2012年06月30日

Elis Regina『Elis (1972)』

Cesar Camargo Marianoと組んだ最初の作品。成熟していくElisを満喫できます!☆Elis Regina『Elis (1972)』
Elis
発表年:1972年
ez的ジャンル:国民的歌手系MPB
気分は... :バロテッリ凄すぎ!

昨日のサッカー・ユーロ2012「ドイツ対イタリア」は大興奮でした。今大会で一番面白い試合でしたね。ドイツが敗れるとしたら。あんなパターンだろうと思っていました。それにしてもバロテッリは凄かったですね。

当ブログのエントリーでも書いたように、グループリーグ2試合終了時点で(その時点では未勝利であった)イタリアの躍進を予想していましたが、その後試合を重ねるごとにチームの勢いが増していますね。

個人的にはこのままの勢いでイタリアが優勝し、バロテッリの大会として幕を閉じるのではないかと予想します。

今回はElis Reginaの1972年作品『Elis』です。

これまで当ブログで紹介してきたブラジルの国民的歌手Elis Reginaの作品は以下の8枚。

 『Elis Especial』(1968年)
 『Elis, Como e Porque(Como & Porque)』(1969年)
 『Aquarela Do Brasil』(1969年) ※Toots Thielemansとの共演
 『Elis Regina in London』(1969年)
 『Em Pleno Verao』(1970年)
 『Ela』(1971年)
 『Elis (1974)』(1974年)
 『Essa Mulher』(1978年)

Elisの場合、1972年リリースの本作以外に、1966年、1973年、1974年、1977年、1980年に『Elis』のタイトルのオリジナル・アルバムをリリースしているのでややこしいですね。そこで便宜上タイトルの後にリリース年を表記しておきました。

今回は1972年盤、1973年盤、1977年盤の『Elis』3枚で迷ったのですが、3枚並べてジャケが一番今の時期っぽい1972年盤をセレクトしました。

公私のパートナーとなるCesar Camargo Marianoと組んだ最初の作品です。Roberto Menescalがプロデュースし、Cesar Camargo Marianoがアレンジを担当します。

音楽的にもElisにとって転機となった作品ではないかと思います。Cesar Camargo Marianoによるニュー・サウンドをバックにブラジルの国民的歌手として、より成熟していくElisを満喫できる1枚です。

「Bala Com Bala」「Nada Sera Como Antes」「Atras da Porta」「Me Deixa Em Paz」「Casa No Campo」等聴きどころ満載の1枚。まぁ、この時期のElisのアルバムはどれも充実していますが。

やはりElis Reginaはいつ聴いてもいいですな。
歌力が別格ですね。

全曲紹介しときやす。

「20 Anos Blue」
Sueli Costa/Vitor Martins作。オープニングはブルージー&ジャジーな雰囲気です。抑え気味のジャジー・ヴォーカルのElisもなかなかグッド!終盤はストリングスが盛り上げてくれます。

「Bala Com Bala」
Joao Bosco/Aldir Blanc作。軽快なグルーヴィー・チューンは本作でも人気の高い1曲ですね。Cesar Camargo Marianoのアレンジ・センスとよく軽妙なElisのヴォーカルがよくマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=mXQP4YXv1wk

「Nada Sera Como Antes」
Milton Nascimento/Ronaldo Bastos作。当ブログではFlora Purimによるフュージョン・カヴァーも紹介済みです。Elisはスケール感のあるサウンドとそれに負けないElisの雄大なヴォーカルが絶品です。本曲もElisを代表するレパートリーですね。

「Mucuripe」
Raimundo Fagner/Antonio Carlos Belchior作。当ブログでは以前にNu Brazのカヴァーも紹介済みの曲です。切々と歌われる哀愁バラードです。Elisの成熟を感じる1曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=mWtb8CQ3Ceo

「Olhos Abertos」
Ze Rodrix/Guttemberg Guarabyra作。美しく感動的なバラード。重厚なストリングスが感動を増幅させてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=clU89lIYD_A

「Vida de Bailarina」
Americo Seixas/Dorival Silva作。ジャジー・テイストの小粋なバラード。

「Aguas de Marco」
Antonio Carlos Jobimの名曲「三月の水」のカヴァー。本曲についてはJobim本人との共演盤『Elis & Tom』(1974年)のヴァージョンが有名ですが、軽快なグルーヴ感が心地好い本ヴァージョンにもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=Mk4Hvs8MZFg

「Atras da Porta」
Francis Hime/Chico Buarque作。当ブログではLuciana Souzaのカヴァーも紹介済みです。成熟したElisの表現力を満喫できる絶品バラードです。素晴らしい!
http://www.youtube.com/watch?v=I5yXXbiFW6Q

「Cais」
Milton Nascimento/Ronaldo Bastos作。雄大なストリングスを配した前半から後半はMilton作品のカヴァーっぽいミステリアスな展開へ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=WyOgv6_fgNk

「Me Deixa Em Paz」
Ivan Lins/Ronaldo Monteiro de Souza作。僕の一番お気に入り。Cesar Camargo Marianoのグッド・アレンジをバックに、軽快に弾けたElisを満喫できます。もっと長尺で聴きたくなります。
http://www.youtube.com/watch?v=kvZ7KncSa-M

「Casa No Campo」
Ze Rodrix/Tavito作。この曲も大好き!Elisが歌力が聴く者すべても魅了します。国民的歌手としての風格を感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=OITefBHuEkk

「Boa Noite Amor」
Jose Maria de Abreu/Francisco Matoso作。ラストはエレガントなストリングスをバックにした美しいバラードで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=DRO1QoFrB2c

Elis Regina作品の過去記事もご参照下さい。

『Elis Especial』(1968年)
エリス・エスペシアル

『Elis, Como e Porque(Como & Porque)』(1969年)
コモ・イ・ポルケ+4

『Aquarela Do Brasil』(1969年)
ブラジルの水彩画

『Elis Regina in London』(1969年)
イン・ロンドン

『Em Pleno Verao』(1970年)
エン・プレノ・ヴァラオン

『Ela』(1971年)
エラ 1971

『Elis (1974)』(1974年)
人生のバトゥカーダ

『Essa Mulher』(1978年)
或る女(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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