2013年04月23日

Gilberto Gil『Gilberto Gil (1969)』

トロピカリズモ期らしいサウンドを満喫できる充実作☆Gilberto Gil『Gilberto Gil (1969)』
Gilberto Gil
発表年:1969年
ez的ジャンル:トロピカリズモMPB
気分は... :エレクトリック・ブレイン・・・

今回はMPBを代表する大物アーティストGilberto Gilが1969年にリリースした『Gilberto Gil(邦題:セレブロ・エレトローニコ)』(1969年)です。

Caetano Velosoと並ぶブラジル音楽界の牽引者Gilberto Gilについて、これまで当ブログで紹介した作品は以下の3枚。

 『Gilberto Gil(邦題:日曜日の公園で)』(1968年)
 『Gilberto Gil(邦題:イン・ロンドン)』(1971年)
 『Realce』(1979年)

以前のエントリーでも書いたとおり、この時期のGilberto Gil作品は、『Gilberto Gil(邦題:日曜日の公園で)』(1968年)、『Gilberto Gil(邦題:セレブロ・エレトローニコ)』(1969年)、『Gilberto Gil(邦題:イン・ロンドン)』(1971年)とセルフ・タイトル作が続くのでジャケや発売年で区別しておくのが良いかもしれません。ここでは『Gilberto Gil (1969)』という表記で区別したいと思います。

『Gilberto Gil (1969)』は、前作『Gilberto Gil(1968)』に続きトロピカリズモ期らしい1枚に仕上がっています。

Rogerio Dupratがアレンジャーを務め、レコーディングにはLanny Gordin(g)、Sergio Barroso(b)、Wilson Das Neves(ds)、Chiquinho de Moraes(p、org)が参加しています。

伝統的なブラジル音楽と英米のロック/サイケを融合させたトロピカリズモらしいサウンドを満喫できます。最近ロック・アルバムを殆ど聴かなくなっている僕ですが、こういった作品でロック・サウンドへの渇望が充たされているのかもしれません。

インパクトでいえば、前作『Gilberto Gil(1968)』かもしれませんが、アルバム全体の完成度では本作も引けをとりません。初期Gilberto Gilを代表する1枚だと思います。

ブラジル音楽好きのみならず、60年代後半のロック好きの人にも聴いて欲しい1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Cerebro Eletronico」
Gilberto Gil作。ブラジル音楽とロックが融合したオープニング。ファズ・ギターとマッドなオルガンの音色に煽られます。当ブログで紹介したMarisa Monteのカヴァーもアヴァンギャルドな仕上がりがグッドでした。
http://www.youtube.com/watch?v=JFAHDYEMHEE

「Volks-Volkswagen Blue」
Gilberto Gil作。ブルージーな名曲ですね。『Gilberto Gil(1971)』にも英語ヴァージョンが収録されていました。アコースティック感が印象的であった英語ヴァージョンに比べ、オリジナルとなる本作はホーン隊も入ったロック・サウンドで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=iAFyL5hw298

「Aquele Abraco」
Gilberto Gil作。僕の一番のお気に入り。ブラジルらしいリズム&サウンドを満喫できます。バック・コーラス隊も含めて盛り上がっている感じが伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=TsWyYzGn8FA

「17 Leguas e Meia」
Humberto Teixeira作。少しレイジーなロック・サウンドが今の僕の気分にフィットします。
http://www.youtube.com/watch?v=ySbhWdwX16Y

「A Voz do Vivo」
Caetano Veloso作。トロピカリズモ期らしいサウンドを満喫できます。後半のアヴァンギャルドな雰囲気がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Um2oaz3Ag3o

「Vitrines」
Gilberto Gil作。基本フォーキーな中にロック・サウンドでアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=U0K6kTY7uvw

「2001」
Rita Carvalho/Antonio Martins作。フォーキー&サイケなサウンドでトリップできそうな1曲。こういう曲案外好きです。

「Futurivel」
Gilberto Gil作。ミステリアス&アシッドなアコースティック・チューン。ホーン隊が効いています。
http://www.youtube.com/watch?v=sSeOgG-Ocpg

「Objeto Semi-identificado」
Gilberto Gil/Rogerio Duarte/Rogerio Duprat作。ラストはサウンド・コラージュ的な仕上がりです。
http://www.youtube.com/watch?v=to4nGiRYE_0

他のGilberto Gil作品もチェックを!

『Louvacao』(1967年)
ロウヴァサォン

『Gilberto Gil(1968)』(1968年)
Gilberto Gil 1968

『Gilberto Gil(1971)』(1971年)
Gilberto Gil

『Expresso 2222』(1972年)
Expresso 2222

Caetano Veloso e Gilberto Gil『Barra 69 - Caetano e Gil Ao Vivo na Bahia』(1972年)
Barra 69

『Gilberto Gil Ao Vivo』(1974年)
Ao Vivo

『Refazenda』(1975年)
Refazenda

Gilberto Gil & Jorge Ben『Gil & Jorge - Ogum - Xango』(1975年)
Gil & Jorge

『Refavela』(1977年)
Refavela

Gilberto Gil & Rita Lee『Refestanca』(1977年)
Refestanca - Ao Vivo

『Gilberto Gil Ao Vivo Em Montreux』(1978年)
Ao Vivo Em Montreux

『Realce』(1979年)
Realce

『Nightingale』(1979年)
Nightingale
posted by ez at 04:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「Aquele Abraco」いいですね。
私もこの曲が最高に好きです。
Posted by ドコドン at 2013年04月23日 17:21
☆ドコドンさん

ありがとうございます。

「Aquele Abraco」いいでね。
トロピカリズモな楽曲もいいですが、
ブラジルらしい躍動感を堪能できる本曲に惹かれてしまいます!

Posted by ez at 2013年04月25日 01:21
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