2019年11月10日

Sudan Archives『Athena』

Stones Throw期待の女性R&Bアーティスト待望のフル・アルバム☆Sudan Archives『Athena』
Athena
発表年:2019年
ez的ジャンル:Stones Throw系異才女性R&Bアーティスト
気分は... :現代R&Bの女神・・・

新作からStones Throw期待の女性ヴァイオリン奏者/R&Bシンガー/ビートメイカーSudan Archivesの1stアルバム『Athena』です。

Sudan Archives(本名:Brittney Denise Parks)は、オハイオ州シンシナティ出身。

幼少期からヴァイオリンを演奏していた彼女は、Sudan Moonのアーティスト名でHip-Hopアーティスト/ビートメイカーと交流しながらトラック制作を開始します。

2014年にはSudan Moon名義でのEP「Goldencity」をリリースしています。

その後、アフリカ音楽の影響を受けた彼女はアーティスト名をSudan Archivesと改め、19歳でL.A.に進出します。

彼女のデモ・テープをStones ThrowのオーナーPeanut Butterが気に入り、Stones Throwとの契約に成功します。

Stones Throwでは、これまで「Sudan Archives」(2017年)、「Sink」(2018年)という2枚のEPとデジタル配信のシングル「Water」(2017年)をリリースしています。

これらの既発表曲は、昨年リリースされた日本独自CD『Sudan Archives』で聴くことができます。

『Sudan Archives』(2018年) ※日本独自CD
sudan archives sudan archives.jpg

こうした流れで、Stones Throw好きや先物買いのR&Bファンから注目されていたSudan Archivesですが、機が熟したこのタイミングで1stアルバム『Athena』を届けてくれました。

これまではセルフ・プロデュースを基本としてきた彼女ですが、本作『Athena』では意図的に外部プロデューサーを多数起用しています。

Will ArcherWashed OutRodaidh McDonaldPaul WhiteAndre EliasBlack TaffyJohn DeBoldKenny GilmoreRetroといった面々です。

アルバム・タイトルはギリシア神話の芸術の女神Athena
アルバム・ジャケもそれを想起させるSudanのブロンドの彫像が示されています。

そんな芸術の女神を冠したタイトルに相応しいアーティスティックなR&B作品に仕上がっています。

ヴァイオリンという楽器をここまで効果的に駆使したR&B作品は珍しいのでは?

それも含めてヴァイオリニストならではの感性による唯一無二のR&Bワールドは実に魅力的です。

これからの活動も要注目の女性アーティストです。

全曲紹介しときやす。

「Did You Know?」
Sudan Archiveプロデュース。芸術の女神Athenaらしい雰囲気のオープニング。ヴァイオリニストならではの感性によるビートメイキングがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6c9lLO0SFcI

「Confessions」
Sudan Archive/Will Archerプロデュース。アルバムからの先行シングル。ヴァイオリン奏者/R&Bシンガー/ビートメイカーというSudanの持つ3つの顔をすべて楽しめる1曲。彼女にしか生み出せない独特の雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=Zgjrt12QTVQ

「Black Vivaldi Sonata」
Sudan Archive/Black Taffyプロデュース。Sudanの哀愁ヴォーカルと乾いたビートが印象的なダウナー。美しくも儚いムードがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=tjFTssXNlSE

「Down On Me」
Sudan Archive/Rodaidh McDonaldプロデュース。ヴァイオリニスト兼R&Bシンガーとしての美学を感じる哀愁ネオソウル。やはりヴァイオリンが肝です。
https://www.youtube.com/watch?v=n0l5LU4-B5I

「Ballet Of The Unhatched Twins I」
Sudan Archiveプロデュース。インタールード的なインスト。厳かな弦の音色が印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=mFjDD4riAfI

「Green Eyes」
Sudan Archive/Andre Eliasプロデュース。フューチャリスティック&ミステリアスなエレクリック・ソウル。アルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=uo0dV5fBD8w

「Iceland Moss」
Rodaidh McDonaldプロデュース。白日夢のなかの幻想的なビューティフルR&Bといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=s-CQ9rBiPuQ

「Coming Up」
Sudan Archive/Rodaidh McDonald/John DeBoldプロデュース。ヴァイオリンの音世界とビートメイキングを見事に融合させた哀愁チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=3bu5gpueIHY

「House Of Open Tuning II」
Sudan Archiveプロデュース。インタールード的なインスト。
https://www.youtube.com/watch?v=zpsgJTbR9rY

「Glorious」
Sudan Archive/Will Archerプロデュース。アフリカ音楽のエッセンスとHip-Hopを融合させた1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=BJDMSctOnQY

「Stuck」
Sudan Archive/Retroプロデュース。1分強の短い演奏ながらもミステリアスな雰囲気があります。
https://www.youtube.com/watch?v=-WMI6cDAa9M

「Limitless」
Paul Whiteプロデュース。穏やかなメロウネスが漂うR&Bチューン。希望の光が差し込んでくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=OEhmX-ZZT0o

「Honey」
Sudan Archive/Retroプロデュース。退廃的かつ官能的ムードがたまらない1曲。ヴァイオリンの響きがエクスタシー感を高めます。
https://www.youtube.com/watch?v=9e_BtzaKAbc

「Pelicans In The Summer」
Sudan Archive/Kenny Gilmoreプロデュース。ラストはビートメイキングのセンスが冴えるダーク・チューンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1AeJnUxrWII

『Sudan Archives』(2018年) ※日本独自CD
sudan archives sudan archives.jpg
posted by ez at 00:49| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする