2006年09月16日

Stephen Stills『Manassas』

Stephen Stillsを中心に多様な音楽性が全開☆Stephen Stills『Manassas』
Manassas
発表年:1972年
ez的ジャンル:ラテン&カントリー&レイドバック系ロック
気分は... :ウズウズ...

今回はStephen Stills『Manassas』(1972年)っす。
*本作は便宜上Stephen Stills『Manassas』となっているが、実際はStephen Stills & Manassasというグループの1stアルバム。

Buffalo Springfield、Mike Bloomfield/Al Kooperとのスーパーセッション、CSN&Y、そしてソロ活動と華々しい経歴を持つミュージシャンであるStephen Stills。

僕はBuffalo Springfield『Again』(1968年) 、Mike Bloomfield/Al Kooper/Stephen Stills『Super Session』(1968年)、Stephen Stills『Stephen Stills』(1970年)あたりは好きで今でもよく聴く。でも、どうもCSN&Yだけは苦手なんだよね。一応、代表作『Deja Vu』(1970年)も持っているが、多分10年以上聴いたことがないと思う。

そんなStephen Stillsの長いキャリアの中で、僕の一番のお気に入りはManassas時代だ。

Manassasは、Stephen StillsとFlying Burrito BrothersのメンバーだったChris Hillmanが意気投合したことがきっかけで結成されたグループである。メンバーはStephen Stills(vo、g、key他)、Chris Hillman(vo、g)、Dallas Taylor(ds) 、Paul Harris (key)、Fuzzy Samuels(b)、Al Perkins(g、vo)、Joe Lala(per、vo)の7名。

レイドバック・ムードの中で、ロックン・ロール、カントリー/ブルーグラス、ブルース、スワンプ、ラテンなど様々なサウンドが展開されてマス。

特に、僕がManassas時代に惹かれるのは、このグループが結構ラテン・グルーヴのナンバーを取り上げているからだと思う。その意味では、Joe Lalaの参加あたりの影響が大きいのかも?逆にChris Hillmanとの融合によるカントリー/ブルーグラス・フレイヴァーは僕にとってはどうでもいい要素だ。

本作のオリジナルはLP2枚組であり、A-Dの各面に「The Raven(A面)」、「The Wilderness(B面)」、「Consider(C面)」、「Rock & Roll Is Here To Stay(D面)」というサブタイトルが冠されている。

大雑把に言えば、
 The Raven(A面):ロック+ラテン
 The Wilderness(B面):カントリー/ブルーグラス
 Consider(C面):ポップ
 Rock & Roll Is Here To Stay(D面):ロック
といったカンジでしょうか?

基本的には、A面、C面、D面が僕の興味の中心デス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Song of Love」
The Raven(A面)のオープニングは、小気味の良いスワンプ調のロック・ナンバー。実にゴキゲンっす。

「Rock & Roll Crazies/Cuban Bluegrass」
アーシーなロック・ナンバー「Rock & Roll Crazies」とラテン・ナンバー「Cuban Bluegrass」のメドレー。ラテン好きの僕的には「Cuban Bluegrass」に注目ですな。でも、なんでこのラテン・グルーヴなノリがブルーグラスなんだろう?でも、「Cuban Bluegrass」というタイトルは、このグループの持つ音楽的多様性をうまく表現しているかもね!

「Anyway」
パーカッシブなグルーヴが展開される僕好みのナンバー。アーシー&ラテンな雰囲気がなんかとってもいいね!

「Both of Us (Bound to Lose) 」
ラテン・フレイヴァーの哀愁グルーヴ。SantanaAztecaMaloあたりが好きな人は気に入るのでは?

「Jesus Gave Love Away for Free」
「Colorado」
「So Begins the Task」
The Wilderness(B面)の3曲。僕はモロにカントリー/ブルーグラスなナンバーは駄目なので、カントリー・ロックな3曲をセレクト。このあたりはそれぞれ味わい深いデス。

「It Doesn't Matter」
Consider(C面)の1曲目は、哀愁のラテン・ロック・ナンバー。続けて、Steely Dan「Do It Again」とか聴きたくなるねぇ!

「Move Around」
ムーグ・シンセサイザーを導入した、フォーキーな味わいの幻想的なナンバー。とってもユラユラしたカンジが好きだなぁ。

「Right Now」
この曲からRock & Roll Is Here To Stay(D面)。初期Doobie Brothersを思わせるグルーヴィーなロック・ナンバー。

「Treasure (Take One)」
8分を超す大作。前半のラテン・グルーヴ、後半のジャム・セッション風のギター・バトルなど実に聴きどころ満載の1曲デス。

「Blues Man」
ラストは弾き語りによるフォーキーなブルース・ナンバー。

ちなみにこのアルバムは、Jimi HendrixDuane Allman、Al Wilson(Canned Heat) という相次いで死去した3人のギタリストへ捧げられている。

続くManassasの2ndアルバム『Down the Road』(1973年)もオススメっす。人気曲「Isn't It About Time」をはじめ、DJ的視点から再評価のあるアルバムですね。
posted by ez at 00:06| Comment(2) | TrackBack(1) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
70年代半ばまでのスティルスは、勢いがあって最高に好きです。所謂ウェスト・コースト勢にあっては数少ないダイナミックな音楽性がワタシにはツボです。一方で、アコギ一本で聴かせる技もあるし、どエラい人だと思います。
あと、実は声がイイんですよね。

『Manassas』については、ワタシはカントリー/ブルーグラスも好きなので、B面も楽しんでしまえて、もしかするとezさんより得しちゃってるかもしれません(^^)

スティルスのラテンと言えば、昨年発表された新作でも、ラテンな曲をやってましたね。(何故かピアノがハンコック!)
アンサンブルがエセでも、スティルスのラテンはワタシも大好きです。
Posted by bugalu at 2006年09月16日 12:00
☆bugaluさん

ありがとうございます。

> ワタシはカントリー/ブルーグラスも好きなので、B面も楽しんでしまえて、もしかするとezさんより得しちゃってるかもしれません(^^)

そうですね。僕の場合、殆どスキップしまう曲も数曲あるので(笑)

> 昨年発表された新作でも、ラテンな曲をやってましたね。

全然ノーチェックでした。機会があれば、聴いてみたいですね。

> スティルスのラテンはワタシも大好きです。

僕の場合、Stephen Stills=CSN&Yの人みたいなイメージが長かったので、きちんと聴くようになってから、ラテンをやっていることがかなり意外でした。でも、逆にそれが彼への興味を深めてくれました。ラテンのプロbugaluさんからのお墨付きを頂けると、ますますStillsのラテンにハマりそうです☆
Posted by ez at 2006年09月17日 00:12
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ヘア〜は薄いが中身は濃いぜ。
Excerpt: スティーヴン・スティルス - マナサス(Stephen Stills - Manassas) 『Down The Road』(1973) ロック、カントリー、ラテン、フォーク。 こういうモノがゴタ混..
Weblog: These Are Soulful Days
Tracked: 2006-09-16 11:30