2009年07月05日

Mongo Santamaria『Mongo '70』

古めかしさが魅力のラテン・ジャズ・ファンク☆Mongo Santamaria『Mongo '70』
Mongo '70
発表年:1970年
ez的ジャンル:ラウンジ系ラテン・ジャズ・ファンク
気分は... :古めかしさが逆に新鮮!

テニスのウィンブルドン女子決勝、ウィリアムス姉妹対決は妹のセレーナが去年の雪辱を果たし、3度目の女王に輝きました。ロシア勢、セルビア勢を中心に新旧交代が進んでいる印象を受ける女子テニスですが、ウィリアムス姉妹の今大会を観ると、そんな見方が誤りであることを痛感しました。

さて、今回はラテン/ジャズ・パーカッション奏者Mongo Santamariaのアルバム『Mongo '70』です。

日本人にはユースケ・サンタマリアの芸名の由来となったミュージシャンとしてもお馴染みですね。

Mongo Santamaria(1922-2003年)は、キューバ、ハバナ出身のパーカッション奏者。※出生年については諸説あるようです。

1950年にN.Y.へ進出し、Perez Prado楽団を経て、1951〜57年はTito Puente楽団、1957〜1960年はCal Tjaderのグループで活動していました。1959年にはJohn Coltraneの演奏でも有名なMongos作品「Afro Blue」を収録したアルバム『Mongo』をリリースしています。1960年代には自身のグループを率いるようになり、1962年にはHerbie Hancockの名曲カヴァー「Watermelon Man」をヒットさせて、一躍注目の存在となりました。

Mongo Santamaria『Watermelon Man』
Watermelon Man

その後もラテン、ジャズ、ソウル、ファンク等を融合したサウンドで人気を博し、コンスタントに活動を続けますが、2003年マイアミの病院にて死去しました。

Mongo Santamariaのように活動期間が長く、アルバムも数多くリリースしているアーティストって、どの作品から聴いたらいいのか悩みますよね(泣)

今日で言えば、『La Bamba』(1965年)、『Stone Soul』 (1969年) 、『All Strung Out』(1970年)、『Feelin' Alright』(1970年)、『Mongo '70』(1970年)、『Mongo's Way』(1971年)、『Up From the Roots』(1972年)、『Fuego』(1973年)あたりが良いのでは?と勝手に思っています。

そこで今回は『Mongo '70』(1970年)をセレクト。
ラテン/ジャズ/ファンクのラウンジ系クロスオーヴァー作として人気の作品です。

本作からバンドを再編し、Mongo Santamaria(conga、bongo)以下、Grant Reed(ts、fl)、Trevor Lawrence(bs)、Israel Gonzalez(tp)、Charles Williamson(cor)、Sonny Henry(g)、Neal Creque(p、el-p)、Roger Glenn(vib、fl)、Jon Hart(b)、Jimmy Johnson(ds)、Angel Allende(timbares、per)、Julio Colazzo(per)、Pelayo Diaz(per)、Osvaldo Martinez(per)というメンバーで構成される新バンドです。それ以外に人気ギタリスト Eric Gale (g)が2曲で客演しています。

全曲メンバーの作品です。特に半数以上の楽曲を提供し、アレンジも担当している新メンバー Neal Creque の貢献が大きいようです。

Mongo Santamaria未体験の方は、ラテンのイメージが強いかもしれませんが、本作などはむしろジャズ/ファンクの要素が強いファンキー・グルーヴがメインで、スパイス程度にラテンが効いているって感じです。

レトロな印象を受ける楽曲があるかもしれませんが、逆にその古めかしいサウンドが魅力になっている気がします。昔ながらの小汚い飲み屋が逆にオシャレみたいな.....

最近のモッドなUKジャズ・ファンクあたりがお好きな人が一番フィットする作品なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Windjammer」
ベースとエレピが生み出す黒いグルーヴ感がカッチョ良いファンク・チューン。ホーン隊も鳴り具合もファンキーでグッド!、

「Yesterday's Tomorrow」
本作のハイライト曲。Eric Galeのギターをフィーチャーしています。ストリングスも加わったキャッチー&ノスタルジックな哀愁グルーヴに仕上がっています。日本流に言えば、昭和の歌謡ムード満点って感じがたまりません。

「March of the Panther」
モロに古典マーチなイントロから一転、ご機嫌なファンキー・グルーヴを聴かせてくれます。ホーン隊がサイコーにキマっています!

「Look Away」
小気味良いボッサ・ビートが心地好い1曲。ラウンジ系の音がお好きな人には相当グッとくると思います。

「Night Crawler」
グルーヴィーなジャズ・ファンクという点ではこの曲が一番カッチョ良いと思います。パーカッションの鳴り具合もグッド!モッドなサウンドがお好きな人にオススメ!若いリスナーが一番グッとくる曲なのでは?

「The Whistler」
ノスタルジックな熱さを感じるファンキー・チューン。怪しく響くフルートが印象的です。

「Adobo Criollo」
本作唯一のモロにラテン/サルサな仕上がり。熱くならないクールな仕上がりがグッド!そのあたりがラウンジ系なんでしょうね。

「Mo' Do」
再びEric Galeをフィーチャーしたファンキー・グルーヴ。「Yesterday's Tomorrow」以上にEricのギターを堪能できます。

「Grass Roots」
「Night Crawler」と並ぶ僕のお気に入り。ラテンとファンクがいい感じでクロスオーヴァーしています。個人的にはこれ位ラテンのリズムが効いている方が好きです。トランペットがカッチョ良すぎ!

「Dedicated to Love」
ラストはレトロ・ムード満点なファンク・チューン。この古めかしさに何故かグッとくる!

ラテン音楽ファンには息子のMonguito Santamariaも外せないですね。特に2ndアルバム『Hey Sister』はラテン・グルーブ名盤として人気です。
Monguito Santamaria『Hey Sister』
Hey Sister
posted by ez at 05:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/tennis/

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
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今後ともよろしくお願い致します。
IYQEx78b
Posted by sirube at 2009年07月05日 09:06
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