2016年02月06日

The Isley Brothers『The Brothers Isley』

ファンク・クラシック「I Turned You On」収録のT-Neck第2弾☆The Isley Brothers『The Brothers Isley』
ザ・ブラザーズ:アイズレー(紙ジャケット仕様)
発表年:1969年
ez的ジャンル:兄弟系ファンク/ソウル
気分は... :道は拓ける・・・

久々にThe Isley Brothersの紹介です。
セレクトしたのは『The Brothers Isley』(1969年)です。

これまで当ブログで紹介したIsleys作品は以下の11枚(発表年順)。

 『Givin' It Back』(1971年)
 『Brother, Brother, Brother』(1972年)
 『The Isleys Live』(1973年)
 『3+3』(1973年)
 『Live It Up』(1974年)
 『The Heat Is On』(1975年)
 『Harvest For The World』(1976年)
 『Go For Your Guns』(1977年)
 『Winner Takes All』(1979年)
 『Between The Sheets』(1983年)
 『Baby Makin' Music』(2006年)

本作『The Brothers Isley』は、『It's Our Thing』(1969年)に次ぐ自身のレーベルT-Neck Records からの第2弾アルバムとなります。

T-Neck第1弾となる『It's Our Thing』からO'Kelly Isley、Rudolph Isley、Roland Isleyという正式メンバーのヴォーカル隊に加え、Ernie Isley、Marvin Isley、Chris Jasperの楽器隊3名もレコーディングに参加し、「3+3」体制の下地を作っていきます(Ernie、Marvin、Chris Jasperが正式メンバーとなるのは『3+3』)。

前作『It's Our Thing』(1969年)からはシングル「It's Your Thing」が全米チャート第1位、全米R&Bチャート第1位の大ヒットとなり、アルバム自体も全米アルバム・チャート第22位、同R&Bアルバム・チャート第2位となっています。

そんな勢いに乗ったIsleysがリリースしたT-Neck第2弾が本作『The Brothers Isley』でしたが、チャート・アクション的には前作ほどの成功を収めることはできませんでした。それでもIsleys好きの人は楽しめる内容です。

本作におけるIsleysは、『3+3』以降の独自サウンドに辿り着く途中であり、自分達のサウンドを手探りしている状態です。その意味で、Isleys入門作品としてはオススメできません。まず聴くべきは、これまでのエントリーで紹介してきた70年代全盛期のアルバムだと思います。

しかしながら、70年代のアルバムを一通り聴いた後に『It's Our Thing』や本作『The Brothers Isley』を聴けば、60年代テイストを残しつつ、荒削りなファンク/ソウルで試行錯誤しているIsleysに面白さを感じるはずです。

シングル・ヒットしたファンク・クラシック「I Turned You On」をはじめ、「Vacuum Cleaner」「Was It Good to You?」「The Blacker the Berrie」といった荒削りなファンクや、格好良いファンキー・グルーヴ「Holding On」が僕のオススメです。

70年代全盛期への過渡期の作品ですが、その未完成な部分を楽しむべき1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Turned You On」
本作のハイライト。シングルとして全米R&Bチャート第6位、全米チャート第23位となったヒット曲。ファンク・クラシックとして今日でも人気があるのが頷けへヴィなファンク・グルーヴが魅力です。この時代のIsleysならではの荒削りな魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=sxm6rQWzzIU

この魅力的なファンク・グルーヴはサンプリング・ソースとしても人気です。N.W.A「Parental Discretion Iz Advised」、KMD「Who Me?」D-Nice「25 Ta Life」 、Big Daddy Kane「Prince of Darkness」、Ice Cube「Man's Best Friend」、E.S.P.「Oh Well」、UGK「I'm So Bad」等のサンプリング・ソースとなっています。

N.W.A「Parental Discretion Iz Advised」
 https://www.youtube.com/watch?v=rz1Opgruj-Y
KMD「Who Me?」
 https://www.youtube.com/watch?v=7ETgOjhLT6Q
D-Nice「25 Ta Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=VaRnE0l36CE
Ice Cube「Man's Best Friend」
 https://www.youtube.com/watch?v=PfMMvGODkug
E.S.P.「Oh Well」
 https://www.youtube.com/watch?v=YppSv9G8KQA
UGK「I'm So Bad」
 https://www.youtube.com/watch?v=ueQKuIptDAU

「Vacuum Cleaner」
少しダークで引きずるようなファンク・グルーヴにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=WvSn56NELRc

「I Got to Get Myself Together」
RudolphとRolandの掛け合いが楽しめる味わい深いソウル・チューン。ヴォーカル・グループとしてのIsleysの魅力を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=jtxEGUj7T7g

「Was It Good to You?」
ホーン隊も絡めたダイナミックなファンク・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=72PcayV21AY

「The Blacker the Berrie」
僕の一番のお気に入り。ロッキンなファンク・グルーヴでグイグイ迫ってくる感じがたまりません。O'KellyとRolandのツイン・リードです。
https://www.youtube.com/watch?v=J3Y6rb2Ysn4

「My Little Girl」
60年代テイスト全開のファンキー・ソウルですが、こういうのも悪くないです。
https://www.youtube.com/watch?v=pXM3cgV3w-Y

「Get Down off of the Train」
イナたいソウル・チューン。60年代ならではの味わいが魅力です。Ronaldの存在感のあるヴォーカルさすがです。
https://www.youtube.com/watch?v=x6kuW4DChR4

「Holding On」
全然Isleysらしくないですが、格好良いファンキー・グルーヴです。Ronaldの勿体ぶったヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=w51UhTsvEgk

「Feels Like the World」
ラストはRonaldのヴォーカルに魅了されるバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zjwHgpPHg1Q

Isleysの過去記事もご参照下さい。

『Givin' It Back』(1971年)
Givin' It Back

『Brother, Brother, Brother』(1972年)
Brother Brother Brother

『The Isleys Live』(1973年)
The Isleys Live

『3+3』(1973年)
3+3

『Live It Up』(1974年)
リヴ・イット・アップ(紙ジャケット仕様)

『The Heat Is On』(1975年)
The Heat Is On

『Harvest For The World』(1976年)
ハーヴェスト・フォー・ザ・ワールド

『Go For Your Guns』(1977年)
Go for Your Guns

『Winner Takes All』(1979年)
Winner Takes All

『Between The Sheets』(1983年)
Between the Sheets

『Baby Makin' Music』(2006年)
Baby Makin' Music
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2016年02月04日

Som Tres『Toboga』

ファンキーなブラジリアン・ジャズ☆Som Tres『Toboga』
トボガン
発表年:1970年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ジャズ・トリオ
気分は... :ジェット・コースター気分・・・

今回はブラジルものからSom Tres『Toboga』(1970年)です。

Som TresSom 3)は1965年にサンパウロで結成されたブラジリアン・トリオ。メンバーはCesar Camargo Mariano(p)、Sebastiao "Saba" Oliveira Da Paz(b)、Toninho Pinheiro(ds)、

Cesar Camargo MarianoにとってはSambalanco Trioに続くグループ、Saba、ToninhoにとってはJongo Trioに続くグループとなります。

グループは『Som Tres』(1966年)、『Som Tres Show』(1968年)、『Som Tres』(1969年)、『Um e Pouco, Dois e Bom』(1969年)、『Toboga』(1970年)といったアルバムをリリースしています。

Cesar Camargo Marianoが女王Elis Reginaと再婚し、彼女との活動に専念するため、グループは解散することとなりました。

本作『Toboga』(1970年)はグループにとって4枚目のスタジオ作であり、ラスト・アルバムとなります。

何となく全編ジャズ・サンバのアルバムをイメージしてしまいますが、ファンク/ジャズ・ファンク/ソウルといったUSサウンドを意識した演奏も何曲が収録されており、『Rare Groove A to Z』に掲載されるのも納得の内容になっています。勿論、ブラジリアン・ジャズ・ユニットらしいジャズ・サンバ/ボッサな演奏も聴かせてくれます。

レア・グルーヴ好きの人には、ジャズDJから人気の「Irmaos Coragem」JBライクな「Bajar No Mexico」「Eu Ja Tenho Voce」あたりがオススメです。

グルーヴィーなオルガン・ジャズ「Toboga」「O Telefone Tocou Novamente」「Mulher Brasileira」というJorge Benのカヴァー2曲も僕のお気に入りです。

レア・グルーヴ好きの人が楽しめるブラジリアン・ジャズ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Lola」
Lamartine Babo作。リラックスしたオールド・タイミー感が印象的なオープニング。

「Irmaos Coragem」
Nonato Buzar/Paulinho Tapajos作。今日における本作のハイライトはコレ!スリリングかつミステリアスなオルガン・ジャズ・ファンク。レア・グルーヴ好き/クラブジャズ好きの人も気に入るであろう格好良すぎる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=SSu9EkYJV6E

「Bajar No Mexico」
Cesar Camargo Mariano/Saba作。James Brownあたりを意識したファンキー・チューン。ホーン隊も加わり盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fCPE7zFHwOk

「Eu Ja Tenho Voce」
Cesar Camargo Mariano/Saba作。前曲に続くJames Brownライクな男性ヴォーカルが入ったファンキー・グルーヴ。

「Eu So Posso Assim」
Carlos Pingarilho/Marcos Vasconcellos作。小粋なジャズ・サンバでアルバムに一度落ち着きを与えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZwCF6AM-GV4

「O Telefone Tocou Novamente」
Jorge Ben作品のカヴァー1曲目。オリジナルは『Forca Bruta』(1970年)に収録されています。ここではオリジナルよりスピード・アップさせたスリリングな演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=yUIutfkaEpA

「Oh Happy Day」
ゴスペル・シンガーEdwin Hawkinsのヒット曲をカヴァー。女性コーラス隊を従え、Cesar Camargo Marianoがソウルフルな味わいのピアノを披露してくれます。

「Toboga」
Cesar Camargo Mariano作。タイトル曲はグルーヴィーなオルガン・ジャズ。遊園地モードでユーモラスに弾けている感じがいいですね。Toninhoのブレイクもキマっています。

「Mulher Brasileira」
Jorge Benのカヴァー2曲目。オリジナルは『Forca Bruta』(1970年)に収録されています。ここではロマンティックなメロウ・ボッサ調で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=lYt-AD1X0Mg

「A Volta Da Maca」
Cesar Camargo Mariano/Saba/Toninho作。ラストは小粋なジャズ・サンバを開放的な雰囲気で聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KtLIGAPQ52A

『Som Tres』(1966年)
Som 3

『Som Tres Show』(1968年)
ソン・トレス・ショー
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2016年02月03日

Gil Scott-Heron『Reflections』

アメリカの現実を映し出した黒人吟遊詩人☆Gil Scott-Heron『Reflections』
Reflection
発表年:1981年
ez的ジャンル:黒人吟遊詩人ジャズ・ファンク
気分は... :サングラスに映るアメリカ社会は・・・

今回は黒人吟遊詩人Gil Scott-Heron(1949-2011年)が1981年にリリースした『Reflections』です。

昨日TVでアメリカ大統領選スタートのニュースを何度も目にするうちに、Gil Scott-Heronのアルバムを聴きたくなってきました。

これまで当ブログで紹介したGil Scott-Heron作品(Brian Jacksonとの連名作を含む)は以下の7枚。

 『Pieces Of A Man』(1971年)
 『Winter In America』(1974年)
 『The First Minute Of A New Day』(1975年)
 『It's Your World』(1976年)
 『Bridges』(1977年)
 『Secrets』(1978年)
 『1980』(1980年)

本作『Reflections』は、Brian Jacksonとのコンビ解消後の作品としては、『Real Eyes』(1980年)に続くものです。

Gil Scott-Heron本人とMalcolm Cecilがプロデュースを手掛け、彼のバック・バンドとなるAmnesia Expressのメンバーがレコーディングに参加しています。

ジャズ・ファンク、ジャズのみならず、レゲエ調の「Storm Music」、ラテン調の「Gun」のようにサウンドに変化を持たせながら、黒人吟遊詩人らしいメッセージを投げ掛けます。

また、Bill Withers「Grandma's Hands」Marvin Gaye「Inner City Blues」というカヴァー・セレクトも見事にハマっていますね。

現実のアメリカ社会が映し出されたサングラスをかけるジャケも含めて、Gil Scott-Heronらしさに溢れた1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Storm Music」
Gil Scott-Heron作。オープニングはレゲエ調です。この年にBob Marleyが逝去したことが影響しているのでしょうね。Clydene Jackson、Julia WatersMaxine Watersという女性バック・コーラス陣をI Threesに見立てたのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=3ryrZvRIS_M

「Grandma's Hands」
Bill Withers作品をカヴァー。オリジナルは『Just As I Am』(1971年)に収録されています。オリジナルの雰囲気を受け継ぎつつ、硬質なジャズ・ファンクでGil Scott-Heronらしいカヴァーに仕上げています。Ed Bradyのギターも聴かせます。
https://www.youtube.com/watch?v=EpoKFnbYYB0

J. Rawls feat. Mass Influence「High Life」、Lushlife「Daylight Into Me」、Ashley & Jackson「Solid Gold (Acid Jazz Mix)」のサンプリング・ソースとなっています。
J. Rawls feat. Mass Influence「High Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=HSW5W1uSqyY
Lushlife「Daylight Into Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=F5eZ2nwxL5M

「Is That Jazz?」
Gil Scott-Heron作。Robert Gordonのベースが先導する4ビート・ジャズ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=TN7Zsy3x_Vw

「Morning Thoughts」
Gil Scott-Heron/Vernon James作。ジャジー・サウンドとスポークン調のGil Scott-Heronのヴォーカル、作者Vernon Jamesのソプラノ・サックス、Kenny Sheffieldのトランペットがよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=zd6t1Bww5-M

「Inner City Blues (Poem: The Siege Of New Orleans)」
Marvin Gaye/James Nix作。Marvin Gayeの名曲の絶品カヴァー。小粋なジャジー・サウンドをバックに、Gil Scott-Heronの説得力のあるヴォーカルが放たれ、中盤以降は自身の詩を語りかけます。
https://www.youtube.com/watch?v=sh66yhoyc68

「Gun」
Gil Scott-Heron作。僕の一番のお気に入りはコレ。ラテン・パーカッション、ホーン隊、ギター等が織り成すラテン・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=wOeUpKCCSVQ

「"B" Movie (Intro, Poem, Song)」
Gil Scott-Heron作。スポークン・ワードで彼の本領発揮!当時のレーガン政権に対して痛烈なメッセージを投げ掛ける12分超の大作で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xSOp507HJMA

Gil Scott-Heronの過去記事もご参照下さい。

『Pieces Of A Man』(1971年)
Pieces of a Man

『Winter In America』(1974年)
Winter in America

『The First Minute Of A New Day』(1975年)
MIDNIGHT BAND: THE FIRST MINUTE OF A NEW DAY

『It's Your World』(1976年)
It's Your World

『Bridges』(1977年)
Bridges

『Secrets』(1978年)
Secrets

『1980』(1980年)
1980(直輸入盤・帯・ライナー付き)
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2016年02月02日

Premiere『Premiere』

Foster & McElroyプロデュースの女性R&Bグループ☆Premiere『Premiere』
premiere premiere.jpg
発表年:1996年
ez的ジャンル:FM系女性R&Bグループ
気分は... :再評価されるべき1枚!

今回は90年代女性R&BグループPremiere唯一のアルバム『Premiere』(1996年)です。

PremiereLeslye Maninang-SalfenAlisha FloresceaGigi Floresceaの3人組。

グループは1996年に映画『The Great White Hype』のサントラ収録曲「We Got It」でデビューします。
「We Got It」
 https://www.youtube.com/watch?v=JsVhpvxfJxw

同年に、Denzil FosterThomas McElroyによる名プロデューサー・チームFoster & McElroyがプロデュースを手掛けたデビュー・アルバムが本作『Premiere』(1996年)です。

結局、このアルバム1枚のみでシーンから消えたグループですが、本作『Premiere』の内容はなかなか充実しており、90年代女性R&Bグループ好きの人であれば大満足できる1枚だと思います。

Foster & McElroy以外にJames "JAE-E" EarleyWayne Jackson等もプロデュースしています。

シングルにもなった「Somethin' About You」、キャッチーなミディアム「If You Want My Love」、胸キュンのラブ・ソング「Stay」、Foster & McElroyの手腕が光るダンサブル・チューン「No One Loves Me Like You Do」Slave「Just A Touch of Love」ネタの「Nuthin' But Love」、ピュア&ラブリーな魅力に溢れた「Spread Love」あたりが僕のオススメです。

当時も今の過小評価されている1枚だと思います。

90年代女性R&Bグループ好きの人はぜひチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Somethin' About You」
オススメその1。シングルにもなったこのオープニングが本作のハイライト。彼女達のキュートなヴォーカルワークが栄えるダンサブルなミディアム・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=mb6y6dB7l5M

「If You Want My Love」
オススメその2。この曲もかなりキャッチー。90年代女性R&Bグループらしいキュートな魅力に溢れたミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=yk5lNQ7wNgU

「On My Mind」
少し妖しい雰囲気のセクシー・グルーヴ。ここまでの3曲はすべてJames "JAE-E" Earleyによるプロデュース&ソングライティングですが、彼の本作への貢献はFoster & McElroyに迫るものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=bVZ_IAjU_7I

「Somethin' Just 'Ain't Right」
彼女達のピュアな魅力が伝わってくるミディアム。初々しいハイトーン・ヴォーカルがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NfEBbzWKlUc

「Stay」
オススメその3。90年代女性R&Bグループならではの胸キュンのラブ・ソングです。メンバー3名の個性がよく分かるのもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Ql85ia93_0A

「Just Do Me Right」
男性ラップも加わったミディアム・グルーヴ。

「No One Loves Me Like You Do」
オススメその4。Foster & McElroyがグループの魅力を上手く引き出したダンサブル・チューン。哀愁のシンセ・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=hvmBAWTkc1o

「Before I Let Go」
セクシー&キュートなダンサブル・チューン。

「Nuthin' But Love」
オススメその5。ダンス・クラシックSlave「Just A Touch of Love」を引用したキュートなミディアム・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=SaOp4T11EIM

「Spread Love」
オススメその6。オーソドックスな曲調ながら彼女達のピュア&ラブリーな魅力に溢れたミディアムはモロに僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=z7OEveiedLg

「Bye Bye」
ラストはアルバムの最後に相応しいバイ・バイ・ソングで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YXu_BoPQQk0

ご興味がある方はFoster & McElroy絡みの過去記事もご参照下さい。

Foster McElroy『FM2』(1989年)
FM2 by Foster Mcelroy (1989-06-19) 【並行輸入品】

The Nation Funktasia『In Search Of The Last Trump Of Funk』(1991年)
In Search of the Last Trump
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2016年02月01日

Judy Mowatt『Black Woman』

レゲエ界の最高峰女性シンガーのの代表作☆Judy Mowatt『Black Woman』
ブラック・ウーマン
発表年:1979年
ez的ジャンル:フィメール・ルーツ・レゲエ
気分は... :女性は偉大なり!

今回はレゲエ界の最高峰女性シンガーJudy Mowattの代表作『Black Woman』(1979年)です。

Judy Mowattは1952年ジャマイカ生まれの女性シンガー。

1960年代に女性コーラス・グループThe Gaylettesのメンバーとして活動した後、70年代初めにはJulie Anne名義でシングルを何枚かリリースしています。

そして、1973年にRita MarleyMarcia Griffithsと共にI Threesを結成し、以降Bob Marley & The Wailersのバック・コーラス・グループとして活躍しました。

1975年には初ソロ・アルバム『Mellow Mood』をリリースし、その後も『Black Woman』(1979年)、『Mr. Dee-J 』(1981年)、『Only A Woman』(1982年)、『Working Wonders』(1985年)、『Love Is Overdue』(1986年)、『Look At Love 』(1991年)、『Rock Me』(1993年)、『Love』(1998年)、『Something Old, Something New』(2002年)、『Sing Our Own Song』(2003年)といったアルバムをリリースしています。

レゲエ界の最高峰女性シンガーの称号が相応しい人ですね。Judyの歌声の存在感は格別です。

そんなJudy Mowattを代表する1枚が2ndソロ・アルバムとなる『Black Woman』(1979年)です。

Judy Mowatt自身がプロデュースし、当時の公私のパートナーFreddie McGregorがアレンジ、演奏面で大きく貢献しています。

レコーディングにはJudy Mowatt(vo)、Freddie McGregor(ds、key、back vo)以外にTyrone Downie(g)、Earl "Wire" Lindo(key)といったBob Marley & The Wailersのメンバーや、Third WorldCat Coore(g)、スカ/レゲエを代表するパーカッション奏者Noel"Scully" Simms(per)、Dalton Browne(g)、Tony Chin(g)Howard Spread Bedassié(b)、Geoffrey Chung(key)等が参加しています。

アルバム・タイトルが象徴するように、黒人、女性、そしてラスタファリアンとして支配からの解放を願う歌がズラリと並ぶフィメール・ルーツ・レゲエの傑作だと思います。

普段あまりレゲエを聴かない人も、Judyの歌声に魅了されるはずです。その意味では男性シンガーのルーツ・レゲエよりもずっと聴きやすいと思います。

上記ジャケはUK盤のジャケです。僕が保有する国内盤CDも上記のジャケですが、本当はジャマイカ盤のオリジナル・ジャケで再発して欲しかったですね。

Judy Mowattという女性レゲエ・シンガーの魅力がこの1枚で十分伝わってくるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Strength To Go Through」
Judy Mowatt作。堂々としたJudyの歌いっぷりの良さに魅了されるオープニング。効果的なホーン・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-QbG4FsTm4w

「Concrete Jungle」
Bob Marley作。『Catch A Fire』収録のThe Wailersの名曲ですね。濃厚なヴォーカルで、この曲の持つパワーを再確認させてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=iqiTFYrXHFw

「Slave Queen」
Judy Mowatt作。ラヴァーズ的な開放的かつメロウなサウンドと、女性解放への強いメッセージを感じる歌詞が結びついた名曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6vYHZg8eRu8

「Put It On」
Bob Marley作。The Wailersの60年代からのレパートリーであり、『Burnin'』にも収録されていた名曲。♪運命は自ら決める♪と歌う本曲はアルバムのコンセプトに相応しいカヴァーですね。Judyのヴォーカルが栄える素晴らしいカヴァーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=XDef8Q1KVAs

「Zion Chant」
Freddie McGregor作。Freddieのオリジナルは『Mr. McGregor』(1979年)に収録されています。ラスタファリアニズムに満ちたFreddieの曲を開放的な雰囲気で高らかに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=3j_tpObMKEs

「Black Woman」
Judy Mowatt作。タイトル曲はアメリカの黒人奴隷女性がモチーフとなっています。ルーツ・レゲエ然としたサウンドも含めて、"女性版Bob Marley"といった雰囲気がありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=jHUQg5rvBEg

「Down In The Valley」
Bob Marley作。この曲を聴けば、彼女がレゲエ界の最高峰女性シンガーの称号を与えられる理由が分かると思います。聴く者を突き動かす歌力があります!素晴らしい!
https://www.youtube.com/watch?v=xF7Uz8Hi13k

「Joseph」
Judy Mowatt作。Bob Marleyに捧げられた曲。感動的な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zWZio6Tkx3A

「Many Are Called」
Judy Mowatt作。明るく開放的な雰囲気の中、フィメール・ルーツ・レゲエらしい魅力が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=rmUjuafnedw

「Sisters' Chant」
Judy Mowatt作。ラストはゴスペル調サウンドをバックに感動的な歌を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VAZcKsX92Zs

Judy Mowattの他作品ってCD入手困難であったり、未CD化の作品が多いみたいですね。

『Only A Woman』(1982年)
Only a Woman By Judy Mowatt (2002-05-06)

『Working Wonders』(1985年)
Working Wonders
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