2013年04月01日

The Latin Jazz Quintet『Latin Soul』

レア・グルーヴ方面からも評価の高いラテン・ジャズ作品☆The Latin Jazz Quintet『Latin Soul』
ラテン・ソウル
録音年:1960年、61年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ラテン・ジャズ
気分は... :新年度ですが・・・

いよいよ新年度ですね。
僕の場合、残務でまだ前年度モードですが・・・

今回はレア・グルーヴ方面からも評価の高いラテン・ジャズ作品The Latin Jazz Quintet『Latin Soul』(1965年)です。

The Latin Jazz Quintetはリーダーのコンガ奏者Juan Amalbertを中心としたラテン・ジャズ・ユニット。

Juan Amalbert's Latin Jazz Quintet名義の『Hot Sauce』(1960年)をはじめ、Eric Dolphyと共演した『Caribe』(1960年)、『The Chant』(1962年)、今回紹介する『Latin Soul』(1965年)、Pharoah Sandersと共演した『Oh! Pharoah Speak』(1972年)といったアルバムをリリースしています。

そうそうShirley Scott『Mucho Mucho』(1960年)もThe Latin Jazz Quintetとの共演でしたね。

本作『Latin Soul』は、レコーディング自体は1960年、61年に行われたものでしたが、リリースは1965年まで待たねばなりませんでした。

本作におけるメンバーはJuan Amalbert(congas)以下、Bill Ellington(b)、Phil Newsom(ds、timbales)、Artie Jenkins(p)、Bobby Capers(as)、Willie Coleman(vib、melodica)という編成です。さらに「Red Top」「Dilly Dali」の2曲ではArtie Jenkinsに代わりJose Ricciがピアノで参加しています。

レア・グルーヴ方面からの評価も高い本作ですが、どの曲もJuan Amalberのパーカッシヴなコンガが効いており、そのあたりがレア・グルーヴ/クラブジャズ世代が聴いてもフィットするのだと思います。個人的にはWillie Colemanのヴァイヴやメロディカにもグッときます。

「Milestones」「Rip A Dip」 の2曲がハイライトですが、「Dilly Dali」「Red Top」あたりも僕のお気に入りです。

ジャケは野暮ったいイメージですが、中身はかなりセンス良いと思います。

全曲紹介しときやす。

「Blues Waltz」
Ray Charles作。Ray Charles作品を小粋な雰囲気で聴かせてくれます。コンガのパーカッシヴ感があるので今聴いても古臭く感じないのかもしれませんね。

「Milestones」
Miles Davis作。オリジナルは当ブログでも紹介した『Milestones』(1958年)
に収録されています。お馴染みの名曲をパーカッシヴな疾走感が格好良いスピーディーな演奏を聴かせてくれます。「Rip A Dip」と並ぶ本作のハイライトだと思います。

「Sunday Go Meetin'」
Gene Casey作。軽やかなムーディー感で寛げるラテン・ジャズ。ヴィブラフォン好きの人であれば気に入るはず。

「Mambo Bobbie」
Juan Amalbert作。ラテン・ジャズらしい疾走感を満喫できるマンボ・チューン。品のある疾走感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ooaGNog8zmQ

「Rip A Dip」
Willie Coleman作。「Milestones」と並ぶ本作のハイライト。ワルツを基調にしたモーダル・ラテン・ジャズに仕上がっています。作者Willie Coleman自身のメロディカをフィーチャーしたエキゾティック感覚もグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=qJZ6S8R0JgI

「Monk's Bread」
Bill Ellington作。タイトルが示す通り、偉大なるピアニストThelonious Monkに捧げられた作品。Monk作品のような雰囲気を醸し出し、思わずニンマリです。

「Red Top」
Gene Ammons作。ラウンジ・テイストのエレガントなラテン・ジャズを満喫できます。Willie Colemanの小粋なヴァイヴの音色に惹かれます。
http://www.youtube.com/watch?v=08BKoGKOPtg

「Dilly Dali」
Bill Ellington作。小粋に疾走するエレガントなラテン・グルーヴで締め括ってくれます。個人的には「Milestones」、「Rip A Dip」と並ぶお気に入り。ここでもWillie Colemanのヴァイヴが実に心地好いですね。

ご興味がある方はThe Latin Jazz Quintetの他作品もチェックを!

『Hot Sauce/The Chant』(1960年/1962年) ※2in1CD
ラテン・ラウンジ・グルーヴ

The Latin Jazz Quintet + Eric Dolphy『Caribe』(1960年)
キャリベ

Shirley Scott with Latin Jazz Quintet『Mucho Mucho』(1960年)
ムーチョ・ムーチョ
posted by ez at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする