2009年10月16日

Jungle Brothers『Straight Out The Jungle』

密林兄弟のデビュー作!Native Tonguesの原点がここに!☆Jungle Brothers『Straight Out The Jungle』
Straight Out the Jungle
発表年:1988年
ez的ジャンル:Native Tongues系ニュースクールHip-Hop
気分は... :Native Tonguesの原点!

昨日は渋谷タワレコの輸入CDクリアランスセールへ行ってきました。
初日の開場と同時に入場したので気合いの入ったお客さんが多く、B1Fの特設会場は戦場状態でした(笑)

僕は「R&B/Hip-Hop→ワールド→ジャズ」の順にコーナーを回ったところでお会計へ...ロック、クラブ、レゲエ、サントラのコーナーまで回る気力は残っていませんでした。期待していたR&B/Hip-Hopは掘り出しものは少なかったですね。陳列枚数は少ないながらもワールドの方が収穫は多かったです。ジャズに関しては、僕のアンテナに全く引っかかりませんでした(泣)

結局10枚ほど購入したものの消化不良の思いが強かったので、帰りにレコファンへ...そちらで探していた作品のお値打ち価格中古盤を数枚ゲットし、ようやくスッキリ・モードとなり家路につくことができました。

帰宅したら、ぐったり疲れてしまいました。
仕事もせずに何やってるんだ!と思われそうですが、
数少ない個人事業主の特権ということで...

この流れで行けば、昨日の収穫物から何か1枚紹介すればいいのでしょうが、それとは全く関係なく今日はAfrika Baby BambaataaMike GSammy Bの3人によるHip-HopユニットJungle Brothersです。

De La SoulA Tribe Called Questと並ぶNative Tongues一派を代表するHip-HopグループJungle Brothers(JBeez)の紹介は3回目になります。。

2nd『Done By The Forces Of Nature』(1989年)、4th『Raw Deluxe』(1997年)に続いて紹介するのは、記念すべきデビュー・アルバム『Straight out the Jungle』(1988年)です。

前述のNative Tongues3グループのおかげでHip-Hopの魅力に目覚めた僕でしたが、この3グループの中で最初にリリースされたアルバムがJungle Brothersによる本作『Straight out the Jungle』(1988年)でした。ちなみに本作には当時はティーンエージャーであったATCQのQ-Tipも数曲で参加しています。

僕の場合、 De La Soul『3 Feet High And Rising』(1989年)がNative Tongues一派との最初の出会いだったので、その流れでJBeezの2nd『Done By The Forces Of Nature』(1989年)をゲットし、それからデビュー作『Straight out the Jungle』も遡って聴いたという流れでしたね。

その意味で個人的には『Done By The Forces Of Nature』に対する思い入れが強いのですが、Hip-Hopシーン全体やリスナーに与えたインパクトは圧倒的に本作『Straight out the Jungle』が大きいでしょうね。

アフリカ回帰やHip-Hopとハウスの融合などは、De La SoulA Tribe Called QuestにはないJBeezならではの個性ですね。

個人的には、続く『Done By The Forces Of Nature』にも受け継がれているHip-Hopとハウスの融合(当時こうしたサウンドはヒップ・ハウスと呼ばれていましたね)という点に惹かれましたね。今とは異なり当時はHip-Hopとハウスという2つのジャンルの距離が近接していた気がします。

本作を含むJBeezやDe La Soulの初期作品は、それまで僕が抱いていたHip-Hopに対するイメージを、根底から覆す楽しい作品群でした。

その感動は今でも変わりません。80年代後半から90年代初めにかけてのNative Tonguesの諸作は僕にとって永遠のマスターピースです。

Hip-Hopに対するアレルギーをお持ちの方は、本作やDe La Soul『3 Feet High And Rising』あたりを聴くと、約20年前の僕のようにHip-Hopに対するイメージが変わるかもしれませんよ!

全曲紹介しときやす。

「Straight Out the Jungle」
クラシックその1。タイトル曲は、彼らのアフリカ回帰路線を象徴するファンクネスの効いたパーティー・チューン。PVのチープな密林状態が大好きです(笑)。Mandrill「Mango Meat」の使い方が絶妙ですね。それ以外にJames Brown「Give It Up Or Turnit A Loose」、Manu Dibango「Weya」、Bill Withers「Kissing My Love」、Grandmaster Flash & The Furious Five「The Message」をサンプリング。
http://www.youtube.com/watch?v=K0wVNPWWZIw

「What's Going On」
タイトルの通り、Marvin Gaye「What's Going On」をサンプリングしていますが、カヴァーではありません。ベースのトラックはKool & The Gang「What Would the World Be Like Without Music」、「Let the Music Take Your Mind」、「N.T.」を使っており、フックで「What's Going On」のサビが登場するといったファンキー・チューンに仕上がっています。

「Black Is Black」
クラシックその2。Q-Tip参加曲です。De La Soulの超人気曲「Me Myself And I」と同じ雰囲気を持つ、楽しく盛り上がること間違いナシのパーティー・チューン。若き日のQ-Tipにも注目しましょう。Lightnin' Rod「Sport」、The Meters「9 Till 5」、Prince「Controversy」Gil Scott-Heron & Brian Jackson「The Bottle」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=mmZGxFn6dgw

「Jimbrowski」
クラシックその3。彼らの師匠であるDJ/プロデューサーRed Alertをフィーチャー。Red AlertからHip-Hopのイロハを学んだメンバー三人による恩返しかもしれませんね。オールドスクールとニュースクールの合体といったところでしょうか。Funkadelic「Good Ole Music」、Tom Browne「Funkin 4 Jamaica」、Jimmie Walker「The Black Prince Has Arrived」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=0ZWE9q6MLL4

「I'm Gonna Do You」
「Rigor Mortis」、「Groovy Lady」という2曲のThe Metersネタで作られたファンキーなトラックが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=cBy4jGJYiXQ

「I'll House You」
クラシックその4。当時ハウス・プロデューサーとして売れっ子であったTodd Terryがプロデュースするヒップ・ハウス・チューン。Royal House「Can You Party」ネタのハウス・ビートにLiquid Liquid「Optimo」ネタのラテン・テイストが加わります。この曲を聴くと、彼らが本国より前にUKで人気が出たというのも頷けますね。
http://www.youtube.com/watch?v=ceXCsMPqepQ

「On the Run」
疾走するカッチョ良さで言えば、アルバム随一のトラックかもしれません。Jimmy Castor Bunch「It's Just Begun」、Babe Ruth「The Mexican」という元ネタ自体も相当カッチョ良い曲なので当然かもしれませんが。
http://www.youtube.com/watch?v=YM21ovRfVQU

「Behind the Bush」
Native Tonguesらしい脱力系ラップがいい感じです。Isaac Hayes「Joy」、Eddie Harris「Get On Up and Dance」、Grover Washington, Jr. 「Mercy, Mercy Me」ネタのトラックは実にクールです。
http://www.youtube.com/watch?v=6btIoI2z9uM

「Because I Got It Like That」
クラシックその5。Sly & The Family Stone「You Can Make It If You Try」ネタのユーモラスなトラックが彼らの脱力系ラップと実にマッチしていると思います。大好き!リミックスではElectric Light Orchestra(ELO)「Don't Bring Me Down」がサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=LIl5rVnfDn8

「Braggin & Boastin」
Honey Drippers「Impeach the President」、Headhunters「God Made Me Funky」ネタのトラックがカッチョ良すぎですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Xi8FZZOAzTY

「Sounds of the Safari」
タイトルの通り、アフリカ志向が強く反映された1曲です。Jimmy Castor Bunch「King Kong」、Graham Central Station「The Jam」ネタ。「King Kong」の雄叫び部分が見事にハマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=ZLhnvXl495A

「Jimmy's Bonus Beat」
ちょっとした余興の1分強のトラックですね。

「The Promo」
この曲もQ-Tipが参加しています。Qちゃんの独特の声質は変わりませんが、とても初々しい感じが微笑ましいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=HGh9t9w-Jpk

サッカーW杯予選の欧州グループリーグ、南米は全日程が終了しましたね。

欧州ではスウェーデン、チェコ、クロアチアといった強豪国がグループ2位以内にも残れず、プレーオフすら戦わずに予選敗退してしまったことは残念ですね。南米ではアルゼンチンがウルグアイを破り、ようやく予選突破を決めました。マラドーナ良かったね!
posted by ez at 03:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも始めまして。

つい最近、『音楽の園』を知り、楽しく、懐かしく拝見させて頂いてます。

私とezさんとは同年代?なのか、紹介されているCDの幾つかはタイムリーで聴いました。
「あっ、この人 自分と音楽の趣味カブリすぎる〜(笑)」
って勝手に感激してます。(笑)

このJungle Brothers『Straight Out The Jungle』は当時、カセットにダビングし、ウォークマンでよく聴いていました。

私も、Jungle Brothersは2nd『Done By The Forces Of Nature』を『Deee Lite』のテイ・トウワが参加しているってことで聴いたのが始まりです。

当時、グラウンドビートやハウスをよく聴いていましたが、何気なく聴いたJungle Brothersのお陰でHIP-HOPに目覚め、以後いろんなHIP-HOPアーティストのCDを聴くきっかけになったグループかもしれません。

ちなみにNative Tonguesの中では、A Tribe Called Questが一番のお気に入りで、未だにiPodの中には彼らのCDがヘビーローテーションでかかっています!!

最近の音楽は、駄目だぁ〜ってオヤジ臭いことは言いたくないですが、やはり自分が多感だった頃に聴いた音楽は、今聴いても刺激的でかっこよく聴こえて心を揺さぶられます。

ezさんが紹介されているCDでまだ聴いた事のないものも、沢山ありますので、
気になるものは、チェックさせて頂きます。

これからも、すばらしい楽曲の紹介を楽しみにしていますし、なにかコメントが出来ればさせて頂きたいとおもいます。
Posted by takisix at 2009年10月20日 15:06
☆takisixさん

ありがとうございます。

Native Tonguesはサイコーですね。僕もATCQが一番のお気に入りです。
Native Tonguesも含めて、あの時期にHip-Hopと出会って幸運だったと思います。

80年代終わりから90年代初めは今日の音楽ジャンルが一般化した時期ですが、各ジャンルが今日のように巨大なものではなく、R&B/Hip-Hopも聴くけどハウスの新譜もチェックし、さらにグラウンドビート系のシングルもゲットして...といったように、いろんなジャンルの音楽をフォローしやすかったのが良かったですね。

これからもお気軽にお立ち寄り下さい。
よろしくお願い致します。。
Posted by ez at 2009年10月20日 23:57
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