2011年09月07日

Stanley Cowell『Regeneration』

名曲「Trying To Find A Way」収録のスピリチュアル・ジャズ作品☆Stanley Cowell『Regeneration』
リジェネレーション(紙ジャケット仕様)
発表年:1975年
ez的ジャンル:黒人音楽絵巻系スピリチュアル・ジャズ
気分は... :アウェーの勝ち点1は悪くない!

サッカーW杯アジア3次予選「ウズベキスタン対日本」は、岡崎の同点ゴールで何とか引き分けに持ち込みました。

勝ち点3は奪えませんでしたが、アウェーで先制点を許した展開での引き分けは決して悪い結果ではないと思います。決して良い内容ではありませんでしたが、追いついて負けなかったあたりは日本代表に地力がついた証拠なのでは?

先日の北朝鮮戦、今回のウズベキスタン戦でサック監督は使える選手、そうではない選手の見極めができたのではないかと思います。清武、ハーフナーは攻撃オプションとしてザックの構想に完全に入ったのでは?逆に柏木あたりの再招集は厳しい気がします。

今回はジャス・ピアニストStanley Cowellのスピリチュアルな人気作『Regeneration』(1975年)です。

Strata-East Recordsの共同設立者であり、アフリカンアメリカンの自立、ジャズの再生といった視点からスピリチュアルな作品を数多く残したStanley Cowellの紹介は、『Musa・Ancestral Streams』(1974年)に続き2回目となります。

以前に紹介した『Musa・Ancestral Streams』がソロ・ピアノによる"静かなるスピリチュアル・ジャズ作品"であるとすれば、本作『Regeneration』(1975年)はソウルフルなヴォーカルやアフリカの民族楽器フィーチャーした"壮大なスピリチュアル・ジャズ作品"という印象ですね。

レコーディングには、Stanley Cowell(p、syn、kora、mbira)、Marion Brown(fl)、Ed Blackwell(per)、Nadi Quamar(per、harp、lekimbe)、Billy Higgins(ds、per、gembhre)、Jerry Venable(g)、Glenda Barnes(vo)、Charles Fowlkes(b、vo)、Jimmy Heath(ss、fl)、Aleke Kanonu(ds、vo)、John Stubblefield(zuna)、Psyche Wanzandae(harmonica、fl)、Bill Lee(b)、Kareema(vo)が参加しています。

ジャズに収まらないソウル、ブルース、民族音楽も含めた壮大な黒人音楽絵巻といった構成がいいですね。特にアフリカの民族楽器を大きくフィーチャーしているところが、本作の魅力だと思います。

Stanley Cowellをはじめとする参加ミュージシャンがアフリカンアメリカンへの同胞へ向けた、美しく感動的な音のメッセージに耳を傾けましょう。

全曲を紹介しときやす。

「Trying To Find A Way」
オススメその1。本作のハイライト。Viki McLaughlin/Stanley Cowell作。Joe Claussellもプレイする大名曲。Cowellによるコズミックなアープ・シンセとCharles Fowlkes、Glenda Barnesのソウルフルな男女ヴォーカルが絡むスピリチュアル・チューン。ジャズ好きも、ソウル好きも、クラブ・ミュージック好きも歓喜するはず!
http://www.youtube.com/watch?v=ob_bhnYcu-s

「The Gembhre」
Billy Higgins作。Billy Higginsがプレイする西アフリカの弦楽器ゲンブリをフィーチャーした西アフリカ色の強い演奏を聴くことができます。さらに Cowellがコラ(アフリカのハープのような弦楽器)、Nadi Quamarがリケンべ(親指ピアノ)を演奏しています。

「Shimmy Shewobble」
Marion Brown作。タイトルにあるShimmyとはジャズ発生以前の黒人のダンス音楽のことなのだとか。Aleke Kanonu、Ed Blackwell、Billy Higginsというドラム奏者3名が黒人マーチング・バンドのルーツのような演奏を聴くことができます。

「Parlour Blues」
Psyche Wanzandae/Stanley Cowell作。Psyche WanzandaeのハーモニカとCowellのピアノによるブルースです。Psyche Wanzandaeのハーモニカが激シブでグッド!

「Thank You My People」
オススメその2。Aleke Kanonu/Stanley Cowell作。アフリカ+カリブといった感じのエスニックな演奏を楽しめます。開放的な自由な雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=0S09dA6lASo

「Travelin' Man」
オススメその3。Charles Fowlkes/Stanley Cowell作。Cowellの代表曲であり、本作以外に『Blues for the Vietcong』(1969年)、『Musa・Ancestral Streams』(1973年)でも演奏されています。Cowellの親指ピアノの響きが印象的なアフリカ回帰モードのスピリチュアル・チューンです。いつ聴いても名曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=66esHkrJmQY

「Lullabye」
オススメその4。Viki McLaughlin/Jerry Venable/Stanley Cowell作。ラストは未来への希望を音に託したかのような感動的な演奏です。特にマダガスカル・ハープの美しい響きに魅了されます。

『Musa・Ancestral Streams』(1974年)
Musa Ancestral Streams
posted by ez at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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