2019年06月17日

Chapter 8『Chapter 8』

Anita Baker、Michael J. Powellを擁したデビュー作☆Chapter 8『Chapter 8』
チャプター・8(期間生産限定盤)
発表年:1979年
ez的ジャンル:デトロイト・モダン・ソウル/ファンク/ディスコ
気分は... :三昧/覚・・・

今回はAnita BakerMichael J. Powellを擁したファンク・グループChapter 8のデビュー・アルバム『Chapter 8』(1979年)です。

デトロイトで結成されたファンク・グループChapter 8の紹介は、2ndアルバム『This Love's For Real』(1985年)に続き2回目となります。

本作『Chapter 8』(1979年)におけるメンバーは、Derek Dirckson(ds、per)、Michael J. Powell(g)、Allen E. Nance, Jr.(tb)、Courtlen Hale(as、ts、bs、fl)、Anita Baker(vo)、Gerald Lyles(vo)、Scott L. Guthre(tp、flh)、David Washington(b、back vo)、Van Cephus(p、syn)という9名。

商業的には不発に終わった本作『Chapter 8』(1979年)ですが、後に人気シンガーとなるAnita Bakerや、売れっ子プロデューサーなるMichael J. Powellが在籍していたグループの作品として再評価が高まった1枚です。

プロデュースはDerek DircksonMichael J. Powell

メンバー以外にLaMont Johnson(b、back vo)、David (Chung) Spradley(syn)、John Brooks(back vo)、Larry Cunningham(handclap)、Lorenzo (Bag Of Tricks) Brown(bongos、congas、timbales)、Mike Papa(syn)、Mark Johnson(syn)、Mark Johnson(vibe)、Mike Flemming(fl)、Norma Jean Bell (as、back vo)等のミュージシャンがレコーディングに参加しています。

ディスコ/ファンク、爽快モダン・ソウル、メロウ・バラードがバランス良く配された充実作です。Michael J. Powellのソングライティングの素晴らしさも再認識できます。

Anitaの魅力に満ちた絶品スロウ「I Just Wanna Be Your Girl」、GeraldとAnitaのデュエットによるメロウ・バラード「Ready For Your Love」、スウェイビートな名曲「Don't You Like It」の3曲がシングルになりました。

その3曲に加え、個人的に一番のお気に入りの爽快モダン・ソウル「Let's Get Together」、パーティー・モード全開の開放的なディスコ・ブギー「Come And Boogie」、Geraldがリードをとるバラード「We Need Love」あたりもおススメです。

都会的なモダンな1枚は、これからの季節にフィットするのでは?

全曲紹介しときやす。

「Don't You Like It」
Michael J. Powell作。スウェイビートな爽快ディスコがオープニング。Anitaのヴォーカルが躍動します。シングルにもなりました。スウェイビート好きの人はぜひチェックを!
https://www.youtube.com/watch?v=dt1ySbBplpo

「Ready For Your Love」
Derek Dirckson作。GeraldとAnitaのデュエットによるロマンティックなメロウ・バラード。シングルにもなりました。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=9anKepXVEYQ

当ブログで紹介したJ.R. & PH7 & Chuuwee「Florin Light Rail」をはじめ、Trek Life「Enjoy Yourself」等のサンプリング・ソースとなっています。
J.R. & PH7 & Chuuwee「Florin Light Rail」
 https://www.youtube.com/watch?v=fImXgLDwkic
Trek Life「Enjoy Yourself」
 https://www.youtube.com/watch?v=hDyqdS900u0

「Come On Dance With Me」
Derek Dirckson作。煌びやかにシンセが響く軽快なディスコ・ファンク。下品にならない派手さがいいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=HBaohCpTdek

「We Need Love」
Michael J. Powell作。Geraldがしっとりと歌い上げるバラード。どうしてもAnitaに注目してしまいますが、Geraldも素晴らしいシンガーであることを実感できる1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=e6LT5NFFX6I

「I Go Disco」
Derek Dirckson作。タイトルの通り、ファンキーなディスコ・チューン。軽快なホーン・サウンドが盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=F6DDV4LTos8

「I Just Wanna Be Your Girl」
Michael J. Powell作。Anitaの魅力を存分に満喫できる絶品スロウ。切ない思いをAnitaが丁寧に歌い上げます。シングルにもなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=8MW40mbx3Vg

Bone Thugs-N-Harmony「1st of Tha Month」、Messy Marv「Wanna Be Yours」、DJ Empire and Lil Wayne feat. The Game「Red Magic」、Edo G feat. Camp Lo「Love」等のサンプリング・ソースとなっています。
Bone Thugs-N-Harmony「1st of Tha Month」
 https://www.youtube.com/watch?v=4j_cOsgRY7w
Messy Marv「Wanna Be Yours」
 https://www.youtube.com/watch?v=e4VXUAl3lOA
DJ Empire & Lil Wayne feat. The Game「Red Magic」
 https://www.youtube.com/watch?v=v1POvlTaQuw
Edo G feat. Camp Lo「Love」
https://www.youtube.com/watch?v=vw_wiis1Cfw

「Come And Boogie」
Derek Dirckson/Michael J. Powell作。パーティー・モード全開の開放的なディスコ・ブギー。聴いているだけで気分が上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=F5N-Wq8OpTU

「Let's Get Together」
Michael J. Powell作。ラストは爽快メロウなモダン・ソウルで締め括ってくれます。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。ポジティブなヴァイヴに溢れているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3TQ20WgPMW4

Chapter 8の他作品もチェックを!

『This Love's For Real』(1985年)
ディス・ラヴズ・フォー・リアル

『Forever』(1988年)
FOREVER
posted by ez at 02:18| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月16日

Shafiq Husayn『The Loop』

超豪華メンバー参加。遂にリリースされた新作☆Shafiq Husayn『The Loop』
shafiq husayn the loop.jpg
発表年:2019年
ez的ジャンル:L.A.クロスオーヴァー・ソウル
気分は... :豪華すぎるメンツ!

新作アルバムからSa-Ra Creative PartnersのメンバーShafiq Husaynの2ndソロ・アルバム『The Loop』です。

2012年にリリースが予告されてから7年越しで遂にリリースが実現しました。

おそらくレコーディング時期はバラバラだと思いますが、参加ミュージシャンの豪華さが目を引きます。

当ブログで作品を紹介したアーティストだけ挙げても、Anderson .PaakFatimaHiatus KaiyoteBilalErykah BaduN'dambiNanna.BFlying LotusThundercatKamasi WashingtonChris DaveRobert GlasperJosef LeimbergAustin PeraltaSeven Davis Jr.という超豪華なメンツです。

これだけ当ブログで紹介したアーティストが揃えば、僕が購入しないわけにはいきませんよね(笑)

それ以外にもSa-Ra Creative Partnersの同僚Om'Mas Keith、L.A.ジャズのキーマンMiguel Atwood-FergusonRobert Glasper ExperimentCasey BenjaminPharoahe MonchAnderson .Paak作品でお馴染みのJose Rios(g)、Vicky Nguyen(key)、Kelsey Gonzalez(b)なども参加しています。

その一方で、あまり聞きなれない新進アーティストがフィーチャリングされている楽曲もあり、新旧多様なメンバーが参加しています。

エグゼクティブ・プロデューサーとして、Shafiq Husayn本人に加え、Anderson .PaakI CedJimetta Roseの名がクレジットされています。

L.A.音楽シーンの活況を凝縮させたようなクロスオーヴァー・ソウル作品に仕上がっています。ネオソウル、ジャズ、Hip-Hopが自然なかたちで融合しているのがいいですね。全体的にメロウな楽曲が多いのも僕好みです。

青山トキオ氏によるジャケ・デザインも秀逸ですね。

L.A.音楽シーンでいえば、先週紹介したFlying Lotus『Flamagra』も話題作でしたが、個人的にはそれ以上の重要作に思えます。

7年待たされましたが、その甲斐あったと納得の充実作です。

全曲紹介しときやす。

「Intro/The Flood」
Computer Jay/Shafiq Husaynプロデュース。Silkaをフィーチャー。イントロに続き、トライバルなリズムをバックに、レイヤーのようなヴォーカルワークが展開されます。Pharoahe Monchも参加。
https://www.youtube.com/watch?v=xgC52wbbECQ

「May I Assume」
スウェーデン生まれ、ロンドンを拠点に活動する注目の女性ソウル・シンガーFatimaとL.A.の女性ネオソウル・シンガーJimetta Roseをフィーチャー。ThundercatChris Dave、さらには2012年に22歳の若さで急逝した天才ジャズ・ピアニストAustin Peraltaの名もクレジットされています。本作らしいジャジー・フィーリングのクロスオーヴァー・ソウルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=jIeiV3Oy_QM

「My-Story Of Love/Starring You」
Jimetta RoseとSilkaがリード・ヴォーカル。Shafiq Husaynらしいビート・センスを楽しめるクロスオーヴァー・ソウル。グッド・ヴァイヴがあって個人的にはかなり好みの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=Mn1TTNpwx-0

「DMT (The Whill)」
J Dilla的ビートをバックに、BilalFatima、Jimetta Rose、Nia Andrews、Shafiq Husaynがヴォーカルをとります。

「Between Us 2」
L.A.を拠点とするトランぺッター/ビートメイカーJosef Leimbergによるプロデュース。Bilalをフィーチャーし、Kamasi Washington、Miguel Atwood-Fergusonも参加しています。
当ブログでも紹介したJosef Leimberg『Astral Progressions』(2016年)にも同じヴァージョンが収録されています。実にキャッチーなネオソウルで『Astral Progressions』で聴いたときから好きな曲でした。
https://www.youtube.com/watch?v=UvIbwwvcQE8

「Mrs. Crabtree」
Erykah BaduN'dambi、Aset SoSavvyをフィーチャー。Anderson .Paakがドラムを叩き、Thundercatが彼らしい格好良いベースを披露してくれます。キュートな女性ヴォーカル陣が映える素敵なクロスオーヴァー・ソウルです。

「On Our Way Home」
FatimaとJimetta Roseをフィーチャー。エクスペリメンタルな雰囲気でスタートしますが、Shafiqのプログラミングによるビートが加わると、アッパーなダンサブル・チューンへ様変わりします。
https://www.youtube.com/watch?v=BJhbeYRbwN0

「Walking Round Town」
Flying Lotus/Shafiq Husaynプロデュース。Silkaをフィーチャー。L.A.ビートらしいミニマルな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=x294qUtRPVQ

「Cycles」
注目のオーストラリアのフューチャリスティック・ハイブリッド・バンドHiatus Kaiyoteをフィーチャー。Hiatus Kaiyoteの個性を引き立てつつ、Shafiq Husaynの音世界とうまく融合させています。
https://www.youtube.com/watch?v=23wrnZZ5q_c

「Message In A Bottle」
Hawthorne Headhunters、Bottle Tree、Noble Metal名義でも作品をリリースしているセントルイス出身の異才男性ソウル・シンガーCoultrainをフィーチャー。Coultrainの放つ存在感を生かした雰囲気のあるネオソウル・チューンに仕上がっています。Ced Norah/Shafiq Husaynプロデュース。

「It's Better For You」
Anderson .Paakをフィーチャー。『Malibu』(2016年)でPaakがブレイクする以前の2014年にリリースされていた楽曲ですが、Shafiqの先見の明に感心します。今聴くと、Paakの最新作『Ventura』とリンクするメロウ・チューンに仕上がっているのが興味深いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=w1bpYrY7P_g

「Show Me How You Feel」
Karen Beをフィーチャー。ドリーミーなメロウ・ソウル。パーカッションによるトライバル・リズムとメロウ・サウンドとキュートなKaren Beのヴォーカルの組み合わせが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=VRT_Mxn-wzg

「Hours Away」
Sa-Ra Creative Partnersの同僚Om'Mas KeithとCoultrainをフィーチャー。軽快なビートのダンサブル・チューン。フィーチャリングされた2人以上に女性バック・コーラスが目立っていますが(笑)。Ron Avant/Shafiq Husaynプロデュース。

「Twelve」
Anderson .Paak/Shafiq Husaynプロデュース。The Dove Societyをフィーチャー。「It's Better For You」と同じく2014年にリリースされた楽曲です。「It's Better For You」同様のメロウな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=nmHvxY5gGO8

「Picking Flowers」
El Sadiqをフィーチャー。Hip-Hop色の強い楽曲が少ない本作で一番Hip-Hopしている楽曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=blD8oofhTy4

「Optimystical」
Robert Glasperのエレピをフィーチャー。今ジャズ的な演奏ですが、ヴォーカル入りのメロウ・チューンに仕上がっています。。Robert Glasper ExperimentのCasey Benjaminもフルートで参加し、Miguel Atwood-Fergusonがストリングスを手掛けています。また、実力派ジャズ・ドラマーのMarcus Gilmoreの名がベースとしてクレジットされています。
https://www.youtube.com/watch?v=7qreAcij3WI

「Jungle Madness」
CDボーナス・トラック。King Karnov/Shafiq Husaynプロデュース。The Dove Societyをフィーチャー。当ブログでも紹介したデンマーク出身の女性ネオソウル・シンガー Nanna.Bもヴォーカルで参加しています。King Karnov/Shafiq Husaynのコラボ的な1曲であり、Shafiqらしいビートに乗ったメロウ・チューンに仕上がっています。

Shafiq Husaynの他作品やSa-Ra Creative Partnersの過去記事もチェックを!

『Shafiq En' A-Free-Ka』(2009年)
Shafiq En' A-Free-Ka

Blu + Shafiq Husayn『The Blueprint』(年)
THE BLUEPRINT (ザ・ブループリント) (直輸入盤帯付国内仕様)

Sa-Ra『Second Time Around』(2005年)
Second Time Around

Sa-Ra Creative Partners『The Hollywood Recordings』(2007年)
Hollywood Recordings

Sa-Ra Creative Partners『Nuclear Evolution: The Age Of Love』(2009年)
Nuclear Evolution: The Age of Love
posted by ez at 02:36| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月15日

1 Of The Girls『1 Of The Girls』

Gerald Levertプロデュースの女性R&Bグループ☆1 Of The Girls『1 Of The Girls』
1 of the girls 1 of the girls.jpg
発表年:1993年
ez的ジャンル:女性R&Bグループ
気分は... :なでしこ、何とか勝ち点3 !

今回は90年代女性R&Bグループ作品から1 Of The Girls『1 Of The Girls』(1993年)です。

1 of the Girlsはオハイオ州クリーブランドで結成された女性R&Bグループ。

メンバーはNina CrequeLaShawn SykesMarvelous MilesRae-Deon Kirklandという4名。

そのグループ唯一のアルバムが本作『1 Of The Girls』(1993年)です。

メイン・プロデュースはGerald LevertEdwin "Tony" Nicholas

それ以外にもLevertMarc GordonRude BoysJoe Little IIIRobert CunninghamといったLevertファミリーの面々がプロデュースを手掛けています。

同じくLevertファミリーの男性R&BデュオMen At LargeのメンバーDave Tolliverも参加しています。

ヴォーカルの素晴らしさで勝負するタイプではないので、若々しい躍動感のあるダンサブル・チューンにグループの魅力が凝縮されています。

シングルにもなった「Do Da What」をはじめ、「Ain't Giving Up Nothing」「No Can Do」「I Don't Want Your Man」といったダンサブル・チューン、メロウなミディアム・グルーヴ「When We Kiss」、メロウ・バラードの「Handle With Care」「Giving The Best Of My Love」が僕のおススメです。

Gerald Levert/Edwin "Tony" Nicholasの手腕が冴える女性R&Bグループ作品です。

全曲紹介しときやす。

「Ain't Giving Up Nothing」
The Honey Drippers「Impeach the President」のドラム・ネタを使ったファンキーなヒップ・ホップ・ソウル。このグループの魅力が伝わってくるキュート&キャッチーなオープニングです。
https://www.youtube.com/watch?v=rLI2sLhn9xg

「Do Da What」
シングルにもなったグループの代表曲。TLC好きの人は気に入るであろうファンクネスの効いたダンサブル・チューン。若々しく弾けだ感じがサイコーです。The JB.'S「You Can Have Watergate, Just Gimme Some Bucks & I'll Be Straigh」、Freedom「Get Up And Dance」 A Tribe Called Quest「What?」、Tom Tom Club「Genius of Love」をサンプリング。
https://www.youtube.com/watch?v=oI-fDmLE7Zs

「Talkin' Loud」
若々しさの中に妖艶さも織り交ぜたダンサブル・チューン。如何にもなラップ・パートもこの時代らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=dk7ywnEN1zk

「No Can Do」
シングル向きのキャッチーさがあるヒップ・ホップ・ソウルは僕好み。Treacherous Three「Yes We Can-Can」、Emotions「Best of My Love」ネタも使われています。
https://www.youtube.com/watch?v=-ByuzQXRfNE

「Handle With Care」
この曲もシングルになりました。しっかりと聴かせるバラード。ジワジワとくる感じがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=OnLHewPEoro

「Sorry Didn't Do It」
曲自体は悪くない哀愁バラードですが、ヴォーカルの弱さを露呈気味かも?
https://www.youtube.com/watch?v=Aq1OTQC6ies

「Gotta Go」
キュートな魅力のミディアム・バラード。ヴォーカルの弱さをサウンド・プロダクションで上手く補っています。
https://www.youtube.com/watch?v=qz19G0nwr24

「When We Kiss」
90年代女性R&Bグループらしい魅力に溢れた妖艶なメロウなミディアム・グルーヴ。Edwin Nicholasのサウンド作りの巧さが冴えます。
https://www.youtube.com/watch?v=32hHQInlIDI

「Giving The Best Of My Love」
オーセンティックな中にキュートな魅力を詰め込んだメロウ・バラード。なかなかいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=3ppslGdzvM4

「Will You Be Mine」
素敵なメロウ・バラードですが、何かが少し足りないのが惜しい!
https://www.youtube.com/watch?v=2CRZM93rjPI

「I Don't Want Your Man」
ラストは若々しく躍動するダンサブル・チューンで締め括ってくれます。Men At LargeのDave Tolliverがラップで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Uo2ii5F-l3o

サッカー女子W杯は、なでしこがスコットランド相手に何とか勝利しましたね。
ミスからの失点で最後までもつれる展開にしてしまったのが、このチームの現状を示している気がしますが・・・

次のイングランド戦で今大会におけるなでしこの実力が試されますね
2011年になでしこが優勝したときも、唯一黒星を喫したのがイングランドだったし、2015年の準決勝ではオウンゴールで何とか勝ったものの、相性はあまり良くない印象です。若いチームなので勝つことで成長を遂げて欲しいですね。
posted by ez at 02:03| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月14日

George Duke『Don't Let Go』

R&Bヒット「Dukey Stick」収録☆George Duke『Don't Let Go』
ドント・レット・ゴー(期間生産限定盤)
発表年:1978年
ez的ジャンル:アーバン・ジャズ・ファンク/フュージョン
気分は... :オートポイエーシス !

今回は人気キーボード奏者であったGeorge Duke『Don't Let Go』(1978年)です。

2013年に惜しくも逝去したGeorge Duke(1946-2013年)に関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『I Love The Blues, She Heard Me Cry』(1975年)
 『A Brazilian Love Affair』(1979年)
 『Follow The Rainbow』(1979年)
 『Dream On』(1982年)

本作『Don't Let Go』(1978年)はゴールド・ディスクに輝き、US R&Bアルバム・チャート第4位となった前作『Reach for It』(1977年)に続くアルバムであり、US R&Bアルバム・チャート第5位となりました。

プロデュースはGeorge Duke本人。

George Duke(key、vo)、Charles Johnson(g)、Byron Miller(b)、Leon "Ndugu" Chancler(ds、timbales)、Sheila Escovedo(Sheila E.)(congas、per)、Wah Wah Watson(g)、Roland Bautista(g)、Josie James(vo)、Napoleon Murphy Brock(vo)、Petsye Powell(back vo)、Pattie Brooks(back vo)、
等がレコーディングに参加しています。

US R&Bチャート第4位となったシングル「Dukey Stick」のP-Funk的アプローチの印象も強いですが、アルバム全体はこの時期のEarth,Wind & FireQuincy Jones作品あたりを意識したヴォーカル重視のアーバンなジャズ・ファンク/フュージョンに仕上がっています。

個人的にはSheila E.のラテン・パーカッションを効かせた「We Give Our Love」、アーバン・ミディアム・グルーヴ「Morning Sun」、ブラジリアン・フレイヴァーの効いた「Yeah, We Going」「The Way I Feel」、シングルにもなったAOR調「Movin' On」あたりもおススメです。

絶頂期George Dukeの好調ぶりが窺える1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「We Give Our Love」
George Duke/Charles Johnson/Byron Miller/Leon "Ndugu" Chancler作。Wah Wah Watsonがギターで参加。Sheila E.のラテン・パーカッションを効かせながら疾走する躍動的なダンサブル・チューンがオープニング。EW&Fi好きの人なんかも気に入るのでは?George Dukeのシンセ・ソロもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Qogu0E2bflU

「Morning Sun」
George Duke作。キャッチーなヴォーカル・ワークがいい感じのアーバン・ミディアム・グルーヴ。George Dukeらしいセンスに溢れた仕上がりだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=iQDj95PtDbg

「Percussion Interlude」
Sheila Escovedo/Leon "Ndugu" Chancler作。作者2名のパーカッション・プレイを楽しめるインタールード。

「Dukey Stick」
George Duke作。US R&Bチャート第4位となったアルバムからの1stシングル。P-Funk的アプローチが印象的なファンク・グルーヴです。George Dukeらしい音だとは思いませんが、このあたりの柔軟さがGeorge Dukeらしさなのかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=3YG9QccHnX4

415「Niggas Just Jock Me」、Kid Rock「Wax the Booty」、Scarface「Let Me Roll」、Spice 1「Clip and the Trigga」、Paris「Guerrilla Funk」、Pooh-Man「Street Games」、Freaky Fred「Peep a Playa」、Da Funk $Hun「If I Live...」、L.A. Mack「You Don't Want No Funk」、Richie Rich「Ain't Gon' Do」、Lil Jon & The East Side Boyz feat. Fat Joe, Trick Daddy & Oobie「Play No Games」等のサンプリング・ソースとなっています。
Spice 1「Clip and the Trigga」
 https://www.youtube.com/watch?v=FWjcUZiidEI
Pooh-Man「Street Games」
 https://www.youtube.com/watch?v=xHK1hFnIL9g
Da Funk $Hun「If I Live...」
 https://www.youtube.com/watch?v=9JHpruid1iQ
Richie Rich「Ain't Gon' Do」
 https://www.youtube.com/watch?v=1xBze4vB_54
Lil Jon & The East Side Boyz feat. Fat Joe, Trick Daddy & Oobie「Play No Games」
 https://www.youtube.com/watch?v=jokVxoc_JPk

「Starting Again」
George Duke作。George Duke自身のファルセット・ヴォーカルが映えるアーバン・メロウ・ミディアム。なかなかいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=i7UXIUtiaKA

「Yeah, We Going」
Leon "Ndugu" Chancler作。EW&Fiライクなスキャット・コーラスの映えるブラジリアン・フレイヴァーのフュージョン・ファンク。Azymuth好きの人にもフィットするのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=uAsu1CBvhEU

「The Way I Feel」
George Duke作。Josie Jamesの女性ヴォーカルをフィーチャー。序盤のメロウ・バラードから中盤はブラジリアン・グルーヴへと展開し、この緩急のメリハリで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=kqUu5C01WHc

「Movin' On」
George Duke作。「Dukey Stick」に続くアルバムからの2ndシングル。The Doobie Brothers「What A Fool Believes」を想起させるピアノ・フレーズが印象的なAOR調ミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=DvDEk_YxWqg

Mickey Factz「Letter to Sonic」のサンプリング・ソースとなっています。
Mickey Factz「Letter to Sonic」
 https://www.youtube.com/watch?v=RnnOJtCGp0M

「Don't Let Go」
George Duke作。Napoleon Murphy Brockの男性ヴォーカルをフィーチャー。タイトル曲は早口言葉のようなヴォーカルが印象的なフュージョン・チューン。George Dukeらしい鍵盤を存分に楽しめます。Roland Bautistaがギターで参加。
https://www.youtube.com/watch?v=svVuPouaGFc

「Preface」
George Duke作。美しいインストでアルバムはエンディングへ向かいます。

「The Future」
George Duke作。「Preface」からメドレーのように続く幻想的なインストでアルバムは幕を閉じます。。
「Preface/The Future」
https://www.youtube.com/watch?v=WyN6QdWLEvs

最近のCDには「Dukey Stick, Part 1」「Dukey Stick, Part 2」「Dukey Stick (12" Single Version)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。

George Dukeの他作品もチェックを!

『Feel』(1974年)
Feel (Dig)

『I Love The Blues, She Heard Me Cry』(1975年)
I Love the Blues She Heard Me Cry (Dig)

『The Aura Will Prevail』(1975年)
オーラ・ウィル・プリヴェイ (Aura Will Prevail)

『Liberaed Fantasies』(1976年)
Liberated Fantasies by Duke, George (2007-07-10) 【並行輸入品】

『From Me to You』(1977年)
フロム・ミー・トゥ・ユー(紙ジャケット仕様)

『Reach for It』(1977年)
リーチ・フォー・イット(紙ジャケット仕様)

『Follow The Rainbow』(1979年)
フォロー・ザ・レインボー(紙ジャケット仕様)

『Master of the Game』(1979年)
マスター・オブ・ザ・ゲーム(紙ジャケット仕様)

『A Brazilian Love Affair』(1980年)
ブラジリアン・ラヴ・アフェア +2(期間生産限定盤)

『Clarke/Duke Project』(1981年)
クラーク/デューク・プロジェクト(期間生産限定盤)

『Dream On』(1982年)
ドリーム・オン +2(期間生産限定盤)

『Guardian of the Light』(1983年)
ライト・メッセージ(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 02:44| Comment(2) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月13日

Clarence Carter『This Is Clarence Carter』

盲目の男性ソウル・シンガーの1stアルバム☆Clarence Carter『This Is Clarence Carter』
ジス・イズ・クラレンス・カーター
発表年:1968年
ez的ジャンル:Atlantic系男性ソウル
気分は... :とってもグルーヴィーだね!

盲目の男性ソウル・シンガー/ギタリストClarence Carterの1stアルバム『This Is Clarence Carter』(1968年)です。

Clarence Carterは1936年アラバマ生まれ。

1961年、友人のCalvin ScottとのデュオClarence & Calvinを結成し、レコード・デビュー。何枚かのシングルをリリースしますがヒットには至らず、1966年に交通事故でCalvinが重傷を負ったことを機にデュオ解消。同年に、ClarenceはFameからシングル「Tell Daddy」でソロ・デビューを果たします。

ちなみに「Tell Daddy」は、1967年にEtta James「Tell Mama」としてシングル・リリースしています。

1967年にAtlanticに移籍し、1stアルバムとなる本作『This Is Clarence Carter』(1968年)をリリースします。『This Is Clarence Carter』からはシングル「Slip Away」がUSチャート第6位、同R&Bチャート第2位の大ヒットとなり、一躍人気ソウル・シンガーの仲間入りを果たします。

その後もUSチャート第4位、同R&Bチャート第2位の大ヒットとなった「Patches」(1970年)等のヒットを放っています。また、1970年代前半には女性ソウル・シンガーCandi Statonと結婚していた時期もありました。

現時点での最新作『Dance to the Blues』(2015年)までコンスタントに作品をリリースしていますが、Atlantic移籍後、 Rick Hallプロデュースの下、Muscle ShoalsFAME Studiosでレコーディングを行っていた70年代前半までが全盛期だったのではないでしょうか。

さて、1stアルバムとなる本作『This Is Clarence Carter』(1968年)ですが、Rick Hallプロデュースの下、Roger Hawkins(ds)、David Hood(b)、Jimmy Johnson(g)、Barry Beckett(org)といったMuscle Shoals Rhythm Sectionの面々をはじめ、Linden Oldham(p)、Albert Lowe(g)、Gene Miller(tp)、Wayne Jackson(tp)、Aaron Varnell(ts)、Andrew Love(ts)、Charles Chalmers(ts)、Floyd Newman(bs)、James Mitchell(bs)といったミュージシャンがレコーディングに参加しています。

ジャケの雰囲気や、大ヒット・シングル「Slip Away」のイメージからは、シブくてブルージーなソウル・バラードが想起されますが、アルバム全体としては、グルーヴィーなアップ・チューンが印象的な内容となっています。

そういった意味では、「Looking For A Fox」「I'm Qualified」「Wind It Up」「Funky Fever」といったグルーヴィー・ソウルがおススメです。

それ以外であれば、Jimmy Webb作の「Do What You Gotta Do」、自作のバラード「I Can't See Myself」も僕好みです。

決して、「Slip Away」だけではないアトランティックらしいソウル・ワールドを満喫できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Do What You Gotta Do」
Johnny RiversやAl Wilsonヴァージョンで知られるJimmy Webb作品をカヴァー。さすがJimmy Webbと思わせる楽曲の良さをClarenceのヴォーカルがうまく引き出しているミディアム・ソウル・グルーヴ。オルガンの音色がシブくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Dhu5nVcd6as

「Looking For A Fox」
Clarence Carter/Marcus Daniel/Rick Hall/Wilbur Terrell作。シングル・カットされ、US R&Bチャート第20位となっています。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。Roger Hawkins、David Hoodのリズム隊が生み出す格好良いグルーヴに乗って、Clarenceが雰囲気のあるソウルフル・ヴォーカルで弾けます。
https://www.youtube.com/watch?v=BFJC68SC6p4

当ブログでも紹介したHard Knocks「Nigga for Hire」のサンプリング・ソースとなっています。
Hard Knocks「Nigga for Hire」
 https://www.youtube.com/watch?v=R9QOEZ2phV0

「Slippin' Around」
Art Freeman、1966年のシングル曲をカヴァー(Dan Penn/Linden Oldham作)。「I'm Qualified」と同じくJimmy Hughesのレパートリーでもあります。軽快なソウル・グルーヴに乗ったClarenceのヴォーカルも軽やかです。
https://www.youtube.com/watch?v=qrD65g_ItsY

「I'm Qualified」
Jimmy Hughes、1962年のシングル曲をカヴァー(Quin Ivy/Rick Hall作)。David HoodのベースとBarry Beckettのオルガンが印象的なグルーヴィー・ソウル。Clarenceの歌い回しの格好良さが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=i4qI4_05874

Ugly Duckling feat. Grand Puba「Something's Going Down Tonight」のサンプリング・ソースとなっています。
Ugly Duckling feat. Grand Puba「Something's Going Down Tonight」
 https://www.youtube.com/watch?v=SG0kjf5h_KY

「I Can't See Myself」
Clarence Carter作。自作のソウルフル・バラード。何処となく物悲しいソウル・フィーリングにグッときてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=7zAHmwk6mys

「Wind It Up」
Clarence Carter作。アトランティック・ソウルらしいアップ・チューン。豪快なホーン・サウンドに乗って、Clarenceのダイナミックなヴォーカルが躍動します。Roger HawkinsのブレイクやBarry Beckettのオルガン・ソロもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Su6Z1xPZpUE

「Part Time Love」
Clay Hammond作。ブルージーな仕上がり。この人の見た目だと、この手のブルージーな楽曲が似合いないはずがない(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=C4PQwHFcCZ4

「Thread The Needle」
Clarence Carter作。アルバムに先駆け、1967年にシングル・リリースされ、US R&Bチャート第38位となっています。リラック・ムードですが、実はClarence本人があまり歌っていません(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=DtFztwtNp6A

「Slip Away」
Marcus Daniel/Wilbur Terrell/William Armstrong作。「Patches」と並ぶ彼の代表曲。前述のようにUSチャート第6位、同R&Bチャート第2位となった大ヒット・シングルです。元々はシングル「Funky Fever」のB面曲でした。アトランティック・ソウルらしい味わいの哀愁ソウル・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=kJgbv5W0hWc

Hank Ballard、Eddie Floyd、Slim Smith、Tyrone Davis、Don Bryant、Barbara Lewis、Travis Wammack、Narvel Felts、Juice Newton & Silver Spur、Billy Price & The Keystone Rhythm Band、Dottsy、Gregg Allman等数多くのアーティストがカヴァーしている点からも名曲であることを確認できます。

「Funky Fever」
Clarence Carter/Joe Wilson/Marcus Daniel/Rick Hall作。アップ・テンポのグルーヴィー・ソウル。タイトルの通り、ファンキーにフィーバーてくれます。ホーン・セクション&女性コーラスが盛り上げてくれますし、ハンドクラップもキマっています。
https://www.youtube.com/watch?v=I5hr4AnqYAA

「She Ain't Gonna Do Right」
Dan Penn/Linden Oldham作。Fame時代の楽曲の再レコーディング。オルガンの似合うミディアム・ソウル・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=TsrqxbVGUu0

「Set Me Free」
Curly Putman, Jr.作のカントリー・ソングをカヴァー。なかなか味わい深いソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mh6XsaDpPG8

Clarence Carterの初期作品もチェックを!

『The Dynamic Clarence Carter』(1969年)
ザ・ダイナミック・クラレンス・カーター

『Testifyin'』(1969年)
テスティファイン

『Patches』(1970年)
パッチズ
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする