2015年09月30日

Cassandra Wilson『Glamoured』

前作に続きブルース色の濃い1枚☆Cassandra Wilson『Glamoured』
Glamoured by Wilson, Cassandra 【並行輸入品】
発表年:2003年
ez的ジャンル:プリンセス・オブ・ダークネス系ブルース/ジャズ
気分は... :一瞬にして魂を奪われる...

ジャズを超越した最高の女性シンガーCassandra Wilsonが2003年にリリースした『Glamoured』です。

これまで当ブログで紹介したCassandra Wilsonは以下の6枚(発売年順)。

 『Point Of View』(1986年)
 『Days Aweigh』(1987年)
 『Blue Light 'Til Dawn』(1993年)
 『New Moon Daughter』(1995年)
 『Traveling Miles』(1999年)
 『Belly Of The Sun』(2002年)

前作『Belly Of The Sun』(2002年)は、デルタ・ブルース発祥の地であるミシシッピ州クラークスデールの旧鉄道駅舎に録音機材を持ち込んでレコーディングを行い、ミシシッピ出身のCassandraが自身のルーツを追求した意欲作でした。本作もその流れを受けて、ミシシッピ州ジャクソンでレコーディングを行ったブルース色の濃い1枚に仕上がっています。

"プリンセス・オブ・ダークネス"と呼ばれる彼女の低音ヴォーカルには、ブルースが良く似合うと思います。

本作ではCassandra本人とイタリア人ギタリストFabrizio SottiCassandra Wilson(vo、g)、Brandon Ross(banjo、g)、Fabrizio Sotti(g)、Calvin Jones(b)、Reginald Veal(b)、Jeff Haynes(per)、Terri Lyne Carrington(ds)、Herlin Riley(ds)、Gregoire Maret(harmonica)といったミュージシャンが参加しています。

シンプルながらも各プレイヤーが存在感を示す演奏がCassandraの低音ヴォーカルを引き立ててくれます。全体的にFabrizio SottiおよびBrandon RossのギターとJeff Haynesパーカッションが目立っています。

聴けば聴くほど、お酒が飲みたくなる1枚です(笑)

全曲紹介しときやす。

「Fragile」
オススメその1。Stingのカヴァー。オリジナルは『...Nothing Like the Sun』(1987年)に収録されています。Stingの名曲をしっとりと歌い上げます。哀愁モードのこの曲とCassandraの低音ヴォーカルはフィットしますね。
https://www.youtube.com/watch?v=RN8b7SKPu-Y

「Sleight of Time」
Fabrizio SottiとWilsonの共作。抑えた感じながらも存在感を示すバッキングとCassandraのヴォーカルの一体感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TbmK7kX-syM

「I Want More」
オススメその2。Cassandra Wilson/Fabrizio Sotti/Terri Lyne Carrington作。僕の一番のお気に入り。パーカッシヴなリズムとGregoire Maretのハーモニカが最高に格好良い1曲。軽快なバックを従え、Cassandraのヴォーカルも快調です!
https://www.youtube.com/watch?v=TtbUtoS6nU0

「If Loving You Is Wrong」
Luther Ingram、1972年のヒット曲をカヴァー(Homer Banks/Carl Hampton/Raymond Jackson作)。The Faces、 Millie Jackson、 Barbara Mandrell、Rod Stewartもカヴァーしている楽曲です。哀愁ソウルな本曲をCassandraは少し抑えめのヴォーカルでブルージー&ジャジーに聴かせてくれます。Fabrizio Sottiのギターもいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZIa5TxR9VrU

「Lay Lady Lay」
オススメその3。Bob Dylanの名曲をカヴァー。オリジナルは『Nashville Skyline』(1969年)に収録されています。当ブログでは『Hard Rain』収録のDylanのライブ・ヴァージョンやThe Isley Brothersのカヴァーを紹介済みです。まさにCassandraにしかできない「Lay Lady Lay」を聴かせてくれます。Brandon Rossのギター、Calvin Jonesのベースをはじめとするアンサンブルも素晴らしい!
https://www.youtube.com/watch?v=dlVAfvZo1LY

「Crazy」
オススメその4。Willie Nelson作。Patsy Cline、1962年のカントリー・ヒットで知られる作品をカヴァー。CassandraのヴォーカルとBrandon Rossのギターが生み出す味わい深さにグッときます。思わずウィスキーが飲みたくなる演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=YpZEvvmB4Y4

「What Is It?」
オススメその5。Cassandra Wilson作。アーシー&パーカッシヴな雰囲気がなかなかいいです。Fabrizio Sottiのギター・プレイにも注目です。

「Heaven Knows」
Cassandra Wilson作。CassandraのヴォーカルとFabrizio Sottiのアコギが寄り添う、さり気ない雰囲気が魅力の演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=qASK6RnddWI

「Honey Bee」
オススメその6。Muddy Waters作品をカヴァー。アルバムの中にも特にブルース色の強い演奏になっています。Brandon Rossのギター&バンジョーをバックに、Cassandraが"プリンセス・オブ・ダークネス"らしいヴォーカルを存分に披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OBZ5ft63FWg

「Broken Drum」
Cassandra Wilson作。地味なブルージー・チューンですが、じわじわと味わいが増してくる感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=jVa0-_qQJ0g

「On This Train」
Fabrizio SottiとWilsonの共作。ミステリアスな雰囲気が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=ovHjY-Iyttk

「Throw It Away」
Abbey Lincoln作品をカヴァー。CassandraがAbbey Lincolnをカヴァーするのってハマりそうですよね。Reginald Vealのベースのみのバッキングで、情感のこもった低音ヴォーカルを堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=5ABf4eV8ZC8

Cassandra Wilson作品の過去記事もご参照下さい。

『Point Of View』(1986年)
ポイント・オブ・ヴュー

『Days Aweigh』(1987年)
デイズ・アウェイ

『Blue Light 'Til Dawn』(1993年)
Blue Light 'Til Dawn

『New Moon Daughter』(1995年)
New Moon Daughter

『Traveling Miles』(1999年)
トラヴェリング・マイルス

『Belly Of The Sun』(2002年)
Belly of the Sun
posted by ez at 03:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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