2006年10月22日

The 5th Dimension『Greatest Hits on Earth』

1967-1973年までヒット曲を連発した5次元な5人組☆The 5th Dimension『Greatest Hits on Earth』
Greatest Hits on Earth
発表年:1972年
ez的ジャンル:ソフト・ロックな黒人コーラス
気分は... :5次元大介。。。d( ̄_ ̄;) アウト!

The 5th Dimensionは、家のCD棚でどのコーナーに置いたらいいのか迷うグループだ。

The 5th Dimensionは、Marilyn McCoo、Florence Larueの女性2人とBilly Davis Jr.、Lamonte McLemore、Ron Townsonの男性3人という5人組の黒人コーラス・グループであり、1967年から1973年にかけて約30曲近くのヒット・ナンバーを持つ。このヒット曲数からこの時期かなり成功したグループと呼べるであろう。

そんなグループであるにも関わらず、僕にとって5th Dimensionは長い間謎のグループだったかもしれない。というよりも誤解していたといった方が正解かな。僕にとって“5th Dimension”と聴くと、どちらかと言えば、Byrdsの3rdアルバムの印象の方が強いし...

僕は長い間、5th Dimensionのヒット曲と言えば、彼らがブレイクするきっかけとなった1967年のヒット曲「Up, Up and Away」だけしか知らなかった。この曲を聴けば、どう考えても今で言うソフト・ロックだもんね。全然黒人コーラス・グループだなんて知らなかった。

なので、僕的には長い間5th Dimensionは、Association、Harpers Bizarre、Paradeあたりのソフト・ロックや、Scott McKenzie、The Youngbloodsなんかのサマー・オブ・ラブの流れの中で位置づけられていた。

その後、本ブログで紹介したLaura Nyroの作品カヴァー「Wedding Bell Blues」「Stoned Soul Picnic」「Sweet Blindness」「Save the Country」などを聴いて、なるほど黒人のフィーリングもあるということに、遅まきながら気付いた。

と言いつつも、黒人コーラス・グループでも、白人コーラス・グループでもない中道ポップ路線こそが、5th Dimensionの魅力なのだと思う。以前に彼らを“黒いThe Mamas & The Papas”と称した記事を読んだことがあるけど、このグループの雰囲気をうまく表現しているかもしれないね。

そんなThe 5th Dimensionのヒット曲を凝縮したオリジナル・ベスト盤『Greatest Hits on Earth』(1972年)をセレクト。現在では、より充実した編集盤もあるけど、オリジナル重視の僕としてはコチラを紹介しておきマス。
*便宜上、1960年代カテゴリーに入れておきまシタ

オススメ曲を紹介しときやす。

「Up, Up and Away」
先にも書いた通り、僕にとっての5th Dimensionの印象はやはりこの曲。Laura Nyroと並んで5th Dimensionが発掘したソングライターJimmy Webbの作品。1967年に全米チャート第7位のヒットとなりまシタ。ソフト・ロック好き、サマー・オブ・ラブ好きにはツボの1曲ですよね。あと「ビートでジャンプ」ってワケのわからない邦題もインパクトあるよね。

「Stoned Soul Picnic」
1968年に全米チャート第3位となる大ヒットを記録したLaura Nyroのカヴァー。 Lauraのオリジナルは以前に紹介した『Eli And The Thirteenth Confession』(1968年)に収録されていマス。5th Dimensionの功績の1つとして、Laura Nyroという才能の存在を広く世に知らしめたことかもしれないよね。

「Wedding Bell Blues」
この曲もLaura Nyroのカヴァー(オリジナルは1966年のデビュー作『More Than a New Discovery』収録)。1969年に見事全米チャート第1位に輝いていマス。この曲なんか聴いているけど、5th DimensionがLaura Nyroの作品を取り上げる理由がよくわかるよね。白人ながら子供の頃から自然に黒人音楽に慣れ親しんできたLauraの楽曲と、中道ポップ路線を目指す5th Dimensionの相性バツグンだと思うね。

「Save the Country」
これまたLaura Nyroのカヴァー(オリジナルは1969年の『New York Tendaberry』収録)。実にソウルフルなポップ・ナンバーだと思う。でも、当時の彼らは、ソウル・マーケットではウケが悪かったらしい。この軽やかなポップ・フィーリングがダメだったのかなぁ?

「Aquarius/Let the Sunshine In」
1969年に5th Dimension初の全米チャート第1位となった曲。ピッピー文化や反戦思想を盛り込んだ有名なミュージカル『Hair』の挿入歌のメドレー。中道ポップの最高峰ってカンジの出来ばえだね!マーベラス☆

「(Last Night) I Didn't Get to Sleep at All」
Tony MacAulay作品であり、全米チャート第2位を記録したロマンティックなバラード。
※2009.11.5追記
以前にBacharach作品と記載していましたが、Tony MacAulay作品でした。誤った情報をお読みになった方、ゴメンナサイ!

「Love's Lines, Angles, and Rhymes」
1971年にヒットしたラブ・バラード。サンプリング・ネタにもなっているみたいですね。

「Never My Love」
1971年のライブ・アルバム『5th Dimension Live!』からシングル・カットされたAssociationのヒット曲のカヴァー。

「Together Let's Find Love」
同じく『5th Dimension Live!』からシングル。この曲はかなりソウルな仕上がりになってマス。

未聴だけど、デビューアルバム『Up, Up and Away』(1967年)は、ぜひ聴いてみたいですね。
posted by ez at 00:06| Comment(2) | TrackBack(2) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
(Last Night) I Didn't Get to Sleep at All
はバカラックっぽいですが、かのトニー・マコーレイの作曲です。
バカラックとフィフスといえば、美バラードの
「悲しみの鐘〜〜」ですね。
Posted by ドコドン at 2009年11月05日 14:11
☆ドコドンさん

ご指摘ありがとうございます。
当方の記載ミスでした。古い記事を見直すことが少ないもので...
Tony MacAulayに修正しておきます。

ベスト盤を記事にしてしまいましたが、オリジナル・アルバムもきちんと聴いてみたいですねぇ。
Posted by ez at 2009年11月05日 14:31
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Excerpt: 今週は何を思い出したかといいますと・・・。 アメリカで先月のハリケーン・カトリー
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