2020年04月30日

Mario Castro Neves & Samba S.A.『On A Clear Bossa Day』

37年ぶりに復活したジャズ・サンバ・ユニット☆Mario Castro Neves & Samba S.A.『On A Clear Bossa Day』

発表年:2004年
ez的ジャンル:名アレンジャー系ジャズ・サンバ・ユニット
気分は... :生活にメリハリを・・・

昨日はGW突入後、初の祝日でしたが、緊急案件で仕事をしていたせいで、全く祝日気分ではありませんでした。

日頃から在宅ワークが多かったので、テレワーク中心のビジネス・スタイル/ワーク・スタイル自体は何も違和感がないのですが、100%在宅ワークになると、曜日感覚が麻痺し、生活のメリハリが奪われるので危険ですね。どうやら5月一杯は緊急事態宣言は続きそうなので、公私含めて1週間にメリハリをつける工夫が必要ですね。

今回は今回はブラジル人キーボード奏者/アレンジャー/コンポーザーMario Castro NevesMario Castro Neves & Samba S.A.名義でリリースした『On A Clear Bossa Day』(2004年)です。

Mario Castro-Neves(1935年リオデジャネイロ生まれ)の紹介は、Mario Castro-Neves & Samba S.A.『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)、『Stop, Look & Listen』(1977年)に続き3回目となります。

本作『On A Clear Bossa Day』(2004年)は、プロデューサーArnaldo DeSouteiro
が仕掛人となり、『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)以来37年ぶりにMario Castro Neves & Samba S.A.を復活させた作品です。

勿論プロデュースはArnaldo DeSouteiro

本作におけるMario Castro Neves & Samba S.A.のメンバーは、Mario Castro Neves(p)、Ithamara Koorax(vo)、Ana Leuzinger(vo)、Manuel Gusmao(b)、Cesar Machado(ds)という6名。Manuel Gusmaoは34年前の『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)にも名を連ねていたメンバーです。

ボーナス・トラック1曲も含めて全14曲。
ボサノヴァ名曲やポピュラー・スタンダードのカヴァー6曲。
残りはMarioのオリジナルです。過去に取り上げた楽曲の再演も数曲含まれています。また、ボサノヴァの歴史に影響を与えた「Mamadeira Atonal」の初レコーディングも含まれます。

37年ぶりというのが信じられない位、瑞々しく透明感のあるジャズ・サンバ/ボサノヴァで楽しませてくれます。Marioのベテランらしいプレイは勿論のこと、キュートな2人の女性ヴォーカルがアルバムの魅力を大きく高めています。

37年という歳月を忘れさせてくれる奇跡の1枚を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Candy」
Alex Kramer/Joan Whitney/Mack David作のスタンダードをカヴァー。当ブログではLee Morganのカヴァーを紹介済みです。2人の女性ヴォーカルの爽快キュート・ヴォーカルが映える素敵なジャズ・サンバ。Marioの軽快なピアノも存分に楽しめます。

「Quiet Nights Of Quiet Stars」
Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲「Corcovado」をカヴァー。『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)でもカヴァーしていた楽曲の再カヴァーとなります。Marioのピアノによる素敵なイントロと共に始まるロマンティックなボサノヴァでオトナな雰囲気を醸し出します。

本曲について、当ブログではJoanie SommersCannonball AdderleyWanda Sa(Wanda De Sah)Diane Denoir/Eduardo MateoEarl OkinDardanellesCassandra WilsonO QuartetoJon HendricksGenaiTilleryLaurindo Almeidaのカヴァーも紹介済みです。

「Helena And I」
Mario Castro Neves作。『Brazilian Mood』(1973年)収録曲の新ヴァージョン。女性ヴォーカル陣のスキャットが優雅に響く、エレガント・ボッサ。Marioのピアノにも品格が漂います。

「On A Clear Day」
Alan Jay Lerner/Burton Lane作。タイトル曲はミュージカル『On A Clear Day You Can See Forever』(1929年)のために書かれたスタンダードのカヴァー。透明感あふれた瑞々しいメロウ・ボッサに仕上がっています。Marioのピアノ・ソロにもベテランの余裕があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DpLLLnXuLJA

本曲について、当ブログではMario Biondi & The High Five QuintetThe PeddlersFred JohnsonSvante Thuressonのカヴァーも紹介済みです。

「So Nice」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。「Summer Samba」「So Nice」のタイトルでも知られる名曲「Samba de Verao」をカヴァー。Marcos自身のヴァージョンは『Samba '68』(1968年)で聴くことができます。お馴染みの名曲を軽快なテンポで歯切れよく聴かせてくれます。

本曲について、当ブログではWalter WanderleyAstrud Gilberto/Walter Wanderley TrioBebel GilbertoO QuartetoBossa TresDoris MonteiroEliane Eliasのカヴァーも紹介済みです。

「Samba S.A.」
Mario Castro Neves作。涼しげな女声スキャットがナビゲートする軽快ジャズ・サンバ。

「Nice Work If You Can Get It」
George Gershwin/Ira Gershwin作。Gershwin作のスタンダードをカヴァー。女性ヴォーカル陣のキュートな魅力を満喫できる小粋なジャズ・サンバ。

「The Whole Mess」
Mario Castro Neves作。『Brazilian Mood』(1973年)収録曲の新ヴァージョン。女性ヴォーカル陣のダバダバ・スキャットが印象的なメロウ・ボッサ。透明感があっていいですね。

「Muito A Vontade」
Joao Donato/Joao Mello作。Joao Donatoのオリジナルは『Sambou, Sambou(Muito a Vontade)』(1962年)収録。透明感のある女性ヴォーカル陣にグッとくる品の良いジャズ・サンバに仕上がっています。

当ブログではWanda de Sah featuring The Sergio Mendes TrioDoris Monteiroのカヴァーも紹介済みです。

「Lili」
Mario Castro Neves作。ミステリアスな雰囲気のメロウ・ジャズ・サンバ。

「Mamadeira Atonal」
Mario Castro Neves/Ronaldo Boscoli作。ボサノヴァの歴史に影響を与えた伝説の楽曲なのだとか。そんな楽曲をMario自身が初レコーディング。軽快に疾走するジャズ・サンバに乗って、女性ヴォーカルも輝きを放ちます。Marioのピアノも快調です。

「Mara My Love」
Mario Castro Neves作。6分の長尺ですが、Marioのピアノを存分に満喫できるロマンティックなボサノヴァに仕上がっています。

「Tokyo Waltz」
Mario Castro Neves作。国内盤CDボーナス・トラック。タイトルの通り、日本をイメージして書き上げたメロウなワルツ・チューンです。

「My Rio」
Mario Castro Neves作。ラストはキュートな女性スキャットと共に疾走するメロウなジャズ・サンバで締め括ってくれます。7分超の長尺演奏であり、ジャズ・サンバ・トリオとしての演奏も存分に楽しめます。

Mario Castro-Neves関連の他作品もチェックを!

Mario Castro-Neves & Samba S.A.『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)
マリオ・カストロ・ネヴィス&サンバ・SA(紙ジャケット仕様)

Mario Castro-Neves & His Orchestra 『Brazilian Mood』(1973年)
Brazilian Mood

『The Latin Band of by Mario Castro-Neves』(1975年)


『Stop, Look & Listen』(1977年)
Stop, Look & Listen
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2020年04月29日

Leroy Hutson『The Man!』

ニュー・ソウル色の強い2nd☆Leroy Hutson『The Man!』
ザ・マン!
発表年:1973年
ez的ジャンル:Curtom系ニュー・ソウル
気分は... : Leroy作品コンプリート!

今回はニューソウル期を代表する男性シンガーLeroy Hutsonの2ndアルバム(1973年)です。

これまで当ブログで紹介したLeroy Hutson作品は以下の7枚。

 『Love Oh Love』(1973年)
 『Hutson』(1975年)
 『Feel The Spirit』(1976年)
 『Hutson II』(1976年)
 『Closer To The Source』(1978年)
 『Unforgettable』(1979年)
 『Paradise』(1982年)

2ndアルバムとなる本作(1973年)のエントリーで、当ブログにおけるLeroy Hutsonオリジナル・アルバム・コンプリートとなります。

(1973年)は、素晴らしいストリングス&ホーン・アレンジが冴えるニュー・ソウル期らしいシカゴ・ソウル作品に仕上がっています。

プロデュースはLeroy Hutson 自身。
アレンジはJerry Long

レコーディング・メンバーはLeroy Hutson(vo、el-p、cavinet、syn)以下、Phil Upchurch(g、sitar)、Joseph Scott(b)、Quentin Joseph(ds)、Quentin Joseph(el-p)、Derf Raheem Reclaw(bongos、congas、tabla)、Jerry Wilson(as、ts)、Natural Four(back vo)、Janice Hutson(back vo)、Galaxy(back vo)、Eulaulah Hathaway(back vo)。

Donny Hathawayヴァージョンでお馴染みの名曲のLeroyヴァージョン「The Ghetto '74」The Voices Of East Harlemも歌った「Could This Be Love」Natural Fourもカヴァーした「Give This Love A Try」、フリーソウル方面で人気の高いグルーヴィー・ソウル「Ella Weez」The Notorious B.I.G. feat. Method Man「The What」のサンプリング・ソースとなった「Can't Say Enough About Mom」あたりがおススメです。

他のLeroy Hutson作品とは少し異なる雰囲気を持った1枚を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Can't Say Enough About Mom」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。母について歌ったオープニング。壮大なストリングス、コンガのパーカッシヴなサウンド、Leroyらしい曲調・語り口でニュー・ソウルらしい愛に満ちた1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=84nqMq2DwiY

この曲といえば、The Notorious B.I.G. feat. Method Man「The What」のサンプリング・ソースとしてお馴染みですね。それ以外にTilt「Cosmos Cafe」、Wiz Khalifa「Slim Skit」でもサンプリングされています。
The Notorious B.I.G. feat. Method Man「The What」
 https://www.youtube.com/watch?v=HkwCtYVv3QQ

「Gotta Move - Gotta Groove (Road Song)」
Quinton Joseph/Daniel Reed/Tony Green/Wm. Robinson作。素晴らしいストリングス&ホーン・アレンジが冴えるニュー・ソウルらしい雰囲気のバラード。大きなメッセーズで貫かれています。
https://www.youtube.com/watch?v=xpS4RJtwWPA

「Ella Weez」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。フリーソウル方面で人気の高いグルーヴィー・ソウル。軽快なリズムとエレガントなストリングスで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZDnUozA-UD0

「Give This Love A Try」
Eugene Dixon/James Thompson作。切々と歌い上げる感動バラード。聴けば聴くほど沁みてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=IwxryGWEXyE

Leroyがプロデュースした『Heaven Right Here on Earth』(1975年)で本曲でもバック・コーラスを務めるNatural Fourがカヴァーしています。
Natural Four「Give This Love A Try」
 https://www.youtube.com/watch?v=kF5xoAs9YT0
また、X-Men「Style De Vie」、The Family Tree feat. Mr. Greenweedz & Rita J「Virgo」、Macc McCray「Warning Notice」のサンプリング・ソースとなっています。
X-Men「Style De Vie」
 https://www.youtube.com/watch?v=TRyxYSsGvTE
The Family Tree feat. Mr. Greenweedz & Rita J「Virgo」
 https://www.youtube.com/watch?v=blwM9TePjn0
Macc McCray「Warning Notice」
 https://www.youtube.com/watch?v=SMxSZM7e-WE

「The Ghetto '74」
Leroy Hutson/Donny Hathaway作。Donny Hathawayヴァージョンでお馴染みの名曲のLeroyヴァージョン。Donny Hathawayヴァージョンは『Everything Is Everything』(1970年)に収録されています。本ヴァージョンはJerry Wilsonのサックス・ソロをフィーチャーしたインスト・ヴァージョン。ラテン調なのはDonnyヴァージョンと同じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DgfpF3eQXgM

Donny Hathawayヴァージョンと聴き比べるのも楽しいのでは?
Donny Hathaway「The Ghetto」
 https://www.youtube.com/watch?v=OqZ2JBVXgpA

「After The Fight」
Quinton Joseph/Daniel Reed/Tony Green/Wm. Robinson作。ブルース・リー『燃えよドラゴン』が公開された1973年の作品のせいか、カンフーに触発された1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=zAJHvqSVCk0

「Could This Be Love」
Leroy Hutson/Michael Hawkins作。ストリングス&ホーン・サウンドが冴える、Leroyらしい軽快なグルーヴィー・ソウル。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=1e6LmVwZbNM

The Voices Of East HarlemがLeroyプロデュースの『The Voices Of East Harlem』(1973年)で歌っています。
The Voices Of East Harlem「Could This Be Love」
 https://www.youtube.com/watch?v=3BuxXc7Jg60

「Dudley Do-Right」
Leroy Hutson/Quinton Joseph/Tony Green/B. Davis作。ラストは馬の鳴き声のモノマネと拳銃の音という西部劇調でスタートするファンク・チューンで締め括ってくれます。クラヴィネットの音色が映えるグルーヴィー・サウンドがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=1yrEdTXALaw

Leroy Hutsonの他作品もチェックを!

『Love Oh Love』(1973年)
ラヴ・オー・ラヴ

『Hutson』(1975年)
HUTSON

『Feel The Spirit』(1976年)
Feel the Spirit

『Hutson II』(1976年)
HUTSON II

『Closer To The Source』(1978年)
クローサー・トゥ・ザ・ソース

『Unforgettable』(1979年)
アンフォゲッタブル

『Paradise』(1982年)
パラダイス
posted by ez at 02:49| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月27日

『今の気分は...2020年4月27日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズで・・・

今回は90年代カテゴリーから女性R&Bを10曲セレクトしました。
珍しく有名どころも多めにしてみました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Trellini「I Wanna Be Yours」
https://www.youtube.com/watch?v=jouuQtim8Cc
From 『Trellini』(1994年)
Davis Trellini

Aaliyah「Got to Give It Up」
https://www.youtube.com/watch?v=UiXJ1YgbKLU
From 『One In A Million』(1996年)


Debelah「Take It Easy」
https://www.youtube.com/watch?v=wYalJcEVoKA
From 『Debelah』(1994年)


Faith Evans「Fallin' In Love」
https://www.youtube.com/watch?v=1VuKLGjrrRI
From 『Faith』(1995年)


Beverley Knight「Moving On Up (On The Right Side)」
https://www.youtube.com/watch?v=aTHmWwFq9bQ
From 『The B-Funk』(1995年)
B Funk

Mary J. Blige「All That I Can Say」
https://www.youtube.com/watch?v=YNmHxuPXP1M
From 『Mary』(1999年)
Mary

Shello「West Coast Boogie」
https://www.youtube.com/watch?v=-KrqDqNioOQ
From 『The Home Girl』(1994年)
Homegirl

Brandy「U Don't Know Me (Like U Used To)」
https://www.youtube.com/watch?v=gCVo2sLIndU
From 『Never Say Never』(1998年)
Never Say Never

Mona Lisa「You Gave Me Love」
https://www.youtube.com/watch?v=MxJthqWD_bI
From 『11-20-79』(1996年)
Mona Lisa - 79-11-20

Sweet N Lo'「All In How You Bag It」
https://www.youtube.com/watch?v=q6evbwCT0W8
From 『Pucker Up』(1993年)
sweet n lo'_pucker up.jpg
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2020年04月26日

Ego Ella May『So Far』

サウス・ロンドンからネオソウルの新星☆Ego Ella May『So Far』

発表年:2019年
ez的ジャンル:サウス・ロンドン・ネオソウル
気分は... :和敬清寂・・・

新作からUKの女性ネオソウル・シンガーEgo Ella Mayのデビュー・アルバム『So Far』です。

2019年9月にTru Thoughtsからリリースの本作『So Far』ですが、CD化されたのは今年に入ってからです。

同じUKの若手女性R&Bシンガーということで、Ella Maiと混同しやすいですかね?

Ego Ella Mayはサウス・ロンドンを拠点とする女性ネオソウル・シンガー。

これまで「The Tree」(2013年)、「Breathing Underwater」(2014年)、「Zero」(2015年)といったEPをリリースしています。

デビュー・アルバムとなる本作『So Far』ですが、全12曲(CDボーナス・トラック2曲を含む)のうち、10曲は前述の3作品からのピックアップであり、これまでの彼女のキャリアを総括したベスト盤的なアルバムとなっています。

本作の後も「Girls Don't Always Sing About Boys」(2019年11月)、「How Long 'Til We're Home」(2020年3月)といった楽曲をデジタル配信で発表しています。

サウス・ロンドンといえば、ネオソウルより次世代ジャズのメッカという印象が強いですよね。

実際、Ego Ella Mayもサウス・ロンドンのジャズ・ミュージシャンと交流を持っており、当ブログで紹介した作品でいえば、Joe Armon-Jones『Starting Today』(2018年)に彼女は参加しています。

アルバム全体は幻想的なネオソウル作品という印象を受けます。同じTru Thoughtsのレーベル・メイトになぞられて、販売元は"真夜中のMoonchild"と謳っていますが、あながち間違ってはいないと思います。

コケティッシュなヴォーカルと幻想的なサウンドのUKネオソウルは心に安らぎを与えてくれます。

聴いていると自然と穏やかな気分になる1枚をご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Bull (Intro)」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Zero」収録曲。ジャズ・フィーリングの幻想的なオープニング。夢の世界に溶け込んでいくようです。
https://www.youtube.com/watch?v=0xxJH-vlNXg

「How Far」
Wu-Lu/Reiss Goodridgeプロデュース。EP「Zero」収録曲。"真夜中のMoonchild"という形容が相応しい、幻想的な静寂のネオソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=TQ7smE3dZug

「Tea & Sympathy」
Budgieプロデュース。EP「Zero」収録曲。ブラジリアン・テイストを取り入れたメロウネスたっぷりのネオソウルは僕好み。コケティッシュな彼女のヴォーカルの魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=_yIbLv-dNGg

「Underwater」
IAMNOBODIプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。何処となく儚さが漂う幻想的なダンサブル・サウンドが印象的です。夢の中を漂流しているかのような雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=TusGlvCzfL4

「Come On」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。Kojey Radicalのラップをフィーチャー。フューチャリスティックな幻想ワールドに引き込まれるコズミック・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=TKwNo5NR2q4

「Last Time I Checked (Interlude)」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。チルアウトな音世界がアンコンシャスへ誘います。終盤のダンサブルな展開もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=HCJVwlXtYVc

「Being Loved」
Warren Xclnceプロデュース。切ない祈りのようなヴォーカル、美しいピアノ、幻想的なシンセ、乾いたHip-Hopビート、鳥の囀りのSEの組み合わせが絶妙なビューティフル・トラック。サウナの"ととのった!"感覚のような癒しの音世界です。
https://www.youtube.com/watch?v=DDmo3vbIZ5o

「Rush Hour Crush」
Siv Mngazaプロデュース。EP「The Tree」収録曲。幻想的なシンセの音色が異空間へ連れていってくれます。憂いを帯びたEllaのヴォーカルもサウンドとよく調和しています。
https://www.youtube.com/watch?v=kNNSD96jxIQ

「Head」
Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。EP「Breathing Underwater」収録曲。静寂のダンサブル・チューンといった雰囲気がいいですね。枯山水のように実際は音がないのに、そこに刻まれるビートを想像してしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=3IUqQCTu6x8

「Nature (Outro)」
IAMNOBODIプロデュース。本編のラストはチルアウトな雰囲気で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=JRFVlEdZbhE

「Waiting」
CDボーナス・トラック。EP「The Tree」収録曲。Emmavie Mbongoプロデュース。哀愁モードのネオソウルに仕上がっています。

「Pay My Bills」
CDボーナス・トラック。EP「The Tree」収録曲。Daniel Lincoln/Daluyahプロデュース。ラストは"真夜中のMoonchild"といった雰囲気で締め括ってくれます。

うつるとも月もおもはずうつすとも水もおもはぬ広沢の池
posted by ez at 00:45| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月25日

The Spencer Davis Group/Traffic『Here We Go 'Round The Mulberry Bush (Original Motion Picture Soundtrack) 』

スウィンギン・ロンドンを代表するサントラ☆The Spencer Davis Group/Traffic『Here We Go 'Round The Mulberry Bush (Original Motion Picture Soundtrack) 』

発表年:1968年
ez的ジャンル:スウィンギン・ロンドン系サウンド・トラック
気分は... :ステイホーム週間突入・・・

いよいよステイホーム週間突入!
これに備えて書籍や運動マシンを購入しましたが、何だかんだで仕事で時間を割かれそうな・・・でも、このご時勢で仕事があるのは有難いこと、感謝して取り組まなければ・・・と言いつつ、上手にメリハリをつけて余暇の時間も確保したいと思います。

さて、今回は60年代のサントラ・アルバムから『Here We Go 'Round The Mulberry Bush (邦題:茂みの中の欲望) 』(1968年)です。

映画『Here We Go 'Round The Mulberry Bush (邦題:茂みの中の欲望) 』は、1967年に公開されたClive Donner監督によるUKのコメディ・タッチの青春映画です。

また、当時のムーヴメントであったスウィンギン・ロンドンを反映した音楽でも話題になった作品です。そのサントラが1968年にリリースされた本作『Here We Go 'Round The Mulberry Bush』です。

(実質的な楽曲は)全12曲。そのうち8曲がThe Spencer Davis Group、3曲がTraffic、残る1曲が/strong>Andy Ellisonという構成になっています。

The Spencer Davis GroupTrafficというSteve Winwoodが在籍した2大グループが共に収録されているというのが興味深いですね。

ただし、The Spencer Davis Groupの8曲のうち、Steve Winwood在籍時のレコーディングは1曲のみ。

残りの7曲はSteve WinwoodMuff Winwood(g)というWinwood兄弟が脱退し、Eddie Hardin(key、vo)、Phil Sawyer(g)という新メンバーを迎えた新生The Spencer Davis Groupとしてのレコーディングです。

上記ジャケがオリジナルですが、僕が保有CDのジャケはコレ。
here we go round the mulberry bush.jpg

上記CDにはオリジナル12曲以外に3トラックが追加されていますが、僕が保有するCDには収録されていません。多分、映画の中の会話などが収められたトラックだと思います。その代わり、僕の保有するCDにはThe Spencer Davis Groupの楽曲の別ヴァージョンが4曲追加収録されています。

何となくTraffic vs. 新生The Spencer Davis Groupという構図をイメージしてしまいますね。そうなると、新生The Spencer Davis Groupの分が悪いのは明らかですが・・・さらにSteve Winwood在籍時のレコーディングである「Waltz For Caroline」と比較すると少し可哀想ですね。

それでも新生The Spencer Davis Groupは結構頑張っていると思います。特にモッズ/R&Bテイストの楽曲はかなり格好良いと思います。

スウィンギン・ロンドンを背景に、新旧The Spencer Davis GroupTrafficの交錯をいろいろな角度から楽しむといいのでは?

全曲紹介しときやす。

Traffic「Here We Go 'Round The Mulberry Bush」
Steve Winwood/Dave Mason/Chris Wood/Jim Capaldi作。。1967年にシングル・リリースされ、UKチャート第8位のヒットとなっています。初期Trafficらしいトリッピーなサイケデリック・ロックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=p43Ct6cFJSw

「Healthy Young Lad」
オリジナル未収録。多分、映画の中の会話シーンだと思います。

The Spencer Davis Group「Taking Out Time」
Spencer Davis/Eddie Hardin作。新生The Spencer Davis Group流のサイケ・チューン。Trafficと比較せずに聴けば、雰囲気は悪くないと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=nMs1jW3oxEM

The Spencer Davis Group「Every Little Thing」
Spencer Davis/Edward Nigel Matthews作。これはモッズなビート・ロックしています。The Spencer Davis GroupにはこういうR&B調のビート・ロックが似合っていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=AVIR1zGLy9E

「Dear Unknown Teacher」
オリジナル未収録。これも映画の中の会話シーンだと思います。

The Spencer Davis Group「Virginals Dream」
Spencer Davis作。ストリングス入りのインスト。サントラならではのつなぎの1曲というところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=-YTk_hUdimw

Traffic「Utterly Simple」
Dave Mason作。Trafficのデビュー・アルバム『Mr. Fantasy』(1967年)にも収録されていた楽曲の別ヴァージョン。Masonのインド嗜好が全面にプッシュされたシタール、タブラがサイケに鳴り響くラーガ・ロックです。BeatlesでいうGeorge Harrison役ですかね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=wKuFLG0kzVA

Andy Ellison「It's Been A Long Time」
Andy Child/Jon Child/Simon Napier-Bell作。この曲はAndy Ellison。1967年にシングル・リリースもされています。サイケ風味ながら甘酸っぱい青春の香りが漂う1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7zNJnJVhsRk

The Spencer Davis Group「Looking Back」
Spencer Davis/Phil Sawyer作。これはWinwood在籍時に負けない格好良さが持ったソウルフルなグルーヴィー・オルガン・ロックに仕上がっています。本作のベスト・トラックに挙げる人も多いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=eY3oA6RbDnc

The Spencer Davis Group「Picture Of Her」
Spencer Davis作。モッズな格好良さがあるR&B調グルーヴィー・チューン。初期Small Facesあたりと一緒に聴きたくなりますね。
https://www.youtube.com/watch?v=UFd-Lz9M4o8

The Spencer Davis Group「Just Like Me」
Spencer Davis作。ソウルフル・チューンと思いきや、ほんわかムードのフォーキー・チューン。まぁ、ご愛嬌ということで。
https://www.youtube.com/watch?v=2z4GVEgXT8c

The Spencer Davis Group「Waltz For Caroline」
Steve Winwood作。ほぼインストですがサウンド面だけでいえば、コレがベスト・トラック。Dave Mason、Chris Wood、Jim Capaldiも加わった第一期The Spencer Davis GroupTrafficの混成軍という豪華なレコーディング・メンバーです。
https://www.youtube.com/watch?v=GPjC-BAiy3o

「Upside Down」
オリジナル未収録。想像するに映画の1シーンの切り取りでは?

The Spencer Davis Group「Possession」
Spencer Davis/Edward Nigel Matthews作。Manfred Mannが好きな人はグッとくるであろうモッド・ジャズ調のグルーヴィー・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=Ib_3M55onuc

Traffic「Am I What I Was Or Was I What I Am」
Steve Winwood/Chris Wood/Jim Capaldi作。サイケを意識しながらもSteve Winwoodのソウルフル・ヴォーカルの魅力を存分に満喫できる1曲で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=mVFC7dyKZ-E

前述のように、僕の保有するCDには「Taking Out Time」「Picture Of Her」「Just Like Me」「Possession」の別ヴァージョンがボーナス・トラックとして追加収録されています。

The Spencer Davis GroupTrafficの過去記事もご参照ください。

The Spencer Davis Group 『The Best of Spencer Davis Group』(1967年)


『Mr. Fantasy』(1967年)
Mr. Fantasy

『Traffic』(1968年)
トラフィック+5

『Shoot Out at the Fantasy Factory』(1973年)
Shoot Out at the Fantasy Factory
posted by ez at 06:03| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする