2016年12月31日

ezが選ぶ2016年の10枚

年末最後のエントリーは、毎年恒例の年末特別編『ezが選ぶ2016年の10枚』です。今年購入した新譜CDからお気に入りの10枚を紹介します(順不同)。
※全て当ブログで紹介した作品です。作品の詳細は各エントリーをご参照下さい。

KING『We Are KING』
We Are King
「The Greatest」
https://www.youtube.com/watch?v=UbpSV3gBRfk

Anderson .Paak『Malibu』
MALIBU [国内仕様盤 / 帯・解説付き](ERECDJ218)
「The Season/Carry Me」
https://www.youtube.com/watch?v=niDDE91qBgI

Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』
TIGALLERRO (ティガレロ) (直輸入盤帯付国内仕様)
「It's So Easy」
https://www.youtube.com/watch?v=waSG69WNeuw

Sacha Vee『Luminous』
Luminous
「Leave Me All Your Love」
https://www.youtube.com/watch?v=Tf7nHQ9UwDo

SouLutions『Destiny』
デスティニー
「Listen (Drizabone Extended Version)」
https://www.youtube.com/watch?v=iYYjCvDYFyk

Virginia『Fierce For The Night』
FIERCE FOR THE NIGHT
「1977」
https://www.youtube.com/watch?v=BJXeAowT4mE

Los Stellarians『Los Stellarians』
Los Stellarians
「I Can't Understand You」
https://www.youtube.com/watch?v=7K77wgTJAJM

Bacao Rhythm & Steel Band『55』
55
「Bacao Suave」
https://www.youtube.com/watch?v=6ZDs_Te-rRg

Camila Meza『Traces』
Traces
「Para Volar」
https://www.youtube.com/watch?v=pAkoUj96wOo

Robert Glasper Experiment『ArtScience』
アートサイエンス
「Day To Day」
https://www.youtube.com/watch?v=YjQxpPkeQRI

リストからわかるように、今年は久々にブラジルものが1枚も入りませんでした。その分、R&B/ソウル比率が高まっています。今年の僕の音楽ライフを象徴しているかもしれません。

まず今年のR&Bの顔として挙げたいのがKINGAnderson .Paakの2組。

R&B新時代を予感させる女性R&BユニットKINGは、Robert Glasper Experiment『Black Radio』(2012年)でフィーチャリングされて以来、フル・アルバムをずっと心待ちにしていました。そんな期待を遥かに上回るドリーミーなデビュー・アルバムに大満足です。

今最も注目を集める西海岸Hip-Hop/R&BアーティストAnderson .Paakの2nd『Malibu』は、僕にとって今年最大のインパクトでした。同時に西海岸Hip-Hop/R&Bの勢いを見せつけられました。Knxwledgeとの強力タッグの初フル・アルバムNxWorries『Yes Lawd!』や1stアルバム『Venice』も含めて、Paakワールドに席巻された1年でした。西海岸Hip-Hop/R&Bでいえば、Knxwledgeとも親交のある期待のプロデューサー/ビートメイカーの作品、Mndsgn『Body Wash』もよく聴きました。

The Foreign Exchange(FE)のメンバーとしても活躍するR&Bシンガー/ラッパーPhonteと実力派R&BシンガーEric Robersonの共演アルバム『Tigallerro』は、モロに僕好みのR&B作品でした。音源に挙げておいた「It's So Easy」は、今年の僕の再生回数No.1楽曲です。FEファミリーでいえば、FEのミュージック・ディレクターZo!『SkyBreak』も候補でしたが『Tigallerro』を入選させたので泣く泣く選外に・・・。インディR&BではHeston『Transparency』が次点といったところでしょうか。

オルタナティブ/クロスオーヴァー感のある次世代ネオソウルからはSacha Veeをセレクト。欧州産の次世代ネオソウルには、USのR&B/ソウルとは異なるハイブリッドな魅力がありますね。次世代ネオソウルの他作品でいえば、オーストラリア出身、ロンドンを拠点に活動する男性SSW作品、Jordan Rakei『Cloak』もかなり気に入っています。

今年もブームが続いたバック・トゥ・80'sなディスコ/ファンク/モダン・ソウル。Ryle『The Adventures Of Jefferson Keyes』The Doggett Brothers『Colours』あたりも気に入っていましたが、最も多く聴いていたのはUKモダン・ソウル作品SouLutions『Destiny』でした。

クラブミュージックからは、ベルリンを拠点に活動する女性ヴォーカリスト/プロデューサーによるモダンなベルリン・スタイルのハウス作品Virginia『Fierce For The Night』をセレクト。シカゴ・ハウス/アシッド・ハウスの香りを感じるディープ・ハウスが癖になります。ハウス作品ではハウス界のレジェンドの最新作Louie Vega『Louie Vega Starring...XXVIII』もよく聴きました。

夏のヘビロテだったのが、カリフォルニア産ミクスチャー・ソウルLos Stellarians、ドイツ産カリビアン・ファンクBacao Rhythm & Steel Bandというラテン/トロピカルな2作品。特にLos Stellariansは痛快でしたね。今の僕の音楽嗜好でいえば、このタイプの音は欠かせません。同じ系統であれば、バルセロナ産ジャマイカン・ジャズThe Oldians『Out Of The Blue』、ピアノ・ジャズ・ミーツ・レゲエ/ダブNew Zion w. Cyro『Sunshine Seas』も愛聴していました。

ジャズからはCamila MezaRobert Glasper Experimentをセレクト。

チリ出身でN.Y.を拠点に活動している女性ジャズ・シンガー/ギタリストCamila Mezaは、透明感があると同時に変幻自在なヴォーカルの魅力に加え、ギタリストとしても楽しませてもらえる今ジャズ的ワールド・ジャズでした。

Robert Glasperは、帝王Miles Davisの伝記映画『Miles Ahead 』のサントラ、Miles音源を再構築したMiles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』でも話題になりました。RGEとしての新作『ArtScience』は豪華ゲストは一切なく、『Black Radio』のような衝撃はないかもしれませんが、逆にレギュラー・メンバーのみでこのユニットの真髄を力強く示してくれました。

ジャズの他作品でいえば、Gretchen ParlatoRebecca MartinBecca Stevens Bandという女性アーティスト3名によるスペシャル・ユニットTillery『Tillery』や、先日紹介したばかりのJosef Leimberg『Astral Progressions』も、最後まで候補に残っていました。

さて、例年の如く今年も10枚で収まらず、特別賞として3枚をセレクトしました。

功労賞
A Tribe Called Quest『We Got It From Here…Thank You 4 Your Service』
We Got It From Here… Thank You 4 Your Service
「The Space Program」
https://www.youtube.com/watch?v=Fbuf6VbVQBQ

Phifeの死という悲報を乗り越えて、正真正銘のラスト・アルバムをリリースしたA Tribe Called Quest(ATCQ)。アルバムは全米チャートNo.1となり有終の美を飾りました。これまでのATCQ作品に感謝すると共に、Phifeの冥福を祈りたいと思います。

ベテランHip-Hopアーティストであれば、Common『Black America Again』も復調を感じさせる素晴らしい1枚でした。

最優秀ホープ賞
BJ The Chicago Kid『In My Mind』
In My Mind
「The New Cupid」(feat. Kendrick Lamar)
https://www.youtube.com/watch?v=OrzTkP2bJpk

Anderson .Paakと並び、R&B期待のホープとして俄然注目度が高まったBJ The Chicago Kid。今後益々目が離せない存在となりそうですね。

殊勲賞
Terrace Martin『Velvet Portraits』
Velvet Portraits [日本語解説・帯付]
「Curly Martin」(feat. Robert Glasper, Thundercat & Ronald Bruner Jr.)
https://www.youtube.com/watch?v=hO10m-t0jNI

ジャズ・ミュージシャンであると同時に、ビートメイカーでもあるTerrace Martin『Velvet Portraits』は、L.A.ジャズとHip-Hop/R&Bの融合を楽々やってのけた意欲作でした。参加メンバーのピープル・ツリーを整理するだけも楽しめる1枚でもありました。

素晴らしい音楽の数々に感謝!
当ブログの閲覧者の皆様に感謝!
それでは良いお年を!
posted by ez at 00:01| Comment(2) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

Renaizzance『Renaizzance』

90年代の隠れた実力派男性R&Bグループ☆Renaizzance『Renaizzance』
renaizzance renaizzance.jpg
発表年:1996年
ez的ジャンル:隠れた実力派男性R&Bグループ
気分は... :2016年最後の1枚・・・

明日は年末恒例『ezが選ぶ2016年の10枚』をエントリー予定ですので、通常のエントリーは今回が年内ラストとなります。

セレクトしたのは、90年代R&B作品の中から隠れた実力派グループの1枚、Renaizzance『Renaizzance』(1996年)です。

Renaizzanceはオハイオ州でCharles Reese Jr.らによって結成された男性R&Bグループ。

1994年に1stアルバム『Rebirth Of Soul』をリリース。同アルバムからはUncle Jamz(Sid Johnson)Myronがプロデュースした「Committed」がシングル・カットされています。

しかし、その後グループは空中分解してしまいます。そこでCharles Reese Jr.に、Kermit QuinnAngelo Remo'n(Angelo Durham)という新メンバー2人を加えて、グループを再編し、1996年に2ndアルバム『Renaizzance』をリリースしています。

結局、新生Renaizzanceも短命で終わってしまいますが、メンバーのうち、Angelo Remo'n(Angelo Durham)Keith Sweat『Ridin' Solo』(2010年)、『Til the Morning』(2011年)といった作品のプロデュース&ソングライティングに関与したり、『Natural』(2008年)、『Blaq Soul』(2014年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。

90年代男性R&Bグループの中でも知名度がかなり低いユニットかもしれませんが、2枚のオリジナル・アルバムはマニアの間ではかなり評価が高いのでは?

今回紹介する2ndはUncle Jamz(Sid Johnson)E-Bo(Eric Bobo)E-BoことEric Boboは名パーカッション奏者Willie Boboの息子であり、Cypress Hillのメンバーとしてもお馴染みですね。

シングルにもなったMidnight Starのカヴァー「Slow Jam」以外は、メンバーやプロデューサー陣によるオリジナルです。「Slow Jam」も作者の一人はUncle Jamz(Sid Johnson)ですが。

アルバムはスロウ〜ミディアムで貫いたヴォーカル・グループらしい構成です。メンバー3名がリード・ヴォーカルを分け合うなど、実力に自信があるからこそ、こういったアルバムを制作できたのでしょうね。逆に言えば、こういう構成だから商業的には成功しなかったのでしょうが(笑)

「Intoxicate Me」「Gotta Get My Groove On」「Slow Jam」「Intimate Thoughts」「Intimate Thoughts」「If I Were A Dying Man」あたりが僕のオススメです。

とりあえず「Intoxicate Me」を聴いてもらえれば、このグループの魅力を実感できると思います。

素敵なR&Bヴォーカルワークを聴きながら、年末を過ごすのも悪くないのでは?

全曲紹介しときやす。

「Intimate Thoughts」
オススメその1。魅惑のセクシー・スロウでアルバムは幕を開けます。イントロを聴いただけで90年代にタイムスリップできそうな甘く妖しい雰囲気にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=0YYA690lheA

「If I Were A Dying Man」
オススメその2。Lady Parteeをフィーチャー。AngeloとLady Parteeのデュエットによる素敵なメロウ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=It1Kk0i0WJE

「Slow Jam」
オススメその3。Midnight Starの素敵なスロウ・チューンをカヴァー。作者には本作のプロデューサーUncle JamzやBabyfaceも名を連ねます。オリジナルは当ブログでも紹介したヒット・アルバム『No Parking On The Dance Floor』(1983年)に収録されています。ここでは胸キュンなオリジナルより、少し落ち着きを持たせた雰囲気で聴かせてくれます。終盤の素晴らしいヴォーカル・ワークに魅了されます。
https://www.youtube.com/watch?v=QN_CLi9l_-U

「Gotta Get My Groove On」
オススメその4。ヴォコーダー使いのミディアム・ファンク。ファンク・チューンでも適度にメロディアスでヴォーカル・ワークを重視しているのがいいですね。G-Funk好きの人あたりも気に入る1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=aBKSLm2LNhU

「I Thought It Would Be」
男性コーラス・グループらしいミディアム・バラードですが、他の楽曲に比べると、少し存在感が薄いかも?

「Intoxicate Me」
オススメその5。Sugar Daddy Shaftをフィーチャー。男性R&Bヴォーカル・グループとしての魅力を存分に堪能できる美メロ・バラード。Sugar Daddy Shaftがラップでメリハリをつけてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Vl75J6uMJbo

「Don't Leave Me」
この曲はMyronも演奏に参加しています。各メンバーのヴォーカルの個性が楽しめるミディアム・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=jeElNBl0KTw

「When You Fall In Love...」
ポップな味わいのメロウ・バラード。悪くはないですが、この実力派グループが歌うバラードとしては少し青臭いかも?

「I Love You」
Angeloがリード・ヴォーカル。ソングライティングも彼によるものです。クセのないビューティフル・バラードです。

「Baby (Honey, Sugar)」
本編のラストは3人はリードを分け合う王道なソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=z9nBrXkT_ac

「Intimate Thoughts (Extended Version With Rap)」
「Intimate Thoughts」のラップ入りヴァージョンです。
https://www.youtube.com/watch?v=GYWOUK8aW78

ご興味がある方は、1st『Rebirth Of Soul』(1994年)やAngelo Remo'nのソロもチェックを!ただし、『Rebirth Of Soul』(1994年)は入手しづらい状態です。

『Rebirth Of Soul』(1994年)
renaizzance rebirth of soul.jpg

Angelo Remo'n『Blaq Soul』(2014年)
Blaq Soul
posted by ez at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

John Legend『Darkness and Light』

人気R&Bシンガー。制作陣を一新した最新作☆John Legend『Darkness and Light』
Darkness & Light
発表年:2016年
ez的ジャンル:男性R&B
気分は... :年内最後の新作紹介です!

今回は人気男性R&BシンガーJohn Legendの最新作『Love In The Future』です。

グラミー賞9冠に輝く実力派男性R&BシンガーJohn Legendについて、当ブログでこれまで紹介した作品は以下の3枚。

 『Once Again』(2006年)
 『Evolver』(2008年)
 John Legend & The Roots『Wake Up!』(2010年)
 『Love In The Future』(2013年)

少し前にCommonがアメリカ社会の抱える人種差別問題に鋭く切り込んだアルバム『Black America Again』をリリースしましたが、そのCommonと血の日曜日事件(1965年)で有名なセルマからモンゴメリーへの行進を描いた映画『グローリー/明日への行進(Selma)』(2014年)のテーマ曲「Glory」を歌っていたJohn Legendの新作も社会派アルバムになると勝手に予測していました。

しかし、その予想は外れました、Johnの場合、社会問題に直接言及するのではなく、自分の身近なテーマを歌うことで世界に希望や光を与えるというアプローチを選択したようです。

また、プロダクションもメンバーを一新している点も興味を引きます。

Johnが制作パートナーとして迎えたのがBlake Mills。グラミーでAlbum of the Yearに輝いたAlabama Shakes『Sound & Color』(2015年)のプロデュースを手掛けた彼をエグゼクティブ・プロデューサー&メイン・プロデューサーに抜擢しています。それ以外にもPitbull「Fireball」の共作者John Ryanが1曲共同プロデュースしています。

また、Adele「Hello」の共作者Greg KurstinMadonna、Justin Bieber、Lady Gagaを手掛けたBloodPop(Michael Tucker)Selah Sue『Reason』にプロデューサーの1人として参加していたスウェーデン人コンポーザーLudwig Goransson、US姉弟デュオThe Belle BrigadeEthan Gruska、Adele「Chasing Pavements」、Duffy「Warwick Avenue」、Diana Vickers「Once」のソングライティングで知られるEg White等がソングライティングで参加しています。

ゲストとして、注目のラッパーChance the RapperAlabama Shakesの女性ヴォーカル/ギターBrittany Howard、人気男性R&BシンガーMiguelがフィーチャリングされています。

それ以外にベテラン人気ベーシストPino Palladino(b)、元Robert Glasper ExperimentD'Angelo & The Vanguardのメンバーとしても活躍するChris Dave(ds)、現在L.A.ジャズ・シーンを代表するサックス奏者Kamasi Washington、Blake Millsとつながりの深いギタリスト/バイオリニストRob Moose(strings)、Zac Rae(p)、Larry Goldings(org)等がレコーディングに参加しています。

サウンドよりも、アーティストとしての自らの姿勢を表明する歌の内容に重きが置かれた作品かもしれません。

John自身は、サウンド面は原点回帰と述べているようですが、Blake Millsにプロデュースを全面的に委ねているように、R&Bに囚われないオルタナティブな方向を模索しているようにも思えます。

必ずしも今の僕の音楽嗜好に合致する作品ではありませんが、アーティストとしての立ち位置を表明したJohn Legendの心意気は支持したいと思います。

暗闇の中から光明を見出すために・・・

全曲紹介しときやす。

「I Know Better」 
ゴスペル調のオープニング。オルガン・サウンドにのって、♪音楽が僕を選んでくれたならば♪僕が知っていることを歌う♪という自分の歌を追い求める姿勢をしっかり歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=CUAbbNmKYtU

「Penthouse Floor」
Chance the Rapperをフィーチャー。アルバムからの2ndシングル。Pino Palladino & Chris Daveのリズム隊が素晴らしいバッキングで盛り上げてくれます。サウンド面ではコレが一番面白かったです。後半はChance the Rapperが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GHdBsQFcYrw

「Darkness and Light」
Alabama ShakesのBrittany Howardをフィーチャー。タイトル曲はアーシーな香りのするソウル・チューンに仕上がっています。Blake Millsのギターもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=9DEGFE1dM50

「Overload」
Miguelをフィーチャー。切々と歌われるバラード。Kamasi Washingtonが参加していますが、かなり控えめのプレイです。
https://www.youtube.com/watch?v=x7A6e9pUtq0

「Love Me Now」
John Ryan/Blake Millsプロデュース。アルバムからの先行シングルにもなりました。本作のテーマである愛を訴えます。必ずしも僕の好みではありませんが、今のJohn Legendらしい1曲かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=NmCFY1oYDeM

「What You Do to Me」 
シンセ・サウンドが強調された1曲。アルバムの中ではいいアクセントになっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=EmVYabYDiAg

「Surefire」
Selah Sue『Reason』に関与したスウェーデン人コンポーザーLudwig Goranssonもソングライティングに加わっているせいか、オルタナティブなサウンドが印象的な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=HWI_OKIxCIM

「Right by You (For Luna)」 
Blake Millsプロデュース。娘Lunaに捧げられた1曲。Rob Mooseの美しいストリングスをバックに、Johnが切々と歌い上げます。

「Temporarily Painless」
僕好みのメロディアスなミディアム・グルーヴ。ダークネスよりライトな雰囲気があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=9-e7WJx8Kd8

「How Can I Blame You」
Eg Whiteがソングライティングで参加しているビューティフル・ソング。最近のJohn Legendにはよく似合うバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=UOJgn4wBfAg
 
「Same Old Story」
シンセとRob Mooseの美しいストリングスをバックに切々と歌い上げるバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=R_Ycb76dpak

「Marching Into the Dark」
本編のラストはタイトル曲を対を成すようなタイトルで締め括ってくれます。暗闇の中を行進したその先に光はあるのか・・・インディ・ロック的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=41mdlnKa-HI

ここらはデラックス・エディションで追加収録の3曲。

「Drawing Lines」
Blake Millsプロデュース。ア・カペラで歌い上げます。

「What You Do to Me (Piano Demo)」
John Legendプロデュース。「What You Do to Me」のピアノの弾き語り。アルバム・ヴァージョンと聴き比べるのも楽しいです。

「Love You Anyway」 
Blake Millsプロデュース。オルタナティブR&B的な面白さのある仕上がり。こういうのがあと1、2曲欲しかったかな?
https://www.youtube.com/watch?v=vbGsHc-09pQ

John Legendの過去記事もご参照下さい。

John Legend『Once Again』(2006年)
Once Again

John Legend『Evolver』(2008年)
エヴォルヴァー

John Legend & The Roots『Wake Up!』(2010年)
Wake Up

『Love In The Future』(2013年)
ラブ・イン・ザ・フューチャー
posted by ez at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

Paulinho Da Viola『Paulinho Da Viola』

サンバ/ショーロの伝承者による素敵な1枚☆Paulinho Da Viola『Paulinho Da Viola』
Paulinho Da Viola
発表年:1978年
ez的ジャンル:伝承者系サンバ/ショーロ
気分は... :揺るぎない音世界・・・

表向きは昨日で仕事納め(実際にはまだ作業しているのですが)。
そのせいで張りつめていたものが、一度緩んでしまい、疲れがどっと出てきたようです。

意識的にしっかり休まないといけませんね。

今回はサンバ/ショーロの大物ミュージシャンPaulinho Da Violaが1978年にリリースした『Paulinho Da Viola』(1978年)です。

1942年リオ・デ・ジャネイロ生まれのシンガー/ギタリスト/コンポーザーPaulinho Da Violaの紹介は、『Nervos De Aco』(1973年)、Elton Medeirosと共同名義の『Samba Na Madrugada』(1968年)に続き3回目となります。

伝説的なショーロ・グループEpoca De OuroのオリジナルメンバーであるギタリストのCesar Fariaを父親に持つと同時に、サンバ・ユニットConjunto a Voz Do Morroのオリジナル・メンバーであるとPaulinho Da Violaには、ショーロとサンバの血が自然と流れており、その両者を融合させた独自のサンバ/ショーロ・ワールドが彼の最大の魅力です。

本作でも、そんなPaulinhoのサンバ/ショーロ・ワールドを存分に楽しめます。繊細な美しさとサンバの躍動感が同居し、ノスタルジックなのにメロウな聴きやすさがあるのがいいですね。

ブラジル音楽の奥深さを改めて実感できる名盤だと思います。
揺るぎない信念のある音は伝わってくるものが違います・・・

全曲紹介しときやす。

「Sentimento Perdido」
オススメその1。Elton Medeiros/Paulinho Da Viola作。Elton Medeirosとの共作で幕を開けます。タイトルの通り、センチメンタル・ムードの漂う素敵なオープニング。リズミカルなヴィオラン&カヴァキーニョとノスタルジックなトロンボーンの音色が織り成す素敵なサンバ/ショーロ・サウンドに、Paulinhoの味わいのある歌声が加われば言うことありません。終盤のコーラス隊もグッド!このオープニングだけでも名盤だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=gCO35cc6QoQ

「Atravessou」
オススメその2。Paulinho Da Viola作。気取らない庶民感覚の哀愁メロウって雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=89jRWW2LBts

「Mudei De Opiniao」
Bubu/Casquinha作。花やいだ雰囲気の小気味よい演奏が印象的な庶民サンバ/ショーロに仕上がっています。

「Coracao Leviano」
オススメその3。Paulinho Da Viola作。Paulinhoの味わいのある語り口のヴォーカルにグッときます。ヴィオラン&カヴァキーニョの中でピアノやクラリネットの音色がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=pH5FEGZfLVQ

「Sofrer」
オススメその4。Capinan/Paulinho Da Viola作。エレピも加わった都会的アレンジで聴かせてくれるメロウ・チューン。この辺りは新境地かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=34RKY1Y6JHc

「Uma Historia Diferente」
オススメその5。Paulinho Da Viola作。カヴァキーニョの軽快な音色が躍動します。Paulinhoのサンバ/ショーロ愛を感じる素敵な演奏&ヴォーカルです。
https://www.youtube.com/watch?v=Yd9hEUzUk8c

「Cenarios」
オススメその6。Catoni/Jorge Mexeu作。サンビスタとしてのサンバの素晴らしさを余すことなく伝えてくれます。コーラス隊を従え、Paulinhoの歌が躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=PjLIGVPlO-4

「Pelos Vinte」
オススメその7。Paulinho Da Viola/Sergio Natureza作。楽曲とPaulinhoのヴォーカルの素晴らしさが際立つ1曲。ヴィオランは少し控えめにピアノ中心のサウンドにしているのも成功しています。
https://www.youtube.com/watch?v=vmogio0IvBQ

「Apoteose Ao Samba」
Mano Decio/Silas De Oliveira作。リオ四大エスコーラの1つインペリオ・セハーノ(Imperio Serrano)の重鎮2人による作品をカヴァー。偉大なサンビスタ達への敬意を表したサンバ・カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=xx8zop1S2Rw

「Sarau Para Radames」
Paulinho Da Viola作。美しいアレンジによる小粋なサウンドを楽しめるインスト。

「Nos Horizontes Do Mundo」
Paulinho Da Viola作。しっとりと味わい深く歌い上げます。当ブログではLuciana Souzaのカヴァーも紹介済みです。
https://www.youtube.com/watch?v=Rzb1xvhoj8E

「Miudinho」
ラストはPaulinhoのカヴァキーニョの音色を楽しめる軽快な演奏で締め括ってくれます。

Paulinho Da Violaの他作品もチェックを!

Paulinho Da Viola e Elton Medeiros『Samba Na Madrugada』(1968年)
夜明けのサンバ (BOM1110)

『Paulinho Da Viola』(1968年)
Paulinho Da Viola

『Foi Um Rio Que Passou em Minha Vida』(1970年)
Foi Um Rio Que Passou Em Minha Vida (Dig)

『Paulinho Da Viola』(1971年)
Paulinho Da Viola

『A Danca Da Solidao』(1972年)
Danca Da Solidao

『Nervos De Aco』(1973年)
NERVOS DE ACO

『Paulinho Da Viola(Amor a Natureza)』(1975年)
Amor a Natureza

『Memorias Cantando』(1976年)
Memorias 1

『Memorias Chorando』(1976年)
Memorias 2: Chorando

『Zumbido』(1979年)
Zumbido

『Eu Canto Samba』(1989年)
Eu Canto Samba

『Bebadosamba』(1996年)
Bebadosamba
posted by ez at 16:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月26日

Switch『This Is My Dream』

Bobby DeBargeのヴォーカルが栄える3rdアルバム☆Switch『This Is My Dream』
This Is My Dream
発表年:1980年
ez的ジャンル:メロウ・ソウル/ファンク・グループ
気分は... :メロウ・バラードが似合う日・・・

今日はメロウ・バラードに包まれたい気分・・・

セレクトしたのは、1970年代後半から80年代前半に活動していたソウル/ファンク・グループSwitchの3rdアルバム『This Is My Dream』(1980年)です。

DeBargeのメンバーの実兄Bobby DeBarge、人気ソウル・シンガーJames Ingramの実弟Phillip Ingramがリード・ヴォーカルを務めるソウル/ファンク・グループSwitchの紹介は、1stアルバム『Switch』(1977年)に続き2回目となります。

本作『This Is My Dream』(1980年)は、『Switch』(1977年)、『Switch II』(1979年)に続く3rdアルバムであり、これまでと同じくGordyからのリリースです。

本作のメンバーは、Bobby DeBarge(vo、key)、Thomas DeBarge(b)、Phillip Ingram(vo、per)、Jody Sims(ds、tb)、Gregory Williams(key、tp)、Eddie Fluellen(key、tb)の6名。

1曲を除き、メンバーのBobby DeBargeGregory Williamsがプロデュースしています。

「Love Over And Over Again」「All I Need Is You」といったBobby DeBargeのハイトーン&ファルセット・ヴォーカルが栄えるメロウ・バラードがアルバムのハイライトだと思います。Phillip Ingramがリード・ヴォーカルのメロウ・バラード「Without You In My Life」もオススメです。

「Believe In Yourself」「Just Imagine」「What A Feeling」といったアップものでも素敵なヴォーカル・ワークとポップな味わいがあって好きです。

こういうメロウな楽曲が栄える80年代作品大好きです。

全曲紹介しときやす。

「Believe In Yourself」
インディアンのような雄叫びと共に始まるファンク・チューン。ファンクでもDeBargeに通じるポップな味わいがあるのがSwitchらしいかもしれませんね。この曲のみJody SimsとBobby DeBargeのプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=BQ7FmFwBcbY

「Love Over And Over Again」
シングルとして全米R&Bチャート第9位のヒットとなったスロウ・バラード。こうしたメロウ・バラードにこそがSwitchの真骨頂かもしれませんね。優しいハイトーン&ファルセット・ヴォーカルが聴く者を包み込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=TZMLLJw4k20

「Just Imagine」
軽快なダンサブル・チューン。ライト&ポップなヴォーカル・ワーク&サウンドが実に心地好いです。ノリのいいホーン・アンサンブルもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=P0meaHkXve8

「All I Need Is You」
メロディアスなミディアム・バラード。このグループらしいハイトーンのヴォーカルワークが栄える素敵な1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=LRcqfHj3t7Y

Knxwledge.「allineedis」、StewRat「Empty」のサンプリング・ソースにもなっています。
Knxwledge.「allineedis」
 https://www.youtube.com/watch?v=Bq200TpZZ0c
StewRat「Empty」
 https://www.youtube.com/watch?v=TzWDLVonL_k

「You And I」
DeBarge好きの人は気に入りそうなメロウ・ワールド全開のバラード。ドリーミーなコーラスワークを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=xek-PTSIuHg

「What A Feeling」
スペイシー・シンセと共に始まるEarth, Wind & Fire調のポップ・ファンク。こういったダンサブルな楽曲でも素晴らしいヴォーカル・ワークが栄えます。
https://www.youtube.com/watch?v=CoSzZLGIkPA

「Without You In My Life」
Bobby DeBargeとは異なる魅力を持ったPhillip Ingramのヴォーカルを堪能できるメロウ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=WpJrokfYTxA

「Why'd You Let Love Fall」
少しビターなトーンのミディアム・バラード。悪くはないですが、他のメロウ・バラードと比較すると少し不利化も?
https://www.youtube.com/watch?v=UILAXvBObxU

「We Can Make It Better (Overture)」
美しいコーラス・ワークを聴かせる小曲。

「This Is My Dream」
ラストはしっとりとしたビューティフル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Rk-cc-Ml3Gs

Switchの他作品もチェックを!

『Switch』(1978年)
SWITCH

『Switch II』(1979年)
SWITCH II

『Reaching for Tomorrow』(1980年)
リーチング・フォー・トゥモロー

『Am I Still Your Boyfriend?』(1984年)
Am I Still Your Boyfriend?
posted by ez at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする