2010年09月23日

Parliament『The Clones Of Dr. Funkenstein』

Dr. Funkensteinのクローンが地球をP-Funkで埋め尽くす!☆Parliament『The Clones Of Dr. Funkenstein』
Clones of Dr Funkenstein
発表年:1976年
ez的ジャンル:SFストーリー系P-Funk
気分は... :脳内P-Funkだらけ!

総帥George Clinton率いるP-Funk軍団Parliamentの3回目の登場です。

これまで当ブログで紹介してきたFunkadelic/Parliament作品は以下の3枚。

 Parliament『Mothership Connection』(1975年)
 Parliament『Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome』(1977年)
 Funkadelic『Maggot Brain』(1971年)
 Funkadelic『Uncle Jam Wants You』(1979年)

今日紹介するのはParliamentの全盛期の1枚『The Clones Of Dr. Funkenstein』(1976年)です。

前作Parliament『Mothership Connection』(1975年)から始まったファンク伝道者Star ChildのSFストーリーをさらに発展させたものです。

タイトルから想像できるように、Dr.Funkensteinが自らのクローンを量産して地球をP-Funkで埋め尽くすというストーリーです。ジャケにもDr.Funkensteinとクローンが写っていますね。

やはりParliamentは、『Mothership Connection』(1975年)、『The Clones Of Dr. Funkenstein』(1976年)、『Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome』(1977年)というスタジオ作3枚にライブ・アルバム『Live:P-Funk Earth Tour』(1977年)を加えた4枚が最強という気がします。

Parliament独特のテンポを落とした能天気モードのファンクを聴くと、心が解き放たれ一瞬にしておバカ・モードになれるのがいいですね。

『Mothership Connection』『Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome』の間に挟まれているせいで目立ちにくいところがありますが、本作『The Clones Of Dr. Funkenstein』にもP-Funkの魅力がぎっしり詰まった1枚です。

George Clinton(vo)以下、Calvin Simon(vo)、Fuzzy Haskins(vo)、 Ray Davis(vo)、 Grady Thomas(vo)、Garry Shider (g、vo)、
Michael Hampton(vo)、Glen Goins (g、vo)、Bootsy Collins(b、vo、ds)、Cordell Mosson(b)、Renny Jones(b)、Bernie Worrell(key、syn)Jerome Brailey(ds)、 Gary Cooper(ds)、Fred Wesley、Maceo Parker、Rick Gardner、Michael Brecker、Randy Breckerといったホーン隊などお馴染みのP-Funk軍団がレコーディングに参加しています。

Hip-Hopファンには「Do That Stuff」をはじめ、サンプリング・ネタの宝庫としても知られる作品ですね。

本作を全曲聴き終えるころには、脳内がP-Funkに侵されていますよ!
あなたの周囲にもDr.Funkensteinのクローンが大勢いるかも(笑)

全曲を紹介しときやす。

「Prelude」
妖しげなムードの中、Dr. Funkensteinが自らの野望を語ります。Eazy-E「(Prelude) Still Talkin'」、X-Clan「Xodus」でサンプリングされています。

「Gamin' On Ya」
ホーン隊が盛り上げるファンク・チューン。オリエンタルなイントロが意外です。
http://www.youtube.com/watch?v=Cf6PYJZuPe4

Salt N' Pepa「He's Gamin' On Ya」、Ice Cube「Us」、Bloods & Crips「Shuda Beena B-dog」、WC & The Maad Circle「Ghetto Serenade」等でサンプリングされています。

Salt N' Pepa「He's Gamin' On Ya」
 http://www.youtube.com/watch?v=jrBOafqvsUw
Ice Cube「Us」
 http://www.youtube.com/watch?v=ZyMJABqGcTQ
Bloods & Crips「Shuda Beena B-dog」
 http://www.youtube.com/watch?v=_sD6xCPsjw0
WC & The Maad Circle「Ghetto Serenade」
 http://www.youtube.com/watch?v=TQQnGW9v4Xc

「Dr. Funkenstein」
「Do That Stuff」と並ぶ本作のハイライト。タイトルの通り、Dr. Funkensteinを称えるファンク・チューン。これぞP-Funkの王道といった感じのダラダラ・モードのグルーヴに脳内が占領されてしまいます。まんまとDr. Funkensteinの術中にハマってしまいますな(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=kQB2sKkIaic

Ice-T「Bitches 2」、Pete Rock & C.L.Smooth「It Ain't Rough, It Ain't Right」、Threat「Shuta Fuck Up」、Too $hort「It's Your Life」、Scarface「Lettin' 'Em Know」等でサンプリングされています。また、Red Hot Chili Peppersがライブで演奏していました。

Ice-T「Bitches 2」
 http://www.youtube.com/watch?v=dZONdoV_TBM
Pete Rock & C.L.Smooth「It Ain't Rough, It Ain't Right」
 http://www.youtube.com/watch?v=dIolpeRPkfA
Too $hort「It's Your Life」
 http://www.youtube.com/watch?v=lI5lwT5WRo8

「Children Of Productions」
P-Funk独特の華やかさにグッとくるファンク・チューン。このあたりの曲がスマートに聴こえてしまう時点で脳内はP-Funkに侵されています(笑)。Ant Banks「Straight Hustlin'」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=R-d71P8hJi8

Ant Banks「Straight Hustlin'」
http://www.youtube.com/watch?v=stKdEiYRwFU

「Getten' To Know You」
アップテンポのファンク・チューン。何処か哀愁を帯びたヴォーカルに惹かれてしまいます。ホーン隊も目立っていますね。The D.O.C.「Whirlwind Pyramid」等でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=g9yTCma_2ZA

The D.O.C.「Whirlwind Pyramid」
http://www.youtube.com/watch?v=hvFgFxCLzr8

「Do That Stuff」
本作のハイライト。シングルにもなりました。ドラムブレイク、呑気なシンセ・フレーズ、P-Funkならでのグルーヴ等々P-Funkの魅力が詰まった1曲。この解き放たれたおバカ・モードこそがParliamentですね。
http://www.youtube.com/watch?v=OeE9cIyB0I4

Nice & Smooth「Funky For You」、Red Hot Lover Tone「Wanna Make Moves」、Lil' Shawn 「I Made Love」、Yo-Yo「Mackstress」、AMG「Dog From Around the Way」、 Tatyana Ali「Getting Closer」、Royksopp「Happy Up Here」、Stereo Total「Beauty Case」等で使われているサンプリング定番曲としてもお馴染みです。

Nice & Smooth「Funky For You」
 http://www.youtube.com/watch?v=61j3CxQLszU
Red Hot Lover Tone「Wanna Make Moves」
 http://www.youtube.com/watch?v=bTBV2Klu6tI
Lil' Shawn 「I Made Love」
 http://www.youtube.com/watch?v=VPyxzuvZd3Y
Yo-Yo「Mackstress」
 http://www.youtube.com/watch?v=MoIRiIY6_W8
AMG「Dog From Around the Way」
 http://www.youtube.com/watch?v=mLiifQlDC0I
Tatyana Ali「Getting Closer」
 http://www.youtube.com/watch?v=S0rgQTVC_DE
Royksopp「Happy Up Here」
 http://www.youtube.com/watch?v=klxai9aaxUw
Stereo Total「Beauty Case」
 http://www.youtube.com/watch?v=uMnahhfD0Wo

「Everything Is On The One」
アルバムの中では地味な存在ですが、かなり好きな1曲。ParliamentらしいP-Funk愛に満ちています。このユルユルな雰囲気にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=i_pbvdM5M7I

「I've Been Watching You (Move Your Sexy Body) 」
妖しげなミディアム・スロウ。Bone Thugs-N-Harmony「For the Love of Money」等でサンプリングしています。また、Too $hortが本家を迎えてカヴァーしていましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=D1FcI_brz54

Bone Thugs-N-Harmony「For the Love of Money」
 http://www.youtube.com/watch?v=63kRUCWstCo
Too $hort「I've Been Watching You (Move That Sexy Body) 」
 http://www.youtube.com/watch?v=o2rkmYmv2Uo

「Funkin' For Fun」
ラストも格好良いファンク・チューンで締め括ってくれます。見事に世界中はP-Funkで埋め尽くされたのでした・・・
http://www.youtube.com/watch?v=yXrY0K6OuVs

Common「Cold Blooded」、Kam「Peace Treaty」等のサンプリング・ネタです。

Common「Cold Blooded」
 http://www.youtube.com/watch?v=Ks2DxtTFeuA
Kam「Peace Treaty」
 http://www.youtube.com/watch?v=KNRPtOnQC8M

Funkadelic/Parliamentの過去記事もご参照下さい。

Parliament『Mothership Connection』(1975年)
Mothership Connection

Parliament『Funkentelechy Vs. The Placebo Syndrome』(1977年)
Funkentelechy Vs. the Placebo Syndrome

Funkadelic『Maggot Brain』(1971年) 
Maggot Brain

Funkadelic『Uncle Jam Wants You』(1979年)
Uncle Jam Wants You
posted by ez at 04:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです!!!!

久しぶりに覗かせて頂きましたところ
Parliamentの紹介が目にとまりコメントさせて頂きます!

Parliamentの『The Clones Of Dr.Funkenstein』は私が買った初めてのP-FUNK系CDで特に思い出深い作品ですね!!!!
今から20年ぐらい前、当時聴いていた『Deee-Lite Groove Is In the Heart』にBootsy Collinsが参加しているのを見て興味をもち中古CD屋を探し回ったのですが田舎なのでなかなか見つからず、
見つけた時はホントに嬉しく、店をでてすぐCDウォークマンで聞きながら帰ったのを思い出しました!!

ジャケットのインパクト・アルバムのコンセプトがとても独創的で当時、デザインを学ぶ学生だった私にかなり影響を与えてくれたグループですね!!!!

いま、聴きなおしての感想ですが、
当時一番好きだったのが「Do That Stuff」なのですが
20年も経つと自分の趣味も変わり「Children Of Productions」が一番グッと来ますね〜

これを機にもう一度、P-FUNK系のアルバムを聴き直してみます。





Posted by takisix at 2010年10月04日 17:06
☆takisixさん

ありがとうございます。

たまにP-Funkに聴いて脳内おバカ・モードにすると、スッキリしますね(笑)
僕の場合、George Clinton『Computer Games』あたりがリアルタイムで聴いた最初のP-Funk体験でした。そこからFunkadelic/Parliamentへ遡って聴いていきました。

この時期のParliamentのSF的P-Funkワールドは一度ハマると抜け出せませんね!
Posted by ez at 2010年10月05日 06:02
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