2017年10月03日

Van Morrison『Hard Nose The Highway』

名曲「Warm Love」収録☆Van Morrison『Hard Nose The Highway』
Hard Nose the Highway
発表年:1973年
ez的ジャンル:孤高の男性シンガー。
気分は... :苦闘のハイウェイ....

今日は孤高の実力派シンガーVan Morrison『Hard Nose The Highway』(1973年)です。

これまで当ブログで紹介してきたVan Morrison作品は以下の9枚(発売年順)。

 『Astral Weeks』(1968年)
 『Moondance』(1970年)
 『His Band And The Street Choir』(1970年) 
 『Tupelo Honey』(1971年)
 『Saint Dominic's Preview』(1972年)
 『Veedon Fleece』(1974年)
 『A Period Of Transition』(1977年)
 『Into The Music』(1979年)
 『Avalon Sunset』(1989年)

70年代前半の諸作は非常に評価の高いVan Morrisonですが、その中で本作は評価が分かれる1枚ですね。

精神的支柱であったJanet Planetとの離婚によるVan自身の気力の問題、これまでのVan作品には少し奇異なイラストのジャケ、オープニングを飾る「Snow in San Anselmo」での合唱団への違和感などにマイナス・イメージを持つ人がいるのかもしれませんね。

確かに、イラストやオープニング「Snow in San Anselmo」には少し戸惑いますが、個人的には他の70年代前半の諸作と同様に、十分楽しめる1枚だと思います。

ライブ・アルバムとなった次作『It's Too Late to Stop Now』(1973年)にThe Caledonia Soul Orchestraとして参加したミュージシャンがレコーディングの中心です。

レコーディング・メンバーはVan Morrison(vo、g)、John Platania(g)、Jeff Labes(p)、David Hayes(b)、Rick Schlosser(ds)、Jack Schroer(ts、as、ss)、Bill Atwood(tp)、Jules Broussard(ts、fl)、Gary Mallaber(vib、ds)等。また、Jackie DeShannonがバック・コーラスで参加しています。

名曲の誉れ高い「Warm Love」、味わい深いジャジー・ソウル「Wild Children」、カレドニア・ソウルを満喫できるタイトル曲「Hard Nose the Highway」、今の時期にフィットする「Autumn Song」、アレンジが素敵な「Purple Heather」あたりがオススメです。

プロデュースはVan本人。「Bein' Green」「Purple Heather」以外はVan Morrisonのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Snow in San Anselmo」
The Oakland Symphony Chamber Chorusのコーラスと共に始まるオープニング。>Vanのヴォーカルもドラマチックでスリリングな展開のバッキングもかなり良いと思いますが、合唱団の歌声はやはり違和感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=lpcsThJEgWM

「Warm Love」
本作のハイライト。Van Morrisonファンには「Crazy Love」と並ぶ名曲として人気のラブ・バラードです。シングル・カットもされました。バック・コーラスはJackie DeShannon。Janetと別離の後に歌われるラブ・ソングなので余計に胸にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=0kl_CIiQXVs

個人的には本曲と「Crazy Love」「Tupelo Honey」「Have I Told You Lately」の4曲をセットで聴くのがお気に入りです。
「Crazy Love」(From 『Moondance』
 https://www.youtube.com/watch?v=oeE7BOLB8Jc
「Tupelo Honey」(From 『Tupelo Honey』
 https://www.youtube.com/watch?v=3DbTIKHYwog
「Have I Told You Lately」(From 『Avalon Sunset』
 https://www.youtube.com/watch?v=J789GId1kaY

「Hard Nose the Highway」
この時期のVan Morrisonらしいジャズ+ソウルなカレドニア・ソウルを満喫できるタイトル曲。いぶし銀な雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=afKE03xVSB0

「Wild Children」
タイトルのようにVanの子供〜少年時代が歌われたもの。歌詞にはJames Dean、Marlon Brando、Rod Steigerといった憧れの映画スターの名前も登場します。Van Morrison節に小粋なセンスが加味された味わい深いジャジー・ソウルです。
https://www.youtube.com/watch?v=Y1YF_W4S2Xw

「The Great Deception」
このジワジワくる感じもVan Morrisonならではの魅力です。聴け重ねるほどに味わいが増すのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=F1X6K8lcnjc

「Bein' Green」
US子供向け教育番組『セサミストリート』に登場するカエルのマペットKermit the Frogの歌をカヴァー(Joe Raposo作)。シングルにもなりました。子供番組の人気曲はオトナのソウル/R&Bチューンに変貌させています。お見事!
https://www.youtube.com/watch?v=fnCQTNriVlE

「Autumn Song」
10分超の大作。タイトル通り、今の時期にフィットするセピア色のジャジー・ソウル。Vanのヴォーカルも演奏も実に穏やかなです。
https://www.youtube.com/watch?v=lX9UTWh4VDw

「Purple Heather」
ラストはスコットランドのトラディショナル・カヴァーで締め括ってくれます。素敵なストリングスをバックに、Vanが素晴らしいヴォーカル&スキャットを披露し、アルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=JcQDK3cc-0U

Van Morrisonの過去記事もご参照下さい。

『Astral Weeks』(1968年)
アストラル・ウィークス

『Moondance』(1970年)
ムーンダンス

『His Band And The Street Choir』(1970年)
ストリート・クワイア

『Tupelo Honey』(1971年)
Tupelo Honey (Exp)

『Saint Dominic's Preview』(1972年)
van morrison saint dominic's preview.jpg

『Veedon Fleece』(1974年)
Veedon Fleece (Reis)

『A Period Of Transition』(1977年)
A Period of Transition

『Into The Music』(1979年)
Into the Music

『Avalon Sunset』(1989年)
Avalon Sunset
posted by ez at 17:33| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

Champaign『How 'Bout Us』

ヒット曲「How 'Bout Us」収録のブラコン作品☆Champaign『How 'Bout Us』
ハウ・バウト・アス(期間生産限定盤)
発表年:1981年
ez的ジャンル:ブラコン/AOR
気分は... :シャンパン飲みたい・・・

今回は80年代ブラコン/AOR作品からChampaign『How 'Bout Us』(1981年)です。

Champaignはイリノイ州シャンペーンで結成された黒人・白人混合のヴォーカル&インストゥルメンタル・グループ。僕も最初は誤解していましたが、お酒のシャンパンではなく出身地に由来するグループ名です。

メンバーはPauli Carman(vo)、Rena Jones(vo)、Howard Reeder(g)、Michael Day(key、g)、Dana Walden(key、syn)、Rocky Maffit(ds、per、vo)、Michael Reed(b)の7名。

The ManhattansやTyrone Davisを手掛けたことで知られるプロデューサーLeo Grahamのバックアップでコロンビアとの契約に成功し、デビュー・アルバムとなる本作『How 'Bout Us』(1981年)をリリースし、シングル「How 'Bout Us」が全米チャート第12位、同R&Bチャート第4位のヒットとなりました。

その後、コロンビアから『Modern Heart』(1983年)、『Woman in Flames』(1984年)という2枚のアルバムをリリースしています。

90年代に入り再結成し、アルバム『Champaign IV』(1991年)をリリースしています。さらに2008年以降、メンバーのPauli CarmanがChampaign名義のアルバムを4枚リリースしています。

さて本作『How 'Bout Us』(1981年)ですが、前述のLeo Grahamがプロデュースを務め、さらに共同プロデューサーとしてJames Mackの名がクレジットされています。

どうしてもロマンティックなヒット曲「How 'Bout Us」が目立つアルバムですが、アーバン・ダンサー「Can You Find the Time?」、ディスコ・ファンク「Whiplash」、サンプリング・ソースとしても人気の「I'm on Fire」、シカゴ・ソウル調の「Spinnin'」、アーバン・メロウな「Dancin' Together Again」あたりもオススメです。

グループ名の由来とは異なりますが、シャンパンが飲みたくなるようなアーバンな魅力に溢れたブラコン作品です。

全曲紹介しときやす。

「Can You Find the Time?」
Gary Mackey/Danny McLane作。オープニングは爽快なアーバン・ダンサー。シングルにもなりました。個人的にもアルバムで一番のお気に入り。都会的な疾走感がひたすら心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=67GW4omVWO8

「Party People」
Tony Craig/Terry Shaddick/Joe South作。Olivia Newton-John「Physical」の作者として知られるTerry Shaddickらが書いた曲をファンキーなミディアム・グルーヴで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DhXAJEo_W_o

「Whiplash」
Michael Day作。シンセ・サウンドが煌びやかなディスコ・ファンク。80年代前半らしいダンサブル・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=lo_kSjb8CLA

「I'm on Fire」
Barry Ruff/Gene Avaro/Renee Ruff作。アルバムからの3rdシングル。男女ヴォーカル・グループとしての魅力を堪能できるバラードです。Santana調の哀愁ギターも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=dV_gRMtjBAs

Potna Deuce「Cool Thang」 、Soul Scream「TOu-KYOu」、Daz Dillinger feat. Snoop Dogg, E-White & Uncle Reo「I Got Dat Fire」、Brother Ali「Ear to Ear」、Cookin' Soul, Nahright, Skyzoo & Sha Stimuli feat. Donny Goines「On Fire」、Sadat X「On Fire」等のサンプリング・ソースになっています。
Potna Deuce「Cool Thang」
 https://www.youtube.com/watch?v=a6bNfy42w1U
Soul Scream「TOu-KYOu」
 https://www.youtube.com/watch?v=BM9dENf1pYY
Daz Dillinger feat. Snoop Dogg, E-White & Uncle Reo「I Got Dat Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=NbkP9Le4lRI
Brother Ali「Ear to Ear」
 https://www.youtube.com/watch?v=FazVo_HXQg8
Cookin' Soul, Nahright, Skyzoo & Sha Stimuli feat. Donny Goines「On Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=xU6gRn6TKPs
Sadat X「On Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=Za71LstD0OA

「How 'Bout Us」
Dana Walden作。前述のようにグループの代名詞となる大ヒット曲。当時の僕はロック少年でしたが、全米Top40を追いかける中で、何となくこの曲に惹かれた記憶があります。楽曲自体はメンバーのDana WaldenとMichael Dayが組んでいたバンドThe Water Brothers Band、1975年のシングルのリメイクです。ブラコン好きにはたまらないアーバンなメロウ・バラードです。煌びやかでロマンティックな80年代らしいムードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YBUqDr14DEw

Brotherhood of Man、Eddie Lovette、Grayson Hugh & Betty Wright、Lulu、Johnny Mathisがカヴァーしています。
The Water Brothers Band「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=-kX1evKBvng
Eddie Lovette「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=fu-vm7jOocI
Grayson Hugh & Betty Wright「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=OXN1COipDQo
Lulu「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=nJhBBa17CmM
Johnny Mathis「How 'Bout Us」
 https://www.youtube.com/watch?v=jeXjchuuF2o

「Spinnin'」
Michael Day/Dave Pirner作。ファンク調でスタートしますが、本編はシカゴ・ソウル調の軽快なステップのミディアム・グルーヴ。聴けば聴くほど好きになるソウル・ヴォーカル・グループらしい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=XxS8314g4v4

「Dancin' Together Again」
Richard Reicheg作。「How 'Bout Us」と同タイプのアーバンなメロウ・ミディアム。このグループらしいヴォーカル・ワークを存分に楽します。
https://www.youtube.com/watch?v=Sf2KdfGn7os

「Lighten Up」
Pauli Carman/Michael Day作。粘り腰のミディアム・ファンクですが爽快コーラスが上手く中和させています。
https://www.youtube.com/watch?v=JMA9qWSGnKs

「If One More Morning」
Dana Walden作。ラストは60年代モータウン調のポップなダンス・チューンで軽快に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=paxZURnI3Zo

再発CDには「How 'Bout Us」「I'm on Fire」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。

『Modern Heart/Woman in Flames』(1983/1984年)※2in1CD
MODERN HEART/WOMAN IN FLAMES
posted by ez at 00:45| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月01日

Andre Mehmari/Juan Quintero/Carlos Aguirre『Serpentina』

南米フォルクローレ・スーパー・トリオ!☆Andre Mehmari/Juan Quintero/Carlos Aguirre『Serpentina』
Serpentina セルペンティーナ
発表年:2017年
ez的ジャンル:南米フォルクローレ・スーパー・トリオ
気分は... :ワン・アップ・・・

新作アルバムからAndre MehmariJuan QuinteroCarlos Aguirreというブラジル、アルゼンチンの人気フォルクローレ・アーティスト3名が共演した話題作『Serpentina』です。

南米フォルクローレ・スーパー・トリオと呼びたくなる3名の共演盤に歓喜している音楽ファンは多いのでは?僕もそんな一人です。

1977年リオデジャネイロ生まれのピアニスト/コンポーザーAndre Mehmariについては、サンパウロ出身のマルチ奏者/コンポーザーAntonio Loureiroとの共演作『MehmariLoureiro Duo』(2016年)を紹介済みです。

アルゼンチン、トゥクマン出身のシンガー・ソングライター/ギタリストJuan Quinteroについては、Mariano Cantero(ds、per、vo)、Andres Beeuwsaert(p、key、vo)とのトリオAca Seca Trio『Ventanas』(2009年)を紹介済みです。

1965年アルゼンチン、エントレリオス州セギーの生まれのシンガー・ソングライター/ピアニスト/ギタリストCarlos Aguirreについては、『Orillania』(2012年)を紹介済みです。

これまでも交流のあった3名でしたが、約4年の準備期間を経て2017年3月ブラジル・サンパウロに集まり、3人のみで一気に創り上げた作品が本作『Serpentina』です。プロデュースはAndre Mehmari

楽曲は3名の過去のレパートリーや今回のために書き下ろした新曲、さらにブラジル、アルゼンチンの音楽交流を象徴する名盤Mercedes Sosa/Leon Gieco/Milton Nascimento『Corazon Americano』(1986年)から2曲カヴァーしています。

アルバム全体の印象としては、Andre MehmariJuan QuinteroCarlos Aguirreを迎えて、現代音楽+フォルクローレなケミストリーを起こした1枚という印象を受けます。

静かなる音楽/クワイエット・コーナー的な作品がお好きな人にとっては、大満足な1枚ではないかと思います。Quintero、Aguirreの味わい深く感動的なフォルクローレ・ワールドに、Mehmariの現代ブラジル音楽的な感性が加わることで、ワン・アップしたフォルクローレを楽しむことができます。

きっと今年のベスト・ディスクに挙げる人も多い1枚なのでは?
当ブログでも年末恒例『ezが選ぶ2017年の10枚』の有力候補となりそうです。
個人的にこの秋のヘビロテ間違いなしの1枚です。

『Serpentina』EPK
https://www.youtube.com/watch?v=Bd1Cdxh0m1E

全曲紹介しときやす。

「El Diminuto Juan」
Jorge Fandermole/Carlos Aguirre作。Aguirreのオリジナルは『Orillania』に収録されています。『Orillania』ヴァージョンにはJuan Quinteroも参加しています。Mehmariの現代音楽的なピアノが加わったことで、オリジナルのフォーキーな味わいに新たな魅力が上乗せされています。

「Clavelito Blanco」
Justiniano Torres Aparicio作。Aca Seca Trio『Avenido』(2006年)収録曲の再演です。Mehmariの美しくドラマチックなピアノをバックに、Quinteroのヴォーカルが躍動します。

「Tucuman」
Juan Quintero/Andre Mehmari作。Quinteroの故郷を題した新曲を、Mehmariのピアノ、シンセをバックに3人で歌い上げます。静かなる音楽/クワイエット・コーナー好きの人はグッとくる深遠な美しさを持つ仕上がりです。

「Entre Rios」
Andre Mehmari作。この3人の共演に相応しい感動的な仕上がり。美しい絵画のような音世界にグッと惹き込まれます。

「Los tres deseos de siempre」
Carlos Aguirre作。オリジナルはCarlos Aguirre Grupo『Crema』(2000年)に収録されています。透明感のあるAguirreワールドにMehmariのアコーディオンがいいアクセントを加えています。

「San Vicente」
『Corazon Americano』収録曲のカヴァー(Milton Nascimento/Fernando Brant作)。緩急をつけたアレンジが秀逸な素晴らしいフォルクローレ。澄み切った音世界の美しさにただただ感動するばかりです。

「Sueno con Serpientes」
『Corazon Americano』収録曲のカヴァー(Silvio Rodriguez/Luis Eduardo Aute作)。琴の音色も取り入れつつ、南米フォルクローレらしい民族色を強調した仕上がり。

「Cruce」
Andre Mehmari/Bernardo Maranhao作。オリジナルは『Canteiro』(2011年)に収録されています。雲がゆったりと流れていくかのような壮大な味わい深さがあります。

「Tata y Meme」
Juan Quintero作。Aca Seca Trio『Aca Seca Trio』(2003年)収録曲の再演です。こMehmariのアコーディオンが先導し、パンデイロが響くブラジル色の強い仕上がりで聴かせてくれます。

「Beatriz Durante」
Carlos Aguirre作。オリジナルはCarlos Aguirre Grupo『Crema』(2000年)に収録されています。オープニングの「El Diminuto Juan」と同じく、フォルクローレな味わいとMehmariの現代音楽的なピアノが融合した、このスーパー・トリオならではのケミストリーを感じる仕上がり。

「Chorinho da Cantareira」
Carlos Aguirre作。AguirreのピアノとMehmariのバンドリンが織り成すインスト。

「Ida e Volta」
Andre Mehmari/Rita Alterio作。オリジナルは『Canteiro』(2011年)に収録されています。静かなる音楽らしい引き算の美学を満喫できる演奏です。こういった曲でのQuinteroの味わい深いヴォーカルは格別ですね。

「Abraco」
Andre Mehmari作。オリジナルは『As Estacoes Na Cantareira』(2015年)に収録されています。Mehmari作品がAguirre、Quinteroとの共演でフォルクローレな魅力が加わっている感じがいいですね。

「O Mantra de Miguel」
Andre Mehmari作。『Ao Vivo No Auditorio Ibirapuera』(2013年)に収録されていた楽曲です。ジワジワと感動が込み上げてきます。ここでもMehmariの音世界にAguirre、Quinteroがいいアクセントをつけています。

「Bandera」
Juan Quintero作。オリジナルはLuna Monti y Juan Quintero『Despues De Usted』(2015年)に収録されています。Mehmariのピアノに先導され、Quinteroが軽快なフォルクローレを歌い上げます。

「Coplas al Agua」
Juan Quintero作。Aca Seca Trio『Aca Seca Trio』(2003年)収録曲の再演です。ピアノ、ヴィオラン、ベースのみの演奏をバックにQuinteroがしみじみと歌い上げます。

「Rezo」
Carlos Aguirre作。Aguirreのオリジナルは『Orillania』に収録されています。ここではMehmariの美しいヴィオラに魅了されます。

「Paseo」
Juan Quintero作。ラストは本作らしいフォルクローレ+現代音楽なサウンドで楽しく和やかな雰囲気で締め括ってくれます。

Andre MehmariJuan QuinteroCarlos Aguirreに関わる過去記事や、本作収録曲のオリジナルが収められた作品もチェックを!

Andre Mehmari『Ao Vivo No Auditorio Ibirapuera』(2013年)
Ao Vivo No Auditorio

Andre Mehmari『As Estacoes Na Cantareira』(2015年)
As Estacoes Na Cantareira

Andre Mehmari & Antonio Loureiro『MehmariLoureiro Duo』(2016年)
MehmariLoureiro duo メマーリロウレイロ・デュオ

Aca Seca Trio『Aca Seca Trio』(2003年)
Aca Seca Trio

Aca Seca Trio『Avenido』(2006年)
アベニード

Aca Seca Trio『Ventanas』(2009年)
Ventanas

Carlos Aguirre Grupo『Crema』(2000年)
Carlos Aguirre Grupo(Crema)

Carlos Aguirre『Orillania』(2012年)
Orillania

Mercedes Sosa/Leon Gieco/Milton Nascimento『Corazon Americano』(1986年)
Corazon Americano
posted by ez at 02:36| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする