2010年03月12日

Ronny Jordan『The Antidote』

Miles「So What」のカヴァーを含むデビュー作。Acid Jazzファンにはマストな1枚☆Ronny Jordan『The Antidote』
The Antidote
発表年:1992年
ez的ジャンル:Acid Jazz系ジャズ・ギタリスト
気分は... :So What?

今回はAcid Jazzを代表するギタリストRonny Jordanの2回目の登場です。

2nd『The Quiet Revolution』(1993年)に続いて紹介するのはデビュー・アルバム『The Antidote』(1992年)です。

個人的には前回紹介した『The Quiet Revolution』の方がお気に入りですが、シーンに与えたインパクトでは断然デビュー作『The Antidote』でしょうね。

特にシングル・ヒットしたMiles Davis「So What」のカヴァーは、当時多くの音楽ファンを魅了したと思います。

当時はAcid Jazzブームの真っ只中でしたが、その中でもかなり存在感のあるアルバムでしたよね。本作の持つクラブ・ミュージックを通過したスムース・ジャズ・ギターといった雰囲気は、他のAcid Jazz作品にはない個性を感じます。

Miles DavisWes Montgomeryといったジャズ・ジャイアントと90年代クラブ・ミュージックを見事に融合したRonny Jordanのセンスに脱帽です。

また、ギタリストのイメージが強いRonnyですが、本作ではギター以外にキーボード、シンセ、プログラミング、ヴォーカル(スキャット)も担当し、プロデュース、アレンジ、ミキシング、大半の曲のソングライティングも手掛けています。その意味では彼のトータルなサウンド・クリエイターとしての才能も光る1枚なのでは?

今聴き直しても、「So What」「Get To Grips」「See The New」の3曲は相当グッときますね!

Acid Jazzに興味がある方にはマストな1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Get To Grips」
「So What」と並ぶ人気曲。シングルにもなりました。個人的には「So What」以上に好きかも。Dodge City ProductionsのIG Culture(Ian Grant)のラップをフィーチャー。RonnyのギターとHugo Delmiraniのオルガン&ヴァイヴを中心としたクール・サウンドと淡々としたラップが実にマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=w_1315OuvsA

「Blues Grinder」
アシッド・ジャズ+スムース・ジャズといった感じがいいですね。まさに90年代のWes Montgomeryといった趣きですね。本曲ではAdrian Yorkのオルガン・ソロがフィーチャーされています。

「After Hours (The Antidote) 」
タイトル曲はメロウ・フュージョンしています。何の予備知識もなく聴くと、Acid Jazzだとは思わないでしょう!
http://www.youtube.com/watch?v=SPN9hl3Ftaw

「See The New」
再びIG Cultureのラップをフィーチャー。打ち込みリズムとRonnyのギターが見事に一体化し、90年代Acid Jazzらしい曲に仕上がっています。この曲も相当格好良いっす!Isabel Robertsの女声コーラス、Philip Bentの涼しげなフルートも盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=c0LNfQ9qVyQ

IG Cultureと言えば、彼のグループDodge City Productions『Steppin' Up & Out』(1993年)も当時よく聴いたアルバムでした。Amazonにジャケ画像がないので保留にしていますが、見つかったら記事エントリーしたいと思います。

「So What」
前述のようにRonny Jordanの名を世に知らしめたMiles Davisの名曲カヴァー。Acid Jazzを語る上で絶対に外せない演奏ですね。Milesの名曲がこんなにクールでスピード感に溢れたクラブ・サウンドに生まれ変わるとは...と当時感動しながら聴いていた記憶があります。前年に亡くなったMilesも天国から拍手喝采していたのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=lANilh2bLo4

「Show Me (Your Love) 」
Isabel Robertsのヴォーカルをフィーチャー。個人的には女性ヴォーカルをフィーチャーした楽曲があと数曲あるとさらに嬉しかったのですが。

「Nite Spice」
アルバムの中では一番打ち込み感が強いサウンドです。個人的には少し単調な印象も受けますが。
http://www.youtube.com/watch?v=WNt495lFFPc

「Summer Smile」
メロディアスなRonnyのギターを堪能できます。スムース・ジャズ好きの方も楽しめる演奏なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=gQOBlE67KkI

「Cool And Funky」
「Get To Grips」のインスト・ヴァージョン。僕が保有するのはUS盤なのですが、オリジナルUK輸入盤には未収録のようです。
http://www.youtube.com/watch?v=rQAN4DDWpLc

個人的には、本作、2nd『The Quiet Revolution』DJ Krushによるリミックス・ミニアルバム『Bad Brothers』(1994年)がRonny Jordanお気に入り3作品です。

『The Quiet Revolution』(1993年)
The Quiet Revolution
Ronny Jordan Feat. Guru「Season for Change」
http://www.youtube.com/watch?v=H2aVhox9jz8

『Bad Brothers』(1994年)
Bad Brothers
posted by ez at 06:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このアルバムはなんといっても「So What」ですね

今となってはオリジナルと同じくらいシックリきますが、当時は「これをギターでやるか?」と思った記憶があります、、、

今聴いてもクールですね
Posted by col at 2010年03月13日 18:13
☆colさん

ありがとうございます。

「So What」は好き/嫌い以前にまずインパクト大でしたね。
ジャズ・ファンク的アプローチのAcid Jazz作品には無い新鮮な驚きがありました。
最近のクラブジャズやジャジーHip-Hop作品と一緒に聴いても全然違和感ないaアルバムですね!
Posted by ez at 2010年03月14日 00:26
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