2019年06月23日

Grupo Fantasma『American Music Vol. VII』

磨きが掛かったハイブリッド・ラテン・ファンク☆Grupo Fantasma『American Music Vol. VII』
アメリカン・ミュージック VOL.7
発表年:2019年
ez的ジャンル:ハイブリッド系ラテン・ファンク
気分は... :イノベーション=新結合!

USを代表するラテン・ファンク・バンドGrupo Fantasmaの最新作『American Music Vol. VII』です。

テキサス州オースティン出身を拠点に活動するラテン・ファンク・バンドGrupo Fantasmaに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Sonidos Gold』(2008年)
 『El Existential』(2010年)
 『Problemas』(2014年)

前作『Problemas』(2014年)から約5年のインターバルをとってリリースされた最新作が『American Music Vol. VII』です。

タイトルから『American Music』というアルバムがシリーズ化されている印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、そうではなくグループにとって7枚目のアルバム(ライブ・アルバムも含む)という意味合いです。

ラテン、サルサ、クンビア、ファンク、ソウル、ジャズ、レゲエ、ロック等を取り入れたハイブリッドなラテン・ファンクが特徴のGrupo Fantasmaですが、本作でも彼らならではのハイブリッド・サウンドで楽しませてくれます。

前作ではLos LobosSteve Berlinをプロデューサーに迎えていましたが、本作ではコロンビア人プロデューサー/エンジニアのCarlos "El Loco" Bedoyaがプロデュースを務めています。

本作におけるメンバーは、Gilbert Elorreaga(tp)、Kino Esparza(vo、per)、Jose Galeano(timbales、vo)、Mark "Speedy" Gonzales(tb)、Greg Gonzalez(b)、Matthew "Sweet Lou" Holmes(congas、bongos)、Josh Levy(bs)、Beto Martinez(g)、John Speice(ds、per)の9名。

さらにアルバムにはグラミー最優秀テハーノ・アルバム受賞歴もあるテックス・メックス・バンドLos TexmaniacsのメンバーJosh Baca(accordion)、、N.Y.ブルックリンを拠点とするバングラ・ファンク・バンドRed BaraatのメンバーSunny Jain(dhol)、L.A.を拠点とするラテン・ミクスチャー・バンドOzomatliの面々、
マイアミを拠点とするレゲエ/サルサ/クンビア/ファンクのミクスチャー・バンドLocos Por JuanaItawi Correa(vo)、Grupo Fantasmaと同じテキサス州オースティンを拠点とするR&BバンドTomar And The FCSのリーダーTomar Williams(vo、org)、クンビア・アコーディオン奏者Mr. Vallenato(accordion)、コロンビア人ミュージシャンのJaime Ospina(vo、per)といった多彩なミュージシャンがゲスト参加しています。

ハイブリッド・サウンドを楽しみたいのであれば、テハーノ×トルコ×バングラな「LT」、Ozomatli、Locos Por Juanaと共演したラテン・ファンク×ロック×Hip-Hopな「The Wall」あたりがおススメです。

クンビア色の強い音を欲している人には「Nubes」「Sombra Roja」がそのタイプです。

純粋にドライヴ感のあるラテン・ファンクの格好良さを欲しているのであれば、「Nosotros」「Ausencia」「Cuidado」「El Fugitivo」がおススメです。個人的にもこのタイプが好きです。あとはR&B調の「Let Me Be」や(後半のみですが)ラテン・メロウ・ファンクな「Yo Quisiera」も僕好みの1曲。

多彩なハイブリッド・サウンドでラテン・ファンクの可能性を示してくれる渾身の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「El Fugitivo」
Los TexmaniacsのJosh Bacaによるアコーディオンをフィーチャー。ドライヴ感のあるラテン・ファンクとテックス・メックスを融合させたテキサスのラテン・ファンク・バンドらしいオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=9R02JEzdUus

「Nubes」
クンビア色の強い仕上がり。コロンビア人プロデューサーCarlos "El Loco" Bedoyaの起用も、このタイプの曲に狙いがあるのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=9kGKNOEPJIU

「LT」
本作の中でも異色の格好良さを持った1曲。バングラ・ファンク・バンドRed BaraatのSunny Jainによるドール・ドラムの響きと、60〜70年代にトルコで人気を博したトルコの伝統音楽とサイケデリック・ロックを融合させたターキッシュ・サイケデリア/アナドル・ロックを意識したギター・サウンドが印象的です。テハーノ×トルコ×バングラという超ハイブリッド・サウンドが何とも痛快です。
https://www.youtube.com/watch?v=zJyf6fbsMSM

「Que Es Lo Que Quieres De Mi?」
哀愁のテハーノ・ワールドが展開されます。少しレゲエのエッセンスも入っているのがこのバンドらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=g_bBJAdMjU0

「The Wall」
タイトルはトランプ大統領がメキシコ国境に作ろうとしている壁のことです。L.A.のラテン・ミクスチャー・バンドOzomatli、マイアミのラテン・ミクスチャー・バンドLocos Por Juanaをゲストに迎えた3組のラテン・ミクスチャー・バンドの共演です。ラテン・ファンク×ロック×Hip-Hopなミクスチャー・サウンドで魅せてくれます。トランプ大統領に対して、USラテン・コミュニティの結束を示しているかのような1曲です。

「La Cruda」
再びJosh Bacaのアコーディオンをフィーチャー。リラックスした開放的な演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vTatVFjgFYY

「Nosotros」
重量感のあるラテン・ファンク・ロック。ファンク・ロック色の強いサウンドでグループのハードな側面の魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=bC6Bu6nixQM

「Let Me Be」
同郷のR&BバンドTomar And The FCSのリーダーTomar Williams(vo、org)をフィーチャー。ソウルフルなR&Bグルーヴとラテン・ファンクの融合はモロに僕好みです。ソウル/R&Bファンも楽しめるはずです。
https://www.youtube.com/watch?v=VVrRxXj9Dq0

「Ausencia」
Grupo Fantasmaの格好良さがストレートに伝わってくるラテン・ファンク。ラテンらしい疾走感、豪快なホーン・サウンドに、ドライブ感のあるファンク・グルーヴが加味された100%Grupo Fantasma印の1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=4YSjHt61SrM

「Hot Sauce」
タイトルからしてテハーノ風ですね。哀愁テックス・メックスな前半から、後半はサルサ調で疾走します。サルサ・ソースを使った辛い料理が食べたくなります(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=L5-lG1C-6kw

「Cuidado」
格好良いテハーノ・ラテン・ファンク。格好良すぎるドラム、ギターに鮮やかなホーン隊が絡む文句なしの1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=GMXjSqnNF6k

「Yo Quisiera」
哀愁モードの前半から、後半はラテン・メロウ・ファンクへ様変わり。できれば、後半のみで1曲にして欲しかったなぁ。
https://www.youtube.com/watch?v=_2WG8cQulZg

「Sombra Roja」
Jaime Ospina、Mr. Vallenatoをフューチャー。ラストはフォルクローレ調のクンビアで締め括ってくれます。Mr. Vallenatoのアコーディオンが実に印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=yEUYDnogBhQ

興味がある方はGrupo Fantasmaの他作品やサイド・プロジェクトBrownoutの作品もどうぞ!

『Movimiento Popular』(2002年)
Grupo Fantasma

『Movimiento Popular』(2004年)
Movimiento Popular

『Comes Alive』(2006年)
Comes Alive

『Sonidos Gold』(2008年)
ソニードス・ゴールド

『El Existential』(2010年)
エル・エクシステンシャル

『Problemas』(2014年)
プロブレマス

Brownout『Homenaje』(2007年)
Homenaje

Brownout『Aguilas and Cobras』(2009年)
Aguilas and Cobras

Brownout『Oozy』(2012年)
Oozy

Brownout『Brownout Presents Brown Sabbath』(2014年)
Presents Brown Sabbath

Brownout『Fear of a Brown Planet』(2018年)
FEAR OF A BROWN PLANET
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2019年06月22日

Trey Lewd『Drop The Line』

George Clintonの息子、唯一のアルバム☆Trey Lewd『Drop The Line』
Drop the Line
発表年:1992年
ez的ジャンル:P-Funk系ファンク
気分は... :二世はつらいよ・・・

今回はP-Funkの総帥George Clintonの息子Trey Lewd『Drop The Line』(1992年)です。

George Clintonと女性R&BシンガーTamala Lewisの間に生まれたTrey Lewd(本名:Tracey Lewis)。

The P-Funk All Starsなど父George Clinton絡みの作品に参加していますが、彼自身のアルバムとしてリリースされたのは本作『Drop The Line』(1992年)のみです。

それ以外にAndre FoxxeとのユニットFlastic Brain Flamとしても楽曲をリリースしています。

近年はあまり彼の名を目にすることがありませんでしたが、Funkadelic『First Ya Gotta Shake The Gate』(2014年)には参加していました。

さて、唯一のアルバムである本作『Drop The Line』(1992年)ですが、冒頭2曲を除き、George Clintonがプロデュースを手掛け、Bootsy CollinsGarry ShiderMichael HamptonといったP-Funkの重鎮が参加しています。

さらにはAmp FiddlerCecil Womack Jr. Curtis Womack Jr.Flastic Brain Flamの仲間であるAndre FoxxeJoe HarrisLloyd WilliamsTrey StoneというL.A.ファンク・バンドDream Machineの元メンバー3名、Ice Cube絡みで知られるDJ、Sir Jinx、L.A.のラッパーDazzie Dee、女性シンガーBiti Strauchn、ラッパーKlassy K等も参加しています。

アルバムの内容ですが、George ClintonプロデュースといってもFunkadelic/Parliament的なP-Funkサウンドが前面に打ち出されているわけではありません。

Hip-Hop、NJS、ヒップハウスなど当時らしいサウンドとP-Funkのエッセンスの融合というのがアルバム全体の印象です。特にTrey本人の志向はHip-Hop寄りだったのではないでしょうか。それでもTreyのヘナヘナ・ヴォーカル自体がP-Funkの雰囲気を醸し出しているのが面白いですが。

親父さんの監視下で、P-FunkとHip-Hop等の当時のトレンドがせめぎ合っている感じが面白い1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「I'll Be Good To You」
オープニングはセルフ・プロデュース。さらにはSir Jinxもプロデュースに加わり、Dazzie Deeのラップが登場するHip-Hop×NJSなオープニング。Treyのヘナヘナ・ヴォーカルが怪しげなサウンドと妙にマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ktjmItpiRfg

「Hoodlum Who Ride」
この曲もSir Jinxによるプロダクションです。The Mohawks「The Champ」をサンプリングしたダンサブル・トラックはこの時代らしい音ですね。重低音の効いた疾走感がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=XkYX4RpXjgo

「Duck And Cover (Nuclear Butt-Bomb Booty Bang Bang)」
この曲以降はGeorge Clintonプロデュース。Flastic Brain Flamの仲間Andre Foxxeとの共作です。P-FunkというよりもPrince/ミネアポリス・ファンク調の仕上がりですが、時折P-Funkのエッセンスが顔を覗かせるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bzzi-FZS-o8

「Yank My Doodle」
Amp Fiddlerとの共作。Hip-Hop色の強いトラックでTreyのヴォーカルもラップ調です。それでも親父さんのコントロール下なのでP-Funkらしさも残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=mB5XBWgCG90

「Rooster」
George Clintonがソングライティングでも関与したP-Funkテイストのファンク・チューン。ロッキン・ギターとP-Funkらしいコーラスワークが印象的ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=jLnfXJyGppY

「Nothing Comes To A Sleeper But A Dream」
奇を衒ったヴォーカル・エフェクトが印象的ですが、あまり成功しているとは思えません。ただし、ホーン・サウンドを交えた重量ファンク・サウンド自体は悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=1WszOh8cnfM

「Wipe Of The Week」
ヒップ・ハウス調のダンサブル・チューン。コーラスワークがP-Funk調です。
https://www.youtube.com/watch?v=3zhPpSgdbf8

「Drop The Line」
タイトル曲はHip-Hop調の哀愁ファンク。この曲を聴いているとTreyの志向はP-FunkよりもHip-Hopに向かっていた気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=tH-bZwf9r0I

「Man Of All Seasons」
ジャジーなエッセンスを加味したミディアム・ファンク。なかなかいい出来だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=NyaV6--Vilw

「The Next Thing You Know (We'll Be)」
Biti Strauchnとのデュエット。Klassy Kもラップで参加しています。P-Funkらしい哀愁メロウ感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=y5aK5nRzMTo

「Squeeze Toy」
ラストはGarry Shiderもプロデュースに加わっています。ユルい感じのスロウ・ファンクでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=D263AfYjUgE

ここ数日はかなり忙しかったので疲労困憊。
ゆっくり休みたいのですが、週末もやることだらけでそうもいかず(泣)
posted by ez at 13:48| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月21日

『今の気分は...2019年6月21日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。

そこで、今回は70年代、80年代カテゴリーから魅惑の女性ヴォーカル/スキャットの映える10曲をセレクトしてみました。ジャズ系が中心です。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Diane Tell「Mon Ami-E」
https://www.youtube.com/watch?v=cD-zi7gi9bQ
From 『Chimeres』(1982年)
Chimeres

The Janet Lawson Quintet「So High」
http://www.youtube.com/watch?v=zH6KTorcWtE
From 『The Janet Lawson Quintet』(1981年)
The Janet Lawson Quintet

Judy Roberts「I Can't Help It」
http://eastzono.seesaa.net/article/289989910.html?1561112789
From 『Nights In Brazil』(1981年)
Nights in Brazil

Aura Urziceanu「Surpriza」
https://www.youtube.com/watch?v=LCti0tWmyAs
From 『Seara de Jazz cu Aura』(1974年)
ジャズ・イヴニング・ウィズ・オーラ

The Frank Cunimondo Trio Feat. Lynn Marino「Feelin' Good」
https://www.youtube.com/watch?v=ORvr8zsWLBI
From 『Feelin' Good』(1971年)
フィーリン・グッド

Kathryn Moses「Ready or Not」
http://www.youtube.com/watch?v=Ur0OJ8OvalA
From 『Kathryn Moses』(1976年)
Kathryn Moses

Meta Roos & Nippe Sylwens Band「What a Difference a Day Made」
https://www.youtube.com/watch?v=bVmwDwqG73s
From 『Meta Roos & Nippe Sylwens Band('78)』(1978年)
メタ・ルース・アンド・ニッピ・シルヴェンス・バンド(1978)

Doris Abrahams「Dance The Night Away」
https://www.youtube.com/watch?v=2dcIQ_zuc9U
From 『Labor Of Love』(1976年)
レイバー・オブ・ラブ

Elzbieta Adamiak「Sytuacja W Drzwiach」
http://www.youtube.com/watch?v=uI0sn0toFto
From 『Elzbieta Adamiak』(1980年)
エルジュビェタ・アダミャク

Birgit Lystager「I'm Waiting For A Bus」
https://www.youtube.com/watch?v=KoUhdxWEtvM
From 『Ready To Meet You』 (1970年)
レディ・トゥ・ミート・ユー
posted by ez at 20:17| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

Paolo Fedreghini & Marco Bianchi『Several Additional Waves』

『Several People』のリミックス作品☆Paolo Fedreghini & Marco Bianchi『Several Additional Waves』
Several Additional Waves by P. Fedreghini & M. Bianchi (2006-05-03)
発表年:2006年
ez的ジャンル:ル:Schema系クラブジャズ/クロスオーヴァー
気分は... :身体化された心...

To Doリストの消し込みが進まず、頭の中が少し混乱気味・・・
こんな時には深く考えず聴き流すことができる音を欲します。

セレクトしたのは、イタリアのクラブジャズ人気レーベルSchemaの作品から、プロデューサーPaolo FedreghiniとピアニストMarco BianchiのユニットPaolo Fedreghini And Marco Bianchi『Several Additional Waves』(2006年)です。

本作は以前に紹介した『Several People』(2004年)のリミックス・アルバムです。

Paolo Fedreghini And Marco Bianchi『Several People』(2004年)
Several People

当ブログでは『Several People』(2004年)以外に、2人が参加するユニットThe Invisible Session『The Invisible Session』(2006年)も紹介しています。

生音クラブジャズのみならず、生音と電子音が融合したクロスオーヴァー色の強い楽曲も楽しむことができた『Several People』(2004年)でしたが、それらの楽曲を自らが手掛けたリミックスで再構築しています。

『Several People』のオリジナル・ヴァージョンと聴き比べるのが楽しいと思いますが、本作単独で聴いてもSchemaらしいフロア仕様のジャズ・ワールドを楽しめます。

まぁ、リミックス・アルバムはあまり細かなことは考えず、ダンサブルな刺激を身体全体で感じ、楽しめばいいと思います。

全曲紹介しときやす。

「Nothing Has To Change (A Jungle Jazz Portrait)」
オリジナルはAngela Baggiのヴォーカルをフィーチャーした大人のワルツ・チューンでしたが、ここではジャズにジャングルのエッセンスを加味したリミックスを施しています。ジャングルを前面に打ち出すのではなく、スパイスとして効かせているのがこの人たちのセンスの良さかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=Ly-vvAgaOWA

「Stay (In Mood)」
オリジナルはDaniel Richardsのヴォーカルをフィーチャーしたエレガントなピアノ・ジャズでしたが、ここではエレガントな雰囲気は残しつつ、Schemaらしい軽快なボッサ・リズムを強調したダンサブル・チューンに仕上げています。
https://www.youtube.com/watch?v=AsJqYjiLuJ4

「Oriental Smile (A Way Of Life Mix)」
オリジナルはErmanno Principeのヴォーカルをフィーチャーしたラテン・テイストの仕上がりでしたが、ここではフロア仕様のダンス・チューンへ変貌させています。
https://www.youtube.com/watch?v=q0u-XRzoiu0

「Another Face (Reworked Wave)」
オリジナルはErmanno Principeのヴォーカルをフィーチャーしたモーダルなクラブジャズでしたが、ここではより電子音を強調したアッパーなダンス・チューンとして聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=aERIYPYunwk

「Spread Your Love (Take This Way)」
Claudia Bernhardのヴォーカルをフィーチャーしたオリジナル自体がフロア仕様の仕上がりでしたが、ここではよりクラブジャズらしいダンサブル・チューンに再構築しています。
https://www.youtube.com/watch?v=QjKFXhHjIbE

「You Are A Star (Shining Star)」
オリジナルはErmanno Principeのヴォーカルをフィーチャーしたボッサ・チューンでしたが、ここではより電脳的でクールなダンス・チューンとして聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=75kqCIRWEyk

「Blue Night In Africa (Crossing The Land)」
オリジナルはClaudia Bernhardのヴォーカルをフィーチャーした妖艶な仕上がりでしたが、ここでは電子パルスのような高速リズムで疾走するフロア仕様のダンス・チューンへ変貌させています。
https://www.youtube.com/watch?v=1ivqJdexF28

「Theme Of Solitary Notes (Hopping Notes)」
オリジナルはブラジリアン・フレイヴァーのインストでしたが、ここではハイパーな電脳ダンス・チューンとして楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=fFC4Ld8wC3M

「Please Don't Leave (Funk Wave)」
ジャズ・サックス奏者Sahib Shihabのカヴァー。クールなジャズ・ハウスだったオリジナルは各種コンピにも収録されていた『Several People』のハイライトでした。本リミックスはより直線的な疾走感のあるダンス・チューンに仕上がっています。

「Onda Espumante (Ironic Wave)」
オリジナルはMarco Bianchiのピアノを楽しむラテン・テイストのインストでしたが、ここではブラジリアン・フレイヴァーで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sUmjPROS9mg

The Invisible Session『The Invisible Session』
インヴィシブル・セッション
posted by ez at 00:10| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月18日

Nanette Natal『My Song of Something』

クラブ・クラシック「It's Over」収録☆Nanette Natal『My Song of Something』
My Song of Something
発表年:1980年
ez的ジャンル:変幻自在N.Y.女性ジャズ・シンガー
気分は... :早合点にご用心・・・

昨日は早合点な行いを三連発・・・
結果オーライなものもあり、大事に至ることはなかったのですが、勝手な思い込みの怖さを

今回はフリーソウル方面でも再評価の高い女性ジャズ・シンガー作品、Nanette Natal『My Song of Something』(1980年)です。

Nanette Natalは1945年、N.Y.ブルックリン生まれの女性ジャズ・シンガー。

60年代後半から70年初めにかけて、『Yesterday Today Tomorrow』(1969年)、『...The Beginning』(1971年)という2枚のSSW的アルバムをリリースしています。

70年代後半からはジャズ・クラブを中心に活動し、自身のレーベルBenyo Musicを設立します。その第一弾アルバムとなったのが本作『My Song of Something』(1980年)です。

レコーディング・メンバーはNanette Natal(vo、kazoo)、Kuni Mikami(三上クニ)(p、el-p)、Ernesto Provencher(b)、 Bob O'Connell(b)、Pat Wehl(ds、per)、Ed Palermo(ts、fl)、

プロデュース、アレンジ、ソングライティングはNanette Natal自身。

軽快でアップテンポな演奏をバックに、スキャットを含むNanetteの変幻自在のヴォーカルが魅力のアルバムです。シンガー・ソングライター的センスが楽曲があるのも僕好み。

本作のハイライトは、本作が再評価を高めるきっかけをつくったクラブ・クラシックなブラジリアン・ジャズ「It's Over」。フリーソウルのコンピにも収録された人気曲です。

アップ系であれば、オープニングを飾る軽快な高速スウィング「Love Signs」、クールなファンク・グルーヴ「Talkie」もおススメです。

それ以外であれば、ボッサ調のメロウ・ミディアム「My Song Of Something」、SSW的な「I Can Remember」あたりもおススメ。

Judy RobertsSheila Landisあたりがお好きな方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Love Signs」
軽快な高速スウィングがオープニング。Nanetteの変幻自在のスキャットが冴え渡ります。三上クニのピアノもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=uAnqPPS3wBg

「My Song Of Something」
タイトル曲はメロウ・エレピの音色が心地好いボッサ調のミディアム。さり気ないメロウ・ワールドがいいですね。Ed Palermoのサックス・ソロがムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=dYNvsnrhZvg

「Let's Just Fall In Love Again」
ジャズ・シンガーらしい雰囲気のあるスウィング・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=xZEDgJjbb7g

「You'd Think I Would Have Learned By Now」
しっとりとしたバラードですが、ジャズ・シンガーらしい技で聴く者を惹きつけます。
https://www.youtube.com/watch?v=7TdM31aLqf4

「Talkie」
Ernesto Provencherの格好良いエレクトリック・ベースが牽引するファンクネスの効いた1曲。ファンク・グルーヴと変幻自在のNanetteのスキャットの組み合わせがいい感じです。特に後半は盛り上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=LNoF2xqrGCs

「I Can Remember」
シンガー・ソングライター的作風の1曲。涼しげなフルートに先導されてNanetteの歌がそよ風のように舞います。
https://www.youtube.com/watch?v=kqT4rnM81NU

「It's Over」
本作のハイライト。フリーソウルのコンピにも収録されていたクラブ・クラシック。静かな序盤からいきなりテンポ・アップしてブラジリアン・ジャズへ変貌します。後半のNanetteのスキャットやドラム・ブレイクも盛り上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=y6JqfkIDfbs

ご興味がある方はNanette Natalの他作品もチェックを!

『Stairway To The Stars』(1992年)
Stairway to the Stars

『Lose Control』(1999年)
Lose Control

『Is Love Enough?』(2001年)
Is Love Enough?

『It's Only a Tune』(2004年)
It's Only a Tune
posted by ez at 00:53| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする