2018年05月12日

United Soul『Reservations』

ネオフィリーの兄弟デュオ☆United Soul『Reservations』
Reservations
発表年:2005年
ez的ジャンル:ネオフィリー系兄弟R&Bデュオ
気分は... :Now What?

今回は2000年代R&BからUnited Soul『Reservations』(2005年)です。

United Soulはフィラデルフィアを拠点とするJoshuaAzizCollins兄弟による男性R&Bデュオ。

United Soul名義で今回紹介するアルバム『Reservations』(2005年)をリリース後、グループ名をU.Cityへ改名し、U.City名義でアルバム『The Fall』(2009年)をリリースしています。

当ブログで紹介した作品でいえば、Kindred The Family Soul『The Arrival』(2008年)収録の「Hey」にソングライティングで参加しています。
Kindred The Family Soul「Hey」
 https://www.youtube.com/watch?v=Iml1u3dgJ60

さらに、Kindred The Family Soulも所属していたHidden Beach Recordingsのコンピ・アルバム『Hidden Hits Vol. 1』(2003年)で本作にも収録の「He Don't」が取り上げられています。

さて、本作『Reservations』(2005年)ですが、当時のネオフィリー作品がお好きな人であれば、気に入るであろう1枚に仕上がっています。

メイン・プロデューサーはKindred The Family SoulJill Scott等を手掛けたAnthony "Ant" Bell
それ以外にRonald "P-Nut" FrostKenwoodClay Sears等がプロデュースを手掛けています。

The Foreign ExchangePhonte ColemanThe Foreign ExchangeファミリーのYahzarahDarien Brockingtonがゲスト参加しています。

ミディアム中心の構成ですが、兄弟ディオらしい息の合ったヴォーカルワークと、実に雰囲気のある歌い回しで聴く者を魅了します。

特に、The Foreign Exchange好きの僕にとっては、Yahzarah & Phonteをフィーチャーした「Soul Clap」、Darien Brockingtonをフィーチャーした「Good Days」の2曲にグッときます。

楽曲はすべて兄弟のオリジナルです(共作含む)。

全曲紹介しときやす。

「U.S Intro」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。短いイントロですが期待が膨らむメロウな仕上がり。

「Best Of Me」
Ronald "P-Nut" Frostプロデュース。彼らが正統派ユニットであることを実感できるソウルマナーなミディアム。

「Reservations」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。タイトル曲はこの頃のネオ・フィリー好きの人であれば、気に入るであろう雰囲気のあるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=g85hQylTer4

「Sleeve」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。哀愁メロディを色気のあるヴォーカルで切なく歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=E_l2U_oLyCI

「Karma」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。ダンサブルなミディアム・グルーヴ。派手さはありませんが、センス良く仕上がっています。

「Good Days」
Darien Brockingtonをフィーチャー。ネオ・ソウルらしい歌いまわし、グルーヴがグッドなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=CFKP5Q0yZvQ

「I Believe」
Kenwoodプロデュース。男性ネオソウルらしい格好良さにグッときます。兄弟デュオらしい息の合ったヴォーカルワークもグッド!

「You I We」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。70年代ソウル・マナーをネオソウルに昇華させた感じが僕好みです。
https://www.youtube.com/watch?v=wML0XkM8Njc

「Then There Was Her」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。歌い回しやヴォーカルワークの巧みさを感じる素敵なミディアム・バラード。

「Soul Clap」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。Yahzarah & Phonteをフィーチャー。本作の核となる1曲。The Foreign Exchange好きの人は気に入るであろう1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aO94pxxxvTE

「Light A Candle」
Anthony "Ant" Bellプロデュース。オーセンティックな良さが光るビューティフル・バラード。切ない感じがたまりません。

「He Don't」
Clay Searsプロデュース。前述のように『Hidden Hits Vol. 1』(2003年)でもセレクトされた1曲です。この本格派デュオの魅力が伝わってくるミディアムに仕上がっています。

「Soul Clap Rmx」
ラストは「Soul Clap」のリミックス。DP(Daily Planet), Jean Grae & Phonteをフィーチャー。ラップを前面に打ち出した仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=6r8m1IX0jvY

U.City『The Fall』(2009年)
Fall
posted by ez at 04:39| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月11日

Ben Sidran『Puttin In Time On Planet Earth』

Tony Williams、Steve Millerが参加☆Ben Sidran『Puttin In Time On Planet Earth』
プッティング・イン・タイム・オン・プラネット・アース
発表年:1973年
ez的ジャンル:Dr.Jazzジャズ/ファンク/ロック
気分は... :引き出しの多さ・・・

今回は"Dr.Jazz"Ben Sidran『Puttin In Time On Planet Earth』(1973年)です。

これまで当ブログで紹介したBen Sidran作品は以下の5枚。

 『Feel Your Groove』(1971年)
 『I Lead A Life』(1972年)
 『Don't Let Go』(1974年)
 『A Little Kiss In The Night』(1978年)
 『The Cat And The Hat』(1980年)

本作『Puttin In Time On Planet Earth』Blue Thumb第2弾アルバムであり、

プロデュースはBen SidranBruce Botnick

レコーディングにはBen Sidran(p、el-p、per、vo)以下、名セッション・ミュージシャンPhil Upchurch(b、g、ds)、人気ドラマーTony Williams(ds)、The J.B.'sの活動で知られるClyde Stubblefield(ds、congas、per、b)、かつての盟友Steve Miller(g)、Benと同じくかつてSteve Miller Bandに在籍いていたCurley Cooke(g)、Jose Soares(per)、Laudir De Oliveira(per)、Sam Linde(cymbal)、Jim Peterman(org)、Frank Rosolino(tb)、Bill Perkins(ts)、Tim Davis(back vo)等が参加しています。

Phil Upchurch、Tony Williams、Clyde Stubblefieldの参加に見られるように、本作におけるBenの当初の狙いは、ファンク・フィーリングの導入ではなかったか推察されます。実際に"Ohio Players的な要素を取り入れたレコードを作りたかった"とBen自身が後日語っています。

しかしながら、最終的に出来上がった作品は、ジャズをベースにファンク、R&B、ジャズ・ロック、ロック、ポップス、ボサノヴァなどのエッセンスを取り入れたバラエティに富んだサウンドを楽しめます。

個人的にはボッサ・フィーリングのメロウ・ポップ「Walking With The Blues」、ミステリアスでサイケな「Now I Live (And Now My Life Is Done)」、ファンク・ロックな「Puttin' In Time On Planet Earth」Steve Millerのギター・ソロをフィーチャーした「Face Your Fears」がおススメです。

「Full Compass」以外はBen Sidranのオリジナルです。

"Dr.Jazz"の音楽性の広さを楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Full Compass」
Phil Upchurch作の小曲がオープニング。張り詰めた緊張感が漲るジャズ・ロック的な演奏でスタートするのは意外かも。

「Play The Piano」
タイトルの通り、Benのジャジー・ピアノを存分に楽しめます。Benのジャジー・ピアノとファンクなリズム隊とのコントラストが面白いですね。John Coltrane、(Miles Davisの)『Sketches of Spain』、James Brownといった固有名詞が登場するのみニンマリです。
「Full Compass/Play The Piano」
https://www.youtube.com/watch?v=-nBbMsOF6tM

「Have You Heard The News」
"Dr.Jazz"らしいリラックスした雰囲気のヴォーカル・ジャズで楽しませてくれます。

「Face Your Fears」
かつての盟友Steve Millerのギター・ソロをフィーチャー。"Dr.Jazz"らしいジャズ・センスとSteve Millerのロック・フィーリングが引き起こすケミストリーを満喫しましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=xnjGZVGCTXc

「Think Twice」
Dr.Jazz流のR&Bフィーリングを楽しめます。小粋な酔いどれモードがいい感じです。

「Walking With The Blues」
本作のハイライトに挙げる人も多いのでは?Dr.Jazzのポップ・センス発揮のメロウ・ポップ。ボッサ・フィーリングの取り入れ方が絶妙ですね。僕も一番のお気に入りです。

Atmosphere「It Goes」のサンプリングソースとなっています。
Atmosphere「It Goes」
 https://www.youtube.com/watch?v=hjrJX82ZDiM

「Now I Live (And Now My Life Is Done)」
本作では異色のミステリアスな演奏。サイケな雰囲気も感じます。Phil Upchurchがドラムを叩き、Clyde Stubblefieldがベースを弾くという余興的なセッションをそのまま生かしてしまったものらしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=JrToK-T67P4

「Puttin' In Time On Planet Earth」
タイトル曲はジャズ・フィーリングとファンク・ロックを融合させたダイナミックな演奏です。Benが本作で目指していたのはこういう音だったのでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=ZCpqdI6jw20

Ben Sidranの他作品もチェックを!

『Feel Your Groove』(1971年)
夢の世界(紙ジャケット仕様)

『I Lead A Life』(1972年)
アイ・リード・ア・ライフ

『Don't Let Go』(1974年)
ドント・レット・ゴー

『Free in America』(1976年)
フリー・イン・アメリカ(紙ジャケット仕様)

『The Doctor Is In』(1977年)
ドクター・イズ・イン(紙ジャケット仕様)

『A Little Kiss In The Night』(1978年)
ア・リトル・キッス・イン・ザ・ナイト(紙ジャケット仕様)

『The Cat And The Hat』(1980年)
ザ・キャット・アンド・ザ・ハット(紙ジャケット仕様)

『On The Cool Side』(1987年)
Ben Sidran - On The Cool Side

『Cool Paradise』(1990年)
Cool Paradise

Ben Sidran & Clementine『Spread Your Wings and Fly Now!!』(1988年)
スプレッド・ユア・ウィングス
posted by ez at 00:47| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月10日

Edu Passeto & Gui Tavares『Noite Que Brincou De Lua』

ブラジリアン・フォーキーの隠れた名盤☆Edu Passeto & Gui Tavares『Noite Que Brincou De Lua』
ノイチ・キ・ブリンコウ・ヂ・ルア
発表年:1981年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フォーキー
気分は... :緻密に計算された.ナチュラル感!

今回はブラジリアン・フォーキーの隠れた名盤Edu Passeto & Gui Tavares『Noite Que Brincou De Lua』(1981年)です。

この知られざる名盤の待望のCD化が実現し、ブラジル音楽方面では話題になっていますね。

僕の場合、CDショップで何の予備知識もなく試聴し、一発で気に入り、どの年代の作品かも確認しないまま購入してしまいました。信頼のレーベルFar Out Recordingsからのリリースということも購入を後押ししたかもしれません。

サンパウロ出身のシンガー・ソングライターEdu PassetoGui Tavaresがブラジルのインディ・レーベルからリリースしたのが『Noite Que Brincou De Lua』(1981年)です。

美しいメロディとハーモニー、メロウなフォーキー・サウンド、加えてミステリアス&ドリーミーなアレンジ・センスが冴える逸品です。

ナチュラルな佇まいながらも、実は緻密に計算されたフォーキー・サウンドに感心します。

楽曲はすべてEdu Passeto & Gui Tavaresのオリジナルです。

本作でしか味わえない独自のブラジリアン・フォーキーをお聴き逃しのないように!

全曲紹介しときやす。

「Noite Que Brincou De Lua」
キュートな女性スキャットによるイントロダクションと共に始まるオープニング。口笛を交えたメロウ・フォーキーのほのぼの感が心を和ませてくれます。

「Sabia Na Palmeira」
爽快ミステリアスな魅力を持つメロウ・チューン。本作のサウンド・センスの良さを満喫できる1曲です。サックス・ソロも盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HjOYog9mafU

「Seguir」
美しいハーモニーで魅せるビューティフル・フォーキー。ピースフルな開放感もいいですね。

「Fogo Grande」
美しいメロディに乗った、柔らかいぬくもりのヴォーカル・ワーク&メロウ・サウンドは、洗い立てのタオルに包まれたような気持ちの良さがあります。

「Heroi De Jornal」
素晴らしいア・カペラ・コーラスと共に始まり、中盤以降は不思議なフォーキー・ワールドが支配します。

「Menino De Pindorama」
女性コーラスを交えた長めのイントロダクションに続き、素晴らしいメロウ・フォーキーを堪能できます。

「Canto Livre」
ギター&12弦ギター&マンドリンによる小曲。

「Descobrir」
爽快メロウ・フォーキーながらもミステリアスな格好良さがあります。本作の完成度の高さを象徴する1曲かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=kxXhukPQ1MI

「Baca Sara」
ハンドクラップ入りのメロウ・フォーキー。正直、ハンドクラップは余計ですが(笑)

「Profome」
フルートが先導するアフロ・ブラジリアンなエッセンスを強調したパーカッシヴ・フォーキー。

「Vento Me Traz」
ラストはジワジワと高揚してくるドリーミー・フォーキーで締め括ってくれます。

ご興味がある方はGui Tavaresのソロ作もチェックも?

Gui Tavares『Amigos & Friends』(2005年)
アミーゴス&フレンズ
posted by ez at 01:21| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月09日

Mind, Heart & Soul『Mind, Heart & Soul』

Motown所属の男性R&Bグループ、唯一のアルバム☆Mind, Heart & Soul『Mind, Heart & Soul』
Mind Heart & Soul
発表年:1995年
ez的ジャンル:Motown系男性R&Bグループ
気分は... :純度の高い言葉と瀕死の文脈...

今回は90年代男性R&Bグループ作品からMind, Heart & Soul『Mind, Heart & Soul』(1995年)です。

Mind, Heart & SoulDaveon OvertonEddie HollingsworthDaryll BlackMarlon Jonesの4人から成る男性R&Bグループ。

メンバーのうち殆どの曲でリード・ヴォーカルをとるDaveon Overtonは、Mind, Heart & Soul以前に、当ブログでも紹介したソウル・グループSmoke Cityのメンバーとして活動していました。

Mind, Heart & Soul唯一のアルバムがMotownからリリースした本作『Mind, Heart & Soul』(1995年)です。

プロデュース&アレンジはMichael Lovesmith

デビュー・シングル「Gotta Get Back Wit You」、2ndシングル「Tears」が共にバラード、さらには「Smilin' Faces Sometimes」「My Girl」という2曲のTemptationsカヴァー収録という点からも分かるように、実力派ヴォーカル・グループとして売り出そうとしていた意図が伝わってくる作品です。

個人的には美メロの「Still On The Line」、DaveonとEddieのダブル・リードによる「Make Up Your Mind (Do U Love Me)」あたりもおススメです。

また、この時代らしい「Drop It On Me」「Just Say When」といったNJS系ダンサブル・チューンもキャッチーな仕上がりでグッド!

Motownらしくツボを押さえた1枚に感じますが、実力派で売り出したのが災いしたのか、結果的に商業的成功を収めることはできませんでした。

それでも90年代R&B好きの人であれば十分楽しめる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Gotta Get Back Wit You」
Michael Lovesmith作。アルバムに先駆けて1994年にリリースされたデビュー・シングル。Daveon Overtonが熱唱するバラード曲でデビューというのが実力派グループらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qsVDqBWsGsg

「Still On The Line」
Michael Lovesmith作。個人的には一番のお気に入りの美メロ・バラード。Daveonのリード、コーラスワーク共に素晴らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=WzrhFzB5PWI

「Tears」
Michael Lovesmith作。この曲もシングルになりました。王道が良く似合うグループにピッタリのオーセンティックなバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=Mmt-FY7T_ac

「Drop It On Me」
Berry 4/Michael Lovesmith作。NJSなダンサブル・チューン。NJS好きには間違いないキャッチーな1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Mm1zbq74Tn8

「Make Up Your Mind (Do U Love Me)」
Michael Lovesmith作。Daveonに加えて、Eddie Hollingsworthが素晴らしいバリトン・ヴォイスを披露してくれる感動バラード。聴き応え十分です。
https://www.youtube.com/watch?v=kdTZ6JBCfZM

「Just Say When」
Berry 4/Michael Lovesmith作。軽快なダンサブル・チューン。適度にポップな感じがMotownらしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=bZuN3y8a8Bs

「We're Kickin' It」
Michael Lovesmith作。キラキラしたシンセの音色が印象的なミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=jkonwajrepY

「Smilin' Faces Sometimes」
Norman Whitfield/Barrett Strong作。The Temptationsのカヴァー。The Undisputed Truthのヒットでも知られる楽曲ですね。オリジナルの雰囲気を大切にしながら、90年代ならではのカヴァーに仕上がっているのがいいですね。

「Always」
Daveon Overton作。オリジナルの美バラードですが、他のバラード曲と比較して少し単調かも?
https://www.youtube.com/watch?v=NdoUMn7Zahc

「My Girl」
Smokey Robinson/Ronald White作。The Temptationsの大ヒット曲をカヴァー。この曲を堂々カヴァーしてしまうあたりに実力派グループとしての矜持を感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=B2VvyaphGZM

深夜の雨模様・・・こんな夜は最果タヒさんの詩集を読みながら都会の孤独を噛みしめて眠りにつこう...
posted by ez at 02:43| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月08日

Betty Wright『Hard To Stop』

マイアミ・ソウルの女王の魅力が詰まった3rdアルバム☆Betty Wright『Hard To Stop』
ハード・トゥ・ストップ
発表年:1973年
ez的ジャンル:マイアミ・ソウルの女王
気分は... :見よ!ファンキー・ヘア

マイアミ・ソウルの女王Betty Wrightの3rdアルバム『Hard To Stop』(1973年)です。

1953年マイアミ生まれの女性ソウル・シンガーBetty Wrightの紹介は、代表曲「Clean Up Woman」収録の2ndアルバム『I Love The Way You Love』(1972年)、The Rootsと共演した『Betty Wright: The Movie』(2011年)に続き3回目となります。

3rdアルバムとなる本作『Hard To Stop』(1973年)は、『I Love The Way You Love』(1972年)に続くAlston Recordsからの第2弾アルバムとなります。

プロデュースはClarence ReidSteve AlaimoWillie Clarke

Little Beaver(g)、Latimore(p)、Clarence Reid(key)、Al Kooper(key)、Phillip Wright(g)、Ron Bogdon(b)、Ivan "Breeze" Olander(ds)、Gerald Smith(sax)、Fermin Goytisolo(per)等がレコーディングに参加しています。

当時Bettyは19歳でしたが、とても19歳とは思えない貫禄を既に見せつけてくれます。

個人的にはオリジナルLPのB面に収められた「Gimme Back My Man」「Who'll Be The Fool」「The Babysitter」「If You Think You've Got Soul」「It's Hard To Stop (Doing Something When It's Good To You)」という5曲がおススメです。

ファンキーなヘア・スタイルのジャケもインパクト大ですね。

彼女がマイアミ・ソウルの女王であることを実感できる充実作だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I Am Woman」
Helen Reddy/Ray Burton作。オープニングはHelen Reddyによる女性の地位向上ソングをカヴァー。 カントリー・ソウル調のサウンドに乗って、女性差別に立ち向かう歌詞を堂々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=N309u-zfoe4

「Sweet Wonder」
Betty Wright/Joanne Shelby/Willie Clarke作。60年代ポップ・ソウル調の仕上がり。コーラス隊&ホーン隊がBettyを盛り立てます。
https://www.youtube.com/watch?v=RQTNkY5Yugc

「The Experts」
Clarence Reid/Willie Clarke作。この曲も60年代の香りがする仕上がりです。ある意味19歳らしい仕上がりなのかも?
https://www.youtube.com/watch?v=L17LPtV73oc

「We The Two Of Us」
Betty Wright/Willie Clarke作。グルーヴィーなオルガンが印象的なカントリー・ソウル調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=6dzluQEfo9w

「Let Me Go Down」
Al Kooper作。作者Al Kooperもオルガンで参加した味わい深いミディアム・バラード。Bettyの早熟のソウルフル・ヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=9XSrFogvyXs

「Gimme Back My Man」
Bill Kennedy作。「Clean Up Woman」タイプの快活グルーヴィー・ソウル。Bettyにはこのタイプの曲が似合いますね。
https://www.youtube.com/watch?v=DhKkobWVahM

「Who'll Be The Fool」
Clarence Reid/H. W. Casey/Willie Clarke作。Bettyの切ないヴォーカルにグッとくる哀愁メロウ・バラード。Gerald Smithがサックス・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=I_uNBVFv9yI

「The Babysitter」
Betty Wright/Clarence Reid/Willie Clarke作。先行シングルとして全米チャート第46位、同R&Bチャート第6位のヒットとなっています。マイアミ・ソウルらしいグルーヴィー・サウンドを満喫できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=jBSeHi3msuE

「If You Think You've Got Soul」
Clarence Reid/Willie Clarke作。疾走するファンキー・グルーヴ。サウンドの格好良さでいえばアルバムで一番なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=WsS_KCvYBzc

「It's Hard To Stop (Doing Something When It's Good To You)」
Betty Wright/Clarence Reid/Willie Clarke作。シングル・カットされ全米R&Bチャート第11位のヒットとなっています。アーシーなファンキー・サウンドと思わせぶりなBettyのヴォーカルがフィットしています。
https://www.youtube.com/watch?v=uu2qPONJ_4A

Betty Wrightの他作品もチェックを!

『My First Time Around』(1968年)
マイ・ファースト・タイム・アラウンド

『I Love The Way You Love』(1972年)
アイ・ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ラヴ・ミー

『Danger High Voltage』(1974年)
デンジャー・ハイ・ヴォルテージ [国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5601)

『Explosion!』(1976年)
エクスプロージョン

『This Time for Real』(1977年)
ディス・タイム・フォー・リアル[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5628)

『Live』(1978年)
ライヴ[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5602)

『Betty Travelin' in the Wright Circle』(1979年)
ベティ・トラヴェリン・イン・ザ・ライト・サークル[国内プレス盤 / 最新リマスター / 日本語解説付き](CDSOL-5631)

『Betty Wright』(1981年)
ベティ・ライト(期間生産限定盤)

『Back at You』(1983年)
WRIGHT BACK AT YOU

Betty Wright & The Roots『Betty Wright: The Movie』(2011年)
Betty Wright: the Movie
posted by ez at 00:56| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする