2013年10月19日

Dodge City Productions『Steppin' Up & Out』

IG Cultureが在籍していたアシッド・ジャズ感覚Hip-Hopユニット。☆Dodge City Productions『Steppin' Up & Out』
dodge city productions.jpg
発表年:1993年
ez的ジャンル:UKアシッド・ジャズ/Hip-Hop
気分は... :こういうの好きだったなぁ!

今回はUKアシッド・ジャズ・シーンから登場したユニットDodge City Productions唯一のアルバム『Steppin' Up & Out』(1993年)です。

先週Ghida De Palma(Guida De Palma)の最新作をエントリーした際に本作が未紹介であったことを思い出し、取り上げることにしました。

Dodge City ProductionsDodgeIan Grant(IG Culture)から成るユニット。

ブロークンビーツ黎明期の重要人物IG Cultureが在籍していたユニットという点で注目ですね。その後IG Cultureは90年代後半からレーベルMain Squeezeを主宰し、New Sector Movements名義やKaidi TathamとのユニットLikwid Biskitで作品をリリースするなど存在感を示していきます。

まぁ、当時はIG Cultureがそんな重要人物になるとは予想できるはずもなく、純粋にアシッド・ジャズ感覚のHip-Hop作品として本作を楽しんでいました。当時も注目された作品ではありませんが、当時のUKシーンのエッセンスが詰まっている感じが好きでした。

アルバムにはRonny JordanIncognitoJean-Paul "Bluey" MaunickMick TalbotYoung DisciplesMarc NelsonGhida De Palma(Guida De Palma)Brothers Like OutlawBello B等も参加しています。

プロデュースもIG CultureとDodgeの2人。何曲かでMartin Virgoが共同プロデュースしています。

改めて聴いてみると、アシッド・ジャズとHip-HopとUKクラブミュージックのエッセンスを上手く融合していますね。さらにはラガ調の楽曲もあるあたりがUKらしいですね。

アシッド・ジャズ好きの方は要チェックの1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Unleash Your Love (City Lick Mix) 」
Ghida De Palmaをフィーチャー。グラウンドビート調のミックスによるダンサブルなオープニング。僕もこの手の音を当時好んで聴いていました。

「Together」
Sinden Flowersをフィーチャー。Mick Talbotのキーボードが印象的なソウルフル&ダンサブルな仕上がり。

「As Long As We're Around」
この曲もGhida De Palmaをフィーチャー。Marc Nelsonのベースが牽引するアシッド・ジャズ感覚のダンサブル・チューン。改めて聴くとHip-Hop、ラガ、エスニックなスパイスも効いていて面白いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=_YvvPRIVKTE

「What Colour My Life Is」
Sinden Flowersをフィーチャー。Roy Ayers Ubiquity「Red, Black & Green」、James Brown「The Chicken」ネタのトラックが印象的なアシッドジャズ感覚のHip-Hopチューン。

「Steppin' Up & Out」
タイトル曲はジャジー感覚のHip-Hopチューン。Jazzmatazz系がお好きな人あれば気に入るのでは?

「The Road In Front Of Me」
疾走するアッパーなダンサブル・サウンドにのってラップが絡みます。アシッド・ジャズなスパイスが格好良さを増してくれます。

「Ain't Going For That (Original Demo Mix)」
Michael Wycoff「Looking Up to You」をサンプリングしたトラックが印象的なHip-Hopチューン。

「Jus' Cool」
ジャジー&クールな雰囲気なトラックをバックに、DodgeとIG Cultureのラップが畳み掛けます。

「Young Life (Reminisce) 」
開放的なジャジー・トラックにのって、DodgeとIG Cultureのフロウが冴えます。The Futures「Ain't No Time Fa Nothing」ネタ。

「Understand This」
Brothers Like OutlawのBello BとM.C.M.をフィーチャー。Quincy Jones「Ironside」ネタも織り交ぜた不穏な空気の漂うトラックをバックにマイクリレーが繰り広げられます。Scratch Professorの擦りもいい感じ!

「People (Come On)」
Kay-Gee's「Hustle With Every Muscle」ネタのトラックとラガ・スタイルのラップが印象的です。

「Music Is Music」
Wari Cultureをフィーチャー。この曲もラガ・スタイルです。好き/嫌いは別にしてこのアルバムで一番印象に残っている曲がコレだったりします。Bob Marley & The Wailers「Talkin' Blues」The Voices of East Harlem「For What It's Worth」ネタ。

「Love Power (Heart, Mind, Soul, Body)」
Jean-Paul "Bluey" Maunick参加。Blueyのギターを堪能できるアシッド・ジャズ・チューンです。

「The Slow Jam」
ラストもアシッド・ジャズなインスト。Maxton "Gig" Beesley Jnr.のヴァイヴが目立っています。
http://www.youtube.com/watch?v=rkzL4f4wbPI

ご興味がある方はIG Culture関連の他作品もチェックを!

IG Cultur『Da Steppas Project』(1996年)
Steppers Project

New Sector Movements『Download This』(2001年)
Download This

New Sector Movements『Turn It Up』(2004年)
Turn It Up

IG Cultur『Zen Badizm』(2008年)
ZEN BADIZM(ゼン・バディズム)

IG Cultur『Soulful Shanghai』(2012年)
Soulful Shanghai
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2013年10月18日

Roy Ayers Ubiquity『Change Up The Groove』

「The Boogie Back」などレア・グルーヴ注目満載☆Roy Ayers Ubiquity『Change Up The Groove』
CHANGE UP THE GROOVE
発表年:1974年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク
気分は... :臥薪嘗胆!

今回は人気ヴァイヴ奏者Roy AyersUbiquity名義で1974年にリリースした『Change Up The Groove』です。

これまで当ブログで紹介したRoy Ayers作品は以下の5枚(発売順)。

 『He's Coming』(1972年)
 『Virgo Red』(1973年)
 『Mystic Voyage』(1975年)
 『Vibrations』(1976年)
 『Lots Of Love』(1983年)

この時期のRoy Ayers作品はどれも聴き逃せない作品ばかりですが、本作もレア・グルーヴ好きを虜にする素晴らしい1枚に仕上がっています。

定番ブレイクでお馴染みのレア・グルーヴ・クラシック「The Boogie Back」、哀愁メロウ・ジャズ・ファンク「Sensitize」、グルーヴィー・ジャズ・ファンク「Fikisha (To Help Someone To Arrive)」や、Stevie「Don't You Worry 'Bout A Thing」Eugene Mcdaniels「Feel Like Makin' Love」といった名曲カヴァーなど注目曲が満載です。サンプリング・ソースの定番曲もあります。

レコーディングメンバーは、Roy Ayers(vib、vo)、Calvin Brown(g)、Harry Whitaker(p、el-p、clav)、Leon Pendarvis (p、el-p、clav)、Jerry Friedman(g)、Gil Silva(g)、George Braith(ss)、Wilbur Bascomb(b)、Chano O'Ferral(congas、per)、Bernard Purdy(ds)、Wilby Fletcher(ds)、Wayne Garfield (vo)。

プロデュースはJerry Schoenbaum。アレンジはRoy AyersとHarry Whitaker。アレンジの妙も光ります。

レア・グルーヴ好きならば鉄板な1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Change Up The Groove」
Roy Ayers作。タイトル曲はファンキーなジャズ・ファンク。ファンキーリズムとRoyのヴァイヴの音色が実にパワフルです。
http://www.youtube.com/watch?v=yyiwwC1BthQ

「Sensitize」
Carl Clay/Wayne Garfield作。 Wayne Garfieldのヴォーカルをフィーチャーしたメロウ・ジャズ・ファンク。哀愁モードで迫ります。
http://www.youtube.com/watch?v=eSbkeCBo8fw

本曲はJeru the Damaja feat. Afu-Ra「Mental Stamina」、O.C.「Hypocrite」、Black Rob「Life Story」、Big K.R.I.T. feat. Big Sant「Made Alot」でサンプリングされています。

Jeru the Damaja feat. Afu-Ra「Mental Stamina」
 http://www.youtube.com/watch?v=C1F0KkIvZAU
O.C.「Hypocrite」
 http://www.youtube.com/watch?v=oJKEMvsWhfo
Black Rob「Life Story」
 http://www.youtube.com/watch?v=Wu_nVBVcagE
Big K.R.I.T. feat. Big Sant「Made Alot」
 http://www.youtube.com/watch?v=MkoGvsIn9Sw

「Don't You Worry 'Bout A Thing」
Stevie Wonderの名曲カヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した名盤『Innervisions』に収録されています。ここではスリリングに疾走するエキサイティング&スピーディーな「Don't You Worry 'Bout A Thing」を楽しめます。
http://www.youtube.com/watch?v=0W5L_3cZmxg

本曲に関して、当ブログではIncognitoWeldon IrvineSergio Mendes & Brasil '77The Main Ingredientのカヴァーも紹介済みです。ご興味がある方はそちらもチェックを!

「Mash Theme」
Johnny Mandel/Mike Altman作。アメリカ映画『M*A*S*H』(1970年)の人気サントラ・テーマ曲をカヴァー。アレンジ・センスの光るグッド・ヴァイヴなナイス・カヴァーに仕上がっています。

「Fikisha (To Help Someone To Arrive)」
Roy Ayers作。僕の一番のお気に入り曲。グルーヴィー・サウンドをバックにRoyのヴァイヴが駆け巡る格好良すぎるジャズ・ファンク。もっと長尺で聴きたいです!
http://www.youtube.com/watch?v=RejiMq4XO8E

「Feel Like Makin' Love」
Roberta Flackの大ヒットでお馴染みのEugene Mcdanielsの名曲をカヴァー。インストですがアレンジの妙を堪能できる「Feel Like Makin' Love」を聴くことができます。

本曲はA Tribe Called Quest「Keep It Rollin'」でサンプリングされています。
A Tribe Called Quest「Keep It Rollin'」
 http://www.youtube.com/watch?v=bgVU7FNmKS8

本曲に関して、当ブログではMarlena ShawD'AngeloB.E.F.のカヴァーも紹介済みです。ご興味がある方はそちらもチェックを!

「When Is Real, Real?」
Maureen Kinnard/Roy Ayers作。Roy Ayers自身がヴォーカルをとり、クラヴィネットを強調したStevie Wonder風のファンク・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=yLy7kfNhvgw

「The Boogie Back」
Harry Whitaker作。冒頭のドラムブレイクでお馴染みのレア・グルーヴ・クラシック。ファンキー・グルーヴをバックにRoyのヴァイヴが冴え渡ります。
http://www.youtube.com/watch?v=LYLJhc4NHEQ

お馴染みのドラムブレイクはThe Cold Crush Brothers「Pump It Up」、Ultramagnetic MC's「Funky」、Kings of Swing「Nod Your Head to This」、N.W.A「Fuck Tha Police」、Da Phlayva「Identity」、Coolio「County Line」、スチャダラパー「ついてる男」、Thunderball「Stereo Tonic」、Hird「Burn4」等のサンプリングソースとなっています。

The Cold Crush Brothers「Pump It Up」
 http://www.youtube.com/watch?v=AeeNu6ov-Rc
ltramagnetic MC's「Funky」
 http://www.youtube.com/watch?v=oa9KsaHJREg
Kings of Swing「Nod Your Head to This」
 http://www.youtube.com/watch?v=l5DkBkU8HSc
N.W.A「Fuck Tha Police」
 http://www.youtube.com/watch?v=7WiT-c3NA0M
Da Phlayva「Identity」
 http://www.youtube.com/watch?v=NxL5xJNdMP0
Coolio「County Line」
 http://www.youtube.com/watch?v=U_bakKm4DJM
Thunderball「Stereo Tonic」
 http://www.youtube.com/watch?v=3z1O1Dk3WSQ

Roy Ayers作品の過去記事もご参照下さい。

『He's Coming』(1972年)
He's Coming

『Virgo Red』(1973年)
ヴァーゴ・レッド

『Mystic Voyage』(1975年)
ミスティック・ヴォヤッジ

『Vibrations』(1976年)
Ubiquity Vibrationsr

『Lots Of Love』(1983年)
Lots of Love
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2013年10月17日

『今の気分は...2013年10月17日編』

今日は時間がないので過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は80年代カテゴリーからファンク/アーバン・ソウル系の楽曲をセレクトしてみました。特に久々にBootsy Collins「F-Encounter」を聴いたら、テンション上がってきました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Crystal Winds「Love Ain't Easy」
http://www.youtube.com/watch?v=yday9aGqUhQ
From 『First Flight』(1982年)
First Flight

Steve Parks「Movin' In The Right Direction」
http://www.youtube.com/watch?v=ABghwTfqCEU
From 『Movin' In The Right Direction』(1981年)
ムーヴィン・イン・ザ・ライト・ディレクション

Twilight「Just A Kiss Away」
http://www.youtube.com/watch?v=tGpyxAxK1FY
From 『Still Loving You』(1981年)
Still Loving You

Cheryl Lynn「In The Night」
http://www.youtube.com/watch?v=nYi_4e0F8BE
From 『In The Night』(1981年)
イン・ザ・ナイト(紙ジャケット仕様)

The Waters「I Can Make You Smile」
http://www.youtube.com/watch?v=8i4TD1swKTU
From 『Watercolors』(1980年)
ウォーターカラーズ

Bootsy Collins「F-Encounter」
http://www.youtube.com/watch?v=gB4Fb7X0PRc
From 『Ultra Wave』(1980年)
Ultra Wave

T.S. Monk
http://www.youtube.com/watch?v=e6w7rkgKjqE
From 『House Of Music』(1980年)
House Of Music

Dayton「Eyes On You」
http://www.youtube.com/watch?v=gYsaiSicXu0
From 『Dayton』(1980年)
Dayton

Sunrize「I Need You More Than Words Can Say」
http://www.youtube.com/watch?v=xtWLI42YfVU
From 『Sunrize』(1982年)
サンライズ

Bar-Kays「Feels Like I'm Falling in Love」
http://www.youtube.com/watch?v=Ht5Rv4OMyyc
From 『Nightcruising』(1981年)
Nightcruising
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2013年10月15日

Walter Wanderley『Kee-Ka-Roo』

ファンキーな味わいも加わったオルガン・ボッサ☆Walter Wanderley『Kee-Ka-Roo』
キー・カー・ルー
発表年:1967年
ez的ジャンル:オルガン・ボッサ
気分は... :オルガンの音色を欲していマス・・・

今回はオルガン・ボッサの第一人者Walter Wanderley『Kee-Ka-Roo』(1967年)です。

Walter Wanderleyの紹介は、『Batucada』(1967年)、Astrud Gilberto/Walter Wanderley Trio『A Certain Smile A Certain Sadness』(1966年)に続き3回目となります。

Verveに移籍し、その第一弾アルバム『Rain Forest』(1966年)に収録されたMarcos Valle作の名曲カヴァー「Summer Samba (So Nice)(邦題:サマー・サンバ)」が全米チャート第26位のヒットとなり、USマーケットでも注目の存在となったWanderley。

その後、Astrud Gilberto/Walter Wanderley Trio『A Certain Smile A Certain Sadness』(1966年)、『Cheganca』(1966年)、『Batucada』(1967年)、Luiz Henrique & Walter Wanderley 『Popcorn』 (1968年)といった作品をVerveに残してきましたが、本作『Kee-Ka-Roo』(1967年)がVerveラスト作となります(その後CTIへ移籍)。

レコーディング・メンバーはWalter Wanderley(org、el-p)以下、John Pizarelli(g)、Jose Marino (b)、Dom um Romao (ds)、Alfonso De Paula(tp、per)、Jerome Richardson(fl)、Bobby Rosengarden(per、vib)、Marge Dodson (vo)。

オリジナル曲からブラジル人アーティストのカヴァー、Francis Lai、Henry Manciniといった映画音楽カヴァーまでバランス良い構成になっています。軽快なジャズ・サンバ、ラウンジ感覚のボッサ・ジャズ、ブーガルー調のタイトル曲やファンキー・サンバなどサウンドのメリハリも効いており、飽きずにアルバム1枚を楽しめます。

派手さはありませんが、聴けば聴くほど味わいが増します。

全曲紹介しときやす。

「Amazonas」
Joao Donatoの名曲カヴァー。当ブログでははJoao Donato自身(アルバム『Quem e Quem』収録ヴァージョン)やAgustin Pereyra LucenaCal TjaderSteen Rasmussen Feat. Josefine CronholmAdam Dunningのヴァージョンも紹介済みです。軽快なオルガン・ジャズ・サンバが実に心地好いですね。涼しげなJerome Richardsonのフルートがいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=JXXBJcGNHVw

「Kee-Ka-Roo」
Walter Wanderley作。タイトル曲はブーガルー調のファンキー・オルガン・ジャズ。ヒップな感覚が実に格好良いですね。

「Canto de Ossanha」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作。 当ブログではThe Girls from Bahiaのカヴァーを紹介済みです。序盤のアフロ・ブラジリアンなミステリアス感と中盤以降の華やかさという本曲の持つ魅力をジャズ・サンバで見事に表現しています。

「Take a Chance With Me」
Walter Wanderley作。Wanderleyが映画『For Singles Only』のために書いた楽曲。ラウンジ調のエレガントなボッサ・ジャズです。ヴァイヴの音色がいいアクセントになっています。

「Music to Watch Girls By」
Sid Ramin作。Bob Creweのヒット曲をカヴァー。当ブログではWillie BoboLes McCannのカヴァーも紹介済みです。ここではノスタルジック・ムードで聴かせてくれます。John PizarelliのギターとWanderleyのエレピが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=XgZzfbvU7aU

「Errinho Atoa」
Roberto Menescal作。爽快オルガン・ボッサ・ジャズは聴いていて実に清々しい気分になります。Jerome Richardsonのフルート・ソロも盛り上げてくれます。

「Sambao」
Don Um Romao作。ファンキー・オルガンとパーカッシヴなリズム隊が印象的なサンバ・チューン。本作らしいファンキーな味わいを満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=2fR3qQ7drAk

「The Bobo」
Francis Lai作。映画『The Bobo』(1967年)のメイン・テーマをカヴァー。ラウンジ調のメロウ・ボッサにかなりグッときます!

「Wait Until Dark」
Ray Evans/Jay Livingston/Henry Mancini作。映画『Wait Until Dark』(1967年)のメイン・テーマをカヴァー。Francis Laiの次はManciniです。本作唯一のヴォーカル曲でMarge Dodsonがフィーチャーされています。ロマンティックなオルガン・ジャズにうっとりです。

「Menino das Laranjas」
Theo De Barros作。当ブログではLennie Dale & Sambalanco Trioのカヴァーも紹介済みです。余裕たっぷり!大人のオルガン・ジャズ・サンバといった趣です。
http://www.youtube.com/watch?v=5EvghQYgsJc

「Sebato Sera」
Dee Bellis/Martino作。ラウンジ・ムード満点のオルガン・ボッサ。さり気ないですがWanderleyのオルガンを満喫できます。

「Sensuous」
Walter Wanderley作。この曲も映画『For Singles Only』のために書かれたもの。エレピとヴァイヴの音色が美しいロマンティックな演奏でアルバムは幕を閉じます。
http://www.youtube.com/watch?v=8S6_HEd6AZ0

Walter WanderleyのVerve時代の他作品もチェックを!

『Rain Forest』(1966年)
サマー・サンバ

Astrud Gilberto/Walter Wanderley Trio『A Certain Smile A Certain Sadness』(1966年)
A Certain Smile, A Certain Sadness

『Cheganca』(1966年)
シェガンサ(紙ジャケット仕様)

『Batucada』(1967年)
バトゥカーダ

Luiz Henrique & Walter Wanderley 『Popcorn』 (1968年)
ポップコーン
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2013年10月14日

Guida De Palma & Jazzinho『Veludo』

Guida De PalmaによるプロジェクトJazzinhoの第3弾☆Guida De Palma & Jazzinho『Veludo』
ビロード
発表年:2013年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ジャズ系ポルトガル人女性シンガー
気分は... :遅れてやってきた大人の夏休み・・・

祝日モードということで、イレギュラーに2日連続で新作の紹介を!
Guida De Palma & Jazzinho『Veludo』です。

Guida De Palma(Ghida De Palma)はポルトガル、セトゥバル出身の女性シンガー。

僕がGuida De Palma(Ghida De Palma)の名前を最初に知った作品は、当ブログでも紹介したB.E.F.『Music Of Quality And Distinction Volume II』(19991年)です。同作で彼女はRoberta Flackの大ヒットでお馴染みのEugene Mcdanielsの名曲「Feel Like Makin' Love」のカヴァーを歌っていました。

続いて僕がGuida De Palma(Ghida De Palma)の名に出くわしたのはDodge City Productions『 Steppin' Up & Out』(1993年)。I.G Culture擁するUKのHip-Hopユニット唯一のアルバムです。いつかは当ブログでも取り上げようと思っているお気に入りアルバムですが、彼女はシングルにもなった「As Long as Were Around'」と「Unleash Your Love」の2曲でフィーチャーされていました。

Dodge City Productions「As Long as Were Around'」
 http://www.youtube.com/watch?v=_YvvPRIVKTE

その後しばらく彼女の名を目にすることが無くなりましたが、当時お気に入りだった日本人DJ/クリエイターLAVAのアルバム『Conexion』(2004年)でGhida De Palmaがフィーチャーされ、再び彼女の存在が気になるようになりました。また、彼女の歌声はKyoto Jazz Massiveの作品でも聴くことができます。

そんなGuida De Palma(Ghida De Palma)の自身を軸にしたユニットがJazzinho。これまでGuida De Palma & Jazzinho名義で『Jazzinho』(2003年)、『Atlas』(2006年)という2枚のアルバムをリリースしています。

そんなJazzinhoの3rdアルバムとなるのが本作『Veludo』です。

アルバム全体としては、Guidaらしくジャズ/ソウル/ブラジル音楽の間を自由に行き来する大人のブラジリアン・ジャズ作品といった印象です。Leon Wareとのメロウ・デュエットやクラブジャズ好きを歓喜させるスキャット入りの高速ブラジリアン・ジャズなども収録されています。全8曲という曲数はいささか少ない気もしますが、その分各曲は充実しています。

上記に示したのは僕が保有する国内盤のジャケですが、輸入盤のジャケは異なるのでご注意を!

Guida De Palma & Jazzinho『Veludo』 ※輸入盤
Toca Piano Fala Francos

遅れてやってきた大人の夏休み・・・そんな雰囲気の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「A Seed in You」
Leon Wareとデュエットした注目曲。ソングライティングもLeon Wareです(共作)。GuidaとLeonによる大人のメロウ・バラードを存分に堪能しましょう。ロンドンを拠点にするジャズ・フルート奏者Gareth Lockraneによるフルートもメロウ気分を盛り上げてくれます。

「Abraco da Bossa」
Guidaらしいバカンス・モードのメロウ・ボッサ・グルーヴ。メロウなエレピを奏でるのは元IncognitoのGraham Harvey。メロウ・ボッサ・グルーヴ好きには鉄板な仕上がり。

「Papao」
クラブジャズ好きの人にとっては本作のハイライト曲なのでは?Kitty WinterJoyce好きにはたまらない、スキャット入りの高速ブラジリアン・ジャズです。こういった音を期待して本作を購入する人は多いのでは?

「Autumn Monsoon」
夏モードの楽曲が多い本作ですが、この曲はタイトルの通り、秋がよく似合うしっとりとしたジャズ・チューンに仕上がっています。

「April's Fool」
爽快アコースティック・メロウ・ボッサ。伸びやかなGuidaのヴォーカルとメロウ・サウンドが爽やかな微風を吹き込んでくれます。彼女のヴォーカルの素晴らしさを実感できる1曲。

「Celebration」
イントロのギター・カッティングが印象的なジャズ・ファンク調のメロウ・グルーヴ。Guidaの持つソウルフルな側面を楽しめる1曲です。

「Whispers in the Darkness」
しっとりとした大人のボッサ・ジャジー・ソウル。洗練されていますが、決して雰囲気だけで流されないところがGuidaの歌力なのでしょうね。

「Ready to Feel Again」
Femi Temowoのギターをフィーチャー。ビューティフル・バラードにブルージー&ソウルフルな味わいが加わったビター・スウィートな雰囲気が魅力です。

Jazzinhoの過去作品もチェックを!

『Jazzinho』(2003年)
Jazzinho

『Atlas』(2006年)
Atlas
posted by ez at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする