2017年05月27日

Robert Glasper『In My Element』

故J Dillaに捧げた「J Dillalude」収録☆Robert Glasper『In My Element』
イン・マイ・エレメント
発表年:2007年
ez的ジャンル:進化形ジャズ・ピアノ・トリオ
気分は... :ピアノ・トリオによる『Black Radio』!

今日はジャズ・ピアノが聴きたい気分です。

セレクトしたのは、"今ジャズ"をリードするジャズ・ピアニストRobert Glasperの初期作品『In My Element』(2007年)です。

"今ジャズ"をリードするピアニストRobert Glasper率いる先鋭ジャズ・ユニット
1978年、テキサス州ヒューストン出身のジャズ・ピアニストRobert Glasperに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の7枚(Robert Glasper Experiment(RGE)名義の作品も含む)。

 『Double Booked』(2009年)
 『Black Radio』(2012年)
 『Black Radio Recovered: The Remix EP』(2012年) ※リミックスEP
 『Black Radio 2』(2013年)
 『Covered』(2015年)
 Miles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』(2016年)
 『ArtScience』(2016年)

本作はジャズ界に大きなインパクトを与えたRobert Glasper Experiment(RGE)結成以前の作品であり、Robert Glasper(p)、Vicente Archer(b)、Damion Reid(ds)というピアノ・トリオ編成でのレコーディングです。

ジャズ・ピアノ・トリオらしい美しいアコースティック・ジャズに加え、故J Dillaが手掛けたHip-Hop作品の数々を奏でる「J Dillalude」Radiohead「Everything in Its Right Place」のカヴァーなど、『Black Radio』を予感させる"今ジャズ"演奏も楽しめるのが本作の魅力です。

『Black Radio』からRobert Glasperを聴くようになったR&B/Hip-Hop系リスナーの方には、ピアノ・トリオ編成の本作に対する興味は薄いのかもしれません。

しかしながら、「J Dillalude」を聴けば、ピアノ・トリオでもJ Dillaの遺志を受け継ぐHip-Hop的なフィーリングを生み出すことができることを実感できるはずです。ピアノ・トリオによる『Black Radio』といった雰囲気ですよ。

進化形ジャズ・ピアノ・トリオを演奏を楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「G&B」
小気味よいオープニング。こういったジャズ・ピアノ・トリオらしい演奏でも、決して小難しい感じがしないのがGlasperですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HFB7ZEGzJRk

「Of Dreams to Come」
タイトルの通り、夢の中のピアノ・ジャズといった雰囲気が伝わってくるエレガントな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=nCsB6pHZQcs

「F.T.B.」
衝撃作『Black Radio』「Gonna Be Alright (F.T.B.)」として再演された楽曲です。『Black Radio』を聴いている人でれば、耳馴染みがあるので聴きやすいのでは?既にこの時点でピアノ・トリオによるBlack Radio感があってグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=uEh83c1wkMA

「Y'outta Praise Him (Intro)」
イントロといいながら3分半以上の叙情的な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=3tEXOT4V2bU

「Y'outta Praise Him」
イントロに続く本編の方は"今ジャズ"のエッセンスがほんのり香る演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=oE3mFDcfMgM

「Beatrice」
サックス奏者Sam Riversの作品をカヴァー。オリジナルは『Fuchsia Swing Song 』(1965年)に収録されています。正統派ピアノ・トリオとしての実力も示してくれる演奏で、聴き応えがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=LXnXV2VvOLg

Sam Riversのオリジナルも素晴らしいのでチェックを!
Sam Rivers「Beatrice」
 https://www.youtube.com/watch?v=HxMIiTW59Co

「Medley: Maiden Voyage/Everything in Its Right Place」
「J Dillalude」と並ぶ本作のハイライト。Herbie Hancock「Maiden Voyage」Radiohead「Everything in Its Right Place」のカヴァー。ただし、単なるメドレーではなく、マッシュ・アップ感覚で聴かせるのが"今ジャズ"ミュージシャンらしいですね。深遠ながらも小粋な雰囲気が好きです。Radiohead「Everything in Its Right Place」が好きなので嬉しいカヴァーです。
https://www.youtube.com/watch?v=HJCFDlwMDxY

「J Dillalude」
J Dillaへのトリビュート。Q-Tipのヴォイス・メッセージに続き、Common「Thelonius」Jay Dee名義の「Doo Doo」、Slum Village「Fall in Love」De La Soul「Stakes Is High」というJ Dilla作品が演奏されます。Hip-Hop経由のジャズを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=uNXosFXKll4

「Silly Rabbit」
スピーディー&スリリングな演奏です。終盤には「J Dillalude」の流れを汲むHip-Hopテイストの演奏で楽しませてくれます。

「One for 'Grew (for Mulgrew Miller)」
タイトルの通り、リスペクトするジャズ・ピアニストMulgrew Miller(1955-2013年)に捧げた曲です。オーセンティックな美しい演奏で魅了します。
https://www.youtube.com/watch?v=roX-vHvDr4U

「Tribute」
本編のラストはGlasperの魂の叫びと美しいピアノで締め括ってくれます。

国内盤CDにはボーナス・トラックとして、「Grey Days」が追加収録されています。

Robert Glasperの他作品もチェックを!

『Mood』(2003年)
MOOD

『Canvas』(2005年)
Canvas

『Double Booked』(2009年)
Double Booked

Robert Glasper Experiment『Black Radio』(2012年)
ブラック・レディオ

Robert Glasper Experiment『Black Radio Recovered: The Remix EP』(2012年)
Black Radio Recovered: the Remix Ep

Robert Glasper Experiment『Black Radio 2』(2013年)
ブラック・レディオ2

『Covered』(2015年)
カヴァード

Miles Davis & Robert Glasper『Everything's Beautiful』(2016年)
エヴリシングス・ビューティフル

Robert Glasper Experiment『ArtScience』(2016年)
アートサイエンス
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2017年05月26日

Cheryl Lynn『Instant Love』

Luther Vandross全面プロデュース☆Cheryl Lynn『Instant Love』
インスタント・ラヴ(紙ジャケット仕様)
発表年:1982年
ez的ジャンル:アーバン・ソウル/ブギー
気分は... :心のアンチエイジング!

今回は女性ディスコ/ソウル・シンガーCheryl Lynnの4thアルバム『Instant Love』(1982年)です。

ダンス・クラシック「Got To Be Real」でお馴染みのディスコ/ソウル・シンガーCheryl Lynnの紹介は、『In The Night』(1981年)、『It's Gonna Be Right』(1985年)に続き3回目です。

本作『Instant Love』は、人気男性R&BシンガーLuther Vandrossが全面プロデュースした作品です。

ダンス・クラシック「Got To Be Real」に代表されるように、ディスコ・シンガーのイメージが強かったCheryl Lynnが、Luther Vandrossと組むことで、よりソウル・シンガーとしてのイメージを印象づけたかったのが本作のねらいかもしれません。

レコーディングにはMarcus Miller(b、syn)、Yogi Horton(ds)、Steve Ferrone(ds)、Nat Adderley Jr.(key、p)、Steve Love(g)、Michael McGloiry(g)、Michael Sembello(g)、Doc Powell(g)、Ed Walsh(syn)、Steve Kroon(per)、Paulinho Da Costa(per)、Crusher Bennett(per)、Tawatha Agee(back vo)、Brenda White(back vo)、Fonzi Thornton(back vo)、Michelle Cobbs(back vo)、Phillip Ballou(back vo)等が参加しています。

アルバムからはLuther Vandrossとのデュエットによるバラード「If This World Were Mine」が全米R&Bチャート第4位のヒットとなり、ソウルなCheryl Lynnを印象づけてくれました。

とは言うものの、個人的には「Instant Love」「Sleep Walkin'」「Look Before You Leap」「Say You'll Be Mine」といったアーバンなディスコ/ブギーに惹かれてしまいます。

アルバム単位でなかなか充実した1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Instant Love」
Luther Vandross/Marcus Miller作。タイトル曲はアルバムのリード・シングルにもなりました。華やかなアーバン・ブギーですが、ダンサブルながらもヴォーカル重視な感じが本作らしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=brg3rvZjhN4

「Sleep Walkin'」
Luther Vandross/Marcus Miller作。煌びやかなシンセが印象的なアーバン・ブギー。「Instant Love」同様に、ダンサブルながらもヴォーカル重視のアレンジがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=1I4AC_NEF6s

Madlib「Disco Break」 のサンプリング・ソースとなっています。
Madlib「Disco Break」
 https://www.youtube.com/watch?v=rVkygmURePY

「Day After Day」
Tawatha Agee作。しっとりと歌い上げるバラード。抑えたバッキングがCherylのヴォーカルを引き立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZSu0yWPchTk

「Look Before You Leap」
David Batteau/Michael Sembello作。アルバムからの3rdシングルとなったアーバン・ブギー。作者Michael Sembelloの爽快カッティング・ギターがCherylのヴォーカルを先導します。
https://www.youtube.com/watch?v=Og1FL3ZnDX8

「Say You'll Be Mine」
Tawatha Agee/Kevin Robinson作。実は昔も今も本作における僕の一番お気に入りはコレ。「Got To Be Real」なCheryl Lynnに会いたい人にはオススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=4zP3E2M9yQE

「I Just Wanna Be Your Fantasy」
Cheryl Lynn/George Smith III作。Marcus Millerの格好良いベースが印象的なアーバンなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=lfwp1_-HOc8

「Believe in Me」
Ashford & Simpson作。Ashford & Simpsonのオリジナルはアルバム『Come As You Are』(1976年)に収録されています。ピアノ&オーケストレーションをバックに、オーセンティックなビューティフル・バラードを歌い上げます。
Afta-1「Believe」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=sOJ6fpJQLug

「If This World Were Mine」
ラストはMarvin Gaye & Tammi Terrell、1967年のシングル曲をカヴァー(Marvin Gaye作)。Luther Vandrossとのデュエットでアルバムからの2ndシングルとなり、全米R&Bチャート第4位のヒットとなっています。Luther Vandrossが素晴らしいヴォーカルでCherylヴォーカルをエスコートするオトナのバラードでアルバムを締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=NR-q4Gvdp0o

Saigon「If...(My Mommy)」、Jha Jha「If You Were Mine」、Da BackWudz「The World Could Be Yours」、Atlantic Connection「Wonderful Life」のサンプリング・ソースとなっています。
Saigon「If...(My Mommy)」
 https://www.youtube.com/watch?v=c3J49zm4nVw
Jha Jha「If You Were Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=vN0ILpPOtfs
Da BackWudz「The World Could Be Yours」
 https://www.youtube.com/watch?v=7mnQVsAggfM
Atlantic Connection「Wonderful Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=YzEpQhxJa4Q

Cheryl Lynnの他作品もチェックを!

『Cheryl Lynn』(1978年)
シェリル・リン(紙ジャケット仕様)

『In Love』(1979年)
イン・ラヴ(紙ジャケット仕様)

『In The Night』(1981年)
イン・ザ・ナイト(紙ジャケット仕様)

『Preppie』(1983年)
プレッピー(紙ジャケット仕様)

『It's Gonna Be Right』(1985年)
ゴナ・ビー・ライト(紙ジャケット仕様)
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2017年05月25日

Santa Y Su Gente『Urgente』

チリ産ラテン・レア・グルーヴ☆Santa Y Su Gente『Urgente』
ウルヘンテ
発表年:1974年
ez的ジャンル:チリ産ラテン・レア・グルーヴ
気分は... :チリ産ワインを飲みながら・・・

今回は南米レア・グルーヴ作品Santa Y Su Gente『Urgente』(1974年)です。

Santa Y Su Genteは、コンガ奏者Santiago "Santa" Salasを中心にチリで結成されたラテン・ジャズ・ファンク・バンド。

メンバーはSantiago "Santa" Salas(congas)以下、Lautaro Rosas(g)、Mario Lecaros(p)、Harida Quinteros(ds)、Juan Carlos Mendoza(b)、Orlando Avendano(per)、David Estanovich(saz、fl)、Rosario Salas(vo)、Carlos Torres(vo)、Pablo Lecaros(vo)。

本作『Urgente』(1974年)は、グループ唯一のアルバムですが、その充実ぶりに驚きました。

アルバムは大きく、インストのラテン・ジャズ・ファンクと美しいヴォーカル入りのラテン・メロウ・グルーヴから成り、そのどちらも魅力的です。ラテン・レア・グルーヴらしいパーカッシヴ・リズムがアルバム全編を貫きます。

インストはクロスオーヴァー調、サイケデリック調、ラテン・ロック調、スパニッシュ調、スピリチュアル調と多彩な切り口で楽しませてくれます。また、ヴォーカル曲は僕好みの爽快メロウ・チューンが並びます。

ラテン・レア・グルーヴの名に相応しい1枚だと思います。

気分を盛り上げるために、チリ産ワインを飲みながら記事を書いています。

全曲紹介しときやす。

「La Muneca」
爽快コーラスと共に始まる素敵なメロウ・グルーヴ。美しいピアノとパーカッシヴ・リズムが織り成す素敵なサウンドが、美しいヴォーカルワークを引き立てます。

「Murumba」
アフロ・ラテンなサイケデリック感覚が印象的なインスト・ジャズ・ファンク。

「Los Amantes Del Sol」
ファンキー&メロウなラテン・グルーヴにピースフルな爽快ヴォーカルが絡みます。ラテン・レア・グルーヴらしい1曲かもしれませんね。

「El Salero」
ラテン・ジャズ・ファンク・ユニットとしての魅力が伝わってくるインスト・ジャズ・ファンク。リーダーSantiago "Santa" Salasのコンガは演奏を牽引します。
https://www.youtube.com/watch?v=pG2Q2QRiPsc

「Colores」
ドライブ感が格好良いラテン・ジャズ・ファンク。扇動的なコンガやギター・ソロにグッときます。パッションという点ではコレが一番かも?
https://www.youtube.com/watch?v=M4luCpw08Uo

「Niebla」
個人的にはかなり好み!ギター・サウンドとラテン・パーカッションが織り成すサウンドは、ラテン・ロック好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=NOompbHG4rc

「Pajaros En El Jardin」
女性スキャットが先導する密林モードのメロウ・ジャズ。スピリチュアルな雰囲気もあります。

「Barco Camaronero」
ヴォーカルを前面に打ち出したポップなラテン・メロウ・グルーヴ。小粋なエレピの音色もグッド!

「Triangulo Espanol」
ラテン・クロスオーヴァーなインスト・チューン。タイトルの通り、スパニッシュなフレイヴァーが効いています。

「Sonando」
AztecaMaloSapo等のUSの西海岸ラテン・グルーヴ好きの人であれば、気に入る1曲なのでは?

「Una Nueva Vida」
ラストはクール&ミステリアスなインスト・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=N4P4t2RrvHo

ここ2日間、近くで夜道路工事を行っており、その騒音で寝付けない(泣)
そのせいもあり、少しストレスが溜まっているかも?
posted by ez at 03:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月24日

『今の気分は...2017年5月24日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

今回は2000年代後半から2010年代前半のR&B/Hip-Hopから、有名アーティストの楽曲を10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Erykah Badu「Honey」
https://www.youtube.com/watch?v=SFkHylBiPyQ
From 『New Amerykah: Part One (4th World War)』(2008年)
New Amerykah, Pt. 1: 4th World War

Q-Tip feat. Norah Jones「Life Is Better」
https://www.youtube.com/watch?v=nMIs3WYLZbY
From 『The Renaissance』(2008年)
The Renaissance

Eric Benet feat. Faith Evans「Feel Good」
https://www.youtube.com/watch?v=py-q0Kw0lmI
From 『Lost In Time』(2010年)
Lost in Time

Raphael Saadiq feat. Stevie Wonder & CJ Hilton「Never Give You Up」
https://www.youtube.com/watch?v=xuCpet4UKE8
From 『The Way I See It』(2008年)
The Way I See It

Leela James「Tell Me You Love Me」
https://www.youtube.com/watch?v=mnYZDapj1tQ
From 『My Soul』(2010年)
My Soul

R. Kelly「Love Letter」
https://www.youtube.com/watch?v=j9ZB0fcwoJI
From 『Love Letter』(2010年)
Love Letter

Avant「When It Hurts」
https://www.youtube.com/watch?v=KEMjg3pVKCk
From 『Avant』(2008年)
Avant

Musiq Soulchild「Someone」
https://www.youtube.com/watch?v=kCbxIMO0Cn8
From 『Onmyradio』(2008年)
OnMyRadio

Common「The People」
https://www.youtube.com/watch?v=S7B2VgRShew
From 『Finding Forever』(2007年)
Finding Forever

The Roots「How I Got Over」
https://www.youtube.com/watch?v=zI4D1QOLGuM
From 『How I Got Over』(2010年)
How I Got Over
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2017年05月23日

Groove U『Tender Love』

90年代男性R&Bグループの佳作☆Groove U『Tender Love』
Tender Love
発表年:1994年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bグループ
気分は... :ファンタスティック乾!

今回は90年代男性R&Bグループ作品からGroove U『Tender Love』(1994年)です。

Groove UTerron MitchellDarren MosleyOrick SidneyJoe Halliburtonの4名により、テキサス州ヒューストンで結成された男性R&Bグループ。

商業的には成功を収めることはできませんでしたが、唯一のアルバムである『Tender Love』(1994年)は、某R&Bディスクガイドにも掲載された再評価の高い1枚です。

プロデューサーとしてMikki BleuThe Characters(Charles Farrar/Troy Taylor)Chad ElliottBuff Loveが起用され、それぞれいい仕事ぶりを見せています。アルバムとしての統一感は欠けますが、ざまざまなタイプの曲に対応し、素晴らしいヴォーカルワークを披露するグループの実力によって魅力的なR&B作品に仕上がっています。

Mikki Bleuプロデュースの「Say U Love Me」「Tender Love」、The Charactersプロデュースの「(Seek And You'll Find) The Kinda Right Baby」「Call And I'll Answer」、Buff Loveプロデュースの「Looking For Love (In All The Wrong Places)」あたりが僕のオススメです。

R&Bシーンの中に埋もれてしまったアルバムですが、ぜひチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「(Seek And You'll Find) The Kinda Right Baby」
The Charactersプロデュース。シングルにもなったオープニング。ニュー・クラシック・ソウル調のグルーヴ感がいいですね。Tony! Toni! Tone好きの人であれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=IiPv2GA2Vtc

「Old Becomes New」
The Charactersプロデュース。この曲もシングル・カットされたバラード。哀愁バラードを素敵なヴォーカルワークで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=x4i7lrAarN0

「Can I Make It Up To You」
Chad Elliottプロデュース。NJS調の哀愁ミディアム・グルーヴに仕上がっています。

「Call And I'll Answer」
The Charactersプロデュース。ソングライティングには後の人気男性R&BシンガーCarl Thomasの名もクレジットされています。ヴォーカルワークが栄えるダンサブルなR&Bグルーヴです。

「Tender Love」
Mikki Bleuプロデュース。タイトル曲はアコースティックな質感のあるクワイエット・ストームなビューティフル・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=wVYLf5rqdpc

「Looking For Love (In All The Wrong Places)」
Buff Loveプロデュース。オーセンティックなバラードで勝負!このグループのヴォーカルワークの素晴らしさを存分に実感できます。

「Groove With You」
Mikki Bleuプロデュース。セクシー・モードのダンサブル・チューン。打ち込みモード全開のサウンドは好き/嫌いが分かれるかもしれませんが、なかなかキャッチーな仕上がりだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=YYwt5AikRxE

「Oh-oh Uhh Oh」
Buff Loveプロデュース。曲は悪くないのですが、これは打ち込みサウンドが裏目に出ているような気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=67HjrJLzJSE

「Say U Love Me」
Mikki Bleuプロデュース。Mikki Bleuのセンスとグループのヴォーカルワークが見事に噛み合った絶品ミディアム・スロウ。何度もリピートしたくなります。
https://www.youtube.com/watch?v=7WtADTaRtfQ

「Hoochie」
Buff Loveプロデュース。この時代らしい甘く妖しい雰囲気の漂うダンサブル・チューン。ラップ・パートもあります。Kool & The Gang「Kool's Back Again」ネタ。
https://www.youtube.com/watch?v=cM5WyX9cP5M

「Don't Let It Slip Away」
Chad Elliottプロデュース。ラストはNJSなアップ・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=45QR50Qg-Fs

昨日は乾、本田、久保とサッカーの日本人選手が活躍しましたね。
特に、バルサ相手にカンプノウで2得点を決めた乾は素晴らしかったですね。
TVのライブ中継を観ていましたが、(失礼ですが)予想外の大活躍に興奮して眠れませんでした。
そろそろ乾の代表復帰があってもいいのでは?
posted by ez at 03:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする