2012年12月14日

Jose Feliciano『Feliciano!』

「Light My Fire」収録の大ヒット作品☆Jose Feliciano『Feliciano!』
フェリシアーノ!(紙ジャケット仕様)
発表年:1968年
ez的ジャンル:プエルトリカン・ギタリスト/シンガー・ソングライター
気分は... :ジャケが素敵ですね!

プエルトリコ出身の盲目のギタリスト/シンガー・ソングライターJose Felicianoのヒット・アルバム『Feliciano!』(1968年)です。

Jose Felicianoの紹介は『And the Feeling's Good』(1974年)、『And the Feeling's Good』(1974年)に続き3回目となります。

本作『Feliciano!』(1968年)は盲目のギタリスト/シンガーJose Felicianoの名を一躍世に知らしめたヒッ・アルバムとしてお馴染みですね。特にDoorsの大ヒット曲カヴァー「Light My Fire」は全米シングル・チャート第3位となりました。

レコーディングにはJose Feliciano(g、vo)以下、Ray Brown(b)、Milt Holland(per)、Jim Horn(fl、afl、recorder)が参加しています。

プロデュースはRick Jarrard、オーケストレーションをGeorge Tiptonが担当しています。

Felicianoの哀愁を帯びた味わい深いヴォーカルと魅惑のギターが、オーケストレーションと見事に調和し、独特のFelicianoワールドを満喫できます。

全曲カヴァーなので、オリジナルをご存知の方はその対比でFelicianoの個性を十分に実感できます。まあ、彼の場合、どんな有名曲でも彼の独特の節回しで歌ってしまえばFelicianoワールドへ突入してしまいますが(笑)

紹介する順番が逆になってしまいましたが、最初に聴くべきFeliciano作品かもしれません。

全曲紹介しときやす。

「California Dreamin'」
The Mamas & The Papasの大ヒット曲をカヴァー(John Phillips/Michelle Phillips作)。哀愁モードの「California Dreamin'」もなかなかグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=Jq7aSC-ezBk

「Light My Fire」
ご存知Doorsの大ヒット曲「ハートに火をつけて」のカヴァー。このFelicianoヴァージョンも全米シングル・チャート第3位、同R&Bチャート第29位の大ヒット・シングルとなりました。軽くパーカッシヴなリズム、美しいストリング、浮遊するフルートをバックに、Felicianoの味わい深いヴォーカル&ギターを満喫できます。一味違う「ハートに火をつけて」を楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=2ncP93fontY

「Don't Let The Sun Catch You Crying」
Gerry & The Pacemakers、1964年のヒット曲をカヴァー(Gerry Marsden作)。オリジナルの甘酸っぱい雰囲気とは異なる深みのある仕上がりがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=DbLbJ-FrhMk

「In My Life」
Beatlesのカヴァー1曲目。ストリングス・アレンジが素晴らしい感動的なバラードに仕上がっています。Feliciano独特の節回しがこの曲にフィットしていすね。
http://www.youtube.com/watch?v=DbAwntHoZNw

「And I Love Her」
Beatlesのカヴァー2曲目。ここではインスト・カヴァーで聴かせてくれます。この曲はいかにもFelicianoのギターにハマりそうですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=CTXsnKY1ADs

「Nena Na Na」
僕の一番のお気に入り曲。Jorge Ben「Nena Nana」をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Sacundin Ben Samba』(1964年)に収録されています。元々「Mas Que Nada」のパート2といった趣の曲ですが、Felicianoもその雰囲気を受け継いでいます。
http://www.youtube.com/watch?v=BSfLmxjGOeY

「(There's) Always Something To Remind Me」
Hal David/Burt Bacharach作。Lou JohnsonやSandie Shawのヴァージョンでお馴染みの曲。この曲の出来も素晴らしいですね。Felicianoのヴォーカル&ギター、そしてストリングスが見事に調和しています。
http://www.youtube.com/watch?v=lms65VvfZq8

「Just A Little Bit Of Rain」
Fred Neilのカヴァー。オリジナルは『Bleecker & MacDougal』(1965年)に収録されています。Linda Ronstadtが在籍していたThe Stone Poneysもカヴァーしています。美しいストリングスとFelicianoのギターが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=8I_dz1K0MSQ

「Sunny」
Bobby Hebbの1966年のヒット曲のカヴァー。結構この曲自体好きなのですが、本ヴァージョンはサラッとした中にもセンスを感じるカヴァーに仕上がっています。涼しげなフルートがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=dGtpukF_dgw

「Here, There And Everywhere」
Beatlesのカヴァー3曲目。インスト・カヴァーですが、Felicianoのロマンティックなギターに魅了されます。3曲あるBeatlesカヴァーの中では一番好きですね。
http://www.youtube.com/watch?v=fDNBf7IVQDA

「The Last Thing On My Mind」
ラストはTom Paxtonのカヴァー。牧歌的な雰囲気と美しいオーケストレーションが印象的なカヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Z3AuiVbXI9w

The Last Thing on My Mind" is a song written by American musician and singer-songwriter Tom Paxton in the early 1960s and recorded first by Paxton in 1964. The song

Jose Felicianoの他作品もチェックを!

『10 To 23』(1969年)
10・トゥ・23(紙ジャケット仕様)
日本での最大のヒット「Rain」や「Hey Jude」収録

『That The Spirit Needs』(1971年)
ザット・ザ・スピリット・ニーズ(紙ジャケット仕様)
人気曲「Wild World」収録

『And the Feeling's Good』(1974年)
アンド・ザ・フィーリングス・グッド(紙ジャケット仕様)
人気曲「Golden Lady」収録。
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2012年12月13日

The Invisible Session『The Invisible Session』

クラブジャズの人気レーベルSchemaの強力ユニット☆The Invisible Session『The Invisible Session』
インヴィシブル・セッション
発表年:2006年
ez的ジャンル:Schema系クラブジャズ
気分は... :意外とスピリチュアル・・・

今回はイタリア・クラブジャズの人気レーベルSchemaの強力ユニットThe Invisible Session『The Invisible Session』(2006年)です。

The Invisible SessionLuciano CantonePaolo FedreghiniMarco Bianchiの3名によるユニット。Luciano CantoneはSchemaの創設者の1人であり、Paolo FedreghiniとMarco Bianchiの2人は当ブログでも紹介したPaolo Fedreghini And Marco Bianchi『Several People』(2004年)でお馴染みですね。

そんなSchemaの重要人物3名が結成した強力ユニットThe Invisible SessionはSchemaらしいクラブ・ミュージックを通過したジャズ・サウンドを満喫できる1枚です。

全10曲中7曲がヴォーカル入りであり、特に6曲でヴォーカルをとるイタリア人女性シンガーJenny B.が大きくフィーチャーされています。

さらにアルバムにはThe High Five Quintet等でお馴染みの人気トランぺッターFabrizio Bosso等がゲスト参加しています。

全体として隙のない大人のクラブジャズに仕上がっていると思います。Jenny B.のゴスペル仕込みのディープなヴォーカルも手伝って、意外とスピリチュアルな印象も残る点が気に入っています。

Schema好きの人であれば間違いなく楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「'Till The End」
Schemaらしい小粋でダンサブルなジャズ・ボッサでアルバムは幕を開けます。Jenny B.のソウルフルなヴォーカルもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=3INbEd09rek

「I Knew The Way」
エレガントなモーダル・チューン。やや愁いを帯びたJenny B.のヴォーカルと美しいサウンドにグッときます。Fabrizio Bossoのトランペット・ソロも味わいがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=I2j07y-8FXQ

「To The Powerful」
スピリチュアルな雰囲気が漂う1曲。Jenny B.のドープなヴォーカルには凄みがありますね。この曲でもFabrizio Bossoのトランペットが盛り上げてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Bsk4VAHZ3zA

ここまでの「'Till The End」「I Knew The Way」「To The Powerful」という3曲はシングルにもなっています。

「I'll Be Your Wings」
女性シンガーMikaをフィーチャー。クラブジャズらしいジャズ・ボッサ・チューンです。Marco Bianchiの小粋なピアノがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Tk3CXXDDunY

「My Inspiration」
僕の一番のお気に入り曲。Enzo Frassiの最高に格好良いダブルベースに牽引されて疾走するモーダル・チューン。スピリチュアルな雰囲気もあるJenny B.のヴォーカルもグッド!大好きなElizabeth Shepherd 「The Taking」あたりと一緒に聴きたくなります。
http://www.youtube.com/watch?v=OgztWNHR53o

「Heroes Of Sponge Cake」
落ち着いた雰囲気のワルツ・ジャズ。Jenny B.の雰囲気のあるヴォーカルがいいですね。Gianluca Petrellaのトロンボーン・ソロも盛り上げてくれます。軽くエフェクトでアクセントをつけているのがSchemaらしいのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=fICUHIg79Fk

「Invisible Blessing」
エレクトリックなサウンドと生音を上手く融合したインスト・チューン。Paolo Fedreghini And Marco Bianchi『Several People』を彷彿させる感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=jshTKIpz5yU

「The Teacher」
スピリチャル&アフロなポリリズム・サウンドが印象的です。インストかと思いきや、終盤にJenny B.のポエテトリー・リーディングのようなヴォーカルが少しだけ入っています。Renato D'Aielloのフリー・ジャズ的なソロも雰囲気があります。
http://www.youtube.com/watch?v=8k9LyCMTK5E

「Three For You」
モーダルなワルツ・チューン。小気味良いオーセンティックなインスト・チューンです。Fabrizio Bossoのトランペットが実にキマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=kXVyo-YW4sU

「Heroes Of The Conquest」
ラストはラテン・フレイヴァーで疾走するインスト・チューン。伊達男の国のクラブジャズらしい美学が感じられます。
http://www.youtube.com/watch?v=UtZo3l9Psbk

国内盤には「To The Powerful」のロング・ヴァージョンがボーナス・トラックとして収録されています。

本作を気に入った方はPaolo Fedreghini And Marco Bianchi『Several People』(2004年)もセットでどうぞ!

Paolo Fedreghini And Marco Bianchi『Several People』(2004年)
Several People
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2012年12月12日

The Nation Funktasia『In Search Of The Last Trump Of Funk』

Foster & McElroyによるP-Funk作品☆The Nation Funktasia『In Search Of The Last Trump Of Funk』
In Search of the Last Trump
発表年:1991年
ez的ジャンル:Foster & McElroy流P-Funk
気分は... :P-Funkでグッタリ・モードに喝!

いろいろな疲れが一気にどっと出てきてしまいグッタリ・モードです。

今回は人気プロデューサー・チームFoster & McElroyが送り出したP-FunkユニットThe Nation Funktasiaの唯一のアルバム『In Search of the Last Trump of Funk』(1991年)です。

Denzil FosterThomas McElroyによるプロデューサー・チームFoster & McElroyは、Club Nouveauのメンバーとして1986年に全米No.1ヒット「Lean on Me」(ご存知Bill Withersの名曲カヴァー)を放ったのをきっかけに注目を浴びます。

その後Tony! Toni! Tone!En Vogue等数多くのアーティストを手掛ける人気プロデューサー・チームとなりました。

また、1989年にはFoster McElroyとしてアルバム『FM2』をリリースし、1991年には今回紹介するThe Nation Funktasia名義によるP-Funk作品『In Search of the Last Trump of Funk』をリリースしています。

そのThe Nation Funktasia『In Search of the Last Trump of Funk』(1991年)ですが、一応BambiInk PennCoool AidE=Theory
という4名のメンバーがクレジットされていますが、実体はFoster & McElroyによるP-Funkユニットと呼んでいいでしょう。

ParliamentFunkadelicを意識したP-Funkサウンドは実に痛快です。本家P-Funkよりもスマートな感じが>Foster & McElroyらしいかもしれませんね。

本家P-Funkに90年代らしい打ち込みサウンドやHip-Hop感覚を融合させた>Foster & McElroy流P-Funkを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Intro」
アルバムのイントロ。

「Anti Funky World」
Parliamentがお好きな人であれば絶対気に入るであろう1曲。シングルにもなりました。P-Funkらしいグルーヴやヴォーカル・スタイルを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=ICD02Pyx5O8

「Move Me」
この曲もシングルになりました。P-Funkならではの重心の低くケバケバしたノリを90年代らしい打ち込みサウンドで再現しています。。
http://www.youtube.com/watch?v=b8wL-AHXay4

「Political Feet (And Booty Affair)」
タイトルからしてP-Funk好きにはグッときますね。いかがわしい臭いがプンプンするあたりがいいですね。レゲエ調のアクセントをつけているのも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=_O9UqlSfKB8

「Planet Earth Thang」
女性ヴォーカルを前面に出しているせいか本ユニットならではのP-Funkチューンという印象を受けます。
http://www.youtube.com/watch?v=-8g0mKRApYY

「Fuzzy Sunshine」
この曲はP-Funkというよりも90年代R&Bらしいミディアム・スロウに仕上がっています。

「Coool-Aid Express Card」
Fred Wesley & The J.B.'s「Same Beat」をサンプリングし、ラップも入ったファンキーなP-Funk Hip-Hopに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=2crsnFNODZ8

「I Got Soul」
70年代のファンキー感覚を上手く取り入れたファンキー・チューン。密かに僕のお気に入りです。
http://www.youtube.com/watch?v=C7ipIRULT5Q

「On A Mission」
Bootsy Collins『What's Bootsy Doin'?』(1988年)あたりと一緒に聴きたい気分のサイバー・ファンク調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=vvWd1iLcE0s

「Peace, Love And Happiness」
メロディアスなスロウ・チューン。P-Funkのみで押し切らないあたりはFoster & McElroyらしいのかもしれませんね。

「Who's Making Love」
P-FnukとHip-Hopの感覚を上手く融合していますね。P-FnukネタのHip-Hopチューンなんかと一緒に聴くといいかも。

「Pheebie Not Confession」
サイバーなアルバムのアウトロ。

Foster & McElroy『FM2』(1989年)
FM2
posted by ez at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月10日

John Lennon『Walls And Bridges』

失われた週末期のJohnの思いが赤裸々に語られた1枚☆John Lennon『Walls And Bridges』
WALLS AND BRIDGES
発表年:1974年
ez的ジャンル:“失われた週末”期John Lennon
気分は... :久々にJohnのアルバム...

久々にJohn Lennonのアルバム『Walls And Bridges』(1974年)です。

これまで当ブログではオリジナル・ベスト『Shaved Fish』(1975年)と『John Lennon/Plastic Ono Band』(1970年)という2枚のJohn Lennon作品を紹介していますが、『John Lennon/Plastic Ono Band』のエントリー日が2006年12月8日だったので、6年ぶりのJohn Lennon作品の紹介となります。

振り返れば、Paul McCartneyのエントリーも2006年に1枚紹介しただけだし、これまで7作品を投稿しているThe Beatlesも2009年2月のエントリーが最後になっています。

中高生の頃はあれだけ熱狂的に聴き、CDになってもある程度は揃っているThe Beatlesやメンバーのソロ作ですが、最近は聴く機会がめっきり減っています。エントリーが途切れているのも2009年のオリジナル・アルバムのリマスターの盛り上がりが、逆に僕をBeatlesやメンバーのソロ作から遠ざけてしまったためです。あまりにも騒ぎ過ぎなのでは?と冷めた目で見ていました。

そんな中で先日たまたま本作『Walls And Bridges』を久しぶりに聴きました。特に理由はなかったのですが、CD棚を整理していてふと本作を久々に手にしたので何となく聴いてみました。アルバム通しで聴くのは10年ぶり以上かもしれません。

単に中高生の頃によく聴いた懐かしいアルバムではなく、今の僕の音楽嗜好に照らして聴いても、フツーにいいアルバムだと思えたので取り上げた次第です。

本作『Walls And Bridges』(1974年)は、ファンの方はご存知の通り、Yokoさんから逃避行したJohnの“失われた週末”期に制作されたアルバムであり、この時期のJohnの思いが綴られた私小説的なアルバムです。『Rock 'n' Roll』(1975年)とリリース順は逆となってしまいましたが、長期の活動休止前のラスト・レコーディング作品でもあります。

レコーディングにはJohn Lennon(vo、g、p、per)はじめ、Elton John(vo、p、org)、Ken Ascher(el-p、clavinet、mellotron)、Jim KeltnerArthur Jenkins(per)、Nicky Hopkins(p)、Klaus Voormann(b)、Bobby Keys(ts)、Jesse Ed Davis(g)、Eddie Mottau(g)、Harry Nilsson(back vo)、May Pang(back vo)等のメンバーが参加しています。

改めて聴くと、Johnらしい曲調の楽曲もありますが、意外にファンキーなサウンドにグッとくるアルバムであるという印象を受けます。先程、「今の僕の音楽嗜好に照らして聴いても、フツーにいいアルバムだと思えた」と書いたのは、こうした理由からです。

「Whatever Gets You thru the Night」「#9 Dream」というヒット・シングル2曲が目立つかもしれませんが、僕のオススメは「Old Dirt Road」「What You Got」「Bless You」の3曲。また、感動の名曲「Nobody Loves You (When You're Down and Out)」は聴いているだけで胸一杯になります。

サウンド面に限れば、John Lennonのソロ作品のなかで最も聴きやすい1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Going Down on Love」
失われた週末期の始まりにおけるJohnの心情がストレートに綴られたオープニング。自分のすべてをさらけ出してしまうのがJohnらしいですね。ほのかにオリエンタルな香りがするファンキー感がいい感じです。途中なメロディアスなパートの挿入にもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=etyG3dnWZQM&feature=fvst

「Whatever Gets You thru the Night」
「真夜中を突っ走れ」でお馴染み、Elton Johnがヴォーカル&ピアノで参加した全米チャートNo.1シングル。そしてファンの方はご存知のようにNo.1獲得のお礼として、JohnがEltonのマディソン・スクエア・ガーデンでのコンサートにゲスト出演し、それを観に来ていたYokoと再会したJohnは失われた週末期に終止符を打ちます。本作で唯一、開放的でスピード感が心地好い軽快なノリの曲ですね。この派手さはElton John参加にピッタリですね。Bobby Keysのテナー・サックスが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=7qwq76p93U8

「Old Dirt Road」
JohnとHarry Nilssonの共作。JohnがプロデュースしたNilssonのアルバム『Pussy Cats』(1974年)の制作時に共作したものです。Nilssonもバック・コーラスで参加しています。失われた週末期のJohnの荒んだ心を歌った作品です。Johnらしい美しすぎて虚しいメロディにグッときます。いかにもJohnのソロを聴いているという気分になれる曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Zaf5y2PlqDI

「What You Got」
今の僕の音楽嗜好からすれば一番フィットするのがこのJohn流ディスコ・ファンク・チューン。首尾一貫してファンキーに迫ります。格好良すぎ!
http://www.youtube.com/watch?v=eCXYI7znSmk

「Bless You」
この曲も大好き!ブルーアイド・ソウル風のバラードはなかなか雰囲気がありますよね。エレピのメロウなサウンドも含めてJohnの作品らしからぬ雰囲気がありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=QfkNJV128-w

「Scared」
狼の遠吠えと共にスタートします。この曲はひたすら重苦しいブルージー・チューン。でもこれもJohnらしいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=nyRg99Ofam4

「#9 Dream」
邦題「夢の夢」。Johnのラッキー・ナンバー9がタイトルについたこの曲には、アルバムからの2ndシングルとして全米チャート第9位のヒットとなっています。中高生の頃聴いていたときにはこの曲が一番好きでしたね。まさに夢の中のそのまた夢の中といった雰囲気にたまらなくグッときました。バック・コーラスにはJohnのL.A.への逃避行に同行したMay Pangも参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=E-rstOjonZU

「Surprise, Surprise (Sweet Bird of Paradox)」
May Pangのことを歌った曲。この曲にもElton Johnが参加しています。程良くファンキーな味わいがいい感じです。ラストには「Drive My Car」のフレーズが飛び出します。
http://www.youtube.com/watch?v=faCfWS3-YOU

「Steel and Glass」
歌詞も曲も『Imagine』収録曲「How Do You Sleep?」の続編といった趣ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=u-vSvZD3Spk

「Beef Jerky」
インスト曲。中高生の頃聴いていたときにはインストという点でピンと来ませんでしたが。今聴くとなかなか格好良い1曲に仕上がっていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=CIJzCGuM5f0

「Nobody Loves You (When You're Down and Out)」
これぞJohn Lennon!といった趣の名曲ですね。自分の心情を赤裸々に綴ったこの曲を久々に聴きましたが、聴いているだけで胸一杯になってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=OYLdmi_U99w

「Ya Ya」
ラストはLee Dorseyの1961年の楽曲をカヴァー・・・というか息子Julian Lennonとのおふざけセッションですね。「Come Together」の盗作問題(Chuck Berry「You Can't Catch Me」の盗作と訴えられた)の関係で収録された曲。ちゃんとしたセッションは『Rock 'n' Roll』(1975年)に収録されています。
http://www.youtube.com/watch?v=5K8dKi3zpOk

John Lennonの過去記事をご参照下さい。

『John Lennon/Plastic Ono Band』(1970年)
John Lennon/Plastic Ono Band

『Shaved Fish』(1975年)
Shaved Fish
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2012年12月09日

Cody ChesnuTT『Landing On A Hundred』

今年のマイ・ベストR&B/Soulアルバムはこれで決まり!10年ぶりの2ndアルバム☆Cody ChesnuTT『Landing On A Hundred』
Landing on a Hundred
発表年:2012年
ez的ジャンル:R&Bアーティスト
気分は... :今年のマイ・ベストR&B/Soulアルバムはこれで決まり!

今年も12月に入り、残り3週間強となりました。

振り返ると、今年は昨年と比較して新作R&Bの購入が少なくなりした。R&Bを聴かなくなったというよりも聴きたい新作R&Bが少なかったというのが正直なところです。
そんな中で“これこそ僕の今年のベストR&B作品”と思えるアルバムに出会えました。

それが今日紹介するCody ChesnuTT『Landing On A Hundred』です。

Cody ChesnuTTは1966年アトランタ生まれの男性R&Bシンガー。両親がジャマイカ人というジャマイカ系アメリカ人です。

2002年にいきなりダブル・アルバム仕様のデビュー作『The Headphone Masterpiece』をリリース。同作の収録曲「The Seed」が当ブログでも紹介したThe Rootsのアルバム『Phrenology』(2002年)で取り上げられ、Cody ChesnuTT本人をフィーチャーした「The Seed (2.0)」として演奏され注目を浴びました。

The Roots feat. Cody ChesnuTT「The Seed (2.0)」
http://www.youtube.com/watch?v=ojC0mg2hJCc

その後EP『Black Skin No Value』(2010年)など断続的に活動が伝えられてきましたが、先日ようやく10年ぶりの2ndアルバムとなる『Landing On A Hundred』がリリースされました。

デビュー作『The Headphone Masterpiece』はその才能を十分に感じさせてくれる内容でしたが、R&B/Soul作品には似つかわしくないローファイなサウンドのため、R&B/Soulシンガーというよりも黒人シンガー・ソングライターという印象でした。ココがネックとなってスルーしてしまった方も多かったかもしれませんね。それだけにThe Rootsとの共演「The Seed (2.0)」が魅力的に感じられたのかもしれません。

それに対して10年ぶりにリリースした2nd『Landing On A Hundred』は前作のローファイ色が一掃され、極上のヴィンテージ・ソウル作品に仕上がっています。録音されたのがAl Green、Ann Peeblesといったソウル・アーティストを輩出したHi Recordsでお馴染みメンフィスのRiyal Studioというあたりに、Cody ChesnuTTの本作に対するスタンスが読み取れます。

本作を聴いて、最初に感じたのは“Cody ChesnuTTってこんなに魅力的なソウル・シンガーだったんだ”という印象です。Marvin Gayeばりのセクシーな歌声に惚れ惚れしてしまいました。

ヴィンテージ感のあるソウル・サウンドと魅惑のヴォーカルは、それまでのCody ChesnuTTのイメージを一変させるものは、歌詞の内容はヘルメット姿のジャケに相応しい社会派のメッセージ・ソングが並びます。その意味では歌詞にも注目すると実に興味深いし、単にレトロ・ソウルをなぞったアルバムではないと思います。

歌詞やサウンドで時折ジャマイカ系らしいアイデンティティを窺えるのもCody ChesnuTTらしいです。

新しさはないかもしれませんが、僕の本作を支持します。

全曲紹介しときやす。

「'Til I Met Thee」
このオープニングを聴けば、本作が本格的ソウル作品であり、Cody ChesnuTTも素晴らしいソウル・シンガーであることを実感できるはずです。ヴィンテージ感たっぷりのソウル・サウンドをバックに、Marvin Gayeライクなヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=PHBqWnKIZwo

「I've Been Life」
歌詞も含めてジャマイカ系らしい雰囲気が漂う仕上り。ジャマイカ系アメリカ人としてのアイデンティティをヴィンテージ・ソウル感と上手く融合させています。
http://www.youtube.com/watch?v=CGNZnVduOc4

「That's Still Mama」
本曲はCurtis Mayfield風のニューソウル・サウンドで迫ります。荘厳なストリングス・サウンドや女性バック・コーラスも含めていい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=fjisiV_A42I

「What Kind of Cool (Will We Think Of Next)」
イナたい雰囲気が逆にクール?なソウル・チューン。僕はCody ChesnuTTに自由人のイメージを持っていますが、そんなイメージ通りの歌詞ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=nUtEM2RAHmM

「Don't Follow Me」
美しも切ない哀愁ソウル・チューン。こういう曲を聴いていると、これがアノCody ChesnuTTなのか!と驚かされます。
http://www.youtube.com/watch?v=I_ojQoBLqJw

「Everybody's Brother」
60年代ウル・マナーの香りがプンプンする1曲。甘く切ないレトロ感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=fGqKx5vbNF8

「Love Is More Than a Wedding Day」
この曲も60年代ソウル・マナーです。改めてCody ChesnuTTが素晴らしいシンガーであることを実感できます。
http://www.youtube.com/watch?v=SzjDAlcAwIo

「Under the Spell of the Handout」
不穏な空気の漂うサウンドをバックに、アメリカの抱える闇の部分に鋭くメスを入れます。
http://www.youtube.com/watch?v=U5gNxufS9ew

「Don't Wanna Go the Other Way」
ジャケにあるヘルメット姿のCody ChesnuTTのイメージに近い楽曲です。サウンドも含めて現代の黒人シンガー・ソングライターらしい1曲に仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Tk46D1eFXZo

「Chips Down (In No Landfill)」
前曲から一転して、壮大で感動的なソウル・サウンドが展開されます。ただし、歌の内容はラブソングではなく、お金や物質的なものではない価値に目を向けようとするメッセージ・ソングになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Ma2zRy5gcL4

「Where Is All The Money Going」
スカ調の軽快なロッキン・ソウル・チューン。このあたりはジャマイカ系らしさが出ていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=1ZcSaP-yAXA

「Scroll Call」
ラストはアフリカにおける罪のない人の迫害に警鐘を鳴らすに社会派ソングで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=yUEZeQc4n8k

『The Headphone Masterpiece』(2002年)
Headphone Masterpiece
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