2012年05月31日

Donell Jones『Life Goes On』

全米アルバム・チャート第2位となったセクシー男性R&B☆Donell Jones『Life Goes On』
Life Goes on
発表年:2002年
ez的ジャンル:セクシー男性R&B
気分は... :それでも人生は続く...

今回はDonell Jonesの3rdアルバム『Life Goes On』(2002年)です。

シカゴ出身の男性R&BシンガーDonell Jonesの紹介は、4thアルバム『Journey Of A Gemini』(2006年)に続き2回目となります。

LA Ried、BabyfaceのLA Faceより1996年にデビューアルバム『My Heart』をリリースし、その後も2nd『Where I Wanna Be』(1999年)、3rd『Life Goes On』(2002年)、4th『Journey Of A Gemini』(2006年)と着実にキャリアを積んできたかのように見えたDonell Jonesですが、LA Faceを離れてからは苦戦しているようですね。

2009年にリリースされた『The Lost Files』はリリースされたこと自体知りませんでしたし、昨年リリースされた現時点での最新作『Lyrics』も購入しましたが、ブログで取り上げたいと思うほどの作品に仕上がっていないというのが正直な感想です。

『Journey Of A Gemini』(2006年)は『ezが選ぶ2006年の10枚』に選ぶほどのお気に入り作であっただけに残念な限りです。その『Journey Of A Gemini』リリース時のプロモーションに不満を持ち、LA Faceを離れてしまったようですが・・・

う〜ん、『Where I Wanna Be』『Life Goes On』『Journey Of A Gemini』の頃のDonell Jonesを懐かしく思ってしまうのは僕だけでしょうか・・・

3rdアルバムとなる本作は『Life Goes On』は、全米アルバム・チャート第3位、同R&Bアルバム・チャート第2位という好成績を収めています。前作『Where I Wanna Be』からのシングル「U Know What's Up」TLCのLeft Eyeをフィーチャー)のようなヒット曲はありませんが、アルバム全体として充実した1枚に仕上がっています。

派手さはなく、メリハリには欠けますが、セクシー男性R&Bバラードがお好きな人であれば気に入る1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Still」
哀愁グルーヴでアルバムは幕を開けます。Chris Absolam/Jamie Hawkins/Richard Smithプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=IWzPfarZiDY

「Put Me Down」
Styles Pをフィーチャー。前作からのヒット「U Know What's Up」の流れを汲むアップ・チューン。Darren Lighty/Edward "Eddie F" Ferrellプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=dZgrT1HPPrc

「You Know that I Love You」
オススメその1。アルバムからのリード・シングル。セクシー&メロディアスなミッド・チューンです。Donellの優しい歌声が包み込んでくれます。Chris Absolam/Jamie Hawkins/Richard Smithプロデュース。Michael Jackson「I Can't Help It」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=IuGVbMbzfJk

「Where You Are(Is Where I Wanna Be) (Part 2) 」
切々と歌い上げるスロウ。ジワジワと哀愁モードが伝わってきます。Donell Jones/Kyle Westプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=w0T5mXPh9Tw

「Do U Wanna」
オススメその2。セクシーなハイ・トーン・ヴォーカルにヤラれてしまう美メロ・バラード。Donell Jones/Kyle Westプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=M03wHQF7jjM

「Life Goes On」
オススメその3。Donellの優しい歌声にホッとするミディアム・スロウ。何かでモヤモヤした時に聴くとマインド・リセットしてくれる1曲かもしれません。Donell Jonesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=oSzSw5ScgRM

「Freakin' U」
ダークなビート感の効いたミッド・グルーヴ。Teflon/Donell Jonesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=w_zvoDJogSg

「Gotta Get Her (Outta My Head)」
オススメその4。哀愁モードのグルーヴィーR&B。バック・ヴォーカル陣とも息の合ったヴォーカル・ワークが魅力です。
Darren Lighty/Edward "Eddie F" Ferrellプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=SM33mkFJpYc

「Guilty By Suspicion」
哀愁メロディをバックに切々と歌い上げるバラード。Donell Jonesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=SM33mkFJpYc

「Don't Leave」
オススメその5。個人的には一番のお気に入り。G-Wiseのトークボックス使いがいい感じの哀愁スロウ。トークボックス・バラードがお好きな人はぜひチェックを!Sheldon Goode/Donell Jonesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=eszN6ktfCUc

「Comeback」
オススメその6。心の奥にしみ渡るアコースティック・バラード。しみじみと伝わってくる感じがいいですね。Donell Jonesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=-hcuoRtosgY

「I Hope It's You」
ラストは美しいバラードで締め括ってくれます。Donell Jonesプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=ePbrKYqgsVA

僕の保有するCDはオリジナル12曲のみですが、映画『Love & Basketball』のサントラに収録されていた「I'll Go」を追加収録したものもあるようです。

「I'll Go」
http://www.youtube.com/watch?v=y2cKJazJYl4

Donell Jonesの過去作品もチェックを!

『My Heart』(1994年)
My Heart

『Where I Wanna Be』(1999年)
Where I Wanna Be

『Journey Of A Gemini』(2006年)
Journey of a Gemini

『The Lost Files』(2009年)
The Lost Files

『Lyrics』(2011年)
Lyrics
posted by ez at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月30日

Diana Brown & Barrie K. Sharpe『The Black, The White, The Yellow And The Brown(And Don't Forget The Redman)』

我こそがグラウンド・ビートのオリジネーター?☆Diana Brown & Barrie K. Sharpe『The Black, The White, The Yellow And The Brown(And Don't Forget The Redman)』
The Black, The White, The Yellow And The Brown (And Don't Forget The Redman)
発表年:1992年
ez的ジャンル:グラウンド・ビート経由アシッド・ジャズ
気分は... :あと数年早くリリースされていれば?

今回は90年代UKアシッド・ジャズ好きにはお馴染みの1枚、Diana Brown & Barrie K. Sharpe『The Black, The White, The Yellow And The Brown(And Don't Forget The Redman)』(1992年)です。

Diana Brown & Barrie K. Sharpeは、グラウンド・ビートのオリジネーターの一人ともいわれるBarrie K. Sharpeと女性ヴォーカリストDiana Brownのユニット。

1989年にシングル「Blind Faith」をリリース。その後1990年にも「Masterplan」「Sun Worshippers」といったシングルをリリースしています。

「Blind Faith」
http://www.youtube.com/watch?v=73HfysYNXLM

そんな彼らの唯一のアルバムが今回紹介する『The Black, The White, The Yellow And The Brown(And Don't Forget The Redman)』(1992年)です。

グラウンド・ビートのオリジネーターといえば、Jazzie B率いるSoul II Soulという印象ですが、アルバムには"The Original Groundbeat Selection"と明示されており、Barrie K. Sharpe自身はその部分にこだわりがあるのでしょうね。でも、1992年リリースのアルバムでそのようなことを示されても、"今さら何故こんなことを記載するのだろう?"とピンとこなかった記憶があります。

ただし、1992年にリリースされた唯一のアルバムである本作は、グラウンド・ビート作品というよりもアシッド・ジャズ作品といった印象のアルバムに仕上がっています。

レコーディングにはMick Talbot(org、p、el-p、syn)、Steve White(ds)、James Taylor(org、el-p)Ernie McKone(b)(Vivienne Mckoneの兄弟)、GallianoのCrispin "Spry" Robinson(per)等が参加しています。

Barrie K. Sharpeは、その後Sons Of Judah、Children Of Judahといったユニット名でシングル、アルバムをリリースしています。

あと数年早くアルバムをリリースしていれば、このユニットの評価や知名度も変わっていたと思うのですが・・・

まぁ、グラウンド・ビートのオリジネーター云々に関係なく、この時期のUKクラブミュージックのエッセンスがコンパクトに凝縮された1枚だと思います。個人的には各曲の冒頭にあるインタールードのようなパートが余計に思えますが、それでも魅力的な1枚であることには変わりありません。

全曲紹介しときやす。

「Masterplan (Ropeman Mix)」
1990年にリリースされたシングル(アルバムはミックスが少し異なりますが)。グラウンドビート+アシッド・ジャズといった雰囲気のアッパー・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=_c8t6kWuoL8

「Colours (Black, White, Yellow, Brown, Red)」
Dazzをフィーチャー。ダンサブルでキャッチーなアシッド・ジャズ・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=hC1R76ymc1A

「Eating Me Alive (Part 1)」
この時期のUKらしい躍動するグルーヴにグッときます。聴いているとパワーが漲ってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=rFPL7LTY-e0

「No Turning」
シンセ・サウンドが心地好く響くジャズ・ファンク・チューン。アシッド・ジャズらしい疾走感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=SHnHgpmPP_s

「Hear My Prayer」
パーカッシヴなリズムが印象的なミッド・グルーヴ。どうってことがない曲ですが、何か好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=lGgsE1_Qma4

「Don't Cross The Tracks」
グラウンド・ビート経由のアシッド・ジャズって感じにグッとくるジャズ・ファンク・チューン。

「Love Or Nothing (Onceller Mix)」
ダンサブルなグルーヴ感が心地好いですね。この時期のUKクラブミュージックが好きな人であれば気に入ると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=uOhGC33jYOg

「Tell It Like It Is」
アルバムの中でも最も生音グルーヴ感を満喫できる1曲。UKジャズ・ファンク好きの人は楽しめると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=AQ3JwgZhYQw

「Sun Worshippers (Part 1 + 2)」
シングルにもなったグラウンドビート。爽快かつファンキーに疾走する感じがたまりません。グラウンドビート好きは要チェック!
http://www.youtube.com/watch?v=PzR6fYepOug

「Free」
ラストは軽快かつダンサブルなソウル・チューンで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=FkDlW81ST98

先週からかなりガス欠気味・・・上手くリフレッシュしなければ・・・
posted by ez at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

Earth, Wind & Fire『Last Days And Time』

メンバーを一新し、大きく路線変更したColumbia移籍第一弾☆Earth, Wind & Fire『Last Days And Time』
地球最後の日(紙ジャケット仕様)
発表年:1972年
ez的ジャンル:ポップ&メロウ・ファンク
気分は... :黄金期EW&F前夜!

久々のEarth, Wind & Fire(EW&F)です。
セレクトしたのは3rdアルバム『Last Days And Time(邦題:地球最後の日)』(1972年)です。

当ブログでこれまで紹介してきたEW&F作品は以下の5枚(発表順)。

 『Head To The Sky』(1973年)
 『Open Our Eyes』(1974年)
 『That's the Way of the World』(1975年)
 『Gratitude』(1975年)
 『Spirit』(1976年)

本作『Last Days And Time』(1972年)はColumbia移籍第一弾アルバムであり、Warner Bros.時代の1st『Earth, Wind & Fire』(1971年)、2nd『The Need of Love』(1972年)で聴かれたジャズ/ブラス・ロック的なアプローチからポップ/ソウル的なヴォーカル&インスト・グループへの脱皮を図った作品です。

その意気込みを反映してか、前作『The Need of Love』からMaurice White(vo、ds、kalimba)、Verdine White(b、vo、per)以外のメンバーを一新し、Phillip Bailey(vo、congas、per)、Jessica Cleaves(vo)、Roland Bautista(g)、Larry Dunn(p、org、clavinet)、Ronald Laws(ss、ts、fl)、Ralph Johnson(ds、per)が新たにメンバーとして加入しました。

Phillip BaileyLarry Dunnという後のEW&Fの屋台骨を支えるメンバーと、Ronald Laws(Hubert Laws、Eloise Lawsの弟)、元The Friends of Distinctionの女性ヴォーカルJessica Cleavesという本作限りのメンバーが混在しているのは興味深いですね。

前述のようにポップ/ソウル的なヴォーカル&インスト・グループへの脱皮を図った作品ですが、まだまだ未完成でジャズ・ファンク的な演奏も混在するのが本作の面白さかもしれません。インタールードは完全にジャズ・グループしていますしね。その意味では本作でしか聴けないEW&Fを楽しむことができます。

プロデュースはJoe Wissert。

印象的なジャケは当ブログでも紹介した名デザイナーAbdul Mati Klarweinです。

Loftクラシック「Power」 、哀愁の名曲「Mom」、サンプリングソースとしても人気の「Remember The Children」など聴きどころは多いと思います。

全曲紹介しときやす。

「Time Is On Your Side」
Maurice White/Verdine White/Roland Bautista作。ファンキーな中のポップな味わいが後のブレイクを予感させるオープニング。一方でこの時期のEW&Fならではのファンクネスも満喫できます。Ronald Lawsのサックスも快調です。
http://www.youtube.com/watch?v=y44vSR9yL64

「Interlude」
フリージャズなインタールード。

「They Don't See」
Mark Davis作。Phillip Baileyのファルセット・コーラスとMaurice Whiteのスウィート・ヴォーカルが印象的なメロウ・チューン。Digable Planets「Swoon Units」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=ExAT3cMFSV0

「Interlude 」
ピアノの余興といったインタールード。

「Make It With You」
Breadの名曲「二人の架け橋」をカヴァー(David Gates作)。初々しいPhillip Baileyのファルセット・ヴォーカルが魅力です。ポップ路線へ大きく舵を切ったグループの新たな方向性を実感できます。
http://www.youtube.com/watch?v=2BNBFBEoVSw

「Power」
Maurice White作。DJ HarveyらもプレイしたLoftクラシックとしてもお馴染みの人気曲。エレクトリック・マイルスをはじめとするジャズ・ファンク好きがグッとくるグルーヴを満喫できます。新メンバー達がその実力を如何なく発揮しています。Organized Konfusion「Prisoners Of War」、Fischmob「Fickpisse」、Mac Miller「BDE Bonus」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=xF108JweAGw

「Remember The Children」
Maurice White/Verdine White/Roland Bautista作。個人的には一番のお気に入り曲。Larry Dunnのクラヴィネットが印象的なファンク・グルーヴ。ニューソウル感も感じる仕上がりです。The Legion「Street Thing」、Clipz「Trumpet」 、Zero Tolerance Feat. Steo「Refusal」、Utah Jazz「Atmosphere Interlude」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=qwoXnyY75EQ

「Interlude 」
ジャジーなインタールード。

「Where Have All The Flowers Gone」
Pete Seegerの名曲「花はどこへいったの 」のカヴァー。ヴォーカル・グループとしての充実ぶりを感じさせる1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=z6-URX6jMp4

「I'd Rather Have You」
Skip Scarbrough作。新加入のJessica Cleavesをフィーチャー。艶やかな女性ヴォーカルでEW&Fに新風を吹き込んでいます。女性リード・ヴォーカルのEW&Fという意味で貴重な1曲かもしれませんね。これを機会にJessicaが在籍していたThe Friends of Distinctionを聴いてみるのも楽しいでのでは?Stat Quo「We Get Higher」、Statik Selektah feat. Joell Ortiz, Skyzoo & Talib Kweli「Talkin' 'Bout You (Ladies)」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=3acl-aSHaIA

「Mom」
Maurice White/Verdine White作。ラストは哀愁のビューティフル・ソング。シングルにもなりました。Killarmy「Camouflage Ninjas」、Dj Quik「Speed」、Wu-Syndicate「Crime Syndicate」、Three 6 Mafia「I'm So High」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=4ZBOD0hMw4c

クラブミュージック好きはTimmy Regisford & Adam Riosのリミックスも要チェックです。

「Mom(Timmy Regisford & Adam Rios Remixes)」
http://www.youtube.com/watch?v=FhnLrd_pvzc

Earth, Wind & Fire(EW&F)の過去記事もご参照下さい。

『Head To The Sky』(1973年)
ヘッド・トゥ・ザ・スカイ

『Open Our Eyes』(1974年)
Open Our Eyes

『That's the Way of the World』(1975年)
That's the Way of the World

『Gratitude』(1975年)
Gratitude

『Spirit』(1976年)
Spirit
posted by ez at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月27日

Tibless『Afro-Beat-Ado』

ハイブリッドなのにメロウ・フィーリング!新世代MPB☆Tibless『Afro-Beat-Ado』
Afro-Beat-Ado
発表年:2012年
ez的ジャンル:ハイブリッド新世代MPB
気分は... :曲順が異なっているので注意を!

今回はブラジル、サンパウロから出現した期待のアーティストTiblessのデビュー・アルバム『Afro-Beat-Ado』です。

彼の詳しいプロフィールは全くわかりませんが、CDショップで試聴して気に入り購入した作品です。

タイトルを観ると、ブラジル音楽なのに"Afro-Beat"の文字がある通り、アフロビートのエッセンスを融合させた新世代MPBです。厳密に言えば、アフロビートをはじめ、レゲエ、カリブ、ラテン、ジャズ、R&B/ファンク、エレクトロニカ等のエッセンスを採り込んだハイブリッドMPBといった雰囲気のアルバムです。

Jamiroquai+アフロビートという形容詞で説明されているようですが、そういった曲は一部であり、あまりこの謳い文句に引きずられなくても良いと思います。

ハイブリッド感覚の中にアーバン・メロウなフィーリングも聴かせてくれるのが魅力です。このハイブリッド感とメロウネスの絶妙なバランスに惹かれて本作を購入しました。

アルバムにはJoao Donatoの息子、Donatinho、才人ベーシストKassin、Moraes Moreiraの息子であるギタリストDavi Moraes等が参加しています。

新しいサウンドを求めている方はチェックしてみると、なかなか興味深いアーティストだと思います。

なお、ジャケに記載されている曲順と実際の曲順が異なっているので気を付けてください。iTunesでインポートすると、曲名と実際の曲が不整合のままインポートされてしまいます。

全曲紹介しときやす。※ここで示しているのが実際の曲順です。

「Menina Das Candeia」
アルバムで一番のお気に入り。この新世代サンパウロ・メロウ・グルーヴを聴いて、即購入を決定しました。Joao Donatoの息子、Donatinhoが全面バックアップし、偉大なクリエイターのDNAを受け継いだ才能を如何なく発揮しています。
http://www.youtube.com/watch?v=JFL2VlI3dUo

「Inevitavel」
アフロビートのリズムとメロウ・ブラジリアンのエッセンスを上手く融合させたメロウ・アフロビートとでも呼びたくなる独特の味わいを持った1曲。このセンスには脱帽です。

「Mediano」
レゲエのようなノリのアフロビート(何じゃそりゃ?)といった趣の1曲。

「Tudo Diferente」
ワルツ調の哀愁チューン。ダビーなアクセントもあって一筋縄ではいかない仕上がり。

「Segredos」
アルバムの中でもメロウネスな味わいでは一、二を争うビューティフル・メロウ。サンセット・モードで聴くにはピッタリの1曲だと思います。

「Vai Molhar」
才人Kassinがベースで参加した陽気で開放的な1曲。カリビアン・ミュージック的な明るさでバカンス気分を満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=Bdg_L7Ev9cc

「Lenda de Uebau」
覚醒的リズムと開放的ホーン・セクションで高揚感を煽る新感覚アフロビート・グルーヴ。アフロビートにTiblessならではのエッセンスを上手く織り込んでいます。

「Te Ensinar」
ノスタルジック・モードの哀愁ラテン・チューン。Tiblessの音楽性の幅の広さを認識できる1曲。

「Minha Historia」
Tibless/Marco Lobo/Davi Moraes作。Davi Moraesがギターで参加した哀愁メロウ・グルーヴ。エレクトロニカなエッセンスも加えた現行MPBらしいグルーヴを堪能できます。

「Saudade do Ce」
リラックス・モードの仕上がり。さり気ない曲ですが、Tiblessのセンスを満喫できる仕上りです。

「Wait For Another」
唯一英語で歌われる1曲。レゲエ、ジャズ、ソウル、エレクトロニカのエッセンスを採り入れたTiblessならではのハイブリッド・チューンに仕上がっています。

週末ですが、ぐったりモード。
まとまった睡眠時間が欲しい・・・
posted by ez at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月26日

P.P. Arnold『Kafunta』

スウィンギン・ロンドンのソウル・ディーヴァの2nd☆P.P. Arnold『Kafunta』
カフンタ(K2HD/紙ジャケット仕様)
発表年:1968年
ez的ジャンル:スウィンギン・ロンドン系UKソウル・ディーヴァ
気分は... :U23代表良かった!

未明にU23代表のトゥーロン国際大会の第2戦となる対オランダ戦を観ましたが、初戦のトルコ戦とは異なり攻撃陣に見所が多く楽しめました。指宿、宇佐美、高木の海外組に斉藤を加えた4人の積極的な姿勢は可能性を感じましたね。やはり、宇佐美の才能は凄いですね。

個人的には、指宿、宇佐美の2人は絶対本大会メンバーに加えて欲しいです。本大会で指宿、宇佐美、清武、宮市という組み合わせを実現してくれないかなぁ・・・というのが切なる希望です。

一方、守備陣は初戦同様、散々な状況でしたね。両SBは両酒井を渇望してしまいます。また、CBや守備的MF(扇原のパートナー)はオーバーエイジ枠の必要性を感じました。チームのまとまりという課題を抱えることにはなりますが、予選メンバーにこだわらず、世界で戦えるメンバーを選んで欲しいものです。

今回は60年代モッズ/スウィンギン・ロンドン好きには外せないソウル・ディーヴァP.P. Arnoldの2ndアルバム『Kafunta』(1968年)です。

P.P. Arnoldは1946年L.A.生まれ。

Ike & Tina Turnerのバック・コーラス・グループThe Ikettesのメンバーとして活動するようになります。

1966年にThe Rolling Stonesの前座で呼ばれたIke & Tina Turnerのイギリス公演に同行した際、当時のStonesのマネージャーAndrew Loog Oldhamに誘われ、そのままイギリスに留まることになります。

そして、OldhamのImmediate Recordsから『The First Lady of Immediate』(1967年)、『Kafunta』(1968年)という2枚のアルバムをリリースし、60年代後半のスウィンギン・ロンドンの盛り上がりの中でUKソウル・ディーヴァとしてモッズから高い支持を得ました。

当時はSmall Facesがバックを務めたりしていました。また、Keith Emersonが在籍していたプログレ・ファンにお馴染みのグループThe Niceは、P.P. Arnoldの専属バックバンドとして結成されたのがグループの始まりでした。

70年代以降はミュージカル出演、セッション・シンガーとして活動していましたが、80年代に入ると再び脚光を浴びるようになり、
1988年には彼女をフィーチャーしたThe Beatmasters「Burn It Up」がヒットしました。90年代以降もOcean Colour ScenePrimal ScreamDr. Robert等と共演するなど、下の世代のアーティストからリスペクトされています。

ソウル好きというよりも、60年代モッズ/スウィンギン・ロンドン好きや、Paul Wellerあたりが好きな人から支持が高いアーティストというイメージが強いですね。

2ndとなる本作は、The Beach BoysThe BeatlesThe Rolling StonesBee Gees等の名曲カヴァーをシンフォニックなポップ・ソウルで聴かせてくれます。

特にThe Beatlesのカヴァー2曲が絶品だと思います。

グルーヴィーな演奏は少ないですが、スウィンギン・ロンドンらしいポップ・ソウルを満喫できます。

プロデュースはAndrew Loog Oldham

スウィンギン・ロンドンのソウル・ディーヴァを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Letter To Bill」
美しいストリングスとムーディーなサックスをバックに、ゆっくりと時間が流れていくようなオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=bDh04K-oMbc

「Kafunta One」
一応、曲名が冠されていますが、前曲と境目のないインタールードのような曲です。同様の曲がさらに3曲挿入されています。

「God Only Knows」
The Beach Boysの名曲カヴァー(Brian Wilson/Tony Asher作)。ポップ・ソウルな味わいでオリジナルとは異なる味わいの力強い歌声の「God Only Knows」を聴くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=fS9PVTiS2Wc

「Eleanor Rigby」
The Beatlesの名曲カヴァー1曲目(Lennon/McCartney作)。オルガン・サウンドの効いたスウィンギン・ロンドンな「Eleanor Rigby」を満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=op9Rs_J4tBc

「Yesterday」
The Beatlesの名曲カヴァー2曲目(Lennon/McCartney作)。素晴らしいヴォーカル&アレンジのソウル・カヴァーに仕上がっています。彼女のシンガーとしての魅力を満喫できます。個人的にはアルバムで一番好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=4S6nAjjHHE8

「Angel Of The Morning」
Merrilee Rushのヒット曲をカヴァー(Chip Taylor作)。シングルにもなりました。ポップな味わいのキャッチーな込み上げソウルに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=US94q0e20Us

「It'll Never Happen Again」
Tim Hardin作品のカヴァー。まるでHal David/Burt Bacharach作品を歌うDionne Warwickのような趣があります。
http://www.youtube.com/watch?v=P2ABj5YT-SY

「Kafunta Two」

「As Tears Go By」
The Rolling Stonesの名バラードのカヴァー(Jagger/Richard作)。シンフォニックなソウル・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Eps_Z5vqLcU

「Kafunta Three」

「To Love Somebody」
Bee Geesのヒット曲カヴァー(Barry Gibb/Robin Gibb作)。オリジナル以上にキャッチーな仕上がりになっていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=jDzcDlksUqI

「Dreamin'」
P.P. Arnoldのオリジナル。エレガントなストリングスを配したバラード。切々と歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=ycjVvfVHI1E

「Kafunta Four」

「Welcome Home」
Chip Taylor作。Dusty Springfieldも歌っていました。ラストもエレガントなバラードで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=b2acwEeFZQc

僕の保有するCDにはボーナス・トラックとして、「(If You Think You're) Groovy」「Something Beautiful Happened」「Born To Be Together」「The First Cut Is The Deepest」という『The First Lady of Immediate』(1967年)収録の4曲が追加収録されています。

個人的には、Small Facesが楽曲提供し、バックを務めた「(If You Think You're) Groovy」やThe Ronettesのカヴァー「Born To Be Together」がお気に入りです。

「(If You Think You're) Groovy」
http://www.youtube.com/watch?v=-2yHGebygTQ
「Born To Be Together」
http://www.youtube.com/watch?v=Zv2kgeSXorg

『The First Lady of Immediate』(1967年)
ファースト・レディ・オブ・イミディエイト+3(K2HD/紙ジャケット仕様)
posted by ez at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする