2012年08月31日

Snowboy & The Latin Section『Descarga Mambito』

Acid Jazzを代表するラテン・ジャズ作品☆Snowboy & The Latin Section『Descarga Mambito』
Descarga Mambito
発表年:1991年
ez的ジャンル:Acid Jazz系ラテン・ジャズ
気分は... :夏の終わりに・・・

もう8月も最終日ですね。
今年は忙しすぎて全く夏気分に浸れない8月でしたね。

その分、毎日ブラジル/ラテン、ハワイアンAOR、クラブジャズ等の夏系音楽に癒されていました。

8月ラストに紹介する作品もそんな1枚、Snowboy & The Latin Section『Descarga Mambito』(1991年)です。

Snowboy(本名:Mark Cotgrove)はUKクラブジャズ・シーンを牽引するDJ/ラテン・パーカッション奏者。

70年代後半に10代でDJを開始し、その後パーカッションを演奏するようになり、80年代後半〜90年代前半のAcid Jazzブームで自身のグループThe Latin Sectionを率いて作品をリリースし、クラブジャズ・シーンを代表するラテン・パーカッション奏者として認知されるようになりました。

その後もコンスタントに自身の作品やコンパイルしたコンピ作品をリリースしています。

僕はモロにAcid Jazzブームを体現した世代なので、Snowboyもよく聴きました。アルバム単位でよく聴いたのは本作『Descarga Mambito』(1991年)ですが、Noel McKoyをフィーチャーした「Lucky Fellow」Anna Rossをフィーチャーした「Girl Overboard」といったヴォーカル入りシングルもよく聴きました。

Snowboy feat. Noel McKoy‎「Lucky Fellow」
 http://www.youtube.com/watch?v=FQqrr5ZOEos
Snowboy feat. Anna Ross「Girl Overboard」
 http://www.youtube.com/watch?v=35nKLJDcNcY

僕の場合、90年代終盤から2000年代前半にかけてクラブジャズ系作品のフォローが疎かになっていたので、Snowboyの活動を一貫してフォローしていたわけではありませんが、振り返るとやはり先見の明がある人という印象を受けます。

今日紹介する『Descarga Mambito』(1991年)はSnowboyのラテン魂を満喫できます。前述のようなヴォーカルを大きくフィーチャーした楽曲はなく、ラテン・ジャズ一本で勝負する潔さを感じるAcid Jazz作品に仕上がっています。

アシッド・ジャズ/クラブジャズ好きのみならず、70年代ラテン/サルサ好きの方もぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Bella Bella」
Victor Hugoのヴォーカルをフィーチャーした短めのオープニング。アルバムのプロローグといった感じです。

「Mambito」
「Mambo In Two Parts」と並ぶ本作のハイライト。N.Y.ラテン・シーンで活躍するトロンボーン奏者Joe De Jesusをフィーチャーした疾走感が格好良すぎる高速マンボ・グルーヴ。Snowboyのパーカッションも軽快に鳴り響きます。
http://www.youtube.com/watch?v=ajZPrUABjqg

「In The Wee Small Hours」
Frank Sinatraでお馴染みのスタンダードをカヴァー(Bob Hilliard/David Mann作)。有名スタンダードもSnowboyの手にかかれば小粋なラテン・グルーヴに早変わりです。クラブジャズ/ラテン・ジャズ好きには文句なしの出来栄え!

「Mambo In Two Parts」
僕の一番のお気に入り。アシッド・ジャズ/クラブジャズ好きのみならず、70年代ラテン/サルサ好きも納得の格好良さだと思います。終盤にさらにギアが一段上がり加速していくのがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=iW0k7ycrkS8

「Where's The One」
冒頭でSnowboyのパーカッション・ソロを満喫できます。パーカッション好きにはたまらない演奏です。

「Snow, Snow, Quick Quick Snow」
エキサイティングな演奏を続くなかで、一息つかせてくれる小粋なセンスが光る1曲。Gary Plumleの涼しげなフルートが印象的です。

「Descarga Mosambique」
ラストも軽快に疾走する高速ジャズ・ダンサーで締め括ってくれます。Snowboyのラテン魂が本物であることを実感できます。

他のSnowboy作品もチェックを!

『Ritmo Snowbo』(1989年)
Ritmo Snowbo

『Something's Coming』(1993年)
Something's Coming

『Pitbull Latin Jazz 』(1995年)
Pit Bull Latin Jazz

『M.F.O.S. - Many Faces of Snowboy』(1996年)
メニー・フェイシス・オブ・スノーボーイ

『Mambo Rage』(1998年)
Mambo Rage

『Afro Cuban Jazz』(2000年)
アフロ・キューバン・ジャズ

『Para Puente』(2002年)
Para Puente

『New Beginnings』(2004年)
New Beginnings

『Communication』(2008年)
Communication
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2012年08月30日

Amel Larrieux『Infinite Possibilities』

元Groove Theoryの女性ヴォーカリストの1stソロ☆Amel Larrieux『Infinite Possibilities』
Infinite Possibilities
発表年:2000年
ez的ジャンル:ネオソウル系クールR&B
気分は... :ヒンヤリ感がたまりません・・・

Groove TheoryAmel Larrieuxの1stソロ『Infinite Possibilities』(2000年)です。

Amel Larrieuxは1973年N.Y.生まれ、学生時代をフィラデルフィアで過ごし、The Rootsの?uestloveやBoyz II Menのメンバー等数多くのミュージシャンとクラスメートだったようです。

その後N.Y.で元MantronixのBryce P. WilsonとのユニットGroove Theoryを結成します。Groove Theoryは1995年にアルバム『Groove Theory』をリリースし、1stシングル「Tell Me」は全米チャート第5位、同R&Bチャート第3位の大ヒットとなりました。

Groove Theory「Tell Me」
http://www.youtube.com/watch?v=dmNMbee42s0

幸先の良いスタートを切ったGroove Theoryでしたが、その後の活動は停滞してしまい、Amelはソロとしてのキャリアを歩むことになります。
そして、
『Infinite Possibilities』(2000年)、『Brave Bird』(2004年)、『Morning』(2006年)、『Lovely Standards』(2007年)といったソロ・アルバムをリリースしています。

また、当ブログではAmel Larrieuxがフィーチャーされているアルバムとして、Sadeのメンバー3人が結成したグループSweetbackの1stアルバム『Sweetback』(1996年)も紹介済みです。

さて、今日紹介する1stソロ・アルバム
『Infinite Possibilities』(2000年)は基本的にはネオソウル作品ですが、アルバム全体を貫くクールなグルーヴでAmel Larrieuxならではの世界を満喫できます。ジャケのイメージそのままのヒンヤリ感にグッときます。

Laru Larrieuxが共同プロデュースし、娘Sky Larrieuxも参加しています。

今では中古CDで叩き売りされている類のアルバムですが、内容的には期待を裏切らない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Get Up」
アルバムからの1stシングルにもなったジャジーなネオソウル。本作らしいクールなヒンヤリ・グルーヴが何とも心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=SxXbuTLjsvk

「I n I」
メロウなジャジー・グルーヴですが、タブラのリズムも加わりミステリアスな雰囲気も醸し出しています。
http://www.youtube.com/watch?v=-_WNLnMLIb0

「Sweet Misery」
アルバムからの2ndシングル。この頃Erykah Baduとか好きであった人ならば、間違いなく気に入るネオソウルなグルーヴを楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=jHtOGgr0j6U

Mary Jane Girls「All Night Long」ネタ(Groove Theory「Tell Me」と同ネタですが)のRush/Stretch Remixもチェックを!

「Sweet Misery (Rush/Stretch Remix)」
http://www.youtube.com/watch?v=JTQn3mnKtgg

「Searchin' For My Soul」
クールな疾走感にグッときます。派手さはありませんが、こういうノリ好きです。

「Even If」
美しいメロディの楽曲をしっとりと聴かせてくれます。自然体な感じが好感持てます。

「Infinite Possibilities」
タイトル曲は本作らしいヒンヤリ・グルーヴを満喫できます。クールなヴォーカル&サウンドが背筋からクールダウンしてくれます。夢の中のようなユラユラ感もいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=rF0KzXnQMlM

「Shine」
この曲も幻想ムードが漂うクール・グルーヴ。やはり本作はこの雰囲気が魅力ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=51cGyfq3lR4

「Down」
ウッドベースやピアノのジャズ・ムードたっぷりの1曲ですが、ドラムのみクラブミュージック風なのが面白いですね。メロディはエスニック風です。

「Weather」
娘Skyちゃんの声も入ったピュア&ラブリーな仕上がり。清らかな心地好さを満喫できます。

「Make Me Whole」
ラストはしっとりとしたバラードで締め括ってくれます。

『Groove Theory』(1995年)
Groove Theory

『Brave Bird』(2004年)
ブレイブ・バード

『Morning』(2006年)
Morning

『Lovely Standards』(2007年)
Lovely Standards
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2012年08月29日

The Dee Felice Trio『In Heat』

ファンクの帝王JBプロデュースのソウル・ジャズ/ボッサ・ジャズ☆The Dee Felice Trio『In Heat』
IN HEAT + 3
発表年:1969年
ez的ジャンル:JB系ソウル・ジャズ/ボッサ・ジャズ
気分は... :気づけば2,300回越え・・・

ふと気づけば、昨日のエントリーが2,300回目でした。

最近は100回単位の区切りは単なる通過点程度にしか思わなくなりましたが、まぁどんな事でも積み重ねは大事かなと・・・。一歩づつ着実に理想の音楽の園へ近づきたいと思います。きっと死ぬまでそこへ到達することはないのでしょうが。

今回はレア・グルーヴ好きには待望の国内盤CD化が実現したThe Dee Felice Trio『In Heat』(1969年)です。

The Dee Felice Trioはオハイオ州シンシナティで結成されたグループ。メンバーはDee Felice(ds)、Frank Vincent(p)、Lee Tucker(b)の3名。

グループはファンクの帝王James Brownに見出され、JBのアルバム『Gettin' Down To It』(1969年)のバック・バンドに大抜擢されます。

そんな縁でJames Brownプロデュースの下で制作されたアルバムが本作『In Heat』(1969年)となります。

James Brownプロデュースですが、ジャズ名門Bethlehemからリリースされた作品であり、基本はグルーヴィーなソウル・ジャズ/ボッサ・ジャズ作品です。ただし、JBが見込んだグループだけあってファンキーな演奏も聴かせてくれます。特に『Gettin' Down To It』にも収録された「There Was A Time」は本作の目玉と呼べるでしょう。

ボッサ好きにはMarcos Valleのカヴァー「The Crickets Sing(Os Grilos)」やメンバーFrank Vincentのオリジナルをチェックしましょう。

Jimmy Webb、Lovin' SpoonfulJoni Mitchellのカヴァーもアレンジがなかなか秀逸です。

ソウル/ファンク好き、ジャズ好き、ボッサ好き、ポップス好きも楽しめる、意外に間口の広い1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Oh Happy Day」
Edwin Hawkins作の有名ゴスペル曲をカヴァー。ソウル・フィーリングたっぷりの躍動するコーラス入りのソウル・ジャズに仕上がっています。

「Wichita Lineman」
Glen Campbell‎ヴァージョンでもお馴染みのJimmy Webb作品をカヴァー。美しく味わい深い演奏は感動的です。エレガントなピアノ・フレーズはGrammatik「Jest Juz Pozno, Pisze...」、DJ Yoda feat. People Under the Stairs「Quid Control」といったジャジーHip-Hopのサンプリング・ソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=16iSrvw8gIc

「The Crickets Sing」
Marcos Valle作品「Os Grilos」のカヴァー。当ブログではMarcos Valle自身やWalter Wanderleyのヴァージョンも紹介済みです。ここでは小粋で軽快なボッサ・ジャズを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ejNyQnMfFII

「Summer In The City」
Lovin' Spoonfulのヒット曲をカヴァー(Mark Sebastian/Steve Boone作)。ストリングスも織り交ぜた素晴らしいアレンジ・センスが光るグッド・カヴァーに仕上がっています。

「There Was A Time」
James Brown/Bud Hobgood作。前述の『Gettin' Down To It』に収録された名曲。人気なのはボーナス・トラックで収録されているシングル・ヴァージョンだと思いますが、ホーンの効いた本ヴァージョンも悪くありません。JBのファンキー感と彼らのジャズ感覚が上手く融合しているのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=gjPSEwUDZVU

「In Heat」
Frank Vincent作。タイトル曲はまさにヒートアップするファンキー・ジャズ・グルーヴです。小粋なピアノと力強いドラムにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=TE7g0ggn8E4

「Both Sides Now」
当ブログでも紹介済みのJoni Mitchellの名曲をカヴァー。美しく躍動する本ヴァージョンはオリジナルにはない本曲の魅力に気づかせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=v8fC69zcykI

「All The Time」
Frank Vincent作。小気味良いボッサ・ジャズは僕好みです。

「Uncle」
Frank Vincent作。実はブラジル好きの僕の一番のお気に入りはコレ。ボッサなグルーヴィー感が実に心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=C7chnnSzmz4

「Never」
Frank Vincent作。ラストは少しノスタルジックな雰囲気で締めてくれます。

ボーナス・トラックとして、「There Was A Time (Single Version)」「Nightingale」「Little Liza Jane」の3曲が追加収録されています。何と言っても超目玉は「There Was A Time (Single Version)」です。

「There Was A Time (Single Version)」
本作最大の聴きどころかもしれません。JBが何故彼らに惚れ込んだのかがよくわかるファンキーな演奏を堪能できます。Chubb Rock「Treat 'Em Right」のサンプリングソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=JGUkAd0eNBA

Chubb Rock「Treat 'Em Right」
 http://www.youtube.com/watch?v=UL68eMRTIHI

JB『Gettin' Down To It』(1969年)もセットでどうぞ!

James Brown『Gettin' Down To It』(1969年)
GETTIN' DOWN TO IT
posted by ez at 04:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月28日

『今の気分は...2012年8月28日編』

今日は時間がないので過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は1990年代前半〜半ばのHip-Hopチューンを10曲をセレクトしました。
何となくセレクトしていたら、浮遊感の漂うユルい感じのトラックが多くなってしまいました。やはり基本的にこういうのが好きなんだなぁ、と再認識した次第です。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Dred Scott「Check The Vibe」
http://www.youtube.com/watch?v=9yj8tYuvN58
BREAKIN COMBS
From 『Breakin' Combs』(1994年)

Brothers Like Outlaw「Good Vibrations」
http://www.youtube.com/watch?v=h_Vz0t2P5Ws
Brothers Like Outlaw.jpg
From 『The Oneness Of II Minds In Unison』(1992年)

Black Sheep「Without a Doubt」
http://www.youtube.com/watch?v=yjgVHawiRY4
Non-Fiction
From 『Non-Fiction』(1994年)

Digable Planets「Where I'm From」
http://www.youtube.com/watch?v=rLTYvwg2A9Q
Reachin' (A New Refutation of Time and Space)
From 『Reachin'』(1993年)

MC Solaar「Victime De La Mode」
http://www.youtube.com/watch?v=uDtqGdtLkTc
Qui sème le vent récolte le tempo (1991)
From 『Qui Seme Le Vent Recolte Le Tempo』(1991年)

Urban Species「Spiritual Love」
http://www.youtube.com/watch?v=iErQNw_1Ess
Listen
From 『Listen』(1994年)

Pharcyde「Runnin'」
http://www.youtube.com/watch?v=1hZKN4AZ63g
Labcabincalifornia
From 『Labcabincalifornia』(1995年)

The Roots「Silent Treatment」
http://www.youtube.com/watch?v=pKveOqw5ukY
Do You Want More?!!!??!
From 『Do You Want More?!!!??!』(1994年)

De La Soul「Keepin' the Faith」
http://www.youtube.com/watch?v=SSOxle8AsHU
De La Soul Is Dead
From 『De La Soul Is Dead』(1991年)

A Tribe Called Quest「Lyrics to Go」
http://www.youtube.com/watch?v=onGtPe4XCtU
Midnight Marauders
From 『Midnight Marauders』(1993年)
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2012年08月27日

Tania Maria『Via Brasil vol.2』

vol.1同様に小粋なジャズ・サンバが満載☆Tania Mariaa『Via Brasil vol.2』
Via Brasil Vol.2
発表年:1975年
ez的ジャンル:ブラジル人女性ジャズ・ヴォーカル/ピアノ
気分は... :アーセナル好きなのに香川を応援してしまう…ビミョー

いよいよ週末は欧州サッカー漬けになりますね。

まだまだ各国ビッグクラブは本調子ではありませんが、バルサは何とか逆転勝ちでリーガ開幕2連勝を飾りました。かなりヤバい展開でしたが、最後はメッシの2発で勝ち切ってしまうところは流石ですね。

プレミアは開幕2試合目で香川がプレミア初ゴールを挙げてホッとしましたね。かなりラッキー・ゴールでしたし、マスコミが持ち上げるほど香川のパフォーマンスが良かったとは観えませんでしたが、チーム、個人の結果が残ったことは良かったですね。なんて書きながら、本来アーセナル好きの自分が香川のマンUの結果に一喜一憂してしまうのは変な感覚ですね。

ブラジルを代表する女性ジャズ・シンガー/ピアニストTania Maria『Via Brasil vol.2』(1975年)です。

Tania Mariaの紹介は『Via Brasil vol.1』(1975年)、『Olha Quem Chega』(1971年)に続き3回目になります。

『Via Brasil vol.2』は、『Via Brasil vol.1』の続編であり、『Brazil With My Soul』(1978年)と並ぶ、フランスBarclayに残した3部作の1枚です(パリ録音)。

レコーディング・メンバーは『Via Brasil vol.1』同様、Tania Maria(vo、p、el-p)、Helio(b)、Boto(ds、per)というトリオ編成です。

夏に聴きたいTania Maria作品であれば、個人的には『Forbidden Colors』(1988年)あたりもよく聴いているのですが、聴くべき順番からすればやはりコチラが先だと思います。

vol.1同様にTania、Helio、Botoという3人の息が合った小粋なジャズ・サンバを満喫できます。

3名のみの演奏とは思えない躍動する素晴らしいアンサンブルを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「No Ano Que Vem」
Carlos Da Fe/Tania Maria作。小粋に躍動するジャズ・サンバでアルバムは幕を開けます。Tania Mariaのピアノ・タッチにグッときます。この1曲でつかみはOK。
http://www.youtube.com/watch?v=lfx5xu2lAs0

「Sem Compromisso」
Geraldo Pereira/Nelson Trigueiro作。哀愁モードのサンバ・リズムに惹かれる1曲。過ぎ行く夏を思い返したい気分にピッタリなのでは?

「Desafinado」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作品。当ブログではNara LeaoRoberto MenescalGary McFarlandのヴァージョンを紹介済みです。ここでは、お馴染みの名曲をエレガントな雰囲気で聴かせてくれます。

「Transamazonica」
Carlos Da Fe/Tania Maria作。3名の息がピッタリ合った躍動する演奏にグッときます。エレガントに音空間を駆け抜けます。
http://www.youtube.com/watch?v=dE5pI7cgIYw

「A Felicidade」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Morais作。これまたお馴染みの名曲をしっとりと聴かせてくれます。

当ブログではRamsey Lewis TrioKenny DrewMilton NascimentoSirius BClaude Ciari, Bernard Gerard And The Batucada's SevenDiana Pantonのカヴァーも紹介済みです。ご興味のある方はそれらの記事もご参照下さい。

「Beiro De Mar」
Gilberto Gil/Joao Donato作。フェンダーローズのメロウな響きが心地好い美しいバラード。サンセット・モードにぴったり。

「Chega De Saudade」
Vinicius de Moraes/Antonio Carlos Jobim作。永遠のボサノヴァ名曲をこのトリオらしい小粋なジャズ・ボッサで聴かせてくれます。

「Teimosa」
ブラジルの男性SSWデュオAntonio Carlos & Jocafi作品のカヴァー。落ち着いた雰囲気のメロウ・サウンドがいい感じです。

「Cancao Do Sal」
Milton Nascimento作の名曲「塩の歌」をカヴァー。女王Elis Reginaのヴァージョンで有名な曲ですね。当ブログではBossa RioRonald Mesquitaのカヴァーも紹介済みです。ここでが堂々としたTaniaの歌いぶりと気品のあるサウンドが印象的です。

「Dona Flor」
ラストもAntonio Carlos & Jocafiのカヴァー。本作のハイライトに挙げる人もいる演奏なのでは?小粋な躍動感にグッとくるファンタスティック・グルーヴに魅了されるジャズ・サンバを満喫できます。サイコー!
http://www.youtube.com/watch?v=w9NTr0SsjL4

『Olha Quem Chega』(1971年)
Olha Quem Chega

『Via Brasil vol.1』(1975年)
ヴィア・ブラジル

『Brazil With My Soul』(1978年)
Brazil with My Soul

『Come With Me 』(1982年)、
Come with Me
posted by ez at 04:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする