2013年09月29日

Paula Lima『O Samba E Do Bem』

傑作サンバ・ディーヴァ・アルバム誕生!☆Paula Lima『O Samba E Do Bem』

サンバの贈りもの
発表年:2013年
ez的ジャンル:ディーヴァ系ブラジリアン女性シンガー
気分は... :心にサンバを!

今回はブラジルものの新作から素晴らしいサンバ・アルバムPaula Lima『O Samba E Do Bem(邦題:サンバの贈り物)』です。

現時点で今年聴いた新作アルバムの中でNo.1かも?

日本先行発売アルバムであり、それに合わせた来日公演も行われました。

Paula Limaは1971年サンパウロ生まれ。

90年代初めからシンガーとしてライブ・シーンで活動するようになり、Jorge Ben Jor『23』(1993年)へのバック・コーラス参加が初レコーディングだった模様です。

その後、サンパウロのファンク・バンドFunk Como Le Gustaの1stアルバム『Roda de Funk』(1999年)に参加した後、2001年に1stソロ・アルバム『E Isso Ai』(2001年)をリリースしています。

その後も『Diva Paulista』(2003年)、『Paula Lima』(2003年)、『Sinceramente』(2006年)、『Samba Chic』(2008年)、『Outro Esquema』(2011年)といったアルバムをリリースし、ブラジリアン・ソウル/サンバ・ソウルのディーヴァの地位を確立しました。

『Outro Esquema』(2011年)は未発表曲・リミックス集、『Samba Chic』(2008年)はライブCD/DVDであったため、新作スタジオ・アルバムとしては『Sinceramente』(2006年)以来7年ぶりとなります。

これまではブラジリアン・ソウル/サンバ・ソウルのディーヴァとして君臨してきたPaula Limaですが、本作『O Samba E Do Bem』では従来のイメージを打ち破るストレートなサンバ作品に仕上がっています。

このPaula Limaの新路線を強力にサポートしたのがプロデュースを手掛けたLeandro Sapucahy。僕も大好きなMaria Ritaの傑作サンバ・アルバム『Samba Meu』(2007年)のプロデュースを手掛けたミュージシャンです。

『サンバの贈り物』という邦題がピッタリな素晴らしいサンバ・アルバムです。ブラジル人の持つサンバDNAをダイレクトに楽しめる1枚です。

ストレートなサンバでありながら、適度にコンテンポラリーなので躍動感のなかにスマートさを感じるのが僕好み!

そして何よりナチュアルでヴィヴィドなPaulaの歌声に魅了されます。大きく路線変更したPaulaですが、自信に満ちた歌声で堂々とサンバを歌い上げます。

『O Samba E Do Bem』Album Teaser
http://www.youtube.com/watch?v=bX2m4SacanA

素晴らしきサンバの数々が心に潤いを与えてくれます。
サンバの贈り物に感謝!

全曲紹介しときやす。

「O Samba E Do Bem」
邦題「サンバの贈りもの」。Serginho Meriti/Rodrigo Leite作。華のある歌声でサンバ賛歌を高らかに歌い上げます。実に自然体な雰囲気がいいですね。聴いているだけで心豊かになる歓喜のサンバです。

「Quero O Que E Meu (Samba No Coracao)」
邦題「自分に与えられたもの(心にサンバを)」。Andre Renato/Sereno/Ronaldo Barcellos作。瑞々しく躍動するサンバ・リズムをバックに、Paulaの力強い歌声に励まされます。コーラス隊との息の合った掛け合いもサイコー!心にサンバが持っていれば乗り越えられる!

「Alianca Das Mares」
邦題「邂逅(かいこう)」。Mario Sergio Chapinha/Luisinho SP作。解散したパゴーヂ・バンドExaltasambaのメンバーであったPericlesをフィーチャーした楽曲です。ロマンティックな大人のメロウ・サンバを素敵なデュエットで聴かせてくれます。

「Love Affair」
Pretinho da Serrinha/Gabriel Moura/Leandro Fab作。甘く妖しいラブ・アフェアを歌った妖艶サンバ。

「Trilha Sem Fim」
邦題「永遠の道」。Andre Renato/Xande de Pilares/Gilson Bernini作。聴いていると胸一杯になるヴィヴィド・サンバ。愛は運命!永遠の道!という壮大な歌詞を感動的な歌声で聴かせてくれます。

「Clareou」
邦題「夜明け」。Serginho Meriti/Rodrigo Leite作。素晴らしき人生賛歌をPaulaが堂々と歌い上げます。何かでつまずいたり、悩んだりしたときに聴くと勇気とパワーをもらえるサンバ・チューンです。

「Quem Ama Nao Pisa」
邦題「愛する者は傷つけない」。Andre Renato/Ronaldo Barcellos作。愛し合う2人のためのラブ・サンバ!僕好みのメロウなサンバ・サウンドにのったPaulaが艶やかな歌声がサイコー!

「Nossa Uniao (Pro Nosso Mundo Se Alegrar)」
邦題「2人で1つ(私たちの世界が明るくなるように)」。Fred Camacho/Arlindo Cruz作。美しいストリングスも入ったさすらいモードのサンバ。凛としたPaulaの歌い回しがいいですね。

「Beija-Flor」
Arlindo Cruz/Mauricao作。気取らない小気味良さがいいですね。

「Um Grande Amor」
邦題「素晴らしい愛」。Claudemir作。グッと抑えた大人の哀愁モードで切ない思いを歌い上げます。

「Me Prende A Voce」
邦題「あなたの虜に」。Andre Renato/Luiz Claudio Picole作。パゴーヂ・バンドGrupo RevelacaoのXande de Pilaresをフィーチャー。喧嘩した男女の心模様を哀愁モードで歌い上げます。

「Meu Coracao Tai」
邦題「私の心はここに」。Xande de Pilares/Pretinho da Serrinha/Leandro Fab作。ラストはサンバ愛を高らかに歌うビューティフル・サンバで感動的に締め括ってくれます。

ご興味がある方はPaula Limaの他作品もチェックを!

Funk Como Le Gusta『Roda de Funk』(1999年)
Roda de Funk

『E Isso Ai』(2001年)
E Isso Ai

『Diva Paulista』(2003年)
Diva Paulista

『Paula Lima』(2003年)
Paula Lima

『Sinceramente』(2006年)
シンセラメンチ

『Samba Chic』(2008年)
Sambachic

『Outro Esquema』(2011年)
Outro Esquema
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2013年09月28日

Johnny Lewis Quartet『Shuckin' 'n Jivin'』

USローカル・ジャズの底力☆Johnny Lewis Quartet『Shuckin' 'n Jivin'』
サッキン・アンド・ジャイヴィン
録音年:1972年、1975年
ez的ジャンル:USローカル・ジャズ/ジャズ・ファンク
気分は... :ローカル・パワー!

今回はレア・グルーヴのコレクターズ・アイテムとして名高かったUSローカル・ジャズ・ファンク作品Johnny Lewis Quartet『Shuckin' 'n Jivin'』です。

Johnny Lewisはシアトル出身のサックス奏者。作曲とアレンジをワシントン大学で学んだ後、1960年代からプロのミュージシャンとして地元シアトルで活動するようになり、60年代後半にはレコーディングも経験しています。

1970年代に入ると自身のグループJohnny Lewis Quartetを結成し、トロージャン・ハウス・レストランのハウス・バンドとして1975年まで活動していました。

本作『Shuckin' 'n Jivin'』は1972年に行われたトロージャン・ハウスでのライブ音源4曲に、カルテット解散後にトリオ編成となったグループがリリースしたカセット・テープからのライブ音源2曲をボーナス・トラックとして加えたものです。

トロージャン・ハウスのライブ音源のメンバーは、Johnny Lewis (ts、bs、tp、mellophone、congas)、James Moody(org、clavinet)、Kenneth Drake(ds)、Joe Villa(g)の4名。

トリオ編成のライブ音源のメンバーは、Johnny Lewis(ts、bs、tp、mellophone、congas、vo)、James Moody(org、clavinet)、Jack Toker(ds)。

実際にはライブ音源に、後日スタジオでホーンやパーカッション等を加えたものになっています。

本編の4曲はツボを押さえたソウル・ジャズ、ボーナス・トラックの2曲はパワフル&超ファンキーなジャズ・ファンクといったところでしょうか。特にボートラ2曲の追加によってアルバムの魅力が大幅にアップしています。

USローカル・ジャズの底力を思い知らされる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Shuckin' N' Jivin'」
オススメその1。Johnny Lewis作。タイトル曲はグルーヴィーなソウル・ジャズです。開放的なグルーヴ感が実に心地好いですね。そして聴きどころは何といっても中盤以降のドラム&パーカッションによる長尺ブレイク・タイム!これはかなりテンション上がります!
http://www.youtube.com/watch?v=ElQbfjeq5No

「Blue Funk」
Ray Charles作品をカヴァー。オリジナルはMilt Jacksonと共演した『Soul Brothers』(1958年)に収録されています。グループはトロージャン・ハウスにRay Charlesを迎え、共演した経験も持っています。その関係もあってRayの作品を取り上げたのかもしれませんね。少しルーズな雰囲気のブルースを聴かせてくれます。余裕たっぷりのユルさがたまりません。

「Chitlins Con Carne」
オススメその2。Kenny Burrell作品をカヴァー。オリジナルは名盤『Midnight Blue』に収録されています。妖しげな雰囲気がいい感じのスモーキーなオルガン・ソウル・ジャズです。Johnny Lewisをはじめ、各プレイヤーがソウルフルな演奏を聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=JNQowcQgO_Y

「Willow Weep For Me」
「柳よ泣いておくれ」の邦題で有名なスタンダード(Ann Ronnell作)をカヴァー。お馴染みのスタンダードを少し抑えた激シブな演奏で聴かせてくれます。

本曲に関して、当ブログではDexter GordonWynton KellyRed GarlandClifford BrownWes MontgomeryJohn Lewis & Sacha DistelStanley Turrentine with The Three Soundsのヴァージョンを紹介済みです。ご興味がある方はそちらの記事もご参照を!

ここまでがトロージャン・ハウスでのライブ音源4曲です。

「Cissy Strut」
オススメその3。ここから2曲がトリオ編成のライブ音源2曲です。1曲目はThe Metersのカヴァー。オリジナルは『The Meters』(1969年)に収録されています。トリオ編成ながらもパワフルでファンキーな演奏で楽しませてくれます。特にJames Moodyのクラヴィネット&オルガンのファンキー感がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=aysdT3lekaM

「Them Changes」
オススメその4。Buddy Miles作品のカヴァー。オリジナルは『Them Changes』(1970年)に収録されています。偶然ですが、今日のエントリーを本作にするか『Them Changes』にするか迷っていた次第です。本曲はKing Curtisのライブ・ヴァージョンも有名ですね。ここではJohnnyのヴォーカルも聴ける、躍動するパワフル・ファンキー・チューンに仕上がっています。聴いているだけでテンションかなり上がります。

Buddy Miles『Them Changes』(1970年)もそのうち取り上げたいと思います。
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2013年09月27日

Eric Benet『A Day In The Life』

ヒット曲「Spend My Life with You」、名曲カヴァー「Georgy Porgy」収録☆Eric Benet『A Day In The Life』
Day in the Life
発表年:1999年
ez的ジャンル:男性セクシーR&B
気分は... :モメンタムを引き寄せる・・・

大好きな男性R&BシンガーEric Benetが1999年にリリースした2ndアルバム『A Day In The Life』です。

良質なR&B作品をリリースし続けるかつてのニュークラシック・ソウルの旗手の一人Eric Benetに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の4枚。

 『True to Myself』(1996年)
 『Love & Life』(2008年)
 『Lost In Time』(2010年)
 『The One』(2012年)

『Love & Life』『Lost In Time』『The One』といった近年の作品の充実ぶりが目立つEric Benet。

そんな中で2ndとなる本作『A Day In The Life』の位置づけはビミョーかもしれませんね。Eric Benetで唯一のゴールド・ディスク獲得アルバムでありながら、今となっては存在感が薄いアルバムかもしれません。

1st『True to Myself』(1996年)でニュークラシック・ソウルの旗手として注目を集めたEric Benetでしたが、本作『A Day In The Life』は正直ニュークラシック・ソウル作品というよりもR&B作品というイメージが強いと思います。多分、そのあたりが今日のビミョーな評価につながっているのかもしれませんね。

僕も当時は本作をあまり好きになれませんでした。『True to Myself』が大のお気に入りだった分、逆に期待外れの印象さえ持っていたかもしれません。

そんな関係で長い間我が家のCD棚でホコリをかぶっていた状態でしたが、何気なく先日聴いてみたところ、結構楽しめたので今回取り上げた次第です。

全米R&Bチャート第1位となったシングル「Spend My Life with You」や、ご存知Totoの名曲カヴァー「Georgy Porgy」など今聴いてもキャッチーな楽曲をはじめ、"ニュークラシック・ソウル"という枠にこだわらなければ結構楽しめるアルバムという印象を受けました。

プロデュースにはEric Benet本人と長年のパートナーGeorge Nash, Jr.Demonte Poseyをはじめ、Ali Shaheed Muhammad(、A Tribe Called QuestLucy Pearl)、Somethin' For The PeopleJerry DuplessisWyclef JeanBrian Alexander MorganJames PoyserVikter Duplaix等が起用されています。

ゲストとしてFaith EvansTamiaRoy AyersMe'Shell Ndegeocelloが参加しています。

必ずしもEric Benetらしいアルバムとは呼べないかもしれませんが、まぁ試行錯誤するEric Benetも魅力的なのでは?

全曲紹介しときやす。

「That's Just My Way」
Ali Shaheed Muhammad/Eric Benetプロデュース。少し哀愁モードのミッド・グルーヴでアルバムは幕を開けます。
http://www.youtube.com/watch?v=B2VGZhosUIo

「Georgy Porgy」
ご存知Totoの名曲をカヴァー(David Paich作)。Faith Evansをフィーチャーした本曲はアルバムからの1stシングルとなりました。スクラッチ入りのR&Bモードの「Georgy Porgy」を楽しめます。プロデュースは男性R&BグループSomethin' For The People(中心はSauce)。今年当ブログで紹介したFour Sure‎『We Can Swing It』(1993年)でも彼らがプロデュースしていました。
http://www.youtube.com/watch?v=ESMURDPppXM

「Spend My Life with You」
Tamiaをフィーチャー。アルバムからの2ndシングルとして全米R&Bチャート第1位、全米チャート第22位のヒットとなりました。Eric Benetらしい素晴らしい歌声を満喫できるラブ・バラードです。透明感のあるTamiaのヴォーカルとの相性もバッチリ!Eric Benet/Demonte Posey/George Nash, Jr.プロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=Bl3tIXeZRo8

「Something Real」
Somethin' For The Peopleプロデュースの2曲目。かなりR&B寄りの仕上がりであるため、ニュークラシック・ソウル的サウンドが目当ての方は当時戸惑ったのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=SU7i2p0GTPc

「Loving Your Best Friend」
Jerry Duplessis/Wyclef Jeanプロデュース。Wyclefとの顔合わせは好き嫌いは別として、Eric Benetの新しい側面を引き出しているのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=YwbFjWam-sg

「When You Think of Me」
Roy Ayersをフィーチャー。ジャジーな雰囲気に包まれた本曲は3rdシングルにもありました。Ayersのヴァイヴをバックに、Ericがセクシーなヴォーカルを聴かせてくれます。James Poyser/Vikter Duplaixプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=2jH9wtAJTWk

「Lamentation」
メランコリックなギターとチェロによる哀愁グルーヴが印象的です。Ali Shaheed Muhammedプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=9HYQj4NeRw0

「Dust in the Wind」
USプログレ・ロック・グループKansasのカヴァー(Kerry Livgren作)。なかなか意外なセレクト!もしかしたら、プロデューサーのBrian Alexander Morganはカンザス出身なので、それに因んだセレクトとか???でもオリジナルがプログレなんてことが全く分からない哀愁モードのR&Bに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=dRlxEhSorCw

「Why You Follow Me」
スパニッシュ・フレイヴァーのセクシー・チューン。Ali Shaheed Muhammedプロデュース。2曲前の「Lamentation」もそうですが、当時のAliはこういったスパニッシュな雰囲気が好きだったんですかね。
http://www.youtube.com/watch?v=KbT2_SWFx0k

「Come as You Are」
哀愁のメロディを切々と歌い上げます。Eric Benet/Demonte Posey/George Nash, Jr.プロデュース。Larry Goldがストリングス・アレンジを手掛けています。
http://www.youtube.com/watch?v=yp_6e_TQask

「Love the Hurt Way」
個人的にはアルバムで一番のお気に入り。Ericのソウル魂が伝わってくる素晴らしいバラード。Eric Benet/Demonte Posey/George Nash, Jr.プロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=JkrC3PS_a0I

「Ghetto Girl」
Me'Shell Ndegeocelloをフィーチャー。低音が響くビートにのったMe'Shellの中性的ヴォーカルとEricのセクシー・ヴォーカルの絡みがいい感じです。Sauce(Somethin' For The People)プロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=v4hTyE0ixpA

「Love of My Own」
ラストも美しいバラードで締め括ってくれます。Larry Goldアレンジのストリングスが盛り上げてくれます。James Poyser/Vikter Duplaixプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=AFmP2LNZyq0

Eric Benetの過去記事もご参照下さい。

『True to Myself』(1996年)
True to Myself

『Love & Life』(2008年)
愛すること、生きること。

『Lost In Time』(2010年)
Lost in Time

『The One』(2012年)
ザ・ワン
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2013年09月26日

『今の気分は...2013年9月26日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は2000年代カテゴリーから今の気分にフィットする楽曲をセレクトしてみました。
ヨーロピアンな香りのするジャズ/クロスオーヴァー作品が多くなってしまいました。
本格的な秋の訪れを前にそんな音も欲しているのかもしれません。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Labrador「Side By Side」
http://www.youtube.com/watch?v=1oEgViQN8F8
From 『Instamatic Lovelife』(2004年)
Instamatic Lovelife

Lori Cullen「I Found Love」
http://www.youtube.com/watch?v=ndarNNoDnjk
From 『Buttercup Bugle』(2007年)
BUTTERCUP BUGLE

Stacey Kent「I Wish I Could Go Travelling Again」
http://www.youtube.com/watch?v=0askup0c3JY
From 『Breakfast On The Morning Tram』(2007年)
Breakfast on the Morning Tram

The Sea and Cake「Shoulder Length」
http://www.youtube.com/watch?v=Y94zY6_7aWU
From 『One Bedroom』(2003年)
One Bedroom

Smooth Reunion「BMPD」
http://www.youtube.com/watch?v=kiljDeb8_lw
From 『Cleaning Up the Business』(2008年)
クリーニング・アップ・ザ・ビジネス

Bennson「Can't Get Enough」
http://www.youtube.com/watch?v=uR6r3SYS6sg
From 『Let The Love』(2008年)
LET THE LOVE

Ben Westbeech「So Good Today」 
http://www.youtube.com/watch?v=7vhd1pDS5dM
From 『Welcome To The Best Years Of Your Life』(2007年)
Welcome to the Best Years of Your Life(ウェルカム・トゥ・ザ・ベスト・イヤーズ・オブ・ユア・ライフ)

Hird「I Love You My Hope」
http://www.youtube.com/watch?v=XEQXD-qgD2o
From 『Moving On』(2004年)
Moving on

Club Des Belugas「What Is Jazz」
http://www.youtube.com/watch?v=IUUeCkbH93U
From 『SWOP!』(2008年)
SWOP!

Dalindeo「Willpower」
 http://www.youtube.com/watch?v=VcThgatIOpE
From 『Soundtrack for the Sound Eye』(2009年)
サウンドトラック・フォー・ザ・サウンド・アイ
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2013年09月25日

Dionne Warwick『Make Way For Dionne Warwick』

「Walk On By」「A House Is Not a Home」など珠玉の名曲の数々を満喫できる1枚☆Dionne Warwick『Make Way For Dionne Warwick』
メイク・ウェイ・フォー・ディオンヌ・ワーウィック(紙ジャケット)
発表年:1964年
ez的ジャンル:Hal David/Burt Bacharach黄金コンビ系女性ヴォーカル
気分は... :なんとかなるさ・・・

今回は今年デビュー50周年を迎えたベテラン女性シンガーDionne Warwickの3rdアルバム『Make Way For Dionne Warwick』(1964年)です。

Dionne Warwickの紹介は、『Then Came You』(1975年)、『Love at First Sight』(1977年)に続き3回目となります。

デビュー50周年やら来日記念やらで今年作品の紙ジャケ化が一気に進んだDionne Warwick。僕自身はDionne Warwickというシンガーが特別好きというわけではありませんが、紙ジャケ化された彼女のアルバム群を眺めてみると、やはり偉大なシンガーであると実感しますね。

3rdアルバムとなる本作『Make Way For Dionne Warwick』(1964年)は、彼女初の全米R&Bアルバム・チャートTop10入りのアルバムであり、大ヒット曲「Walk On By」が収録された作品です。

デビュー以来、Hal David/Burt Bacharachの黄金コンビがプロデュース/ソングライティングを手掛けてきましたが、彼らとのトライアングルが大きく花開いた出世アルバムかもしれませんね。

「Walk On By」「You'll Never Get to Heaven」「A House Is Not a Home」「Reach Out for Me」というシングル4曲、さらには後年The Carpentersが大ヒットさせた「They Long to Be Close to You」のDionneヴァージョンなどHal David/Burt Bacharachによる珠玉の名曲の数々を満喫できます。

個人的には、内容以前にジャケだけで名盤に認定してしまった1枚です(笑)
自信満々の表情でポーズをキメるDionneの姿は、そのまま歌やサウンドにも反映されています。

コンパクトに初期Dionne Warwickの魅力とHal David/Burt Bacharach作品の素晴らしさを堪能できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「A House Is Not a Home」
アルバムからの3rdシングル。他のシングルほどヒットはしませんでしたが、その後数多くのアーティストによってカヴァーされた名曲です。当ブログでもLuther VandrossCheryl "Pepsii" RileyBill Evans TrioThe Frank Cunimondo Trio Feat. Lynn Marinoのカヴァーを紹介済みです。美しく切ないメロディをDionneがエレガントな歌声で情感豊かに歌い上げます。改めて素晴らしい名曲だと感心してしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=DR3lfJjCMWE

「People」
Jule Styne/Bob Merrill作。Barbra Streisand主演のミュージカル『Funny Girl』の挿入歌をカヴァー。当ブログではThe Peddlersのカヴァーも紹介済みです。ポピュラー・スタンダード然としたエレガントさが漂うカヴァーに仕上がっています。

「They Long to Be Close to You」
The Carpentersの大ヒット曲でお馴染みの楽曲のDionneヴァージョン。オリジナルはRichard Chamberlainヴァージョン(1963年)です。Dionneが切々と歌い上げる本ヴァージョンは、The Carpentersヴァージョンを予感させる素晴らしい仕上がりです。やはりこの曲は女性ヴォーカルがいいですね。当ブログではBirgit Lystagerのカヴァーも紹介済みです。
http://www.youtube.com/watch?v=MsBHXGpVtM8

「The Last One to Be Loved」
Dionneらしい華のある歌声が栄えるドラマティックなアレンジが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=mtWKMiztuqg

「Land of Make Believe」
小粋なピアノとストリングをバックに、少しキュートな雰囲気の歌声を聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=WcIVyH-YefM

「Reach Out for Me」
アルバムからの4thシングル。全米R&Bチャート第1位(全米チャート第20位)のヒットとなりました。オリジナルはLou Johnsonヴァージョンです。当ブログではMichael HendersonThe Carnivalのカヴァーも紹介済みです。やはり、この曲はDionneヴァージョンがサイコーですね。ポップでソウルな魅力がバランス良く詰まっています。本作における僕の一番のお気に入りでもあります。
http://www.youtube.com/watch?v=3SRWHRIvy9Q

「You'll Never Get to Heaven」
アルバムからの2ndシングル。全米R&Bチャート第10位(全米チャート第34位)のヒットとなりました。この曲も大好き!恋する女心をキュートに歌い上げます。実にキャッチーでいいですね。当ブログではCal Tjaderのカヴァーも紹介済みです。
http://www.youtube.com/watch?v=s91DltUQvC4

「Walk On By」
全米R&Bチャート第1位(全米チャート第6位)となった大ヒット・シングル。彼女のキャリアを代表するヒット曲であり、Hal David/Burt Bacharachコンビを代表する名曲ですね。数多くのアーティストがカヴァーしていますが、やはりDionneのオリジナルがしっくりきますね。歌やサウンドから名曲のオーラが出ていますね。
http://www.youtube.com/watch?v=ltdRM-M-SOM

本曲について、当ブログではCal TjaderAverage White BandGloria GaynorThe Four King CousinsThe CarnivalPucho & The Latin Soul BrothersGimmicksChristopher ScottRobin McKelle & The Flytonesのカヴァーも紹介済みです。ご興味のある方はそれらの記事もご参照下さい。

「Wishin' and Hopin'」
こちらはDusty SpringfieldがヒットさせたHal David/Burt Bacharach作品。デビュー・アルバム『Presenting Dionne Warwick』にも収録されていた作品です。派手さはありませんが、小粋な雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=2ZbrDo6pvT8

「I Smiled Yesterday」
軽快なリズムにのってDionneの歌声も軽やかです。ただし、他の楽曲と比較して少し古めかしい印象を受けます。
http://www.youtube.com/watch?v=l01THpM5oVs

「Get Rid of Him」
ラスト2曲はHal David/Burt Bacharach作品ではありません。本曲はHelen Miller/Howard Greenfield作。少しレイジーな雰囲気が実にキュートです。意外に気に入っている1曲。

「Make the Night a Little Longer」
Gerry Goffin/Carole King作。ラストはCarole King作品で締め括ってくれます。少し切ないメロディをDionneらしいエレガントな歌声で歌い上げます。
http://www.youtube.com/watch?v=tGdoQ15G274

ご興味がある方は初期(Scepter時代)の他作品もチェックを!

『Presenting Dionne Warwick』(1963年)
プレゼンティング・ディオンヌ・ワーウィック(紙ジャケット)

『Anyone Who Had a Heart』(1964年)
エニイワン・フー・ハド・ア・ハート(紙ジャケット)

『The Sensitive Sound of Dionne Warwick』(1965年)
ザ・センシティヴ・サウンド・オブ・ディオンヌ・ワーウィック(紙ジャケット)

『Here I Am』(1965年)
ヒア・アイ・アム(紙ジャケット)

『Here Where There Is Love』(1966年)
ヒア・ホエア・ゼア・イズ・ラヴ(紙ジャケット)

『On Stage and in the Movies』(1967年)
オン・ステージ・アンド・イン・ザ・ムーヴィー(紙ジャケット)

『The Windows of the World』(1967年)
ザ・ウィンドウズ・オブ・ザ・ワールド(紙ジャケット)

『The Magic of Believing』(1968年)
ザ・マジック・オブ・ビリーヴィング(紙ジャケット)

『Dionne Warwick in Valley of the Dolls』(1968年)
哀愁の花びら(紙ジャケット)

『Promises, Promises』(1968年)
プロミセス・プロミセス(紙ジャケット)

『Soulful』(1969年)
ソウルフル(紙ジャケット)

『I'll Never Fall in Love Again』(1970年)
恋よ、さようなら(紙ジャケット)

『Very Dionne』(1970年)
ヴェリー・ディオンヌ(紙ジャケット)

Dionne Warwickの過去記事もご参照下さい。

『Then Came You』(1975年)
愛のめぐり逢い(紙ジャケット)

『Love at First Sight』(1977年)
ラヴ・アット・ファースト・サイト(紙ジャケット)
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