2011年02月27日

Reel People『Reel People Presents Golden Lady』

新レーベルReel People Musicのお披露目アルバム☆Reel People『Reel People Presents Golden Lady』
GOLDEN LADY
発表年:2011年
ez的ジャンル:西ロンドン系クラブソウル
気分は... :やっと2011年新作2枚目

あっという間に2月も終わりですね。その割には2011年発売の新作でこれまで紹介したのはMichelle Shaprow『Purple Skies』1枚のみです。今年の1、2月は各ジャンルで注目の新作が少なかった気がします。3月に入るそれなりに期待できそうですが・・・

今回は2011年発売の新作2枚目!西ロンドンの音楽シーンを牽引するユニットReel Peopleによる新作『Reel People Presents Golden Lady』です。

Reel Peopleの紹介は2ndアルバム『Seven Ways To Wonder』(2007年)に続き2回目となります。

厳密にはReel Peopleの新曲5曲+5組のアーティストの作品5曲(+国内盤ボーナス・トラック2曲)という変則コンピ作品ですが、便宜上Reel Peopleの新作という扱いにしておきます。

Reel People自体は、前作『Seven Ways To Wonder』からMike Pattoが抜け、それまでゲスト参加していた男性ヴォーカリストTony Momrelleが正式メンバーとなり、Oli LazarusTony Momrelleの二人が現在のReel Peopleということになるようです。Tony MomrelleはIncognito作品のフィーチャリング・ヴォーカリストなどでも知られていますね。

また、紹介されている5組のアーティストは、新たに設立されたレーベルReel People Musicから作品をリリースしたり、Reel Peopleがリミックスを手掛けたアーティストです。その意味では、新レーベルReel People Musicのお披露目アルバムという説明が最も相応しいかもしれません。

全体の印象ですが、Reel Peopleの新曲5曲はブラジル/ラテン路線を強調した楽曲が目立ち、紹介アーティストの5曲は70〜80年代ディスコ/ファンク/ソウル・テイストを取り入れたダンス・チューンが目立ちます。

Reel People本体のブラジル/ラテン路線は、メンバー二人に加え、Toni Economides、Chris Frank、Pete Kuzmaらの貢献が大きいようです。

変則アルバムで純然たる新作ではない点が気になる方がいるかもしれませんが、僕はそれほど気になりませんでした。逆に思ったよりも散漫な構成になっていないので感心してしまいました。

僕は某大手CDショップのハウス/テクノ・コーナーで購入しましたが、Reel People作品はどの売り場に置けばいいのかビミョーですね。クラブ・ミュージックに止まらない間口の広さがあると思うので、R&B/ソウルやクラブジャズ、ブラジル/ラテンなどの売り場にも置いて欲しいですね。

そうした売り場に困るクロスオーヴァー感覚こそがReel People作品の魅力だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Love It(BSTC feat. JL)」
オープニングはAndy C率いるシカゴのモダン・ディスコ・バンドBSTCによる男性シンガーJLをフィーチャーした生演奏ディスコ・ハウス。彼らの2008年のアルバム『Music For A Saturday Evening』にも収録されており、Reel People Musicから12"もリリースされています。70年代のディスコ・テイストとモダンなクラブ・ミュージックを上手く融合した感じにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=XwUcGdUtjfs

「It's Hard(restless soul Fun Band)」
restless soul Fun BandPhil AsherのユニットRestless Soulの流れ汲んだユニット名だと思います。実際、Phil Asherがプロデュースを務めています。Phil Asherがが発売前の作品をOliへ送ったところ、Oliが惚れ込み収録することになった曲らしいです。

Cameo「The Sound Table」のイントロを加工し、ループさせたファンク調ディスコ・チューンに仕上がっています。そのため、作者にはCameoのLarry BlackmonとAnthony Lockettの名もクレジットされています。

本曲を聴いていたら、「The Sound Table」が収録された『Knights of the Sound Table』(1981年)も聴きたくなり、家のCD棚から引っ張り出して本作同様にここ数日ヘビロテ中です。Cameoもしばらく紹介していないので、そのうち『Knights of the Sound Table』も記事にしますね。

Cameo「The Sound Table」
 http://www.youtube.com/watch?v=qkDmZCsX2v4

「Star(Reel People feat. Tony Momrelle)」
Reel People1曲目。新メンバーTony Momrelleのヴォーカルをフィーチャー。昨年12"でリリースされています。本作で目立つブラジル/ラテン路線が前面に出たバカンス・モードのブラジリアン・グルーヴ。ソウルフルなTony Momrelleのヴォーカルと爽快グルーヴがばっちりハマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=eNdxA38OEpg ※アルバム・ヴァージョンはこれのEditです。

「Sure(Reel People feat. Darien)」
Reel People2曲目。前作『Seven Ways To Wonder』にも参加していた期待のUS男性R&BシンガーDarienをフィーチャー。前作の「Alibi」はトロピカル・フュージョン風のダンス・チューンでしたが、本曲もラテン・フレイヴァーのグルーヴィー・チューンに仕上がっています。Stevie WonderテイストのDarienヴォーカルとブラジル/ラテン路線のReel Peopleサウンドは相性がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=KkC2Lxgw50E

「Golden Lady(Reel People feat. Tony Momrelle)」
Reel People3曲目。タイトル曲はStevie Wonderの名曲カヴァー。Stevie Wonder作品の中でも特に大好きな1曲であり、カヴァーしてくれただけでかなり嬉しいですね。ここではブラジリアン・フレイヴァーのアコースティック・グルーヴに仕上がっており、、フリーソウル・クラシックとして名高いJose Felicianoのカヴァー(アルバム『And the Feeling's Good』収録)をお手本にしているようです。確かに言われてみれば、Joseヴァージョンの21世紀版といった感じですね。

「The Tea(Choklate)」
シアトルを拠点に活動する女性ソウル・シンガーChoklateの作品。2009年にリリースされた2ndアルバム『To Whom It May Concern』にも収録されています。昨年Reel People Musicからリミックス・シングルもリリースされています。70〜80年代ディスコのエッセンスを上手く取り入れたダンサブルなソウル・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=2pPooi6hdy8

「80's Love(Reel People feat. Tony Momrelle & Shezar)」
Reel People4曲目。Tony Momrelle & Shezarの男女ヴォーカルをフィーチャー。タイトル通りの80年代テイストのダンス・チューンに仕上がっています。レトロ感を逆手にとり、レトロなのにモダンなダンス・チューンに仕上がっていると思います。

「Tell Me Why(Reel People feat. Tony Momrelle)」
Reel People5曲目。少しテンポを落としたメロウ・グルーヴ。Tony Remiのギター・カッティングがひたすら心地好いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=quNLipsGZR4

「The Galactica Suite (Reel People Edit)(Simon Grey)」
オーストラリア出身のクリエイターSimon Greyの作品。2005年にPapa Recordsからシングル・リリースされたアッパーなディスコ・ハウス・チューン。 ヴォコーダーを使ったジャズ・ファンク調の楽曲はHerbie Hancock『Sunlight』(1978年)あたりがお好きな人もグッとくるのでは?

「Nights In Africa (Reel People's Afro Soul Edit)(Renn)」
Rennが昨年Reel People Musicからシングル・リリースしたハウス・チューン。美しいピアノの調べとトライバルなリズムとRennのアフリカ人ヴォーカリストらしい独特の歌い回しが、まさに"Nights In Africa"な音空間を生み出しています。

国内盤にはボーナス・トラックとして、「Star (RP's Club Mix) 」「Star (Rasmus Faber Remix) 」という2曲のリミックスが追加収録されています。Rasmus Faber好きの方はボートラもチェックを!

他のReel People作品や参加アーティストの作品もチェックを!

『Second Guess』※Defected盤CD
前述のDefected盤。「The Rain」が欲しい方にはオススメ!但し、オリジナル12曲から4曲がカットされているのでご注意を!
Second Guess

『Second Guess』 ※国内再発CD
オリジナル12曲+リミックス8曲の2枚組
セカンド・ゲス

『Seven Ways To Wonder』(2007年)
Seven Ways To Wonder

BSTC『Music For A Saturday Evening』(2008年)
MUSIC FOR A SATURDAY EVENING

Choklate『To Whom It May Concern』(2009年)
To Whom It May Concern

『RF Presents Simon Grey』(2007年)
RF プレゼンツ・サイモン・グレイ
posted by ez at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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