2014年07月06日

Papik『Sounds for the Open Road』

最新作はJazzy Lane/Soul Laneから成るCD2枚組の力作☆Papik『Sounds for the Open Road』
Sounds for the Open Road
発表年:2014年
ez的ジャンル:イタリア発ジャジー&ソウル・ヴォーカル作品
気分は... :全26曲の紹介は大変です(泣)

今回は、ここ数年の当ブログのイチオシであるイタリア人アーティストPapikの最新作『Sounds for the Open Road』です。

結構前に購入したのですが、W杯でイタリアが勝ち残ることを想定し、良きタイミングで紹介しようと思っていたら、イタリアがGLで敗退したため、機を逸していました。

イタリア人キーボード奏者/コンポーザー/アレンジャーNerio PoggiことPapikについて、これまで当ブログで紹介した作品は以下の3枚。

 『Rhythm of Life』(2009年)
 『Music Inside』(2012年)
 『Papik Presents: Cocktail Martino - A Tribute To Bruno Martino』(2013年)

最新作となる『Sounds for the Open Road』はCD2枚組という力作です。Disc1にはJazzy Lane、Disc2にはSoul Laneとネーミングされています。特にDisc2のSoul Laneに本作の特徴があるのではないかと思います。

従来からのPapikサウンドを楽しめるDisc1、アーバンなメロウ・ソウルを楽しめるDisc2といった感じですかね。

全曲シンガーがフィーチャーされ、アルバムには多彩なシンガーが参加しています。Ely BrunaAlan ScaffardiFrancesca GramegnaTom GaebelAlessandro PitoniといったPapik作品でお馴染みの顔ぶれや、Matt BiancoMark Reilly、USソウル・シンガーFrank McCombといった注目アーティスト、それ以外にもWalter RicciSimona BenciniSarah Jane MorrisAndreas AlemanDario DaneluzFrankie LovechioErika ScherlinWendy Lewisといったシンガーが参加しています。また、Fabrizio Bosso(tp)等がバックで参加しています。

全26曲という聴き応え十分の作品です。約2/3がオリジナル、約1/3がカヴァーという構成です。

とりあえずSoul Laneの「Special Love」「When You Meet Somebody」「Can't Get Enough Of Your Love」あたりを聴いて、気に入ったならば買いだと思います。

色々な意味で重宝する1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

Disc1:Jazzy Lane

「Tender Lies」
Ely Brunaの女性ヴォーカルをフィーチャー。オープニングはPapikらしくスタイリッシュなジャズ・ボッサ。Ely BrunaがいつものPapik作品のように素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。

「My Sharona」
当ブログでも紹介したThe Knackの全米No.1大ヒット・シングルをカヴァー(Doug Fieger/Berton Averre作)。意外な選曲ですが、Walter Ricciの男性ヴォーカルをフィーチャーし、Papikらしい「My Sharona」を聴かせてくれます。

「Cuore Cosa Fai (Anomino Veneziano)」
Stelvio Cipriani/Luciano Beretta作。1970年のイタリア映画『Anomino Veneziano(邦題:ベニスの愛)』の主題歌をカヴァー。Francesca Gramegnaの女性ヴォーカルをフィーチャーし、実にロマンティックなカヴァーに仕上げています。前作『Papik Presents: Cocktail Martino - A Tribute To Bruno Martino』の成果がここにも反映されています。

「I Will Walk Away」
Ely Brunaをフィーチャー。スタイリッシュな疾走感とムーディーな雰囲気を併せ持つPapikの進化を感じさせる仕上がり。Ely Brunaの確かなヴォーカルがあってこそ、こういったサウンドが活きるのでしょうね。Fabrizio Bossoのトランペットもキマっています。

「Baby I Love Your Way」
Peter Frampton、『Frampton Comes Alive!』(1976年)からのヒット・シングルをカヴァー。ここではEly Bruna & Tom Gaebelの男女ヴォーカルをフィーチャー。Peter Framptonのオリジナルが大好きで、中高校生の頃に何度も聴き返した僕にとっての思い出の1曲です。ここではジャジー・メロウな落ち着いた雰囲気で、大人の「Baby I Love Your Way」を聴かせてくれます。

「Che Sara」
Jimmy Fontana/Franco Migliacci作。1971年のRicchi e PoveriヴァージョンやJose Felicianoヴァージョンをはじめ、数多くのアーティストがカヴァーする名曲。ここではAlan Scaffardiの男性ヴォーカルをフィーチャーし、ダンディズム溢れる素敵な大人のバラードに仕上がっています。Alan Scaffardiのヴォーカルがシブくてサイコーです。

「Right Place Right Time」
Ely Brunaをフィーチャー。『Rhythm of Life』『Music Inside』が好きだった人にはたまらない、これぞPapik!
といったサウンドでスタイリッシュに疾走します。

「I Love The Way」
Simona Benciniの女性ヴォーカルをフィーチャー。Simona Benciniの可憐ながらも凛としたヴォーカルが栄えるメロウ・チューンです。

「September Morn」
Neil Diamond、1979年のシングルをカヴァー(Gilbert Becaud/Neil Diamond作)。ビューティフル・バラードを、Ely Brunaをフィーチャーした素敵なジャズ・バラードで聴かせてくれます。

「This Time」
Walter Ricciの男性ヴォーカルをフィーチャーしたポップ・チューン。こういうポップな味わいもPapik作品の魅力ですね。

「Let The Music Play」
Barry White、1975年のヒット曲をカヴァー。オリジナルは『Let The Music Play』(1975年)に収録されています。UKの女性シンガーSarah Jane Morrisをフィーチャーし、疾走するボッサ・グルーヴをバックに、Sarah Jane Morrisが貫録のヴォーカルを聴かせてくれます。この曲もかなり好き!

「Innamorarsi Di Te」
Alessandro Pitoniをフィーチャーした激シブ・バラード。ノスタルジック・ムードが印象的です。

「More Than I Can Bear」
Matt Biancoの人気シングルをメンバーMark Reillyが参加してカヴァーするというお楽しみ企画です。オリジナルは当ブログでも紹介した『Whose Side Are You On』(1984年)に収録されています。ここではBasia役のMark ReillyのパートナーをEly Brunaが務めます。オリジナルをさらに洗練された大人のメロウ・ボッサに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=zz7cFjpK2MU

ここでJazzy Laneは終了。

Disc2:Soul Lane

「The Beauty Of The World」
Frankie Lovechioをフィーチャー。Jazzy Laneでは聴かれなかったファンキーなエッセンスも取り入れたミディアム・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=i4XwXDxTdSA

「Falling Out Of Your Love」
当ブログでもお馴染みの実力派USソウル・シンガーFrank McCombをフィーチャー。Frank McCombのジェントル・ヴォーカルにフィットしたメロウ・ソウルに仕上がっています。Frank McComb好きの人であれば気に入るはず!

「Special Love」
Ely Brunaをフィーチャー。Jazzy Laneで大活躍だったEly BrunaがSoul Laneでも存在感を示しています。Soul Laneらしい80年代テイストのメロウ・ソウルです。
http://www.youtube.com/watch?v=gdU7w9Qzhlw

「You Are Everything I Need」
Alan Scaffardiの男性ヴォーカルをフィーチャー。Jazzy Laneに入っていてもいい感じのジェントル・バラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=nvXnwZ5LmCE

「When You Meet Somebody」
Andreas Alemanの男性ヴォーカルをフィーチャー。近年のジャズ・アーティストによるソウル作品がお好きな人であれば、気に入るであろうSoul Laneらしい仕上がりです。オーセンティックなサウンドの中にピュアなソウル魂を感じられます。
http://www.youtube.com/watch?v=-EiLStZm4PI

「Stars Above」
Dario Daneluzの男性ヴォーカルををフィーチャー。Smokey Robinsonを思わせるDario Daneluzのハイ・トーン・ヴォーカルがいい感じの爽快メロウ・ソウルです。

「Your Love Is Enough For Me」
Ely Brunaをフィーチャー。サンセット・モードが似合いそうなロマンティックなメロウ・ソウルです。繰り返しますが、Ely Brunaは本当にいいシンガーですね。

「Morning Delight」
Frankie Lovecchioの男性ヴォーカルをフィーチャー。タイトルとは異なり、アーバン・ナイトが似合いそうな大人のソウル・チューンに仕上がっています。

「Feel Me」
Erika Scherlinの女性ヴォーカルをフィーチャー。AOR的な雰囲気のメロウ・ソウルです。

「My Favourite Stranger」
Alan Scaffardiをフィーチャー。アコースティック・ギターの響きとメロウ・エレピが印象的なバラード。
http://www.youtube.com/watch?v=dUrD0ERibFY

「I Feel Alive」
Frankie Lovecchioをフィーチャー。Soul Laneらしいアーバン・メロウな雰囲気を堪能できるミディアム・ソウルです。

「Sunny」
Bobby Hebbの1966年のヒット曲のカヴァー。数多くのアーティストがカヴァーしている名曲ですね。ここではWendy Lewisの女性ヴォーカルをフィーチャーし、ポップになりすぎないソウルフルな「Sunny」を聴かせてくれます。

「Can't Get Enough Of Your Love」
Soul Laneのラストは、Barry White、1974年の全米No.1シングルをカヴァー。オリジナルは『Can't Get Enough』(1974年)に収録されています。Frankie Lovecchioをフィーチャーし、アーバン・メロウな「Can't Get Enough Of Your Love」を聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=T-uU9igCfZg

さすが全26曲のコメントは大変ですね。

Papikの過去記事もご参照下さい。

『Rhythm of Life』(2009年)
Papik - Rhythm Of Life

『Music Inside』(2012年)
Music Inside

『Papik Presents: Cocktail Martino - A Tribute To Bruno Martino』(2013年)
カクテル・マルティーノ ~ ブルーノ・マルティーノ・トリビュート・アルバム (papik presents COCKTAIL MARTINO ~ tribute to Bruno Martino) [輸入盤]c
posted by ez at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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