2017年01月30日

Airto『Virgin Land』

ジャズ・ロックなブラジリアン・フュージョン作品☆Airto『Virgin Land』
ヴァージン・ランド
発表年:1974年
ez的ジャンル:ジャズ・ロック系ブラジリアン・フュージョン
気分は... :フェデラー、ナダル両者に拍手!

テニスの全豪オープン男子シングルス決勝「フェデラー対ナダル」のレジェンド対決は感動的でしたね。

錦織選手以外のテニスの試合で涙腺が緩くなったのは久々でした。
勝ったフェデラー、敗れたナダルと試合の明暗は分かれましたが、見事な復活という点では両者が勝者であり、称賛されるべきですね。

今回はブラジル人ドラマー/パーカッション奏者Airto Moreiraが1974年にリリースした『Virgin Land』です。

これまで当ブログで紹介したAirto Moreira作品は以下の6枚。

 『Free』(1972年)
 『Fingers』(1973年)
 『Identity』(1975年)
 『I'm Fine, How Are You?』(1977年)
 『Touching You...Touching Me』(1979年)
 『Samba de Flora』(1988年)

本作『Virgin Land』は、『Free』(1972年)、『Fingers』(1973年)に続くCTI移籍第3弾アルバムとなります。

レコーディングがL.A.とN.Y.で行われ、Airto Moreira(ds、per、vo)、奥方Flora Purim(vo)をはじめ、George Duke(key、p、syn)、()、()、Milcho Leviev(key)、Kenny Ascher(p、mellotron)、David Amaro(g)、Gabriel DeLorme (g)、Alex Blake(b)、Stanley Clarke(b)、Eddie Daniels(clarinet)、George Marge(oboe、piccolo)、Jane Taylor(bassoon)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースはドラマーのBilly Cobham。少し意外な起用にも思えますが、レコーディング・メンバーのピープル・ツリーを考えれば、そうでもないのかもしれませんね。

アルバム全体としては、Airtoらしいブラジリアン・フュージョンに、ジャズ・ロックなフィーリングが加わったプログレッシヴ・ブラジリアン・フュージョンとでも呼びたくたくなる作品に仕上がっています。

Return To Forever色の強い『Free』、南米色の強い『Fingers』、そしてジャズ・ロックな本作『Virgin Land』と三者三様のCTIでの3作品を聴き比べるのも楽しいのでは?

全曲紹介しときやす。

「Stanley's Tune」
Stanley Clarke作。ブラジリアン・リズムが軽快に鳴り響くクロスオーヴァー・ジャズ。本作らしいジャズ・ロック的なフィーリングもあります。
https://www.youtube.com/watch?v=eZjBSv2HQvI

「Musikana」
Gabriel DeLorme作。作者Gabriel DeLormeとDavid Amaroのギター・アンサンブルが素晴らしいアフロ・ブラジリアンなフォーキー・ジャズ。ミステリアスなブラジリアン・サウンドがお好きな人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=Mc2mDI7r3OA

「Virgin Land」
Airto Moreira作。ブラジル未開の大地のブラジリアン・フュージョン。Airto、David Amaro、George Duke、Stanley Clarkeのテンションの高いプレイを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=nm3w6e1FCNs

「Peasant Dance」
Milcho Leviev作。トライバル・フィーリングのブラジリアン・ジャズ・ファンク。クラリネット、オーボエ、ピッコロの音色がアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=oCmXWyb62jQ

「Lydian Riff」
Milcho Leviev作。雄大かつエキゾチックな雰囲気のクロスオーヴァー・ジャズ。作者Milcho Levievのミステリアスなキーボードの音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=f5xfizP2jZg

「Hot Sand」
Airto Moreira作。Airto自身の力強いスキャットと共に始まるブラジリアン・クロスオーヴァー。ヒートアップしたサウンドは迫力満点です。George Dukeのアープ・シンセが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=N29oXP3LSV0

「I Don't Have To Do What I Don't Want To Do」
Airto Moreira/Gabriel DeLorme作。ユニークな雰囲気のフュージョン・チューン。本作らしいジャズ・ロック・フィーリング
https://www.youtube.com/watch?v=hVsvtTQeHEg

Airto Moreiraの過去記事もご参照下さい。

『Free』(1972年)
Free

『Fingers』(1973年)
フィンガーズ

『Identity』(1975年)
アイデンティティー

『I'm Fine, How Are You?』(1977年)
アイム・ファイン、ハウ・アー・ユー?(紙ジャケット仕様)

『Touching You...Touching Me』(1979年)
Touching You...Touching Me

『Samba de Flora』(1988年)
Samba de Flora
posted by ez at 01:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月29日

The Seshen『Flames & Figures』

ベイエリア産フューチャー・ソウル・バンド☆The Seshen『Flames & Figures』
Flames & Figures [帯・解説付 / 国内流通仕様盤CD] (BRTRU330)
発表年:2016年
ez的ジャンル:ベイエリア産フューチャー・ソウル
気分は... :睡蓮の花言葉は清純な心・・・

今回は新作アルバムからベイエリア産フューチャー・ソウル作品、The Seshen『Flames & Figures』(2016年)です。

昨秋に購入し、年内に紹介しようと思っていたのですが、他作品の関係で後回しにしてしまい、気づけば紹介がかなり遅くなってしまいました。

The Seshenは日系4世のAkiyoshi Ehara(b)を中心に、サンフランシスコで結成されたフューチャー・ソウル・バンド。

現在のメンバーはAkiyoshi Ehara(b)、Lalin St. Juste(vo)、Kumar Butler(software instrument)、Mahesh Rao(key)、Kasha Rockland(vo)、Mirza Kopelman(per)、Chris Thalmann(ds)という7名。ハイチ系アメリカ人の女性シンガーLalin St. JusteはAkiyoshi Eharaの公私のパートナーです。

グループは2012年に1stアルバム『The Seshen』をセルフ・リリース。これが評判となり、Tru Thoughtsとの契約に成功し、2014年にEP『Unravel EP』をリリースいています。

また、Hiatus KaiyoteThundercatTune-Yards等のオープニング・アクトも務めています。

そして、満を持して制作されたのがTru Thoughtsでの第1弾アルバムとなる本作『Flames & Figures』(2016年)です。

アルバム全体としては、鮮やかなエレクトリック・サウンドによる音空間とLalin St. Justeのキュートなヴォーカルが印象的なフューチャー・ソウル作品に仕上がっています。ベイエリアからこういったサウンドが生まれてくるのは少し意外な気もしました。

独特のポップ感覚は聴き重ねるうちにクセになります。

Hiatus Kaiyoteあたりがお好きな人は楽しめるのでは?

全曲紹介しときやす。

「Distant Heart」
ミステリアスなエレクトリック・ソウルがオープニング。

「Right Here」
僕好みのフューチャー・ソウル。ヴィヴィドなエレクトリック・サウンドをバックに、Lalin St. Justeのキュートなヴォーカルが栄えます。

「Spectacle」
幻想的なフューチャー・ソウル。近未来的なポップ感覚がいい感じです。

「Other Spaces」
トライバル感覚のフューチャー・ソウル。このバンドらしいハイブリッド・サウンドを楽しめます。

「Already Gone」
エレクトロ・ポップ的な味わいの仕上がり。B級的な味わいが逆にいい感じです。

「Flames & Figures」
タイトル曲はアンビエントR&B感覚の深淵な雰囲気です。目を閉じて聴いていると引き込まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=h-T6dIWpxWU

「Waiting For You」
オルタナ感覚のフューチャー・ソウル。キュートなのに儚い歌声の哀愁感が印象的です。

「Firewalker」
本作らしい立体感のあるエレクトリック・サウンドとLalin のキュートなヴォーカルのマッチしたドリーミー・ソウル。

「Fallen Skies」
音空間の広がりが印象的なハイブリッド・ダンス・チューン。白日夢の中のダンス・チューンといった趣ですね。

「Periphery」
ヴィヴィドなポップ感覚が魅力のエレクトリック・ソウル。アルバムの中でも一番キャッチーな仕上がりなのでは?

「Time's Up」
オルタナな面白さのあるフューチャー・ソウル。このバンドらしい個性を楽しむことができます。

「All I Know」
幻想的なエレクトリック・サウンドによるサウンド・スケープ的な仕上がり。

「Colors Collide」
ラストがバンドらしいドライブ感のあるサウンドで躍動します。こういった曲があと1、2曲あっても良かった気が・・・

バンド名はエジプトの言葉で睡蓮(すいれん)を意味するらしいです。
posted by ez at 02:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月28日

Drama『Open Invitation』

Gerald Levertプロデュースの女性R&Bグループ☆Drama『Open Invitation』
Open Invitation by Drama
発表年:1994年
ez的ジャンル:Levert系90年代女性R&Bグループ
気分は... :そこにはドラマが???

90年代女性R&Bグループ作品からDrama『Open Invitation』(1994年)です。

DramaThea NormanMalinda JenkinsRegina Craigという3名による女性R&Bグループ。

グループはLevertGerald Levertが行ったオーディションに合格し、Jimmy Jam & Terry LewisPerspective RecordsからGerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasのプロデュースでアルバム『Open Invitation』(1994年)をリリースしています。

結局、グループはこのアルバム1枚でシーンから姿を消してしまいましたが、本作『Open Invitation』は90年代女性R&Bグループ好きならば満足度の高い1枚に仕上がっています。

Jimmy Jam & Terry LewisGerald Levertがエグゼクティブ・プロデューサーに名を連ねています。

メイン・プロデュースはGerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasですが、それ以外にGerald Levertが手掛けた男性R&BグループRude Boysの元メンバーJoe Little III、Malindaの兄Marc Jenkins、さらにPerspective勢からLo-Key?Lance Alexanderprof t.Tony Tolbert)も一部楽曲をプロデュースしています。

Gerald Levertが見込んだグループだけあって、ヴォーカルワークの実力は確かなものがあります。

シングルになった「Not Today」あたりもいいですが、「Does It Get Any Better (Part I)」「No Games」「Break It Down」といったこの時代らしいダンサブルなミディアム・グルーヴ、胸キュンなバラード「From Girl To Boy」、Jam & Lewis的な「Good 'N' Plenty」あたりが僕のオススメです。

90年代女性R&Bグループ好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Not Today」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levert/Joe Little III/Marc Jenkinsプロデュース。1stシングルにもなったミディアム・グルーヴ。若々しくもタフなヴォーカルで惹きつけます。
https://www.youtube.com/watch?v=RRUMJzSnPJo

「Does It Get Any Better (Part I)」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。この時期の女性R&Bグループ好きの人であれば、気に入るであろうNJS+ヒップ・ホップ・ソウルな仕上がり。キュートなダンサブル感がいいですね。LevertののSean Levertがバック・コーラスで参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=d1wvL4Y_00Q

「See Me」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。この曲もシングルにもなりました。重心の低いビートをバックに、キャッチーなヴォーカルワークで歌い上げていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=J57t5CG8oYg

「No Games」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。ソングライティングにはメンバー3名も加わっています。ラップと共にスタートするシングル向きのキャッチーなヒップ・ホップ・ソウル。グループのキュートな魅力が弾けます!
https://www.youtube.com/watch?v=SJQ5NjmLHsc

「Good Man」
Regina Craig作。Gerald Levertのオーディションで歌いデビューのきっかけを作った楽曲です。ア・カペラによる感動ヴォーカルで魅了します。Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。

「From Girl To Boy」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。素敵な美メロ・バラード。恋する女心を切々と歌い上げる、胸キュン・モードの仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=jlSq1Sr7ezg

「Tell Me Something Good」
Rufusのヒット曲をカヴァー(Stevie Wonder作)。Rufusのオリジナルは『Rags to Rufus』(1974年)に収録されています。このヒット曲をレゲエのエッセンスを取り入れたトークボックス入りのファンク・グルーヴで楽しませてくれます。

「Call Me」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。ヴォーカル・グループとしての実力を示してくれるミディアム・バラード。

「Open Invitation」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。タイトル曲は切ない女心を歌うバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=1IMYsiQUuIk

「Good 'N' Plenty」
Lance Alexander(Lo-Key?)/prof t.プロデュース。唯一のPerspective系プロデューサー陣による制作。Jam & Lewis好きの人であれば気に入るであろうキャッチーなダンス・チューンです。このタイプがあと1、2曲あるとさらに良かったかも?
https://www.youtube.com/watch?v=nhoHFPaPRok

「No Shame」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。じっくり聴かせるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=2oEXOEQo9xc

「Break It Down」
Edwin "Tony" Nicholas/Gerald Levertプロデュース。ソングライティングにはメンバー3名も加わっています。シンセの音色&低音ビートが印象的なダンサブルなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=6Ki8MmreW6s

「Does It Get Any Better (Part II)」
「Does It Get Any Better」のパート2ですが、パート1と異なり、しっとりと聴かせてアルバムを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pS25YgO0TWE

こういった実力派グループがアルバム1枚で消えてしまうなんて、音楽業界の厳しさを痛感してしまいます。
posted by ez at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月27日

Leon Ware『Leon Ware(1972)』

"ミスター・メロウネス"の1stアルバム☆Leon Ware『Leon Ware(1972)』
Leon Ware
発表年:1972年
ez的ジャンル:ミスター・メロウネス系男性ソウル
気分は... :白河ラーメン・・・

"ミスター・メロウネス"Leon Wareの1stアルバム『Leon Ware(1972)』(1972年)です。

これまで当ブログで紹介したLeon Ware作品は以下の3枚。

 『Musical Massage』(1976年)
 『Inside Is Love』(1979年)
 『Rockin' You Eternally』(1981年)
 『Leon Ware(1982)』(1982年)

前回紹介した『Leon Ware(1982)』(1982年)もセルフタイトルだったので、区別する意味で便宜上カッコ内にリリース年を表記しておきます。

"ミスター・メロウネス"Leon Wareが本領を発揮するのは、これまで紹介してきた『Musical Massage』『Inside Is Love』『Rockin' You Eternally』『Leon Ware(1982)』の4枚だと思います。

アーバン・メロウな魅力を堪能できるこれら4枚と比較すると、本作『Leon Ware(1972)』(1972年)は少し地味な印象を受けるかもしれません。しかし、ニュー・ソウル時期に制作された本作の中にLeon Wareのプリミティブな美学を見出すことができる面白さがあると思います。

本作のプロデュースはLeon Ware自身とDoug Gilmore

Leon Ware(vo、p)以下、Jackie Clark(g)、Terry Furlong(g)、Gorden De Witty(p、org)、Ernie McDaniel(b)、Jackie Clark(b)、Jimmy Brown(ds)、Stu Perry(ds)、Clydie King(back vo)、Jesse Smith(back vo)、Julia Tillman(back vo)、Maxine Willard(back vo)、Patrice Holloway(back vo)がレコーディングに参加しています。

楽曲はすべてLeon Wareのオリジナル。Diana Rossの弟で、Leon Wareとのタッグで数々の名曲を生み出すことになる Arthur "T-Boy" Rossとの共作や、Delaney & BonnieのBonnie Bramlettとの共作も含まれます。

アルバム全体としては、この時期らしい南部フィーリングが強い楽曲と、後のアーバン・メロウな作品を予感させるメロウ・バラードが半々という構成です。

他作品とは少し趣の異なる"ミスター・メロウネス"を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「The Spirit Never Dies」
Arthur Ross/Leon Ware作。オープニングはメロウ・バラード。メロディ・ラインや女性コーラスなど随所で"ミスター・メロウネス"らしさを感じることができます。

「Able, Qualified And Ready」
Bonnie Bramlett/Leon Ware作。Bonnie自身のヴァージョンは『Sweet Bonnie Bramlett』(1973年)に収録されています。同じLeonでもLeon Russellとの共作ではないか、と思わせるスワンプ色の強い仕上がりは、Bonnieの個性をLeonが重視したのかもしれません。

「Why Be Alone」
Bob Hilliard/Leon Ware作。後の"ミスター・メロウネス"を予感させる哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=lvaXzh875rk

「Mr. Evolution」
Arthur Ross/Leon Ware作。後にこのコンビが生み出す名曲の数々をイメージすると、イナたいソウル・バラードの本曲は少しイメージが異なるかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=KygjZcFyip0

「Nothing's Sweeter Than My Baby's Love」
Leon Ware作。"ミスター・メロウネス"好きは大満足の洗練されたメロウ・バラード。この1stアルバムの時から現在のスタイルが確立されていたことを実感できます。
https://www.youtube.com/watch?v=-R962APb5kA

「What's Your World」
Leon Ware作。めくるめくイントロが印象的なメロウ・バラード。Leonらしいスマートなセクシーさがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-k25-80-MuA

Bobby Womack、Gloria Ann Taylorがカヴァーしています。また、Fashawn「What's Your World」、Florida Fiya「What's Your World」、Ta-Ku「Day 24」、Madlib「Keep the Fame」、Curren$y & Jet Life「Crawfish」でサンプリングされています。

Bobby Womack「What's Your World」
 https://www.youtube.com/watch?v=U2tne2Zya28
Gloria Ann Taylor「What's Your World」
 https://www.youtube.com/watch?v=3ElL5epdWvA
Fashawn「What's Your World」
 https://www.youtube.com/watch?v=RhLysMA9mnA
Florida Fiya「What's Your World」
 https://www.youtube.com/watch?v=Vm3lN2_P8c8
Ta-Ku「Day 24」
 https://www.youtube.com/watch?v=2vYc-xwyo94
Curren$y & Jet Life「Crawfish」
 https://www.youtube.com/watch?v=kEy6sdsoBqo

「I Know How It Feels」
Bonnie Bramlett/Leon Ware作。本作らしい南部テイストのソウル・バラード。Delaney & Bonnieヴァージョンが『D & B Together』‎(1972年)に「I Know How It Feels to Be Lonely」のタイトルで収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=AbOqP7dxjOo

「It's Just A Natural Thing」
Leon Ware作。ゴスペル・フィーリングのサザン・ソウル調の仕上がりは本作ならではの作風です。
https://www.youtube.com/watch?v=4xVT2XCe2yk

「Tamed To Be Wild」
Leon Ware作。ダークな南部フィーリングが独特の味わいを醸し出す不思議な雰囲気でラストを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3Wwx31m8vP4

Leon Ware作品の過去記事もご参照下さい。

『Musical Massage』(1976年)
Musical Massage

『Inside Is Love』(1979年)
Inside Is Love

『Rockin' You Eternally』(1981年)
Rockin' You Eternally

『Leon Ware(1982)』(1982年)
夜の恋人たち
posted by ez at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

Roman Andren『Rain King』

進化した北欧クロスオーヴァー☆Roman Andren『Rain King』
レイン・キング
発表年:2016年
ez的ジャンル:北欧系ブラジリアン・フュージョン+アフロビート
気分は... :雨王・・・

今回は"北欧のDeodato"ことスウェーデンのキーボード奏者Roman Andren『Rain King』(2016年)です。

これまで当ブログで紹介したRoman Andren作品は以下の5枚。

 『Juanita』(2007年)
 『Color Green』(2010年)
 『Lovin' You』(2011年)
 『Cabra Negra』(2012年)
 『Oyster Of Basatan』(2013年)

これまでRoman Andrenの最新作はいつもタイムリーに紹介してきましたが、本作(昨年6月にリリース)は半年遅れになってしまいました。

『Juanita』(2007年)で日本における熱烈なファン獲得に成功したRoman Andrenですが、ここ数作は注目度も低かったかもしれませんね。きっとヴォーカル曲が少ないインスト中心のアルバムが地味な印象を与えたからかもしれません。やはり、みんなが求めるのは『Juanita』のようなヴォーカル入りのメロウなブラジリアン・フュージョンなのでしょうね。

本作『Rain King』は、前作と同じくスウェーデンのアフロビート・バンドKakaraka Bandとの共演盤となっています。前作はアフロビート・バンドをバックに従えつつ、サウンドは初期のブラジリアン・フュージョンに近いものがありました。それに対して、本作ではKakaraka Bandのアフロビート色をより強調したブラジリアン・フュージョン+アフロビートのクロスオーヴァー・サウンドも楽しめます。

また、ヴォーカル曲も多くなっています。ただし、ヴォーカル曲はKakaraka BandのフロントマンPositive Ganiu Oluwoらによるアフロビート的なヴォーカルが中心ですが・・・

アフロビート/アフロ・ファンク、ブラジリアン・フュージョン、ディスコ・ファンク、カリビアン、ボッサ+アフロなどバリエーション豊かなRoman Andrenワールドを楽しめます。

僕のように聴き逃していた方は、ぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「The Child That I Am (Omo Kekere Ti Moje)」
本作らしいアフロビート色の強いサウンドでアルバムは幕を開けます。アフロビートの中にメロウ・フュージョン的なエッセンスを取り入れているのがいいですね。

「It's A Beautiful Day」
フェンダー・ローズの音色が心地好いメロウなブラジリアン・フュージョン。『Juanita』好きの人はグッとくるはず!これで女性ヴォーカル入りだったら文句ナシなのですが・・・

「My Heart Belongs To You (Tie nin se)」
アフロ・ファンク的なディスコ・チューン。AndrenのDJ的センスが反映されたダンサブル・サウンドです。

「And You Never Said Goodbye」
Roman Andrenお得意のメロウなブラジリアン・フュージョン。『Juanita』に収録されていてもおかしくない雰囲気です。70年代CTIクロスオーヴァー/フュージョンがお好きな人は気に入るはず!

「Rain King (Oba Ojo)」
タイトル曲はアフロ・ファンク調のディスコ/ブギー。アフロビート+フュージョン+ディスコ/ブギーを見事に融合させた本作を象徴する1曲なのでは?

「Where You Go, I Go (Osope Kin Duro Moduro)」
ボッサ+アフロなミステリアスな雰囲気が印象的です。

「You Said You're Sorry」
Andrenらしいフェンダー・ローズの音色を楽しめるメロウなブラジリアン・フュージョン。初めて聴いたのに懐かしい感じがします。

「Morning Dew」
マリンバ、スティール・パン、アナログ・シンセが織り成すカリビアン・テイストのサンバ・フュージョン。独特のトロピカル感が面白いです。

「Say It, Then I Listen (So Kingbo)」
パワフルなファンク・チューン。この曲はKakaraka Bandの色が強く出た演奏なのでは?

「Joy, Look For Me (Idu Nu Wa Mi Wa)」
壮大なスケールのアフロ・フュージョン。映画のサントラとかにありそうな雰囲気ですね。

「And The Wind Blows」
Gee Belloをフィーチャー。サンセット・モードのメロウ・チューン

「A Brand New Start」
Eric Galeを思い出すソウルフルなギターが印象的なメロウ・フュージョン。70年代のサマー・モード全開です。

「The Child That I Am (reprise)」
ラストはフェンダー・ローズのみでの「The Child That I Am」のリプライズ。

Roman Andrenの過去記事もご参照下さい。

『Juanita』(2007年)
ファニータ

『Color Green』(2010年)
カラー・グリーン

『Lovin' You』(2011年)
ラヴィン・ユー

『Cabra Negra』(2012年)
カブラ・ネグラ

『Oyster Of Basatan』(2013年)
ジ・オイスター・オブ・バサタン
posted by ez at 01:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする