2010年12月18日

Agustin Pereyra Lucena『Agustin Pereyra Lucena』

色褪せないアルゼンチン・ボッサ!☆Agustin Pereyra Lucena『Agustin Pereyra Lucena』
Agustin Pereyra Lucena
発表年:1970年
ez的ジャンル:アルゼンチン・ボッサ
気分は... :吸い込まれる...

今月に入って、新作リリース・ラッシュやクリスマス間近ということもありR&B/Hip-Hop/Gospelといった黒人音楽を聴く頻度が多くなってきました。その反動で今日はインスト系のブラジル音楽が聴きたい気分です。

そこでセレクトしたのは、今年遂に初来日公演を果たした人気アルゼンチン人ギタリストAgustin Pereyra Lucenaのデビュー作『Agustin Pereyra Lucena』(1970年)です。

数日前、クラブW杯「マゼンベ(コンゴ)対インテルナシオナル(ブラジル)」の試合で、ブラジルの強豪インテルナシオナルを牽引するアルゼンチン人MFダレッサンドロの姿を観ていたら、Agustin Pereyra Lucenaが聴きたくなりCD棚から取り出してきた次第です。

「私のルーツはアルゼンチンにあって、憧れはブラジルにある」と本人が語るように、アルゼンチン人ながらもブラジル音楽に大きく影響を受けたアーティストAgustin Pereyra Lucenaの紹介は『Ese Dia Va A Llegar』(1975年)に続き2回目となります。

前回エントリーした『Ese Dia Va A Llegar』は、当ブログ恒例の四半期アクセス数Top10(2010年4月-6月)で第1位に輝き、改めて彼の人気の高さを実感した次第です。

今回紹介するデビュー作『Agustin Pereyra Lucena』(1970年)は『Ese Dia Va A Llegar』と並ぶ人気作ですね。

何といっても、彼が最も影響を受けたであろうギタリストBaden Powellと、本作に賛辞を寄せたVinicius de Moraesの楽曲が4曲収録されているのが象徴的です。また、4曲でElena Uriburuの女性スキャットがフィーチャーされており、アルバムに華やかな雰囲気をもたらしてくれます。

『Ese Dia Va A Llegar』あたりと比較すると、まだAgustinの独自性というのは色濃く出ているわけではないのかもしれません。しかしながら、美しく小気味良い演奏は聴く者全てを魅了する何かを感じます。

聴いていると、演奏に吸い込まれる魅惑の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「O Astronauta」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の1曲目。『宇宙飛行士』の邦題でも知られる名曲。Baden Powellを師に仰ぐAgustinらしい小粋なギターに魅了されます。自然体のノリの良さがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=qUU-wpsu8yE

「Tristeza De Nos Dois」
Elena Uriburuをフィーチャーした1曲目。Duruval Ferreira/Mauricio Einhorn/Bebeto作の名曲。当ブログではTamba TrioTamba 4Wanda Sa(Wanda De Sah)のヴァージョンを紹介済みです。何処となくミステリアスなElena UriburuのスキャットとAgustinの素晴らしいギターの音色との相性がバッチリです!

「Chuva」
Pedro Camargo/Durval Ferreira作。叙情的なギターでじっくりと聴かせる1曲。

「Tema Para Martin」
Elena Uriburuをフィーチャーした2曲目。J. Demonte作。僕も一番のお気に入り!ブラジル/ジャズ系DJからも大人気の1曲です。Elena Uriburuのキュートなスキャットが全開の軽快なボッサ・チューンです。もっと長尺で聴きたい!
http://www.youtube.com/watch?v=KAJInoFz-S4

「Consolacao」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の2曲目。当ブログではこれまでTamba 4Tenorio Jr.Lennie Dale & Sambalanco TrioCelso FonsecaA Bossa Eletricaのカヴァーを紹介済みの名曲です。Agustinならではの独自のアクセントをつけた格好良いヴァージョンに仕上がっています。インスト曲ではコレが一番好きです。

「Canto De Ossanha」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の3曲目。この曲も名曲ですね!当ブログではTamba 4Quarteto Em CyLill LindforsElis ReginaToots Thielemans & Elis Reginaのカヴァーを紹介済みです。ミステリアスな雰囲気を持つ名曲ですが、Agustinヴァージョンは生き生きとした躍動感がみなぎっているのがいいですね。

「Pro Forma」
Elena Uriburuをフィーチャーした3曲目。Arnald Costa/Mauricio Eihorn作。「Tema Para Martin」と並びDJの支持が高い1曲なのでは?小粋なワルツ・ボッサに仕上がっています。軽快に跳ね上げるような演奏にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=Ujj84k8yQtU

「Samba Do Aviao」
Antonio Carlos Jobim作品。小気味良いテンポが実に心地好いですね。

「Nina No Divagues」
Elena Uriburuをフィーチャーした4曲目。本作唯一のAgustinのオリジナルです。ロマンティックな演奏と言うことであれば、コレが一番ですね。素敵なボッサ・チューンをお探しの方にはピッタリです。

「Berimbau」
Vinicius de Moraes/Baden Powell作品の4曲目。ラストも名曲で締め括ります。当ブログではLennie Dale & Sambalanco TrioDiane Denoir/Eduardo Mateoのカヴァーを紹介済みです。ここではリズミックかつミステリアスに疾走する演奏を聴かせてくれます。

他のAgustin Pereyra Lucena作品もチェックしてみて下さい。

『Climas』(1973年)
CLIMAS~友との語らい

『Ese Dia Va A Llegar』(1975年)
Ese dia va a llegar

『La Rana』(1980年)
La Rana

『42:53』(2009年)
42:53
posted by ez at 03:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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