2006年08月09日

Larsen-Feiten Band『Larsen-Feiten Band』

ブルーアイド・ソウル+フュージョンのセンス抜群の1枚☆Larsen-Feiten Band『Larsen-Feiten Band』
ラーセン=フェイトン・バンド
発表年:1980年
ez的ジャンル:フルムーン系フュージョン
気分は... :今夜は気まぐれ?

今回紹介するLarsen-Feiten Bandは、学生の頃、“こういうアーティストを聴いているオレって、ホント音楽センス抜群!”なんて自己陶酔対象だったアーティストだ。

Larsen-Feiten Bandの歴史は、1970年代初旬のニューヨークでのNeil Larsen(key)とBuzzy Feiten(g)の偶然の出会いから始まる。

フロリダからNYへ出て来たNeilと、Paul Butterfield Blues Bandや先日紹介したRascalsのサポート経験を持つBuzzは意気投合し、NeilがBuzzのバンドに加入し、グループはその後Full Moonと名乗るようになり、1972年にはアルバム『Full Moon』を発表する。

今でこそ、『Full Moon』は名盤の声を上がるほどの評価を得ているが、当時としては早すぎたサウンドだったらしい。このため、Full Moonは消滅し、NeilとBuzzもそれぞれスタジオ・ミュージシャンの道を歩んでいった。

Neilは、その後フリーソウル・ファンにはお馴染み、僕もCDを愛聴するブルーアイド・ソウル・グループSoul Survivorsに参加後、心機一転西海岸に渡り、名プロデューサーTommy LiPumaの元でソロ・アルバム『Jungle Fever』(1978年)を発表した。

Neilはこの録音にBuzzを呼び、二人は再会する。その後Buzzのソロ作『High Gear』(1979年)へのNeilの参加を経て、二人はLarsen-Feiten Bandを結成する。

そして、本作『Larsen-Feiten Band』(1980年)を発表後、Full Moonの名前を復活させるべく、『Full Moon featuring Neil Larsen & Buzz Feiten』(1982年)を発表した。

『Full Moon』、『Larsen-Feiten Band』、『Full Moon featuring Neil Larsen & Buzz Feiten』の3枚共に愛聴盤だが、最初の1枚ということであれば、AORファンからも人気の高い『Larsen-Feiten Band』がオススメっす。

本作のメンバーは、NeilとBuzzに、Willie Weeks(b)、Art Rodriguez(ds)、Lenny Castro(per)を加えた5人組。プロデュースはTomy Ripuma。また、ホーンセクションではKim Hutchcroft、Larry Williams、Bill ReichenbachといったSeawind部隊が活躍していマ〜ス。

このアルバムの魅力は、西海岸らしいフュージョン・サウンドとR&B/ソウル、ロックのフィーリングの融合だと思いマス。

全8曲中6曲がボーカル入りなのが、AORファンに人気の理由だろうね。このキャッチーなサウンドは、フュージョン・ファンやAORファンのみならず、多くの人を魅了する1枚ですよ!

全曲紹介しときやす。

「Who'll Be The Fool Tonight」
「今夜は気まぐれ」の邦題で有名なAORファンにはお馴染みのナンバー。シングルカットされ、全米チャート29位のスマッシュヒットを記録した。

ソウルフルなBuzzのボーカルが魅力のキャッチーなミディアム・ナンバー。Seawind部隊のホーンが盛り上げてくれやす。

「Danger Zone」
ファンキーかつブルージーなサウンドが印象的なナンバー。フュージョン・グループというよりもブルー・アイド・ソウル的なロック・グループってカンジの仕上がりですな。

「Further Notice」
これは西海岸フュージョンらしいインスト・ナンバー。Neilのキーボードを堪能できマス。疾走感がいいですな。

「Over」
AORファンが好きそうなメロウなバラード。ソウルフルなBuzzのボーカルとロック寄りのサウンドは、Boz Scaggsっぽいかもね?

「She's Not In Love」
フュージョンらしい涼しげなサウンドが堪能できるナンバー。爽快で気持ちイイねぇ。

「Morning Star」
トロピカル・フレイヴァーのR&Bサウンドがカッチョ良いナンバー。とってもこのグループらしい1曲だと思いマス。

「Make It」
個人的にはアルバムで一番好きなナンバー。フュージョン&ディスコがうまくバランスしたグルーヴ感がいいよねっ!

「Aztec Legend」
ミステリアスなインスト・ナンバー。まさにアステカな雰囲気です???

本作のジャケ写真は、Rickie Lee Jones『Rickie Lee Jones』でも紹介したNorman Seeff。どうってことない写真のようだけど、NeilとBuzzの二人の表情がやけに印象的に残る。この一瞬の表情を逃さないのが一流なんだろうね。
posted by ez at 00:16| Comment(2) | TrackBack(1) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさに80年代・・のサウンド・プロダクションですよね。
いつ聴いても新鮮な輝きが感じられます。
Posted by taha at 2009年01月24日 23:22
☆tahaさん

ありがとうございます。

AORしている本作も大好きですし、フュージョン色の強まった『Full Moon featuring Neil Larsen & Buzz Feiten』もお気に入りです。
Posted by ez at 2009年01月25日 14:35
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Excerpt: キーボード奏者のニール・ラーセンとギターリストのバジー・フェイトンが中心となって活動したグループです。 Larsen-Feiten Band / Larsen-Feiten Band [1980] 1..
Weblog: AORフリーク!
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