2013年10月24日

Jean-Jacques Perrey『The Amazing New Electronic Pop Sound of Jean Jacques Perrey』

スペイシーなムーグ・ポップが満載!☆Jean-Jacques Perrey『The Amazing New Electronic Pop Sound of Jean Jacques Perrey』
The Amazing New Electronic
発表年:1968年
ez的ジャンル:スペイシー・ムーグ・ポップ
気分は... :遊び心満載!

電子音楽のパイオニアの一人であるフランス人音楽家Jean-Jacques Perreyが1968年にリリースした『The Amazing New Electronic Pop Sound of Jean Jacques Perrey』です。

Jean-Jacques Perreyは1929年フランス、アミアン生まれ。学生時代に薬学を勉強し、音楽が人体に与える影響を研究していたというメディカルな音楽家です。

彼の最も有名な作品といえば、Gershon KingsleyとのユニットPerrey & Kingsley名義で発表した「Baroque Hoedown」です。お馴染みディズニー・エレクトリカル・パレードのアノ曲です。

Perrey & Kingsley「Baroque Hoedown」
http://www.youtube.com/watch?v=Ax00vnsZPKE

50年代後半からアルバムをリリースし続ける巨匠ですが、今日人気があるのはPerrey & Kingsley名義の作品やサンプリング・ソースとしても人気の『Moog Indigo』(1970年)あたりかもしれませんね。

そして、本作『The Amazing New Electronic Pop Sound of Jean Jacques Perrey』も電子音楽の巨匠らしいスペイシー&アヴァンギャルドなムーグ・ポップを楽しめる1枚に仕上がっています。

基本はスペイシーなムーグ・ポップですが、さまざまなジャンルの音楽のエッセンスが散りばめられているがいいですね。アヴァンギャルドなスパイスが効いている点も気に入っています。基本はオリジナルですが、どこかで聴いたことがあるフレーズを挿入するなど遊び心満載な点もいいですね。

全曲紹介しときやす。

「Mary France」
Andy Badale/Jean-Jacques Perrey作。クラシック風の女性コーラスにロッキン・リズム、バロック&スペイシーな電子サウンドが絡み合うハイブリッドなオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=HJb0394et0Y

「The Little Ships」
Jean-Jacques Perrey作。アヴァンギャルドながらもポップな味わいの仕上がり。遊び心のある雰囲気がいいですね。Blackalicious「Reanimation」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=P8AKP4Tw9sE

「Island In Space」
Andy Badale/Jean-Jacques Perrey作。スペイシーなのにバカンス感のあるムーグ・ポップ。アヴァンギャルドなスパイスも効いています。

「The Mexican Cactus」
Eileen Davies/Jean-Jacques Perrey作。スペイシー・メキシカン・ムーグ・ポップ。ラウンジな雰囲気もあるのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=72sAJpDIeq8

「Porcupine Rock」
Eileen Davies/Jean-Jacques Perrey作。スペイシー・ムーグ・ロック。格好良さではアルバム随一だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=O70ge7hAIO8

「The Little Girl From Mars」
Stanley Krell/Jean-Jacques Perrey作。プリティな魅力に惹かれるポップ・チューン。遊園地で流れていそうな曲です。

「Mister James Bond」
Andy Badale/Jean-Jacques Perrey作。なんちゃって007といった趣です。

「Frere Jean Jacques」
Jean-Jacques Perrey作。オリジナルですが途中で挿入される手遊び歌『グーチョキパー』(フランス民謡)のフレーズが印象的です。

「Brazilian Flower」
Eileen Davies//Jean-Jacques Perrey作。軽快なポップ・チューンですが、ブラジル・テイストはさほど感じません。Homeboy Sandman「Let Get 'Em」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=OnZjZWnbuus

「In The Heart Of A Rose」
Andy Badale//Jean-Jacques Perrey作。女性コーラスの入った哀愁バラード。
http://www.youtube.com/watch?v=dPol246soYw

「The Minuet Of The Robots」
Harry Breuer/Pat Prilly作。コミカルな雰囲気のポップ・チューン。ロボット・キャラが登場する懐かしのテレビアニメといった雰囲気です。
http://www.youtube.com/watch?v=7VwVcGOU16U

「Four, Three, Two, One」
Eileen Davies/Pat Prilly作。軽快なポップ・チューン。能天気な雰囲気が和めていいです。
http://www.youtube.com/watch?v=Hf5L1OgjHhk

「Gypsy In Rio」
Gary Carol/Harry Breuer/Jean-Jacques Perrey作。ラストはジプシー・ムーグ・ポップで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=G_A_pK_dlZs

Perrey & Kingsley『The in Sound from Way Out』(1966年)
The in Sound from Way Out

Perrey & Kingsley『Spotlight On The Moog(Kaleidoscopic Vibrations)』(1967年)
「Baroque Hoedown」収録
Spotlight On The Moog - Kaleidoscopic Vibrations

『Moog Indigo』(1970年)
ムーグ・インディゴ
posted by ez at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月23日

Johan Christher Schutz『C'est La Vie』

ジェントルな歌声と澄み切ったサウンドは心のデトックス!☆Johan Christher Schutz『C'est La Vie』
セラヴィ
発表年:2009年
ez的ジャンル:スウェーデン産北欧ボッサ/SSW
気分は... :心のデトックス !

今回はスウェーデン出身のシンガー・ソングライターJohan Christher Schutzの3rdアルバム『C'est La Vie』(2009年)です。

Johan Christher Schutzの紹介は、北欧ボッサ名盤として日本でも話題となったデビュー・アルバム『Passion』(2004年)に続き2回目となります。

『Passion』(2004年)の記事をエントリーしたのは、2ndアルバム『Blissa Nova 』リリース後の2007年でした。その後のJohan Christher Schutzを取り巻く環境は大きく変化します。

2009年に本日紹介する3rdアルバム『C'est La Vie』をリリース。その後、2010年に日本人女性と結婚したのを機に日本へ移住。移住後第1弾アルバムとしてPeacebird名義で70年代ミュージックからインスパイアされた作品『Peacebird 』(2011年)をリリースします。そして、今夏にはJohan Christher Schutz名義での最新作『Beautiful Place』(2013年)を届けてくれました。

このような経緯で現在の彼の作品を純然たる北欧ボッサ/SSWと呼ぶのが相応しいのかどうかは少しビミョーですね・・・まぁ、先入観なしの状態で聴けば、フツーに北欧ボッサ/SSWとして楽しめるのでしょうが。

個人的には北欧アーティスト独特の澄み切った音世界が好きです。
やはり現地でレコーディングされた作品に惹かれますね。

その点、3rdアルバムとなる『C'est La Vie』はストックホルム録音であり、北欧ボッサ/SSWらしい音世界を満喫できる1枚に仕上がっています。

Johan Christher Schutz自身がプロデュースし、レコーディングにはRoman Andren(p、el-p、org)、Olle Linder(ds、b)、Helena Soluna(back vo)、Katarina Gottfridsson(back vo)、Sebastian Notini(pandeiro)、Karin Hammar(tb)、Stefan Persson(tp)といったミュージシャンが参加しています。

ボッサ/SSWなサウンドをベースに、北欧らしいジャズのエッセンスが加わった楽曲やロッキンな曲調の曲もあり、アルバム全体にメリハリをつけています。

ジェントルな歌声と澄み切ったサウンドは、心のデトックスに最適です。

全曲紹介しときやす。

「C'est La Vie」
北欧らしい澄み切った音世界に心が浄化されます。曲調自体は70年SSWあたりのエッセンスも感じます。

「Hey It's Gonna Be OK」
この曲も北欧SSW作品らしい透明感に溢れています。英語曲かつ女性コーラスも加わり、実に聴きやすいです。

「Kan Vi Hjalpa Att Vi Alskar Att Dansa」
ホーン隊やRoman Andrenのハモンドも加わった北欧ボッサ・チューン。寛いだ雰囲気のグッド・ヴァイヴに惹かれます。

「As If It's Never Taken Place」
哀愁モードの仕上がり。美しいピアノの音色をバックに、Johanの少し青臭いヴォーカルが切ないムードを醸し出します。

「Skuggor」
北欧ボッサ好きの人には間違いない1曲。澄み切った疾走感がたまりません。

「Jabuticaba」
鳥の囀りと共にスタートするビューティフル・ソング。北欧というよりも南米の密林という雰囲気です。じわじわと音像が変化していく感じがいいですね。サウンド面ではRoman Andrenの貢献が大きいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=AyNHfhXJoL4

「Allt Har Sin Tid」
前曲「Jabuticaba」の雰囲気を受け継ぎながらスタートするロッキン・ボッサ。ありそうでない面白い雰囲気の仕上がりです。

「Balans」
開放的なホーン・セクションと小気味良いリズムが印象的なボッサ調フォーキー・グルーヴ。

「Hur Ska Man Glomma」
波しぶきの音と共にスタートするジャジー調の哀愁ボッサ。美しくも切ない感じがいいですね。

「Svar」
ブラジリアン・モード全開のブラジリアン・グルーヴ。こういった楽曲がJohan Christher Schutzらしいのかはビミョーですが、個人的には好きな音です。

「I Guess It's OK」
本編のラストはロマンティックなメロウ・ボッサで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=hmFxD3HpQag

「Quintessencia (Club Edit)」
ボーナス・トラックその1。完全にフロア仕様のインスト・ボッサ・グルーヴ。

「As If It's Never Taken Place (Acoustic Edit)」
ボーナス・トラックその2。「As If It's Never Taken Place」のアコースティック・エディット。ギターとピアノのみの演奏になっています。

『Passion』(2004年)
パッション(紙ジャケ仕様)

『Blissa Nova』(2007年)
ブリサ・ノウ゛ァ

Peacebird『Peacebird 』(2011年)
ピースバード

『Beautiful Place』(2013年)
Beautiful Place
posted by ez at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

Sheree Brown『The Music』

フリーソウル・クラシック「Got To Get Away」収録☆Sheree Brown『The Music』
ザ・ミュージック
発表年:1982年
ez的ジャンル:爽快ヴォーカル系黒人女性シンガー・ソングライター
気分は... :ドルフィンズ3連敗・・・

NFLは我がマイアミ・ドルフィンズが3連敗で貯金を使い果たして3勝3敗に・・・
今週は勝機があっただけに歯がゆい1敗です。

話は変わって、サッカーU-17W杯は2連勝で決勝トーナメント進出を決めました。小柄な選手が多いですが、日本人の特長を活かしたサッカーで見る者を楽しませてくれるチームです。ただし、決定力不足はこの世代でも課題ですね。逆に、敗れたものの前半の1チャンスで1点を挙げたベネズエラに南米サッカーの伝統・強さを感じました。

今回は黒人女性シンガー・ソングライターSheree Brownが1982年にリリースした『The Music』です。

Sheree Brownは1955年L.A.生まれ。
80年代にCapitolからリリースした2枚のアルバム『Straight Ahead』(1981年)、『The Music』(1982年)がフリーソウル方面で人気となり、再評価が高まったアーティストです。

そんなSheree Brownが今年に入り、なんと新作アルバム『Messages from the Heart』をリリースし、変わらぬ歌声を披露し、ファンを驚かせてくれました。

『Messages from the Heart』(2013年)
Messages from the Heart

そうは言っても、やはりSheree Brownといえば、『Straight Ahead』(1981年)、『The Music』(1982年)の2枚に尽きますね。

『Straight Ahead』(1981年)
Straight Ahead

僕もフリーソウルのコンピで彼女の澄み切った歌声に魅了され、その後上記の2枚のCDを購入しました。当ブログでも何度も上記2作品のどちらかを投稿しようと思っていたのですが、CDが入手しづらく、Amazonにもジャケ画像がない等の理由から機を逸していました。

10日前に、Sheree Brownがソングライティングで参加していたPatrice Rushen『Pizzazz』(1979年)の記事を投稿し、上記2作品の存在を思い出し、今回『The Music』を取り上げることにしました。

2ndアルバムとなる『The Music』には、フリーソウル・クラシック「Got To Get Away」が収録されています。

レコーディングにはStevie Wonder(harmonica)、Syreeta Wright(back vo)、Patrice Rushen(key、back vo)、Jim Gilstrap(back vo)、Paul Jackson Jr. (g、vocoder)、Caleb Quaye(g)、Steve Khan (g)、Wali Ali(g)、Abraham Laboriel(b)、Neil Stubenhaus(b)、Casey Scheuerell(ds)、John Robinson(ds)、Jai Winding(key、syn)、Russell Ferrante(key)、Lenny Castro(per)、Andre Fischer(per、vo)、Larry Williams(sax、fl)、 Bill Reichenbach(tb)等のミュージシャンが参加しています。

楽曲はオリジナル。プロデュースはSheree Brown自身、Alexander ThomasAndre Fischerが手掛けています。

「It's A Pleasure」(『Straight Ahead』収録)、「Got To Get Away」といったフリーソウル・クラシックの影響で、爽快メロウのイメージが強いSheree Brownですが、アルバム全体としてはかなりファンク色の強い仕上がりになっています。ただし、ファンク・サウンドをバックにしてもとShereeの透明感のあるヴォーカルが入ると、Sheree Brown色の音世界になってしまうのがいいですね。

Shereeの澄み切った歌声が聴く者の心を浄化してくれるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Happy Music」
オープニングはヴォコーダーも入ったハッピー・モードのファンク・チューン。ハンドクラップが鳴り響くファンキー・サウンドとShereeの爽快ヴォーカルの組み合わせも悪くないです。

「Feelin' Crazy」
哀愁メロウなシンセ・ファンク。メリハリが効いているのがいいですね。

「Tonight」
男性シンガーBernard Ighnerとのデュエットによるアーバン・ナイトなメロウ・バラード。Michael Pauloのフルート・ソロも盛り上げてくれます。

「Got To Get Away」
本作のハイライト。前述のようにフリーソウル人気曲としてお馴染みです。この澄み切ったメロウ・グルーヴを聴くと、それだけで心が浄化されます。やはり、この曲がダントツで好きですね。昔からマインド・リセットしたい時にお世話になっている1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=vt2FORc13Uk

「Love Only Knows」
爽快ファンク・チューン。よくありがちなファンク・チューンですが、爽快ヴォーカル&コーラスが演奏全体の魅力をアップさせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=jR3dw-k7W1I

「Feels So Good」
メロウな味わいのミディアム・ファンク。Bill Reichenbachアレンジのホーン隊やJai Windingのシンセ・ソロなどバック陣の演奏も充実しています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZWk-0X28TVY

「Can't Live Without Love」
Shereeのアコースティック・ギターを強調した透明感のあるメロウ・チューン。Shereeの澄み切ったヴォーカルがよくフィットするサウンドです。

「That's The Way To Be」
小気味の良さが魅力のグルーヴィーなメロウ・チューン。Caleb Quayeの格好良いギター・ソロも聴きどころです。
http://www.youtube.com/watch?v=v_y94RO_uxU

「On My Way Home」
ラストはStevie Wonder参加のソフトリーなビューティフル・ソングで締め括ってくれます。Stevieがハーモニカで盛り上げてくれます。

『Straight Ahead』『The Music』の2in1CDもあります。

『Straight Ahead/The Music』
Straight Ahead / the Music
posted by ez at 03:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

The Main Ingredient『Afrodisiac』

Stevie Wonder作品やIsleys「Work To Do」カヴァー収録☆The Main Ingredient『Afrodisiac』
Afrodisiac (Reis)
発表年:1973年
ez的ジャンル:N.Y.ソウル・ヴォーカル・グループ
気分は... :精進すべし!

今回はソウル・グループThe Main Ingredientが1973年にリリースした『Afrodisiac』です。

N.Y.出身のソウル・グループThe Main Ingredientの紹介は、『Euphrates River』(1974年)に続き2回目です。

オリジナル・メンバーはDonald McPhersonが急死したため、Cuba Goodingが新たに加入し、Luther SimmonsTony SilvesterCuba Goodingという新ラインナップになったThe Main Ingredient。

『Afrodisiac』は、『Bitter Sweet』(1972年)に続く新ラインナップによる第2弾アルバムです。

メンバー3名がプロデュースを手掛け、長年のパートナーBert De Coteauxがアレンジを担当しています。

本作の最大の特徴は全10曲中6曲がStevie Wonder作品という点です。

当時、絶頂期であったStevie Wonderの作品を数多く取り上げるというのは多少安易な気もしますが、Bert De Coteauxのアレンジの妙も手伝い、魅力的なカヴァーの数々を聴かせてくれます。

Stevie作品以外にもThe Isley Brothersの名曲「Work To Do」のカヴァー等も注目です。

全曲紹介しときやす。

「Superwoman」
Stevie Wonder作。Stevieのオリジナルは『Music of My Mind』に収録されています。スウィート&メロウなヴォーカル・グループらしいカヴァーに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=W83wqJZdoRc

「Where Were You When I Needed You」
Stevie Wonder作。『Music of My Mind』に収録されたStevieのオリジナルと同じく「Superwoman」とセットになっています。Bert De Coteauxのアレンジ・センスも光るビューティフル・バラードに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=azKBN769yzA

「I Am Yours」
Stevie Wonder/Syreeta Wright作。素晴らしいコーラス・ワークを堪能できるメロウ・バラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=OlNiO3d90WM

「Work To Do」
The Isley Brothersの名曲をカヴァー。Average White Bandのカヴァーも有名ですが、本カヴァーもフリーソウルのコンピにも収録された人気ヴァージョンです。ファンキー・サウンドをバックに伸びやかなヴォーカルで魅了してくれます。中盤の電話での男女のやりとりが挿入されています。
http://www.youtube.com/watch?v=Pr-MXX8oVls

「Girl Blue」
Stevie Wonder/Yvonne Wright作。Stevieのオリジナルは『Music of My Mind』に収録されています。当ブログではMario Biondiのカヴァーも紹介済みです。Bert De Coteauxによる美しも幻想的なアレンジがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=NL05XQt2CAc

「You Can Call Me Rover」
J.R. Bailey/Ken Williams/Mel Kent作。冒頭のブレイクが印象的なモダン・ソウル。僕の一番のお気に入り曲です。Kendrick Lamar feat. GLC「Poe Mans Dreams (His Vice)」でサンプリングされています。

「Something 'Bout Love」
Stevie Wonder作。幻想的なメロウネスにグッとくるバラード。Fugees feat. Outsidaz & John Forte「Cowboys」でサンプリングされています。

「Love Of My Life」
正攻法のラブ・バラード。でもアルバムの中では少し目立たないかも?

「Something Lovely」
Stevie Wonder/Syreeta Wright作。本作のStevie作品カヴァーの中ではコレが一番好き!

「Goodbye My Love」
Luther Maxwell作。ラストは美しくもちょっぴり切ないバラードで締めくくってくれます。

『Euphrates River』(1974年)とのお得な2in1もあります。

『Afrodisiac/Euphrates River』(1973年、1974年) ※2in1CD
Euphrates River/Afrodisiac

strong>The Main Ingredientの他作品もチェックを!

『Tasteful Soul/Bitter Sweet』(1971年、1972年) ※2in1CD
Tasteful Soul/Bitter Sweet

『Shame on the World/I Only Have Eyes for You』(1975年、1981年) ※2in1CD
Shame on the World / I Only Have Eyes for You

『Ready for Love』(1980年)
READY FOR LOVE
posted by ez at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月20日

Stacey Kent『The Changing Lights』

ブラジリアン・テイストの最新作!キュートな女性ジャズ・ヴォーカル☆Stacey Kent『The Changing Lights』
Changing Light
発表年:2013年
ez的ジャンル:ブラジリアン・テイスト女性ジャズ・ヴォーカル
気分は... :木漏れ日のように・・・

今回は新作アルバムから女性ジャズ・ヴォーカリストStacey Kentの最新作『The Changing Lights』です。今月になって僕が最も頻繁に聴いているアルバムです。

キュートな歌声の女性ジャズ・ヴォーカリストStacey Kentの紹介は、『Raconte Moi』 (2010年)、『Breakfast On The Morning Tram』 (2007年)に続き3回目です。

最新作『The Changing Lights』はParlophone Franceからのリリースです。元々ブラジル志向の強いStacey Kentでしたが、本作はアルバム全編ブラジリアン・テイストの内容となっています。

本作でも公私のパートナーとなるサックス奏者の夫Jim Tomlinsonがプロデュース&アレンジを手掛け、二人三脚でアルバムを制作しています。

レコーディング・メンバーはStacey Kent(vo、g)、Jim Tomlinson(ts、ss、fl)、 Graham Harvey(p、el-p)、 Jeremy Brown(b)、Roberto Menescal(g)、John Parricelli(g)、Matt Home(ds)、Joshua Morrison(ds)、Raymundo Bittencourt(ganza)です。

スタジオ前作『Raconte Moi』 (2010年)は全曲フランス語ヴォーカルに挑戦したアルバムでしたが、本作では英語、ポルトガル語、フランス語で歌われています。

全13曲中7曲がボサノヴァ等の名曲カヴァー、6曲がオリジナルです。オリジナル曲では『Breakfast On The Morning Tram』 でも作詞を手掛けていたロンドン在住の日系イギリス人作家であるKazuo Ishiguroが3曲で作詞を担当しています。

アルバム全体を貫く、木漏れ日のような柔らかい空気が聴く者に安らぎを与えてくれる1枚です。

『The Changing Lights』 Official Teaser
http://www.youtube.com/watch?v=W0ydJkAujjM

全曲紹介しときやす。

「This Happy Madness」
Antonio Carlos Jobim/Vinicius de Morais作の「Estrada Branca」をカヴァー(英語詞Gene Lees)。僕の一番のお気に入り曲。心が浄化されるオープニングです。しっとりとしたジャズ・バラードの序盤と爽快ボッサ・ジャズへ展開する中盤以降のコントラストがいいですね。Jim Tomlinsonがサックスで盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=gq1z9FUBxiE

本曲について、当ブログではDiana Pantonのカヴァーも紹介済みです。

「The Summer We Crossed Europe In The Rain」
Kazuo Ishiguro/Jim Tomlinson作。柔らかい雰囲気の中にもちょっぴりセンチメンタルな気分に浸りたくなってしまうバラード。John Parricelliが素敵なギター・ソロを聴かせてくれます。

「One Note Samba(Samba De Una Nota So)」
Newton Mendonca/Antonio Carlos Jobim作。お馴染みの名曲を軽快なジャズ・サンバで聴かせてくれます。Staceyの透明感のあるヴォーカルが栄えます。Jim Tomlinsonの爽やかなフルートも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=gZNErPix7gU

本曲について、当ブログでは当ブログではNara LeaoSergio Mendes & Brasil'66Trio 3DChris MontezNico Gomez & His Afro Percussion Inc.のカヴァーも紹介済みです。

「Mais Uma Vez」
Antonio Ladeira/Jim Tomlinson作。Graham Harveyのピアノ導かれ、ポルトガル語で歌われる哀愁モードのバラード。

「Waiter, Oh Waiter」
Kazuo Ishiguro/Jim Tomlinson作。Jobim作品あたりと勘違いしそうなJim Tomlinsonによる軽快なテンポのジャズ・サンバ作品。

「O Barquinho」
Roberto Menescal/Ronaldo Boscoli作の名曲「小舟」をカヴァー。作者Roberto Menescal自身がギターで参加し、アレンジも手掛けています。そのMenescalのギターをバックにStacyがキュートなヴォーカルを聴かせてくれます。Jim Tomlinsonによるムーディーなサックスも盛り上げてくれます。

本曲について、当ブログではElis Regina『Elis, Como e Porque(Como & Porque)』『Elis Regina in London』『Aquarela Do Brasil』収録の3ヴァージョンやO Quartetoのカヴァーを紹介済みです。

「The Changing Lights」
Kazuo Ishiguro/Jim Tomlinson作。タイトル曲は木漏れ日のような柔らかい雰囲気のボッサ・ジャズ。さり気なさがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=GzVUEYGFsmU

「How Insensitive」
Vinicius De Moraes/Antonio Carlos Jobim作の名曲をカヴァー。Stacy自身がギターを弾くしっとりとサウダージ・モードのボサノヴァに仕上がっています。

本曲について、当ブログではTriste JaneroDuke PearsonOscar PetersonEarl Okinのカヴァーを紹介済みです。

「O Bebado E A Equilibrista/Smile」
Aldir Blanc/Joao Bosco作の「O Bebado E A Equilibrista」とCharles Chaplinの名作映画『モダン・タイムズ』で使われた名曲「Smile」(Charlie Chaplin/Geoff Parsons/John Turner作)のメドレー。「O Bebado E A Equilibrista」は当ブログでも紹介したElis Reginaの感動的な歌声でお馴染みの社会派ソングです。

ここでは「O Bebado E A Equilibrista」はJim Tomlinsonの素敵なソプラノサックスをフィーチャーしたインストで聴かせ、Stacyの歌は「Smile」から登場します。秋空が似合う秋ジャズに仕上がっています。

「Like A Lover」
Dori Caymmi/Nelson Motta/Alan Bergman/Marilyn Bergman作。当ブログではSergio Mendes & Brasil'66のカヴァーも紹介済みの楽曲です。「This Happy Madness」と並ぶ僕のお気に入り。Stacyの優しいヴォーカルが聴く者を包み込んでくれます。

「The Face I Love」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle/Carlos Pingarilho作。当ブログではThe Girls from Bahiaのカヴァーも紹介済みの楽曲です。ここではワルツ調の素敵ななカヴァーで聴かせてくれます。

「A Tarde」
Antonio Ladeira/Jim Tomlinson作。この曲もRoberto Menescalが参加。Menescalのボッサ・ギターをバックに、Stacyが少し寂しげなヴォーカルを聴かせてくれます。

「Chanson Legere」
Bernie Beaupere/Jim Tomlinson作。ラストはフランス語で歌います。フランス語の語感でフィットする落ち着いた雰囲気のボッサ・ジャズで締め括ってくれます。

他のStacey Kent作品もチェックを!

『Close Your Eyes』(1997年)
Close Your Eyes

『Love Is...The Tender Trap』(1998年)
Love Is...The Tender Trap

『Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire』(2000年)
Let Yourself Go: Celebrating Fred Astaire

『Dreamsville』(2001年)
Dreamsville

『In Love Again: The Music of Richard Rodgers 』(2002年)
In Love Again

『The Boy Next Door』(2003年)
The Boy Next Door

Jim Tomlinson Feat. Stacey Kent『The Lyric』(2005年)
The Lyric featuring Stacey Kent

『Breakfast On The Morning Tram』 (2007年)
Breakfast on the Morning Tram

『Raconte Moi』 (2010年)
Raconte Moi

『Dreamer in Concert』(2011年)
Dreamer in Concert
posted by ez at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする