2012年03月26日

Gal Costa『Gal Canta Caymmi』

Galが名コンポーザーDorival Caymmiの作品を歌った快心作☆Gal Costa『Gal Canta Caymmi』
Gal Canta Caymmi
発表年:1976年
ez的ジャンル:MPBの歌姫
気分は... :風邪ですが・・・

本格的に風邪になってしまったようです。
年度末で寝込んでもいられないので何とかせねば・・・

こんな時は風邪薬のような音楽を・・・こんな時にはGal Costaにしよう!

今回はMPBの歌姫Gal Costa『Gal Canta Caymmi』(1976年)です。

これまで当ブログで紹介したGal Costa作品は以下の4枚。

 『Gal Costa』(1969年)
 『Cantar』(1974年)
 『Minha Voz』(1982年)
 『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)

今日紹介する『Gal Canta Caymmi』(1976年)は、タイトルの通りGalがアルバム全編にわたりブラジル音楽界の至宝Dorival Caymmiの作品を歌ったアルバムです。

Dorival Caymmi(1914-2008年)は、バイーア州サルバドール出身の偉大なコンポーザー。ボサノヴァ誕生以前から数多くの作品を送り出し、ブラジル音楽界に多大な影響を与えたバイーアの巨匠です。Dori CaymmiDanilo CaymmiNana Caymmiという3人の子供たちもミュージシャンとして活躍しています。

当ブログで紹介したアルバムのなかにもDorival Caymmi作品が収録されたものは2桁以上あるはずです。

Joao DonatoPerinho Albuquerqueの2人がアレンジを手掛けています。Perinho Albuquerqueはこの時期のGal作品やCaetano Veloso作品でお馴染みの名前ですね。

さらにレコーディングは上記2人に加え、Roberto Menescal(g)、Antonio Adolfo(p)、Dominguinhos(accordion)、Chiquito Braga(g)、Fernando Leporace(b)、Eneas Costa(ds)、Paulinho Braga(ds)、Ze Roberto(org)、Aladim(per)、Bira da Silva(per)等が参加しています。

アルバム全体としては、Gal Costa好きであれば間違いない1枚だと思います。開放的、爽快、楽しげ・・・そんな言葉が似合う親しみやすいアルバムに仕上がっています。

険しい表情のジャケに惑わされないでくださいね。

全曲紹介しときやす。

「Vatapa」
陽気で軽快なオープニング。ジャケの険しい表情とは正反対の楽しげに歌うのGalの表情が目に浮かんできます。Joao Donatoの小粋なアレンジも冴え渡ります。
http://www.youtube.com/watch?v=9Mxpztqnl6I

「Festa De Rua」
爽快モードから一気に高揚します。序盤の抑えた表現と終盤のスパークしたヴォーカルの落差がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=TFk5WkqI7og

「Nem Eu」
しっとりと歌い上げる至極のバラード。Galの艶っぽい大人のヴォーカルにウットリです。

「Pescaria (Canoeiro)」
楽しげなアレンジが印象的です。早口で捲し立てるようなヴォーカルが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=KwYqs9ZCqQA

「O Vento」
パーカッションのリズムが妖しげに響くサウンドはバイーアの巨匠Dorival Caymmiのカヴァー集に相応しい雰囲気なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=4jH9N_5HztM

「Rainha Do Mar」
当ブログでは以前にMariana Meleroのカヴァーを紹介したことがある名曲です。爽快かつ小気味よいアコースティック・グルーヴ感が僕好み。

「So Louco」
「Nem Eu」と並ぶロマンティック・バラード。ムーディーな大人の魅力で聴く者を魅了します。
http://www.youtube.com/watch?v=SzcyQCQ6XWs

「Sao Salvador」
ブラジルらしいメロウ気分を満喫できる至福の1曲。アルバムで一番のお気に入りです。詳しい歌詞はわかりませんが、おそらくDorivalの故郷サルバドールについて歌っているのでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=0dQEzfD8OoA

「Peguei Um "Ita" No Norte」
開放的なエレガント感が心地好い1曲。寛ぎながらリラックス・モードで聴きたい1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=ScqQKAvG--U

「Dois De Fevereiro」
ラストはファンキー・サンバ。アルバムで最もダンサブルな仕上がり。ホーン隊もファンキー気分を盛り上げてくれます。

Gal Costaの過去記事もご参照下さい。

『Gal Costa』(1969年)
Gal Costa

『Cantar』(1974年)
カンタール

『Minha Voz』(1982年)
Minha Voz

『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
Lua De Mel Como O Diabo Gosta
posted by ez at 02:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする