2013年05月29日

Rotary Connection『Rotary Connection』

多様な音楽のエッセンスが闇鍋の如く投入されたサイケデリック・ソウル作品☆Rotary Connection『Rotary Connection』
Rotary Connection
発表年:1967年
ez的ジャンル:サイケデリック・ソウル・グループ
気分は... :エンドレス・ゲーム・・・

今回はMinnie Ripertonも在籍していたサイケデリック・ソウル・グループRotary Connectionの1stアルバムn『Rotary Connection』(1967年)です。

Rotary Connectionは、1966年にシカゴで結成された白人・黒人混合グループ。Minnie Ripertonをはじめ、Sidney BarnesPhil Upchurch等が在籍し、Charles Stepneyがプロデュース&アレンジを手掛け、ゴスペル、ソウル、サイケデリック、ソフト・ロック、クラシック、ジャズ、電子音楽と多様な音楽性で融合させたスタイルで作品をリリースしました。

グループは『Rotary Connection』(1967年)、『Aladdin』(1968年)、『Peace』(1968年)、『Songs』(1969年)、『Dinner Music』(1970年)、『Hey, Love』(1971年)という6枚のアルバムをリリースしています。

今日紹介する1stアルバム『Rotary Connection』は、サイケデリック全盛の1967年にリリースされたこともあり、サイケデリックをはじめ多様な音楽のエッセンスが闇鍋の如く投入されたアルバムであり、そのカオス状態的な危うさに魅了されます。案外、賛美歌的な要素が強いのも印象的です。一歩間違えれば、空中分解しかねないような音ですが、それをきちんと束ねているのはCharles Stepneyの手腕かもしれませんね。

「Amen」「Memory Band」といったオリジナルと、「Lady Jane」「Ruby Tuesday」「Like a Rolling Stone」「Soul Man」といったロック/ソウルの名曲カヴァーがバランス良く配されているのもいいですね。

この不思議な音世界にハマりましょう。

全曲紹介しときやす。

「Amen」
Marshall Paul/Charles Stepney作。サイケデリックから賛美歌へ、さらにはソフトロックへと次々に表情を変えていくのが印象的なオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=tilgHVpRBnA

「Rapid Transit」
Marshall Paul/Charles Stepney作。クラシック調の小曲。

「Turn Me On」
Sidney Barnes/Greg Perry作。The Beatles「Lucy In The Sky With Diamonds」タイプのトリッピーな音世界と美しいコーラスが展開されます。
http://www.youtube.com/watch?v=rrTb3uHeXDY

「Pink Noise」
インタールード。

「Lady Jane」
The Rolling Stonesの名バラードをカヴァー(Mick Jagger/Keith Richards作)。Stonesの名曲をサイケ&クラシックの壮大なサウンドで聴かせてくれます。

「Like a Rolling Stone」
Stonesの次はBob Dylanの永遠の名曲をカヴァー。ここでもサイケ&クラシック調のアレンジで聴かせてくれます。

「Soul Man」
David Porter/Isaac Hayes作。Sam & Daveの代表曲をカヴァー。賛美歌とソウルとサイケデリックが融合した実に興味深いカヴァーです。

「Sursum Mentes」
オリエンタル風のインタールード的小曲。

「Didn't Want to Have to Do It」
John Sebastian作。Lovin' Spoonfulのカヴァー。Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsもカヴァーしていましたね。アルバムの中では比較的大人しめの仕上がりですが、甘酸っぱい雰囲気のグッド・カヴァーです。Statik Selektah feat. Reks, Joe Scudda and JFK「Drunken Nights」のサンプリング・ソースにもなっています。

「Black Noise」
Beatles「Hello, Goodbye」の終盤を援用したようなインタールード。

「Memory Band」
Richard Rudolph/Charles Stepney作。ジャズ風のイントロからあの有名なシタールの音色が鳴り響きます。電子音楽とクラシックとスピリチュアル・ジャズと天使の歌声が織り成す摩訶不思議な音世界に魅了されます。
http://www.youtube.com/watch?v=UEVXHGXWNfo

本曲は当ブログでも紹介したHip-HopクラシックA Tribe Called Quest「Bonita Applebum」のサンプリング・ソースとしても有名ですね。それ以外にもCommon feat. Erykah Badu, Pharrell & Q-Tip「Come Close Remix (Closer)」、RZO「O Trem」等のサンプリング・ソースとなっています。

「Ruby Tuesday」
The Rolling Stonesのカヴァー2曲目(Mick Jagger/Keith Richards作)。ゴスペル調のイントロに続き、賛美歌とソフト・ロックを融合させたドラマチックな「Ruby Tuesday」を聴かせてくれます。

「Rotary Connection」
ラストはアルバム全体のサウンド・コラージュ。

Rotary Connectionの他作品もチェックを!

『Aladdin/Dinner Music』(1968年、1970年) ※2in1CD
Aladdin / Dinner Music

『Songs/Hey, Love』(1969年、1971年) ※2in1CD
SONGS/HEY-LOVE
posted by ez at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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