2016年10月30日

Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』

強力タッグによる強力R&B作品!☆Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』
TIGALLERRO (ティガレロ) (直輸入盤帯付国内仕様)
発表年:2016年
ez的ジャンル:FE系強力R&Bタッグ
気分は... :It's So Easy!

今回は新作アルバムからThe Foreign Exchangeのメンバーとしても活躍するR&Bシンガー/ラッパーPhonteと実力派R&BシンガーEric Robersonの共演アルバム『Tigallerro』です。

Phonteに関して、これまで紹介した関連作品は以下の6枚
 
 ※Phonteソロ作品
 『Charity Starts At Home』(2011年)
 ※The Foreign Exchange作品
 『Connected』(2004年)
 『Leave It All Behind』(2008年)
 『Authenticity』(2010年)
 『Love In Flying Colors』(2013年)
 『Tales From The Land Of Milk And Honey』(2015年)

実力派R&BシンガーEric Robersonについては、これまで何度もソロ・アルバムを紹介しようと思っていたものの、何故か機を逸していて今回が初めてとなります。僕の中では客演シンガーのイメージが強かったのかもしれませんね。当ブログの過去記事を検索したら、彼の客演作は15枚位ありました。

今回、Phonteとの共演アルバムということで紹介しやすくなりました。

Eric RobersonPhonteの2人は、これまでもお互いのソロやThe Foreign Exchange Musicのミュージック・ディレクターZo!のアルバムで何度も共演しており、自然な流れで共演アルバムを出すことになったのでは?

Phonte本人(Tigallo名義)、The Foreign ExchangeZo!といったFEファミリーをはじめ、PhonteLittle Brother時代の盟友9th Wonderが率いるプロダクション・チームThe Soul CouncilのEric Jones、リッチモンドのジャズ・ファンク・バンドButcher Brownの鍵盤奏者DJ HarrisonDevonne Harris)、デビュー・アルバム『We Are KING』が話題の新時代女性R&BユニットKINGの中心メンバーParis Strother、当ブログでも何度か作品を紹介したHip-HopユニットStrange Fruit Projectのメンバーであり、プロデューサーとして人気のSymbolyc OneS1)、L.A.出身のピアニストで当ブログでも2ndアルバム『The Awakening』(2014年)を紹介したDaniel Crawford等がプロデューサーに起用されています。また、FE『Tales From The Land Of Milk And Honey』に参加していた女性チェロ奏者/シンガー・ソングライターShana Tuckerがバック・コーラスで数曲参加しています。

決して派手さのあるアルバムではありませんが、先行シングルにもなったオープニング曲「It's So Easy」に象徴されるように、歌とメロディを大切にしているアルバムという印象を受けます。様々なプロデューサーとコラボしながら、2人のヴォーカルやラップをじっくり聴かせてくれます。

Little Brotherや初期FEがお好きな方はPhonteのラップをたっぷり聴けるのも嬉しいかもしれませんね。

流通の問題なのか、イマイチ話題にならないアルバムですが、R&B/ソウル好きの方は要チェックな1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「It's So Easy」
Eric Jones/Zo!/Tigallo(Phonte)プロデュース。アルバムからの先行シングルにもなった至極のネオ・ソウル。このメロウなオープニング曲を聴けば、本作のクオリティが間違いないことが一発でわかります。Shana Tuckerによる女性バック・コーラスもいい感じです。終盤にShanaがEarth, Wind & Fire「Brazilian Rhyme」のスキャットを軽やかに歌い上げる遊び心もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=waSG69WNeuw

「Thru the Night」
Symbolyc One(Strange Fruit Project)プロデュース。哀愁モードのアングラHip-Hop調のトラック。最近はシンガーのイメージが強いPhonteのラップも楽しめまし。
https://www.youtube.com/watch?v=wc0YNkoZbbg

「My Kind of Lady」
DJ Harrisonプロデュース。DJ HarrisonとZo!という鍵盤奏者2人が創り出すメロウ・トラックがEric Robersonのヴォーカルによくマッチしています。ここでもPhonte節のラップを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=OlJGQ5wcA34

「Hold Tight」
DJ Harrisonプロデュース。DJ Harrisonのトラックメイカーとしてのセンスがよく出た1曲なのでは?エフェクトのかかったヴォーカルも含めて今様のR&Bらしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=amk45XdlYVo

「Grow This Love」
Slimkat78/Mr. Turnerプロデュース。ここではFEでの相棒Nicolayも演奏に参加しています。哀愁メロウな雰囲気でジワジワくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JcD75hLBm-Y

「Never the Same Smile」
The Foreign Exchange/Zo!プロデュース。FE作品にEric Robersonが客演している感じですね(笑)。ビューティフルなソウル・チューンに仕上がっています。ここでもShana Tuckerの女性バック・コーラスが花を添えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=FPIGEa4LoKg

「Waiting 4 Ya」
Stro Elliot/Rich Medina/Paris Strotherプロデュース。KINGのParis Strotherがプロデュースに関与している点で注目している曲。軽いスパニッシュ・テイストのサウンド、曲調、女性バック・コーラスからはKINGを連想させるものを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=XJnkiPSVH7Q

「Lie to Me」
Extra Mediumプロデュース。何度も聴いているうちにジワジワと好きになってきたミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=smgfrUZgE_A

「3:45」
Sheldon Williamsプロデュース。Sheldon Williamsの手腕が冴える素敵なソウル・バラード。美しいサウンドと素敵なヴォーカル・ワークが聴く者に感動を与えます。
https://www.youtube.com/watch?v=CuGPN7vctNA

「Something」
Daniel Crawfordプロデュース。Daniel Crawfordらしくジャジーなエッセンスを取り入れたソウル・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KNpgQVXOJ4U

今後、Eric Robersonのソロ作品も紹介したいと思います。

Eric Roberson『Esoteric...』(2004年)
※1stアルバム『Esoteric Movement』(2001年)の新装盤
Esoteric

Eric Roberson『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)
Presents: The Vault 1.5

Eric Roberson『The Appetizer』(2005年)
Appetizer

Eric Roberson『...Left』(2007年)
Left

Eric Roberson『Music Fan First』(2009年)
Music Fan First

Eric Roberson『Mister Nice Guy』(2011年)
Mr. Nice Guy

Eric Roberson『The Box』(2014年)
The Box

PhonteThe Foreign Exchangeの過去記事もチェックを!

Phonte『Charity Starts At Home』(2011年)
Charity Starts at Home

The Foreign Exchange『Connected』(2004年)
Connected

The Foreign Exchange『Leave It All Behind』(2008年)
Leave It All Behind

The Foreign Exchange『Authenticity』(2010年)
Authenticity

The Foreign Exchange『Love In Flying Colors』(2013年)
Love in Flying Colos

The Foreign Exchange『Tales From The Land Of Milk And Honey』(2015年)
Tales From the Land of Milk & Honey
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2016年10月29日

ESG『A South Bronx Story』

Hip-Hop/ガラージにも影響を与えたN.Y.ノー・ウェイヴ☆ESG『A South Bronx Story』
A South Bronx Story
発表年:2000年
ez的ジャンル:N.Y.ノー・ウェイヴ系ニューウェイヴ/ファンク
気分は... :プリミティブな魅力!

今回はN.Y.のガールズ・ニューウェイヴ・バンドESGのコンピ・アルバム『A South Bronx Story』(2000年)です。
※大半の音源は80年代のものなので便宜上80年代カテゴリーに区分します。

ESGはN.Y.ブロンクスで結成されたニューウェイヴ・バンド。グループ名はEmerald, Sapphire and Goldの略です。

メンバーはDeborah Scroggins(b、vo)、Renee Scroggins(vo、g)、Valerie Scroggins(ds、vo)、Marie Scroggins(congas、vo)というScroggins四姉妹と隣人のTito Libran(congas)の5名。

グループは99 RecordsからEP「ESG」(1981年)、「ESG Says Dance To The Beat Of Moody」(1982年)、アルバム『Come Away With ESG』(1983年)をリリースします。

グループはThe Clash、P.I.L.、Gang of Fourといったパンク、ポスト・パンクのグループと共にギグをする一方で、Hip-HopレジェンドGrandmaster Flashと共演したり、あるいは彼女たちの楽曲「Moody」がN.Y.のクラブで大人気となったり、とニューウェイヴ/ポスト・パンクに止まらず、Hip-Hopやハウス/ディスコにも影響を及ぼしました。

ベースとドラムを中心としたミニマルな演奏は、お世辞にも上手いとは言えませんが、パンク/ニューウェイヴ/ポスト・パンクのバンドらしく、テクニックを超越した初期衝動を感じます。

グループは80年代半ばに活動を休止しますが、彼女達の与えたインパクトの大きさは、グループがLarry LevanParadise Garageの閉店イベントに招かれたり、彼女たちの楽曲「UFO」が現在まで450以上の楽曲のサンプリング・ソースとなっているという事実からも知ることができます。

90年代に入ると、Renee、Valerie、Marieの3名で活動を再開し、現在もReneeやValerieの娘を加えたラインナップで活動を継続している模様です。

本作『A South Bronx Story』(2000年)は、99 RecordsからリリースしたEP2枚、アルバム1枚、さらに活動再開した1991年にPow Wow Recordsからリリースしたアルバム『ESG』からセレクトした編集盤です。

ESGの場合、EP「ESG」(1981年)とアルバム『Come Away With ESG』(1983年)の音源があれば、事足りると思うので、その代表曲を網羅した本作は便利なコンピ作品だと思います。EP「ESG」のジャケをそのまま使っているのも魅力です。

代表曲「UFO」「Moody」をはじめ、スカスカで、下手くそなのに格好いいN.Y.ノー・ウェイヴのプリミティブな魅力を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「You're No Good」
EP「ESG」収録。余分なものをすべて削ぎ落して残ったヘタウマ・サウンドの潔さにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=hOgmf_Vb8S0

「Moody」
EP「ESG」収録。前述のようにガラージ・クラシックとして大人気の1曲。ベース、ドラムにコンガが絡むパーカッシヴ・ファンク・サウンドは確かにハウス/ガラージですね。Tricky「Mellow」等のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=SgS1_-oWkzY

「UFO」
EP「ESG」収録。前述のように「Moody」と並ぶグループの代表曲。妖しいギターが唸るインスト・ポスト・パンク。一聴すると、何の変哲もない演奏に聴こえるかもしれませんが、DJが45回転の本作を33回転でプレイしたことで大定番サンプリング・ソースとなっていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=0BsS-QQ99aQ

前述のように450以上の楽曲のサンプリング・ソースとなっています。有名Hip-Hopアーティストの多くが1度はこの曲のお世話になっているのでは?当ブログで紹介した曲でいえば、EPMD「Chill」TLC「Das Da Way We Like 'Em」Q-Tip「Let's Ride」等があります。

Big Daddy Kane「Ain't No Half-Steppin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=2l2O-JOXG_I
LL Cool J「Mr. Good Bar」
 https://www.youtube.com/watch?v=wXCiaCz-dSs
EPMD「Chill」
 https://www.youtube.com/watch?v=SQZgKYinnuA
TLC「Das Da Way We Like 'Em」
 https://www.youtube.com/watch?v=a2CJlXFSWyI
Q-Tip「Let's Ride」
 https://www.youtube.com/watch?v=LmM239iHPyQ

「It's Alright」
アルバム『Come Away With ESG』収録。純粋にガールズ・ニューウェイヴとして楽しめるかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=tjJv3cvnfrE

「Moody (Spaced Out)」
アルバム『Come Away With ESG』収録。「Moody」の別ヴァージョンというかスペイシーになったリミックス・ヴァージョンですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=HeQRweB-Pzk

「Tiny Sticks」
アルバム『Come Away With ESG』収録。チープなリフが延々続くだけなのに、何故か惹かれるのがヘタウマの魔法なのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=26O1d19fSN8

「My Love For You」
アルバム『Come Away With ESG』収録。ヴォーカル入りなので、このバンドのキュートな側面が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=hyjuN6AIbpE

「Come Away」
アルバム『Come Away With ESG』収録。このヘタウマ・ビートが一周回って面白いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=GkZ1bC1FQBk

「Dance」
EP「ESG Says Dance To The Beat Of Moody」およびアルバム『Come Away With ESG』収録。このバンドのファンクな魅力を満喫できる1曲。「Moody」、「UFO」に次ぐ僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=bCGdZnPzX8E

「Parking Lot Blues」
アルバム『Come Away With ESG』収録。ポスト・ロックな疾走感が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=dtMWnzf0x3E

「Chistelle」
アルバム『Come Away With ESG』収録。哀愁ギターとドタドタ・リズムから漂うダビーな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NsntZfz4Ftw

「About You」
アルバム『Come Away With ESG』収録。ベース・ラインでグイグイ引っ張る演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=RzYHyr6i-1E

「Erase You」
アルバム『ESG』収録。ここから4曲は90年代の音なので、全然雰囲気が違います。音はカラフルになっていますが、さすがにインパクトは弱いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=iaxTHyY58og

「Get Funky」
アルバム『ESG』収録。ダンサブル・サウンドはキャッチーで格好良いですが、ここまでポップになってしまうとESGらしくない気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=dAiPWjjomWc

「Hold Me Right」
アルバム『ESG』収録。重低音ベース・ラインによるダークな音世界がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=iJaRYmVBbTs

「I Can't Tell You What To Do」
アルバム『ESG』収録。格好良いヘタウマなダンサブル・サウンドがいいですね。『ESG』からの4曲ではコレが一番好き。
https://www.youtube.com/watch?v=VPYa-TNDHos

本作の続編として、『A South Bronx Story 2』(2007年)もあります。

『A South Bronx Story 2』(2007年)
South Bronx Story 2
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2016年10月27日

Thelma Houston『The Devil In Me』

ガラージ・クラシック「I'm Here Again」収録☆Thelma Houston『The Devil In Me』
ザ・デヴィル・イン・ミー
発表年:1977年
ez的ジャンル:モータウン系アーバン・ディスコ
気分は... :スッキリ!

今回は70〜80年代に活躍した女性ソウル・シンガーThelma Houstonが1977年にリリースした『The Devil In Me』です。

1946年ミシシッピ生まれの女性ソウル・シンガー/女優であるThelma Houstonの紹介は、『Ride To The Rainbow』(1979年)に続き2回目となります。

本作『The Devil In Me』(1977年)は、Thelmaの人気を決定付けたは全米チャート/同R&BチャートNo.1シングル「Don't Leave Me This Way」(Harold Melvin & the Blue Notesのカヴァー)を含む『Any Way You Like It』(1976年)に続くTamla(Motown)からの第2弾アルバムとなります。

前作ほどのヒットには恵まれませんでしたが、内容的には前作の路線を受け継ぐナイスなダンス・アルバムに仕上がっています。透明感のあるThelmaのヴォーカルが栄える楽曲が並びます。

プロデュースはBrenda & Michael B. SuttonBrian HollandGreg WrightMichel RubiniClayton Ivey/Terry WoodfordMichael Masserが務めています。

ガラージ・クラシック「I'm Here Again」、シングル曲「I Can't Go on Living Without Your Love」、格好良いブレイクと共に始まる「Triflin'」、メロウ・ミディアム「Give Me Something To Believe In」、Barbara Wyrickのカヴァー「Baby, I Love You Too Much」あたりがオススメです。

全曲紹介しときやす。

「I'm Here Again」
Brenda Sutton/Kathy Wakefield/Michael B. Sutton作。Brenda & Michael B. Suttonプロデュース。シングルにもなったガラージ・クラシック。少しゆったりめでスタートし、ジワジワと盛り上がり、気づけばガラージ・ワールドに・・・
https://www.youtube.com/watch?v=Wpu6ETwAh0c

「It's Just Me Feeling Good」
Brenda Sutton/Michael B. Sutton/Pam Sawyer作。Brenda & Michael B. Suttonプロデュース。キュート&メロウなThelmaらしい魅力が伝わってくるダンス・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=LUNZ4gcQRQQ

「I Can't Go on Living Without Your Love」
Brian Holland/Edward Holland, Jr./Richard Davis作。Brian Hollandプロデュース。この曲もシングルになりました。Thelmaの歌声が伸びやかに響く爽快なミディアム・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=6iFlvdNPfJU

「Triflin'」
Greg Wright/Karin Patterson作。Greg Wrightプロデュース。格好良いブレイクと共に始まるダンサブルなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=RjO8s6GmU9k

「Give Me Something To Believe In」
Michel Rubini/Bob Siller/Don Dunn作。Michel Rubiniプロデュース。キュートなThelmaのヴォーカルが栄えるメロウ・ミディアムに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=5-SAJHC7JJE

「Memories」
Michel Rubini/Bob Siller作。Michel Rubiniプロデュース。ピアノとオーケストレーションをバックに配したオーセンティックなバラード。

「I've Got the Devil in Me」
Michel Rubini/Harold Beatty作。Michel Rubiniプロデュース。メロディアスな前半、ファンキーに加速してきく中盤以降の2段構えで楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=3wcMPIgTA_8

Cam'ron feat. Vado「Do Wrong」のサンプリング・ソースとなっています。
Cam'ron feat. Vado「Do Wrong」
 https://www.youtube.com/watch?v=jw5XZQOkDc0

「Baby, I Love You Too Much」
Barbara Wyrick/Mickey Buckins作。Clayton Ivey/Terry Woodfordプロデュース。Barbara Wyrickのカヴァー。味わい深いソウル・バラードでダンス一辺倒の作品ではないことを示してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=2BSp0hQ2L_0

「Your Eyes」
Michael Masser/Pam Sawyer作。Michael Masserプロデュース。ラストはしっとりとしたバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3tKhCCh8PcY

Thelma Houstonの他作品もチェックを!

『Sunshower』(1969年)
Sunshower

Thelma Houston & Pressure Cooker『I've Got The Music In Me』(1975年)
I've Got the Music in Me

『Any Way You Like It』(1976年)
エニイ・ウェイ・ユー・ライク・イット(紙ジャケット仕様)

Thelma Houston & Jerry Butler『Thelma & Jerry/Two to One』(1977/1978年) ※2in1CD
Thelma & Jerry/Two to One

『Ride To The Rainbow』(1979年)
ライド・トゥ・ザ・レインボウ

『Breakwater Cat/Never Gonna Be Another One』(1980/1981年) ※2in1CD
BREAKWATER CAT + NEVER GONNA BE ANOTHER ONE
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2016年10月26日

『今の気分は...2016年10月26日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は1990年代および2000年代カテゴリーからフォーキー/アコースティックな曲を中心に10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Ingela「When I Just Want You」
https://www.youtube.com/watch?v=7K05mAcQblI
From 『All These Choices』(2009年)
オール・ディーズ・チョイシズ

Thief「Atlantic」
http://www.youtube.com/watch?v=8FbRWqikQdU
From 『Sunchild』(2006年)
Sunchild

Aca Seca Trio「Paloma」
http://www.youtube.com/watch?v=nHBieftnjPg
From 『Ventanas』(2009年)
Ventanas

Build An Ark「Love Is Our Nationality」
http://www.youtube.com/watch?v=3LbC3UP-6Wo
From 『Peace With Every Step』(2004年)
ピース・ウィズ・エヴリー・ステップ

Lenine & Suzano「Acredite Ou Nao」
https://www.youtube.com/watch?v=2AOI-DTrUYY
From 『Olho De Peixe』(1993年)
魚眼

Savath & Savalas「Te Quiero Pero Por Otro Lado....」
https://www.youtube.com/watch?v=RRrx93Feb9Y
From 『Apropa't』(2004年)
Apropa’t

Archer Prewitt「I'll Be Waiting」
https://www.youtube.com/watch?v=j2c-KF0eNfM
From 『White Sky』(1999年)
White Sky

Sam Prekop「Practice Twice」
https://www.youtube.com/watch?v=24rykwNyyhM
From 『Sam Prekop』(1999年)
Sam Prekop

Mother Earth「The Desired Effect」
http://www.youtube.com/watch?v=mNN3R_fyBhs
From 『You Have Been Watching』(1995年)
YOU HAVE BEEN WATCHING

Keziah Jones「Million Miles From Home」
https://www.youtube.com/watch?v=5S80RwjBuuI
From 『African Space Craft』(1995年)
African Space Craft
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2016年10月25日

Donnie『The Daily News』

社会を直視するコンシャス・ソウル!☆Donnie『The Daily News』
The Daily News
発表年:2007年
ez的ジャンル:男性コンシャス・ソウル
気分は... :稀有な存在!

今回は男性ネオソウル作品からDonnie『The Daily News』(2007年)です。

1975年ケンタッキー州レキシントン生まれ、ジョージア州アトランタ育ちの男性R&Bシンガー/ソングライターDonnie(Donnie Johnson)の紹介は、1stアルバム『The Colored Section』(2002年)に続き2回目となります。

1stアルバム『The Colored Section』は、Musiq SoulchildFrank McComb等に通じる正統派ネオソウルとして、各方面から高い評価を得ました。

それから5年という長いインターバルを置いてリリースされた本作『The Daily News』(2007年)は、リアルな社会問題を直視した
"コンシャス・ソウル"とでも呼びたくなる社会メッセージ色の強い1枚に仕上がています。21世紀版のリアルなニュー・ソウルともいえます。

プロデューサーは前作と同じくSteve 'The Scotsman' Harvey

レコーディングにはBobby Watson(元Rufus & Chaka Khan)(b)、Al McKay(元EW&F)(g)、Wayne Linsey(元Maze)(p、syn)が前作に続き参加してます。

さらにはThe Gap Band作品等のレコーディングに参加していたJimi Macon(g)、Roman Johnson(el-p、p、syn、key)も参加し、70〜80年代のソウル/ファンク作品に関与した名うてミュージシャンが多数参加しています。

こうしたバッキングを得て、70年代ニュー・ソウル・サウンドを21世紀仕様にしたような素晴らしいソウル・グルーヴを堪能できます。

社会メッセージ色の強い1枚ですが、メッセージばかりが先行するのではなく、Donnieの紡ぎだすメロディ、ゴスペル仕込みのDonnieのヴォーカル、素晴らしいソウル・グルーヴも含めた総合力が秀逸の1枚です。

PhonteThe Foreign Exchange)がゲスト参加しています。

社会を直視するDonnieの強い意志が感じれらる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Impatient People」
我慢できない一般市民のリアルな叫びを歌に託したオープニング。サウンド的にも21世紀版ニュー・ソウルといった趣がありますね。

「911」
タイトルの通り、9.11をテーマにした曲。ただし、対立を煽ったり、正義を振りかざすものではなく、人々の結束や社会の差別撤廃を訴える"愛"に満ちたメッセージ・ソングになっているのがDonnieらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=v98Rn0750lc

「Over-The-Counter Culture」
Phonteをフィーチャー。ファンキー・サウンドにのって薬害とドラッグ問題を辛辣な切り口で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=EJGJDi4tB48

「Classifieds」
クラヴィネットの音色が印象的なファンキー・グルーヴにのって、雇用・失業問題を訴えかけます。
https://www.youtube.com/watch?v=7IS4bcONnNM

「Suicide」
ポジティヴなヴァイヴのソウル・グルーヴと共に自殺を踏みとどまるように訴えるメッセージ・ソング。Louis Van Taylorのフルートがいいアクセントになっています。

「If I Were You」
Stevie Wonder調のハーモニカ&ヴォーカルがいい感じのビューティフル・ソウル。未来への希望を訴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=a2bFsa-KFIc

「Robot」
80年代風のロボット・サウンドのエッセンスを取り入れて、愛と自由を歌います。

「Atlanta Child Murders」
1979年から81年にかけて起きたアトランタの黒人児童の連続誘拐殺人事件や、1932年から1972年にアラバマ、タスキーギで行われた黒人性病患者の生体実験をテーマに、社会に警鐘を鳴らします。

「For Christ Sake」
ファンキーなクラヴィネット・サウンドをバックに人々の救済を訴えます。Stevie Wonderの三部作を21世紀に甦らせたような趣があります。

「Mason Dixie Line」
ソウルフルなヴォーカルで南部の人種差別問題に言及するアーシーなソウル・チューン。♪鎖を砕いて、北へ向かえ!

「China Doll」
マイノリティの幼児虐待がテーマです。正直、ステレオ・タイプなオリエンタル・エッセンスは感心しませんが・・・

「The Daily News」
ストリートの真実を語るというDonnie自身の強い意志を示したタイトル曲で締め括ってくれます。

さらにCDボーナス・トラックとして、「If I Were You (Radio Version)」「Do You Know? (Scotsman Remix)」(国内盤ボートラ)の2曲が追加収録されています。

『The Colored Section』(2002年)
Colored Section
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