2012年10月13日

Linda Williams『City Living』

レア・グルーヴ/フリーソウル好きに人気のアーバン・メロウ☆Linda Williams『City Living』
シティ・リヴィング
発表年:1979年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ/フリーソウル系アーバン・メロウ
気分は... :ダークネスを切り裂く!

今回はレア・グルーヴ/フリーソウル好きに人気のアーバン・メロウ作品Linda Williams『City Living』(1979年)です。

Linda Williamsは、数多くのジャズ・ミュージシャンを輩出したシカゴを代表するレーベルCadetなどで活躍したプロデューサー/アレンジャーRichard Evansに重用されたキーボード奏者であり、長年Natalie Coleのサポートで活躍した経歴を持っています。

そんな彼女の唯一のアルバムが今回紹介する『City Living』です。Richard Evansがプロデュース/アレンジを務め、Lindaはキーボード以外にヴォーカルも披露しています。

レコーディングにはPaul Jackson(g)、Alex Blake(b)、Larry Ball(b)、James Gatson(ds)、Morris Jennings(ds、per)、Paulinho Da Costa(per)、Michael Boddicker(syn)、Jerry Hey(flh)等が参加しています。

今回調べていて初めてわかったのですが、僕も保有するGeorge Clintonプロデュース監修のP-Funkコンピ『George Clinton Presents Our Gang Funky』に収録されていたBabyfattのメンバーにLinda Williamsも含まれていました。

僕自身がLinda Williamsの名前の初めて認識したのは、フリーソウルのコンピ『Free Soul Avenue』で本作収録の「Elevate Our Minds」でした。

その「Elevate Our Minds」やダンス・クラシック「City Living」、有名DJのMIX CDに収録されたメロウ・ソウル「No Love, No Where, Without You」が3大注目曲だと思います。

アルバムの後半にやや物足りなさが残りますが、それを補って余りある前半の充実ぶりでゲットする価値がある作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「City Living」
ダンス・クラシックとして人気のタイトル曲。アルバムからの2ndシングルにもなりました。フロア映えしそうな華やかな雰囲気がダンス・クラシックらしくていいですね。Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=iorWs69eWbI

「No Love, No Where, Without You」
アルバムからの1stシングル。小粋なピアノのフレーズが印象的なメロウ・ソウル。派手さはありませんが、しっとり込み上げ感がいいですね。Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=8PK2jkNQ9sg

「Oh Honey」
当ブログでも紹介したDelegationの大人気メロウ・クラシックのインスト・カヴァー(Michael Denne & Ken Gold作)。ヴォーカルなしなのが少し残念ですが、「Oh Honey」好きの人であれば納得のメロウ・サウンドを満喫できる好カヴァーだと思います。

Delegation「Oh Honey」
 http://www.youtube.com/watch?v=JTCDYf67f6c

「Elevate Our Minds」
前述のようにフリーソウル・クラシックとしてお馴染みの1曲。僕もブラジリアン・フレイヴァーのアーバン・テイストのミッドナイト・ダンサーが一番のお気に入りです。Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=YO1vv8d6xyM

イントロの印象的なピアノ・フレーズは当ブログでも紹介した西ロンドンの人気曲Ben Westbeech「Get Closer」のサンプリング・ソースにもなっています。また、The Super-Phonicsが「Elevate Our Minds」のタイトルでラテン・ジャズ・ファンクなカヴァーをリリースしています。
Ben Westbeech「Get Closer」
 http://www.youtube.com/watch?v=cujLaY97JvU

「Do It」
軽快なリズムが心地好いディスコ・チューン。こういうアゲアゲなアレンジは自然とテンションが上がってきますね。Linda Williams作。

「Our Song」
取り上げられることは少ないですが、個人的には他の注目曲にひけをとらない出来だと思っているのが、このアーバン・メロウです。「Our Song」Michelle Wiley/Richard Evans作。
http://www.youtube.com/watch?v=K-UVl6RmGFs

「Welcome Little One」
オーケストレーションを配したビューティフル・バラード。個人的にはアルバムの中で少し違和感を覚えますが・・・。Linda Williams作。

「Loving You Forever」
ジャジー感の漂うラブリー・チューン。ただし、ソウル/ディスコ好きの方向けではないかも?Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=uXLGuk6WmNs

「Happy Music」
ラストはキーボード奏者らしい疾走感が印象的なフュージョン/ジャズ・ファンク的な仕上がり。

僕の持つCDには「No Love, No Where, Without You」「City Living」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックで追加収録されています。

昨日はイライラが募る出来事がいくつかありましたが、家でCDを整理していたら、気分が落ち着きました。やはり好きなCDのことを考えると幸せホルモンが分泌し、マインド・リセットできるのかもしれませんね。
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2012年10月12日

Fishbone『The Reality Of My Surroundings』

L.A.ブラック・ロックの最高峰☆Fishbone『The Reality Of My Surroundings』
The Reality of My Surroundings
発表年:1991年
ez的ジャンル:ミクスチャー系ブラック・ロック/ファンク・メタル
気分は... :ダークネスを切り裂く!

今回はミクスチャー系ブラック・ロックの最高峰グループFishboneの3rdアルバム『The Reality Of My Surroundings』(1991年)です。

LAで結成された破天荒なグループFishboneの紹介は『Truth and Soul』(1988年)、デビュー・ミニ・アルバム『Fishbone』(1985年)に続き3回目となります。

以前のエントリーでも書きましたが、デビュー・ミニ・アルバム『Fishbone』(1985年)を聴いた時には、「何じゃ!この音は!」とかなりの衝撃を受けました。

そこからLiving Colour、Bad Brainsといったブラック・ロックやRed Hot Chili Peppersといったミクスチャー・ロックに興味を持ち、その手のアルバムを好んで聴いていた時期もありました。今でこそレッチリをそれほど聴きたいとは思いませんが、『Blood Sugar Sex Magik』(1991年)あたりまではレッチリもよく聴いていたんですよ(笑)

Fishboneに話を戻すと、3rdアルバムとなる本作『The Reality Of My Surroundings』(1991年)は、2nd『Truth and Soul』(1988年)と並ぶ彼らの代表作と呼べると思います。

個人的にはリアルタイムで聴いた時には少しへヴィすぎる印象も持っていたのですが、今聴けばFishboneらしいブラック・ロック作品に仕上がっていると思います。

個人的にはミニ・アルバム『Fishbone』(1985年)の頃のスカ/レゲエ、パンク色の強いミクスチャー感が好みだったのですが、本作『The Reality Of My Surroundings』ではよりファンク・メタル感が強まっています。

アルバム全体にはダークネスが漂います。Nirvana『Nevermind』がリリースされ、社会全体の閉塞感を背景にグランジ旋風が巻き起こった時期ですから、Fishboneのアルバムにもそんな空気が反映されているのでしょう。

そんなダークネスな社会に対して、時にはシリアス、時には破天荒にアプローチするFishboneというバンドのパワーを感じる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Fight The Youth」
ファンク・メタルなオープニング。スケールの大きな重量級サウンドでハードに攻めます!終盤のファンキーなホーン・アンサンブルにもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=UeK3sziX9rI

「If I Were A...I'd」
Fishboneらしいスカ/パンクな小曲。

「So Many Millions」
リズム隊とホーン隊の格好良さにグッとくるファンク・ロック。ハードなだけではない彼らのミクスチャー感覚の素晴らしさを実感できる1曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=nLJdwsXQ3fQ

「Asswhippin'」
彼ららしい(?)SMチックなインタールード(笑)

「Housework」
個人的には一番のお気に入り。こういった開放的なスカ/パンク・チューンが一番Fishboneらしい気がします。飛び跳ねながら聴きましょう(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=Lb80KzXBktk

「Deathmarch」
ノスタルジックなインタールード。

「Behavior Control Technician」
ハードコアな中にもFishboneらしい人を喰った感じがあるのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=3CBArR5gRbQ

「If I Were A...I'd」
「If I Were A...I'd」のパート2。

「Pressure」
ハイ・スピードなスカ/パンク感が魅力の1曲。一気に突き抜けます。
http://www.youtube.com/watch?v=28xlJataPdc

「Junkies Prayer」
長尺のインタールードといった雰囲気ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=YOj3RVZSWmc

「Pray To The Junkiemaker」
レゲエ調の開放感のあるミクスチャー・サウンドがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=BlN8OKa-GlE

「Everyday Sunshine」
シングルにもなった楽曲です。閉塞感の漂う社会の中に光明を見出すかのような楽曲。時代が一回りして今の時代にもフィットする曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=QV5Nkah8nP8

「If I Were A...I'd」
「If I Were A...I'd」のパート3。

「Naz-Tee May'en」
「Housework」と並ぶ僕のお気に入り。彼ららしい破天荒な雰囲気のあるナスティなファンク・ロック・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=PYAXLrJE7PU

「Babyhead」
(多分)ライブ録音。ダークネスな空気が漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=n-E2SCeSlS8

「If I Were A...I'd」
「If I Were A...I'd」のパート4。

「Those Days Are Gone」
シリアス・モードのブラック・ロック・チューン。なかなかメロディアスです。
http://www.youtube.com/watch?v=yuvb3kmaslg

「Sunless Saturday」
ラストはへヴィに疾走します。暗闇を切り裂くように突き進む感じがたまりません。シングルにもなりました。
http://www.youtube.com/watch?v=5yzdqXXRp-g

Fishboneの過去記事もご参照下さい。

『Fishbone』(1985年)
Fishbone

『Truth and Soul』(1988年)
Truth and Soul
posted by ez at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月11日

Domenico + 2『Sincerely Hot』

Moreno、Kassin、Domenicoによるユニットの第2弾☆Domenico + 2『Sincerely Hot』
Sincerely Hot
発表年:2002年
ez的ジャンル:ブラジル新世代サウンド
気分は... :なんとも熱い!

今回はDomenico LancellottiKassin KamalMoreno Velosoというブラジル新世代ミュージシャン3名によるユニット作品の第2弾Domenico + 2『Sincerely Hot』(2002年)です。

当ブログのエントリーでも才能ある新世代ミュージシャンとして度々紹介してきたMoreno、Kassin、Domenicoですが、この3名が一堂に会したユニットはブラジル音楽の新しい流れを実感できます。ブラジル音楽ファンはご存知の通り、MorenoはCaetano Velosoの息子です。

これまでMoreno + 2名義の『Maquina de Escrever Musica』(2000年)、Domenico + 2名義の『Sincerely Hot』(2002年)、Kassin + 2名義の『Futurismo』(2006年)、+2 Moreno Domenico Kassin名義の『Ima』(2009年)といったアルバムをリリースしています。

本作ではDomenicoが主役となり、本職のドラムに加え、ヴォーカルも披露してくれます。プロデュースはKassinが務めています。

レコーディングにはDomenico、Moreno、Kassinの3人に加え、Pedro Sa(g)、Davi Moraes(g)、Berna Ceppas(syn)、Guga Stroeter(vib)、Arto Lindsay(g)、Quarteto Em Cy(vo)、Smoke CityのメンバーでもあったNina Miranda(vo)等が参加しています。

エクスペリメンタルなエッセンスを散りばめたブラジル音楽は、まさに新世代サウンドといった感じですね。特にDomenicoメインの本作では彼の叩き出すリズムを楽しめる演奏がいいですね。一方で、ラウンジ風、ボッサ風のメロディアスな演奏もなかなか魅力的です。

ブラジル音楽ファンのみならず、エクスペリメンタル/ポストロック的なサウンドが好きな方が聴いても楽しめるのでは?

ジャケは画家でもあるDomenico本人が描いたものです。

全曲紹介しときやす。

「Alegria Vai La」
Domenicoのアルバムらしくリズムを前面を押し出したエクスペリメンタルなオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=Zw9MbFauQ_Q

「Aeroporto 77」
Nina Mirandaのヴォーカルをフィーチャーしたエレクトロニカ・ラウンジ。ブラジル版The Sea and Cakeといった趣もあります。
http://www.youtube.com/watch?v=fCYli0Wmw1c

「Possibilidade」
Domenicoの叩き出すリズムの疾走感が心地好い1曲。後半にはパーカッションも加わり、さらに盛り上がります。Pedro Saのギターもいい感じ!
http://www.youtube.com/watch?v=aZA99jU2gLI

「Te Convidei Pro Samba」
Quarteto Em Cyがコーラスで参加しています。新世代らしいミクスチャー感覚のサンバ・ソウル・チューン。Quarteto Em Cyのコーラスが実に効果的です。
http://www.youtube.com/watch?v=IeDGGtpiFPQ

「Comigo」
哀愁メロディとエクスペリメンタルな感覚で独特の音世界を演出してくれます。Domenicoの叩き出すリズムもグッド!女性ヴォーカルはKassinの奥方Hiromi Konishi(古西ひろ美)さん。
http://www.youtube.com/watch?v=wiz_oyHcs6I

「Solar」
美しいメロディのボッサ・チューン。Guga Stroeterのヴァイヴがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=CZYjpR_q9z4

「Sincerely Hot」
タイトル曲はこのユニットらしいエレクトロニカ&エクスペリメンタルなフューチャー・サンバに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=CA-8-mG1gzg

「Felizes Ficaremos Na Estrada」
印象的なPedro Saのギター・ソロやファルセット・ヴォーカルにエロさが漂う哀愁チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=lvWvSg4VtGI

「Voce E Eu」
Arto Lindsay参加曲。このユニットとArto Lindsayの共演って納得感がありますね。なかなかハードコアなミクスチャー・サウンドを聴くことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=yWjWTM8dlGk

「Telepata」
メロディアスな中にも声のサンプリングを挿入するなど彼ららしいアプローチが垣間見られます。
http://www.youtube.com/watch?v=my0dqiyGMFA

「Tarde De Chegada」
Nina Mirandaのヴォーカルをフィーチャーした爽快なサンバ・チューン。本作の中にあってはオーソドックスな雰囲気ですが実に心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=nx-BUodhvUo

「Tema Da Zorra」
本作唯一のカヴァー。Waltel Brancoのブラジリアン・レアグルーヴ「Tema Da Zorra」をカヴァーしたインスト・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=-ZGDvU4ZZMM

「Despedida」
ラストは新世代のサウダージ感が漂わせながら締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=0os_rGrgYAo

僕が保有しているのは国内盤ですが、こちらには「Araras Sessions」のタイトルで4曲のボーナス・トラックが追加収録されています。

Moreno + 2Kassin + 2のアルバムもチェックを!

Moreno + 2『Maquina de Escrever Musica』(2000年)
タイプライター・ミュージック

Kassin + 2『Futurismo』(2006年)
Futurismo
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2012年10月10日

Eternity's Children『Eternity's Children』

Curt Boettcherプロデュースによるソフト・ロック/サイケ・ポップ名盤☆Eternity's Children『Eternity's Children』
Eternity's Children
発表年:1968年
ez的ジャンル:Curt Boettcher系ソフト・ロック/サイケ・ポップ
気分は... :ストレンジ・ブルー!

今回はソフト・ロック/サイケ・ポップ好きにはお馴染みのアルバムEternity's Children『Eternity's Children』(1968年)です。

何だかサイケ・ポップでストレンジな気分になりたいのでセレクトしました。

Eternity's Childrenは60年代の半ばにミシシッピで結成されたグループ。

メンバーはCharlie Ross、Linda Lawley、Mike McClain、Roy Whitakerの4名。
『Eternity's Children』(1968年)、『Timeless』(1968年)という2枚のアルバムをリリースしています。

特に、1stアルバムとなる本作『Eternity's Children』(1968年)は、Curt BoettcherKeith Olsenというソフト・ロックの人気プロデューサーが手掛けた作品として再評価されているアルバムです。

Curt Boettcherプロデュース作らしいマジカルなコーラスとサイケ&ソフトリーなポップ・サウンドが織り成す至極のソフト・ロック/サイケ・ポップを堪能できるアルバムです。

シングルにもなったサイケ・ポップ「Mrs. Bluebird」やビューティフルな「Lifetime Day」、ボッサな仕上がり「My Happiness Day」をはじめ、捨て曲ナシ!充実の全10曲です。

全曲紹介しときやす。

「Again Again」
William Jack Tinker(Bill Tinker)作。サイケ&ドリーミーな幻想感が印象的なオープニング。作者William Jack Tinkerのヴァージョンは彼のアルバム『Inside Out』(1968年)に収録されています。
http://www.youtube.com/watch?v=-FVt9_LHwnQ

「Rupert White」
Bob Hopps/Jerry Ritchey/Ken Johnson作。サイケ色の強い仕上がり。60年代後半のストレンジな雰囲気が好きな人は気に入るのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=rd8B_mwHRps

「Flowers」
Craig M. Steffanides/Michael Fennelly作。陰陽のメリハリの効いたサイケ・ポップ・チューン。サイケ好きはぜひ!
http://www.youtube.com/watch?v=JROh6RSvLno

「My Happiness Day」
S. Dell作。サイケ・モードの前曲から一転、ボッサ・フレイヴァーのソフトなポップ・チューンを聴かせてくれます。いかにも僕好み!
http://www.youtube.com/watch?v=ZMB7l4lP7Rc

「Lifetime Day」
S. Dell作。美しいコーラス・ワークに魅了される素晴らしいソフト・ロック・チューン。ソフト・ロック好きの人はトキメく1曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=ZEnnjQqBaP4

「Mrs. Bluebird」
シングルにもなった本作のハイライト。Bruce Blackman/Johnny Walker作。ヴォーカル&コーラス、メロディ、アレンジ全てが完璧なポップ・サイケ名曲。この1曲だけでも元がとれるのでは?作者Bruce Blackmanは後にStarbuckでの活動でも知られる人ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Lk7-9zYMIlg

「Your World」
Bruce Blackman作。紅一点の女性メンバーLinda Lawleyのヴォーカルを前面にフィーチャー。妖しくミステリアスなポップ・ワールドへ誘ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=QE2AyhNKI3E

「You Know I've Find A Way」
Curt Boettcher/Lee Mallory作。ソフト・ロック好き、Curt Boettcher好きであれば、Sagittariusヴァージョンでもお馴染みの楽曲ですね。ドリーミーなコーラスと甘酸っぱいメロディにグッとくるソフト・ロック・チューン。

「Little Boy」
Dearis P. Anthony作。ソウルなエッセンスも感じられるメロウ・ポップ。中盤のメリハリのつけ方も含めてかなり好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=vbgyeX4ugXk

「Sunshine Among Us」
Bruce Blackman作。ストレンジな開放感に惹かれるサイケ・サンシャイン・ポップ。ファズ・ギターやハープシコードなどカラフルなサウンドにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=nCOkhg1T6aU

2nd『Timeless』もセットでどうぞ!
こちらはCurt Boettcherプロデュースではなく、サイケ色も薄れていますがソフト・ロック好盤であることには変わりありません。

『Timeless』
Timeless
posted by ez at 00:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月08日

War『Deliver The Word』

大ヒット・アルバム『The World Is A Ghetto』に続いてリリースされた作品☆War『Deliver The Word』
Deliver the Word
発表年:1973年
ez的ジャンル:元祖フュージョン系ファンク
気分は... :悲喜交々!

錦織圭優勝!可夢偉表彰台、オルフェーヴル2着とスポーツ関係のニュースは悲喜交々ですね。さらに間もなくバルサ対マドリーの伝統のクラシコと大興奮の一夜になりそうです。

さて、今回はストレートなメッセージ性と、ラテン、ロック、ジャズ、ブルースなどを取り入れた独自のファンク・サウンドで70年代に人気を博したWar『Deliver The Word』(1973年)です。

Warの紹介は、『Why Can't We Be Friends?』(1975年)、『All Day Music』(1971年)に続き3回目となります。

前作『The World Is A Ghetto』がポップチャート及びR&BチャートでNo.1となり、そこからのシングル「The Cisco Kid」「The World Is A Ghetto」もヒットし、確固たる地位を築いたWar。

その大ヒット・アルバムに続く新作ということで、本作の制作過程ではグループにかなりプレッシャーがかかっていたようです。そのせいでかなり難産だったようですが、グループのさらなる進化が感じられるアルバムに仕上がっているのでは?

お得意のラテン・フレイヴァーのファンキー・チューンからメロウ・チューン、ブルージーなインストまでアルバムのメリハリがあります。

本作のメンバーはHoward Scott(g、per、vo)、B.B. Dickerson(b、per、vo)、Lonnie Jordan(org、p、per、vo)、Harold Brown(ds、per、vo)、Papa Dee Allen(conga、bongo、per、vo)、Charles Miller(cla、fl、as、ts、bs、per、vo)、Lee Oskar(hca、per、vo)というお馴染みの7名。プロデューサーはJerry Goldsteinです。

今聴いても彼らのミクスチャー感覚のファンク・サウンドは魅力的ですね。

全曲紹介しときやす。

「H2 Overture」
美しく爽快なインスト・チューン。ストリングスも加わり、壮大なストーリーの序曲といった雰囲気でしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=dohuDH0Rv88

The Avalanches「Summer Crane」Jedensiedem「Sonczymy」等のサンプリング・ソースにもなっています。
The Avalanches「Summer Crane」
 http://www.youtube.com/watch?v=v1yzY-9I9GI
Jedensiedem「Sonczymy」
 http://www.youtube.com/watch?v=qIwtn61hm-c

「In Your Eyes」
クセのあるシンセの音色が印象的なスペイシー&ファンキーなラテン・ファンク。官能的な女性コーラスも入ったユニークな仕上がりです。

「Gypsy Man」
アルバムからのヒット曲。全米シングル・チャート第8位、同R&Bチャート第6位となりました。アルバム・ヴァージョンは11分半を超える長尺ですが、シングル・ヴァージョンはエディットしてあります。灼熱のラテン・ダンス・チューンはSantanaと一緒に聴きたくなりますね。疾走するドライヴ感の格好良さは格別です。
http://www.youtube.com/watch?v=PvEwLmJ8Qqo

「Me and Baby Brother」
Warらしさ全開のファンキー・チューン。シングルとして全米シングル・チャート第15位、同R&Bチャート第18位となりました。パーカッシヴなリズムとグルーヴィーなオルガンにグッときます。Stereo MC's「Toe to Toe」のサンプリング・ソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=SQGPj1h1E5c

Stereo MC's「Toe to Toe」
 http://www.youtube.com/watch?v=mhBesKaMGPU

「Deliver the Word」
タイトル曲は幻想的なメロウ・チューン。聴いていると少し感傷的な気分になってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=1_GqkRNDnCk

当ブログでも紹介したGang Starr feat. Scarface「Betrayal」をはじめ、
Tout Simplement Noir「A Propos De Tass (2eme Volet)」、Chief & Soci feat. Lola Feghaly「Il Mio Tempo」、Ship of Fools「Claiming Your Style」、Pharoahe Monch feat. Mela Machinko「Bar Tap」、Mac Miller feat. Wiz Khalifa「Keep Floatin'」等のサンプリング・ソースとしても定番です。

Chief & Soci feat. Lola Feghaly「Il Mio Tempo」
 http://www.youtube.com/watch?v=Cygd70matj8
Gang Starr feat. Scarface「Betrayal」
 http://www.youtube.com/watch?v=tlgZYxJB2vY
Ship of Fools「Claiming Your Style」
 http://www.youtube.com/watch?v=jvztEqukGA0
Pharoahe Monch feat. Mela Machinko「Bar Tap」
 http://www.youtube.com/watch?v=IeM3YC-p0fY

「Southern Part of Texas」
本曲のみWarとJerry Goldsteinの共作です。テックス・メックス+ラテン+カリビアンといった趣のWarらしいミクスチャー感覚を満喫できるファンキー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=qjepjv05rRc

「Blisters」
Lee Oskarのハーモニカをフィーチャーしたブルース・チューン。どこかのどかな雰囲気もあっていいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=8DR1uwgJhE0

Warの過去記事もご参照下さい。

『All Day Music』(1971年)
All Day Music

『Why Can't We Be Friends?』(1975年)
Why Can't We Be Friends?
posted by ez at 00:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする