2015年02月05日

Chris Turner『LOVElife Is A Challenge』

ソウルとジャズの橋渡し役!期待の男性ネオソウル・シンガー☆Chris Turner『LOVElife Is A Challenge』
LOVELIFE IS A CHALLENGE
発表年:2014年
ez的ジャンル:ワールド・ソウル系男性ネオソウル・シンガー
気分は... :大雪警報・・・

今回は『Jazz The New Chapter』の流れで注目度が高まった男性R&BシンガーChris Turnerの日本独自アルバム『LOVElife Is A Challenge』(2014年)です。

Chris Turnerはカリフォルニア州オークランド出身。現在はN.Y.を拠点に活動する男性R&Bシンガー。

幼少期から聖歌隊で歌い始め、高校時代にはグラミー・ジャズ・アンサンブル(グラミー財団主催の音楽教育プログラム)のメンバーに選出されています。そのメンバーの中には、当ブログでも紹介したカリスマ的存在感を放つ男性R&BアーティストJesse Boykins IIIもいました。その後ChrisとJesseは共にN.Y.のニュースクール大学に進学し、その親交は今も続いています。Jesse Boykins IIIが主宰するアート・コレクティヴThe Romantic MovementにもChrisは所属しています。

彼の場合、R&B/ソウル好き以上に"今ジャズ"好きからの注目度が高いかもしれません。ニュースクール大学の先輩であるBilalや注目の女性ジャズ・アーティストEsperanza Spaldingのツアーに参加したり、Erimaj『Conflict Of A Man』(2012年)、Kris Bowers『Heroes + Misfits』(2014年)といった話題のジャズ作品に参加したことで、ソウルとジャズの橋渡し的な男性ネオソウル・シンガーとして、"今ジャズ"好きの人から認知されています。

僕も話題のジャズ本『Jazz The New Chapter』でChris Turnerの存在を知り、本作を購入した次第です。

今日紹介する『LOVElife Is A Challenge』(2014年)は、2012年に無料DL配信した『LOVElife Is A Challenge』と同タイトルですが、1/3ほど収録曲が異なっており、配信リリース作品のCD化では片付けられない面があります。

配信リリースのでは、Erimajの楽曲が数曲収録されていますが、僕のようなErimaj『Conflict Of A Man』を保有している人にとってはダブるので、それを置き換えたCDの構成の方が嬉しいですね。ただし、CDにはPete Rockプロデュースの「Sticky Green」が未収録なのが残念です。

アルバムには盟友Jesse Boykins IIIやそのJesseと共同名義のアルバム『Zulu Guru』をリリースしたN.Y.出身のDJ/プロデューサー/ラッパーMelo-X、ニュースクール大学時代の仲間Jeremy Most(J Most)、BilalKindred The Family SoulJoy Denalane等の作品を手掛けてきたプロデューサー/ドラマーSteve MckieErimajのメンバーであるギタリストのMatt Stevens等が関与しています。

前述のような経緯で構成されているアルバムのため、寄せ集め的な面もありますが、Chris Turnerのセクシーかつ温もりのある魅惑のファルセット・ヴォーカルが、そんなことを全く気にさせません。特にラブ・バラード系で彼のヴォーカルの魅力を堪能できます。

ネオソウルの流れでいえば、Musiq Soulchildあたりがお好きな人は気に入ると思います。

"今ジャズ"好きのみならず、R&B/ネオソウル好きの人にも聴いて欲しい素晴らしいヴォーカリストです。

全曲紹介しときやす。

「Brainstormin'」
Chris Turner/Jesse Boykins III/J Most作。ドリーミーなネオソウルですChris Turnerの魅力である優しい語り口で聴く者に温もりを与えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=1lfgErEP-ns

「There's No Way」
Chris Turner/Joshua Collins/Steve Mckie作。魅惑のファルセット・ヴォーカルで歌い上げるバラード。ギターは日本人ギタリスト宮崎大。
https://www.youtube.com/watch?v=aB1MHBw9w9M

「LiquidLOVE」
Chris Turner/Melo-X/Steve Mckie作。Marvin Gayeライクなセクシー・ヴォーカルによるソウルフルな仕上がり。アルバムの中でも完成度の高い1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=8nBfMZowRcE

「Let Go」
Chris Turner/MoRuf/Shamtrax作。MoRufのラップをフィーチャーしたセクシーなメロウ・ソウル。Chrisにはこのテンポがフィットしますね。
https://www.youtube.com/watch?v=fpRZOlWUwKg

「Kiss of Life」
Sadeの名曲をカヴァー。オリジナルは『Love Deluxe』に収録されています。この名曲は味わい深いアコースティック・メロウでしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=QVjb_2sSsSw

「Jane & Eve」
Chris Turner/Jesse Boykins III/Melo-X作。Melo-Xの個性が出た先鋭的なサウンドが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=NmBNdUH07Iw

「ExtraSolarLOVE (Interlude)」
Chris Turner/Melo-X作。前曲の流れを汲む近未来的な雰囲気のインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=hclSIa_YkFw

「Find A Way」
Chris Turner/Aaron Henry/Matt Stevens/Steve Mckie作。美しいバラードですが、Chrisの細かな息づかいまで伝わってくる生々しい感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AsDpyEx6yLg

「All We Need」
Chris Turner/Aaron Henry/Matt Stevens/Steve Mckie作。Musiq Soulchildあたりと一緒に聴きたくなるラブ・ソング。

「Come Off It」
Chris Turner/Jesse Boykins III/Steve Mckie作。この曲はJesse Boykins IIIの色が反映されたメロウでサイケな仕上がり。

「Undone」
Chris Turner/Joshua Collins/Steve Mckie作。この曲もMusiq Soulchild好きの人は気に入るであろう美しいバラード。Chris Turnerというヴォーカリストの魅力が伝わってくる1曲です。僕の一番のお気に入り。

「Seems So Long」
Stevie Wonderのカヴァー。オリジナルは『Music Of My Mind』(1972年)に収録されています。Chris Turnerの声質によくマッチした極上のメロウ・ソウル・カヴァーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gsb7975nSZ0

「My Love Is Here (Folk Love Song)」
Chris Turner/Steve Mckie作。愛に満ちた素敵なラブ・バラード。ラブソングど真ん中といった感じの潔さが魅力です。

「Believe (A Song For Amour)」
Chris Turner/Steve Mckie作。さらにラブ・バラードで畳み掛けます。これだけラブ・バラード系の曲を続けても、聴く者を退屈させないのがChris Turnerというヴォーカリストの魅力でしょう。

「Don't Go」
Chris Turner/Matt Stevens作。Matt Stevensのジャジー・ギターをバックに、Chrisが切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=hQa2DKLmPDQ

「While I Wait」
Chris Turner/Alan Hampton/Conley "Tone" Whitfield作。シンプルながらも素晴らしいヴォーカル・ワークで聴く者を魅了します。
https://www.youtube.com/watch?v=kS2G_Jhzf74

ご興味がある方は、Chris Turnerが参加しているErimaj『Conflict Of A Man』(2012年)、Kris Bowers『Heroes + Misfits』(2014年)もチェックを!

Erimaj『Conflict Of A Man』(2012年)
CONFLICT OF A MAN

Kris Bowers『Heroes + Misfits』(2014年)
Heroes & Misfits
posted by ez at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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