2016年02月23日

Leroy Hutson『Paradise』

アーバン&メロウな80'モダン・ソウル☆Leroy Hutson『Paradise』
パラダイス
発表年:1982年
ez的ジャンル:80'モダン・ソウル/ファンク
気分は... :Nice and Easy !

今回はニューソウル期を代表する男性シンガーLeroy Hutsonが1982年にリリースした『Paradise』です。

これまで当ブログで紹介したLeroy Hutson作品は以下の5枚。

 『Love Oh Love』(1973年)
 『Hutson』(1975年)
 『Feel The Spirit』(1976年)
 『Hutson II』(1976年)
 『Closer To The Source』(1978年)

本作『Paradise』は、『Unforgettable』(1979年)に続くアルバムですが、1980年にCurtomが消滅したため、 Elektraからのリリースとなっています。

アルバム全体は80年代という時代を反映した内容になっており、オリジナルLPのA面がアーバン・メロウ、B面がダンサブルなファンク・チューンという構成です。

Leroy Hutson自身がプロデュースし、本人およびNicholas CaldwellLonnie ReavesMike Hawkinsがアレンジを手掛けています。

これまで紹介してきたCurtomの諸作と比較して、少し分が悪い印象の1枚ですが、先入観なしに聴けば、アーバン&メロウな80'モダン・ソウル作品として満喫できるはずです。

個人的には、アーバン・ダンサー「Classy Lady」、波音と共に始まるバラード「Nice and Easy」、Omniのカヴァー「You Make it Happen」、メロウ・ファンク「Paradise」が収録されたオリジナルLPA面の4曲がお気に入りです。

まず聴くべきはCurtomの諸作だと思いますが、Leroy Hutson好き、アーバン&メロウ好きの人ならば、十分楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Classy Lady」
Leroy Hutson作。Leroyらしい曲調のアーバン・ダンサーは本作のハイライトかもしれませんね。本作ならではのシンセ・サウンドも程良いスパイスになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=SM4r5kRmbgg

「Nice and Easy」
Nicholas Caldwell/Leroy Hutson/Lonnie Reaves作。波音と共に始まる素敵なメロウ・バラード。Leroyの歌声がロマンティックなムードを包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=jHca4hPkfTk

レゲエ・シンガーRuddy Thomasが同じ1982年にカヴァーしています。
Ruddy Thomas「Nice and Easy」
 https://www.youtube.com/watch?v=HY4MxVZo_4o

「You Make it Happen」
Jerry Butler/Rodney Massey/Lawrence Hanks作。Omniが歌ったスムース・バラードをカヴァー。Leroyのハイトーン・ヴォーカルが栄える素敵なバラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ERLf_4heEQo

Omniヴァージョンもチェックを!
Omni feat. Yendor Yessam「You Make it Happen」(1980年)
 https://www.youtube.com/watch?v=ta-k0VS0erc

「Paradise」
Leroy Hutson/Lonnie Reaves作。タイトル曲はシングルにもなったメロウ・ファンク。ファンクといっても実にスマートなのがこの人らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UHCWs7MIhhc

「She's Got It」
Stephen Harris/Leroy Hutson/Lonnie Reaves作。80年代らしいシンセ・ファンクです。電話のベル音に時代を感じてしまいますが。
https://www.youtube.com/watch?v=JiJvSaX9Zws

「Nobody But You」
Leroy Hutson作。ダイナミックなホーン・サウンドが配されたファンキー・グルーヴ。後半のファンク・チューンではコレが一番好き!曲調に合わせてLeroyのヴォーカルも猥雑モードです。
https://www.youtube.com/watch?v=ea9KOzkTU4Y

「Stay At It」
Leroy Hutson/Mike Hawkins作。ラストもダンサブルなファンク。80年代シンセ・ファンクの短所が少し顔を覗かせている点が気になりますが・・・
https://www.youtube.com/watch?v=2zaV-bvaTs0

Leroy Hutsonの過去記事もご参照下さい。

『Love Oh Love』(1973年)
Love Oh Love / the Man!

『Hutson』(1975年)
Hutson

『Feel The Spirit』(1976年)
Feel the Spirit

『Hutson II』(1976年)
Hutson II

『Closer To The Source』(1978年)
Closer to the Source
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2016年02月22日

Lesley Duncan『Moon Bathing』

フリーソウル方面でも人気のUK女性SSW作品☆Lesley Duncan『Moon Bathing』
Moon Bathing
発表年:1975年
ez的ジャンル:UK女性シンガー・ソングライター
気分は... :レジリエンス・・・

今回は"UKのCarole King"と称された女性シンガー・ソングライターLesley Duncanが1975年にリリースした『Moon Bathing』です。

今年に入り念願のCD化が実現し、ようやく本作を手元に置くことができました。

Lesley Duncan(本名:Lesley Cox)は1943年イングランド北東部ストックトン・オン・ティーズ出身の女性シンガー・ソングライター。

1963年に初シングル「I Want A Steady Guy」をレコーディングし、その後も60年代に何枚かのシングルをリリースしています。

ソングライターとしても活躍し、The Walker Brothers、Dusty SpringfieldMadeline Bell等へ楽曲提供しています。

彼女の楽曲の中でも「Love Song」は、Elton JohnOlivia Newton-JohnDionne WarwickDavid Bowie等多くのアーティストがカヴァーしています。

また、1964年から1972年までUKの国民的シンガーDusty Springfieldのバック・ヴォーカルを務めるなど、バッキング・ヴォーカリストとしても活躍しています。

それ以外にもElton JohnThe Alan Parsons ProjectRingo Starr等の作品に参加しています。特に有名なのはロック史に残る驚異的ロング・セラーを記録したモンスター・アルバムPink Floyd『The Dark Side Of The Moon』(1973年)への参加ですかね。

自身のアルバムとしては、『Sing Children Sing』(1971年)、『Earth Mother』(1972年)、『Reading Festival '73』(1973年)、『Everything Changes』(1974年)、『Moonbathing』(1975年)、『Maybe It's Lost』(1977年)といった作品をリリースしています。

2010年に逝去。

そんな彼女の諸作において、フリーソウル方面で再評価が高かったのが4thスタジオ作となる本作『Moon Bathing』(1975年)です。

他の彼女のアルバムと同様に、公私のパートナーであるJimmy Horowitzがプロデュース&アレンジを手掛けています。

Jimmy HorowitzはLinda Lewisの1stアルバム『'Say No More...'』(1971年)のアレンジも手掛けています。

レコーディングには、Lesley Duncan (vo、g、mandolin)以下、Jimmy Horowitz(p)、Chris Spedding(g)、Jim Ryan(g)、Pete Dennis(b)、Glen Le Fleur(ds)、Colonel Christophoulos Spedaki(bouzouki)、Derek Grossmith(as、fl)、Joanna Newman(back vo)、Liza Strike(back vo)等が参加しています。

フリーソウル好きの人が気に入るであろう「I Can See Where I'm Going」「Pick Up The Phone」といったメロウ・チューンが魅力の1枚です。

それ以外にグルーヴィーな「Jumped Right In The River」、メロウ・バラード「Heaven Knows」「Rocking Chair」あたりもオススメです。

UKフォーキーの魅力を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「I Can See Where I'm Going」
シングルにもなったオープニング。僕も一番のお気に入りのフォーキー・メロウ。軽やかなギター・カッティングにのってLesleyが爽やかな歌声を届けてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KmhmsaCEA3Q

「Heaven Knows」
Jimmy Horowitzとの共作。切ないメロディにグッとくるバラード。Chris Speddingのスライドも印象的です。

「Moon Bathing」
タイトル曲はブズーキやバンジョーの音色が響くトラッド色の強い仕上がりです。

「Rescue Me」
メリハリの効いたフォーキー・メロウ。Lesleyの清らかなヴォーカルおよび楽曲の魅力がよく伝わってきます。

「Lady Step Lightly」
UKらしさの漂うフォーキー・バラード。ここでもChris Speddingのギターが効いています。

「Wooden Spoon」
カントリー・ソウル的な味わいの仕上り。小気味良いバッキングもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_t5ZrmbjRJM

「Pick Up The Phone」
「I Can See Where I'm Going」と並ぶ本作のハイライト。爽快メロウなポップ・ソウルは彼女のブルー・アイド・ソウル的な魅力が詰まっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0971MoPIdRA

「Helpless」
このタイトルからはCrosby, Stills, Nash & Youngの同名曲をイメージしがちですが同名異曲の切ないバラードです。

「Fine Friends」
ピアノとアコギのみのシンプルなフォーキー・チューン。

「Jumped Right In The River」
ホーン隊、ストリングスが盛り上げてくれるメロウ・グルーヴ。Jimmy Horowitzのアレンジ・センスが光ります。

「Rocking Chair」
Jimmy Horowitzとの共作。ラストは感動的なメロウ・バラードで締め括ってくれます。黄昏モードにピッタリです。

Lesley Duncanの他作品もチェックを!

『Sing Children Sing』(1971年)
Sing Children Sing

『Earth Mother』(1972年)
Earth Mother

『Maybe It's Lost』(1977年)
Maybe It's Lost
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2016年02月21日

Sean Khan『Muriel』

Omar、Sabrina Malheiros参加!4Heroがリミックス☆Sean Khan『Muriel』
マリエル (MURIEL)直輸入盤帯ライナー付国内仕様
発表年:2015年
ez的ジャンル:クラブミュージック経由UKジャズ
気分は... :因果応報

今回は新作アルバムからロンドン出身のサックス奏者Sean Khanの2ndアルバム『Muriel』(2015年)です。

昨年末に購入したもののタイミングを逸していましたが、ようやく紹介できました。

Sean Khanは2000年代初めの西ロンドンのクラブ・シーンで活躍したユニットSK Radicalsを率いていたサックス奏者です。

SK Radicalsはブロークン・ビーツとジャズ・ファンクを融合したサウンドで人気し、『When Will We Belong』(2001年)、『Urban Eclectiks』(2009年)という2枚のアルバムをリリースしています。

SK Radicals「On The Street」
 https://www.youtube.com/watch?v=H0FZBvfv9v8
SK Radicals「Someday I Will」
 https://www.youtube.com/watch?v=xdNueRbQCwc

その後、2011年にソロ名義の第1作『Slow Burner』Far Out Recordingsをリリースしています。

本作『Muriel』はFar Outからリリースされたソロ第2弾アルバムです。

前作『Slow Burner』にはStevie WonderWayne ShorterJoe Hendersonといったソウル、ジャズ界の大物ミュージシャンが参加していました。

それに対して本作には、The Cinematic OrchestraNicola ConteGaetano Partipilo等の作品への参加でも知られるHeidi VogelAzymuthのベーシストAlex Malheirosの娘であり、クラブ方面でも人気のブラジル人女性シンガーSabrina Malheiros、UKソウルの重鎮Omarといった、よりクラブ寄りのヴォーカリストが参加しています。

さらに、IncognitoのリーダーJean-Paul "Bluey" Maunickの息子であり、Sabrina Malheiros作品のプロデュースでも知られるDaniel Maunickがミックスを務め、UKクラブ・ミュージックの牽引者4Hero
Henry WuBen Haukeといった注目株がリミックスを手掛けています。

それ以外にMike Edmonds(b)、Laurie Lowe(ds)、Andy Noble(p、el-p)、John Hoare(tp)、Nathan Mansfield(tp)がレコーディングに参加しています。

アルバムの内容は、大きくゲストをフィーチャーしたヴォーカル曲、インスト曲、ヴォーカル曲のリミックスに分けられます。

正直、クラブ寄りのヴォーカル曲およびそのリミックスと正攻法にジャズ/フュージョンしているインスト曲のギャップがあり、アルバムとしての統一感に欠ける面があるのは事実ですが、それでもヴォーカル曲、リミックス曲の充実ぶりに惹かれてしまう1枚です。

とりあえず「Don't Let The Sun Go Down」「Things To Say」「Samba Para Florence」「Sister Soul」というヴォーカル曲とラストのリミックス3曲をチェックすれば、本作の魅力を実感できるはずです。

また、"今ジャズ"好きの人とには「What Has Jazz Become?」あたりも面白いと思います。

全曲紹介しときやす。

「Things To Say」
Diana Martinezの女性ヴォーカルをフィーチャー。爽快に疾走するキャッチーなジャズ・ファンク・グルーヴ。溌剌としたDiana Martinezに惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TpF8DjFhVb8

「Samba Para Florence」
Heidi Vogelの女性スキャットをフィーチャー。タイトルの通り、ブラジリアン・フレイヴァーの効いたメロウ・グルーヴです。主役Seanのサックス・ソロも快調です。
https://www.youtube.com/watch?v=PT-m2mvl-Ek

「Sister Soul」
Sabrina Malheirosをフィーチャー。モロにブラジル色を出してくると思いきや、意外にも北欧ジャズ的な雰囲気です。でもエレガント&キュートな感じで大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=hyiH9guEC1w

「Muriel」
タイトル曲はフュージョン調のミステリアスなインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=pj12es-FoX8

「Dance For Little Emily」
Seanのオールド・ジャズへの愛情を感じるインスト。ストレート・アヘッドなジャズを聴かせてくれます。

「What Has Jazz Become?」
「Part I: Goya Music」「Part II: Jaco, Herbie And Gil」「Part III: What Has Jazz Become?」から成る組曲。「Part I: Goya Music」は"今ジャズ"的な演奏が興味深いです。「Part II: Jaco, Herbie And Gil」のタイトルにはJaco PastoriusHerbie HancockGil Scott-HeronというSeanが敬愛するミュージシャン達の名が込められています。「Part III: What Has Jazz Become?」はGenevieve Grantのポエトリー・リーディングをフィーチャーしています。

「Don't Let The Sun Go Down」
Omarをフィーチャー。本作のハイライトと呼べる"今ジャズ"的UKソウルです。UKソウル好きも"今ジャズ"好きも楽しめるはずです。
https://www.youtube.com/watch?v=mJ_mgs9-tew

「Trane's Shadow」
John Coltraneをはじめとする50〜60年代ジャズへの愛情に溢れたインスト。

「Fire Within (For Louie Malle)」
60年代のHerbie Hancock作品あたりを彷彿させる美しい演奏で本編を締め括ってくれます。

「Samba Para Florence (Henry Wu Remix)」
ここからはリミックス・タイム。最初は「Samba Para Florence」のHenry Wuによるリミックス。ブラジリアン・メロウ・グルーヴをシャープなフロア向けサウンドへ再構築してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=F1T3OHiZJmQ

「Don't Let The Sun Go Down (4hero Remix)」
「Don't Let The Sun Go Down」の4Heroによるブラジリアン・フレイヴァーのリミックス。オリジナルと並ぶ本作のハイライトなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=zfTJDRJ2ZNU

「Things To Say (Ben Hauke Remix)」
「Things To Say」のBen Haukeによるリミックス。才気あるリミックスで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FyLBwei3P3g

ご興味がある方は1stアルバム『Slow Burner』(2011年)やSK Radicalsのアルバムもチェックを!

『Slow Burner』(2011年)
Slow Burner

SK Radicals『When Will We Belong』(2001年)
When Will We Belong

SK Radicals『Urban Eclectiks』(2009年)
Urban Eclectiks
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2016年02月20日

Paulinho Da Viola e Elton Medeiros『Samba Na Madrugada』

サンバ新時代の幕開け的作品☆Paulinho Da Viola e Elton Medeiros『Samba Na Madrugada』
夜明けのサンバ (BOM1110)
発表年:1968年
ez的ジャンル:新時代サンバ
気分は... :サンバの夜明けじゃ!

今回はサンバ/ショーロの大物ミュージシャンPaulinho Da Violaが、そのキャリア初期に彼が所属していたサンバ・ユニットConjunto a Voz Do MorroのメンバーElton Medeirosと共同名義でリリースしたアルバム『Samba Na Madrugada(邦題:夜明けのサンバ)』(1968年)です。

Paulinho Da Viola(本名:Paulo Cesar Batista de Faria)の紹介は、『Nervos De Aco』(1973年)に続き2回目となります。

22歳の頃、偉大なるサンビスタCartolaが経営するライブハウスに出入りするようになり、そこで"Paulinho Da Viola"の芸名を名付けられ、プロ・ミュージシャンとしての活動を開始したPaulinho Da Viola

1965年にサンバ・ユニットConjunto a Voz Do Morroにオリジナル・メンバーとして参加し、 『Roda de Samba』(1965年)、『Roda de Samba No.2』(1965年)、『Os Sambistas』(1966年)といった作品をレコーディングした後、同じConjunto a Voz Do Morroのメンバーであった12歳上のElton Medeirosと組んでレコーディングしたのが本作『Samba Na Madrugada』です。

アルバムはPaulinhoとEltonのヴォーカル曲がほぼ交互に並べれた構成です。二人の師匠といえる偉大なるサンビスタCartolaとの共作曲も含まれます。

『夜明けのサンバ』という邦題が示すように、サンバ新時代の幕開けを感じさせる1枚であり、サンバの素晴らしさをシンプルかつ分かりやすく伝えてくれます。また、サンビスタとしてのサンバ愛や誇りに満ちているのもいいですね。

Paulinhoパートでは「Arvoredo」「Depois de Tanto Amor」、Eltonパートでは「Perfeito Amor」がお気に入りです。

サンバ入門編の1枚としても適していると思います。

サンバの夜明けじゃ!

全曲紹介しときやす。

「Arvoredo」
Paulinho da Viola作。フルートに導かれ、師匠Cartolaの流れを汲むようなメロディをPaulinhoが柔らかな歌声で包み込みます。本作におけるPaulinhoの曲ではコレと「Depois de Tanto Amor」がお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=DvqCatY_oWA

「Maioria Sem Nenhum」
Elton Medeiros/Mauro Duarte作。まさに夜明けのサンバといった雰囲気ですね。庶民の現実をEltonが哀愁のメロディにのせて歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=v4zvYA1HtXM

「14 Anos」
Paulinho da Viola作。後にNara Leaoが取り上げたことでも知られる曲。サンビスタとしてのPaulinhoの思いが伝わってきます。軽快なリズムと哀愁メロディが見事に調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=bbyxKpkrR1Y

「Sofreguidao」
Elton Medeiros/Cartola作。愛を失ったひどい苦しみを歌う哀愁サンバ。
https://www.youtube.com/watch?v=-VYaHhH6X8s

「Momento de Fraqueza」
Paulinho da Viola作。トロンボーンの開放的な響きが印象的です。Paulinhoの歌声の魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Wsfz80Q9wQs

「Minha Confissao」
Elton Medeiros作。Paulinhoの魅力が出た前曲「Momento de Fraqueza」と比較して聴くと、Eltonの歌声、曲の魅力を実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=8wtuxZYvF6E

「Perfeito Amor」
Elton Medeiros/Hermínio Bello de Carvalho作。本作におけるEltonの曲ではコレが一番好き!哀願した恋に巡り合った喜びをオトナな語り口で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=y0cyA34Mdpk

「Mascarada/Minhas madrugadas/Injuria/Recado/O Sol Nascera/Jurar com Lagrimas/Rosa de Ouro」
「Mascarada」(Elton Medeiros/Ze Keti作)、「Minhas Madrugadas」(Paulinho da Viola/Candeia作)、「Injuria」(Elton Medeiros/Cartola作)、「Recado」(Paulinho da Viola/Casquinha作)、「O Sol Nascera」(Elton Medeiros/Cartola作)、「Jurar com Lagrimas」(Paulinho da Viola作)、「Rosa de Ouro」(Elton Medeiros/Paulinho da Viola/Herminio Bello de Carvalho作)という過去に作った6曲のメドレー。名曲の数々をコンパクトに楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=yK07WuuA9Wg

これらの楽曲のうち、「Recado」はTerra Trio、「O Sol Nascera」はNara LeaoClara Moreno、「Rosa de Ouro」はClara Morenoのヴァージョンを過去記事で紹介済みです。

「Depois de Tanto Amor」
Paulinho da Viola作。「Arvoredo」と並ぶPaulinho作品のお気に入り。哀愁のメロディをPaulinhoらしい柔らかい語り口で歌い上げます。トロンボーンの音色で哀しき男心を反映しています。
https://www.youtube.com/watch?v=yBG4tnW3x8s

「Samba Original」
Elton Medeiros/Ze Keti作。サンビスタとしての誇りを感じる軽快なサンバです。
https://www.youtube.com/watch?v=2spjqt0V0dk

「Alo Alo/Sol da Manha」
ラストはPaulinho da Viola作「Alo Alo」、Elton Medeiros作「Sol da Manha」のメドレーで二人の共演作らしく締め括ってくれます。女性コーラスも加わり、花を添えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fll2S8SbDMk

Paulinho Da Violaの他作品もチェックを!

『Paulinho Da Viola』(1968年)
Paulinho Da Viola

『Foi Um Rio Que Passou em Minha Vida』(1970年)
Foi Um Rio Que Passou Em Minha Vida (Dig)

『Paulinho Da Viola』(1971年)
Paulinho Da Viola

『A Danca Da Solidao』(1972年)
Danca Da Solidao

『Nervos De Aco』(1973年)
NERVOS DE ACO

『Paulinho Da Viola(Amor a Natureza)』(1975年)
Amor a Natureza

『Memorias Cantando』(1976年)
Memorias 1

『Memorias Chorando』(1976年)
Memorias 2: Chorando

『Paulinho Da Viola』(1978年)
Paulinho Da Viola

『Zumbido』(1979年)
Zumbido

『Eu Canto Samba』(1989年)
Eu Canto Samba

『Bebadosamba』(1996年)
Bebadosamba
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2016年02月19日

Bobby Womack『Pieces』

デトロイト・ソウルの重鎮Don Davisプロデュース☆Bobby Womack『Pieces』
ピーシズ(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様)
発表年:1978年
ez的ジャンル:ザ・ラスト・ソウルマン
気分は... :4色仮面?

今回は"ザ・ラスト・ソウルマン"Bobby Womackが1978年にリリースした『Understanding』です。

Bobby Womack(1944-2014年)の紹介は、『Understanding』(1972年)、Bobby Womack & J.J. Johnson『Across 110th Street』(1972年、サントラ)に続き3回目です。

この時期のBobby Womack作品と比較して、覆面レスラー?のような異色のジャケで印象づけられるアルバムですね。

Columbia移籍第一弾アルバムとなった前作『Home Is Where the Heart Is』(1976年)は、アラバマ、マッスルショールズでのレコーディングでしたが、Columbia第二弾となる本作ではデトロイト・ソウルの重鎮Don Davisをプロデューサーに迎え、デトロイトおよびマッスル・ショールズでレコーディングしています。

David RuffinCandi Statonをゲストに迎え、ソングライティングではLeon WareWomack & Womackでもお馴染みの弟Cecil Womackなども貢献しています。

レコーディングはBobby Womack(vo、g)以下、Friendly Womack, Jr.Cecil WomackCurtis Womackといった兄弟達、Barry Beckett(key)、Roger Hawkins(ds)、Jimmy Johnson(g)といったMuscle Shoals Rhythm Sectionの面々、Brooklyn Dreams(vo)、Brandye(vo)、Michael Henderson(b)、Ronnie McNeir(key)、Rudy Robinson(key)Anthony Willis(b)、Dwayne Lomax(ds)、Charles Fullove(g)、Allee Willis(g)、Larry Fratangelo(per)等が参加しています。

David Ruffin参加のシングル曲「Trust Your Heart」、Candi Statonとのデュエット「Stop Before We Start」の2曲が注目されやすいアルバムですが、「It's Party Time」「Wind It Up」「Never Let Nothing Get The Best Of You」といったファンキー・グルーヴ、「Is This The Thanks I Get」「Caught Up In The Middle」といったバラードも充実しています。

商業的には不発でしたが、今聴いても楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「It's Party Time」
Don Davis/Willie Schofield作。タイトルの通り、パーティー・モードの軽快なファンキー・チューンでアルバムは幕を開けます。
https://www.youtube.com/watch?v=mtQ59LLQok4

「Trust Your Heart」
Bobby Womack/Don Davis/Leon Ware作。David Ruffinをゲストに迎えたシングル曲。今聴いても魅力的なモダン・ソウルに仕上がっています。都会的なグルーヴ感はMichael Hendersonのベースが効いていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=365CFNRMNyw

「Stop Before We Start」
Arenita Walker/Cynthia Girty作。Candi Statonとのデュエットによる哀愁バラード。パーカッション類によるアクセントで重くなりすぎないのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Z7L_6mQpBng

A+「Move On」、Brother Ali「Soul Whisper」のサンプリング・ソースにもなっています。
A+「Move On」
 https://www.youtube.com/watch?v=NKulmNJbZio
Brother Ali「Soul Whisper」
 https://www.youtube.com/watch?v=lEozUnbJR1M

「When Love Begins Friendship Ends」
Allee Willis作。Bobby Womackらしいシブさが沁みるバラード。ジワジワきます。
https://www.youtube.com/watch?v=dfach51K8M4

「Wind It Up」
Bobby Womack/Cecil Womack/Leon Ware作。ホーン隊と共に駆け抜ける痛快ファンキー・グルーヴです。ラテン・パーカッションの隠し味が僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=-5oP0Dyh03Q

「Is This The Thanks I Get」
Jimmy George/John Hammond作。Bobbyのヴォーカルの魅力を実感できるミディアム・バラード。バラード系ではコレと次の「Caught Up In The Middle」がお気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=ZUae5318nlQ

9th Wonder「Beat VII」のサンプリング・ソースにもなっています。
9th Wonder「Beat VII」
 https://www.youtube.com/watch?v=1W1B2o-iLIs

「Caught Up In The Middle」
Don Davis/Jerry Stephens/Ronnie McNeir作。作者Ronnie McNeirが鍵盤で参加しています。アレンジ良し、ヴォーカル良し!エレピの効いた都会的なバラードは僕好みです。
https://www.youtube.com/watch?v=1pvrlWqHC9g

「Never Let Nothing Get The Best Of You」
Bobby Womack/Cecil Womack作。ラストはダンサブルなファンキー・グルーヴで華やかに締め括ってくれます。ファンキー・リズム隊とホーン隊が盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=wfUIgxK6l14

再発CDには「Wind It Up (Single Edit)」「Trust Your Heart (Single Edit)」「When Love Begins Friendship Ends (Single Edit)」「Trust Your Heart (12" Extended Mix)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。

Bobby Womackの他作品をチェックを!

『Fly Me to the Moon』(1968年)
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

『My Prescription』(1969年)
マイ・プレスクリプション

『Communication』(1971年)
Communication

『Understanding』(1972年)
Understanding

Bobby Womack & J.J. Johnson『Across 110th Street』(1972年)
Across 110th Street

『Facts of Life』(1973年)
Facts of Life

『Lookin' for a Love Again』(1974年)
Lookin for a Love Again

『I Don't Know What the World Is Coming To』(1975年)
誰にも未来はわからない

『Safety Zone』(1975年)
安全地帯

『BW Goes C&W』(1976年)
ボビー・ウーマック・ゴーズ・カントリー&ウエスタン

『Home Is Where the Heart Is 』(1976年)
我が魂の故郷(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様)

『Roads of Life』(1979年)
ロード・オブ・ライフ(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様)

『The Poet 』(1981年)
Poet

『The Poet II』(1984年)
Poet 2
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