではLou Donaldsonのカヴァーも紹介済みです。Eric Clapton もカヴァーしていますね。ここでは、この顔合わせらしいブルージーな魅力を存分に堪能できる演奏を聴かせてくれます。特にGene Harrisの"コロコロ"タッチのピアノにグッときます。まさに真夜中のジャズというった雰囲気に相応しいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=3yxgog5lwkc

「Gee Baby Ain't I Good To You」
Andy Razaf/Don Redman作のスタンダード。Kenny Burrellも演奏していましたね。この曲もブルージー・ワールドにどっぷり浸ることができます。Turrentineのテナー・サックスがソウルフルに歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=H2OabTYcmh4

「Blue Riff」
Gene Harris作。ノリが良い小粋な演奏を聴かせてくれます。The Three Soundsの魅力を満喫できる演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=rZj7ICggl_s

「Since I Fell For You」
Buddy Johnson作。当ブログではLee MorganRamsey Lewis Trioのカヴァーを紹介済みです。ロマンティック&ソウルフルなバラードです。Turrentineのブルージーなテナーが激シブでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Z2AYIMH33mQ

「Willow Weep For Me」
「柳よ泣いておくれ」の邦題で有名なスタンダード(Ann Ronnell作品)。女性作曲家Anne RonellがGeorge Gershwinに捧げた曲です。当ブログではDexter GordonWynton KellyRed GarlandClifford BrownWes MontgomeryJohn Lewis & Sacha Distelのヴァージョンを紹介済みです。真夜中に聴くにはピッタリのブルージー・カヴァーに仕上がっています。まさにTurrentineのテナーが泣いています・・・
http://www.youtube.com/watch?v=MCFz79CRP-8

本作については、オリジナルに未収録の演奏も含めた『Complete Blue Hour Sessions』も発売されています。

『Complete Blue Hour Sessions』
Complete Blue Hour Sessions

Stanley TurrentineGene Harrisの過去記事もご参照下さい。

Stanley Turrentine『Easy Walker』(1966年)
Easy Walker

Gene Harris『In A Special Way』(1976年)
イン・ア・スペシャル・ウェイ
posted by ez at 00:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする