2012年03月08日

George Benson『Absolute Benson』

完全ではありませんが、Bensonのギターを楽しめる1枚☆George Benson『Absolute Benson』
Absolute Benson
発表年:2000年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ジャズ・ギター
気分は... :マニングは行先は?

NFLファンには、コルツ退団が濃厚となったQBマニングの動向が気になりますね。

我が愛するドルフィンズもマニングの移籍候補先に挙がっていますが、個人的にはベテランを獲得するのであれば、もっと伸び盛りのQBを獲得して欲しいですね。

勝手なことを述べれば、マニングはアリゾナ・カーディナルスあたりがいいのでは?マニング−フィッツジェラルドのホットラインなんてワクワクしますよね。

今回はジャズ界を代表するスーパーギタリストGeorge Bensonの3回目の紹介です。

『Give Me The Night』(1980年)、『Standing Together』(1998年)に続き紹介するには、『Absolute Benson』(2000年)です。

George Bensonの場合、ジャズ・ギタリストとしての彼に期待するのか、コンテンポラリーな歌うギタリストとしての彼に期待するかで大きく作品の好き/嫌いが分かれてしまいますね。

そんな中で前回エントリーした『Standing Together』(1998年)や今回紹介する『Absolute Benson』(2000年)を好む僕のようなリスナーはかなり少数派かもしれません。

前回も書きましたが、僕がこれらの作品を好むのは、Bensonも参加した『Nuyorican Soul』(1997年)を仕掛けたハウス界のトップ・プロデューサー"Little" Louie Vega & Kenny "Dope" Gonzalez(Masters At Work)がプロデュースに関与しているからです。

要は"Nuyorican Soul"的なものをBenson作品にも求めているという邪道なニーズなのですが(笑)

本作『Absolute Benson』(2000年)では、『Standing Together』でエグゼクティブ・プロデューサーを務めたTommy LiPumaが全曲プロデュースし、「The Ghetto」「El Barrio」の2曲にLouie Vega/Kenny Gonzalezが共同プロデュースというかたちでクレジットされています。

極端な話をすれば、「The Ghetto」「El Barrio」の2曲があるから、本作がお気に入り!というのが僕の本音です。

レコーディング・メンバーは、Joe Sample(p、org、syn)、Ricky Peterson(org、syn)、Carlos Henriquez(b)、Christian McBride(b)、Vidal Davis(ds)、Steve Gadd(ds)、Cindy Blackman(ds)、Luis Conte(congas、timbales、per)、Luisito Quintero(per)、Claudia Acuna(back vo)、India(back vo)、Lisa Fischer(back vo)、Roy AyersRichard Shade(back vo)です。

なかなか多彩なメンバーですよね。特に女性バック・ヴォーカルでチリ出身の歌姫Claudia Acuna、『Nuyorican Soul』でお馴染みのIndia、R&Bファンにはお馴染みの名セッション・シンガーLisa Fischerという編成はなかなか興味深いものがあります。

上記2曲以外の7曲は、インストのみのいわゆるスムーズ・ジャズに仕上がっています。特に4曲がJoe Sample作品であり、Joe Sampleのコラボ的な色彩も強いですね。ジャズ・ギタリストGeorge Bensonを楽しむのであれば、それなりに楽しめると思います。

タイトル通りに、完全なBenson作品かどうかはビミョーですが、僕のような嗜好の人間には結構楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「The Ghetto」
オープニングはDonny HathawayLeroy Hutsonでお馴染みの名曲「The Ghetto」のカヴァー(Donny Hathaway/Leroy Hutson/Alfred Eaton/Todd Shaw作)。Louie Vega/Kenny Gonzalezがプロデュースを手掛け、Luisito Quinteroがパーカッションを叩き、IndiaやRoy Ayersまでバック・コーラスで参加という『Nuyorican Soul』好きにはたまらい1曲に仕上がっています。コンテンポラリー寄りな演奏ながら、ニューヨリカンなラテン・フレイヴァーを満喫できます。ゾクゾクするセクシーさがありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=7IegHWzCOo0

「El Barrio」
George Benson/Louie Vega/Kenny Gonzalez作。この曲もLouie Vega/Kenny Gonzalezがプロデュースを手掛けています。こちらはモロに『Nuyorican Soul』なクラブ仕様のアッパー・チューンです。"Percussion Maddnes"ことLuisito Quinteroのパーカッションとネオソウル好きにはDre & Vidalとしてお馴染みVidal Davisによるリズムをバックに、Bensonのギター&スキャットが駆け巡ります。やはり僕にとってのハイライトはこの曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=wuwM3i5_zTk

クラブミュージック好きはLouie Vega/Kenny GonzalezによるMAW Mixもチェックを!
「El Barrio(MAW Mix)」
http://www.youtube.com/watch?v=Ots5rVK5RFs

「Jazzenco」
Marc Antoine作。ラテン・フレイヴァーのインスト。Bensonのギターが奏でる哀愁のメロディとワルツ調リズムがいい感じです。

「Deeper Than You Think」
Joe Sample作。ここからはJoe Sample作品が続きます。コンテンポラリーなスムース・ジャズがお好きな人であれば、安心して聴ける1曲なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=lSgCkfUNN78

「One on One」
Joe Sample作。いかにもBensonとJoe Sampleの共演といった演奏です。スムース・ジャズ好きの人はこういうのがいいんでしょうけど、正直僕には多少退屈ですね。

「Hipping the Hop」
Joe Sample作。前曲よりは演奏にメリハリがあっていいですね。

「Lately」
Stevie Wonder作品のカヴァー。オリジナルは『Hotter Than July』(1980年)に収録されています。Stevieの名バラードをロマンティックなギター・プレイで聴かせてくれます。

「Come Back Baby」
Ray Charles作品のカヴァー。ハモンドの音色がマッチするソウルフルな味わいの仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=Td6xg1mCUJI

「Medicine Man」
George Benson/Joe Sample作。ラストはBensonとSampleの共作です。コンテンポラリーな心地好さがありますね。
http://www.youtube.com/watch?v=vgwq92xFUIA

George Bensonの過去記事もご参照下さい。

『Give Me The Night』(1980年)
Give Me the Night

『Standing Together』(1998年)
Standing Together
posted by ez at 09:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
レジー・ウェインがマイアミ大出身ということもあって揃って移籍と噂されていますね。どうなるのかなあ。。
ジョージベンソンといえばやっぱりギター&スキャット!だと思います。
歌だけだとちょっとがっかり、ギターだけだとかなりがっかりです。
Posted by けん at 2012年03月08日 21:39
☆けんさん

ありがとうございます。

マニング&ウェインですか・・・
できればビッグ・ネーム2人に大金を投じるのであれば、中期的視点で若手に先行投資して欲しいですね。

ご指摘の通り、George Bensonはギター&スキャットですね。
Posted by ez at 2012年03月09日 07:35
これとStanding together は私みたいな古い人間にはちょっとつらいですが、この後の Irreplaceable の方がもっとつらいです。
Posted by あばちゃん at 2012年03月10日 16:20
☆あばちゃんさん

ありがとうございます。

やはりそういう評価ですか。
まぁ、本作や『Standing Together』が好きという人はかなり少数派でしょうからね。

『Irreplaceabl』は上記2枚とも異なる印象のアルバムですね。中身がそれ程悪いとは思いませんが、Bensonらしさは希薄ですね。

Bensonというアーティスト自体、間口が広いのでリスナーが彼に何を求めるかで賛否両論が生じやすいのでしょうね。
Posted by ez at 2012年03月11日 04:55
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