2011年12月25日

Pauline London『Under The Rainbow』

Funky Juice Recordsの歌姫による2ndが遂に国内CD化☆Pauline London『Under The Rainbow』
アンダー・ザ・レインボウ
発表年:2011年
ez的ジャンル:Funky Juice Records系クラブジャズ
気分は... :『Tamy』と並ぶ今年のマイ・ベスト!

今回はイタリア人女性シンガーPauline Londonの最新アルバム『Under The Rainbow』(2011年)です。

僕自身は今年の早い段階で輸入盤CDを入手していたのですが、何故かAmazonではダウンロードのみの取扱いが続いていましたが、12月下旬にようやく国内盤CDがリリースされ、それに伴いAmazonでも入手可能となりました。

他のエントリーでも何度か力説していますが、Tamy『Tamy』と並び今年のマイ・ベスト・アルバムの有力候補です。その意味で何とか年内に本作『Under The Rainbow』を紹介できて嬉しい限りです。

当ブログでPauline Londonの名前を初めて紹介したのは、イタリア・ローマのニュー・ジャズ・ユニットBarrio Jazz Gangの2ndアルバム『2』(2010年)でした。『2』『ezが選ぶ2010年の10枚』にセレクトした程のお気に入りアルバムでしたが、その中の6曲でリード・ヴォーカルとしてフィーチャーされていたのがPauline Londonでした。

Pauline Londonは、そのBarrio Jazz GangのメンバーRoby Colellaが主宰するイタリアのクラブジャズ・レーベルFunky Juice Recordsに所属するアーティストであり、本作『Under The Rainbow』はデビュー作『Quiet Skies』(2004年)に続く2ndアルバムとなります。

デビュー作『Quiet Skies』(2004年)はNu Jazzなアルバムでしたが、本作『Under The Rainbow』ではプログラミングは隠し味程度に抑え、よりアコースティック・サウンドを強調したナチュラルな作品に仕上がっています。プロデュースはBarrio Jazz GangStefano Micarelliが務めています。

ラテン/ブラジル音楽や女性ジャズ・シンガーに影響を受けてきたPauline Londonの音楽性がよく表れた1枚に仕上がっています。ソングライティングはPauline(Paola Fortini名義)とStefano Micarelliの共作曲が大半です。それ以外に映画名曲「The Shadow Of Your Smile」Swing Out Sisterのカヴァー「Breakout」、ジャズ・スタンダード「Change Partners」、カンツォーネ名曲「Senza Fine」という4者4様のカヴァーが収録されています。

ラテン/ブラジルとクラブジャズという今の僕の音楽嗜好にフィットしている2つのエッセンスが見事に1つにまとまったアルバムです。キュートなPaulineの歌声とプロデューサーStefano Micarelliのサウンド・センスが冴え渡っています。

こんなアルバムが聴きたかった!
本来ならば春〜夏が似合うアルバムですが、真冬に聴いても良いものは良いですよ。

全曲紹介しときやす。

「In Black And White」
オススメその1。Paola Fortini/Stefano Micarelli作。本作の魅力が凝縮されたスタイリッシュな爽快スウィンギー・メロウ。Paulineのキュートな歌声と少し切ないメロディがたまりません。このオープニング
http://www.youtube.com/watch?v=d6l1Nri4S5Q

「Colors」
オススメその2。Paola Fortini/Stefano Micarelli作。カラフルな華のあるブラジリアン・メロウ・グルーヴ。晴れやかなメロウ・モードになりたい時にはピッタリの1曲。アルバム・タイトルも本曲に因んで付けられたものです。真冬よりも真夏がピッタリな1曲ですが。
http://www.youtube.com/watch?v=4ZzVneY1Pwc

「Walkin' On The Sand」
オススメその3。Paola Fortini/Stefano Micarelli作。ノスタルジックなメロディ&ビートをFunky Juice Recordsらしい薄っすらエレクトロなクラブジャズ・サウンドで小粋に聴かせてくれます。

「I Still Miss You」
Paola Fortini/Stefano Micarelli作。ラテン・ジャズ・テイストの大人の哀愁ムーディー・チューン。Paulineの歌声もグッとアダルティになっています。

「Amor Para Sonhar」
オススメその4。Paola Fortini/Stefano Micarelli作。Barrio Jazz Gang『2』にも収録されていたクラブ・テイストのメロウ・サンバ・チューン。『2』収録のヴァージョンとは若干ミックスが異なっています。『2』のエントリーでも書いてあるとおり、当時から僕のiPodヘビ・ロテ曲でした。今聴いてもサイコーです!

「The Shadow Of Your Smile」
オススメその5。アカデミー賞歌曲賞も受賞した映画『いそしぎ』の主題歌(Paul Francis Webster/Johnny Mandel作品)をカヴァー。当ブログでも数多くのカヴァーを紹介済みの名曲ですが、ここではEnnio Morriconeスタイルの口笛が挿入されたムーディーなラテン・ジャズ・スタイルで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=VbdozksAxtI

「Meu Amor Meu Coracao」
オススメその6。Paola Fortini/Stefano Micarelli作。爽快メロウなソフト・サンバ・チューン。晴れた日の朝の目覚めに聴くとピッタリな1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=5C7nWWP1eNA

「Breakout」
オススメその7。Swing Out Sisterの大ヒット曲をカヴァー(Andrew John Connell/Corinne Drewery/Martin Boyd Jackson作)。ここでは軽快なラテン・サンバ・スタイルで聴かせてくれます。オリジナルとは一味違う小粋な仕上りがグッド!

「Moment Of Magic」
Paola Fortini/Stefano Micarelli作。素敵なストリングス・アレンジに魅了される大人のバラード。

「Peace Is The Only Way」
オススメその8。Paola Fortini/Stefano Micarelli/Roby Colella作。Funky Juice Recordsらしいセンス抜群のサウンドを満喫できる哀愁グルーヴ。

「Change Partners」
オススメその9。Irving Berlin作のスタンダード。PaulineはFrank SinatraとAntonio Carlos Jobimの共演ヴァージョンを意識しているようです。ということでボッサ・テイストのカヴァーに仕上がっています。

「So I」
Paola Fortini/Stefano Micarelli作。ロック・テイストも入ったUSシンガー・ソングライター風の1曲。アルバムの中では異色な仕上がりです。

「Senza Fine」
Gino Paoli作。Ornella Vanoniが1961年大ヒットさせたカンツォーネのカヴァー。Boz Scaggsもアルバム『Speak Low』の中でカヴァーしています。イタリアン・トラディショナルをソフィスティケイトされたアレンジで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=psJbev1yJgc

国内盤にはボーナス・トラック「Not Still Mine」が収録されています。

デビュー作『Quiet Skies』Barrio Jazz Gangのアルバムもチェックを!

Pauline London『Quiet Skies』(2004年)
Quiet Skies

Barrio Jazz Gang『Spectrum』(2002年)
Spectrum

Barrio Jazz Gang『2』(2010年)
2
posted by ez at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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